JPS6218003B2 - - Google Patents
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- JPS6218003B2 JPS6218003B2 JP2635481A JP2635481A JPS6218003B2 JP S6218003 B2 JPS6218003 B2 JP S6218003B2 JP 2635481 A JP2635481 A JP 2635481A JP 2635481 A JP2635481 A JP 2635481A JP S6218003 B2 JPS6218003 B2 JP S6218003B2
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- water interface
- tank
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01F—MEASURING VOLUME, VOLUME FLOW, MASS FLOW OR LIQUID LEVEL; METERING BY VOLUME
- G01F23/00—Indicating or measuring liquid level or level of fluent solid material, e.g. indicating in terms of volume or indicating by means of an alarm
- G01F23/22—Indicating or measuring liquid level or level of fluent solid material, e.g. indicating in terms of volume or indicating by means of an alarm by measuring physical variables, other than linear dimensions, pressure or weight, dependent on the level to be measured, e.g. by difference of heat transfer of steam or water
- G01F23/28—Indicating or measuring liquid level or level of fluent solid material, e.g. indicating in terms of volume or indicating by means of an alarm by measuring physical variables, other than linear dimensions, pressure or weight, dependent on the level to be measured, e.g. by difference of heat transfer of steam or water by measuring the variations of parameters of electromagnetic or acoustic waves applied directly to the liquid or fluent solid material
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Electromagnetism (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- Fluid Mechanics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Measurement Of Levels Of Liquids Or Fluent Solid Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は油水液中における油水界面レベルを
検出する油水界面検出方法に関する。
検出する油水界面検出方法に関する。
タンカーのタンクを洗浄すると洗浄水とともに
油が混じり、このようなものを海洋投棄すると海
洋汚染という問題が生じる。このため海洋汚染防
止条約でタンカーへの油水界面検出装置の設置が
義務ずけられ油が洗浄水と一緒に海洋投棄されな
いようにしている。
油が混じり、このようなものを海洋投棄すると海
洋汚染という問題が生じる。このため海洋汚染防
