JPS62164626A - 降圧および利尿剤 - Google Patents

降圧および利尿剤

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JPS62164626A
JPS62164626A JP655986A JP655986A JPS62164626A JP S62164626 A JPS62164626 A JP S62164626A JP 655986 A JP655986 A JP 655986A JP 655986 A JP655986 A JP 655986A JP S62164626 A JPS62164626 A JP S62164626A
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JP
Japan
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active ingredient
substance
diuretic
antihypertensive
antibiotic
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JP655986A
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English (en)
Inventor
Mitsugi Hachisu
蜂須 貢
Motohiro Nishio
元宏 西尾
Uehito Takeda
武田 植人
Masaji Sezaki
瀬崎 正次
Michio Kojima
小嶋 道男
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Meiji Seika Kaisha Ltd
Original Assignee
Meiji Seika Kaisha Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は抗生物質SF −2370物質を有効成分とす
る新規な降圧及び利尿剤に関する@ (従来の技術と発明が解決しようとする問題点)従来、
種々な化合物が血圧降下剤すなわち降圧剤、あるいは利
尿剤として使用されている。現在臨床で実用されている
高血圧治療剤は、種々のメカニズムによるものがあるが
、大別すると、■いろいろな生理作用の結果として末梢
血管を拡張し、これにエリ血液の蓄積容量を増して血圧
を下げる薬剤と、0体内に無機塩と共に貯留した体液を
排泄させる利尿作用による薬剤とがある。利尿作用のみ
による血圧降下剤は塩類摂取の制限等によりその薬効が
波器してしまう。そのため、臨床では、初期の高血圧症
に対しては利尿剤単独の投与で治療するが、降圧効果が
それ以上得られない場合や、重とくな高血圧症の場合に
は、利尿剤と血圧降下剤とを併用投与している。
他方、抗生物質SF −2370物質はアクチノマジュ
ラ(ActLnomadura )属に属する放線菌、
  SF−2370株(微工研菌寄第7760号として
寄詫されている)の培蓋液中から分離された新規抗生物
質であり、抗菌、抗カビ作用を示す(本出願人の出願に
係る特願昭59−210524号明細書参照)。
SF −2370物質は例えば農業用の殺菌剤としてイ
ネ、白葉枯病に対する強い防除作用を有する(特願昭6
0−93755号)が、その他の分野、例えば化学療法
用抗菌剤として用いるには、SF −2370物質はそ
の抗菌作用が不充分であると認められた。
本発明者らは抗生物質SF −2370物質の化学構造
を検討した結果、次式 に示す化学構造を有することを明らかにした( J。
Antibtottca誌38巻、1437〜+439
頁(+985年))。SF −2370物質は、淡黄色
結晶状を呈する中性物質であり、分子式はC27H2j
N3o5’融点は256°C9比旋光度は〔α〕25+
57°(co、1.メタノール)であり、呈色反応でダ
レイブ・リーノZツク試薬に陽性、ニンヒドリン及び塩
化第二鉄試薬に陰性を示し、ピリノン、ジメチルホルム
アミr。
ツメチルスルホキシド、メチルセロソルブ及びクロロホ
ルムに可溶、メタノール、酢酸エチルに難溶、水、n−
ヘキサンに不溶である。
(問題点を解決するための手段) 本発明者らは、すぐれた降圧剤、利尿剤の開発を意図し
て研究中に、前記の抗生物質SF −2370物質が降
圧作用と利尿作用とを夫々に独立した生理的活性として
有し、降圧、利尿剤として有用であることを知見した。
従って、本発明によると、抗生物質SF −2370物
質を有効成分として含有することを特徴とする降圧、利
尿剤が提供される。この有効成分は薬学的に許容される
固体又は液体状の公知の担体と混合して製剤される。
本発明の有効成分化合物であるSF −2370物質は
後記の実験例1〜3で例証するように、降圧作用および
利尿作用を夫々、独立した生理的活性として持ち合わせ
ているため、その投与時に他の降圧剤又は利尿剤を併用
