JPS62178319A - ロ−タリ−式中空成形方法及び装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 く産業上の利用分野〉 本発明はプラスチックボトルを能率よく、しかも、簡易
な設備で得るだめのもので、ボトル口元仕上げ工程が必
要でないロータリー中空成形方法及び装置に関するもの
である。

〈従来の技術〉 ポリエチレン、塩化ビニール等のプラスチック材料を用
いて、ボトル、容器、産業資材等の中空成形品を得る方
法は一般的には押出機より押出されたパリソンと称され
る溶融されたプラスチック筒状体を金型にて咬えた後、
外部よりコンブレッジ冒ンエアーを吹込み、金型キャビ
ティと同一の形状に成形する中空成形法が用いられてい
る。

中空成形法にはレシプロ方式とロータリー方式があるが
、このうちロータリー方式は生産性に優れているため、
大量生産品には数多（利用されている。

ロータリー方式とは押出機により溶融・混練されたプラ
スチック材料を、所望の形状のパリソンを得るためのダ
イスより連続的に押出し、このパリソンをホイール上に
複数個、取付けられた左右一対よりなる金型で次々と咬
え、その後に金型内に内紙された筒状の吹込口よりコン
ブレッションエアーヲハリソン内に吹込み、これを金型
のキャビティと同一の形状に成形する方法である。ここ
でホイールはパリソンの押出方向と同一の方向に水車の
ごとく回転し、又、ホイール上の左右の金型はパリソン
を咬える直前より型締全開始し、エアーのブロー及び成
形品冷却の間、型締を継続し、冷却完了後、型開きし、
成形品を金型から取出すという成形方法である。

この様にして得られた成形品は一般には最終型状でなく
、次工程でボトル口元を仕上げる場合が多い。

以上、説明したロータリー方式は優れた生ａｔｔを有し
ており、洗剤、食料品等のボトルを大量生産する場合に
使用されている。

一方、レンプロ方式とは押出機により溶融・混練された
プラスチック材料を所望の形状のパリソンを得るための
ダイスより連続的に押出し、このバリン／をバリン／の
サイド（片側ｏｒ両側）に１型又は複数型取付けられた
左右一対よりなる金型で所定の長さに押出されたパリソ
ンを、間欠的に咬え、そのままの状態で金型をブロース
チーシランへ戻す。

次にブロービンが下降し、その先端をパリソン上端に打
込む。ブローピンが打込まれると同時にブローピンノズ
ルよりエアーが吹込まれ、金型内に咬えられたバリン／
は金型キャビティと同一の形状に成形する。この方法に
おいてブローピン外径は所望の成形品口元の内径と同−
形状とし、ブロービンをパリソンに打込むことにより、
成形品口元形状を規制する。レシプロ方式の中空成形法
を一搬に後打ち成形と言うが、これはパリソンを所定寸
法にカットした後にブロービンをパリソン内に打込む方
法であるから言える。

以上、説明したレシプロ方式は成形工程のみで最終製品
形状が得られる利点があり多くのプラスチックボトルの
製造に利用されているが、成形機１台に対しての金型取
付数が少ないため大量生産用には不向とされている。

〈発明が解決しようとする問題点〉 前述のロータリー方式とレシプロ方式の長所、短所をま
とめると、ロータリー方式は高速成形性には優れている
が、次工程での口元仕上げが必要であり、製造設備が複
雑となる。

一方、レシプロ方式はボトル口元仕上げ工程は必要でな
いが、高速成形性は劣っている。

く問題点を解決するための手段〉 本発明は以上、三方式の長所を生かし、短所を補な５プ
ラスチツク中空成形法、すなわち、ボトル口元仕上げ工
程の必要がない高速成形性に優れた成形法とその実施に
用いる装置に関するもので、溶融された熱可塑性樹脂を
グイヘッドよりパリソンとして連続的に押出し、該パリ
ソンを水平に回転するホイール上に取付けられた金型で
咬えた後、ブロービンをパリノン上部に打込み、成形品
の口元となる部分を成形すると同時にパリソン内に圧縮
エアーを吹込み、所望形状の中空成形品を得ることを特
徴とし、装置としては固定カムを中心として水平に回転
するホイール、該ホイール上に等間隔に固定された軸受
を介してホイールの径方向に往復動する内方端にカムフ
ォロワーを有するロッド、該ロッドの外方端に設けられ
た型締機種及び核型締機構の上方に設けられた上下動可
能なブロービンとから成り、型締機構は前記ロッド外方
端に設けられた一対のプラテンと各プラテンの内側に設
けられた金型から成り、前記一対のプラテンのうち、固
定カムに近い方のプラテンがホイールの回転による前記
ロッドの往伽′ψによって他力のプラテンに対して前進
後退して全県の開閉を行なうようにしたこと全特徴とす
るものである。

