JPS62208011A - 金属被覆光フアイバ心線 - Google Patents

金属被覆光フアイバ心線

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JPS62208011A
JPS62208011A JP5033686A JP5033686A JPS62208011A JP S62208011 A JPS62208011 A JP S62208011A JP 5033686 A JP5033686 A JP 5033686A JP 5033686 A JP5033686 A JP 5033686A JP S62208011 A JPS62208011 A JP S62208011A
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JP
Japan
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optical fiber
coating layer
alloy
metal
coated
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Application number
JP5033686A
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English (en)
Inventor
Nobuyuki Yoshizawa
信幸 吉澤
Osamu Kawada
修 河田
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は細径にして水素環境下、側圧下、水圧下におけ
る光伝送安定性に優れた、低損失な光ファイバ心線に関
するものである。
(従来の技術) 光伝送用媒体として使用される光学ガラスファイバは、
通常その直径が200μm以下であり、また材質的に脆
′いので、その表面に傷が発生し易く、−二の傷が応力
集中源になり、外部から外力が加わった場合、容易に破
断してしまう。またガラスファイバに側圧等の外力が作
用してファイバにマイクロベンドが生じると、光伝送損
失が増加する。
このため一般的に第6図に示すように、ガラスフフィバ
1の表面にはヤング率0. bg / im2程度の軟
らかいプラスチック等の緩衝層2を施して光ファイバ素
線3とし、さらにヤング率50kg / or1程度の
硬いプラスチック等の被覆層4を施して外径0.3〜1
 、0mm程度の光ファイバ心線5として取り扱われる
。さらに光ファイバ心線はケーブル化され、屋外等で用
いられる。
しかしケーブル中に水分が混入した場合、ケーブルを構
成する金属材料間に発生する局部電池作用等によって水
分が電気分解され、水素が発生することが知られている
。前記緩衝層および被覆層の材料としてプラスチックを
用いた場合、水素のプラスチック中の拡散係数は約1O
−5d/Sで、金属材料中の拡散係数に比べて1000
倍程度大吉く、これらの材料中を水素が透過し易いので
、石英ガラス中の欠陥部と水素が反応して光損失が増加
する欠点がある。またブスチックのヤング率は通常50
0kg/m1以下であり、金属材料に比べて低いので、
光ファイバ心線に大きな側圧や水圧が作用すると、被覆
層が圧壊して、光損失が増加する欠点がある。。
このような欠点を補うため、特開昭57−145044
号公報、特開昭57−111266号公報に記載されて
いるように、光ファイバの外周へ蒸着または真空めっき
により、直接金属被覆を施す方法が用いられていた。
しかしこれらの構造は第7図に示すように、ガラスファ
イバ1の表面と金属層6との間に緩衝層を有していない
ので、金属層の被覆において、光ファイバにマイクロベ
ンドが生じ、低損失な光ファイバ心線の製造が困難であ
るという欠点があった。
一例として現在量も低損失なアルミ被覆光ファイバの損
失は、波長1.3μmにおいて約10dB/Kmであり
、これ以上の低損失化は困難と思われる。
一方、特公昭58−9054号公報に記載されているよ
うに、光ファイバの周囲にシリコーン緩11i1iWを
施し、ナイロン被覆を施した第6図に示す構造の心線の
損失は0.35dB/Kll程度であり、光ファイバの
理論限界にほぼ等しい低損失心線が実現されており、低
損失な光ファイバ心線を実現するには、緩衝層が不可欠
と考えられる。
また特開昭56−33602号公報、特開昭56−78
