JPS6156225B2 - - Google Patents

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JPS6156225B2
JPS6156225B2 JP10439477A JP10439477A JPS6156225B2 JP S6156225 B2 JPS6156225 B2 JP S6156225B2 JP 10439477 A JP10439477 A JP 10439477A JP 10439477 A JP10439477 A JP 10439477A JP S6156225 B2 JPS6156225 B2 JP S6156225B2
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JP
Japan
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trans
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benzoyl
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Application number
JP10439477A
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Japanese (ja)
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JPS5439067A (en
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Shigeru Daikyo
Naomichi Furukawa
Toshiaki Yoshimura
Takeshi Akasaka
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Fujifilm Wako Pure Chemical Corp
Original Assignee
Wako Pure Chemical Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPS5439067A publication Critical patent/JPS5439067A/en
Publication of JPS6156225B2 publication Critical patent/JPS6156225B2/ja
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、新規な光学活性アジリジン類の不斉
合成方法に関する。更に詳しくは硫黄原子上に光
学活性を有するスルフイルイミン類とα・β−不
飽和ケトン類又はα・β−不飽和カルボン酸エス
テル類等のオレフイン類とを反応させ、一工程の
反応で不斉合成するアジリジン類の不斉合成方法
である。 従来より、光学活性アジリジン類は光学分割に
よつても、又不斉合成によつても得られた側は全
く知られていない。 光学活性アジリジン類は、光学活性なるが故
に、その各々の分野において、とくに医薬品、医
薬品合成中間体として優れた効果が期待でき、一
般的かつ容易な合成方法が渇望されていた。 本発明者らは電子吸引性基置換オレフインとス
ルフイルイミンとのマイケルタイプの付加反応に
ついて研究し、例えば、カルボニル基、カルボン
酸エステル基などの強い共鳴効果を有する電子吸
引性基で置換されたオレフインのシス体若しくは
トランス体のいずれを用いても、それぞれ対応す
るトランス−アジリジン類のみが得られることを
見出だし、既に特許出願している。 本発明者らは、更に、α・β−不飽和ケトン又
はα・β−不飽和カルボン酸エステル等のオレフ
イン類と硫黄原子上に光学活性を有するスルフイ
ルイミンとの付加反応について鋭意研究を重ね、
硫黄原子上の光学活性がアジリジンに不斉誘導さ
れ、光学活性トランス−アジリジン類が、一工程
の反応で得られることを見出だし、本発明を完成
した。 即ち、本発明は 式 (式中、R1、R2はアルキル基、アリール基、アル
キル置換アリール基、アルコキシ置換アリール基
を示し、R3は水素、アルキル基、シクロアルキ
ル基、アラルキル基を示す。)で示される硫黄原
子上に光学活性を有する光学活性スルフイルイミ
ン類()と、 式 (式中、R4、R5、R6は水素、アリール基、アルコ
キシカルボニル基、アリールカルボニル基を示
し、R7はアルキル基、アリール基、アルキル置
換アリール基、アルコキシ置換アリール基、ハロ
ゲン置換アリール基、アルコキシ基を示す。但
し、R4とR5とは同一ではない。)で示されるオレ
フイン類()とを反応させることを特徴とす
る、 式 (式中、R3、R4、R5、R6、R7は前述と同じ。)で
示される光学活性アジリジン類()の不斉合成
方法である。 α・β−不飽和ケトン又はα・β−不飽和カル
ボン酸エステル等のオレフイン類へのスルフイル
イミンの付加反応に於て、α・β−不飽和ケトン
又はα・β−不飽和カルボン酸エステル等のオレ
フイン類としてそれらのシス体若しくはトランス
体のいずれを用いた場合でも、それぞれ相当する
トランス−アジリジン類のみが特異的に得られる
ことは、本発明者らの研究により既に明らかとな
つている。 アジリジン類の立体配置について考察してみる
と、シス体には光学活性体は存在せず、トランス
体にのみ(2R、3S)及び(2S、3R)の2種類の
光学活性体が存在する。 本発明の不斉合成方法に於ては、例えばスルフ
イルイミンのR体とα・β−不飽和ケトン又は
α・β−不飽和カルボン酸エステル等のオレフイ
ン類とを反応させると、相当する(2R、3S)の
光学活性トランス−アジリジン類が光学収率良く
得られ、又、スルフイルイミンのS体とα・β−
不飽和ケトン又はα・β−不飽和カルボン酸エス
テル等のオレフイン類とを反応させると、相当す
る(2S、3R)の光学活性トランス−アジリジン
類が光学収率良く得られる。 これは、α・β−不飽和ケトン又はα・β−不
飽和カルボン酸エステル等のオレフイン類のβ位
の炭素原子にスルフイルイミノ基がまずマイケル
タイプの付加反応を行い、その際に、スルフイル
イミンの硫黄原子上の光学活性がオレフインのβ
位の炭素原子上へ不斉誘導され、その後、立体的
こみ具合等の原因により優位な立体配置、つまり
トランス体の構造をとり、環化する為と考えられ
る。 本発明に於ける硫黄原子上に光学活性を有する
スルフイルイミン()としてはN−無置換、N
−置換スルフイルイミンのいずれでも良く、N−
置換スルフイルイミンのN−置換基としては、本
発明の付加反応が求核的付加反応であるので、電
子供与性基が好ましい。 硫黄原子上に光学活性を有するスルフイルイミ
ン類()に於ける、R1及びR2としては、例え
ばメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、
tert−ブチル基、ヘキシル基、2−エチルヘキシ
ル基、ドデシル基等の飽和アルキル基、ビニル