く作用〉 本発明は上記の構成になっており、装置の動きを説明す
ると、まず、押出機により熱可塑樹脂を混練・溶融し、
押出機先端に取付けられたダイスよりバリン／として下
方に連続的に押出す。

押出機により押出された一定長のパリソンはホイールの
回転につれて型締される金型に咬えこまれる。それと同
時にダイス直下に取付けられたカッターによりパリノン
上部をカットする。

金型は一般的にボトル口元が上部に、ボトル底部か下部
に位置するようにプラテンに取り付けられる。パリンン
咬え込み時、すなわち金型がダイス直下に位置するタイ
ミングにおいてはブロービンはバリン／に接触しないよ
うに金型外側に逃げる得造である。

パリソンを咬えた金型はホイールの回転につれて次工程
へと回転する。金型はホイール上に複数個取付けられて
いるため、次の金型がダイス直下に回転し、すでに一定
の長さに押出されたパリソンを咬え、前述の動作を繰り
返す。この時、金型は型締直前、すなわちダイス直下に
位置する直前まではパリソンに接触しないように光分て
型開きしていなければならない。

又、パリソンを咬え、さらにパリソンをカットする際は
その動作を確実にするためローラカム機構、ゼネバ機構
を利用したロータリーインデックス方式による間欠駆動
によりホイールの回転を停止させる。パリソンを咬えた
金型は次工程へ回転するが、ここでプラテンに取付けら
れたブロービンが金型中央部に前進し、次いでパリソン
上鴻に打込まれる。ブロービンの打込みは油圧シリンダ
ーによりなされる。

ブローピ／が打込まれることにより所望のボトル口元形
状が成形されるが、同時にブロービンよりブローエアー
を吹込むことによりパリソンが金型キャビティと同−形
伏に成形され、所望のボトルが成形される。ブロービン
はエアーブローした後もさらにパリソン内に打込まれた
状態でホイールの回転につれて金型と同調して回転を続
ける。

成形品が金型内で充分に冷却された後、ブロービンがパ
リソンより離れ、さらに型開きされ、成形品が金型が取
り出され、一連の成形工程が完了する。

〈実施例〉 実施例としてポリエチレン製２２０　ｄ容量のシャ／ブ
ー用ボトルの成形方法及び装置について説明する。

φ６５　スクリー−（Ｌ７Ｌ、＝　２５　）を有する押
出機にてポリエチレ／を混練・溶融させ、グイヘッド（
１１の先端ダイスよりパリソン（２）として連続的に押
出す。ダイス径はφ】５、スウェル後のバＩＪ　ンン外
径はφ１９、パリソン（２）の押出される速度は約１２
０ｒＲ怖、ボトルの全長はｊ８０１、一定長にカッター
（１２１によりカットされるパリソン（２）の長さは２
３０１、ホイール（３）上のプラテン（４）には金型（
５）が８個取付けられている。ホイール（３）の回転は
４ｒｐｍ、左右一対よりなる金型（５）は以下に説明す
るリンク機構により型締・型開がなされる。ホイール（
３）に取付けられたプラテン（４）は固定カム（６）の
周囲全回転する。固定カム（６）とカムフォロワー（７
）は常に接触し、固定カム（６）の谷の部分で型開き、
山の部分で型締がなされる。さらに詳しく説明すると、
以下の通りである。

