JPS62187235A - 高分子素材からの低沸点成分の抽出方法 - Google Patents

高分子素材からの低沸点成分の抽出方法

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JPS62187235A
JPS62187235A JP2969686A JP2969686A JPS62187235A JP S62187235 A JPS62187235 A JP S62187235A JP 2969686 A JP2969686 A JP 2969686A JP 2969686 A JP2969686 A JP 2969686A JP S62187235 A JPS62187235 A JP S62187235A
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JP
Japan
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boiling point
solvent
liquid reservoir
low
low boiling
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Pending
Application number
JP2969686A
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English (en)
Inventor
Toshinori Akiyama
敏憲 秋山
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Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
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Publication date
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  • Silicon Polymers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「技術分野」 本発明は、例えばゴム、成形品、フィルムなどの高分子
素材から、モノマー、オリゴマーなどの低沸点成分を抽
出する高分子素材からの低沸点成分の抽出方法に関する
「従来技術およびその問題点」 例えばシリコンゴムを電子部品の材料として利用する場
合、シリコンゴム中に未反応の低分子シロキサンが残留
していると、それによって接点障害を起こすことが知ら
れている。このため、電子部品へのシリコンゴムなどの
高分子素材の採用に際しては、高分子素材中に残留して
いる未反応の七ツマ−、オリゴマーを定量−分析して品
質管理する必要がある。
従来、例えばシリコンゴム中の低分子シロキサンを定!
a分析するには、第2図に示すような簡便なソックスレ
ー抽出器を用いて、シリコンゴムより低分子シロキサン
を抽出し、この低分子シロキサンの品を411定するよ
うにしていた。
第2図に示すソックスレー抽出器は、溶媒を貯留する液
溜部lと、試料を収容する抽出部2と、蒸発した溶媒を
凝縮させる冷却部3と、液溜部1を加熱する加熱器4と
、液溜部1で蒸発した溶媒を冷却部3に導く第1の側管
5と、抽出部2の溶媒が一定Hyとなったときにサイホ
ンにより溶媒を液溜部lに返送する第2の側管6とによ
り構成されている。
そして、シリコンゴムより低分子シロキサンを抽出部る
には、シリコンゴムの所定にを抽出部2に収容し、液溜
部lに溶媒としてクロロホルムを入れ、液溜?81を加
f8X 4によってtoo’c程度に加熱していた。そ
して、クロロホルムが蒸発すると第1の側管5を通って
冷却部3に導入され、冷却部3で凝縮して抽出部2に滴
下する。これにより、抽出部2に収容されたシリコンゴ
ムがクロロホルムに接触してクロロホルム中の低分子シ
ロキサンか溶出する。抽出部2のクロロホルムが一定I
、1となると、第2の側管6を通ってクロロホルムが液
溜部1に自然返送される。この操作を繰り返すことによ
り、シリコンゴムより低分子シロキサンをI!I続抽出
することができる。
しかしながら、上記の抽出方法では、クロロホルムの沸
点(81,2℃)が低分子シロキサンの沸点(例えばオ
クタメチルシクロテトラシロキサンの場合、沸点74℃
)に近接しているため、液溜部Iでクロロホルムを蒸発