止条約でタンカーへの油水界面検出装置の設置が
義務ずけられ油が洗浄水と一緒に海洋投棄されな
いようにしている。
従来、このようなタンカーに設置される油水界
面検出装置としては第1図および第2図に示すも
のが知られている。第1図に示すものは静電容量
式のもので、タンク1の側方にプローブ2を収容
するタンク1よりも高さが小さくLの室3を設
け、上記タンク1と室3とを上方および下方にお
いてそれぞれ連通させている。そしてブリツジ回
路4を形成し、そのブリツジ回路4にプローブ2
を接続するとともに発振回路5から発振信号を供
給し、そのブリツジ回路4出力を位相弁別回路
6、整流回路7および信号変換回路8を順次介す
ことによつて油水界面レベルに応じた信号を得、
その信号でメータ9を動作させるようにしてい
る。なお、10はスパン調整回路である。
面検出装置としては第1図および第2図に示すも
のが知られている。第1図に示すものは静電容量
式のもので、タンク1の側方にプローブ2を収容
するタンク1よりも高さが小さくLの室3を設
け、上記タンク1と室3とを上方および下方にお
いてそれぞれ連通させている。そしてブリツジ回
路4を形成し、そのブリツジ回路4にプローブ2
を接続するとともに発振回路5から発振信号を供
給し、そのブリツジ回路4出力を位相弁別回路
6、整流回路7および信号変換回路8を順次介す
ことによつて油水界面レベルに応じた信号を得、
その信号でメータ9を動作させるようにしてい
る。なお、10はスパン調整回路である。
このようなものにおいては、例えば油の誘電率
をε1、水の誘電率をε2、油の高さをL1、水
の高さをL2とすると が成立する。ここでCは計測した静電容量の値、
Lは既知であるからCを求めるとL1、L2、つま
り界面レベルが既知となる。
をε1、水の誘電率をε2、油の高さをL1、水
の高さをL2とすると が成立する。ここでCは計測した静電容量の値、
Lは既知であるからCを求めるとL1、L2、つま
り界面レベルが既知となる。
しかしこのものにおいては液面が図に示す液面
変化許容範囲内に入り、かつ界面が図に示す境界
面変化許容範囲内に入つていなければならず、測
定範囲に制限があるとともにプローブ2に油が付
着することによる誤差の発生という欠点があつ
た。また誘電率ε1、ε2が経年変化や温度等に
より変化するとそのまま誤差となつて表われる欠
点があつた。
変化許容範囲内に入り、かつ界面が図に示す境界
面変化許容範囲内に入つていなければならず、測
定範囲に制限があるとともにプローブ2に油が付
着することによる誤差の発生という欠点があつ
た。また誘電率ε1、ε2が経年変化や温度等に
より変化するとそのまま誤差となつて表われる欠
点があつた。
また第2図に示すものは絶縁物11中に電極1
2をセツトして油・海水液中に入れたもので、こ
れは金属である電極12を海水等の電解液に配置
するとイオン化傾向によつて起電力を生じるとい
う原理を利用したものである。
2をセツトして油・海水液中に入れたもので、こ
れは金属である電極12を海水等の電解液に配置
するとイオン化傾向によつて起電力を生じるとい
う原理を利用したものである。
しかしこのものにおいてはプローブを界面に追
従させて動かす必要があり、操作が面倒となると
ともに可動部の保守点検が必要となり、またプロ
ーブに油膜、気泡が付着すると誤差を生じるとい
う欠点があつた。
従させて動かす必要があり、操作が面倒となると
ともに可動部の保守点検が必要となり、またプロ
ーブに油膜、気泡が付着すると誤差を生じるとい
う欠点があつた。
この発明はこのような欠点を除去するために為
されたもので、測定操作を容易化できるとともに
精度の高い測定ができ、しかも液面および界面の
位置によつて測定が制限されるような不都合が生
じない油水界面検出方法を提供することを目的と
する。
されたもので、測定操作を容易化できるとともに
精度の高い測定ができ、しかも液面および界面の
位置によつて測定が制限されるような不都合が生
じない油水界面検出方法を提供することを目的と
する。
以下、この発明の一実施例を図面を参照して説
明する。
明する。
第3図に示すように油Aと水Bとを収容してな
るタンク21内にそのタンク21の深さと略等し
い長さLpの銅もしくはSUSを材質としたプロー
ブ22を垂下させている。前記タンク21内の油
Aの層厚および水Bの層厚はそれぞれL3、L4に
なつている。また油Aの空気との界面とプローブ
22の上端との間はL2になつている。前記プロ
ーブ22にタイム・ドメイン・リフレクト・メー
