JPS62125202A - 回収ボイラ運転方法 - Google Patents

回収ボイラ運転方法

Info

Publication number
JPS62125202A
JPS62125202A JP26501185A JP26501185A JPS62125202A JP S62125202 A JPS62125202 A JP S62125202A JP 26501185 A JP26501185 A JP 26501185A JP 26501185 A JP26501185 A JP 26501185A JP S62125202 A JPS62125202 A JP S62125202A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
amount
dust
recovery boiler
air
boiler
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP26501185A
Other languages
English (en)
Inventor
坪田 正人
幸男 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Power Ltd
Original Assignee
Babcock Hitachi KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Babcock Hitachi KK filed Critical Babcock Hitachi KK
Priority to JP26501185A priority Critical patent/JPS62125202A/ja
Publication of JPS62125202A publication Critical patent/JPS62125202A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Paper (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は回収ボイラの運転方法に係り、特にボイラ伝熱
面に付着、堆積するダスト量を低減するのに好適な回収
ボイラ運転方法に関するものである。
〈従来の技術及びその問題点〉 製紙プラントにおいて、木材チップを薬液で蒸煮して非
繊維物質を溶かし、これを洗浄して繊維(パルプ)を分
離、濃縮した廃液(以下黒液という)を燃料とする回収
ボイラが知られている。
100℃程度に加熱された黒液は、上下左右に旋回する
スプレーノズルから前記回収ボイラ炉内に噴霧、浮遊さ
せられ、または水冷壁に吹きつけられる。このとき、黒
液は燃焼がま(火炉)中を横切る間に一次脱水して水冷
壁に吹きつけられる。水冷壁に付着した後は、炉の放射
熱で乾燥、熱分解して粗粒状態(以下チャーという)で
炉底部にベッド状となって堆積する。
次に前記チャーペッド中のチャーを還元させて、黒液中
の無機分をスメルトとして得、水溶後苛性化し、蒸解薬
品として回収すると共に、−次、二次、三次空気を炉内
に吹き込んで黒液中の有機物を酸化燃焼させ、回収ボイ
ラによって蒸気を得、熱回収する。
第ぢ図は、対象となる回収ボイラの概要を示した構造図
である。
図示していないエバポレータにて固形分60〜70%に
濃縮された黒液は、過熱器9.蒸発水管工02節炭器6
を有する回収ボイラの火炉2内に噴霧ノズル4より噴射
され、炉壁1に付着する。
その後炉の放射熱によって乾燥され熱分解された後、炉
床6に落下する。この際、炉床6近くの炉壁に開口した
一次エアポート7からの1次空気により押圧されて、黒
液中の有機分がベッド状に堆積する。これをチャーベッ
ドと称する。
チャーベッド中のチャー、は還元燃焼し、無機物は溶融
し、スメルトとしてデソルビングタンク8に排出される
。一方、有機物は還元燃焼した後、二次エアポート5及
び三次エアポート3から送入される二次及び三次空気に
よって酸化燃焼する。
なお回収ボイラ内の主たる反応は次に示すとおりである
主にチャーベッド(−次空気レベル)の反応例として Nag 304 + 20 −令Hat S +200
*Na @ s+co+a、 O−チNIL! Cox
 十HasNa、Co、   −一一一−Na、0−1
−Co2N IL 20.+O−−−−−÷N at 
−1−00生に、チャーベッド直上の反応例として、N
a2−1− −Ox  −m−−+  Na2O主に二
次空気レベルの反応例として、 H* S +p Oz       S Ot + H
* 03Ch + 7zOz      SO1生に三
次空気レベルの反応例として、 Has O+SOs  −−Nag 804  (ヒユ
ーム)ダストNag O−1−co  −−ヤNa* 
00s  (ヒユーム)ダストここで、 Nap so、 :硫酸ナトリウム、俗に芒硝NazO
Os?炭酸す)リウム Na雪0 二酸化ナトリウム 一般に、黒液の燃焼によって発生する排ガスに伴って、
上記のような化合物がダストとなって飛散する。従来の
回収ボイラにおいて、この飛散するダストが、火炉2上
部の過熱器9.あるいは蒸発水管10等の伝熱面に付着
し、時間の経過とともに徐々に成長し、ついには管群間
を閉塞状態にまで成長する現象がある。当然のことなが
ら、付着したダストを除去するために、スートブロワは
設けてはあるが、付着したダスト中には、非常に強固な
ものがあり、スートプロワのみでは完全に除去できない
のが現状である。このため、実際にはボイラが閉塞状態
に成長する前に、定期的にボイラの運転を停止し、人手
によって付着したダストの払い落し、及び払い落したダ
ストの運び出しを実施している。
このような状況における問題点としては、(1)ボイラ
を清掃のために停缶するため、製紙工程も影響される。
(2)清掃のために多大の労力が必要であり、多額の人
件費を必要とするとともに、不定期的多数の人員を集め
る必要があり、この人員を確保することも難しい状態に
ある。
回収ボイラにおけるダストの付着・堆積は避けられない
問題ではあるが、堆積するダスト量を低減し、連続操業
期間の延長ができれば経済的に大きな効果が期待できる
〈発明の目的〉 本発明の目的は、上記の回収ボイラにおけるダストの堆
積による閉塞現象に対し、飛散するダスト量を低減する
ことによって、ダストの堆積速度を減じ、ボイラの連続
操業期間を延長できる回収ボイラ運転方法を提供するも
のである。
く手段の概要〉 要するに本発明は、−次空気量を低減することにより、
飛散するダスト量を抑制するものである。
また本発明ではと記−次空気屋設定の目安を発生蒸気量
との関係から明らかにした。
〈実施例〉 回収ボイラにおいて、ダストの堆積が激しいのは、過熱
器(第き図の9)及び蒸発木管(第5aの10)の入口
部分である。
従来、問題と考えていたダストは、高温条件下で飛散す
るNaフユームであった。しかし今回実際にボイラ伝熱
面のダストを採取し、その性伏を調査した。第2図は、
この調査結果を示したものでダストの堆積状態が激しい
場合と、軽微な場合の2+−スにつき、ボイラ各部にお