基、1−プロペニル基、4−ヘキセニル基、9−
ペンタデセニル基等の不飽和アルキル基、シクロ
プロピル基、シクロヘキシル基等のシクロアルキ
ル基、シクロヘキセニル基等の不飽和シクロアル
キル基、フエニル基、トリル基、ナフチル基等の
アリール基、ベンジル基、フエネチル基等のアラ
ルキル基などの炭化水素基が挙げられ、R1とR2
が環を成しても良く、含硫黄環状化合物としては
例えば、チオラン、チアン、オキサチアン、1・
2−ジヒドロチオナフテン、ベンゾチアン、チア
ビシクロヘプタン、フエノキサチン、フエノチア
ジ、チオキサンセン等が挙げられる。R3として
は、例えば、水素、メチル基、エチル基、プロピ
ル基、ブチル基、tert−ブチル基、ヘキシル基、
2−エチルヘキシル基、ドデシル基等の飽和アル
キル基、ビニル基、1−プロペニル基、4−ヘキ
セニル基、9−ペンタデセニル基等の不飽和アル
キル基、シクロプロピル基、シクロヘキシル基等
のシクロアルキル基、シクロヘキセニル基等の不
飽和シクロアルキル基、フエニル基、トリル基、
ナフチル基等のアリール基、フエネチル基等のア
ラルキル基などの炭化水素基が挙げられる。 R1、R2及びR3の炭化水素基に置換することの
できる置換基は、特に制限はないが、例えば、ハ
ロゲン、アルコキシ基、アリーロキシ基、アルキ
ルチオ基、アリールチオ基、ニトロ基、アシル
基、スルホニル基、シアノ基等がその例として挙
げられる。 本発明の光学活性スルフイルイミン類()と
しては、例えば、S−フエニル−S−o−トリル
スルフイルイミン、S−フエニル−S−o−メト
キシフエニルスルフイルイミン、S−p−トリル
−S−o−クロロフエニルスルフイルイミン、S
−p−ブロモ−S−o−クロロフエニルスルフイ
ルイミン、S−フエニル−S−m−クロロフエニ
ルスルフイルイミン、S−フエニル−S−2・4
−ジクロロフエニルスルフイルイミン、S−p−
メチルチオフエニル−S−フエニルスルフイルイ
ミン、S−フエニル−S−3・4−ジメトキシフ
エニルスルフイルイミン、S−メチル−S−フエ
ニルスルフイルイミン、S−エチル−S−p−ト
リルスルフイルイミン、S−シクロプロピル−S
−フエニルスルフイルイミン、S−プロピル−S
−o−アセチルフエニルスルフイルイミン、S−
シクロヘキシル−S−p−クロロフエニルスルフ
イルイミン、S−エチル−S−シクロヘキシルス
ルフイルイミン、S−メチル−S−デシルスルフ
イルイミン、S−メチル−S−シクロプロピルス
ルフイルイミン、S−エチル−S−ヘキシルスル
フイルイミン、S−ビニル−S−フエニルスルフ
イルイミン、S−ビニル−S−ヘキシルスルフイ
ルイミン、S−フエニル−S−ベンジルスルフイ
ルイミン、S−メチル−S−ベンジルスルフイル
イミン、等の硫黄原子上に光学活性を有するN−
無置換スルフイルイミン類、N−メチル−S−フ
エニル−S−o−トリルスルフイルイミン、N−
エチル−S−フエニル−S−o−ブロモフエニル
スルフイルイミン、N−シクロプロピル−S−メ
チル−S−フエニルスルフイルイミン、N−ヘキ
シル−S−メチル−S−p−トシルフエニルスル
フイルイミン、N−オクチル−S−メチル−S−
エチルスルフイルイミン、N−シクロプロピル−
S−プロピル−S−フエニルスルフイルイミン、
N−フエニル−S−フエニル−S−p−ニトロフ
エニルスルフイルイミン、N−p−クロロフエニ
ル−S−メチル−S−シクロヘキシルスルフイル
イミン、N−o−メトキシフエニル−S−メチル
−S−o−エチルチオフエニルスルフイルイミ
ン、N−ベンジル−S−フエニル−S−o−シア
ノフエニルスルフイルイミン、N−メチルイミノ
−2−メチルチオラン、N−フエニルイミノ−2
−メトキシチアン、N−ビニル−S−フエニル−
S−o−メトキシフエニルスルフイルイミン、N
−メチル−S−メチル−S−ナフチルスルフイル
イミン、N−メチルイミノベンゾチアゾール、等
のN−置換スルフイルイミン類が挙げられる。 本発明のα・β−不飽和ケトン又はα・β−不
飽和カルボン酸エステル等のオレフイン類とは、
カルボニル基又はカルボン酸エステル基などの強
い共鳴効果を有する電子吸引性基で少くとも1つ
以上置換されたオレフイン誘導体であつて、
R4、R5、R6は電子吸引性基であつても、電子供
与性基であつても良く、特に制限はないが、R4
とR5は同一であつてはならない。 オレフイン類()に於けるR4、R5として
は、例えば、水素、メチル基、エチル基、プロピ
ル基、ブチル基、tert−ブチル基、ヘキシル基、
2−エチルヘキシル基、ドデシル基等の飽和アル
キル基、ビニル基、1−プロペニル基、4−ヘキ
セニル基、9−ペンタデセニル基等の不飽和アル
キル基、シクロプロピル基、シクロヘキシル基等
のシクロアルキル基、シクロヘキセニル基等の不
飽和シクロアルキル基、フエニル基、トリル基、
ナフチル基等のアリール基、ベンジル基、フエネ
チル基等のアラルキル基、フリル基、フルフリル
基、、チエニル基、ピロリル基、ピリジル基、モ
リホリニル基、イミダゾリル基、テトラヒドロフ
ラニル基等の複素環式炭化素基などの炭化水素
基、オレフイン類()のR4、R5として記載し
た前記の炭化水素基で置換された、カルボニル
基、カルボン酸エステル基、エーテル、チオエー
テル及びスルホニル、フツ素、塩素、臭素、ヨウ
素等のハロゲンを示す。R7としてはオレフイン
類()のR4、R5として記載した前記の炭化水
素基及び−OAを示し、Aとしてはオレフイン類
()のR4、R5として記載した前記の炭化水素基
を示す。R4、R5、R6、R7の炭化水素基、カルボ
ニル基、カルボン酸エステル基、エーテル、チオ
エーテル、スルホニル基等に置換することのでき
る置換基としては、特に制限はないが、例えば、
ハロゲン、アルコキシ基、アリーロキシ基、アル
キルチオ基、アリールチオ基、ニトロ基、アシル
基、スルホニル基、シアノ基等がその例として挙
げられる。 本発明のオレフイン類()としては、例え
ば、1−アセチル−2−メチルエチレン、1−ベ
ンゾイル−2−プロピルエチレン、1−ラウロイ
ル−2−フエニルエチレン、1−アセチル−2−
メチル−2−プロピルエチレン、1−アセチル−
2−ベンジルエチレン、1−トリルカルボニル−
1−メチル−2−フエニルエチレン、1−フエニ
ルアセチル−2−フエニルエチレン、1−ブチロ
イル−2−クロルエチレン、1−ベンゾイル−
1・2−ジクロルエチレン、1−アセチル−2−
ブロモエチレン、1−ベンゾイル−2−メトキシ
エチレン、1−アセチル−2−メチルチオエチレ
ン、1−イソブチリル−2−フエニルスルホニル
エチレン、1−ベンゾイル−2−シアノエチレ
ン、1・2−ジベンゾイルエチレン、1・2−ジ
ベンゾイル−1−メチルエチレン、1−アセチル
−1−ベンゾイル−2−メチルエチレン、1−ベ
ンゾイル−2−メトキシカルボニルエチレン、1
−ベンゾイル−1−メトキシカルボニル−2−t
−ブチルエチレン、1・2−ジベンゾイル−1−
クロロエチレン、1・2−ジアセチルエチレン、
1・1−ジベンゾイル−2−メチルエチレン、1
−アセチル−2−シクロヘキシルエチレン、1−
