JPS6196430A - トルク測定方法及び軽量トルクメ−タ - Google Patents
トルク測定方法及び軽量トルクメ−タInfo
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- JPS6196430A JPS6196430A JP21329484A JP21329484A JPS6196430A JP S6196430 A JPS6196430 A JP S6196430A JP 21329484 A JP21329484 A JP 21329484A JP 21329484 A JP21329484 A JP 21329484A JP S6196430 A JPS6196430 A JP S6196430A
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- Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
- Force Measurement Appropriate To Specific Purposes (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
皮亙宛夏
本発明は、回転物上に形成される要素において磁極のバ
ルクハウゼン反転なだれ(avalanche Bar
khausen reversals )を起させてこ
れを測定することにより回転物のトルク及び/又は馬力
を測定する方法とその装置に関するものである。
ルクハウゼン反転なだれ(avalanche Bar
khausen reversals )を起させてこ
れを測定することにより回転物のトルク及び/又は馬力
を測定する方法とその装置に関するものである。
良米抜擢
今日に至るまで、トルク及び/又は馬力は、充分に小型
且つ軽量で耐久性に優れたトルクメータがない為、回転
機械をコントロールするのに慣用されるパラメータとな
っていない。従来技術におけるトルクメータは、回転軸
の捩れ応力を測定するいくつかの手法の一つを使用して
いる。その−手法は、測定目標の回転軸に接着されたス
トレインゲージからトルク応答信号を発生させ、その軸
に設けられたスリップリングに接触する電気ブラシを介
して外部の受信器にこれらの信号を送る手法である。然
るに、スリップリングとブラシは疲労で変質し、ストレ
インゲージの出力信号は低レベル化し、そして接着剤の
クリープ変形により突発的な乱調を呈する;しかしなが
ら、より重要なことは、この手法では、ストレインゲー
ジやスリップリングを回転軸に付着することが要求され
る。このような付着は、しばしば初期の軸バランスに影
響を及ぼし、機械の性能や寿命を縮めることになる。更
に、これらの機器は、振幅にのみ依存して応答ごとに変
る信号を発生し、ピックアップブラシによって発生する
雑音の為に高速回転時において劣悪な信号をもたらす、
これらの欠点は、特にレシプロエンジンやタービンエン
ジン及びロケットターボポンプのような超高速回転機械
について重大である。これらにおいては、軸のバランス
の維持は臨界状態であり、回転速度は極大である。更に
、これらのタイプのトルクメータは軸の回転速度が指示
されず、馬力の測定に必要な回転速度情報を決める為に
磁気検出装置のような付加センサが必要となる。
且つ軽量で耐久性に優れたトルクメータがない為、回転
機械をコントロールするのに慣用されるパラメータとな
っていない。従来技術におけるトルクメータは、回転軸
の捩れ応力を測定するいくつかの手法の一つを使用して
いる。その−手法は、測定目標の回転軸に接着されたス
トレインゲージからトルク応答信号を発生させ、その軸
に設けられたスリップリングに接触する電気ブラシを介
して外部の受信器にこれらの信号を送る手法である。然
るに、スリップリングとブラシは疲労で変質し、ストレ
インゲージの出力信号は低レベル化し、そして接着剤の
クリープ変形により突発的な乱調を呈する;しかしなが
ら、より重要なことは、この手法では、ストレインゲー
ジやスリップリングを回転軸に付着することが要求され
る。このような付着は、しばしば初期の軸バランスに影
響を及ぼし、機械の性能や寿命を縮めることになる。更
に、これらの機器は、振幅にのみ依存して応答ごとに変
る信号を発生し、ピックアップブラシによって発生する
雑音の為に高速回転時において劣悪な信号をもたらす、
これらの欠点は、特にレシプロエンジンやタービンエン
ジン及びロケットターボポンプのような超高速回転機械
について重大である。これらにおいては、軸のバランス
の維持は臨界状態であり、回転速度は極大である。更に
、これらのタイプのトルクメータは軸の回転速度が指示
されず、馬力の測定に必要な回転速度情報を決める為に
磁気検出装置のような付加センサが必要となる。
回転軸における捩りトルクを測定するもう一つの方法で
は、軸内にバイアス磁化を付与する一次磁気コイルと、
回転軸を捩れ負荷が加わった状態下においたときのバイ
アス磁化中の変化を発見する為に一次コイルに接近させ
た二次コイルを用いる。その方法のアレンジの典型的な
例が、カワフネ他によるアメリカ合衆国特許第3,86
1,206号に見出すことができる。もう一つの例がリ
ープ他によるアメリカ合衆国特許第3,427,872
号で示されており、これは、−次コイル及び/又は磁気
要素がテスト試料に磁気を誘導し、二次コイル手段を試
料中のバイアスが変化するときのバルクハウゼンノイズ
を発見する為に使用する。然るに、これらの装置から得
られる信号の質は測定目標の軸の回転速度に大きく依存
しており、通常極めて不明瞭で応答時間が遅い為、高速
回転軸等における応力及び/又は トルクの意味のある
解析を行うことが不可能である。更に重要なことは、バ
ルクハウゼンノイズは極めて弱い信号をもたらす。従っ
て、信号は他の回路からの障害に敏感であり、それを検
出するには、敏感な感度を有し従って高価な検知及び増
幅装置を必要とする。
は、軸内にバイアス磁化を付与する一次磁気コイルと、
回転軸を捩れ負荷が加わった状態下においたときのバイ
アス磁化中の変化を発見する為に一次コイルに接近させ
た二次コイルを用いる。その方法のアレンジの典型的な
例が、カワフネ他によるアメリカ合衆国特許第3,86
1,206号に見出すことができる。もう一つの例がリ
ープ他によるアメリカ合衆国特許第3,427,872
号で示されており、これは、−次コイル及び/又は磁気
要素がテスト試料に磁気を誘導し、二次コイル手段を試
料中のバイアスが変化するときのバルクハウゼンノイズ
を発見する為に使用する。然るに、これらの装置から得
られる信号の質は測定目標の軸の回転速度に大きく依存
しており、通常極めて不明瞭で応答時間が遅い為、高速
回転軸等における応力及び/又は トルクの意味のある
解析を行うことが不可能である。更に重要なことは、バ
ルクハウゼンノイズは極めて弱い信号をもたらす。従っ
て、信号は他の回路からの障害に敏感であり、それを検
