JPS621301A - アンテナの方向調整方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はアンテナの方向調整方法に関する。

〔従来の技術〕

従来アンテナの方向を調整する方法としては、対向する
アンテナから発射された電波の強度を測定しながら一方
のアンテナを一番電界強度の強い方向に向く様にする調
整方法が用いられていた。

また、一部には、方向調整のため、拡散度の少ないレー
ザー光等を用いることも試みられている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上述した従来の電界強度によるアンテナ方向調整方法で
は、対向するアンテナ間近辺のビル等の障害物、あるい
は、池、湖、海等による反射波や他の電波などによって
必ずしも最良の伝播状態すなわち直線的に対向するとは
限らず、またシステム完成後でないと伝播試験が出来な
いため、アンテナを正確に対向せしめるように調整を行
うのは、非常に困難である等の問題点があった。

また、上述した拡散度の少ないレーザー光を用いる方法
は、レーザー光が拡散度が少ないため、特に発生器側周
のレーザー光の対向局への発射方向に高精度を要し、そ
のための高度の加工技術を伴う発生器が必要であり、か
つ、この様な発生器および受光器は、対向する両局のそ
れぞれのアンテナの方向調整するために両局に備える必
要がある。さらに、これら発生器、受光器を作動させる
ための電源が必要である。また、これらの設備は、アン
テナの据付あるいは移設の時のみ使用するものであるた
め、経済的にも問題があった。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明の手段は、見透し内通信におけるアンテナ方向調
整方法において、該アンテナに付加されたアンテナのメ
インビーム方向に平行な光軸を有する照準器で、対向局
から来る可視光を用いて目視により方向調整を実施する
ことを特徴とするアンテナの方向調整方法である。

すなわち本発明の方向整調方法は、アンテナにメインビ
ームと同一方向に向いている照準器等の付加機能を追加
し、これを用いることにより、一般的可視光（レーザー
等のコーヒレントな光線である必要がなく、太陽光など
の自然光で充分である。）を目視により方向調整を行な
える特徴を持つ。

〔実施例〕

つぎに本発明を実施例により図面を参照して説明する。

第１図は本発明を実施するための装置の１実施例の側面
図である。この図においてパラボラアンテナ１の矢印で
示すメインビーム２と平行の矢印で示す光軸３を有する
照準器１０がパラボラアンテナ１の側部に配設される。

照準器１０は前部対物窓１１および後部対眼窓１２を有
する。後部対眼窓１２の後方（図では右側）には望遠レ
ンズ２１．集光器２２．ファイバーケーブル２３および
観測器２４が装着される。なお４は方向調整用機構５は
アンテナ支持金具、６はアンテナ取付棒である。

この装置を用いてアンテナ１の方向調整をするには、対
向局から可視光、例えば鏡による太陽の反射光（自然光
）が照準器１０の前部対物窓１１と後部対眼窓１２の両
者に入るように、アンテナ１の方向調整を行なえばその
目的は達成される。アンテナの方向調整操作は照準器１
０の後部対眼窓を通った可視光を望遠レンズ２１．集光
器２２．ファイバーケーブル２５を通して観測器２４で
観測し、アンテナ方向調整機構４の場所にいる作業員が
、現在のアンテナ１の方向ずれを遠隔操作する。

対向局に於いて、可視光をアンテナｌの照準器１０送達
するには、鉄塔上部のアンテナ取付部でなく地上で鏡を
利用し太陽光を当該局方向へ反射させれば良い、これは
、一般に数〜数１０ｋｍの距離をもつラジオリンクに於
いて、鉄塔局高分のずれはｌ°以下のものであり、アン
テナのビームの拡がりの角度（一般に半値角）に比較し
て充分小さいものである。この反射光を肉眼あるいは双
眼鏡で方向を確認し、それの大体の方向に、アンテナを
向ける。その後、本発明の方法にて微調整を行なう。後
方対眼窓１２より前部対物窓１１を観察し、上述反射光
の光点と当該前部対物窓１１のずれがアンテナのメイン
ビームの方向のずれである。アンテナの方向の微調整を
行ないつつ、前部対物窓ｌｌ内に反射光の光点を捕えた
時がアンテナの方向調整が完了した時である。

第２図は八木アンテナ８に前後対物窓１１および後部対
眼窓１２を有する照準器１０を装備した場合の実施例で
あって、その操作は第１図により説明したものと略同様
である。

第３図（Ａ）、（Ｂ）は前部対物窓の形状の２例を示し
くＡ）は基本形１１１．　（Ｂ）は偏り角度直読式１１
２である。この直読　式１１２は対向局からの光点の場
所によりメインビームが、現在中心より上下、左右それ
ぞれ、何度ずれているか、対物窓１１２の縦横の線から
直読出来る様にしたものである。この対物窓１１２にお
いて、例えば中心の丸１１２ａより右へ１ます分ずれて
いれば５°のずれ等の直読が出来る。

第１図の対眼窓の後方にある望遠レンズ２１．集光器２
２．ファイバーケーブル２３．観測器２４は本発明の目
視により方向調整を行なう際に、アンテナ方向調整用機
構４の場所にいる作業員が、現在のアンテナの方向ずれ
を遠隔監視するために付加された本発明の応用機能であ
る。これにより、上記作業員が照準器の所にいなくても
方向調整が行なえるため本作業が容易になり、かつ、足
場の堅い場合で観察が出来るので安全のためにも有用で
ある。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明は、アンテナの方向調整に
おいて、電波の発射を必要としないので、無線機の据付
工事とは独立に、鉄塔の建方、アンテナの据付、給電線
の布設に続けてアンテナの方向調整作業まで完了出来る
ので、屋外工事が一度に終了し、作業能率が向上すると
いう効果がある。一般的に、アンテナの据付作業と無線
機器を使用して行なう方向調整作業とは、それぞれの専
門的作業員によって遂行されているが本発明による方法
であれば、アンテナ据付作業員にも充分可能である。

又、本発明においては、電波の発射を必要としないため
、あるいは、レーザー光発生器の様な電源を必要とする
器機を使用しないため、電源設備がない場合でも方向調
整が行なえる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を実施するための装置の１実施例の側面
図、第２図は本発明を実施するための装置の他の実施例
の側面図、第３図（Ａ）、　（Ｂ）は前部対物窓の２つ
の実施例の正面図である。 １・・・パラボラアンテナ ２・・・アンテナの放射方向（メインビーム）３・・・
光軸　　　　　　４・・・方向調整機構５・・・アンテ
ナ支持金具６・・・アンテナ取付棒８・・・八木アンテ
ナ　　１０・・・照準器１１・・・前部対物窓　　　１
２・・・後部接眼窓２１・・・対物レンズ　　　２２・
・・集光器。 ２３・・・ファイバーケーブル ２４・・・観測器 第１図 第２図 （Ａ）　　　　　ＣＢ） 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 見透し内通信におけるアンテナ方向調整方法において、
   該アンテナに付加されたアンテナのメーンビーム方向に
   平行な光軸を有する照準器で、対向局から来る可視光を
   用いて目視により方向調整を実施することを特徴とする
   アンテナの方向調整方法。