ベンゾイル−2−アリルエチレン、1−ブチリル
−2−フリフリルエチレン、1−シクロヘキシル
カルボニル−2−フエニルエチレン、1−ベンゾ
イル−2−チアニルエチレン、1−アセチル−2
−モルホリニルエチレン、1−(2・4−ジクロ
ロフエニルカルボニル)−2−メチルエチレン、
1−ベンゾイル−2−(4−メトキシフエニル)
エチレン、1−(4−ニトロフエニルカルボニ
ル)−2−アセチルエチレン、1−(4−トシルフ
エニルカルボニル)−2−メチルエチレン、1−
ベンゾイル−2−(2−メチルチオフエニル)エ
チレン等のα・β−不飽和ケトン類、クロトン酸
メチルエステル、2−プロピルアクリル酸フエニ
ルエステル、2−フエニルクロトン酸ヘキシルエ
ステル、2−ベンジルアクリル酸メチルエステ
ル、2−プロピルイソクロトン酸ベンジルエステ
ル、2−トリルメタクリル酸プロピルエステル、
2−シクロヘキシルアクリル酸エチルエステル、
2−アリルアクリル酸メチルエステル、2−ピペ
リジルアクリル酸ヘキシルエステル、2−ピラゾ
リルメタクリル酸t−ブチルエステル、1−チオ
ラニルクロトン酸イソプロピルエステル、2−チ
エニルクロトン酸2−エチルヘキシルエステル、
2−クロロアクリル酸エチルエステル、1・2−
ジクロロアクリル酸ベンジルエステル、2−ブロ
モ−1−エチルアクリル酸フエニルエステル、1
−フエニル−2−メトキシアクリル酸イソブチル
エステル、2−エチルチオ−2−フエニルアクリ
ル酸メチルエステル、2−トシルアクリル酸シク
ロヘキシルエステル、2−シアノ−1−プロピル
カルボン酸ネオペンチルエステル、フマル酸ジイ
ソプロピルエステル、マレイン酸ジオクチルエス
テル、1・2−ジクロロフマル酸メチルエステ
ル、1−エチルマレイン酸ジシクロヘキシルエス
テル、1−ブロモマレイン酸ジエチルエステル、
1−メトキシカルボニルクロトン酸t−ブチルエ
ステル、1−プロポキシカルボニル−2−クロル
アクリル酸2−エチルヘキシルエステル、フマル
酸ジアリルエステル、クロトン酸アリルエステ
ル、1−(2−クロロフエニル)2−エチルアク
リル酸メチルエステル、2−(2・4−ジクロロ
フエニル)クロトン酸2−エチルヘキシルエステ
ル、フマル酸ジ(2−メトキシエチル)エステ
ル、2−(4−ブロモフエニル)−アクリル酸ネオ
ペンチルエステル、1−(4−メトキシフエニ
ル)マレイン酸ジイソプロピルエステル、2−
(2−ニトロフエニル)メタクリル酸2−クロロ
エチルエステル、2−(2−トシルエチル)メタ
クリル酸オクチルエステル、2−(3−メチルチ
オプロピル)アクリル酸アリルエステル、1−
(4−アセチルフエニル)−2−フエニルアクリル
酸(2−エチルチオエチル)エステル、2−(2
−ブロモエチル)クロトン酸シクロヘキシルエス
テル、フマル酸ジ(2−トシルエチル)エステル
等のα・β−不飽和カルボン酸エステル類などが
挙げられ、これらオレフイン類のトランス体であ
つてもシス体であつても含まれる。 本発明は例えば次のようにして容易に実施する
ことができる。 例えば、硫黄原子上に光学活性を有するスルフ
イルイミンとα・β−不飽和ケトン及びα・β−
不飽和カルボン酸エステルなどのオレフイン類と
をそれぞれ理論量混合し、要すれば溶媒を用い、
通常は室温下、要すれば加熱若しくは冷却し、反
応させる。反応は通常数分から数時間で完結する
が、必要に応じて長時間加熱するのは任意であ
る。反応終了後は、カラムクロマトグラフイー、
ガスクロマトグラフイー、再結晶、蒸留等の通常
の手段により分離し、光学活性アジリジン類が得
られる。要すれば再結晶等の精製操作により、更
に光学純度を高めることもできる。 硫黄原子上に光学活性を有するスルフイルイミ
ン類は、例えば、非対称スルフイド、光学活性ア
ルコール、ハロゲン化剤とアミドアニオン又はア
リールアミンとの反応による不斉合成方法、又は
常法によつて得られるスルフイルイミンのラセミ
体を硫黄原子上に光学活性を有するスルフイルイ
ミンの種を接種し、光学分割する方法等により容
易に得られる。 本発明に於て、要すれば用いられる溶媒として
は、通常の溶媒が好ましく用いられ、例えば、ヘ
キサン、オクタン等の飽和炭化水素類、ベンゼ
ン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、
メチルアルコール、エチルアルコール、プロピル
アルコール等のアルコール類、ジエチルエーテ
ル、テトラヒドロフラン、アニソール、エチレン
グリコールジエチルエーテル等のエーテル類、ア
セトン、メチルイソブチルケトン、アセチルアセ
トン等のケトン類、アセト酢酸エチル、酢酸エチ
ル等のエステル類、アセトニトリル、イソブチロ
ニトリル等のニトリル類、塩化メチレン、クロロ
ホルム、四塩化炭素、トリクロルエチレン等のハ
ロゲン化炭化水素類、ジメチルホルムアミド等の
含窒素化合物、ジメチルスルホキシド等の含硫黄
化合物等が挙げられ、これらの溶媒を単独で用い
ても数種混合して用いても良い。 光学活性アジリジン類は医薬品、医薬品合成中
間体として極めて有用性のある化合物であり、本
発明により、初めて合成が可能となつた。本発明
の光学活性アジリジン類の不斉合成方法は、一工
程の反応で、光学純度の良い光学活性アジリジン
類が収率良く得られ、原料の入手も容易であり、
工業的実施の可能な極めて優れた方法である。 以上述べたように、本発明は光学純度の高いア
ジリジン類を一工程の反応で与える等、斯業に貢
献する処極めて大きい。 以下に実施例を述べる。 実施例 1 トランス−1−ベンゾイル−2−フエニルエチ
レン230mgと(+)−(R)−o−メトキシフエニル
フエニルスルフイルイミン346mg(〔α〕D=+
164.5゜、光学純度84.8%)とを塩化メチレン0.5
mlに加え、混合し、50℃で48時間撹拌する。反応
液をカラムクロマトグラフイー(充填剤;シリカ
ゲル、展開溶媒;CHCl3)で分離し、(−)−トラ
ンス−2−ベンゾイル−3−フエニルアジリジン
184mg(収率66%、〔α〕D=−88.0゜、mp110℃、
(ラセミ体は105〜106℃))を得る。得られた2−
ベンゾイル−3−フエニルアジリジンをメタノー
ルより数回再結晶して精製すると、最終的に
〔α〕D=−306.8゜(C=0.43、CHCl3、pm123.5
〜4.5℃)に達した。 IR、NMR、cd特性の結果を以下に示す。IR
(KBr)ν=1660(〓C=0)、3220cm-1(→
NH) NMR(CDCl3)δ=2.5〜2.7(S、1H、
broad、N)、3.2(d、1H、C、JAB=2
Hz)、3.54(d、1H、C、JAB=2Hz)、7.4〜
8.2ppm(m、10H、Ph) cd特性(EtOH)〔θ〕232=+23200、〔θ〕263
=−29700、〔θ〕315=−13900 一方、本実施例1により得られる(−)−2−
ベンゾイル−3−フエニルアジリジンと極めて類
似した構造を有する(−)−(1R、2R)−トランス
−1−ベンゾイル−2−フエニルシクロプロパン
のcd特性はC.R.Johnsonらによると〔θ〕260=−
25600、〔θ〕312=−15700であり(J.Amer.