タ(以下TDRと称す。)23から同軸ケーブル2
4を介して立上がり特性のすぐれたステツプ信号
を供給し、かつ上記プローブ22から同軸ケーブ
ル24を介して戻つてくるステツプ信号の反射波
を上記TDR23に入力している。前記TDR23
は第4図に示すように矩形波パルス発生器25、
このパルス発生器25から矩形波パルスを供給さ
れて高速三角波を出力する高速三角波発生器2
6、この三角波発生器26から三角波を供給させ
て立上がりの早い高速パルスを発生する高速パル
ス発生器27を設けている。また低速三角波発生
器28からの低速三角波および前記高速三角波発
生器26からの高速三角波をそれぞれ入力して両
者の電圧を比較しゲートパルス発生器29を制御
する電圧比較器30、上記ゲートパルス発生器2
9によつて制御され前記高速パルス発生器27か
らの高速パルスを同軸ケーブル24へ供給すると
ともに上記同軸ケーブル24側から入力される反
射波信号をサンプルホールド回路31へ出力する
方向性結合器32を設けている。前記サンプルホ
ールド回路31でサンプルホールドされた電圧信
号を垂直電圧増幅器32を介してシンクロスコー
プ33で表示させるとともに内部にCPU(中央
処理ユニツト)やメモリーを有する演算装置34
に供給するようにしている。
るタンク21内にそのタンク21の深さと略等し
い長さLpの銅もしくはSUSを材質としたプロー
ブ22を垂下させている。前記タンク21内の油
Aの層厚および水Bの層厚はそれぞれL3、L4に
なつている。また油Aの空気との界面とプローブ
22の上端との間はL2になつている。前記プロ
ーブ22にタイム・ドメイン・リフレクト・メー
タ(以下TDRと称す。)23から同軸ケーブル2
4を介して立上がり特性のすぐれたステツプ信号
を供給し、かつ上記プローブ22から同軸ケーブ
ル24を介して戻つてくるステツプ信号の反射波
を上記TDR23に入力している。前記TDR23
は第4図に示すように矩形波パルス発生器25、
このパルス発生器25から矩形波パルスを供給さ
れて高速三角波を出力する高速三角波発生器2
6、この三角波発生器26から三角波を供給させ
て立上がりの早い高速パルスを発生する高速パル
ス発生器27を設けている。また低速三角波発生
器28からの低速三角波および前記高速三角波発
生器26からの高速三角波をそれぞれ入力して両
者の電圧を比較しゲートパルス発生器29を制御
する電圧比較器30、上記ゲートパルス発生器2
9によつて制御され前記高速パルス発生器27か
らの高速パルスを同軸ケーブル24へ供給すると
ともに上記同軸ケーブル24側から入力される反
射波信号をサンプルホールド回路31へ出力する
方向性結合器32を設けている。前記サンプルホ
ールド回路31でサンプルホールドされた電圧信
号を垂直電圧増幅器32を介してシンクロスコー
プ33で表示させるとともに内部にCPU(中央
処理ユニツト)やメモリーを有する演算装置34
に供給するようにしている。
次に第5図によつてTDR23を使用した場合
の界面検出の原理について述べる。TDR23か
ら同軸ケーブル24を介してプローブ22へステ
ツプパルスを供給した場合、プローブ22の始端
X1、空気・油界面X2、油・水界面X3、プローブ
22の終端X4の4ケ所で反射波が発生する。
今、同軸ケーブル24の始端〜プローブ22の終
端までにおいて、各境界毎に発生する反射波のパ
ルス幅をそれぞれT1、T2、T3、T4、各誘電率を
ε1、ε2、ε3、ε4、特性インピーダンスを
Z1、Z2、Z3、Z4とすると、各境界における反射波
の大きさE1、E2、E3、E4は送信波の大きさをE0
とすれば E1=E0(Z2−Z1)/(Z1+Z2) ………(2) E2=4E0・Z1・Z2・(Z3−Z2)/(Z1+Z2)2・(Z2+Z3) ………(3) E3=16E0・Z1・Z2 2・Z3・(Z4−Z3)/(Z1+Z2)2・(Z2+Z3)2・(Z3+Z4) ………(4) E4=64E0・Z1・Z2 2・Z3 2・Z4/(Z1+Z2)2・(Z2+Z3)2・(Z3+Z4)2 ………(5) で示される。そして空気・油界面、油・水界面に
おける反射波の振幅はそれぞれ送信波の10%、50
%は確保される。一方、TDR23の垂直系雑音
は高々0.1%前後でありS/N比は100以上確保し
うるために反射信号が雑音に埋もれることはな
い。次に油水界面レベルの算出方式について述べ
る。一般にTDR23において特性インピーダン
ス不整合点までの距離Lは L=v・T/2=C・T/2√ ………(6) で求められる。但しTは反射波がもどるまでの時
