JPS6216455Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は各種の家庭用の小型機器におけるコー
ド収納装置に関するもので、とりわけコードのプ
ラグ部の処理を簡易に行なわせるものである。

従来例の構成とその問題点 従来より機器の外周部にコード収納部を設けて
ここにコードを巻付けて収納するものが知られて
いる。しかしコードを巻付けていつた後の先端の
プラグ部処理について特別な配慮がなく、機器の
持ち運び時にコードがほどけてバラケてしまうと
いう問題があつた。

考案の目的 本考案はこの問題を解決したものであり、コー
ドのプラグ部を簡単な構成により容易に保持する
ことができるようにし、コード収納を確実に行な
わせたものである。

考案の構成 本考案は機器本体の外周に設けた下向きのリブ
と、機器本体の底板の外周に設けた上向きのリブ
間にコード収納部を形成するとともに、コード収
納部の一部には下向きに係止片を設け、この係止
片と対向する底板のリブには切欠部を形成し、こ
の係止片と切欠部を通してコードのプラグ部に近
接する部分を前記上向きのリブの上面に保持した
ものであり、機器の持ち運び時にプラグ部がコー
ド収納部から脱落してコードがほどけてバラける
ということをなくしたものである。

実施例の説明 以下、本考案の一実施例について添付図面をも
とに説明する。図はオレンジジユーサを示してお
り、１は絞りコーン、２は絞りコーン１の下方の
フイルター、３はジユース容器、４は機器本体
で、内部にモータ、減速機構等の機能部を収容し
ている。５は機容本体１の外周に設けた環状で下
向きのリブである。６は機器本体１の底板で、外
周には環状で上向きのリブ７を形成している。そ
してリブ５，７間はコード８を巻きつけて収納す
るコード収納部９となつている。１０はコード収
能部９の壁面の一部に形成した下向きの係止片
で、これと対向するリブ７には切欠部１１を形成
している。係止片１０は切欠部１１の中央部に位
置し、リブ７と係止片１０の側端面間にはコード
８が通る隙間が形成されるものである。１２はコ
ード８の端部に設けたプラグ部である。

上記機器において、コード８は第２図に示すよ
うにコード収納部９に巻き付けて収納されるもの
であるが、プラグ部１２の近傍のコード部分は切
欠部１１を通して係止片１０に係止され、かつリ
ブ７の上面に保持されるものである。このような
状態においては、プラグ部１２がコード収納部９
から容易に外れることがなく、確実に保持される
ものである。

考案の効果 以上のように本考案の機器のコード収納装置
は、下向きのリブと上向きのリブ間に形成された
コード収納部の一部に下向きに係止片を設け、こ
の係止片と対向する底板のリブには切欠部を形成
し、この係止片と切欠部にコードを通すことによ
りコードを蛇行させ、かつコードのプラグ部に近
接する部分を前記上向きのリブの上面に保持する
ようにしているため、コードのプラグ部に近接す
る部分の保持はきめて簡単な操作により確実なも
のを得ることができ、したがつて機器の持ち運び
時にコードがほどけてバラけるということはな
く、非常にその使い勝手は良好となるものであ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例装置を組込んだオレ
ンジジユーサの外観斜視図、第２図は同装置の要
部斜視図である。 ４……機器本体、５，７……リブ、８……コー
ド、９……コード収納部、１０……係止片、１１
……切欠部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 機器本体の外周に設けた下向きのリブと、機器
   本体の底板の外周に設けた上向きのリブ間にコー
   ド収納部を形成するとともに、コード収納部の一
   部には下向きに係止片を設け、この係止片と対向
   する底板のリブには切欠部を形成し、この係止片
   と切欠部にコードを通すことによりコードを蛇行
   させ、かつコードのプラグ部に近接する部分を前
   記上向きのリブの上面に保持した機器のコード収
   納装置。