JPS62153777A - 油入電器の部分放電監視方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の技術分野１ 本発明は油入電器の部分放電監視方法に係り、特に複数
台運転されている油入電器群の部分１！ｉ電監視方法に
関する。

［発明の技術的背景とその問題点］ 最近の電力需要の増大に伴い油入変圧器等の油入電器事
故の予防保全技術は増々重要な技術課題となっている。

油入電器事故の予防、保全技術としては、例えば変圧器
油をサンプリングしてガス分析する手段や、定期的に、
内部部分放電の有無を監視する手段が取られている。し
かし、近年においてはその重要性にもとづき部分ｔｌｉ
電の常時監視方法が検討されている。

油入電器の部分放電監視手段としては従来一般に部分放
電に伴う電流パルスを検出する検出器と部分放電に伴う
超音波を検出するコロナマイクを備えたものがあり、そ
してこれらの出力から油入電器の内部異常を外部ノイズ
の影響を受けずに監視装置により監視するようにしてい
る。このような監視方法は電流パルスと超音波の伝搬時
間の差から油入電器の部分ｔＩｌ電を監視する装置であ
るが、次の様な問題点を有している。

前記した如く、部分放電監視方法は、電流パルスと超音
波の伝播時間差を利用して行なうものであるが、超音波
を検出するコロナマイクの数は多ければそれだけ精度の
高いものとなる。

一方、分割形変圧器のように油入電器が複数台運転され
ている油入電器群においては夫々の油入電器に複数個の
コロナマイクを取り付け、且つそれらの検出信号を受け
て各油入電器それぞれの監視装置で監視しなければなら
ない。その為例えば、変電所用５００ｋＶ変圧器で例を
とるとコロナマイクが各相３個としても９個のコロナマ
イクが必要なばかりか、監視！ａ置が各相１台計３台必
要となり非常に高価になっている。

一方変電所等には様々な外部のノイズ源がある。

これらのノイズは、３相同時に検出されることが多く、
従来の個別監視方法においては、これらのノイズの判断
が困難な場合が多く監視装置の誤動作の原因となってい
た。

［発明の目的］ 本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、その目的と
する所は複数台の油入電器の監視においても安価で信頼
性が高く、且つ常時監視の可能な油入電器の部分放電監
視方法を提供することにある。

［発明の概要］ 本発明は以上の目的を達成するために複数台運転されて
いる油入電器群の各油入電器に電流パルス検出器と複数
個のコロナマイクとを取り付け、常時は電流パルス検出
信号を１個のコロナマイクから検出信号を１台の監？Ｊ
！装置により監視し、電流パルス検出信号、あるいはコ
ロナマイクからの検出信号が監視装置に入力された時の
み前記複数個のコロナマイクの検出信号により監視する
ようにしたことを特徴とするものである。

［発明の詳細な説明］ 以下本発明の実施例を図面を参照して説明する。

図において、６，７．８は例えば単相器３台により３相
変圧器を構成され夫々同時に運転されている油入電器、
例えば変圧器であり、その各変圧器６．７．８にはその
タンク外周に部分放電に伴う超音波を捕えるコロナマイ
クロ１．７１．８１゜が複数個取り付けられている。そ
して、それら変圧器６．７．８のタンク外周に取り付け
られた複数個のコロナマイクの内１個の検出信号のみが
超音波監視部９に入力されている。そして、他のコロナ
マイクの検出信号は、スイッチ回路部１０へ入力されて
いる。さらに各変圧器６，７．８には、タンクの接地線
部に取り付けられた電流パルス検出器６２，７２．８２
及びブッシングタップに取り付けられた電流パルス検出
器６３，７３．８３が夫々取り付けられ、それらの検出
信号は夫々電流パルス測定器６’４，７４．８４によっ
て測定されている。そして電流パルス測定器６４，７４
゜８４の出力信号は電流パルス監視部１１へ入力される
。一方、変圧器の中性点に取り付けられた電流パルス検
出器１５によって検出測定された電流パルスも電流パル
ス監視部１１に入力されている。

そして、電流パルス監視部１１及び超音波監視部９の少
なくともいずれか一方に、変圧器６，７゜８からの電流
パルスまたは超音波検出信号が入力された場合、電流パ
ルス監視部１１及び超音波監視部９は、複数台の変圧器
６，７．８のいずれの変圧器からの検出信号かを判断し
、スイッチ回路部１０へ信号を発する。スイッチ回路部
１０は、その信号を受信後検出信号を発した変圧器のコ
ロナマイクの伝送回路を全て閉じ監視部１２へ検出信号
が入力される様にする。なお、監視部１２には電流パル
ス監視部１１及び超音波監視部９からの信号も入力され
ている。

