JPS62193748A - 工具損傷検出装置 - Google Patents

工具損傷検出装置

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Publication number
JPS62193748A
JPS62193748A JP61035894A JP3589486A JPS62193748A JP S62193748 A JPS62193748 A JP S62193748A JP 61035894 A JP61035894 A JP 61035894A JP 3589486 A JP3589486 A JP 3589486A JP S62193748 A JPS62193748 A JP S62193748A
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JP
Japan
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maximum density
damage
data
tool
factor
Prior art date
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Application number
JP61035894A
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English (en)
Inventor
Ichiro Inazaki
一郎 稲崎
Shuhei Aida
相田 収平
Shinichiro Fukuoka
真一郎 福岡
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23QDETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
    • B23Q17/00Arrangements for observing, indicating or measuring on machine tools
    • B23Q17/09Arrangements for observing, indicating or measuring on machine tools for indicating or measuring cutting pressure or for determining cutting-tool condition, e.g. cutting ability, load on tool
    • B23Q17/0904Arrangements for observing, indicating or measuring on machine tools for indicating or measuring cutting pressure or for determining cutting-tool condition, e.g. cutting ability, load on tool before or after machining
    • B23Q17/0919Arrangements for measuring or adjusting cutting-tool geometry in presetting devices
    • B23Q17/0947Monitoring devices for measuring cutting angles

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
  • Machine Tool Sensing Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の分野〕 本発明は工作機械における工具の損傷を加工中に発生す
るアコースティックエミッション(以下AEという)を
利用して検出する工具損傷検出装置に関するものである
〔発明の概要〕
本発明による工具損傷検出装置は、工作機械にAEセン
サを取付けその整流信号をサンプリングして確率密度関
数の最大密度を検出し最大密度がステップ状に変化する
ことを検出するものであり、所定の最大密度データを基
準として複数の最大密度データの比を判別し、その比が
所定の範囲内にあるかどうかを判別して要因判別データ
群を算出すると共に、その要因判別データ群が所定の損
傷ビットパターンと一致するときに工具の損傷を検出す
るようにしたものである。こうすれば工具の摩耗や連続
的な切屑が発生ずる場合に誤って損傷を検出することな
く、工具に大きな欠損が生じても確実にその損傷を検出
することができる。
〔従来技術とその問題点〕
工作機械、例えば旋盤等においてハイドを用いて加工対