出するには、敏感な感度を有し従って高価な検知及び増
幅装置を必要とする。
ところが、回転物のトルクを測る為の従来技術のもう一
つの方法では、複数の誘導コイルとストレインゲージを
用いており、回転物の外部に設けられた一次誘導コイル
が回転物に固着された二次コイル中に電流を誘導する。
つの方法では、複数の誘導コイルとストレインゲージを
用いており、回転物の外部に設けられた一次誘導コイル
が回転物に固着された二次コイル中に電流を誘導する。
誘導電流は、セメント若しくはその他の手段で回転物に
固着されたストレインゲージに向かって流れる様に方向
づけられる。これにより、ストレインゲージは、回転物
に加わる捩れ応力に応じた信号を発生し、その信号は目
的回転物に固着されたもう一つのコイルによってもう一
つの外部誘導コイルに送られる。この方法は、そこで使
用される多数の誘導コイルやそれらの間で発生するロス
の為、重量や出力面の要望及び回転物の初期のバランス
に対する効果という観点から、4@めで不利益である。
固着されたストレインゲージに向かって流れる様に方向
づけられる。これにより、ストレインゲージは、回転物
に加わる捩れ応力に応じた信号を発生し、その信号は目
的回転物に固着されたもう一つのコイルによってもう一
つの外部誘導コイルに送られる。この方法は、そこで使
用される多数の誘導コイルやそれらの間で発生するロス
の為、重量や出力面の要望及び回転物の初期のバランス
に対する効果という観点から、4@めで不利益である。
その上、出力信号は非常に弱いので、広範にわたる増幅
を必要とし、これがシステムとしての複雑且つ大型化を
助長する。又、他の方法と同様に、高回転速度での性能
が不十分である。
を必要とし、これがシステムとしての複雑且つ大型化を
助長する。又、他の方法と同様に、高回転速度での性能
が不十分である。
1−帆
本発明は、以上の点に鑑みなされたものであって、従来
の装置より極めて広い操作範囲を示す小型且つ軽量で耐
久性に優れたトルクメータを提供することを目的とする
。
の装置より極めて広い操作範囲を示す小型且つ軽量で耐
久性に優れたトルクメータを提供することを目的とする
。
本発明の他の目的の一つは、適用された機械の回転バラ
ンスを崩すことのないトルクメータを提供することであ
る。
ンスを崩すことのないトルクメータを提供することであ
る。
本発明のもう一つの目的は、トルク又は馬力の何れか一
方を正確に測定する示度を備え目標となる機械の回転速
度に多少なりとも影響されず時間的に乱調化することの
ないトルクメータを提供することである。
方を正確に測定する示度を備え目標となる機械の回転速
度に多少なりとも影響されず時間的に乱調化することの
ないトルクメータを提供することである。
本発明の更に他の目的は、周期的に交換することが必要
で重要な回転物の初期のバランスを乱す虞のあるストレ
インゲージ、スリップリング、ブラシ、大きい誘導コイ
ル又はその他の部品を必要としない高精度のトルクメー
タを提供することである。
で重要な回転物の初期のバランスを乱す虞のあるストレ
インゲージ、スリップリング、ブラシ、大きい誘導コイ
ル又はその他の部品を必要としない高精度のトルクメー
タを提供することである。
本発明の更に他の目的は、非鉄磁性体材料の軸に適用が
容易なトルクメータを提供することである。
容易なトルクメータを提供することである。
本発明のもう一つの目的は、応答信号を送る為の大きく
て高価な検出器や増幅器及び応答信号を発生させる為の
電気オシレータを共に必要としないトルクメータを提供
することである。
て高価な検出器や増幅器及び応答信号を発生させる為の
電気オシレータを共に必要としないトルクメータを提供
することである。
本発明の他の目的の一つは、トルクメータがスタート/
ストップ時の瞬間的な測定や制御的な応用に使える様に
、非常な低速度時に充分な振幅を備えた応答信号を発生
させることが可能なトルクメータを提供することである
。
ストップ時の瞬間的な測定や制御的な応用に使える様に
、非常な低速度時に充分な振幅を備えた応答信号を発生
させることが可能なトルクメータを提供することである
。
本発明の更に他の目的の一つは、瞬間状態を正確に測定
できる様に極めて速い応答時間を有するトルクメータを
提供することである。
できる様に極めて速い応答時間を有するトルクメータを
提供することである。
本発明の又更に他の目的は、その応答信号が測定範囲時
間を与える毎に応答して変化することができるトルクメ
ータを提供することである。
間を与える毎に応答して変化することができるトルクメ
ータを提供することである。
本発明の更に他の目的は、軽量であるというだけでなく
高低双方の回転速度において近くの回路からの電気的な
障害をまぬがれることができ強く且つ識別が容易な信号
をも発生させるトルクメータを提供することである。
高低双方の回転速度において近くの回路からの電気的な
障害をまぬがれることができ強く且つ識別が容易な信号
をも発生させるトルクメータを提供することである。
本発明のもう一つの目的は、′極めて高回転速度で回転
する場合に有効なトルクメータを提供することである。
する場合に有効なトルクメータを提供することである。
本発明の更に他の目的の一つは、殆ど邪魔にならず非常
に簡単、であるから、トルク/馬力の測定が最終的に回
転機械をコントロールする為に慣用されるパラメータと
なるトルクメータを提供することである。
に簡単、であるから、トルク/馬力の測定が最終的に回
転機械をコントロールする為に慣用されるパラメータと
なるトルクメータを提供することである。
碧−」良
上述した全ての目的及び他の目的が、この測定対象とな
る回転物の表面上にリボン状に形成されており、内部に
バルクハウゼン反転のなだれ現象を発生させることが可
能な磁気歪要素と、磁気歪要素中においてバルクハウゼ
ン反転なだれを連続的に開始させそして各反転後に磁気
歪要素をリセットする為に目的回転物に近接して配置さ
れた永久磁石と、バルクハウゼン反転なだれに応答し信
号を発生させる検出コイルと、応答信号と回転物のトル
クレベルの指示とを相関させる読出回路とを有するトル
クメータを提供する本発明により達成される。磁気歪が
バルクハウゼン反転なだれを変調させているという理由
により、磁気歪要素が捩れ負荷の変動に応答して変化す
る信号を発生させるのであろう。
る回転物の表面上にリボン状に形成されており、内部に
バルクハウゼン反転のなだれ現象を発生させることが可
能な磁気歪要素と、磁気歪要素中においてバルクハウゼ
ン反転なだれを連続的に開始させそして各反転後に磁気
歪要素をリセットする為に目的回転物に近接して配置さ
れた永久磁石と、バルクハウゼン反転なだれに応答し信
号を発生させる検出コイルと、応答信号と回転物のトル
クレベルの指示とを相関させる読出回路とを有するトル
クメータを提供する本発明により達成される。磁気歪が
バルクハウゼン反転なだれを変調させているという理由
により、磁気歪要素が捩れ負荷の変動に応答して変化す
る信号を発生させるのであろう。