固定カム（６）が山の部分においＣＩＪ−／りＡは前進
し、プラテン（４）は型締方向へと作動する。又、同時
にリンクＡの前進によりリンクＢは支点Ｄｔ軸にして旋
回する。す／りＢの旋回によりリンク及びタイバー（８
）は旋回又は後退し、プラテン（４）は型締方向へと作
動する。以上の一連の作動により型締がなされる。一方
、固定カム（６）の谷の部分においては各ユニットは型
締時と逆に作動し、型開きがなされる。プラテン（４）
にはブロービン（９）の打込み装置が取付けられ、パリ
ソン（２）咬え込み時直前はエアーシリンダーロＣの作
動により金型（５）と反対側に後退し、咬え込み後は前
進する。ブロービン打込み装置は打込み用油圧シリ７ダ
ー０υ及びブロービン（９）で構成され、パリソン（２
）咬え込みの後、ホイール（３）が１５°回転するとブ
ロービン（９）が油圧シリンダー〇、ｌｌの作動により
パリソン上部に打込まれ、同時にブロービン（９）内の
ノズルより圧縮エア−が金型内に吹込まれ、パリソン（
２）が金型形状と同一形状に成形される。ブローピン（
９）の打込み及びエアーブローはホイールの回転角度２
６０°の間、続けられる。成形品が冷却されるとブロー
ビン（９）が油圧シリンダー〇〇の作動により金型（５
）よりはずされ、成形品を咬えたまま上昇する。次いで
ストリッパープレートにより成形品がブローピ／（９）
よりはずされ成形機から排出される。ホイール（３）の
回転はモーター駆動によるが、ローラーカム式のインデ
ックス機構が採用されているため周速度は一定でなく、
金型がダイス（１１直下に位置する直前は極めて低速度
に、そしてパリソン（２）ヲ咬えると同時に一瞬停止し
、カッターα２でパリソン＋２１１にカットした後は増
速して回転する。

上記の成形方法により所望のプラスチックボトルが３２
も恰の能率で得ることが出来た。

〈発明の効果〉 本発明は以上の構成になっているので、次のような優れ
た実用上の効果を有する。

（イ）　ロータリー方式でありながら、ブロービンを打
込む方式を採用しているので、ボトル全中空成形した後
、別工程としての口元形状の仕上げの必要がな（、ロー
タリー方式の生産性の良さと、レシプロ力式の口元仕上
げ良さの双方の利点を兼備えており、シャンプー、液体
洗剤、調味料、飲料水、医薬品、トイレタリー、化粧品
等の包装用ボトルの広い分野に利用できる。

（ロ）　ホイールが水平に回転するので成形された容器
の排出及びパリの回収するスペースをとり易く、容易に
行なえる。

ｐｌ　　金型の開閉はカムとカムフォロワーの組合わせ
及びリンク機構などの簡単な機構により正確に行なわれ
、全体の機構は従来の成形機と大幅に変わるところがな
く、簡単な機構になっている。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例の金型部分を示す説明ｆ７１・
・カムフォロ’７−（８１・・・タイバー（９）・・・
ブローピン　　　　Ｑｌ（ｌυ・・・エアシリンダー＋
１２１・・・ロッド

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）溶融された熱可塑性樹脂をダイヘッドよりパリソン
   として連続的に押出し、該パリソンを水平に回転するホ
   ィール上に取付けられた金型で咬えた後、ブローピンを
   パリソン上部に打込み、成形品の口元となる部分を成形
   すると同時にパリソン内に圧縮エアーを吹込み、所望形
   状の中空成形品を得ることを特徴とするロータリー式中
   空成形方法。 ２）固定カムを中心として水平に回転するホィール、該
   ホィール上に等間隔に固定された軸受を介してホィール
   の径方向に往復動する内方端にカムフォロワーを有する
   ロッド、該ロッドの外方端に設けられた型締機構及び該
   型締機構の上方に設けられた上下動可能なブローピンと
   から成り、型締機構は前記ロッド外方端に設けられた一
   対のプラテンと各プラテンの内側に設けられた金型から
   成り、前記一対のプラテンのうち、固定カムに近い方の
   プラテンがホィールの回転による前記ロッドの往復動に
   よって他方のプラテンに対して前進後退して金型の開閉
   を行なうようにしたことを特徴とするロータリー式中空
   成形装置。