JPS6221381Y2 - - Google Patents

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JPS6221381Y2
JPS6221381Y2 JP15661882U JP15661882U JPS6221381Y2 JP S6221381 Y2 JPS6221381 Y2 JP S6221381Y2 JP 15661882 U JP15661882 U JP 15661882U JP 15661882 U JP15661882 U JP 15661882U JP S6221381 Y2 JPS6221381 Y2 JP S6221381Y2
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JP
Japan
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shank
hole
center pin
main body
oil supply
Prior art date
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JP15661882U
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JPS5962913U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、コアドリルにより鋼板やタイル板
等の硬質材に対し穿孔作業を行なう際、穿孔刃を
冷却すると共に切削抵抗を減少するための油類等
を供給する給油機構に関するものである。
この種の給油機構については従来より各種構造
のものが提案されており、その1つとして第1図
に示すように、シヤンク4に穿設したセンターピ
ン8保持用の縦長孔10内にシヤンク4中間部に
回動自在に装着された環体15を介して油を環体
15の環状溝16内に一旦供給し、更に縦長孔1
0からセンターピン8の上端部に削成した螺旋溝
24を通つてセンターピン8に沿つて穿孔刃7a
へ給油するようにした構造の給油機構が提案され
ている。
しかし、この機構の場合、環体15をその上下
両端にΩ状止リング25を装着して定位置に保持
しているため、環体15を取り外す際、止リング
専用の工具を要し不便であり、また、センターピ
ン8の抜け止め用止ねじ14をシヤンク4に設け
る関係から、環体15はその止ねじ14より離間
したシヤンク4の中間部に設けられるためシヤン
ク4長さが長くなつて、穿孔作業時に芯振れが生
じやすくなり、更にセンターピン8上端部の細巾
の螺旋溝24を通して給油させるため、ゴミ等に
より螺旋溝24が閉塞されて給油が跡切れるおそ
れがあり、更にまた、センターピン8は縦長孔1
0の下端より嵌挿され止ネジ14により抜け止め
するため、組立や分解に手間と時間がかかるとい
う欠点があつた。
この考案は上述の点に鑑みなされたもので、給
油機構の一部を構成する環体の着脱をスパナやペ
ンチ等の一般的な工具により行ない得て便利であ
り、またシヤンクを短く形成できるため穿孔作業
時の芯振れが生じにくく、構造が簡単で組立、分
解が簡易であり、更に給油がスムーズに行なわれ
るコアドリルを提供することを目的としている。
以下、この考案の実施例を第2図および第3図
に基いて説明する。
1は上端にシヤンク4を有し、下端を開口した
コアドリル本体で、この本体1の上半部2を円柱
体からなる中実部に形成し、その下半部3を下端
開口の円筒体からなる中空部に形成する。そし
て、本体上半部2の側周壁2aを下半部3の側周
壁3aよりも拡径し、下半部側周壁3aの下端か
ら上半部側周壁2aに至る複数の切屑排出溝5を
円周方向に間隔を設けて削成する。また下半部側
周壁3aにおける各切屑排出溝5間を刃体部6に
構成し、各刃体部6下端面を回転方向に下向きに
突出させ、この突出隅角部に超硬合金の刃片7を
植設して、その下端部を穿孔刃7aに形成する。
8はセンターピンで、その先端部を円錐状若しく
は角錐状に尖らせ、またセンターピン8上端に半
径方向へ拡径した係合部としての頭部9を設け
る。
更に、前記本体1の中空部内端よりシヤンク4
の上端に亘り下端部分がその上方に比べてやや小
径の小径孔11とした縦長孔10を貫通して穿設
し、小径孔11の孔壁に複数の通油溝12を長手
方向に形成する。なお、小径孔11はセンターピ
ン8が嵌挿可能で、かつ頭部9が係止される大き
さとし、また小径孔11の上方の縦長孔10は頭