けるNa1OO1の含有率を示している。
第2図より次の2つのことが結論づけられる。
(1) N at OOs分の多いダストが、付着力が
強くボイラの閉塞に至りやすい。
(2)高温側(−次過熱器側)にNaICOsの含有量
が多い。
前述ノごと<、NaICOsはスメルトの主成分であり
、本調査結果より、回収ボイラを閉塞に至らしめる主た
る要因は、火炉より飛散するチャーによるものであるこ
とが判明した。従ってこの飛散するチャー量を低減でき
れば、本発明の目的が達成できることになるが、その前
にチャーの飛散量を定量化する必要があり、次の方法を
採用し、チャー飛散量を実缶で調査した。
第3図はチャーの飛散量の測定方法を示したものである
図に示すごとく、ステンレス製パイプ12の先に取り付
けた磁性吸収板13を、一定時間ガス流の直角方向に挿
入し、飛散してくるチャーを吸収板表面に付着させ、そ
の付着量を測定するものである。付着量の計算は下式に
よる。
ここに、 Wo:ダスト付着前の吸収板重量(g)Wl:ダスト付
着後の吸収板重量(g)t:吸収板挿入時間 (min
 ) A:吸収板の断面積(m”)。
この方法により飛散するチャー量の多少を判定するもの
とし、回収ボイラの各種操作条件を変化し、その影響を
調査した。その結果、チャーの飛散量はボイラへの黒液
負荷と一次空気量に最も影響されることが判明した。し
かしながら、黒液負荷を操作条件とすることは、ボイラ
の燃料量を操作することであり、実用とは不可能である
ため操作条件としては一次空気量のみに制限される。
第4図に示すごとく、−次空気量の低減によりチャーの
飛散量は低減できることは明らかである。
なお、黒液の燃焼に必要な空気量は一次、二次並びに三
次空気の合計量で評価されるものである。従って、本発
明になる一次空気量低減法においても、低減した量に等
しい空気量が二次あるいは三次空気の増加量となるため
、全空気量は一定となる。つまり、−次空気量の低減に
よって、チャーペッド形成時にまき上げられるチャー量
を低減する訳である。
上述のごとく、−次空気量低減法は、ダストの飛散、堆
積に対して有効であるが、−次空気量をいかにして設定
するがを示す必要がある。
そこで、−次空気量が多い状態で3テ月間連続運転し、
清掃した後−次空気量を低減し3+月間連続運転した。
さらに清掃後、再度−次空気量を変化し、同じく3ケ月
間連続運転を実施し清掃を行った。
前述のごとく、ダスト量は黒液負荷による影響が太いた
め、−次空気量の設定に際しでも、回収ボイラに対する
黒液負荷と一次空気量との相関で決定する必要がある。
しかしながら、黒液量を正確に測定することは困難であ
るため、蒸気発生量を負荷の代表値として採用するもの
とした。
この上で、前述の3ケ月連続運転によるダスト付着状況
を比較し、第1図に示した。ダストの付着状態の評価法
としては、連続運転後の清掃に要する時間によって評価
した。
第1図に示した一次空気量並びに蒸気発生量は各々日平
均値より (−次空気量/蒸気発生量)の比を計算し、
さらに3ケ月間の平均値として求めたものである。第1
図に示すように、−次空気量低減法は、3ケ月の連続操
業によってもその効果は明らかであり、かつ第1図の結
果から一次空気量の設定範囲としては(−次空気量/蒸
気発生量)を560〜sso mN/lが妥当と考えら
れる。
なお(−次空気量/蒸気発生量) = 54omy/l
を実施したところ、短時間でブラックポートが発生した
ため、540mル4以下に一次空気量を減らすことはで
きない。
以上の知見をまとめると下記である。
(1)ダスト飛散量は一次空気量を調整することで抑制
できる。
(2)−次空気量の調整範囲としては、(−次空気量/
蒸気発生量) = 550〜580 m”N/lである
本運転方法を採用することによって、従来問題であった
ボイラ伝熱面へのダスト堆積は軽減され、連続操業期間
の延長及び清掃作業の軽減が可能となる。
〈発明の効果〉 本発明による効果を要約すると以下である。
(1)回収ボイラ連続操業期間の延長による、ボイラ稼
動率の向上 (2)ダストが少くなるため、清掃作業量が軽減され、
ボイラの停缶時間が短くて良い (3)年間の清掃回数及び1回当りの清掃に要す労力の
いずれも低減できるため、清掃時に必要な人員を削減で
きる。
上記効果を具体的に実績に基づいて述べると黒液処理量
として約650ψのトムリンソン型回収ボイラにおいて
、従来約2ケ月でボイラを停止し、伝熱面に付着したダ
ストを除去することを必要としたが、本発明による燃焼
方式を採用することにより、実に2倍以上の5ケ月の連
続操業が可能となった。同時に、停止時のダスト除去作
業も運転法の改善により、付着ダストの固さが弱まり、
従来では48h〜60h必要としていたものが、24h
で作業が終了できるなど作業量の短縮も達成でき、これ
らから得られる利益は大きいものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は上記−次空気量の設定範囲を定めるための、実
転実績データにもとづく線図、第2図は回収ボイラ各部
に付着したダスト中のNazOOlの含有率を調査した
結果を示す線図、第3図は飛散するダスト量の測定装置
の側面図、第4図は本発明になる一次空気低減法の効果
を表わす飛散ダスト量の測定結果の一例を示す線図、第
5図は本発明の対象とする回収ボイラの購造の概要を示
す縦断面図である。 1・・・・・・炉壁 2・・・・・・火炉 3・・・・・・三次エアポート 4・・・・・・噴霧ノズル 5・・・・・・二次エアポート 7・・・・・・−次エアポート 9・・・・・・過熱器 10・・・・・・蒸発水管 11・・・・・・節炭器 第3図 第4図 一次墾気i (m3N/minl *n9”7 ト”Pty>N02CO3有官率(’/s
)清涌作業暫零暇間(h)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、炉底チャーベット側より上方に順に一次エアポート
    、二次エアポート、三次エアポートを設けた回収ボイラ
    を運転する方法において、単位蒸気発生量に対する一次
    空気量を蒸気発生量トン当り約550乃至580Nm^
    3に調整しダスト飛散量を抑制することを特徴とする回
    収ボイラ運転方法。
JP26501185A 1985-11-27 1985-11-27 回収ボイラ運転方法 Pending JPS62125202A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26501185A JPS62125202A (ja) 1985-11-27 1985-11-27 回収ボイラ運転方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26501185A JPS62125202A (ja) 1985-11-27 1985-11-27 回収ボイラ運転方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS62125202A true JPS62125202A (ja) 1987-06-06

