JPS6211704B2 - - Google Patents

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JPS6211704B2
JPS6211704B2 JP17110779A JP17110779A JPS6211704B2 JP S6211704 B2 JPS6211704 B2 JP S6211704B2 JP 17110779 A JP17110779 A JP 17110779A JP 17110779 A JP17110779 A JP 17110779A JP S6211704 B2 JPS6211704 B2 JP S6211704B2
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JP
Japan
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liquid
passage
valve
hydraulic pressure
liquid chamber
Prior art date
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Application number
JP17110779A
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English (en)
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JPS5695770A (en
Inventor
Kazuyoshi Uchino
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Jidosha Kiki Co Ltd
Original Assignee
Jidosha Kiki Co Ltd
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Publication date
Application filed by Jidosha Kiki Co Ltd filed Critical Jidosha Kiki Co Ltd
Priority to JP17110779A priority Critical patent/JPS5695770A/ja
Publication of JPS5695770A publication Critical patent/JPS5695770A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はピストンに対する液圧作用面積が異な
る1対の液室をもつパワーシリンダ装置を備えた
動力舵取装置に関するものである。
パワーシリンダ装置のピストンロツドがシリン
ダの一端から外部へ突出されており、中立位置開
放型の切換制御弁を備えている動力舵取装置は背
圧によつて次のような問題が生じる。即ち、切換
制御弁の中立位置ではパワーシリンダ装置の両端
液室の圧力が等しくなるように設定されているの
で、還液配管を長くした場合や、還液配管の途中
にトルクコンバータ等を接続した場合には、背圧
(パワーシリンダ装置の還液通路の圧力)が上昇
し、シリンダの液圧作用面積差に基づく推力がピ
ストンロツドに発生し、操向ハンドルが直進位置
にあつても操向輪が一方側へ偏向する傾向が生じ
る。
従来は、シリンダの両端液室の液圧作用面積が
異なると背圧によつてピストンに推力が発生する
のを解消するために、切換制御弁について、スプ
ールと弁室との各弁溝のラツプ量を換えて、シリ
ンダの両端液室に連なる通路間に圧力差を与えて
いるが、前述したように動力舵取装置の下流側に
トルクコンバータ等を接続した場合のように背圧
が非常に高くなると、寸法公差や加工誤差等の影
響を受け、満足な性能が得られない。
また、パワーシリンダ装置のピストンロツドが
貫通する液室(液圧作用面積の小さい方の液室)
と液槽とを結ぶ通路の途中に逆止弁を挿入接続す
ることにより、該通路内の背圧によつて前記パワ
ーシリンダ装置が作動しないようにしたものが提
案されているが、背圧が非常に高い状態で動力舵
取装置を使用する場合には、逆止弁のばねの設定
荷重に限界があり、所期の効果を得ることが困難
である。
本発明はこのような問題を解決するために、切
換制御弁の中立位置において弁溝が給液通路とシ
リンダの液圧作用面積の大なる液室とを結ぶ通路
を閉鎖するようにし、かつシリンダの液圧作用面
積の小さい方の液室と液槽とを結ぶ還液通路の途
中にオリフイスを挿入接続することによつて、ピ
ストンの両端側に作用する液圧に基づく力の均衡
を得るようにした動力舵取装置を提案するもので
ある。
本発明の構成を実施例に基づいて説明すると、
動力舵取装置は第1図に示すように、操向歯車機
構29と、切換制御弁31と、パワーシリンダ装
置17とからなつている。操向歯車機構29は次
のように構成される。歯車函7の左端に弁函6が
突合わされて端板2と一緒に結合され、また歯車
函7の右端は端板9によつて閉鎖されている。歯
車函7が弁函6と隣接する端壁44に設けた通孔
に、ラジアル軸受40が固く嵌合され、また前記
端板9に設けた段部を有する通孔46にスリーブ
33を介してラジアル軸受37が固く嵌合され
る。
操舵軸11が前記ラジアル軸受40,37に挿
通され回転可能に支持され、軸受37の外端側は
通孔46との間に嵌装したシールリング12によ
り密封される。歯車函7の内部において前記操舵
軸11は一連のボール35を介してナツト47を
螺合支持している。このボール35は操舵軸11