802号公報に記載のように、肉厚のある金属条体に特
殊な加工を施し、該金属条体内に光ファイバを埋め込む
ようにした構造も考えられている。
特開昭56−33602号公報、特開昭56−7880
2号公報に記載の構造は第8図および第9図に示すよう
に、金属層として、組み合せ金属条を用いたり、突き合
せ成形管を用いたりしているが、突き合せ部からの水素
の浸入を防止するのは困難である。突き合せ部をろう付
けや、溶接によって密閉して、水素の浸入を防止するこ
とは可能であるが、この場合には製造工程において金属
層の温度が上昇して、金属層内部の光ファイバ素線もし
くは心線のプラスチック材料の特性を損なう恐れがある
ので、金属層の細径化は内径211程度が限界であり、
これ以上の細径化は困難であるという欠点がある。
金1iIWIとして冷間引抜き成形管もしくは冷間押出
し成形管を用いる場合も、金属層内部の温度上昇を抑制
するため、内径2Iim程度が限界であり、また長尺製
造が困難であるという欠点がある。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は細径にして、十分な水素しゃ断性と耐側圧性、
耐水圧性を有し、長尺製造性に優れた低損失な金属被覆
光ファイバ心線を実現することにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明はガラスファイバの周囲に軟らかいプラスチック
等の1IIir111を少なくとも1層施して光ファイ
バ素線とし、ざらにその周囲に金属材料からなる被覆層
を施し、金属の被覆方法として、突き合せ管の溶接成形
技術を用いず、プラスチック等の緩!I層の熱劣化を防
止するため、融点が250℃以下の低融点合金を押出し
被覆するかもしくは蒸着する。
本発明の金属被覆光ファイバ心線は、従来の光ファイバ
心線と異なり、長尺製造が可能で、心線外径の細径化が
可能であるという特長を有する。
(実施例) 第1図は本発明の一実施例の構造をポリ断面図であって
、1は光ファイバ、2はプラスチック緩衝層、6は金属
被覆層を示す。外径125μmのシングルモード光ファ
イバの周囲にプラスチック緩Ii層としてシリコーン樹
脂を外径約400μ11施し、ざらにPb約38%、S
n約62%の合金を押出し被覆して外径0.6mmとし
た。合金の融点は約180℃で、ナイロンの融点と同等
である。従来のナイロン被覆心線と同様の製造工程、製
造速度で心線を製造できた。
なお、合金の融点が約250℃以上になると、最も耐熱
性のある!Ifr層材料であるシリコーン樹脂の特性を
損なうと考えられる。このため、金属被覆層6の融点は
250℃以下に設定する必要がある。
この構造の光ファイバ心線の伝送損失は、波長1.3μ
mにて約1.0dB / K IIIであり、実用にた
る低損失性を達成した。
第2図に光ファイバ心線に水圧を作用させた場合の、心
線被覆層の座屈水圧と心線外径の関係の計算値を示す。
図中、実線は被覆層に低融点合金を用いた場合、破線は
ナイロンを用いた場合を示す。ただしヤング率はそれぞ
れ3000kg/ mm 2および100kg/mm2
とし、被N層の内径は0.4mmφとした。外径0.9
mmφのナイロン被覆心線では、約500気圧で被覆層
が座屈するのに対し、合金被覆心線では、外径0.61
1IIIlφでも3000気圧程度の水圧に耐え、心線
外径の細径化および耐水圧の大幅向上が可能となる。な
お計算には次式を用いた。
ここでP:被覆層座屈水圧、 E:被覆層のヤング率 シ:被覆層のポアソン比(約0.35 )t:被覆層の
肉厚、d:被覆層の外径 低融点合金を被覆した心線では、光ファイバの周囲金属
層を隙間なく施すことができるので、水素の透過を完全
に遮断することができ、水素雰囲気中でも光損失が増加
することな(使用可能であるという特長がある。
なお緩w層2の材料としては、シリコーン系樹脂のほか
、ウレタン系、ブチル系、アクリル系もしくはりOロブ
レン系樹脂でもよい。これらの樹脂の最高使用温度は約
250℃以下であり、最高使用温度を考慮して金属被覆
[16の材料を選定するに示したA〜P等の低融点合金
が考えられる。
第3図は第1図に示した心線の製造工程図であって、9
は光ファイバプリフォームロッド、10は線引炉、11
は!1衝層被覆ダイスおよび硬化炉、12は金属被覆層
被覆ダイスおよび金属材料溶融炉、13はキャプスタン
、14は巻取りリールを示す。
金属材料の融点はナイロンと同程度に低いので、容易に
被覆できる。