間(=パルス幅)、vは電圧パルスの伝播速度、
Cは光速、εは誘電率、v=C√である。上記
(6)式において、測定ケーブル(プローブ)のεか
らvは決定され、またTはTDR23に入力され
る波形より明らかである。従つて不整合点までの
距離が算出できる。したがつてプローブ22の始
端から油水界面X3までの距離Lxは 又は、 Lx=Lp−L4=Lp−C・T4/2√4 ………(8) によつて求めることができる。上記(7)式は界面レ
ベルをタンク21の上部より空気層、油層の厚さ
を求めて算出するものであり、上記(8)式はプロー
ブ22の終端より水層厚を求めて算出するもので
ある。
の界面検出の原理について述べる。TDR23か
ら同軸ケーブル24を介してプローブ22へステ
ツプパルスを供給した場合、プローブ22の始端
X1、空気・油界面X2、油・水界面X3、プローブ
22の終端X4の4ケ所で反射波が発生する。
今、同軸ケーブル24の始端〜プローブ22の終
端までにおいて、各境界毎に発生する反射波のパ
ルス幅をそれぞれT1、T2、T3、T4、各誘電率を
ε1、ε2、ε3、ε4、特性インピーダンスを
Z1、Z2、Z3、Z4とすると、各境界における反射波
の大きさE1、E2、E3、E4は送信波の大きさをE0
とすれば E1=E0(Z2−Z1)/(Z1+Z2) ………(2) E2=4E0・Z1・Z2・(Z3−Z2)/(Z1+Z2)2・(Z2+Z3) ………(3) E3=16E0・Z1・Z2 2・Z3・(Z4−Z3)/(Z1+Z2)2・(Z2+Z3)2・(Z3+Z4) ………(4) E4=64E0・Z1・Z2 2・Z3 2・Z4/(Z1+Z2)2・(Z2+Z3)2・(Z3+Z4)2 ………(5) で示される。そして空気・油界面、油・水界面に
おける反射波の振幅はそれぞれ送信波の10%、50
%は確保される。一方、TDR23の垂直系雑音
は高々0.1%前後でありS/N比は100以上確保し
うるために反射信号が雑音に埋もれることはな
い。次に油水界面レベルの算出方式について述べ
る。一般にTDR23において特性インピーダン
ス不整合点までの距離Lは L=v・T/2=C・T/2√ ………(6) で求められる。但しTは反射波がもどるまでの時
間(=パルス幅)、vは電圧パルスの伝播速度、
Cは光速、εは誘電率、v=C√である。上記
(6)式において、測定ケーブル(プローブ)のεか
らvは決定され、またTはTDR23に入力され
る波形より明らかである。従つて不整合点までの
距離が算出できる。したがつてプローブ22の始
端から油水界面X3までの距離Lxは 又は、 Lx=Lp−L4=Lp−C・T4/2√4 ………(8) によつて求めることができる。上記(7)式は界面レ
ベルをタンク21の上部より空気層、油層の厚さ
を求めて算出するものであり、上記(8)式はプロー
ブ22の終端より水層厚を求めて算出するもので
ある。
測定精度は主に時間軸分解能 波形変曲点
の急峻度によつて決定されるが、については時
間軸分解能を10-4に取ることが可能である。そし
て測定スパンを短かく取ることも分解能を高める
ことになるから、油水界面がタンク21の上部に
あるときには上記(7)式で油水界面レベルを検出
し、タンク21の下部にあるときには上記(8)式で
油水界面レベルを検出するのが望ましい。例えば
タンク21の深さを30mとすれば上記(7)式と(8)式
とでタンクの深さの半分ずつをカバーすることで
1.5mmの分解能を確保できる。
の急峻度によつて決定されるが、については時
間軸分解能を10-4に取ることが可能である。そし
て測定スパンを短かく取ることも分解能を高める
ことになるから、油水界面がタンク21の上部に
あるときには上記(7)式で油水界面レベルを検出
し、タンク21の下部にあるときには上記(8)式で
油水界面レベルを検出するのが望ましい。例えば
タンク21の深さを30mとすれば上記(7)式と(8)式
とでタンクの深さの半分ずつをカバーすることで
1.5mmの分解能を確保できる。
次にについては界面に対応する波形の変化が
急峻である程波形のノイズ分による測定誤差が減
少することになる。ところでによつて生じる誤
差は時間軸上での誤差であり、これを実長に換算
する為には伝播速度を乗じる必要がある。ところ
が空気、油、水の伝播速度の比は約1:0.67:
0.11であるから同一変曲点を認識した時でも例え
ば油水界面の変曲点を認識しても、油層厚と水層
厚を求める場合で前者の方が約6倍の実長の誤差
となる。したがつてこの点から考えると上記(7)式