そして、監視部１２では異常信号の検出された変圧器の
常時監視を一定期間連続して行い、異常の場合は警報信
号を発する。一方異常のない場合はスイッチ回路部１０
をもとにもどし前記のような通常の監視を行うようにす
る。従って複数台の変圧器の監視が電流パルス監視部１
１、超音波監視部９、スイッチ回路部１１、監視部１２
が夫々１台あれば出来ることになる。

この様に構成された本発明においては、次の様な作用効
果が生じる。

（１）　　前記した如くいずれかの変圧器６，７．８か
らの異常検出信号が検出された時のみ、スイッチ回路１
０が動作してその後異常のあった変圧器のみ連続監視し
、通常は各変圧器に取り付けた１個のコロナマイクと、
電流パルスのみで監視しているので、複数台の変圧器で
も、１個の監視装置で済み、安価なものとなる。

（２）？ｉ電流パルス検出を変圧器中性点に取り付けた
電流パルス検出器と夫々の変圧器に取り付けた７Ｒ流パ
ルスの検出器の両方で検出しているので、どの変圧器か
ら電流パルスが発生したのか容易に判断出来る。即ち、
例えば変圧器６から発生した電流パルスは、電流パルス
検出器６２．６３で最大値として検出されるが他の変圧
器７．８の電流パルス検出器７２．７３及び８２．８３
によっては検出出来ない。このような理由により誤動作
の少ない監視方法が得られる。

（３）　　電流パルスの検出を変圧器中性点と夫々の変
圧器に取り付けた電流パルス検出器によ・）で検出して
いるので、外部ノイズと部分放電にもとヂく検出信号の
区別が容易になり、誤動作の少ない監視方法が得られる
。

即ち、例えば送電線からのノイズは変圧器中性点と各変
圧器に取り付けた電流パルス検出器で検出されるが、夫
々の変圧器に取り付けた検出パルスは同じ大きさで測定
される。また中性点でも検出される。

［発明の効果］ 以上のように本発明によれば、？！数台運転されている
油入電器群の各油入電器に電流パルス検出器と複数個の
コロナマイクとを取り付け、常時は電流パルス検出信号
と１個のコロナマイクからの検出信号を１台の監視装置
より監視し、電流パルス検出信号、あるいはコロナマイ
クからの検出信号が監？！装置に入力された時のみ前記
複数のコロナマイク検出信号により監視するようにした
ので、？！！数台の油入電器の監視においても安価で信
頼性が高く、且つ常時監視の可能な油入電器の部分放電
監視方法を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

図は、本発明の一実施例による油入電器の部分放電監視
方法を説明するための概略ブロック図である。 ６．７．８・・・変圧器、６１．７１．８１・・・コロ
ナマイク、９・・・超音波監視部、１０・・・スイッチ
回路部、１１・・・電流パルス監視部、６２．７２゜８
２．６３，７３．８３・・・電流パルス検出器、６４．
７４．８４・・・電流パルス測定器、１２・・・監視部
、１５・・・電流パルス検出器。 出願人代理人　弁理士　鈴江武α ロー−−一−へ−−−−１

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）複数台運転されている油入電器群の部分放電を各
   油入電器に取り付けられた電流パルス検出器と、同じく
   複数個のコロナマイクとからの検出信号により監視する
   油入電器の部分放電監視装置において、常時は電流パル
   ス検出信号と１個のコロナマイクからの検出信号を１台
   の監視装置により監視し、電流パルス検出信号、あるい
   はコロナマイクからの検出信号が監視装置に入力された
   時のみ前記複数個のコロナマイクの検出信号により監視
   するようにした油入電器の部分放電監視方法。
2. （２）電流パルス検出信号、あるいはコロナマイクから
   の検出信号が監視装置に入力された油入電器のみ複数個
   のコロナマイクの検出信号により監視するようにした特
   許請求の範囲第１項記載の油入電器の部分放電監視方法
   。
3. （３）電流パルスの検出を油入電器中性点に取り付けた
   電流パルス検出器と、夫々の油入電器に取り付けた電流
   パルス検出器の両方で検出するようにしたことを特徴と
   する特許請求の範囲第１項記載の油入電器の部分放電監
   視方法。