させたときに低分子シロキサンが一緒に蒸発してしまい
、冷却部3で完全に還留されることなくその一部が外気
へ飛散するので、抽出された低分子シロキサンの60〜
80%がロスとなって消失していた。また、クロロホル
ムと共に低分子シロキサンもノに発するので、抽出部に
滴下するクロロホルム中に低分子シロキサンが溶解して
おり、試料中の低分子シロキサンの濃度が一定遺度以下
となると、それ以上の抽出が行なわれなくなる。さらに
、抽出液を濃縮してガスクロマトグラフィー1ハシする
場合、濃縮時における低分子シロキサンのロスも20〜
30%しいられていた。このような理由から、上記従来
の抽出方法では、シリコンゴム中に残留する低分子シロ
キサンを正確に定贋することが極めて困難であった。
「発明の目的」 本発明の目的は、高分子素材中に含有されている七ツマ
−、オリゴマーなどの低沸点成分を、抽出物揮散による
ロスなく抽出できるようにした高分子素材からの低沸点
成分の抽出方法を提供することにある。
「発明の構成」 本発明は、液溜部に溶媒を貯留して加熱し、蒸発した溶
媒を冷却部に導き、冷却部で凝縮した溶媒を抽出部に滴
下させ、抽出部に収容された高分子素材に溶媒を接触さ
せて低沸点成分を溶出させ、抽出部に溜まった溶媒が一
定li5となったときにサイホンにより溶媒を液溜部に
戻すようにした高分子素材からの低沸へ成分の抽出方法
において、前記溶媒の沸点を25℃以下とし、前記液溜
部を前記溶媒の沸点より高くかつ前記低沸点成分の沸点
より低い温度に加熱し、前記冷却部を0℃以下に冷却す
ることを特徴とする。
このように、溶媒の沸点を25℃以下とし、液溜部lを
溶媒の沸点より高くかつ低沸点成分の沸点より低い温度
に加熱することにより、溶媒のみをノN発させて低沸点
成分が共に蒸発することを防1ヒできる。また、冷却部
を0℃以下としたことにより、蒸発した溶媒をほぼ完全
に還留させ、抽出部2に滴下させることができる。さら
に、抽出部2においては、低沸点成分を殆ど含まない溶
媒による徹底的な抽出がなされる。そして、抽出された
低沸点成分は順次液溜部lに蓄積される。したがって、
低沸点成分を揮散させることなく、高収率で抽出するこ
とができ、高分子素材中に含まれる低沸点成分の定h)
分析をIF確に行なうことがI+(能となる。
なお、前記溶媒としては1例えばトリクロロモノフルオ
ロメタンCCCl 、 F 、 Ni点23.8℃)、
フルオロジクロロメタン(CHC1z F 、沸点8.
9℃)などを用いることができる。
また、前記冷却部の冷却は、例えば氷や低温メタノール
を用いて行なうことができる。
「発明の実施例」 第1図には、本発明を実施するための装置の一例が示さ
れている。この装置は、第2図に示したソックスレー抽
出器と基本的には同様な構造をなし、溶媒を貯留する液
溜部11と、試料を収容する抽出部12と、蒸発した溶
媒をS1i!させる冷却部13と、液溜部11を加熱す
る加熱器14と、液溜部11で蒸発した溶媒を冷却部1
3に導く第1の側管15と、抽出部12の溶媒が一定敬
となったときにサイホンにより溶媒を液溜部11に返送
する第2の側管16とにより構成されている。そして、
この装置の場合は、加熱器14がウォーターバスからな
り、液溜部11を30〜40 ’Cに加熱するようにな
っている。また、冷却部13は、ボックス17に囲まれ
ており、その内部には氷18が充填され、蓋19で密閉
されている。したがって、冷却部13は、氷18により
約0℃に冷却されるようになっている。
そこで、に記装置を用いた本発明による抽出方法を、シ
リコンゴムから未反応の残留低分子シロキサンを抽出す
る場合について説明する。
高分子素材としてシリコンゴム5gを細かく切って抽出
部2に入れる。そして、溶媒としてトリクロロモノフル
オロメタン(沸点23.8℃)を液溜部lに入れる。そ
の状態で加熱器14により液溜部lを30〜40℃に加
熱する。液溜部1のトリクロロモノフルオロメタンは蒸
発し、第1の側管15を通って冷却部13に導かれ、氷
18により約0℃に冷却されて凝縮し、抽出部12に滴
下する。抽出部12においてシリコンゴムに接触して低
分子シロキサンが溶出する。トリクロロモノフルオロメ
タンM 面の高さが第2の鋼管16の上端部を超えると
、サイポンの原理により液溜部11に返送される。この
操作が繰り返されて、シリコンゴム中に含まれる低分子
シロキサンが徐々に液溜部11のトリクロロモノフルオ
ロメタンに移行し、抽出がなされる。なお、低分子シロ