磁気歪要素は、目的回転物の表面に付着、塗布、粒子衝
撃(particle bon+barded)又はボ
ンド結合されたほんの二、三千分の一インチの厚さの多
層状ユニットが好適である。磁気歪要素がバルクハウゼ
ンなだれ効果から信号を発生させるという理由から、そ
の応答信号は、目的回転物の回転速度よりも寧ろ磁化領
域の反転速度に依存し、強く且つ応答時間が極めて短く
なる様に形成されるべきである。
撃(particle bon+barded)又はボ
ンド結合されたほんの二、三千分の一インチの厚さの多
層状ユニットが好適である。磁気歪要素がバルクハウゼ
ンなだれ効果から信号を発生させるという理由から、そ
の応答信号は、目的回転物の回転速度よりも寧ろ磁化領
域の反転速度に依存し、強く且つ応答時間が極めて短く
なる様に形成されるべきである。
以下1本発明の1実施例に基づいて添付図面を参照し、
具体的に説明する。
具体的に説明する。
第1図において、本発明は、なだれ型のバルクハウゼン
磁気反転現象を発生させる為に回転軸14上に形成され
た磁気歪要素12と、各反転後に磁気歪要素12をリセ
ットする為のリセットマグネット16と、磁気歪要素1
2中にその反転を突然引き起させる為のトリガー用マグ
ネット18と、バルクハウゼン反転なだれ毎の応答信号
を発生させる為の検出コイル20と、応答信号と回転軸
14のトルクレベルの指示とを関係付ける為の読出回路
22とを有するトルクメータ10を提供するにれらの内
の磁気歪要素12を除いた他の全ての要素は、図示され
ていない適切な外的支持体により磁気歪要素12の近傍
で回転軸14に近接して配置されている。
磁気反転現象を発生させる為に回転軸14上に形成され
た磁気歪要素12と、各反転後に磁気歪要素12をリセ
ットする為のリセットマグネット16と、磁気歪要素1
2中にその反転を突然引き起させる為のトリガー用マグ
ネット18と、バルクハウゼン反転なだれ毎の応答信号
を発生させる為の検出コイル20と、応答信号と回転軸
14のトルクレベルの指示とを関係付ける為の読出回路
22とを有するトルクメータ10を提供するにれらの内
の磁気歪要素12を除いた他の全ての要素は、図示され
ていない適切な外的支持体により磁気歪要素12の近傍
で回転軸14に近接して配置されている。
回転軸14は、レシプロエンジンやタービンエンジン、
コンプレッサ又はターボポンプ等の回転軸の様に測定す
べき捩れ応力を受けている回転要素を代表するものと理
解されるべきである。以下の説明から明らかな様に、本
発明は以下の二、三の実施例を越えて広く応用可能であ
る。
コンプレッサ又はターボポンプ等の回転軸の様に測定す
べき捩れ応力を受けている回転要素を代表するものと理
解されるべきである。以下の説明から明らかな様に、本
発明は以下の二、三の実施例を越えて広く応用可能であ
る。
第1図及び第3図に示される如く、磁気歪要素12は、
好適には、回転軸14の外表面24上にリボン形状をな
していることが望ましい。例えば、直径が1インチの回
転軸14上に、磁気歪要素12を長さが約1インチで幅
が1/8インチとなる様に形成する。全ての場合におい
て、磁気歪要素12は、回転軸14のバランスの妨害を
可及的に縮小する為にほんの数千分の一インチの厚さに
形成するのが好ましく、高い磁気最大保持力を備えた鉄
磁性体材料から全体を形成されたジャケット28によっ
て被覆された低い磁気最大保持力の鉄磁性体材料から成
るコア26を有している。第3図に示される好適実施例
を形成する場合は、望ましくは75%の鉄と25%のニ
ッケルから成る合金を有する第一層30が、ジャケット
28の下半分を形成するべく回転軸14の外表面上に先
ず電気鋳造される。次に、50%の鉄と50%のコバル
トから成る合金層がコア26を形成すべく第一層30上
に電気鋳造され、更にその上に、約75%の鉄と25%
のニッケルから成る第二層32がジャケット28の上半
分を形成すべく電気鋳造されている。層30及び32は
コア26を備えた材料よりも厚いことが望ましい。この
ようにして。
好適には、回転軸14の外表面24上にリボン形状をな
していることが望ましい。例えば、直径が1インチの回
転軸14上に、磁気歪要素12を長さが約1インチで幅
が1/8インチとなる様に形成する。全ての場合におい
て、磁気歪要素12は、回転軸14のバランスの妨害を
可及的に縮小する為にほんの数千分の一インチの厚さに
形成するのが好ましく、高い磁気最大保持力を備えた鉄
磁性体材料から全体を形成されたジャケット28によっ
て被覆された低い磁気最大保持力の鉄磁性体材料から成
るコア26を有している。第3図に示される好適実施例
を形成する場合は、望ましくは75%の鉄と25%のニ
ッケルから成る合金を有する第一層30が、ジャケット
28の下半分を形成するべく回転軸14の外表面上に先
ず電気鋳造される。次に、50%の鉄と50%のコバル
トから成る合金層がコア26を形成すべく第一層30上
に電気鋳造され、更にその上に、約75%の鉄と25%
のニッケルから成る第二層32がジャケット28の上半
分を形成すべく電気鋳造されている。層30及び32は
コア26を備えた材料よりも厚いことが望ましい。この
ようにして。
層30.32が、コア26を囲むジャケット28を形成
する。然しながら、磁気歪要素12の端部34及び36
でコア26が露出する様に、その端部34,36でジャ
ケット28とコア26が共存することが望ましい。第3
図では、磁気歪要素12が回転軸14の外表面上で認識
できる脹らみを成している様に描かれているが、実際は
、その脹らみが殆ど目立たないほんの数千分の一インチ
の高さであることを理解しておくべきである。
する。然しながら、磁気歪要素12の端部34及び36
でコア26が露出する様に、その端部34,36でジャ
ケット28とコア26が共存することが望ましい。第3
図では、磁気歪要素12が回転軸14の外表面上で認識
できる脹らみを成している様に描かれているが、実際は
、その脹らみが殆ど目立たないほんの数千分の一インチ
の高さであることを理解しておくべきである。
要:s12を″“磁気歪″と称するのは、少なくともコ
ア26だけ、又は、要素12のコア26及びジャケット
28の双方が、要素12の磁化方向及び広さが要素1゛
2の歪状態に依存する程度に磁気歪的であることを意味
している。
ア26だけ、又は、要素12のコア26及びジャケット
28の双方が、要素12の磁化方向及び広さが要素1゛
2の歪状態に依存する程度に磁気歪的であることを意味
している。
層30.32及びコア26を電着により形成すれば、磁
気歪要素12に軸14の外表面近傍と同様な機械的歪を
確実に受けさせることができるであろう。しかし、他の
接合方法でも同様な効果をあげることが可能であり、そ
して、軸14の物性によっては他の方法が必要とされる
。例えば、軸14がプラスチックやゴムの様な誘電体か
ら成る場合は、化学付着や蒸着、スパッタリング、粒子
衝撃又は塗布により軸14の各層を形成することができ
る。第4図においては1表面24に形成された凹部34