象(以下ワークという)を切削加工する場合には、バイ
トの刃の先端が欠ける、いわゆるチッピングや欠損が起
こることがあり、チッピング等が起これば精密な加工を
行うことができなくなる。そこで工具の損傷の有無を検
出するために作業員がハイドの先端を定期的に検査する
必要があった。
しかるに近年のファクトリ・オートメーション等の進展
に伴い、工作機械の工具の損傷を自動的に検出すること
が求められている。そこで工作機械の工具損傷を自動的
に検出するために工具又はその近傍にAEセンサを取付
け、AEセンサより得られるAE倍信号振幅の平均値を
検知して工具の損傷によりAE倍信号平均値が闇値を越
えて大きくなった場合に損傷を検出する装置や、特願昭
59−110564号に示すようにAE倍信号確率密度
関数の最大密度が所定の闇値レベルを越えた場合に、工
具に損傷があったとして検知信号を与える工具損傷検出
装置が提案されている。
しかるに最大確率密度が所定闇値より越えたかどうかに
よって工具の損傷を検出する工具損傷検出装置では切屑
の影響を相当程度除去することができるが、摩耗が進行
した工具を用いて高速でワークを切削した場合には第9
図に示すように切削中にAE倍信号最大密度が徐々に上
昇し闇値レベルを越えてしまうことがある。又第10図
に示すように連続型切屑によっても闇値レベルを越えて
誤って工具の損傷出力を出すことがある。更に第11図
に示すように損傷が大きく工具とワークが接触しなくな
ればAE倍信号最大密度が大幅に低下するが、この場合
にも闇値レベルを越えず工具の)負傷を検出することが
できないという問題点があった・ [発明の目的〕 本発明はこのような工具損傷検出装置の問題点に鑑みて
なされたものであって、切屑の影響を受けず摩耗が進ん
だ工具によっても損傷を検出することなく、損傷が起こ
ればその程度にかかわらず確実に工具の損傷を検出する
ことができる工具損傷検出装置を提供することを目的と
する。
〔発明の構成と効果〕
本発明は工作機械における工具の損傷を加工中に発生さ
せるAE倍信号利用して検出する工具損傷検出装置であ
って、工作機械の工具、ワーク又はその近傍に設けられ
たAEセンサと、AEセンサの整流信号を所定時間毎に
サンプリングするサンプリング手段と、サンプリング手
段によってサンプリングされたデータの所定時間毎の確
率密度関数の最大密度を検出する最大密度検出手段と、
最大密度検出手段より得られる最大密度データの判定ブ
ロック内での複数の比を算出する最大密度比算出手段と
、算出された最大密度比が設定された上下限値内にあれ
ば正常切削要因とし、この範囲を越えれば損傷要因とす
るデータ列を算出する要因判別データ算出手段と、要因
判別データ群が最大密度のステップ状変化を示す所定の
損傷ビットパターンに一致するときに工具の損傷を検出
するパターン判別手段と、を具備することを特徴とする
ものである。
このような特徴を有する本発明によれば、AE倍信号確
率密度関数の最大密度を記憶しておきその変化によって
データ比を算出しその値に基づいて損傷要因と正常切削
要因とを判別すると共に、その要因判別データ列を所定
の損傷ビットパターンと比較することによって工具の損
傷を検出している。従って切屑等による突発型のAE(
3号や摩耗が進行して最大密度が徐々に増加する場合の
誤検出を防止し、ステップ状の変化によって工具の損傷
を検出することができる。又工具に大きな欠損が生じ最
大密度がステップ状に低下した場合にも損傷要因となる
ため、最大密度のステップ状上昇時と同じく工具の損傷
を検出することができる。
このように本発明によれば刃先のチッピングから大きな
欠損に至るまで種々のタイプの工具の損傷を検出するこ
とができ、検出精度を大幅に向上させることができると
いう効果が得られる。
〔実施例の説明〕
(実施例の構成) 第2図は本発明による工具損傷検出装置を旋盤に適用し
た一実施例を示すブロック図である。本図において円筒
状ワーク1は心理台2とチャック3によって回転自在に
保持されており、旋盤に固定される刃物台4にはバイ1
−5が保持されバイト5のシャンク6にAEセンサ7が
固定されている。
AEセンサ7は例えばIKIlzから1MHz程度の広
帯域のAE倍信号検出するものであって、その出力をプ
リアンプ8に与える。プリアンプ8はAEセンサ7の出
力を適当なレベルに増幅してその出力をバンドパスフィ
ルタ9に伝える。バンドパスフィルタ9はAEセンサか
ら得られるAE倍信号うち100〜300KHzの間の
周波数のAE倍信号通過させるフィルタであって、機械
振動等に伴う雑音成分を除去してその出力を全波整流回
路1oに伝える。A/D変換器11は全波整流回路1o
の出力を所定の微小ザンプリング周期でデジタルデータ
に変換するものであって、その出力をマイクロコンピュ
ータ12に与える。マイクロコンピュータ12は後述す