キサンの沸点は、トリクロロモノフルオロメタンよりも
約数lo℃高いため、液溜部11より低分子シロキサン
が蒸発することは殆どない。
第1表に示す条件で、従来方法と、本発明方法とによる
抽出を行なった。そして、抽出液を濃縮してガスクロマ
トグラフィーにより、低分子シロキサンの定丑を行なっ
た。なお、本発明方法の場合、抽出液を室温に放置して
トリクロロモノフルオロメタンを揮発させた後、少駿の
クロロホルムで低分子シロキサンを希釈して定贋した。
その結果を第2表に示す、第2表より、本発明方法は、
従来方法に比べて3倍前後の抽出量が得られることが分
る。
また、回収率を求めるために、試料として4品体のオク
タメチルシクロテトラシロキサン1cJLを用い、第1
表と同じ条件で従来方法および未発明方法による抽出を
行ない、それぞれの回収率を測定1.た。その結果を第
3表に示す。第3表より、本発明方法は、従来方法に比
べて回収率が約5倍向1−することが分る。
なお、以1−の結果は、溶媒をフルオロジクロロメタン
に代えてもほぼ同様であった。また、冷却部!3を低温
メタノールで冷却することによっても良好な結果を得る
ことができた。
(以下、余白) 第1表 第2表 第3表 「発明の効果」 以上説明したように、本発明によれば、沸点25℃以下
の溶媒を用い、液溜部の加熱温度を溶媒の沸点より高く
かつ低沸点成分の沸点より低い温度とし、冷却部の冷却
温度を0℃以下としたので、高分子素材から低沸点成分
を高回収率で抽出することができる。その結果、高分子
素材中に残留する低沸点成分などを正確に1情すること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を実施するための装置の一例を示す説明
図、第2図は従来の抽出方法に用いられている装置の一
例を示す説明図である。 図中、11は液溜部、12は抽出部、13は冷却部。 14は加熱器、15は第1の側管、1Bは第2の側管、
18は氷である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)液溜部に溶媒を貯留して加熱し、蒸発した溶媒を
    冷却部に導き、冷却部で凝縮した溶媒を抽出部に滴下さ
    せ、抽出部に収容された高分子素材に溶媒を接触させて
    低沸点成分を溶出させ、抽出部に溜まった溶媒が一定量
    となったときにサイホンにより溶媒を液溜部に戻すよう
    にした高分子素材からの低沸点成分の抽出方法において
    、前記溶媒の沸点を25℃以下とし、前記液溜部を前記
    溶媒の沸点より高くかつ前記低沸点成分の沸点より低い
    温度に加熱し、前記冷却部を0℃以下に冷却することを
    特徴とする高分子素材からの低沸点成分の抽出方法。
  2. (2)特許請求の範囲第1項において、前記溶媒として
    トリクロロモノフルオロメタンまたはフルオロジクロロ
    メタンを用いる高分子素材からの低沸点成分の抽出方法
  3. (3)特許請求の範囲第1項または第2項において、前
    記冷却部を氷または低温メタノールで冷却する高分子素
    材からの低沸点成分の抽出方法。
JP2969686A 1986-02-13 1986-02-13 高分子素材からの低沸点成分の抽出方法 Pending JPS62187235A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100419625B1 (ko) * 1999-12-07 2004-02-25 주식회사 포스코 석탄가스의 타르 제거장치
CN103087322A (zh) * 2013-02-02 2013-05-08 山东省科学院新材料研究所 一种去除聚硅氧烷中小分子的装置及方法
JP2017105869A (ja) * 2015-12-07 2017-06-15 コニカミノルタ株式会社 シリコーンゴム成型体の製造方法および画像形成装置の製造方法

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KR100419625B1 (ko) * 1999-12-07 2004-02-25 주식회사 포스코 석탄가스의 타르 제거장치
CN103087322A (zh) * 2013-02-02 2013-05-08 山东省科学院新材料研究所 一种去除聚硅氧烷中小分子的装置及方法
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