′中に層30′;32′及びコア26′が付着されてい
ることにも注意すべきである。このような構造は1表面
24の連続性を維持し、軸14の表面に同様に埋設する
ことにより磁気歪要素12の捩れ感度をも向上させる。
気歪要素12に軸14の外表面近傍と同様な機械的歪を
確実に受けさせることができるであろう。しかし、他の
接合方法でも同様な効果をあげることが可能であり、そ
して、軸14の物性によっては他の方法が必要とされる
。例えば、軸14がプラスチックやゴムの様な誘電体か
ら成る場合は、化学付着や蒸着、スパッタリング、粒子
衝撃又は塗布により軸14の各層を形成することができ
る。第4図においては1表面24に形成された凹部34
′中に層30′;32′及びコア26′が付着されてい
ることにも注意すべきである。このような構造は1表面
24の連続性を維持し、軸14の表面に同様に埋設する
ことにより磁気歪要素12の捩れ感度をも向上させる。
°又、第1図において、磁気歪要素12が軸14の中心
軸38の方向に沿って延在せしめられていることにも注
意すべきである。然し、第2図に示す如く、磁気歪要素
12の捩れ感度を可及的に増大させる為に中心線38の
方向に関して約45°の角度をなす様に磁気歪要素12
をセットすることがより望まし%N。
軸38の方向に沿って延在せしめられていることにも注
意すべきである。然し、第2図に示す如く、磁気歪要素
12の捩れ感度を可及的に増大させる為に中心線38の
方向に関して約45°の角度をなす様に磁気歪要素12
をセットすることがより望まし%N。
磁気歪要素12のコア26やジャケット28を形成する
のに、既に詳述したもの等以外の材料を使用することが
できる。一般に、ジャケット28の磁気最大保持力がコ
アの磁気最大保持力の10倍以上であるような材料を選
ぶのが好適である。
のに、既に詳述したもの等以外の材料を使用することが
できる。一般に、ジャケット28の磁気最大保持力がコ
アの磁気最大保持力の10倍以上であるような材料を選
ぶのが好適である。
然し、10倍の比率以下でも同様に充分であることが、
いくつかの例で判明されるであろう。
いくつかの例で判明されるであろう。
第5図において、ミリング又は同様な工法により軸12
の表面24に略円筒状の溝40を軸方向に延在させて設
けた本発明の磁気歪要素12の他の実施例が示されてい
る。この場合、磁気歪要素12は、溝40中に挿入され
ボンド接合やハンダ付は等の公知方法により固着された
延在状磁気歪ワイヤ42から成る。磁気歪ワイヤ42は
、高い磁気最大保持力を備えた鉄磁性体材料から成る円
管状のジャケット28″に囲まれた低い磁気最大保持力
の鉄磁性体材料から成る円柱状のコア 26″を有して
いる。その例として、磁気歪ワイヤ42を1′パーマロ
イ”や1′パイカロイ(Vicalloy) ”で形成
しても良く、その場合、ワイヤ42のコア26″は約5
エルステツドの磁気最大保持力を備えていることが望ま
しい。ジャケット28″を形成するには、ワイヤ42を
加熱により加工硬化し、例えば20から40エルステツ
ドの磁気最大保持力をジャケット28″中に生じさせる
。
の表面24に略円筒状の溝40を軸方向に延在させて設
けた本発明の磁気歪要素12の他の実施例が示されてい
る。この場合、磁気歪要素12は、溝40中に挿入され
ボンド接合やハンダ付は等の公知方法により固着された
延在状磁気歪ワイヤ42から成る。磁気歪ワイヤ42は
、高い磁気最大保持力を備えた鉄磁性体材料から成る円
管状のジャケット28″に囲まれた低い磁気最大保持力
の鉄磁性体材料から成る円柱状のコア 26″を有して
いる。その例として、磁気歪ワイヤ42を1′パーマロ
イ”や1′パイカロイ(Vicalloy) ”で形成
しても良く、その場合、ワイヤ42のコア26″は約5
エルステツドの磁気最大保持力を備えていることが望ま
しい。ジャケット28″を形成するには、ワイヤ42を
加熱により加工硬化し、例えば20から40エルステツ
ドの磁気最大保持力をジャケット28″中に生じさせる
。
第1図及び第6図において、トリガー用マグネット18
とリセットマグネット16及び検出コイル20が、磁気
歪要素12の回転経路の近傍に軸14に近接させて配置
されている。第1図で記号11 N j+及び′S”に
よって示されている様に、リセットマグネット16の極
性はトリガー用マグネット18の極性とは反対に方向づ
けられ、且つ、双方の極性は軸14の中心線38の方向
に平行となっている。第6図に示される如く、リセット
マグネット16はトリガー用マグネット18と軸14の
周りで反対側に位置されていることが望ましいが、この
ような位置が要求されるわけではない。
とリセットマグネット16及び検出コイル20が、磁気
歪要素12の回転経路の近傍に軸14に近接させて配置
されている。第1図で記号11 N j+及び′S”に
よって示されている様に、リセットマグネット16の極
性はトリガー用マグネット18の極性とは反対に方向づ
けられ、且つ、双方の極性は軸14の中心線38の方向
に平行となっている。第6図に示される如く、リセット
マグネット16はトリガー用マグネット18と軸14の
周りで反対側に位置されていることが望ましいが、この
ような位置が要求されるわけではない。
これと違って、マグネット等を本発明の効果を損なうこ
となく互いに相対的に近接させて配置することも可能で
ある。殆どの応用例では、トリガー用マグネット18と
して使用するには150エルステツドの永久磁石が適し
、リセットマグネット16として使用するには約50エ
ルステツドの永久磁石で通常は充分である。
となく互いに相対的に近接させて配置することも可能で
ある。殆どの応用例では、トリガー用マグネット18と
して使用するには150エルステツドの永久磁石が適し
、リセットマグネット16として使用するには約50エ
ルステツドの永久磁石で通常は充分である。
本実施例においては、永久磁石を使用した好適例が記載
されているが、1個又はそれ以上の電磁石の、様な同等
要素を使用してもよい。単一の電磁石を用いる場合は、
トリガー用とリセット用の両方の効果を奏する用に同一
極性を繰り返し反転させればよい。
されているが、1個又はそれ以上の電磁石の、様な同等
要素を使用してもよい。単一の電磁石を用いる場合は、
トリガー用とリセット用の両方の効果を奏する用に同一
極性を繰り返し反転させればよい。
第1図及び第6図に更に示されている如く、検出コイル
20は、読出回路22に接続された誘導螺旋状コイルに
巻き上げられた一本の導線からなる。検出コイル20は
、磁気歪要素12の回転経路の近傍でトリガー用マグネ
ット18と軸14の双方に近接して位置されている。殆
どの場合に応用できる適切な検出コイル20は40ゲー
ジのワイヤを約1000回巻き上げて形成される。
20は、読出回路22に接続された誘導螺旋状コイルに
巻き上げられた一本の導線からなる。検出コイル20は
、磁気歪要素12の回転経路の近傍でトリガー用マグネ
ット18と軸14の双方に近接して位置されている。殆
どの場合に応用できる適切な検出コイル20は40ゲー