よりも(8)式で求めた方が測定誤差は小さくなる。
急峻である程波形のノイズ分による測定誤差が減
少することになる。ところでによつて生じる誤
差は時間軸上での誤差であり、これを実長に換算
する為には伝播速度を乗じる必要がある。ところ
が空気、油、水の伝播速度の比は約1:0.67:
0.11であるから同一変曲点を認識した時でも例え
ば油水界面の変曲点を認識しても、油層厚と水層
厚を求める場合で前者の方が約6倍の実長の誤差
となる。したがつてこの点から考えると上記(7)式
よりも(8)式で求めた方が測定誤差は小さくなる。
このことからTDR23を使用するものでは分
解能と急峻度を併せて(7)式で求めるか(8)式で求め
るか選択する必要がある。
解能と急峻度を併せて(7)式で求めるか(8)式で求め
るか選択する必要がある。
次にプローブ22の構成について述べると材質
は銅もしくはSUSであり、形状はパイプもしくは
ワイヤーを平行に2本引いたものである。そして
測定スパンが短かいときにはパイプを使用し、長
いとき(5m以上)にはワイヤーを使用するのが
望ましい。プローブの径はφ10〜15mm位が適当で
ある。またプローブの間隔は油水界面からの反射
波の振幅が最大となるためにはプローブの特性イ
ンピーダンスを空気中で50Ωに設定する必要があ
り、従つてプローブ径が定まればこれに対し反射
波を最大とするプローブのワイヤー(又はパイ
プ)間隔が決定される。このようなプローブの間
隔はφ10mmのプローブに対してその中心間距離を
10.8mmに保つことが望まれるが、これでは間隔の
最短距離(周面間隔)が0.8mmとなつてプローブ
の正・負極が触れたり、プローブ間に油等が付着
し易くなる。したがつて実際上はプローブの中心
間距離が15〜30mm前後が適当である。またプロー
ブについてはパイプ又はワイヤーにテフロンや塩
化ビニル等の絶縁物をかぶせて被覆する場合と被
覆無しで裸のままで使用する場合が考えられる。
被覆を施こした場合は対象の誘電率が異なれば各
層の厚さを測定できる。また裸プローブの場合は
対象の誘電率と導電率の違いから反射波が生じる
が、対象が海水のように電解質のときはその点で
短絡されてプローブ終端から反射波はもどらない
ことになる。したがつて対象が海水の場合はプロ
ーブを被覆しなければ上記(8)式による検出は不可
能となる。
は銅もしくはSUSであり、形状はパイプもしくは
ワイヤーを平行に2本引いたものである。そして
測定スパンが短かいときにはパイプを使用し、長
いとき(5m以上)にはワイヤーを使用するのが
望ましい。プローブの径はφ10〜15mm位が適当で
ある。またプローブの間隔は油水界面からの反射
波の振幅が最大となるためにはプローブの特性イ
ンピーダンスを空気中で50Ωに設定する必要があ
り、従つてプローブ径が定まればこれに対し反射
波を最大とするプローブのワイヤー(又はパイ
プ)間隔が決定される。このようなプローブの間
隔はφ10mmのプローブに対してその中心間距離を
10.8mmに保つことが望まれるが、これでは間隔の
最短距離(周面間隔)が0.8mmとなつてプローブ
の正・負極が触れたり、プローブ間に油等が付着
し易くなる。したがつて実際上はプローブの中心
間距離が15〜30mm前後が適当である。またプロー
ブについてはパイプ又はワイヤーにテフロンや塩
化ビニル等の絶縁物をかぶせて被覆する場合と被
覆無しで裸のままで使用する場合が考えられる。
被覆を施こした場合は対象の誘電率が異なれば各
層の厚さを測定できる。また裸プローブの場合は
対象の誘電率と導電率の違いから反射波が生じる
が、対象が海水のように電解質のときはその点で
短絡されてプローブ終端から反射波はもどらない
ことになる。したがつて対象が海水の場合はプロ
ーブを被覆しなければ上記(8)式による検出は不可
能となる。
第6図に示すものはプローブ22として例えば
第7図に示すようにSUS材質で直径φ1が11mmの
ワイヤーの周囲にテフロンを被覆して径φ2を
12.7mmとした2本のケーブル221,222をそ
の中心距離dを17.7mmとして配置したものを使用
し、空気層が2000mm、油層が500mm、油・水界面
〜プローブ終端までの水層が500mmのときの具体
例を示し、それぞれ各界面での反射波のレベル変
化が明確に生じ、それぞれの層が反射波によつて
測定することができた。この具体例においては上
記(7)式では±15mm、上記(8)式では±4mmの精度で
油水界面レベルを検出することができた。
第7図に示すようにSUS材質で直径φ1が11mmの