の回転によつて操舵軸11とナツト47との嵌合
部分に設けた螺旋通路に沿つて移動し、さらにナ
ツト47の外周に保持板32及びボルト34をも
つて固定した還送管8を通つて再び前記螺旋通路
へと循環するようになつている。ナツト47の一
部外周面にはラツク38が削設され、歯車函7に
回転可能に支持した部分歯車軸39と噛合する。
操舵軸11の右端部は端板9から延出し、図示し
てないスプライン継手を介してハンドル軸に回転
結合される。
切換制御弁31は操舵軸11の左端に形成した
小径軸部分11aに支持されたスプール28と前
述した弁函6とによつて構成される。
小径軸部分11aは弁函6を貫通して端板2と
の間の空隙に臨み、この部分にスラスト軸受3
0、スプール28、スラスト軸受3が順次外挿さ
れ、さらに小径軸部分11aの先端に締付ナツト
1を螺合することによつて、前記スラスト軸受3
0が操舵軸11の段部45に衝合される。このよ
うにして、スプール28は小径軸部分11aに対
してゆるく嵌装され、その両端部を1対のスラス
ト軸受3,30によつて挾持されるとともに、弁
函6に形成した円筒状の弁室22に緊密に嵌合し
ている。スプール28の長さは弁函6の長さと等
しくされる。
弁室22の外側に位置して弁函6を貫通する通
孔42が設けられ、該通孔42に筒状のばね座1
5,41が嵌装され、通孔42に収容した圧縮ば
ね43の力によつて、前記ばね座15は端板2の
端面とスラスト軸受3の輪体とに衝合し、ばね座
41は歯車函7の端面とスラスト軸受30の輪体
とに衝合し、スプール28を中立位置に維持す
る。このようなばね43を収容する通孔42は、
弁室22と平行にかつ円周方向に間隔を存して弁
函6に複数個設けられる。弁室22の内周面中央
には通路5を介して液圧源に連なる環状の溝24
が、また両端側には通路4を介して液槽に連なる
環状の溝23,25がそれぞれ削設される。ま
た、環状の溝24の両端に隣接して通路14,1
3の一端が開口し、他端はパワーシリンダ装置1
7のピストン19によつて区画される液室18,
20にそれぞれ連通している。
弁函6の両端面にはそれぞれ各スラスト軸受
3,30の輪体よりも大径の切欠48,49が設
けられ、ストロークδだけスプール28の軸方向
移動を許すようになつている。前記通路4はまた
切欠48,49に開口し、スラスト軸受3,30
を潤滑する。
スプール28の外周面には環状の溝26,27
が設けられる。そして、本発明によれば第2図に
示すように弁室22の溝23,25を溝24に対
して対称に構成した場合、スプール28の中立位
置において溝26は溝23と隙間αを介して連通
し、溝24とはα/2よりも小さな重なりをもつ
て遮断される。また溝27はそれぞれ隙間αをも
つて溝24と25に連通するよう構成される。溝
25に連なる通路4bの途中にオリフイス60が
挿入接続される。
パワーシリンダ装置17は第1図に示すように
シリンダ57の内部にピストン19を嵌装して液
室20,18を仕切り、ピストン19に結合した
ロツド21を液室20を横切つて外部へ突出さ
せ、車体側に軸支持する一方、シリンダ57はこ
れに固定したロツド55をピン54をもつて操向
リンク56と連結してなる。ピン54によつてリ
ンク53の一端が連結され、他端はピン52をも
つて部分歯車軸39に固定したレバー51と連結
される。パワーシリンダ装置17の液圧作用面積
の小さい液室20が通路13を介して溝27と接
続され、液圧作用面積の大きい液室18が通路1
4を経て溝26と接続される。
次に、本発明装置の作動について説明すると、
車両の直進走行時即ち切換制御弁31のスプール
28が中立位置にある時、第2図に示すようにス
プール28の溝26は溝24から遮断され、溝2
3と連通し、溝27は各溝24,25に連通して
いる。従つて、液圧ポンプ65から通路5を経て
溝24に入つた圧液は溝27,25、通路4b、
オリフイス60及び通路4を通つて液槽66に戻
る。オリフイス60の上流側即ち溝27の圧力
は、下流側即ち通路4の圧力よりも高くなつてお
り、この圧力は通路13を経て液室20に入り、
ピストン19の液圧作用面積の小さい方の面に作
用する。一方、液室18は通路14、溝26,2
3、通路4a,4を通つて液槽66に連通してい
る。液室20の液圧をP1、液室18の液圧をP2
ピストン19の液室18に接する液圧作用面積を
A、液室20に接する液圧作用面積をaとする
と、P1=P2・A/aとなるようにオリフイス60
の絞り抵抗を設定すれば、ピストン19の両端面
に作用する力の均衡が得られる。
いま、ハンドルを右に切ると、歯車軸39には
リンク56,53、レバー51を介して操向輪の
抵抗力が作用しているから、操舵軸11(図示の
場合ボール35を係合する螺線通路は左ねじとな
つている。)が回転しながらばね43の力に抗し
て右方へストロークδだけ移動し、スラスト軸受
3が弁函6の切欠48に衝合した所で停止する。
従つて第3図に示すように液圧ポンプからの圧液
は通路5、溝24,26、通路14を通つてパワ
ーシリンダ装置17の液室18に入り、シリンダ
57と一体にロツド55を右方へ移動させる一
方、液室20の液は通路13、溝27,25、通
路4b,4を通つて液槽に戻る。ロツド55の右
方運動はリンク56を介して操向輪を右へ偏向さ
せる。同時に前記リンク53によつて部分歯車軸
39が反時計方向に回転され、これにラツク38
を介して噛合うナツト47が操舵軸11の回転量
だけ左方へ螺動する。
このようにハンドルを継続して右へ回転すれ
ば、スプール28が右方へ変位した状態となり、
パワーシリンダ装置17に操向車輪を右に偏向さ
せる動力を発生する液圧回路が継続して形成さ
れ、ハンドルの回転を止めれば、戻しばね43の