ジのワイヤを約1000回巻き上げて形成される。
本実施例では、検出コイルを使用した好適例が記載され
ているが、ホール効果検出器、静電容量検出器又は電気
磁気アンテナの様な同等な装置を、バルクハウゼン反転
なだれに対する応答信号を発生させる為に用いることが
可能である。
ているが、ホール効果検出器、静電容量検出器又は電気
磁気アンテナの様な同等な装置を、バルクハウゼン反転
なだれに対する応答信号を発生させる為に用いることが
可能である。
鉄磁性体材料を磁界にさらして磁界が徐々に増大した場
合、材料中の磁化は円滑に変化しないことが知られてい
る。その代り1種々の強さの磁界が届くと、材料中の磁
化領域の配向がその度毎に切り換わる。この増大する切
換運動は、″バルクハウゼンジャンプ″としてよく知ら
れている。然るに、最近、ここでは“バルクハウゼン反
転なだれ2′として言及されている磁化作用における大
きな乱調を発生させる要素中において個々の“バルクハ
ウゼンジャンプ″が同時に生じる様に、バルクハウゼン
効果を共鳴させることが可能であるということが、見い
だされた。この様な反転現象は、例えば、大衆科学雑誌
“Viegand’s Wonderful Vira
s”の1979年の5月号のpp 102−4,165
の記事に記載されている。
合、材料中の磁化は円滑に変化しないことが知られてい
る。その代り1種々の強さの磁界が届くと、材料中の磁
化領域の配向がその度毎に切り換わる。この増大する切
換運動は、″バルクハウゼンジャンプ″としてよく知ら
れている。然るに、最近、ここでは“バルクハウゼン反
転なだれ2′として言及されている磁化作用における大
きな乱調を発生させる要素中において個々の“バルクハ
ウゼンジャンプ″が同時に生じる様に、バルクハウゼン
効果を共鳴させることが可能であるということが、見い
だされた。この様な反転現象は、例えば、大衆科学雑誌
“Viegand’s Wonderful Vira
s”の1979年の5月号のpp 102−4,165
の記事に記載されている。
第1図及び第6図において、磁気歪要素12は軸14と
共に曲線矢印で図示される任意の方向に回転するから、
磁気歪要素12は、Aの符号で示される角度位置からリ
セットマグネット16を経てB印の角度位置それからト
リガー用マグネット18及び検出コイル20の近傍を連
続的に通過する。角度位置印A及びBの正確な位置は任
意であり、それらは第6図で明確にされている様に本発
明の各要素間の相対的な角度位置を表示する為だけに設
定されているということを理解すべきである。
共に曲線矢印で図示される任意の方向に回転するから、
磁気歪要素12は、Aの符号で示される角度位置からリ
セットマグネット16を経てB印の角度位置それからト
リガー用マグネット18及び検出コイル20の近傍を連
続的に通過する。角度位置印A及びBの正確な位置は任
意であり、それらは第6図で明確にされている様に本発
明の各要素間の相対的な角度位置を表示する為だけに設
定されているということを理解すべきである。
第6図に関連した第7図をみれば、磁気歪要素12が軸
14の中心軸38の周を回転するにつれてその内部の磁
化が変化していることを知ることができる。A位置では
、磁気歪要素12がそれを“トリガーされた″状態にも
っていくトリガー用マグネット18を通過した直後であ
り、そこでは、コア26の磁極がジャケット28の磁極
に対して揃った同一方向をなしている。この状態は、第
7図の符号Aの部分図において、コア26の極性を表す
矢印44とジャケット28の極性を表す矢印46で示さ
れている。符号48で示される線は。
14の中心軸38の周を回転するにつれてその内部の磁
化が変化していることを知ることができる。A位置では
、磁気歪要素12がそれを“トリガーされた″状態にも
っていくトリガー用マグネット18を通過した直後であ
り、そこでは、コア26の磁極がジャケット28の磁極
に対して揃った同一方向をなしている。この状態は、第
7図の符号Aの部分図において、コア26の極性を表す
矢印44とジャケット28の極性を表す矢印46で示さ
れている。符号48で示される線は。
磁気誘導線を示しており、このようにしてA位置での磁
気歪要素12の磁場変化が示される。第7図の符号Bの
部分図で示される磁気歪要素12がB位置を通過すると
きは、それはリセットマグネット16を既に通過した後
であるから゛′リセット状態″にある。リセット状態に
おいては、矢印44′で表されるコア26の極性が矢印
46′で表されるジャケット28の極性に対して反転し
ている。
気歪要素12の磁場変化が示される。第7図の符号Bの
部分図で示される磁気歪要素12がB位置を通過すると
きは、それはリセットマグネット16を既に通過した後
であるから゛′リセット状態″にある。リセット状態に
おいては、矢印44′で表されるコア26の極性が矢印
46′で表されるジャケット28の極性に対して反転し
ている。
この後、磁気歪要素12が再びA位置を通過するときは
、再度トリガー用マグネット18のもとを通過し、そこ
でコアの極性が突然急激に反転され第7図の符号A′の
図で表される如きトリガー状態となる。この急激な反転
が前述したバルクハウゼン反転なだれとなり検出コイル
20に略々理想的な電圧パルスを発生させる。その結果
、検出コイル20に出力源が不要となり、且つ、パルス
は実質的に差異なく高感度となる。本好適実施例の如く
形成された要素から期待される通常のパルスは約800
ミリボルトであり、この大きさは検出コイル20で発生
する信号を送る為の増幅器の必要性を和らげる。又、コ
アの極性44をリセットすることにより発生される電圧
パルスはトリガー用マグネット18によって開始せしめ
られるバルクハウゼン反転なだれで発生される電圧パル
スに比べて小さい、ということに注意すべきである。
、再度トリガー用マグネット18のもとを通過し、そこ
でコアの極性が突然急激に反転され第7図の符号A′の
図で表される如きトリガー状態となる。この急激な反転
が前述したバルクハウゼン反転なだれとなり検出コイル
20に略々理想的な電圧パルスを発生させる。その結果
、検出コイル20に出力源が不要となり、且つ、パルス
は実質的に差異なく高感度となる。本好適実施例の如く
形成された要素から期待される通常のパルスは約800
ミリボルトであり、この大きさは検出コイル20で発生
する信号を送る為の増幅器の必要性を和らげる。又、コ
アの極性44をリセットすることにより発生される電圧
パルスはトリガー用マグネット18によって開始せしめ
られるバルクハウゼン反転なだれで発生される電圧パル
スに比べて小さい、ということに注意すべきである。
前者のパルスは、読出回路22に至るまでに公知のフィ
ルタ回路を付設することにより、検出コイル20の応答
信号から分別され得る。
ルタ回路を付設することにより、検出コイル20の応答
信号から分別され得る。
第8図から、検出コイル20において前述したバルクハ
ウゼン反転なだれによって発生せしめられた符号50で