ワイヤーの周囲にテフロンを被覆して径φ2を
12.7mmとした2本のケーブル221,222をそ
の中心距離dを17.7mmとして配置したものを使用
し、空気層が2000mm、油層が500mm、油・水界面
〜プローブ終端までの水層が500mmのときの具体
例を示し、それぞれ各界面での反射波のレベル変
化が明確に生じ、それぞれの層が反射波によつて
測定することができた。この具体例においては上
記(7)式では±15mm、上記(8)式では±4mmの精度で
油水界面レベルを検出することができた。
このように本実施例のものにおいてはプローブ
を一旦セツトすればその後は可動させる必要がな
く、TDR23からパルス電圧をプローブ側へ供
給すればよく、測定操作を容易化できる。また
TDR23を使用して界面からの反射波を測定し
て各層の厚さを求めそれによつて油水界面レベル
を検出しているのでレベル検出を精度よく行なう
ことができる。
を一旦セツトすればその後は可動させる必要がな
く、TDR23からパルス電圧をプローブ側へ供
給すればよく、測定操作を容易化できる。また
TDR23を使用して界面からの反射波を測定し
て各層の厚さを求めそれによつて油水界面レベル
を検出しているのでレベル検出を精度よく行なう
ことができる。
次にこの発明の他の実施例を図面を参照して説
明する。
明する。
第8図に示すものは2つのタンク51,52に
それぞれプローブ53,54を垂下させ、TDR
23から上記両プローブ53,54へ同軸切換器
55を介してパルス電圧を選択的に供給できるよ
うにしたもので、こうすることによつて2つのタ
ンク51,52の油水界面レベルを1台のTDR
23を使用して検出することができる。なお、こ
のものにおいても前記実施例と同様の効果が得ら
れるのは勿論である。
それぞれプローブ53,54を垂下させ、TDR
23から上記両プローブ53,54へ同軸切換器
55を介してパルス電圧を選択的に供給できるよ
うにしたもので、こうすることによつて2つのタ
ンク51,52の油水界面レベルを1台のTDR
23を使用して検出することができる。なお、こ
のものにおいても前記実施例と同様の効果が得ら
れるのは勿論である。
第9図に示すものはタンク56に2本のプロー
ブ57,58をその測定領域を2分させて垂下さ
せ、油水界面レベルが上方にあるときには同軸切
換器55でプローブ57を選択してTDR23か
らパルス電圧を供給し、油水界面レベルが下方に
あるときには同軸切換器55でプローブ58を選
択してTDR23からパルス電圧を供給するよう
にしたもので、このものにおいては各プローブの
測定領域を小さくすることができるので、それだ
け分解能を向上させることができ測定精度を向上
できる。
ブ57,58をその測定領域を2分させて垂下さ
せ、油水界面レベルが上方にあるときには同軸切
換器55でプローブ57を選択してTDR23か
らパルス電圧を供給し、油水界面レベルが下方に
あるときには同軸切換器55でプローブ58を選
択してTDR23からパルス電圧を供給するよう
にしたもので、このものにおいては各プローブの
測定領域を小さくすることができるので、それだ
け分解能を向上させることができ測定精度を向上
できる。
第10図に示すものはプローブ59をタンク6
0の下部から立設させたもので、このものにおい
ては水層の厚さを測定して油水界面レベルを検出
する。このものにおいても前記実施例と同様の効
果が得られるものである。
0の下部から立設させたもので、このものにおい
ては水層の厚さを測定して油水界面レベルを検出
する。このものにおいても前記実施例と同様の効
果が得られるものである。
以上詳述したようにこの発明によれば油水液中
にプローブを立設させ、そのプローブに同軸ケー
ブルを介してパルス電圧を供給するとともに上記
プローブからの反射波を入力してサンプリング
し、そのサンプリングされた反射波の電圧波形に
よつて油水液中における油水界面レベルを検出す
るようにしているので、測定操作が容易化できる
とともに測定精度を向上することができ、しかも
液面や界面位置によつて測定範囲が制限されるこ
となく実用性を向上できる油水界面検出方法を提
供できるものである。
にプローブを立設させ、そのプローブに同軸ケー
ブルを介してパルス電圧を供給するとともに上記
プローブからの反射波を入力してサンプリング
し、そのサンプリングされた反射波の電圧波形に
よつて油水液中における油水界面レベルを検出す
るようにしているので、測定操作が容易化できる
とともに測定精度を向上することができ、しかも