る演算処理手順によって与えられたAE倍信号信号処理
し、AE倍信号最大密度の変化のパターン判別によって
工具の損傷を検出するものであり、その出力は損傷表示
器13に与えられて表示され更に外部に出力が出される
。従ってこの工具損傷検出信号に基づいてハイド5を自
動交換させる等の適切な制御を行うことが可能となる。
次に第3図はマイクロコンピュータ12内の記憶手段の
メモリマツプを示している。本図に示すように記憶手段
には所定数、例えばn個のAE倍信号サンプルデータを
保持するサンプルデータ領域X(ol、  Xfll、
−=−X(nlが設けられ、更ニソレラのサンプルデー
タの確率密度を示す確率密度テーブルA(o)、 A(
ll、 −−−−−−A4klを有している。確率密度
テーブルの各エリアは各サンプルデータの値をとるデー
タ数が保持される。更に求められた夫々の周期での確率
密度の最大値を示す最大密度データ領域B (01〜B
 (pl、及びその最大密度の比を所定の闇値レベルと
比較して得られる正常要因rOJ又は損傷要因「1」を
示す値を保持する要因判別データ領域5(0)〜S (
q−1)と、工具損傷時に特有のビットパターンを示す
領域T fol −−−−−−−T (Q−1)とT 
’ to)・−・・・T’(q−1)が設けられる。こ
こでpは後述するように損傷判定のための1つのブロッ
ク内のデニタ数を示しており、qは判定のためのデータ
数を示すものであり、夫々の領域が設けられている。又
記憶手段にはサンプルデータを信号処理する際に用いら
れるサンプルデータポインタi、後述する演算処理の結
果量も発生確率の高いサンプルデータX (11に対応
するサンプルデータ番号を記憶する最大密度関数の最大
値レジスタm、工具の損傷時に生じる最大密度のデータ
比の減少及び増加の許容範囲を定める閾値レベルThl
、 Th2、更に損傷検出処理に用いるポインタt、r
、j。
Uと損傷要因を示す演算結果を保持する計算値レジスタ
Zの各領域が設けられている。
(実施例の動作) 次に本実施例の動作について第1図のフローチャートを
参照しつつ説明する。まずこの旋盤を動作させると回転
自在に保持された円筒状のワーク1が回転し、バイト5
に接触して第2図に示すように切削加工が行われる。そ
のときAEセンサ7よりAE倍信号得られプリアンプ8
で増幅される。
そのAE倍信号バンドパスフィルタ9を介して全波整流
されてA/D変換回路11に与えられ、所定のサンプル
周期によってデジタルデータに変換される。さて動作を
開始するとマイクロコンピュータ12は第1図のフロー
チャートに示すように、まずステップ201こおいて最
大確率データ領h5 B (o)〜B(p)、要因判別
データ領域S (01〜S (q−1)をクリアし、ス
テップ21に進んでサンプルデータ領域X(+1及び最
大密度データ領域A (X(i+) とサンプルデータ
ポインタiをクリアする。そしてルーチン22において
所定周期T毎にA/D変換されたサンプリングデータを
一旦メモリ内のサンプルデータ領域X(ol、  X(
11,−一−−−−−X(n)に順次記憶する。第4図
は任意の整流波形に対してサンプルデータポインタiの
内容と各サンプルデータX (11の関係を示すグラフ
である。次いでステップ23に進んでサンプルデータポ
インタiとサンプルデータの最後の値nとを比較する。
最初はサンプルデータポインタiがOであるのでステッ
プ24に進んで、最初のサンプルデータX (01を読
込み、次いでステップ25に進んで読込まれたサンプル
データX (01の値に対応する確率データエリアA(
X(01)の内容をインクリメントする。そしてステッ
プ26に進んでサンプルデータポインタiの値をインク
リメントしてステップ22に戻る。こうしてサンプルデ
ータポインタiがサンプルデータの最後の値nとなるま
でステップ23からステップ26のループを繰り返すこ
とによって、全てのサンプルデータの値をその大きさに
応じた確率密度テーブルに振り分けてA(X (11)
の確率密度関数テーブルを完成させる。
そしてステップ27に進んでサンプルデータポインタi
及び最大値レジスタmをクリアし、ステップ28に進ん
でサンプルデータポインタiと最終値nを比較し、これ
らの値が等しくなければステップ29に進む。ステップ
29では最初のサンプルデータポインタiが0であるの
で、確率密度データA(X fm) )がA(XfO)
)を越えているかどうかをチェックする。A+X+m)
)が大きければステップ3oに進んでそのときのサンプ
ルデータポインタiの値を最大値レジスタmにストアし
、ステップ3Iに進んでサンプルデータポインタiをイ
ンクリメントする。初期動作時のようにステップ29に
おいてA(X (ml )がサンプルデータの確率値A
(Xmlを越えていない場合には、ステップ3oを経る