部9が嵌挿可能な大きさに設定する。そして、セ
ンターピン8を縦長孔10の上端開口より挿入し
てセンターピン8先端部を本体1の下端より下方
に突出させ、次にセンターピン8を下方に付勢す
るためのスプリング13を縦長孔10内に装填し
て、縦長孔10の上端開口を止ネジ14により閉
蓋してセンターピン8の先端部が本体1下端より
出入自在で、かつ常態でセンターピン8先端部が
本体1下端より下方に突出するように構成する。
15は内周に環状溝16を形成した環体で、こ
の環体15外周の適所に環状溝16に連通する給
油用端子17を突設している。そして、この環体
15はその下端と本体1上端間にわずかな間隙を
設けてシヤンク4の周囲に上下一対のOリング1
8を介して回動自在に装着され、シヤンク4の外
周に刻設したねじ部20に螺合するナツト19に
より抜け止めしてある。そして、前記環体15下
端と本体1上端間にわずかな間隙を設けるには、
第2図に示すように、本体1上端のシヤンク4周
囲に環体15との係合段1aを形成したり、或い
は環体15下端に係合するスペーサ(図示せず)
を介装すればよい。なお、ねじ部20の向きは本
体1の回転方向と逆向き(反時計方向)にナツト
19が締まるように設定して、穿孔作業時におけ
るナツト19の緩みを防止することが望ましい。
また、環体15にはL字状廻止杆21を側方へ張
出させて設けている。22はシヤンク4の環体1
5装着部に穿設した給油孔で、この給油孔22に
よりシヤンク4の縦長孔10と環体15の環状溝
16が連通される。
このようにして構成されたコアドリルは、穿孔
機(図示せず)にシヤンク4を取り付け、また、
給油用端子17に給油タンクに一端が接続された
給油管23を接続した状態で、廻止杆21により
環体15の回転を阻止しながらコアドリルを回転
させ、目的の被穿孔体に対し穿孔作業を行なうも
のである。
なお、被穿孔体が鋼板等の金属材の場合、螺旋
状に連続する切屑が生じ、本体1の上半部側周壁
2aに巻き付くが、上半部側周壁2aは下半部側
周壁3aより拡径されているので、巻き付いた切
屑は本体1の下方に簡単に取り除ける。そして、
この穿孔作業時に給油用端子17より環状溝16
内に供給された油は給油孔22から縦長孔10内
に入り、更に、縦長孔10下端部の通油溝12を
通つて前記センターピン8に沿つて流れ、コアド
リルの回転による遠心力によつて本体1の中空部
内壁に飛散され、本体1下端の穿孔刃7a部に給
油される。
第4図はセンターピン8を下方に付勢するスプ
リング機構の異なる他の実施例で、前記縦長孔1
0の小径孔11上方を途中まで、口径のより大き
い大径孔10aに形成し、また大径孔10aの略
中間部周囲に球体10cの逃げ溝10bを形成
し、センターピン8の頭部9下に小径孔11との
係合部としての球体10cを配し、球体10cと
大径孔10a上端段部との間に外側スプリング1
3aを介装すると共に、止ネジ14とセンターピ
ン8の頭部9間に内側スプリング13bを介装し
て構成し、センターピン8の先端が本体1の下端
より中空部内に引き込まれるまでは内外のスプリ
ング13a,13bが作用するが、それ以上引き
込まれる場合は球体10cが逃げ溝10bに嵌入
して外側のスプリング13aはセンターピン8に
は作用せず、センターピン8を下方へ押し出す付
勢力が弱くなるように構成してある。これは、本
体1下端の穿孔刃7aが被穿孔体に切り込むまで
はセンターピン8を比較的強い力で下方に付勢さ
せておく必要がある一方、コアドリルの位置が決
まれば、センターピン8に強い付勢力を作用させ
る必要がないためであるが、給油機構については
前記実施例と全く同様である。
以上説明したように、この考案の給油機構は内
周に環状溝を有し、該環状溝に連通する給油用端
子を突設した環体を、該環体下端と前記コアドリ
ル本体の上端間にわずかな間隙を設けてシヤンク
に回動自在に配装してシヤンクに螺合するナツト
により抜け止めし、シヤンクの環体装着部に前記
縦長孔と環状溝とを連通する給油孔を穿設して、
穿孔作業時に穿孔刃部位へ給油するようにしたか
ら、前記環体の着脱がスパナやペンチ等の一般的
な工具を用いて抜け止め用ナツトを取り外すこと
により簡単かつ容易に行ない得て、分解作業や部
品取替作業を短時間にすませられ、特にシヤンク
長さを従来の給油機構付きシヤンクに比べて短く
形成できるため、穿孔作業時のコアドリルの芯振
れも起こりにくくなるほか、センターピンとスプ
リングを収納するための縦長孔をシヤンクの上端
まで貫通させて穿設し、縦長孔の上端開口よりセ
ンターピンやスプリングを挿入するようにしたか