表ざ九ている電圧パルスの形は。
ウゼン反転なだれによって発生せしめられた符号50で
表ざ九ている電圧パルスの形は。
軸14中の捩れ応力に関して測定可能な形に変化する。
軸14が捩れ応力を受けているときは、それは伝達され
るトルクの大きさに比例して機械的に中心軸38の周り
で捩っている。この捩り作用は1機械的な負荷となり磁
気歪要素12の前述したバルクハウゼン反転なだれが比
例的に影響される様に磁気歪要素12を転換する。読出
回路22に接続された検出コイル20が、検出コイル2
゜に誘導された電圧パルス50の特性における1又はそ
れ以上の変化によって表される各バルクハウゼン反転な
だれにおけるこれらの変化を検出し測定する。軸14の
回転周期で捩り負荷を割った商、。
るトルクの大きさに比例して機械的に中心軸38の周り
で捩っている。この捩り作用は1機械的な負荷となり磁
気歪要素12の前述したバルクハウゼン反転なだれが比
例的に影響される様に磁気歪要素12を転換する。読出
回路22に接続された検出コイル20が、検出コイル2
゜に誘導された電圧パルス50の特性における1又はそ
れ以上の変化によって表される各バルクハウゼン反転な
だれにおけるこれらの変化を検出し測定する。軸14の
回転周期で捩り負荷を割った商、。
これは検出コイル20によって発生せしめられたパルス
の周期から公知の回路によって容易に測定可能であるが
、これは軸14によって伝達される馬力を表している。
の周期から公知の回路によって容易に測定可能であるが
、これは軸14によって伝達される馬力を表している。
従って、読出回路22はトルク及び/又は馬力を表す信
号を出力することができる。
号を出力することができる。
第8図に描かれている電圧パルス50は、本発明の好適
実施例における磁気歪要素12から得られる電圧パルス
を一般的に表したものである。ここで、ライン52は軸
14が捩れ負荷を受けていないときに磁気歪要素12に
よって発生せしめられるパルスを描いており、ライン5
4は軸14が成る角度方向で捩れ負荷を受けるときに磁
気歪要素12によって発生せしめられるパルスを表し、
そして、ライン56は軸14が等しいがライン54で表
されているのとは反対の態様で捩れ負荷を受けるときに
発生せしめられるパルスを表している。ということを理
解しておくべきである。これらのパルスはすべて軸14
が任意の一定回転速度で回転されるときに得られる。こ
れから明らかなように、軸14に加わる捩れ負荷が異な
るのと同様に、電圧パルス54と56は電圧パルχ52
とはパルス幅において基本的に異なっており、これは、
第8図において符号りで示される電圧パルス52のパル
ス幅と符号C及びEで夫々示されている電圧パルス56
及び54のパルス幅との間の違いによって表現されてい
る。パルス幅は、第8図において一点鎖線58で示され
る電圧パルス52゜54及び56の最大振幅の電圧レベ
ル以下である電圧識別レベルを予め選定することに基づ
き決まる。
実施例における磁気歪要素12から得られる電圧パルス
を一般的に表したものである。ここで、ライン52は軸
14が捩れ負荷を受けていないときに磁気歪要素12に
よって発生せしめられるパルスを描いており、ライン5
4は軸14が成る角度方向で捩れ負荷を受けるときに磁
気歪要素12によって発生せしめられるパルスを表し、
そして、ライン56は軸14が等しいがライン54で表
されているのとは反対の態様で捩れ負荷を受けるときに
発生せしめられるパルスを表している。ということを理
解しておくべきである。これらのパルスはすべて軸14
が任意の一定回転速度で回転されるときに得られる。こ
れから明らかなように、軸14に加わる捩れ負荷が異な
るのと同様に、電圧パルス54と56は電圧パルχ52
とはパルス幅において基本的に異なっており、これは、
第8図において符号りで示される電圧パルス52のパル
ス幅と符号C及びEで夫々示されている電圧パルス56
及び54のパルス幅との間の違いによって表現されてい
る。パルス幅は、第8図において一点鎖線58で示され
る電圧パルス52゜54及び56の最大振幅の電圧レベ
ル以下である電圧識別レベルを予め選定することに基づ
き決まる。
第9図において、読出回路22に好適に設けられる要素
が示されている。又、第9図においては、上述した電圧
識別レベル58によって決定されるパルス@Tを有して
おり検出コイル20から読出回路22に入力される代表
的な電圧パルス50が模式的な形で示されている。読出
回路22は電圧識別回路60を有しており、これは、電
圧パルス50が電圧識別レベル58を上下する時を検出
してそのパルス幅Tに等しい周期を備えた矩形波出力信
号62を発生させる。読出回路は、更に、マルチバイブ
レータ64と電気ゲート66を有しており、これにより
、マルチバイブレータ64からのパルス63を矩形波出
力信号に重ねる。そして。
が示されている。又、第9図においては、上述した電圧
識別レベル58によって決定されるパルス@Tを有して
おり検出コイル20から読出回路22に入力される代表
的な電圧パルス50が模式的な形で示されている。読出
回路22は電圧識別回路60を有しており、これは、電
圧パルス50が電圧識別レベル58を上下する時を検出
してそのパルス幅Tに等しい周期を備えた矩形波出力信
号62を発生させる。読出回路は、更に、マルチバイブ
レータ64と電気ゲート66を有しており、これにより
、マルチバイブレータ64からのパルス63を矩形波出
力信号に重ねる。そして。
デジタルカウンタ68が、各パルス幅の範囲内に含まれ
るマルチバイブレータ64からの重ねられたパルスの数
を数えることにより、矩形波出力信号の周期Tを測定す
る。それから、ディスプレイ要素70がデジタルカウン
タ68からの出力を軸14におけるトルク及び/又は馬
力のレベルの指示に同値変換する。このようにして、ト
ルクメータ10は1時間に基づくトルクのデジタル出力
表示を効果的に提供する。
るマルチバイブレータ64からの重ねられたパルスの数
を数えることにより、矩形波出力信号の周期Tを測定す
る。それから、ディスプレイ要素70がデジタルカウン
タ68からの出力を軸14におけるトルク及び/又は馬
力のレベルの指示に同値変換する。このようにして、ト
ルクメータ10は1時間に基づくトルクのデジタル出力
表示を効果的に提供する。
同様な効果を有する他の読出回路も当然使用できる。例
えば、読出回路22を電圧パルス50のピーク値に比例
するアナログ信号を発生する様に構成することができる
。この相関方法を利用する場合、検出コイル20からも
たらされる信号は軸14の回転速度に依存せずに軸14
の捩れ負荷の変化に応じて振幅が変化するということが
分かるであろう。即ち、トルクメータ10によって発生
される信号の振幅は軸14の回転速度から独立している
。他の読出回路22として、電圧パルス50の積分値の
変化をトルクのレベルに相関付ける様に構成することも
可能である。又、他のもうひとつの例として、電圧パル
ス50に沿って−又はそれ以上の点から得られる導関数