Chem.Soc.1973、95、4287)、cd特性の吸収極
大、強度がともに極めて類似し、本実施例1によ
つて得られる(−)−トランス−2−ベンゾイル
−3−フエニルアジリジンの絶体立体配置は
(2R、3S)である。 実施例 2 トランス−1−ベンゾイル−2−フエニルエチ
レン230mgと(+)−(R)−o−メトキシフエニル
フエニルスルフイルイミン346mg(〔α〕D=+
187.8゜、光学純度96.8%)とをメタノール0.5ml
に加え、50℃で12時間撹拌する。反応液をカラム
クロマトグラフイー(充填剤;シリカゲル、展開
溶媒;CHCl3)で分離し、(−)−(2R、3R)−トラ
ンス−2−ベンゾイル−3−フエニルアジリジン
128mg(収率46%、〔α〕D=−87.1゜、光学収率
28.4%)を得る。 IR、NMR、cd特性は実施例1と同様の結果を
得た。 実施例 3 トランス−1−ベンゾイル−2−フエニルエチ
レン230mgと(+)−(R)−o−メトキシフエニル
フエニルスルフイルイミン346mg(〔α〕D=+
187.8゜、光学純度96.8%)とをメタノール0.5ml
に加え、室温で6日間撹拌する。反応液をカラム
クロマトグラフイー(充填剤;シリカゲル、展開
溶媒;CHCl3)で分離し、(−)−(2R、3R)−トラ
ンス−2−ベンゾイル−3−フエニルアジリジン
148mg(収率53%、〔α〕D=−93.3゜、光学収率
30.4%)を得る。 IR、NMR、cd特性は実施例1と同様の結果を
得た。 実施例 4 トランス−1−ベンゾイル−2−フエニルエチ
レン230mgと(+)−(R)−o−メトキシフエニル
フエニルスルフイルイミン346mg(〔α〕D=+
187.8゜、光学純度96.8%)とをベンゼン0.3mlに
加え、50℃で48時間撹拌する。反応液をカラムク
ロマトグラフイー(充填剤;シリカゲル、展開溶
媒;CHCl3)で分離し、(−)−(2R、3R)−トラン
ス−2−ベンゾイル−3−フエニルアジリジン
268mg(収率96%、〔α〕D=−99.9゜、光学純度
32.6%)を得る。 IR、NMR、cd特性の結果は実施例1と同様の
結果を得た。 実施例 5 トランス−1・2−ジベンゾイルエチレン295
mgと(+)−(R)−o−メトキシフエニルフエニ
ルスルフイルイミン346mg(〔α〕D=+164.5゜、
光学純度84.8%)とをベンゼン5mlに加え、室温
で1時間撹拌する。反応液をカラムクロマトグラ
フイー(充填剤;シリカゲル、展開溶媒;
CHCl3)で分離し、(−)−トランス−2・3−ジ
ベンゾイルアジリジン94mg(収率30%、〔α〕D
−32.9゜)を得る。 IR、NMRの結果を以下に示す。 IR(KBr)ν=1670【式】3240cm-1 (−NH)NMR(CDCl3)δ=2.70(S.broad、
1H、N)、3.73(S、broad、2H、
【式】)、7.90〜8.15(m、4H、 phenylortho)、7.30〜7.70ppm(m、6H、phenyl
metha、para) 又、本実施例5によつて得られた(−)−トラ
ンス−2・3−ジベンゾイルアジリジンをクロル
化して得られるN−クロロ−(−)−トランス−
2・3−ジベンゾイルアジリジンのNMRに於
て、メチンの水素のシグナルがカルテツトとなる
ことからも、このアジリジンはトランス体であ
る。 N−クロロ−(−)−トランス−2・3−ジベン
ゾイルアジリジンのNMRを以下に示す。 MNR(CDCl3)δ=3.37(q、2H、
【式】JAB=5Hz)、7.70〜8.26 (m、4H、phenylortho)、7.40〜7.70ppm(m、
6H、phenylmethapara) 実施例 6 シス−1・2−ジベンゾイルエチレン295mgと
(+)−(R)−o−メトキシフエニルフエニルスル
フイルイミン173mg(〔α〕D=+187.8゜、光学純
度96.8%)とをベンゼン3mlに加え、室温で1時
間撹拌する。反応液をカラムクロマトグラフイー
(充填剤;シリカゲル、展開溶媒CHCl3)で分離
し、(−)−トランス−2・3−ジベンゾイルアジ
リジン124mg(収率66%、光学純度−35.6゜)を
得る。IR、NMRは実施例5と同様の結果を得
た。 実施例 7 トランス−1・2−ジベンゾイルエチレン295
mgと(+)−(R)−o−メトキシフエニルフエニ
ルスルフイルイミン346mg(〔α〕D=+187.8゜、
光学純度96.8%)とをジメチルスルホキシド5ml
に加え、28℃で1時間撹拌する。反応液をカラム
クロマトグラフイー(充填剤;シリカゲル、展開
溶媒;CHCl3)で分離し、(−)−トランス−2・
3−ジベンゾイルアジリジン192mg(収率61%、
〔α〕D=−20.0゜)を得る。IR、NMRは実施例5
と同様の結果を得た。 実施例 8 1−アセチル−2−フエニルエチレン183mgと
(+)−(R)−o−メトキシフエニルフエニルスル
フイルイミン346mg(〔α〕D=164.5゜、光学純度
84.8%)とをベンゼン5mlに加え、50℃で24時間
撹拌する。反応液をカラムクロマトグラフイー
(充填剤;シリカゲル、展開溶媒;CHCl3)で分離
し、(−)−トランス−2−アセチル−3−フエニ
ルアジリジン46mg(oil、収率23%、〔α〕D=−60
゜)を得る。 IR、NMRの結果を以下に示す。 IR(neat)ν=1700【式】3260cm-1 (→NH)NMR(CDCl3)δ=2.38(S、3H、C
)、2.8(S、1H、N)、2.95(d、1H、C
、JAB=2Hz)、3.10(d、1H、H、JAB
2Hz)、7.1〜7.5ppm(s−like、5H、ph) 実施例 9 トランス−1・2−ジベンゾイルエチレン473
mgと(−)−(S)−o−メトキシフエニルフエニ
ルスルフイルイミン509mg(〔α〕D=−191.6゜、
光学純度98.5%)とをベンゼン3mlに加え、20℃
で1時間撹拌する。反応液をカラムクロマトグラ
フイー(充填剤;シリカゲル、展開溶媒;
CHCl3)で分離し、(+)−トランス−2・3−ジ
ベンゾイルアジリジン299mg(収率59.4%、〔α〕D
=23.2゜)を得る。IR、NMRは実施例5と同様
の結果を得た。 実施例 10 トランス−1−ベンゾイル−2−フエニルエチ
レン417mgと(−)−(S)−o−メトキシフエニル
フエニルスルフイルイミン509mg(〔α〕D=−
168.5゜、光学純度86.9%)とを塩化メチレン3
mlに加え、50℃で48時間撹拌する。反応液をカラ
ムクロマトグラフイー(充填剤;シリカゲル、展
開溶媒;CHCl3)で分離し、(+)−トランス−2
−ベンゾイル−3−フエニルアジリジン97.3mg
(収率21.8%、〔α〕D=77.5゜)を得る。得られた
2−ベンゾイル−3−フエニルアジリジンをメタ
ノールより再結晶して精製すると、〔α〕D=101.9
゜のものが得られた。IR、NMRは実施例1と同
様の結果を得た。 実施例 11 トランス−1−(4−メトキシベンゾイル)−2
−フエニルエチレン477mgと(+)−(R)−o−メ
トキシフエニルフエニルスルフイルイミン509mg
(〔α〕D=+164.5゜、光学純度84.8%)とをベン
ゼン8mlに加え、50℃で48時間撹拌する。反応液
をカラムクロマトグラフイー(充填剤;シリカゲ
ル、展開溶媒;CHCl3)で分離し、(−)−トラン
ス−2−(4−メトキシベンゾイル)−3−フエニ
ルアジリジン168mg(収率33.2%、〔α〕D=−89.5
゜、mp66〜67.5℃)を得る。 IR、NMRの結果を以下に示す。 IR(KBr);ν=1670cm-1【式】 NMR(CDCl3);δ=2.64(broad、1H、NH)、
3.14(broad、1H、CH)、3.45(broad、1H、
CH)、3.85(s、3H、OCH3)、6.85〜7.32(m、
7H、phH)、7.97ppm(d、2H、o−phH)。 実施例 12 トランス−1−(4−メチルベンゾイル)−2−
フエニルエチレン445mgと(+)−(R)−o−メト
キシフエニルフエニルスルフイルイミン509mg
(〔α〕D=+164.5゜、光学純度84.8%)とをベン
ゼン8mlに加え、50℃で48時間撹拌する。反応液
をカラムクロマトグラフイー(充填剤;シリカゲ
ル、展開溶媒;CHCl3)で分離し、(−)−トラン
ス−2−(4−メチルベンゾイル)−3−フエニル
アジリジン237mg(収率50%、〔α〕D=−103.5
゜)を得る。 IR、NMRの結果を以下に示す。 IR(KBr);【式】3220cm-1 (N−H)。 NMR(CDCl3);δ=2.46(s、3H、CH3)、
2.46〜2.95(broad、1H、NH)、3.29(m、1H、
CH)、4.12(m、1H、CH)、7.26〜7.60(m、
7H、phH)、7.98ppm(d、2H、o−phH)。 実施例 13 トランス−1−(4−ブロモベンゾイル)−2−
フエニルエチレン574mgと(+)−(R)−o−メト
キシフエニルフエニルスルフイルイミン509mg
(〔α〕D=+164.5゜、光学純度84.8%)とをベン
ゼン8mlに加え、50℃で48時間撹拌する。反応液
をカラムクロマトグラフイー(充填剤;シリカゲ
ル、展開溶媒;CHCl3)で分離し、(−)−トラン
ス−2−(4−ブロモベンゾイル)−3−フエニル
アジリジン502mg(収率83%、〔α〕D=−97.7゜)
を得る。得られた2−(4−ブロモベンゾイル)−
3−フエニルアジリジンをメタノールより再結晶
して精製すると、〔α〕D=−226゜のものが得られ
た。 IR、NMRの結果を以下に示す。 IR(KBr);【式】 NMR(CDCl3);δ=2.30〜2.95(broad、1H、
NH)、3.20(broad、1H、CH)、3.45(broad、
1H、CH)、7.10〜8.10ppm(m、9H、phH)。
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION The present invention relates to a novel method for asymmetrically synthesizing optically active aziridines. More specifically, sulfuimines having optical activity on the sulfur atom are reacted with olefins such as α/β-unsaturated ketones or α/β-unsaturated carboxylic acid esters, resulting in asymmetric synthesis in one step. This is a method for asymmetric synthesis of aziridines. Until now, it has not been known that optically active aziridines can be obtained either by optical resolution or by asymmetric synthesis. Because optically active aziridines are optically active, they can be expected to have excellent effects in various fields, particularly as pharmaceuticals and pharmaceutical synthesis intermediates, and a general and easy synthesis method has been desired. The present inventors studied Michael-type addition reactions between olefins substituted with electron-withdrawing groups and sulfyl imines, and found that, for example, olefins substituted with electron-withdrawing groups with strong resonance effects such as carbonyl groups and carboxylic acid ester groups. They discovered that only the corresponding trans-aziridines can be obtained by using either the cis or trans isomer, and have already applied for a patent. The present inventors have further conducted intensive research on the addition reaction between olefins such as α/β-unsaturated ketones or α/β-unsaturated carboxylic acid esters and sulfilimines having optical activity on the sulfur atom.