ら、組立や分解が簡単で短時間に行なえ、作業能
率を向上でき、また、縦長孔の下端部を小径孔に
形成してセンターピンを抜け止めしたから、抜け
止め用の止具が不要で構造が簡単になり、更に縦
長孔下端部の小径孔の周囲に通油溝を形成してこ
の通油溝を介して縦長孔からセンターピンへ給油
するようにしたから、給油がスムーズに行なわれ
る等の効果を具備する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の給油機構を備えたコアドリルを
示す一部断面正面図、第2図〜第4図はこの考案
の実施例を示し、第2図は右半分を縦断面図で表
わした正面図、第3図は第2図の−線断面
図、第4図は他の実施例を示す右半分を縦断面図
で表わした正面図である。 1……コアドリル本体、2……コアドリル本体
の上半部、2a……上半部側周壁、3……コアド
リル本体の下半部、3a……下半部側周壁、4…
…シヤンク、5……切屑排出溝、6……刃体部、
7……刃片、7a……穿孔刃、8……センターピ
ン、9……頭部(係合部)、10……縦長孔、1
1……小径孔、12……通油溝、13……スプリ
ング、14……止ねじ、15……環体、16……
環状溝、17……給油用端子、18……Oリン
グ、19……ナツト、20……ねじ部、21……
廻止杆、22……給油孔、23……給油管、24
……螺旋溝、25……止リング。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 上端にシヤンクを有し、下端を開口したコアド
    リル本体の下端に複数の穿孔刃を形設し、該本体
    の中空部内端からシヤンクの上端に貫通して、下
    端部を小径孔に形成した縦長孔を穿設すると共
    に、該小径孔の周囲に通油溝を形成し、小径孔上
    端に係合可能な係合部を上端に有するセンターピ
    ンを前記縦長孔に嵌挿してセンターピン先端を本
    体下端より突出させ、センターピンを下方に付勢
    するためのスプリングを縦長孔に嵌挿して縦長孔
    の上端開口部を止ネジにより閉蓋し、 内周に環状溝を有し該環状溝に連通する給油用
    端子を突設した環体を、該環体下端と前記コアド
    リル本体の上端間にわずかな間隙を設けてシヤン
    クに回動自在に配装してシヤンクに螺合するナツ
    トにより抜け止めし、該シヤンクの環体装着部
    に、前記縦長孔と環状溝とを連通する給油孔を穿
    設したことを特徴とするコアドリルの給油機構。
JP15661882U 1982-10-16 1982-10-16 コアドリルの給油機構 Granted JPS5962913U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15661882U JPS5962913U (ja) 1982-10-16 1982-10-16 コアドリルの給油機構

Applications Claiming Priority (1)

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JP15661882U JPS5962913U (ja) 1982-10-16 1982-10-16 コアドリルの給油機構

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Publication Number Publication Date
JPS5962913U JPS5962913U (ja) 1984-04-25
JPS6221381Y2 true JPS6221381Y2 (ja) 1987-05-30

Family

ID=30345532

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JP15661882U Granted JPS5962913U (ja) 1982-10-16 1982-10-16 コアドリルの給油機構

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5523403B2 (ja) * 2011-07-04 2014-06-18 育良精機株式会社 孔あけ工具

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JPS5962913U (ja) 1984-04-25

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