における変化とトルクのレベルを相関付ける様に構成す
ることもできる。これらの読出回路の構成は、アメリカ
合衆国出願(特許出願番号第301,683号、現在出
願係属中)において、引例として掲載されている。
えば、読出回路22を電圧パルス50のピーク値に比例
するアナログ信号を発生する様に構成することができる
。この相関方法を利用する場合、検出コイル20からも
たらされる信号は軸14の回転速度に依存せずに軸14
の捩れ負荷の変化に応じて振幅が変化するということが
分かるであろう。即ち、トルクメータ10によって発生
される信号の振幅は軸14の回転速度から独立している
。他の読出回路22として、電圧パルス50の積分値の
変化をトルクのレベルに相関付ける様に構成することも
可能である。又、他のもうひとつの例として、電圧パル
ス50に沿って−又はそれ以上の点から得られる導関数
における変化とトルクのレベルを相関付ける様に構成す
ることもできる。これらの読出回路の構成は、アメリカ
合衆国出願(特許出願番号第301,683号、現在出
願係属中)において、引例として掲載されている。
級−匙
第8図において、電圧パルス52,54及び56の表現
において破断部72があり、これはパルス同士が第8図
で示されるよりもより広く離れていることを意味してい
ることに注意すべきである。
において破断部72があり、これはパルス同士が第8図
で示されるよりもより広く離れていることを意味してい
ることに注意すべきである。
電圧パルス50が磁気歪要素12における磁気極性の急
激なバルクハウゼン反転なだれの結果である為、それら
が検出コイル20で発生される信号の総サイクル周期の
内のほんの小部分のみを消滅させるという理由から、こ
の破断部は重要である。
激なバルクハウゼン反転なだれの結果である為、それら
が検出コイル20で発生される信号の総サイクル周期の
内のほんの小部分のみを消滅させるという理由から、こ
の破断部は重要である。
この突然性及び存続期間の短さの為、従来技術の装置が
効率良く扱うことができない500.000 rpm以
上の速度まで軸回転速度が上昇する場合にも、本発明を
適用することができる。更に、磁化作用における前述し
た変化から得られるパルスの特徴は軸の回転速度によっ
て殆ど影響されない。特に振幅に関してはそうである。
効率良く扱うことができない500.000 rpm以
上の速度まで軸回転速度が上昇する場合にも、本発明を
適用することができる。更に、磁化作用における前述し
た変化から得られるパルスの特徴は軸の回転速度によっ
て殆ど影響されない。特に振幅に関してはそうである。
斯くの如くして、それらの検出を始動及び終動時の低速
度を含む幅広い回転速度にわたるトルクの正確な測定に
利用することができる。更に、本発明は、単一の読出信
号から出力を表示する信号という有用な副産物を得るこ
とができる。軸に鉄磁性体領域がもし望むならセメント
を使わずに形成されているから、突発的なエラーを安定
的に避けることができる。更に又、磁気歪要素12は軸
14に対してほんの僅かな量を付着するだけで、捩れに
応じたパルス50を読出回路22に伝達するのになんら
機械的な軸14との接触を必要としない。かくして、ト
ルクメータ10は軸14の初期のバランスを保つ。
度を含む幅広い回転速度にわたるトルクの正確な測定に
利用することができる。更に、本発明は、単一の読出信
号から出力を表示する信号という有用な副産物を得るこ
とができる。軸に鉄磁性体領域がもし望むならセメント
を使わずに形成されているから、突発的なエラーを安定
的に避けることができる。更に又、磁気歪要素12は軸
14に対してほんの僅かな量を付着するだけで、捩れに
応じたパルス50を読出回路22に伝達するのになんら
機械的な軸14との接触を必要としない。かくして、ト
ルクメータ10は軸14の初期のバランスを保つ。
更に、電圧パルス50が非常に強いから、それらの検出
や処理が高価な増幅装置を用いずに実施され得る。トル
クメータ10は、これら及び障害にならず且つ簡単であ
るというような他の利点を提供するから、トルク/馬力
測定を最終的に回転機械のコントロール用に慣用される
パラメータにもっていくであろう。尚、本発明は上記の
特定の実施例に限定されるものではなく、本発明の技術
的範囲内において種々の変形が可能であることは勿論で
ある。
や処理が高価な増幅装置を用いずに実施され得る。トル
クメータ10は、これら及び障害にならず且つ簡単であ
るというような他の利点を提供するから、トルク/馬力
測定を最終的に回転機械のコントロール用に慣用される
パラメータにもっていくであろう。尚、本発明は上記の
特定の実施例に限定されるものではなく、本発明の技術
的範囲内において種々の変形が可能であることは勿論で
ある。
第1図は回転軸に適用された本発明の好適実施例を示し
た模式的斜視図、第2図は45°の角度を成す配置で軸
に形成された本発明の磁気歪要素を示した模式的斜視図
、第3図は本発明の好適な磁気歪要素の内部構造を示し
た第1図における軸の端面の部分拡大断面図、第4図は
本発明の好適な磁気歪要素のもう一つの内部構造を示し
た第1図における軸の端面の部分拡大断面図、第5図は
本発明の好適な磁気歪要素の他のもう一つの内部構造を
示した第1図における軸の端面の部分拡大断面図、第6
図は任意の角度位置A及びBをも示している第1図にお
ける配置の模式的側面図、第7図は磁気歪要素がA及び
Bから再びAの位置を通過するときの磁気歪要素のジャ
ケットとコアの各極性を夫々示した模式的説明図、第8
図は電圧パルスを示したグラフ図、第9図は読出回路2
2の1構成例を示したブロック図である6(符号の説明
) 12: 磁気歪要素 14:軸 16: リセット用マグネット 18: トリガー用マグネット 20: 検出コイル 22: 読出回路
た模式的斜視図、第2図は45°の角度を成す配置で軸
に形成された本発明の磁気歪要素を示した模式的斜視図
、第3図は本発明の好適な磁気歪要素の内部構造を示し
た第1図における軸の端面の部分拡大断面図、第4図は
本発明の好適な磁気歪要素のもう一つの内部構造を示し
た第1図における軸の端面の部分拡大断面図、第5図は
本発明の好適な磁気歪要素の他のもう一つの内部構造を
示した第1図における軸の端面の部分拡大断面図、第6
図は任意の角度位置A及びBをも示している第1図にお
ける配置の模式的側面図、第7図は磁気歪要素がA及び
Bから再びAの位置を通過するときの磁気歪要素のジャ
ケットとコアの各極性を夫々示した模式的説明図、第8
図は電圧パルスを示したグラフ図、第9図は読出回路2
2の1構成例を示したブロック図である6(符号の説明
) 12: 磁気歪要素 14:軸 16: リセット用マグネット 18: トリガー用マグネット 20: 検出コイル 22: 読出回路
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、回転物上に低度の磁気最大保持力を備えた材料から
成るコアと高度な磁気最大保持力を備えており前記コア
の周に設けられたジャケットとを有する磁気歪要素を形