液面や界面位置によつて測定範囲が制限されるこ
となく実用性を向上できる油水界面検出方法を提
供できるものである。
第1図および第2図は従来例を示す図、第3図
〜第7図はこの発明の一実施例を示すもので、第
3図は全体構成を示す概略図、第4図はTDRの
回路構成を示すブロツク図、第5図は測定原理を
示す図、第6図はプローブからの反射波変化の実
例を示す図、第7図はプローブ構成を示す図、第
8図〜第10図はこの発明の他の実施例を示す概
略図である。 21……タンク、22……プローブ、23……
TDR(タイム・ドメイン・リフレクト・メー
タ)、24……同軸ケーブル。
〜第7図はこの発明の一実施例を示すもので、第
3図は全体構成を示す概略図、第4図はTDRの
回路構成を示すブロツク図、第5図は測定原理を
示す図、第6図はプローブからの反射波変化の実
例を示す図、第7図はプローブ構成を示す図、第
8図〜第10図はこの発明の他の実施例を示す概
略図である。 21……タンク、22……プローブ、23……
TDR(タイム・ドメイン・リフレクト・メー
タ)、24……同軸ケーブル。
Claims (1)
- 1 油水液中にプローブを立設させ、そのプロー
ブに同軸ケーブルを介してパルス電圧を供給し、
そのパルス電圧の供給によつて上記プローブから
得られる反射波を入力してサンプリングし、その
サンプリング電圧波形によつて油水液中における
油水界面レベルを検出するようにしたことを特徴
とする油水界面検出方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2635481A JPS57141515A (en) | 1981-02-25 | 1981-02-25 | Detecting method for oil-water boundary |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2635481A JPS57141515A (en) | 1981-02-25 | 1981-02-25 | Detecting method for oil-water boundary |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57141515A JPS57141515A (en) | 1982-09-01 |
JPS6218003B2 true JPS6218003B2 (ja) | 1987-04-21 |
Family
ID=12191130
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2635481A Granted JPS57141515A (en) | 1981-02-25 | 1981-02-25 | Detecting method for oil-water boundary |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS57141515A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009511933A (ja) * | 2005-10-21 | 2009-03-19 | ローズマウント タンク レーダー アクチボラゲット | レーダ・レベル・ゲージ・システム及びこのようなシステムで使用する送信線プローブ |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6072551U (ja) * | 1983-10-24 | 1985-05-22 | 株式会社村田製作所 | 音叉振動子を用いた荷重検出装置 |
-
1981
- 1981-02-25 JP JP2635481A patent/JPS57141515A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009511933A (ja) * | 2005-10-21 | 2009-03-19 | ローズマウント タンク レーダー アクチボラゲット | レーダ・レベル・ゲージ・システム及びこのようなシステムで使用する送信線プローブ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57141515A (en) | 1982-09-01 |
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