Family

ID=17411336

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26501185A Pending JPS62125202A (ja) 1985-11-27 1985-11-27 回収ボイラ運転方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS62125202A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016079537A (ja) * 2014-10-20 2016-05-16 三菱日立パワーシステムズ株式会社 黒液燃焼装置及びこれを有する回収ボイラ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016079537A (ja) * 2014-10-20 2016-05-16 三菱日立パワーシステムズ株式会社 黒液燃焼装置及びこれを有する回収ボイラ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2244981C (en) Process for increasing the effectiveness of slag control chemicals for black liquor recovery and other combustion units
CA1223940A (en) Control of boiler operations
US2416462A (en) Method of and apparatus for recovering heat and chemicals
CN110102139A (zh) 一种用于锅炉烟气多级换热脱白的方法
CN111306567A (zh) 抑制空气预热器堵塞的热风正压吹扫系统及其工作方法
Tran How does a kraft recovery boiler become plugged?
JPS62125202A (ja) 回収ボイラ運転方法
CA1265784A (en) Method and apparatus for recovering heat from gases containing substances which contaminate heat transfer surfaces
AU2009268391C1 (en) Targeted reagent injection for slag control from combustion of coals high in iron and/or calcium
US2179456A (en) Method of and apparatus for treating pulp residual liquor
US20180363900A1 (en) Method for controlling a recovery boiler
CN214861949U (zh) 一种尿素热解炉出口产品气净化装置
US2198446A (en) Waste liquor recovery apparatus
Tran Recovery boiler fireside deposits and plugging prevention
CN113181758A (zh) 一种石膏湿法烟气脱硫方法及系统
Rylands et al. Bonded deposits on economizer heating surfaces
US4258018A (en) Processing elemental phosphorus (P4) containing gas streams
JPS61101701A (ja) ボイラの運転制御方法及び装置
Tran et al. Partial autocausticizing of graft smelt with sodium borates Part 1: effects on recovery boiler performance
JP3009202B2 (ja) 回収ボイラおよびその運転方法
JP2667467B2 (ja) 黒液燃焼ボイラおよびその燃焼法
FI75885C (fi) Reglering av pannfunktioner.
Murphy Jr et al. Fireside deposits on steam generators minimized through humidification of combustion air
CN210303107U (zh) 碳化硅电阻炉废气收集处理系统
Vakkilainen Troubleshooting recovery boiler fouling