成するステップと、前記コアの極性が前記ジャケットの
極性に対して同一方向となるトリガーされた状態から前
記コアの極性が前記ジャケットの極性に対して反対方向
となるリセット状態に前記コアの磁気極性をリセットす
るステップと、前記リセット状態から前記トリガーされ
た状態へバルクハウゼン反転なだれを引き起すトリガー
ステップと、前記バルクハウゼン反転なだれに対する応
答信号を発生させるステップと、前記応答信号を前記回
転物のトルクレベルの指示に相関させるステップとを有
する回転物のトルクレベル測定方法。 2、上記第1項において、前記磁気歪要素を形成するス
テップは電着法を含むトルク測定方法。 3、上記第1項において、前記リセットステップと前記
トリガーステップはマグネットを前記磁気歪要素の近傍
で前記回転物に近接させて配置することを夫々含むトル
ク測定方法。 4、上記第3項において、前記磁気歪要素は少なくとも
部分的に鉄磁性体合金で構成されているトルク測定方法
。 5、上記第4項において、前記鉄磁性体合金は鉄−ニッ
ケル−コバルトを有するトルク測定方法。 6、上記第4項において、前記コアは50%の鉄と50
%のコバルトから成る合金から構成されており、前記ジ
ャケットは75%の鉄と25%のニッケル合金から構成
されているトルク測定方法。 7、上記第3項において、前記回転物の回転速度を前記
応答信号から測定し、前記回転速度とトルクレベルの指
示値から出力を計算する各ステップを有しているトルク
測定方法。 8、上記第3項において、前記相関させるステップは前
記応答信号のパルス幅のデジタル測定値に基づく時間を
採るステップを有しているトルク測定方法。 9、低度の磁気最大保持力を備えた材料から成るコアと
高度な磁気最大保持力を備えており前記コアの周に設け
られたジャケットとを具有する回転物上に形成された磁
気歪要素と、前記コアの極性が前記ジャケットの極性に
対して同一方向となるトリガーされた状態から前記コア
の極性が前記ジャケットの極性に対して反対方向となる
リセット状態に前記コアの磁気極性をリセットする手段
と、前記リセット状態から前記トリガーされた状態へ前
記コアの極性のバルクハウゼン反転なだれを引き起すト
リガー手段と、前記バルクハウゼン反転なだれに対する
応答信号を発生させる手段と、前記応答信号を前記回転
物のトルクレベルの指示に相関させる手段とを有する回
転物のトルクレベル測定装置。 10、上記第9項において、前記リセット手段、前記ト
リガー手段、前記信号発生手段及び前記相関手段は前記
回転物から離隔して配置されているトルクレベル測定装
置。 11、上記第10項において、前記リセット手段と前記
トリガー手段は前記磁気歪要素の近傍で前記回転物に近
接して配置されたマグネットから成るトルクレベル測定
装置。 12、上記第11項において、応答信号の発生手段は検
出コイルを有しているトルクレベル測定装置。 13、上記第12項において、前記磁気歪要素は少なく
とも部分的に鉄磁性体合金で構成されているトルクレベ
ル測定装置。 14、上記第13項において、前記鉄磁性体合金は鉄−
ニッケル−コバルトを有するトルクレベル測定装置。 15、上記第12項において、前記コアは50%の鉄と
50%のコバルトから成る合金から構成されており、前
記ジャケットは75%の鉄と25%のニッケルから成る
合金で構成されているトルクレベル測定装置。 16、上記第12項において、前記相関手段は前記応答
信号のパルス幅のデジタル測定値に基づく時間を発生す
る為の読出回路を有するトルクレベル測定装置。 17、上記第12項において、前記相関手段は前記応答
信号の振幅を検出する為の読出回路を有するトルクレベ
ル測定装置。 18、上記第12項において、前記相関手段は前記応答
信号を積分する為の読出回路を有するトルクレベル測定
装置。 19、上記第12項において、前記相関手段は前記応答
信号を微分する為の読出回路を有するトルクレベル測定
装置。 20、バルクハウゼン反転なだれを発生させることが可
能な回転物上に形成された磁気歪要素と、前記磁気歪要
素におけるバルクハウゼン反転なだれを連続的に引き起
し且つ各反転後に前記磁気歪要素をリセットする為の手
段と、前記バルクハウゼン反転なだれに対する応答信号
を発生させる手段と、前記応答信号を前記回転物のトル
クレベルの指示に相関させる為の手段とを有する回転物
のトルクレベル測定装置。 21、上記第20項において、前記回転物におけるトル
クレベルの指示を出力の指示に変換する為の手段を更に
有するトルクレベル測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21329484A JPS6196430A (ja) | 1984-10-13 | 1984-10-13 | トルク測定方法及び軽量トルクメ−タ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21329484A JPS6196430A (ja) | 1984-10-13 | 1984-10-13 | トルク測定方法及び軽量トルクメ−タ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6196430A true JPS6196430A (ja) | 1986-05-15 |
JPH0458897B2 JPH0458897B2 (ja) | 1992-09-18 |
Family
ID=16636736
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21329484A Granted JPS6196430A (ja) | 1984-10-13 | 1984-10-13 | トルク測定方法及び軽量トルクメ−タ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6196430A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010119010A (ja) * | 2008-11-14 | 2010-05-27 | Yokohama National Univ | コイル−ワイヤ分離型電気パルス発生装置 |
-
1984
- 1984-10-13 JP JP21329484A patent/JPS6196430A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010119010A (ja) * | 2008-11-14 | 2010-05-27 | Yokohama National Univ | コイル−ワイヤ分離型電気パルス発生装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0458897B2 (ja) | 1992-09-18 |
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