The present invention was completed based on the discovery that the optical activity on the sulfur atom can be asymmetrically induced into aziridine and optically active trans-aziridines can be obtained in a one-step reaction. That is, the present invention is based on the formula (In the formula, R 1 and R 2 represent an alkyl group, an aryl group, an alkyl-substituted aryl group, and an alkoxy-substituted aryl group, and R 3 represents hydrogen, an alkyl group, a cycloalkyl group, and an aralkyl group.) Optically active sulfylimines () having optical activity on the atom and the formula (In the formula, R 4 , R 5 , and R 6 represent hydrogen, an aryl group, an alkoxycarbonyl group, and an arylcarbonyl group, and R 7 represents an alkyl group, an aryl group, an alkyl-substituted aryl group, an alkoxy-substituted aryl group, and a halogen-substituted aryl group. group, alkoxy group.However, R 4 and R 5 are not the same. (In the formula, R 3 , R 4 , R 5 , R 6 , and R 7 are the same as above.) This is an asymmetric synthesis method for optically active aziridines (). In the addition reaction of sulfuimine to olefins such as α/β-unsaturated ketones or α/β-unsaturated carboxylic esters, α/β-unsaturated ketones or α/β-unsaturated carboxylic esters, etc. It has already become clear through research by the present inventors that regardless of whether the cis or trans form of the olefins is used, only the corresponding trans-aziridines can be specifically obtained. When considering the configuration of aziridines, there is no optically active form in the cis form, and only two types of optically active forms, (2R, 3S) and (2S, 3R), exist in the trans form. In the asymmetric synthesis method of the present invention, for example, when the R form of sulfuimine is reacted with an olefin such as an α/β-unsaturated ketone or an α/β-unsaturated carboxylic acid ester, the corresponding (2R, The optically active trans-aziridines of 3S) were obtained in good optical yield, and the S form of sulfuimine and α/β-
When unsaturated ketones or olefins such as α/β-unsaturated carboxylic acid esters are reacted, corresponding (2S, 3R) optically active trans-aziridines can be obtained in good optical yield. This is because the sulfoylimino group first undergoes a Michael-type addition reaction to the β-position carbon atom of olefins such as α/β-unsaturated ketones or α/β-unsaturated carboxylic acid esters, and at that time, the sulfuilimine sulfur Optical activity on the atom is β of olefin
This is thought to be due to the asymmetric induction onto the carbon atom in the position, and then, due to reasons such as steric crowding, it adopts a dominant steric configuration, that is, a trans-configuration, and cyclizes. In the present invention, the sulfyl imine () having optical activity on the sulfur atom includes N-unsubstituted, N-unsubstituted, N-
-Any substituted sulfuilimine may be used, N-
As the N-substituent of the substituted sulfuilimine, an electron-donating group is preferable since the addition reaction of the present invention is a nucleophilic addition reaction. Examples of R 1 and R 2 in sulfoylimines () having optical activity on the sulfur atom include methyl group, ethyl group, propyl group, butyl group,
Saturated alkyl groups such as tert-butyl group, hexyl group, 2-ethylhexyl group, dodecyl group, vinyl group, 1-propenyl group, 4-hexenyl group, 9-
Unsaturated alkyl groups such as pentadecenyl group, cycloalkyl group such as cyclopropyl group, cyclohexyl group, unsaturated cycloalkyl group such as cyclohexenyl group, aryl group such as phenyl group, tolyl group, naphthyl group, benzyl group, phenethyl group Examples include hydrocarbon groups such as aralkyl groups such as R 1 and R 2
may form a ring, and examples of the sulfur-containing cyclic compound include thiolane, thian, oxathian, 1.
Examples thereof include 2-dihydrothionaphthene, benzothiane, thiabicycloheptane, phenoxatin, phenothiazi, thioxanthene, and the like. Examples of R 3 include hydrogen, methyl group, ethyl group, propyl group, butyl group, tert-butyl group, hexyl group,
Saturated alkyl groups such as 2-ethylhexyl group and dodecyl group; unsaturated alkyl groups such as vinyl group, 1-propenyl group, 4-hexenyl group, and 9-pentadecenyl group; cycloalkyl group such as cyclopropyl group and cyclohexyl group; Unsaturated cycloalkyl groups such as hexenyl groups, phenyl groups, tolyl groups,
Examples include hydrocarbon groups such as aryl groups such as naphthyl groups and aralkyl groups such as phenethyl groups. Substituents that can be substituted on the hydrocarbon groups of R 1 , R 2 and R 3 are not particularly limited, but include, for example, halogen, alkoxy group, aryloxy group, alkylthio group, arylthio group, nitro group, acyl group, Examples include a sulfonyl group and a cyano group. Examples of the optically active sulfuimines () of the present invention include S-phenyl-S-o-tolylsulfylimine, S-phenyl-S-o-methoxyphenylsulfylimine, S-p-tolyl-S- o-chlorophenylsulfuimine, S
-p-Bromo-S-o-chlorophenylsulfuimine, S-phenyl-S-m-chlorophenylsulfuimine, S-phenyl-S-2.4
-dichlorophenylsulfuimine, S-p-
Methylthiophenyl-S-phenylsulfuimine, S-phenyl-S-3,4-dimethoxyphenylsulfuimine, S-methyl-S-phenylsulfuimine, S-ethyl-S-p-tolyl Sulfuilimine, S-cyclopropyl-S
-Phenylsulfuilimine, S-propyl-S
-o-acetylphenylsulfuimine, S-
Cyclohexyl-S-p-chlorophenylsulfuilimine, S-ethyl-S-cyclohexylsulfuimine, S-methyl-S-decylsulfuimine, S-methyl-S-cyclopropylsulfuimine, S-ethyl- S-hexylsulfyl imine, S-vinyl-S-phenylsulfyl imine, S-vinyl-S-hexyl sulfyl imine, S-phenyl-S-benzyl sulfyl imine, S-methyl-S-benzyl sulfyl imine N- having optical activity on the sulfur atom such as imine, etc.