ことなくステップ31においてiをインクリメントして
スチップ28に戻る。こうしてステップ28〜ステツプ
31のループを繰り返すことにより全ての確率密度デー
タA(0)からA fklについて最大値A(X+m)
)が求まり、同時にこの最大値に対応したサンプルデー
タ番号iが最大値レジスタmに保持されることとなる。
そしてステップ32に進んでそのときのX(m)の値を
最大密度A E +m+としステップ33に進んでその
値を最大密度データ領域B (01に保持する。ここで
A/D変換器IIのザンプリング周期を200μsとし
サンプリングデータ数nを4000とすると、1つの最
大密度A E (mlを得るためのA/D変換に0.8
秒の時間を要することとなる。
そしてステップ34においてポインタrをp−i とし
、ステップ35に進んで最大密度データ領域の最後順位
B (p)のデータが0でないかどうかをチェックする
。これが0でなければステップ36に進んで最大密度デ
ータ領域B (rl / B (p)を計算値レジスタ
Zにストアする。ステップ37ではこのレジスタZの値
が所定の閾値Thl〜Th2の範囲内にあるがどうかを
チェックする。ここで閾値Thl、 Th2は夫々1の
前後の値、例えば0.7及び1.2とする。さて計算値
レジスタZの値がこの範囲内にあれば最大密度があまり
変化していないので要因判別データ領域5(0)を正常
切削要因「0」とし、この範囲内になければ5(0)を
損傷要因「1」として(ステップ3111.39>ステ
ップ40に進む。ステップ40では要因判別データ領域
の最後順位S (q−1)がOでないかどうかをチェッ
クし、これがOでなければステップ41においてポイン
タtをクリアする。そしてステップ42.43に進んで
要因判別データ領域5(tlが損傷ビットパターンT 
(tl又はT”(tlに等しいかどうかをチェックし、
等しければポインタtをインクリメントしてtがqとな
るまでステップ42からステップ44の動作を繰り返す
。そしてポインタtがOからq−1まで要因判別データ
領域S (tlが損傷ビソトパタ・−ン領域T(t)、
T”(11と等しければ、ステップ45に進んでマイク
ロコンピュータ12より損傷表示器13に損傷検知出力
を与えて工具の損傷を検知してこの処理を終了する。
一方ステップ40において5(q−1)が0であるか又
はステップ42においてS (tlがT ft)又はT
 ’ (t)と等しくなければ、ステップ46に進んで
SF4域のシフトを行う。S領域のシフトではまずポイ
ンタUをq−1、例えば判定データ数qが6である場合
にはUを5とし、ステップ47.48に進んでS (u
−1)をS (tllにシフトしUをディクリメントす
る。そしてステップ49においてUがOとなるかどうか
をチェックする。UがOでなければステップ47.48
の処理を繰り返し、ステップ50に進んでUがOとなれ
ばポインタrをディクリメントする。そしてステップ5
1においてポインタrが−1となるかどうかをチェック
し、−1でなければステップ35に戻って同様の処理を
繰り返す。ステップ51又は35においてポインタrが
−1かB (plがOでなければ、ステップ52以下に
おいて最大密度データのB領域を順次シフトする。即ち
ステップ52においてポインタjをデータ数pとし、ス
テップ53.54において最大密度データB(j−1)
をB(jlにストアし、jをディクリメントしてステッ
プ55に進んでポインタjが0であるかどうかをチェッ
クする。ポインタjが0でなければステップ53.54
の処理を繰り返し、ポインタjが0となればステップ5
6に進んで処理を終了してタイマのタイムアツプを待受
ける。このタイマはステップ21の開始時より1秒間の
計時を行うタイマとし、タイムアツプがあればステップ
21に進んで以後同様の処理を繰り返す。本実施例では
サンプリングによってA/D変換データを取込む時間を
0.8秒とし、その後の処理を0.2秒以内として1秒
毎に新しい最大密度データを得て工具の損傷を判別する
ようにしている。
(工具損傷検出時の動作) 次に本実施例による種々のAE倍信号最大密度変化に対
する動作について更に詳細に説明する。
第1図のフローチャートのステップ36〜39に示すよ
うに本発明では複数の最大密度の比が所定範囲にあるか
どうかによって正常切削要因が損傷要因かを判別してい
る。そして1つの最大密度に対して何ステップ離れた最
大密度に対してまでその比を算出するかが判定ブロック
内データ数pとして表される。例えばpを4とする場合
には、ある最大密度について4ステツプ先の最大密度ま
での比が算出される。第5図talは工具の損傷による
最大密度A E (m)がステップ状に変化した場合で
あり、第5図(blは切屑等によって最大密度A E 
(m)が突発的に上昇した場合を示している。第5図+
