JPS622004Y2 - - Google Patents

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JPS622004Y2
JPS622004Y2 JP1983124767U JP12476783U JPS622004Y2 JP S622004 Y2 JPS622004 Y2 JP S622004Y2 JP 1983124767 U JP1983124767 U JP 1983124767U JP 12476783 U JP12476783 U JP 12476783U JP S622004 Y2 JPS622004 Y2 JP S622004Y2
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JP
Japan
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scissors
tip
handle
cylindrical member
microsurgery
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Application number
JP1983124767U
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English (en)
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JPS6032907U (ja
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Publication date
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Priority to JP12476783U priority Critical patent/JPS6032907U/ja
Publication of JPS6032907U publication Critical patent/JPS6032907U/ja
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Publication of JPS622004Y2 publication Critical patent/JPS622004Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、眼科、脳外科等の手術に於て有用な
マイクロサージヤリー用剪刀に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
近年、眼科、脳外科等の手術に於いて、手術顕
微鏡を使用してのマイクロサージヤリーが非常に
普及しており、顕微鏡の限られた視野の中でデリ
ケートな手術操作を行うためには、細かい操作に
適する形状のマイクロサージヤリー用剪刀が要求
されており、例えば第8図に示すような剪刀が実
用に供されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
第8図に示すような従来の剪刀では、把手18
を押さえると刃部20はマチ19を支点として刃
部の基より閉じてゆくので、糸や組織質の切断時
に逃げが生じ操作がうまくゆかない場合があつ
た。
又、マチ19を有する構造上、刃部の寸法に限
界があり、この構造では現状のものより小さくす
ることがが困難で、まして先端部を長くすること
は不可能に近かつた。
従つて、従来の剪刀では、眼科や脳外科の手術
に於いて、創口へ剪刀の先端を挿入して組織等の
切開又は切断を行う場合、創口を更に大きく切開
しなければならなかつた。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案者等は、かかる従来の剪刀の欠陥を解消
すべく鋭意研究を行つた結果、特に剪刀部材の先
端を常時は強制的に閉ざしておくべく、アーム部
材及び連結部材を介して筒状部材を前方へ付勢し
ておき、またアーム部材も把手の内側に枢軸にて
前方へ屈折するように枢着せしめることによつ
て、先端の剪刀部材を閉じたままの状態で創口に
挿入することができ、且つ、対象部に対し、先端
部位置を定めた後、先端部を開き切開又は切断す
ることができるようになしたもので、その要旨
は、着脱自在の剪刀部材が嵌挿された筒状部材の
後方部が保持部材に嵌挿され、該剪刀部材の後端
部が保持部材に止着され、該筒状部材の後端部が
連結部材とアーム部材とを介してバネを具備した
把手に連結されて成るマイクロサージヤリー用剪
刀において、該アーム部材は、把手を押さえると
前方に屈折するようになし、該剪刀部材の先端部
はスリツトで分割された状態で各分割部内側に刃
部を形成し、且つ、外側に開く方向に付勢してな
り、該把手をバネに抗して押さえると筒状部材が
後退し、剪刀部材の先端部が開くように構成して
成ることを特徴とするマイクロサージヤリー用剪
刀である。
〔実施例〕
以下、図面に示す実施例を基に本考案を具体的
に説明する。
1は剪刀部材で筒状部材2に嵌挿されており、
該筒状部材2は更に保持部材3に嵌挿されてい
る。剪刀部材1の基部は止着用ビス5によつて保
持部材3に止着され、従つて剪刀部材1と保持部
材3は一体的に止着され、後述する操作によつて
筒状部材2が後退すると第3図の如く先端部材1
の先端部が開かれる。
筒状部材2の基部は止着用ビス5に当たらない
ようにスリツト11が設けられ、更に後端部はピ
ン13にて連結部材6に固定されている。
連結部材6の他端は枢軸7,7にてアーム部材
9,9に枢着されている。
該アーム部材9,9には前方に屈折された状態
で枢軸8,8によつて把手10,10の内側に枢
着れている。
把手10,10を握力によつて押すことによつ
て、アーム部材9,9は更に前方方向に屈折され