Unsubstituted sulfyl imines, N-methyl-S-phenyl-S-o-tolylsulfyl imine, N-
Ethyl-S-phenyl-S-o-bromophenylsulfuimine, N-cyclopropyl-S-methyl-S-phenylsulfuimine, N-hexyl-S-methyl-S-p-tosylphenylsulf Filmimine, N-octyl-S-methyl-S-
Ethylsulfuilimine, N-cyclopropyl-
S-propyl-S-phenylsulfuimine,
N-phenyl-S-phenyl-S-p-nitrophenylsulfuimine, N-p-chlorophenyl-S-methyl-S-cyclohexylsulfuimine, N-o-methoxyphenyl-S-methyl-S- o-ethylthiophenylsulfuimine, N-benzyl-S-phenyl-S-o-cyanophenylsulfuimine, N-methylimino-2-methylthiolane, N-phenylimino-2
-Methoxythian, N-vinyl-S-phenyl-
S-o-methoxyphenylsulfuimine, N
-Methyl-S-methyl-S-naphthylsulfuilimine, N-methyliminobenzothiazole, and other N-substituted sulfuilimines. The olefins such as α/β-unsaturated ketones or α/β-unsaturated carboxylic acid esters of the present invention are:
An olefin derivative substituted with at least one electron-withdrawing group having a strong resonance effect such as a carbonyl group or a carboxylic acid ester group,
R 4 , R 5 , and R 6 may be an electron-withdrawing group or an electron-donating group, and there is no particular limitation, but R 4
and R 5 must not be the same. Examples of R 4 and R 5 in the olefins () include hydrogen, methyl group, ethyl group, propyl group, butyl group, tert-butyl group, hexyl group,
Saturated alkyl groups such as 2-ethylhexyl group and dodecyl group; unsaturated alkyl groups such as vinyl group, 1-propenyl group, 4-hexenyl group, and 9-pentadecenyl group; cycloalkyl group such as cyclopropyl group and cyclohexyl group; Unsaturated cycloalkyl groups such as hexenyl groups, phenyl groups, tolyl groups,
Aryl groups such as naphthyl groups, aralkyl groups such as benzyl groups and phenethyl groups, heterocyclic carbon groups such as furyl groups, furfuryl groups, thienyl groups, pyrrolyl groups, pyridyl groups, morifolinyl groups, imidazolyl groups, and tetrahydrofuranyl groups. hydrocarbon groups such as, carbonyl groups, carboxylic acid ester groups, ethers, thioethers and sulfonyls, fluorine, chlorine, bromine, substituted with the hydrocarbon groups described as R 4 and R 5 of olefins (), Indicates halogen such as iodine. R 7 represents the above hydrocarbon group described as R 4 and R 5 of olefins () and -OA, and A represents the above hydrocarbon group described as R 4 and R 5 of olefins (). show. There are no particular restrictions on the substituents that can be substituted on the hydrocarbon group, carbonyl group, carboxylic acid ester group, ether, thioether, sulfonyl group, etc. of R 4 , R 5 , R 6 , R 7 , but for example,
Examples include halogen, alkoxy group, aryloxy group, alkylthio group, arylthio group, nitro group, acyl group, sulfonyl group, and cyano group. Examples of the olefins () of the present invention include 1-acetyl-2-methylethylene, 1-benzoyl-2-propylethylene, 1-lauroyl-2-phenylethylene, 1-acetyl-2-
Methyl-2-propylethylene, 1-acetyl-
2-benzylethylene, 1-tolylcarbonyl-
1-Methyl-2-phenylethylene, 1-phenylacetyl-2-phenylethylene, 1-butyroyl-2-chloroethylene, 1-benzoyl-
1,2-dichloroethylene, 1-acetyl-2-
Bromoethylene, 1-benzoyl-2-methoxyethylene, 1-acetyl-2-methylthioethylene, 1-isobutyryl-2-phenylsulfonylethylene, 1-benzoyl-2-cyanoethylene, 1,2-dibenzoylethylene, 1・2-dibenzoyl-1-methylethylene, 1-acetyl-1-benzoyl-2-methylethylene, 1-benzoyl-2-methoxycarbonylethylene, 1
-benzoyl-1-methoxycarbonyl-2-t
-butylethylene, 1,2-dibenzoyl-1-
Chloroethylene, 1,2-diacetylethylene,
1,1-dibenzoyl-2-methylethylene, 1
-acetyl-2-cyclohexylethylene, 1-
Benzoyl-2-allylethylene, 1-butyryl-2-furifurylethylene, 1-cyclohexylcarbonyl-2-phenylethylene, 1-benzoyl-2-thianylethylene, 1-acetyl-2
-morpholinylethylene, 1-(2,4-dichlorophenylcarbonyl)-2-methylethylene,
1-benzoyl-2-(4-methoxyphenyl)
Ethylene, 1-(4-nitrophenylcarbonyl)-2-acetylethylene, 1-(4-tosylphenylcarbonyl)-2-methylethylene, 1-
α/β-unsaturated ketones such as benzoyl-2-(2-methylthiophenyl)ethylene, methyl crotonate, phenyl 2-propylacrylate, hexyl 2-phenylcrotonate, 2-benzyl acrylic acid methyl ester, 2-propylisocrotonic acid benzyl ester, 2-tolyl methacrylic acid propyl ester,
2-cyclohexyl acrylic acid ethyl ester,
2-allyl acrylic acid methyl ester, 2-piperidyl acrylic acid hexyl ester, 2-pyrazolyl methacrylic acid t-butyl ester, 1-thioranyl crotonate isopropyl ester, 2-thienyl crotonate 2-ethylhexyl ester,
2-chloroacrylic acid ethyl ester, 1,2-
Dichloroacrylic acid benzyl ester, 2-bromo-1-ethyl acrylic acid phenyl ester, 1
-Phenyl-2-methoxyacrylic acid isobutyl ester, 2-ethylthio-2-phenyl acrylic acid methyl ester, 2-tosyl acrylic acid cyclohexyl ester, 2-cyano-1-propylcarboxylic acid neopentyl ester, fumaric acid diisopropyl ester, Dioctyl maleate, methyl 1,2-dichlorofumarate, dicyclohexyl 1-ethylmaleate, diethyl 1-bromomaleate,
1-Methoxycarbonylcrotonic acid t-butyl ester, 1-propoxycarbonyl-2-chloroacrylic acid 2-ethylhexyl ester, fumaric acid diallyl ester, crotonic acid allyl ester, 1-(2-chlorophenyl)2-ethyl acrylic acid methyl ester , 2-(2,4-dichlorophenyl)crotonic acid 2-ethylhexyl ester, fumaric acid di(2-methoxyethyl) ester, 2-(4-bromophenyl)-acrylic acid neopentyl ester, 1-(4-methoxy phenyl)maleic acid diisopropyl ester, 2-
(2-Nitrophenyl)methacrylic acid 2-chloroethyl ester, 2-(2-tosylethyl)methacrylic acid octyl ester, 2-(3-methylthiopropyl)acrylic acid allyl ester, 1-
(4-acetylphenyl)-2-phenylacrylic acid (2-ethylthioethyl) ester, 2-(2
-bromoethyl)crotonic acid cyclohexyl ester, fumaric acid di(2-tosylethyl) ester, and other α/β-unsaturated carboxylic acid esters.Whether these olefins are in the trans or cis form, included. The present invention can be easily implemented, for example, as follows. For example, sulfuimine, which has optical activity on the sulfur atom, α/β-unsaturated ketone, and α/β-
Mix olefins such as unsaturated carboxylic acid esters in theoretical amounts, use a solvent if necessary,
The reaction is usually carried out at room temperature, with heating or cooling if necessary. The reaction is usually completed in several minutes to several hours, but heating for a long time is optional if necessary. After the reaction, column chromatography,
Optically active aziridines are obtained by separation by conventional means such as gas chromatography, recrystallization, and distillation. If necessary, the optical purity can be further increased by purification operations such as recrystallization. Sulfyl imines having optical activity on the sulfur atom are, for example, asymmetric synthesis method by reacting an asymmetric sulfide, an optically active alcohol, a halogenating agent with an amide anion or an aryl amine, or a racemic sulfyl imine obtained by a conventional method. It can be easily obtained by inoculating seeds of optically active sulfuimine onto sulfur atoms and optically resolving them. In the present invention, as the solvent used if necessary, ordinary solvents are preferably used, such as saturated hydrocarbons such as hexane and octane, aromatic hydrocarbons such as benzene, toluene, and xylene,
Alcohols such as methyl alcohol, ethyl alcohol, and propyl alcohol; ethers such as diethyl ether, tetrahydrofuran, anisole, and ethylene glycol diethyl ether; ketones such as acetone, methyl isobutyl ketone, and acetylacetone; and esters such as ethyl acetoacetate and ethyl acetate. Nitriles such as acetonitrile and isobutyronitrile; halogenated hydrocarbons such as methylene chloride, chloroform, carbon tetrachloride and trichloroethylene; nitrogen-containing compounds such as dimethylformamide; and sulfur-containing compounds such as dimethyl sulfoxide. These solvents may be used alone or in combination. Optically active aziridines are extremely useful compounds as pharmaceuticals and pharmaceutical synthesis intermediates, and the present invention has made their synthesis possible for the first time. The asymmetric synthesis method for optically active aziridines of the present invention allows optically active aziridines with good optical purity to be obtained in good yield in a one-step reaction, and raw materials are easily available.