alではデータ数pが多い場合も少ない場合も損傷要因
と判定することができるが、第5図(b)に示すように
突発的な最大密度の増加がある場合は判定ブロック内デ
ータ数pが小さければ誤って損傷と判定される場合があ
り、データ数pが多ければその形状を識別できるため最
大密度の突発的な上昇の影響を除くことができる。しか
しデータ数pをあまり大きくすれば応答速度が遅くなる
という問題点がある。従ってデータ数pの値はこのよう
な条件を勘案して本実施例では4に定めている。
一方判定データ数qは1つの最大密度を基準としてそこ
から4ステツプ離れた最大密度の比を算出して判別した
場合には、第6図に示すように基準とする最大密度が何
らかの事由で急激に低下した場合に誤って損傷を検出す
る可能性がある。従って基準とする最大密度を複数とす
るため判定データ数qを判定ブロック内データ数pより
大きくすることによって異なった最大密度に対しての比
を算出して損傷検出の可能性を小さくすることが好まし
い。本実施例では判定データ数qを6とし、6個の判定
データが所定の損傷ビットパターンを示した場合に工具
の損傷を検出している。
さて切削中に工具が損傷した場合には、一般的には最大
密度は例えば第7図に示すようにステップ状に上昇して
以後そのレベルを保つ。第8図(alは損傷前後の変化
を拡大して示すものであって、ステップ21からステッ
プ32までの処理ルーチンにおいて1秒毎に最大密度A
、  B−一−−−−F、 G−・−のデータが得られ
たものとする。まず時刻t1に最大密度としてAのデー
タが得られればステップ33において最大密度データ領
域B(0)がAとなるが、ステップ35においてB (
41(= B fpHが0であるのでステップ52〜5
5において最大密度データ領域Bが順次シフトされる。
時刻1.−1.までは同様にして最大密度データ領域B
(0)〜B(3)までより新しいデ−タD、C,B、A
が順次最大密度データ領域B(01,B(11,BF2
+、  BF2+にストアされる。そして時刻t、に最
大密度としてEが得られた場合には最大密度データB(
4)にAがストアされるので、ステップ35よりステッ
プ36に進んでB f31 / B (41、即ち第8
図山)に示すようにB/Aが演算されその比が所定の闇
値範囲にあるかどうかが判別される。第8図(alに示
すように最大密度データA、Bがほぼ等しければ正常切
削要因であるため5(0)にOがストアされる。この場
合には要因判別データ領域5(5)が0であるのでステ
ップ46に進んでここで求めた要因判別データS領域が
順次シフトされる。そしてステップ50に戻って第8図
(blに示すようにポインタrが−1となるまで順次ス
テップ36において最大確率密度Aを基準としたデータ
B−Eの比が算出され、夫々要因判別データS領域に第
8図fclに示すようにO又は1のパターンが書込まれ
る。そしてステップ51においてポインタrが−1とな
れば最大密度データ8w4域がシフトされてステップ5
6に進んでタイムアツプを待受ける。さて時刻t6には
最新の最大密度データFが与えられるが、このときB(
4)の値は0でないのでステップ36に進んでB (3
1/ B (41、即ちCl3が判別されてその処理結
果が5(0)領域に書込まれる。このとき5(5)が0
であるのでステップ40からステップ46に進んで再び
要因判別データS領域が順次シフトされ、ポインタrが
ディクリメントされてステップ35に戻る。
従ってB (21/ B f41、即ちD/Bも演算さ
れて5(0)領域に書込まれ、全ての要因判別データ領
域5(0)〜5(5)に演算結果が書込まれることとな
る。さて最大密度データが第8図f8)の曲線■に示す
ように変化した場合には第8図(blに示す演算処理の
結果、第8図(C1の曲線■に示すような要因判別デー
タ群が得られる。この場合にはB/Aはそのレベルがほ
ぼ等しいため「0」であるが、C/A−E/A、Cl3
−F/Bは全て最大確率データがステップ状に変化する
ためその比が闇値レベルTh2を越え、要因判別データ
は全て「1」となる。従ってあらかじめ定められている
損傷時のピントパターンとして第8図(C1に示すデー
タ群、即ちT(0)〜T(5)にrl 11111Jを
あらかじめ記憶させておくことによってステップ41〜
44によりその一致を判別して損傷を検出することがで
きる。又最大確率データが第8図(a)の曲線Hに示す
ように変化した場合には、第8図+c)に示すようにC
/A、Cl3は「0」となるが、その他の比は曲線■と
同様に「1」となる。従ってビットパターン領域T”(
0)〜T”(5)に第8図telに示すような所定のビ
ットパターン、即ちrl 11011Jを記憶しておく
ことによってその一致を判別して工具の損傷を検出する
ことができる。
次に第9図に示すように摩耗が進行した工具で高速切削