力によりスプール28が中立位置に戻され、操向
輪はその偏向角度に維持される。
逆に、ハンドルを左へ切ると、操舵軸11は左
方へ運動し、スプール28の溝27が通路5,1
3を互いに連通させて液室20に圧液を供給し、
溝26が通路14,4aを互いに連通させて液室
18の液を液槽66に戻す。従つて、パワーシリ
ンダ装置17のロツド55が左方へ移動し、操向
輪が左へ偏向される。
本考案は上述のようにピストンロツドによつて
1対の液室の一方の液圧作用面積が小さくされて
いるパワーシリンダ装置を備えた動力舵取装置に
おいて、切換制御弁のスプールの中立位置におい
て一方の弁溝が給液通路とパワーシリンダ装置の
液圧作用面積の大なる液室に連なる通路とを遮断
し、他方の弁溝が液圧作用面積の小なる液室を給
液通路と還液通路とに接続するようにし、かつ前
記液通路の途中にオリフイスを設けたことが特徴
であり、この構成によつて還液通路の背圧が高く
なつても、両端液室からピストンに作用する力の
均衡が保たれ、パワーシリンダ装置が停止状態に
維持され、操向輪が一方に偏向される傾向を防止
することができる。
そして、本考案によれば(1)スプールの弁溝につ
いてその溝の配置を変更し、かつ還液通路にオリ
フイスを挿入するだけであるから、従来の仕様に
大幅な変更を来たすことなく、大幅な部品点数、
工数増加にならないので安価に製造できる。(2)加
工精度について従来以上のものが要求されない。
(3)還液通路の途中にトルクコンバータを接続する
場合のように背圧が高くなる場合でも、格別制約
を受けることはなく、適当な流体抵抗をもつオリ
フイスを選択するだけで目的を達成できる。−な
どの優れた作用効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る動力舵取装置の縦断面
図、第2図は同装置の要部拡大図、第3図は同装
置の作動を説明するための要部拡大図である。 3:スラスト軸受、7:歯車函、11:操舵
軸、17:パワーシリンダ装置、23〜27:
溝、28:スプール、29:操向歯車機構、3
0:スラスト軸受、31:切換制御弁、39:部
分歯車軸。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ピストンロツドにより液圧作用面積を異にさ
    れるパワーシリンダ装置の両端液室に対する液圧
    回路を制御する切換制御弁が、操舵軸に関連して
    作動する第1の弁要素と、該第1の弁要素に外嵌
    される第2の弁要素とからなり、前記切換制御弁
    の中立位置において前記第1の弁要素に設けられ
    た1対の弁溝の一方が給液通路と液圧作用面積の
    大なる液室とを結ぶ通路を遮断し、他方が液圧作
    用面積の小なる液室と液槽とを結ぶ通路の前記切
    換制御弁よりも液槽側にオリフイスを挿入接続し
    たことによつて、前記液槽に通じる通路の背圧に
    よつて前記パワーシリンダ装置が作動しないよう
    にしたことを特徴とする動力舵取装置。
JP17110779A 1979-12-28 1979-12-28 Power steering gear Granted JPS5695770A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17110779A JPS5695770A (en) 1979-12-28 1979-12-28 Power steering gear

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17110779A JPS5695770A (en) 1979-12-28 1979-12-28 Power steering gear

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Publication Number Publication Date
JPS5695770A JPS5695770A (en) 1981-08-03
JPS6211704B2 true JPS6211704B2 (ja) 1987-03-13

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ID=15917096

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17110779A Granted JPS5695770A (en) 1979-12-28 1979-12-28 Power steering gear

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JP (1) JPS5695770A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6458612A (en) * 1987-08-15 1989-03-06 Atsushi Kitamura Tying machine

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6458612A (en) * 1987-08-15 1989-03-06 Atsushi Kitamura Tying machine

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JPS5695770A (en) 1981-08-03

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