This is an extremely excellent method that can be implemented industrially. As described above, the present invention greatly contributes to this industry by providing aziridines with high optical purity in a one-step reaction. Examples will be described below. Example 1 230 mg of trans-1-benzoyl-2-phenylethylene and 346 mg ([α] D = +
164.5°, optical purity 84.8%) and methylene chloride 0.5
ml, mix and stir at 50°C for 48 hours. The reaction solution was separated by column chromatography (filling material: silica gel, developing solvent: CHCl 3 ), and (-)-trans-2-benzoyl-3-phenylaziridine was separated.
184 mg (yield 66%, [α] D = -88.0°, mp110℃,
(Racemic body: 105-106°C)) is obtained. Obtained 2-
When benzoyl-3-phenylaziridine is purified by recrystallizing it several times from methanol, it is finally [α] D = -306.8° (C = 0.43, CHCl 3 , pm123.5
~4.5℃). The results of IR, NMR, and CD characteristics are shown below. IR
(KBr) ν=1660 (〓C=0), 3220cm -1 (→
NH) NMR (CDCl 3 ) δ = 2.5 ~ 2.7 (S, 1H,
broad, N H ), 3.2 (d, 1H, C H , J AB =2
Hz), 3.54 (d, 1H, CH , J AB = 2Hz), 7.4~
8.2ppm (m, 10H, Ph) CD characteristics (EtOH) [θ] 232 = +23200, [θ] 263
=-29700, [θ] 315 =-13900 On the other hand, (-)-2- obtained by this Example 1
According to CRJohnson et al., the CD characteristic of (-)-(1R,2R)-trans-1-benzoyl-2-phenylcyclopropane, which has a structure very similar to benzoyl-3-phenylaziridine, is [θ] 260 =-
25600, [θ] 312 = −15700 (J.Amer.
Chem.Soc.1973, 95 , 4287), the absorption maximum and intensity of the CD characteristics are both extremely similar, and the absolute value of (-)-trans-2-benzoyl-3-phenylaziridine obtained in Example 1 is The body configuration is (2R, 3S). Example 2 230 mg of trans-1-benzoyl-2-phenylethylene and 346 mg ([α] D = +
187.8°, optical purity 96.8%) and methanol 0.5ml
and stir at 50°C for 12 hours. The reaction solution was separated by column chromatography (filling material: silica gel, developing solvent: CHCl 3 ), and (-)-(2R, 3R)-trans-2-benzoyl-3-phenylaziridine was separated.
128 mg (yield 46%, [α] D = -87.1°, optical yield
28.4%). The same results as in Example 1 were obtained for IR, NMR, and CD characteristics. Example 3 230 mg of trans-1-benzoyl-2-phenylethylene and 346 mg of (+)-(R)-o-methoxyphenylphenylsulfuimine ([α] D = +
187.8°, optical purity 96.8%) and methanol 0.5ml
and stir at room temperature for 6 days. The reaction solution was separated by column chromatography (filling material: silica gel, developing solvent: CHCl 3 ), and (-)-(2R, 3R)-trans-2-benzoyl-3-phenylaziridine was separated.
148 mg (yield 53%, [α] D = -93.3°, optical yield
30.4%). The same results as in Example 1 were obtained for IR, NMR, and CD characteristics. Example 4 230 mg of trans-1-benzoyl-2-phenylethylene and 346 mg ([α] D = +
187.8°, optical purity 96.8%) was added to 0.3 ml of benzene and stirred at 50°C for 48 hours. The reaction solution was separated by column chromatography (filling material: silica gel, developing solvent: CHCl 3 ), and (-)-(2R, 3R)-trans-2-benzoyl-3-phenylaziridine was separated.
268 mg (yield 96%, [α] D = -99.9°, optical purity
32.6%). The results of IR, NMR, and CD characteristics were similar to those of Example 1. Example 5 Trans-1,2-dibenzoylethylene 295
mg and (+)-(R)-o-methoxyphenylphenylsulfuimine 346 mg ([α] D = +164.5°,
(optical purity 84.8%) was added to 5 ml of benzene and stirred at room temperature for 1 hour. The reaction solution was subjected to column chromatography (filling material: silica gel, developing solvent;
CHCl 3 ) to give 94 mg (-)-trans-2,3-dibenzoylaziridine (yield 30%, [α] D =
−32.9°) is obtained. The IR and NMR results are shown below. IR (KBr) ν = 1670 [Formula] 3240 cm -1 (-NH) NMR (CDCl 3 ) δ = 2.70 (S.broad,
1H, NH ), 3.73 (S, broad, 2H,
[Formula]), 7.90-8.15 (m, 4H, phenyllortho), 7.30-7.70ppm (m, 6H, phenyl
metha, para) Also, N-chloro-(-)-trans- obtained by chlorinating (-)-trans-2,3-dibenzoylaziridine obtained in Example 5
In NMR of 2,3-dibenzoylaziridine, the hydrogen signals of methine form a quartet, indicating that this aziridine is trans-isomer. NMR of N-chloro-(-)-trans-2,3-dibenzoylaziridine is shown below. MNR (CDCl 3 ) δ = 3.37 (q, 2H,
[Formula] J AB = 5Hz), 7.70~8.26 (m, 4H, phenylortho), 7.40~7.70ppm (m,
6H, phenylmethapara) Example 6 295 mg of cis-1,2-dibenzoylethylene and 173 mg of (+)-(R)-o-methoxyphenylphenylsulfimine ([α] D = +187.8°, optical purity 96.8%) was added to 3 ml of benzene and stirred at room temperature for 1 hour. The reaction solution is separated by column chromatography (filling material: silica gel, developing solvent CHCl 3 ) to obtain 124 mg (-)-trans-2,3-dibenzoylaziridine (yield 66%, optical purity -35.6°). . The same results as in Example 5 were obtained for IR and NMR. Example 7 Trans-1,2-dibenzoylethylene 295
mg and (+)-(R)-o-methoxyphenylphenylsulfuimine 346 mg ([α] D = +187.8°,
(optical purity 96.8%) and 5 ml of dimethyl sulfoxide.
and stir at 28°C for 1 hour. The reaction solution was separated by column chromatography (filling material: silica gel, developing solvent: CHCl 3 ), and (-)-trans-2.
