JPS62160187A - 高吸水シ−ト - Google Patents

高吸水シ−ト

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JPS62160187A
JPS62160187A JP29828085A JP29828085A JPS62160187A JP S62160187 A JPS62160187 A JP S62160187A JP 29828085 A JP29828085 A JP 29828085A JP 29828085 A JP29828085 A JP 29828085A JP S62160187 A JPS62160187 A JP S62160187A
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JP
Japan
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resin
water
sheet
amount
highly water
Prior art date
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Pending
Application number
JP29828085A
Other languages
English (en)
Inventor
Motoharu Yatsuhashi
八橋 元治
Masahiko Fujiwara
藤原 正彦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Filing date
Publication date
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  • Water Treatment By Sorption (AREA)
  • Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、原子力発電所や放射性物質を取り扱う原子力
関連設備等において、放射能汚染水を除去する高吸水シ
ートに関するものである。
〈従来の技術〉 原子力関連設備等で発生する放射能汚染水は、従来、祇
ウェス等で吸収除去していた。
〈発明が解決しようとする問題点〉 しかし、祇ウェスによる放射能汚染水の吸収は、主とし
てウェス繊維の毛細管現象による物理的な吸収であるた
め、その吸収量は精々自重の15倍程度が限度である。
このため、汚染水の処理量が多い場合、大量の紙ウェス
が必要となり、放射線廃棄物の増加を招く。
因に、沸騰水型原子炉(BWR)の初期プラントでは、
110万KW級の場合で1年間の発生廃棄物量はドラム
罐単位で約4000本と言われており、そのうち約30
%が祇ウェス、祇タオル、手拭き紙、ポリエチレンシー
ト、作業衣等の可燃性雑固体廃棄物であるという。ここ
で、汚染水除去の祇ウェスが約2割としても240本に
もなる。
本発明は、このような従来の実情に鑑みてなされたもの
である。
く問題点を解決するための手段及びその作用〉本発明の
特徴とする点は、高吸水性樹脂に着目した点にある。よ
り具体的には、少なくとも自重の100倍以上の吸水性
能を有する高吸水性樹脂と、該樹脂が収容され水透過性
で当該樹脂の吸水後の重量を支える外装材とからなり、
前記高吸水性樹脂の充填比率(X)を当該樹脂の吸水性
能に応じて下記の範囲に設定した高吸水シートにある。
KP  15      KP  15ただし、K、は
高吸水性樹脂の吸水性 能(Kg/Kg)を示す。
本発明で使用する高吸水性樹脂は例えば水溶性樹脂を架
橋剤、分子内の縮合反応等により架橋させ不溶化するこ
とにより得られる。原料の水溶性樹脂としては、澱粉系
、セルロース系、ポリアクリル酸ソーダ、アクリル酸ソ
ーダ重合体、ポリエチレンオキサイドからの誘導体のよ
うな合成ポリマー系のもの等が挙げられ、これらのもの
の吸水性能は自重の150〜1000倍程度にも及ぶ程
度販品としては、例えばワンダーゲル5A−20(花王
石鹸社製、吸水性能純水で450倍)、サンウェッ)I
M〜1000 (三洋化成工業社製、吸水性能純水で1
000倍)、スミカゲルS−520(住人化学工業社製
、吸水性能純水で600倍)等がある。
通常、この高吸水性樹脂は粉粒状であるが、吸水すると
寒天状となり、吸水量だけ自重が重くなる。
このため、本発明では、この高吸水性樹脂を水透過性で
適度の強度を有する外装材で包んである。
これにより、吸水後の運搬、保管等が容易になる。
この外装材しては、水透過性で吸水後の樹脂重量を支え
る強度があるものであれば、特に限定されないが、例え
ば布等の材料がよく、例えばポリエステル、ナイロン、
ポリプロピレン、レーヨン等の材質からなる不織布又は
これらの繊維を績んだもの等が挙げられる。
この外装材での具体的な樹脂の収容構造は特に問わない
が、例えば第1図や第2図に示した構造のものが考えら
れる。第1図の場合は高吸水性樹脂1を2枚のポリエス
テル不織布(外装材)2゜2の間に入れ、この不織布2
.2のエツジ部分を縫い糸3で縫い合わせて封着したも
のである。第2図の場合は使用時、適当な部分から切断
して使用できるように長尺な2枚の不織布2’、2′を
用意し、この布2’、2’の間に高吸水性樹脂1を間欠
的に入れ、やはり不織布2′、2’のエツジ部分を縫い
糸3で縫い合わせて封着したものである。ここで、封着
方法としては熱融着や接着材等によるその他の方法も可
能である。
又これらのシートを何層かに積層させてもよく、更には
幅広のシートとし、その場合内部樹脂の偏りを防くため
やはり縦方向や横方向等の任意方向に沿って縫い糸等に
よる封着部分を適宜形成すればよい。
このような構造のシートへの高吸水性樹脂の充填比率(
X)であるが、シートに占める樹脂量が多くなればなる
程、一定量の汚染水を処理するためのシート量(発生廃
棄物量)が少なくなるため有利であるが、一方、樹脂量
が多くなると、その分、強度の大きい外装材が必要とさ
れ、又シート構造自体も丈夫でなければならず、コスト
高となる。
そこで、原子力発電所等の設備において、その汚染水量
を想定し、発生廃棄物の減少効果が顕著となる樹脂の充
填比率(X)が好ましく、これを上限とすることがコス
ト的に有利である。一方、充填比率(X)の下限は本吸
水シートの特徴から祇ウェス、不織布、布等の毛細管現
象による吸水量と比べて樹脂による化学的吸水量が同量
以上であること(発生廃棄物が172以下)が望ましい
この点を考慮して、樹脂の充填比率(X)の範囲を次の
ように設定した。
KP −15KP −15 ただし、K、は高吸水性樹脂の吸水性 能(Kg/Kg)を示す。
この範囲は次のようにして求められる。
(1)樹脂の充填比率の上限値 発生廃棄物量は、吸水シートの吸水性能及び汚染水の処
理量から求まり、式■で表される。
(KP  KS ) X + KS ただし、 Y;発生廃棄物量(Kg) W;放射能汚染水量(Kg) K、;高吸水性樹脂1Kg当たりの吸水量(Kg) K、;吸水シートを構成する外装材1Kg当たりの吸水
量(Kg) X;吸水シートに占める高吸水性樹脂の比率(0<X<
1) 上記式■からYとXとは反比例の形となり、第3図のグ
ラフで表される。
この第3図から、式■の接線の傾きが−1となる高吸水
性樹脂の比率(XUL)までは樹脂量の増加と共に発生
廃棄物量の減少が顕著であるが、それ以上では減少効果
は低い。従って、樹脂比率はXUL以下の場合が効果的
と言える。
このXLILは式■の傾き−1とすることにより、式■
から求めることができる。
これをXULについて解くと、 KP −KS 結局、XLILはに、、に、及びWから決まる。
布、紙等の外装材の毛細管現象を主体とした吸水量に、
は約15が限度であり、又原子力発電所においてウェス
で処理する1回の汚染水量Wは一船的に100Kgを越
えることは少ない。
一方、市販されている高吸水性樹脂の吸水量は自重の1
50〜1000倍程度である。
程度のことから、W= 100 K gSKs −15
Kgにおける各吸水性能の樹脂に対応するXuLを求め
ると、第1表の如くである。
第1表(効果的な樹脂比率の上限値) この第1表から、原子力発電所の放射能汚染水の処理は
吸水性能に応じたXuL値以下が効果的であることが分
かる。
(2)樹脂の充填比率の下限値 樹脂の化学的吸水量が紙、布の毛細管現象による物理的
吸水量と等価となる樹脂の充填比率(XLl、)は以下
の式■から求められる。
KP XLL十KS  (I  XLL) =2Ksこ
れをXLLについで解くと、 K p  K s 上記上限値の場合と同様、Ks=15Kgにおける各吸
水性能の樹脂に対応するXLLを求めると、第2表の如
くである。
第2表(シート特性からくる樹脂比率の下限値) ゛こ
の第2表より、吸水ソートとしての要求特性から各樹脂
の吸水性能に応したXLL値以上が望ましいことが分か
る。
以上のことから、吸水シートに占める高吸水性樹脂の充
填比率(X)が前記した範囲に設定されることが分かる
本発明において、放射能汚染水を吸水したシートはドラ
ム罐詰めによる保管又はその後の焼却処理が可能である
〈発明の効果〉 以上の説明から明らかなように本発明の高吸水シートに
よれば、次のような優れた効果が得られる。
■高吸水性樹脂を用いであるため、従来の祇ウェスに比
較して大きな吸水効果が期待できる。実際のシートの場
合、その吸水量は、樹脂の吸水性能、樹脂の充填比率に
よっても変わるが、シート自重の30〜310倍程度の
吸程度可能である。
これは従来の紙ウェスの2〜20倍程度程度達する吸水
量である。
■このような高吸水性能を有するため、一定量の放射能
汚染水を吸収処理する場合、従来の祇ウェスに比べて使
用シート量が少なくてよく、その発生廃棄物量(汚染水
量は除き吸水媒体としての廃棄物量)が172〜l/2
0程度と大幅に低減される。
■シート自体の構造が簡単で低コストでの製造が可能で
ある。
■又シート全体は可燃性物質からなるため、放射能汚染
水を吸水・移動処理後、乾燥させることにより、容易に
焼却処理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明に係る高吸水シートの各実施
例を示した一部欠截斜視図、第3図は発生廃棄物量と高
吸水樹脂の充填比率との関係を示したグラフである。 図中、 1・・・高吸水性樹脂、 2.2′・・・外装材、

