JPS618249A - 管体クランプ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は管体を保持するクランプ装置に関する。

発電所用ボイラを始めとする大型の産業用ボイラはボイ
ラ壁面を水管で形成する外、煙道中にも伝熱管を配置し
て節炭器、過熱器、再熱器等として使用される。このう
ち例えば節炭器はボイラの煙道中に配置されるが、熱回
収効率を高めるため管体を何段にも屈曲し、がっこの屈
曲した管体の複数本により一枚の伝熱パネルを形成し、
かつこの伝熱パネルをヘッダを介する等して多数配置す
ることにより全体として一体的な節炭器を形成する。こ
の屈曲した管体（コイル）はボイラの種類によって相違
するが少いもので数百枚、多いものでは千数百枚ときわ
めて多数となる。

二のフィルの製造方法の概略について順に説明すると、 （１）直管の一方を切断し、かつこの切断部に開先を形
成する加工、 （２）開先形成側の曲げ加工、 （３）曲げ加工施工側と逆の端部の切断、開先形成加工
、 （４）複数の加工管を付き合せ溶接し得るように配置す
る作業、 （５）各加工管の付き合せ溶接、 （６）補助金具の取り付け（第２図参照）となる。この
場合、管体の切断と開先形成を別に行っているため切断
機から開先前提への管体の移動、開先形成機のセット等
、作業工程が複雑となり、作業時間も長くなるので、作
業の簡略化が要望されている。

第１図は発明者等が別途提案している装置の作動状態の
概略を示す。管体１２はローラ１３によりクランプ１５
に挿通され、かつ１２の如く所定の長さだけこのクラン
プ１５から突出配置される。

一方切削装置２１の本体からはミーリングユニットの切
削部５が繰り出されるが、この繰り出し量は切削終了リ
ミットスイッチ２０を作動させるスイッチ作動用係止部
材２１の取り付は位置を調節することにより行われる。

この様にしてクランプ１５からの管体の突出し長さと、
切削部の繰り出し量を調節することにより管体１２に対
して溶接用開先を形成すると同時に高速切削により管体
を所定の長さに削り込み管体の長さの調節も行う。

この様に管体自体は高速切削が施され、かつこの切削に
より管体の長さ調節を行うので、クランプに対しては大
きな回転力が加わり、管体を保持することが困難な場合
がある。通常クランプは管体保持部をＶ型に形成した２
個の挾持体により管体を挾持する。Ｖ型挾持体は管体の
外径の大小に係りなく管体を保持し得る利点を有する反
面、管体と■型保持部との接触が線接触となり強い回転
トルクが加わると管体自体が回転してしまい、切削が不
可能となる。このため、管体の外周壁を全周にわたって
保持する挾持体、つまり管体の外径とほぼ等して内径を
有する半円形の保持部を形成した挾持体により管体を保
持するクランプが要求される。しかし、このクランプは
当然のことながら管体の外径が相違した場合には使用で
きず、取り替える必要があるが、従来この形式のクラン
プは取り替えに手間がかかり作業性を大幅に低下させる
原因となっている。

この発明は上述した問題点を除去するものであり、管体
の保持力が強くかつ取り替えを容易に行えるクランプ装
置を提供することを目的とする。

要するにこの発明は、管体の外径に面接触し得るよう構
成した２個の挾持体を一体的に形成し、この一体に形成
した挾持体をクランプ枠に対してワンタッチで着脱し得
るよう構成したものである。

以下この発明の実施例につき図面を用いて説明する。

第２図及び第３図において、２２はクランプ装置の枠体
であり、所定の場所に固定しである。

２３はこの枠体の一部を構成する昇降部材であり２４は
このスライド板２３の下部に配置したスライド部材であ
って、螺合するボールネジ２５を回転させることにより
ＸＹ方向に移動するよう構成しである。このスライド部
材を移動させることにより昇降部材２３を昇降させる。

２６はクランプ本体であり、管体挾持部が管体１３の外
径と同じ形状の、つまり半円形のクランプ溝２７を有す
る二個の挾持体２６ａ、２６ｂから構成しである。

この挾持体２６ａ、２６ｂはロッド２８により一体に構
成しであると共に、バネ２９により両挾持体に外力が加
わらない場合には、両者が離れるよう構成しである。

以上の構成の装置において、管体を保持する場合、管体
の外径とほぼ等しいクランプ溝を有するクランプ本体２
６を取り付ける必要がある。

クランプ本体２６の取り付けに当っては、あらかじめス
ライド部材２５をＹ方向へ移動させ、昇降部材２３を下
降させておく。この状態においてクランプ本体２６を枠
体２２に取り付けるが、この場合クランプ本体２６の保
持を確実にするため、下部挟持体２６ｂに対して突条２
６ｂを形成し、かつ昇降部材２３に対してはこの突条２
６ｂ１と係合する溝２３を形成する。（第３図参照）ク
ランプ本体２６を枠体２２内に配置したならばポールネ
ジ２５を調節して昇降部材２３を上昇させ、バネ２９に
より広げられている両挾持体のうち上部挾持体２６ａが
押圧手段たる油圧シリンダ３０に接触するようにする。

なおこの場合、クランプ本体に保持された管体の軸心が
開先形成機の工具加工中心と一致するようクランプ本体
６の高さの微調整を行う。この時点で枠体側面に取り付
けた固定ネジ３１を回動させて下部挟持体２６ｂを固定
し管体のクランプを可能な状態とする。

管体１３のクランプは両挾持体２６ａ、２６ｂのクラン
プ溝２７内に管体を挿入し、かつ油圧シリンダ３０によ
り上部挾持体２６ａを下降させることにより行う。クラ
ンプ終了後は油圧シリンダ３０を上昇させると上部挾持
体２６ａはバネ２９により上昇しクランプ状態は解除さ
れる。

なおりランプ本体の取り外しは上述の取り付けの場合と
逆の順序で行う。

この発明を実施することにより管体を強力に保持でき、
かつクランプ部の交換が容易で作業性を低下させること
がない。

【図面の簡単な説明】

第１図はクランプ装置の配置状態を示す平面図、第２図
はこの発明に係るクランプ装置の正面図、第３図は第２
図のＡ−Ａ線による断面図である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、クランプ溝がクランプすべき管体の外周面と面接触
   するよう構成した上部挾持体及び下部挾持体を一体に形
   成してクランプ本体を構成し、このクランプ本体を枠体
   に対して着脱可能に取り付けたことを特徴とする管体ク
   ランプ装置。 ２、上部挾持体と下部挾持体とをロッドにより一体化し
   、かつ両挾持体の間にはバネを配置してクランプ本体を
   構成し、クランプ本体に外力が加わらない場合には両挾
   持体がバネにより広がるよう構成したことを特徴とする
   特許請求の範囲第１項記載の管体クランプ装置。 ３、枠体下部にクランプ本体と接触する昇降部材を取り
   付けたことを特徴とする特許請求の範囲第２項記載の管
   体クランプ装置。 ４、昇降部材の下部にボールネジで移動するスライド部
   材を取り付け、スライド部材の移動により昇降部材を昇
   降させるよう構成したことを特徴とする特許請求の範囲
   第３項または第４項記載の管体クランプ装置。