JPS614797A - 駆動歯車 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 く技術分野〉 この発明は電子写真複写機等に用いられる駆動用歯車に
関し、特にはその表面処理に関する。

〈従来技術とその欠点〉 歯車は、小径のものでも大きな動力が伝達でき、その伝
達が確実であるので多くの分野に用いられている。しか
し、この歯車による動力伝達機構は、歯車の摩耗、騒音
の発生という問題点を持っている。第２図はインボリュ
ート歯車の１枚の歯の側面図であるが、ビ・ノチ線から
上下離れるにしたがって歯の噛合部のすべり率が急激に
増加する。この部分が歯車の中でも最も摩耗しやすい部
分である。それらを防止するために従来は、定期的な注
油、グリス塗布等が行われていた。しかし、これらの手
段は耐久性に問題がありたとえば電子写真複写機の駆動
部では１０万枚の複写で寿命に達していた。そのため定
期的な点検保守が必要となり機器の実質的なコストアッ
プにもつながっていた。

〈発明の目的〉 この発明は上記現状に鑑み、定期的な点検保守なしで長
期間使用しても摩耗しにくり、騒音の発生も少ない動力
伝達用歯車を提供することを目的とする。

〈発明の構成〉 この発明は二硫化モリデブンが潤滑作用を有するという
点に着用してなされたもので歯車の表面に二硫化モリブ
テンを含有するエポキシ樹脂のコーティング層を有する
ことを特徴とする。

〈実施例〉 第１図はこの発明の実施例である動力伝達用歯車の表面
概念図である。金属表面１にエポキシ樹脂２がＨＯ基を
介して噛着し、そのエポキシ樹脂２の分子間に油滑作用
を有する二硫化モリブデンＭ　ｏ　Ｓ　２が保持されコ
ーティング層を形成している。この表面のコーティング
層の厚さは数ミクロンであるため歯車自体の機能には全
く影響がない。また金属表面とエポキシ樹脂は簡単に噛
着することができ、またその噛着力も強いためにコーテ
ィング層が金属表面から離脱することがない。

金属の表面に上記のコーティングを行うには、まず金属
表面の脱脂処理を行ったのち乾燥処理を行う。十分表面
を乾燥させたのち、エポキシ樹脂。

二硫化モリブデンを温材（トルエン・キシレン等）で溶
解したものをその表面に薄く塗布する。最後に再び乾燥
処理を行い温材を気化されればコーティングは完了する
。

上記の処理を行った歯車を電子写真複写機に装着し２０
Ｋｇｃｍ程度のトルク伝達に使用した場合１００万枚の
複写を他の潤滑処理なしに行うことができた。

〈発明の効果〉 以上砺ようにこの発明によると二硫化モリブデンがエポ
キシ樹脂によって金属表面に保持されるために、長期間
そのままで使用しても摩耗しにくく騒音も静かである。

よって歯車を用いて動力を伝達する機器の実質的コスト
ダウンに寄与することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の実施例である動力伝達用歯車の表面
概念図である。第２図はインボリュート歯車の１枚の歯
の側面図である。 １−金属表面、２−エポキシ樹脂 Ｍｏ５−二硫化モリブデン。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）動力を伝達する金属性の歯車であって、その表面
   に二硫化モリブデンを含有するエポキシ樹脂のコーティ
   ング層を有することを特徴とする駆動歯車。