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 少なくとも自重の100倍以上の吸水性能を有する高吸
    水性樹脂と、該樹脂が収容され水透過性で当該樹脂の吸
    水後の重量を支える外装材とからなり、前記高吸水性樹
    脂の充填比率(X)を当該樹脂の吸水性能に応じて下記
    の範囲に設定した高吸水シート。 X=15/(K_P−15)〜{−15+√[100(
    K_P−15)]}/(K_P−15)ただし、K_P
    は高吸水性樹脂の吸水性 能(Kg/Kg)を示す。
JP29828085A 1985-12-30 1985-12-30 高吸水シ−ト Pending JPS62160187A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0224931U (ja) * 1988-08-06 1990-02-19
JPH0611600A (ja) * 1992-02-14 1994-01-21 Ngk Insulators Ltd 放射性物質を含んだ汚染水の処理方法
WO2008067694A1 (fr) * 2006-12-06 2008-06-12 Xiao Liu Purificateur d'eaux usées médicales
JP2015518136A (ja) * 2012-03-01 2015-06-25 ユーシカゴ・アーゴン・リミテッド・ライアビリティ・カンパニーUChicago Argonne, LLC アクチニド、ランタニド、及び核分裂生成物除染のための超吸収ゲル
CN108423797A (zh) * 2018-03-12 2018-08-21 江西省三净环保科技有限公司 有机废水处理填料

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