3-dibenzoylaziridine 192 mg (yield 61%,
[α] D = −20.0°) is obtained. IR and NMR are Example 5
obtained similar results. Example 8 183 mg of 1-acetyl-2-phenylethylene and 346 mg of (+)-(R)-o-methoxyphenylphenylsulfuimine ([α] D = 164.5°, optical purity
84.8%) was added to 5 ml of benzene and stirred at 50°C for 24 hours. The reaction solution was separated by column chromatography (filling material: silica gel, developing solvent: CHCl 3 ), and 46 mg (-)-trans-2-acetyl-3-phenylaziridine (oil, yield 23%, [α] D =−60
゜) is obtained. The IR and NMR results are shown below. IR (neat) ν = 1700 [Formula] 3260 cm -1 (→NH) NMR (CDCl 3 ) δ = 2.38 (S, 3H, C H
3 ), 2.8 (S, 1H, NH ), 2.95 (d, 1H, C
H , J AB = 2Hz), 3.10 (d, 1H, C H, J AB =
2Hz), 7.1-7.5ppm (s-like, 5H, ph) Example 9 Trans-1,2-dibenzoylethylene 473
mg and (-)-(S)-o-methoxyphenylphenylsulfuimine 509 mg ([α] D = -191.6°,
(optical purity 98.5%) was added to 3 ml of benzene and heated at 20°C.
Stir for 1 hour. The reaction solution was subjected to column chromatography (filling material: silica gel, developing solvent;
(CHCl 3 ), 299 mg (+)-trans-2,3-dibenzoylaziridine (yield 59.4%, [α] D
= 23.2°) is obtained. The same results as in Example 5 were obtained for IR and NMR. Example 10 417 mg of trans-1-benzoyl-2-phenylethylene and 509 mg of (-)-(S)-o-methoxyphenylphenylsulfuimine ([α] D =-
168.5°, optical purity 86.9%) and methylene chloride 3
ml and stir at 50°C for 48 hours. The reaction solution was separated by column chromatography (filling material: silica gel, developing solvent: CHCl 3 ), and (+)-trans-2
-Benzoyl-3-phenylaziridine 97.3mg
(Yield 21.8%, [α] D = 77.5°) is obtained. When the obtained 2-benzoyl-3-phenylaziridine is purified by recrystallization from methanol, [α] D = 101.9
゜was obtained. The same results as in Example 1 were obtained for IR and NMR. Example 11 trans-1-(4-methoxybenzoyl)-2
-477 mg of phenylethylene and 509 mg of (+)-(R)-o-methoxyphenylphenylsulfuilimine
([α] D = +164.5°, optical purity 84.8%) was added to 8 ml of benzene and stirred at 50°C for 48 hours. The reaction solution was separated by column chromatography (filling material: silica gel, developing solvent: CHCl 3 ) to give (-)-trans-2-(4-methoxybenzoyl)-3-phenylaziridine 168 mg (yield 33.2%, [α] D = −89.5
°, mp66~67.5℃). The IR and NMR results are shown below. IR (KBr); ν=1670cm -1 [Formula] NMR (CDCl 3 ); δ=2.64 (broad, 1H, NH),
3.14 (broad, 1H, CH), 3.45 (broad, 1H,
CH), 3.85 (s, 3H, OCH 3 ), 6.85-7.32 (m,
7H, pHH), 7.97ppm (d, 2H, o-phH). Example 12 trans-1-(4-methylbenzoyl)-2-
445 mg of phenylethylene and 509 mg of (+)-(R)-o-methoxyphenylphenylsulfuimine
([α] D = +164.5°, optical purity 84.8%) was added to 8 ml of benzene and stirred at 50°C for 48 hours. The reaction solution was separated by column chromatography (filling material: silica gel, developing solvent: CHCl 3 ), and 237 mg (-)-trans-2-(4-methylbenzoyl)-3-phenylaziridine (yield 50%) was obtained. [α] D = −103.5
゜) is obtained. The IR and NMR results are shown below. IR (KBr); [Formula] 3220cm -1 (NH). NMR (CDCl 3 ); δ=2.46 (s, 3H, CH 3 ),
2.46-2.95 (broad, 1H, NH), 3.29 (m, 1H,
CH), 4.12 (m, 1H, CH), 7.26-7.60 (m,
7H, pHH), 7.98ppm (d, 2H, o-phH). Example 13 trans-1-(4-bromobenzoyl)-2-
574 mg of phenylethylene and 509 mg of (+)-(R)-o-methoxyphenyl phenyl sulfilimine
([α] D = +164.5°, optical purity 84.8%) was added to 8 ml of benzene and stirred at 50°C for 48 hours. The reaction solution was separated by column chromatography (filling material: silica gel, developing solvent: CHCl 3 ), and 502 mg of (-)-trans-2-(4-bromobenzoyl)-3-phenylaziridine (yield: 83%) was obtained. [α] D = -97.7°)
get. The obtained 2-(4-bromobenzoyl)-
When 3-phenylaziridine was purified by recrystallization from methanol, a product with [α] D = -226° was obtained. The IR and NMR results are shown below. IR (KBr); [Formula] NMR (CDCl 3 ); δ = 2.30 to 2.95 (broad, 1H,
NH), 3.20 (broad, 1H, CH), 3.45 (broad,
1H, CH), 7.10-8.10ppm (m, 9H, pHH).

Claims (1)

【特許請求の範囲】 1 式 (式中、R1、R2はアルキル基、アリール基、アル
キル置換アリール基、アルコキシ置換アリール基
を示し、R3は水素、アルキル基、シクロアルキ
ル基、アラルキル基を示す。)で示される硫黄原
子上に光学活性を有する光学活性スルフイルイミ
ン類()と、 式 (式中、R4;R5、R6は水素、アリール基、アルコ
キシカルボニル基、アリールカルボニル基を示
し、R7はアルキル基、アリール基、アルキル置
換アリール基、アルコキシ置換アリール基、ハロ
ゲン置換アリール基、アルコキシ基を示す。但
し、R4とR5は同一でない。)で示されるオレフイ
ン類()とを反応させることを特徴とする、 式 (式中、R3、R4、R5、R6、R7は前述と同じ。)で
示される光学活性アジリジン類()の不斉合成
方法。
[Claims] 1 formula (In the formula, R 1 and R 2 represent an alkyl group, an aryl group, an alkyl-substituted aryl group, and an alkoxy-substituted aryl group, and R 3 represents hydrogen, an alkyl group, a cycloalkyl group, and an aralkyl group.) Optically active sulfylimines () having optical activity on the atom and the formula (In the formula, R 4 ; R 5 and R 6 represent hydrogen, an aryl group, an alkoxycarbonyl group, and an aryl carbonyl group, and R 7 represents an alkyl group, an aryl group, an alkyl-substituted aryl group, an alkoxy-substituted aryl group, and a halogen-substituted aryl group. group, alkoxy group.However, R 4 and R 5 are not the same. (In the formula, R 3 , R 4 , R 5 , R 6 , and R 7 are the same as above.) A method for asymmetric synthesis of optically active aziridines ().
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