する必要がないa即ち、本発明の薬剤はこれを単用した
場合にも体液量を減少させ更に積極的に血圧を下降させ
るという理想的な高血圧治療剤である。本発明の有効成
分化合物は上記の高血圧治療剤の薬効メカニズム■及び
■を兼ねそなえており、降圧および利尿作用の両方を示
す特色がある。
SF −2370m質の毒性をctciy系マウスを用
いて評価したところ、LD5o  値は0.5〜19/
に9の間であり、その毒性は極めて低いことが示された
以上の事よシ、本発明の有効成分化合物が高血圧治療剤
として臨床に適することが明らかである。
本発明の薬剤は適切な投与方法で使用される。
一般に経口用製剤として用いられるが、静脈内用注射剤
としても用いることができる。
固型製剤を調製する場合は、有効成分化合物。
SF −2370物質に通常の賦形剤、安定化剤、さら
に必要に応じて結合剤1、滑沢剤、着色剤、鵠味剤など
を加えたのち、常法により錠剤、被覆錠剤、顆粒剤、散
剤、カプセル剤、等を作ることができる。
注射剤を調製する場合は、上記SF −2370*I質
にpH調整剤、緩衝剤、安定化剤1等張削などを添加し
、注射用蒸留水に溶解して、アンプルあるいはバイアル
中に封入することができる。
SF −2370物質の投与量は、体重、年令、症状等
によって異なるが、通常、成人に対する1日投与量は、
SF −2370物ηの10〜100ηで静注剤又は経
口剤として適用するり 次に、本発明で用いるSF −2370物質の血圧降下
活性及び利尿活性を実験列で例証する。
実験例1 デオキシコルチコステロン アセf −ト(DOCA)
/生理食塩水誘発高血圧ラットにおける5F−2370
物質の降圧効果。
デオキシフルチコステロン アセテート/生理食塩水誘
発高血圧ラットは以下の方法によって作製し、これにS
F −2370物質を投与して降圧作用を非観血法によ
り検討した。
即チ、(t41 g O〜2005+のSD系ラットの
片腎をエーテル麻酔下に摘出除去したのち、当該ラット
を、水道水の代りに1%食塩水を飲料水として与えて飼
育した。飼育期間中、DOCA(deoxycorti
costerone acetate )を4チアラビ
アゴム水溶液に懸濁した懸濁液を週−回、DOCAの+
0IIv/にgづつの投与量で皮下投与した@この様に
して飼育したラットのうち、術後4週間以上経過して血
圧が常に17 Q mmHg 以上となったラットを選
別し、供試動物として用いた。
供試薬としてSF −2370物質は5チアラビアゴム
水溶液に懸濁して経口投与した。投与層一定時間後の血
圧を以下の方法で測定した。即ち、被検ラットをあらか
じめ37°Cで約5分間保温して尾の動脈を良く拡張さ
せ、非観血血圧測定装置(植田製作所製、UMIOI)
を用い、ティルカフ法により測定した。比較薬剤として
ハイドロフルメチアジド(Hydroflumethi
azide )  を用いて同様に試験した。実験結果
を表1に示す。
表   1 供試化合物   投  与 量 最大血圧降下値5F−
2370物質(本発明)      Io      
 18’30    27 ” 100    46°′°訃 ハイドaフルメチアットOt較)      30  
     15実験例2 自然発症高血圧ラット(saR)における降圧効果。
日本チャールズ・リック−社より購入したSIRのうち
、血圧が170 rrmHg以上のものを供試動物とし
て採用した。その他は夾験例Iと同様にしてSF −2
370物質を投与、血圧降下値を測定した。
実験結果を表2に示す。
表   2 供試化合物   投 与 量最知圧降下値5F−237
0物’I(本発明)308too     23※ ハイドロフルメチアジド(比較)      30  
     7実験例3 尿量お工び電解質排泄に対する作用。
−夜絶食したSD系ラット(1群5匹)を用い、供試化
合物は5チアラビアゴム水溶液に懸濁し、経口投与した
。供試化合物の投与30分後、生理食塩液を2.5 t
rt/体重too、litの割合で経口投与してナトリ
ウムイオンを負荷し、個別代謝ケージに入れ、5時間内
に排泄された尿の全量採取した。
採取した尿は尿量お工び尿中のNa  fiを測定した
@尿中Na 量は、イオンアナライデーMode140
7 A (0RION Res、 )により測定した。
ナオ尿の一般性状は尿検査用試験紙(マルチイスティク
ス)により定性的に検討した。比較薬剤として・−イド
ロフルメチアゾドを用いて同様に試験した。
得られた実験結果を表3に示す。
表   3 尿量および尿中Na排泄量 供試化合物  投 与 量 尿 量 Na排泄量(+v
/kg、経口)  (イ)     (イ)SF−23
70物’!(本発明)     3    136  
 89+0   153”壷 199”÷ 30   149※ 141※ 以上の結果から判るように、8F −2370物質は強
力な降圧、利尿剤としての生理活性をもち、理想的な高
血圧治療剤としての有利な特性を示す。
以下に本発明の降圧、利尿剤の調製例として実施例を示