るため、連結部材6が後方に後退し、その結果、
筒状部材2が後退される。
連結部材6の他端は枢軸7,7にてアーム部材
9,9に枢着され、該アーム部材9,9は枢軸
8,8にて把手10,10の内側に枢着されてい
る。
把手10,10の先端は枢軸4,4によつて保
持部材3に枢着され、後端部はバネ12で連結さ
れている。把手10,10はバネ12によつて外
側へ開くように付勢されており、この結果、常時
はアーム部材9,9及び連結部材6を介して筒状
部材2を矢印a方向へ付勢し剪刀部材1の先端を
強制的に閉ざしている。
剪刀部材1の先端は筒状部材2を矢印b方向へ
後退させると開状態となるように弾力性が付与さ
れている。
第5図の眼球内手術の場合の例で示すとおり、
眼球16内へ剪刀部材1を閉じたまま挿入し、バ
ネ12に抗して把手10,10を押さえるとアー
ム部材9,9が連結部材6を矢印b方向へ後退さ
せ、従つて筒状部材2が後退し第3図のように剪
刀部材1の先端が開き、切断すべき組織15をつ
かんだ後、把手の押圧力を止めると筒状部材2に
対して矢印a方向の力が働き切断すべき組織15は
剪刀部材1の刃部17で確実に切断される。
又、第4図の如く刃部17を形成すれば、刃部
17は平行状態のまま閉ざされてゆくので切断す
べき組織の逃げやすべりがなく確実に切断するこ
とができる。
剪刀部材1は着脱自在であるので、手術に応じ
た剪刀部材を選んで使用することもできる。
〔作用効果〕
本考案のマイクロサージヤリー用剪刀の構造で
は、剪刀部材1と筒状部材2を極めて細長く製作
することができるので、内眼手術や脳外科手術に
適し、特に内眼手術に於いて顕微鏡下に於ける硝
子体など眼底にいたるまで小さな創口、又は切開
口より剪刀部材を挿入して切開、切断等の操作が
容易に実施することができる効果がある。
更にまた、把手を握力によつて押さない状態で
は、アーム部材9の押さえによつて筒状部材2が
前方に押され、それによつて剪刀部材1が閉じら
れているため、創口部分や切開口に剪刀をもつて
ゆくのにたいへん便利である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
本考案マイクロサージヤリー用剪刀の平面図、第
2図は第1図の先端部分の拡大図、第3図は先端
部が開いた状態の部分拡大断面図、第4図は剪刀
部材のもうひとつの実施例を示す刃部の部分拡大
図、第5図は使用状態の一例を示す説明図、第6
図は第3図のA−A線に於ける拡大断面図、第7
図は第2図のB−B線に於ける拡大断面図であ
る。尚、第8図は従来の剪刀の斜視図である。 1……剪刀部材、2……筒状部材、3……保持
部材、4……枢軸、5……止着用ビス、6……連
結部材、7……枢軸、8……枢軸、9……アーム
部材、10……把手、11……スリツト、12…
…バネ、13……ピン、15……切断すべき組
織、16……眼球、17……刃部、18……把
手、19……マチ、20……刃部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 着脱自在の剪刀部材が嵌挿された筒状部材の後
    方部が保持部材に嵌挿され、該剪刀部材の後端部
    が保持部材に止着され、該筒状部材の後端部が連
    結部材とアーム部材とを介してバネを具備した把
    手に連結されて成るマイクロサージヤリー用剪刀
    において、該アーム部材は、把手を押さえると前
    方に屈折するようになし、該剪刀部材の先端部は
    スリツトで分割された状態で各分割部内側に刃部
    を形成し、且つ、外側に開く方向に付勢してな
    り、該把手をバネに抗して押さえると筒状部材が
    後退し、剪刀部材の先端部が開くように構成して
    成ることを特徴とするマイクロサージヤリー用剪
    刀。
JP12476783U 1983-08-11 1983-08-11 マイクロサ−ジャリ−用剪刀 Granted JPS6032907U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12476783U JPS6032907U (ja) 1983-08-11 1983-08-11 マイクロサ−ジャリ−用剪刀

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12476783U JPS6032907U (ja) 1983-08-11 1983-08-11 マイクロサ−ジャリ−用剪刀

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6032907U JPS6032907U (ja) 1985-03-06
JPS622004Y2 true JPS622004Y2 (ja) 1987-01-19

Family

ID=30284296

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12476783U Granted JPS6032907U (ja) 1983-08-11 1983-08-11 マイクロサ−ジャリ−用剪刀

Country Status (1)

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JP (1) JPS6032907U (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5867413U (ja) * 1981-10-31 1983-05-07 株式会社 イナミ マイクロサ−ジヤリ−用器具

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6032907U (ja) 1985-03-06

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