を行った場合には最大密度データが不連続に徐々に増加
するが、第8図の曲線I又は■に示すように最大密度が
ステップ状に変化しないため誤検出することはない。又
第10図に示すように切削中に連続的な切屑が現れて突
発的に最大密度が上昇する場合にも、所定期間そのレベ
ルを保たず直ちに低下するため前述した損傷ビットパタ
ーンT (tlやT”(tlに一致せず誤って損傷を検
知することはなくなる。更に第11図に示すように工具
の損傷が大きく最大密度データがステップ状に低下する
場合もある。このときには最大密度の比が下限の閾値レ
ベルThl以下となるので損傷判別要因として要因判別
データ領域B(0)に1がセットされる。従ってこの場
合も同様にして損傷ビットパターンと比較することによ
り最大密度のステップ状の変化を検出して工具の損傷を
検出することができる。
尚本実施例は旋盤のバイトの損傷検出装置について説明
したが、本発明は他の工作機械、例えばボール盤やフラ
イス盤等の種々の工作機械に適用することが可能である
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による工具損傷検出装置の一実施例の動
作を示すフローチャート、第2図は本実施例を示すブロ
ック図、第3図はその記憶手段の記憶内容を示すメモリ
マツプ、第4図は任意の整流波形に対するサンプルデー
タポインタiと各サンプルデータX(1)との関係を示
すグラフ、第5図ta+及び第5図(blは最大密度の
変化と判定ブロック内データ数pとの関係を示す図、第
6図は最大密度データの時間的な変化と判定データ数q
との関係を示す図、第7図は工具が損傷したときの最大
密度の時間的な変化を示すグラフであり、第8図(al
はその損傷前後の最大密度の変化を時間領域に拡大して
示した図、第8図(blはそれに対する最大密度比の算
出データ群、第8図fclは最大密度比に対応して得ら
れる要因判別データ群を示す図である。又第9図は摩耗
が進行した工具を用いて高速で切削加工したときの最大
密度の時間的な変化を示すグラフ、第10図は連続型の
切屑が発生したときの最大密度の変化を示すグラフ、第
11図は切削時に大きな欠損が生じたときの最大密度の
変化を示すグラフである。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)工作機械の工具、ワーク又はその近傍に設けられ
    たAEセンサと、 前記AEセンサの整流信号を所定時間毎にサンプリング
    するサンプリング手段と、 前記サンプリング手段によってサンプリングされたデー
    タの所定時間毎の確率密度関数の最大密度を検出する最
    大密度検出手段と、 前記最大密度検出手段より得られる最大密度データの判
    定ブロック内での複数の比を算出する最大密度比算出手
    段と、 前記算出された最大密度比が設定された上下限値内にあ
    れば正常切削要因とし、この範囲を越えれば損傷要因と
    するデータ列を算出する要因判別データ算出手段と、 前記要因判別データ群が最大密度のステップ状変化を示
    す所定の損傷ビットパターンに一致するときに工具の損
    傷を検出するパターン判別手段と、を具備することを特
    徴とする工具損傷検出装置。
  2. (2)前記要因判別データ算出手段により算出される要
    因判別データ数は、前記最大密度比算出手段より得られ
    る最大密度比数より多い数のデータを算出するものであ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の工具損
    傷検出装置。
  3. (3)前記パターン判別手段の損傷ビットパターンは、
    所定時間内での最大密度のステップ状の変化によって定
    まるビットパターンであることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載の工具損傷検出装置。
JP61035894A 1986-02-19 1986-02-19 工具損傷検出装置 Pending JPS62193748A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01164537A (ja) * 1987-12-17 1989-06-28 Rikagaku Kenkyusho 主軸回転速度変動信号による工具異常検知法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01164537A (ja) * 1987-12-17 1989-06-28 Rikagaku Kenkyusho 主軸回転速度変動信号による工具異常検知法

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