すが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない
実施例I SF −2370物質の59及びマンニトールの5gを
注射用蒸留水に溶解して1000−とし、その溶液から
常法にエリ除菌した後、2−ずつバイアルに分注し、注
射液とした。
実施例2 SF −2370物質の1部及び乳糖の4部の夫々の微
粉末を良く混和し、その混合物を50メツシユの篩で篩
別し散剤とした0 実施例3 SF −2370物質の2部、乳糖の1.7部、コーン
スターチのα8部及びポリビニルビクリトンの0.05
部を混合し、常法によりエタノールで造粒。
乾燥、整粒し、これに0.5チのステアリン酸マグネシ
ウムを加え混和した。その混合物を常法により1錠25
07N!の錠剤とした。
なお、本発明の薬剤で有効成分化合物として用いられる
SF −2370物質はそれ自体が新規物質であるので
、以下にその製造例を参考例として示す。
参考例1   (SF−2370物質の製造)グルコー
ス2.0俤、小麦胚芽1.0チ、はプトン0.51酵母
エキス0.51炭酸カルシウムQ、 1チを含有する培
地:zoy(pi(7,o)を100−答三角フラスコ
に分注し、+20’c、15分間、滅菌した。これに微
生物、アクチノマジュラ・エスピーSF −2370株
(微工研薗寄第7760号)を接種し、28°017日
間、毎分220回転で培養を行った。この培養物20−
をグルコース1.5%、小麦胚芽1.Ol コーンステ
イーグリカー1.0%、ファーマメディア0.5%、炭
酸カルシウム0.3%からなる生産培地600mg(+
)87.O)を含む1を容ツヤ−ファーメンタ−に接種
し、28°Cで5日間、通気攪拌培養(通気櫨毎分60
0−1回転数毎分500回転)を行った。培養終了後、
珪藻土な助剤に用いてr過し、培養菌体を得た。この菌
体に70チアセトン水500−を加えて有効成分を抽出
し、菌体をp別した。ついで菌体抽出液を減圧下濃縮し
てアセトンを留去し、得られた濃縮液250W#tに酢
酸エチル250−を加えて振盪し、有効成分を抽出した
。この抽出操作を2回くりかえし、得られた酢酸エチル
抽出液500−を無水硫酸す) IJウムで乾燥後、減
圧下濃縮して油状物質を得た。この油状物質にn−ヘキ
サンを加え、生じた沈澱をr取して粗物質286■を得
た。この粗物質をクロロホルム−酢酸エチル(l O:
 I)混液に溶解し、シリカゲルC−200(和光紬薬
工業社製)60−のカラムにかけ、クロロホルム−酢酸
エチル(+o:l)混液600fntで展開した。展開
液はシリカダル薄層クロマトグラフィー(メルク社、キ
ーセルグル、60 F 254.5714 :展開溶媒
:酢酸エチル)を行い、紫外線(2541m )  を
照射して判別できるスポットとしてRf値0.58を示
し且つサルシナ・ルテア(Sarcinalutea)
  を被験菌とするは−・母−・ディスク法による生吻
検定で抗菌活性を示す分画を集めた。この活性分画を減
圧下に濃縮乾固して216■の淡黄色粉末を得た。この
粗粉末を酢酸エチルに溶解して分取用シリカゲル薄層ク
ロマトグラフィー(メルク社製キーセルP ル60 F
 254.5744.展開溶媒:酢酸エチル)を行い、
活性部分(Rf 値帆58)をかきとり、酢酸エチルで
抽出した。抽出液を減圧濃縮後、メタノールを加えて一
夜放置すると、SF −2370*質の淡黄色結晶79
mqが得られた。
参考例2   (5F−2310物質の製造)参考例1
に記載したと同様にして得られたアクチノマゾユラ・エ
スピーSF −2370株の種培養物1tをそれぞれ前
記の生産培地351を含む50L容ジャーファーメンタ
−2基に接種し、28°Cで5日間通気攪拌培−4(通
気量毎分351、回転数毎分200回転)を行った。培
養終了後、培養物をf過して得られた菌体に70=17
七トン水25Lを加えて有効成分を抽出する操作を2回
行い、菌体をr別して抽出液50tを得た。この抽出液
を減圧下濃縮してアセトンを留去し、得られた濃縮哉に
酢酸エチル301を加え、15分間攪拌して有効成分を
抽出した0酢酸エチル抽出液を無水硫酸ナトリウムで乾
燥後、減圧下濃縮して淡黄色粗結晶33Iを得た。この
粗結晶をクロロホルム−メタノール混液から再結晶を2
回〈シ返してSF −2370物質の淡黄色結晶+5.
litを得た。
なお、SF −2370物質の更に詳しい物性及び展造
去については、本出願人の出願に係る4?願昭59−2
10524号明細書の記載が参照される。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 抗生物質SF−2370物質を有効成分として含有する
    降圧および利尿剤。
JP655986A 1986-01-17 1986-01-17 降圧および利尿剤 Pending JPS62164626A (ja)

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