第1図の実施例において、金属被覆層6の材料としてビ
スマス合金を被覆したものも試作した。
製造方法は第3図と同等である。外径125μmのシン
グルモード光ファイバの周囲にシリコーン樹脂を外径4
00μlllし、さらにビスマス合金を被覆して外径5
20μmとしたところ、波長1.3μmにて約0.42
 dB/ K mと非常に低損失な金属被覆心線を得た
試作に用いたビスマス合金は13i約55%、Pb約4
4%、融点約130℃であり、凝固時にほとんど体積収
縮を生じないという優れた特性を有しており、他の低融
点合金材料と異なって、凝固時の体積収縮作用によって
光ファイバ素線に圧縮力が作用すること5がないので、
低損失な心線を実現することができたと推定できる。
第4図は本発明の他の実施例の構造を示す断面図であっ
て、4はプラスチック被覆層を示す。この構造のように
、緩!Ii層2と金属被覆層6の間にプラスチック被覆
層4を設けても、第1図の光ファイバ心線と同様な長所
を有する。第5図も本発明の他の実施例の構造を示す断
面図であって、8は突き合せ成形の金属管である。
金属管8は、緩!!ill!2の上に金属被覆層6を直
接被覆することが材質的に困難な場合に用いる中間層で
ある。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明の金属被覆光ファイバ心線
は、光ファイバ素線の周囲に、低融点の合金からなる被
覆層を有するので、細径でありながら、耐水圧、耐側圧
が大きく、かつ水素雰囲気中での使用が可能であり、低
損失で長尺な光ファイバ心線を製造することができ、光
ファイバ心線の使用環境の拡大およびケーブル構造の細
径化、軽量化に大きく寄与できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の構造を示す断面図、第2図
は光ファイバ心線の水圧特性図、第3図は本発明の金属
被覆光ファイバ心線の製造工程図、 第4図および第5図は本発明の他の実施例の構造を示す
断面図、 第6図は従来の光ファイバ心線の構造を示す断面図、 第7図は従来の金属被覆光ファイバの構造を示す断面図
、 第8図は光ファイバ心線の外側に金属層として組み合せ
金属条を用いた従来例の構造図、第9図は光ファイバ心
線の外側に金a層として突き合せ成形管を用いた従来例
の構造図である。 1・・・光ファイバ   2・・・プラスチック緩Wi
層3・・・光ファイバ素線 4・・・プラスチック被覆
層5・・・光ファイバ心線 6・・・金属被覆層1・・
・組み合せ金属条 8・・・突き合せ成形金属管9・・
・光ファイバプリフォームロッド10・・・線引き炉 11・・・緩衝層被覆ダイスおよび硬化炉12・・・金
属被覆層被覆ダイスおよび金属材料溶融炉13・・・キ
ャプスタン  14・・・巻取りリール特許出願人  
 日本電信電話株式会社第1図 第2図 鯵A!外径(mm ) 第3図 f3キャ2#ヌタン     /4オ番IFA’)リイ
レ第6図 第8図 第9図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、光伝送用ガラスファイバの周囲に緩衝層を少なくと
    も1層施し、この周囲に被覆層を施してなる光ファイバ
    心線において、前記被覆層は融点が250℃以下の低融
    点合金であることを特徴とする金属被覆光ファイバ心線
    。 2、光伝送用ガラスファイバの周囲に緩衝層を少なくと
    も1層施し、この周囲に被覆層を施してなる光ファイバ
    心線において、前記被覆層はプラスチック被覆層と、こ
    のプラスチック被覆層の外周に施す融点が250℃以下
    の低融点合金であることを特徴とする金属被覆光ファイ
    バ心線。 3、光伝送用ガラスファイバの周囲に緩衝層を少なくと
    も1層施し、この周囲に被覆層を施してなる光ファイバ
    心線において、前記被覆層は突き合せ成形金属管と、こ
    の突き合せ形成金属管の外周に施す融点が250℃以下
    の低融点合金であることを特徴とする金属被覆光ファイ
    バ心線。 4、低融点合金は、スズ合金もしくは鉛合金もしくはビ
    スマス合金であることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項または第2項または第3項記載の金属被覆光ファイバ
    心線。
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