JPS6146573A - 文字認識装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、帳票等に記された漢字を含む手書き文字を読
み取って認識する文字認識装置（以下ＯＣＲという）に
係り、特に文字に適した認識方法を適用して高速でしか
も認識率を高めることができる文字認識装置に関するも
のである。

近来、ＯＣＲの進歩は目覚ましく、英数字、かな文字を
対象とする活字印刷、及び手書き文字の読み取りが可能
なＯＣＲが、帳票処理業務等に広く実用に供されている
が、更に漢字を含む日本語文字の認識技術の開発も盛ん
で種々の方法が試みられている。

特に漢字を含む手書き文字の認識においては、処理速度
が速く、認識率が高い方法が望まれている。

〔従来の技術〕

第３図は漢字を含む手書き文字を対象とする日本語文字
のＯＣＲのブロック図を示す。

図において、帳票１は、フィールド毎に顧客の住所１氏
名、または品名等が記された伝票である。

読取部２は、帳票１上に照射された光の反射光をレンズ
系２１を経てイメージセンサ２２によって走査して１フ
レームの文字を読み取り、イメージデータとして２値化
回路３へ送る機能を有する。

主制御部４は、各部を制御して文字読取り、認識処理プ
ログラムを遂行する機能を有する。

画像メモリ５は、２値化されたイメージデータ。

即ち、読み取られた文字の画像データを記憶するもので
ある。

１文字切出回路６は、フォーマント情報メモリ９から送
られるフォーマット情報に基いて、画像メモリ５に記憶
されたｌフレームの文字より１文字を切り出して認識回
路１０へ送る機能を有する。

特徴抽出回路７は、認識回路１０から送られる文字の特
徴、即ち、文字の画数１曲線係数等を抽出して認識回路
１０へ送る機能を有する。

辞書メモリ８は、認識の基準となる文字の特徴。

即ち、漢字、仮名、英文字、数字、記号等の特徴が記憶
されており、認識回路１０の要求により、順次認識回路
１０へ送出する機能を有する。

フォーマント情報メモリ９は、帳票１上の文字記入位置
を示す情報が格納されており、読み取られた文字の記入
位置を画像メモリ５．１文字切出回路６．及び認識回路
１０へ送る機能を有する。

認識回路１０は、１文字切出回路６より送られた文字に
対する特徴を特徴抽出回路７より受は取り、辞書メモリ
８から順次送られる文字の特徴とを照合して一致度を求
め、一致度の高いものから順に文字コードを候補列とし
て送出する機能を有する。

後処理部１１は、候補列の文字コードの一致度を所定値
（例えば７０％）でスレッシュホールドして篩に掛けて
答として送出する機能を有する。

このような構成及び機能を有するので、文字認識の方法
を説明すると、まず帳票１上の文字が読み取られて２値
化された画像データは画像メモリ５に格納される。

次に画像データは１文字切出回路６に送られ、フォーマ
ット情報メモリ９から送られた文字位置情報に基いて、
１文字の切出しを行って認識回路１０へ送る。

認識回路１０は入力した文字データを特徴抽出回路７へ
送り、その文字データの特徴を抽出させて受は取る。そ
こで辞書メモリ８より候補文字の特徴を順次読み出して
文字データの特徴と照合して、一致度の高い文字を認識
の答として候補文字にする。

この候補文字が複数個あれば候補列として順次文字コー
ドを出力する。

出力された文字コードの候補列は、後処理部１１で篩に
掛けられて出力し、例えばフロッピーディスク等の記憶
手段に記憶される。

このようにして画像メモリ５に格納されている画像デー
タは順次文字認識が行われる。

上記例の特徴抽出による方式の他に、文字パターンを重
ねて差異を見るパターンマツチング方式％式％ 〔発明が解決しようとする問題点〕 上記従来方法では次のような問題点がある。

まず特徴抽出による方式は、少しの違いでも特徴として
表すことができ、微少差しかないカテゴリー間の識別に
は適しているが、画数の多い漢字には抽出される特徴が
多過ぎたり、−９二画の変動や多様な文字変形を受ける
簡単な文字に弱いという問題点がある。

またパターンマツチング方法は、文字の微少な変動には
強いが、複雑な文字には弱いという問題点がある。

従って何れの方式でもこれらの方式を単独に使用した場
合には複雑で字画の多い漢字では認識時間が掛り、類似
文字の誤認識が出易く認識率が低いという問題点がある
。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は、文字の複雑度に応じて画像データを分類する
第１の認識手段と、第１の認識手段によって分類された
画像データを、文字パターンによって認識する第２の認
識手段、及び文字の特徴によって認識する第３の認識手
段と、第１の認識手段により分類された画像データを第
２．第３の認識手段の何れによって認識するかを判別す
る判別手段とを備える文字認識装置であり、かくするこ
とにより上記問題点を解決することができる。

〔作用〕

、本発明によれば、全ての文字を、文字の特徴によって
認識する方式、或いは文字パターンによって認識する方
式による従来方法に代えて、第１の認識手段によって、
複雑度に応じて文字を分類し、分類された文字を、文字
パターンによって認識する第２の認識手段、或いは文字
の特徴によって認識する第３の認識手段の何れの手段で
認識することが適切であるかを判別手段によって判別し
、この判別に基いて夫々側けて認識を行うことによって
、認識速度を高めることができ、また認識率を向上させ
ることができる。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を第１図及び第２図を参照して
説明する。第１図は本発明による実施例を示すブロック
図、第２図は第１図のフローチャートである。全図を通
じて同一符号は同一対象物を示す。

第１図において、主制御部４ａは、読み取られた文字の
画像データの部分パターンに基いて文字を分類する第１
の認識手段を制御する機能と、分類された文字を判別し
て更に文字のパターンに基いて認識する第２の認識手段
、或いは文字の特徴に基いて認識する第３の認識手段に
よって認識処理を遂行させる機能を有する。

１文字切出回路６ａは、画像データの１文字を切り出し
て、手段制御部４ａの指令により分類パターンマツチン
グ回路１３．マツチング回路１６．認識回路１０ａに送
る機能を有する。

フォーマント情報メモリ９ａは、従来例で説明したフォ
ーマット情報メモリ９と同様の情報を持ち、画像メモリ
５．１文字切出回路６ａ、分類パターンマツチング回路
１３．マツチング回路１６．及び認識回路１０ａに情報
を送る機能を有する。

認識回路１０ａは、判別回路１４から送られる判別信号
により起動し、従来例で説明した認識回路１０と同様の
機能を有する。

分類パターン辞書メモ１月２は、文字コードが文字の線
密度、線方向の値等と共に記憶される記憶手段である。

分類パターンマツチング回路１３は、１文字切出回路６
ａから送られる切出文字に基いて、分類パターンメモリ
１２に記憶されている文字の線密度、線方向の値等を読
み出し、フォーマント情報メモリ９ａからの文字位置情
報を参照して、切出文字とマツチングを行い、複数の候
補文字コードを判別回路１４へ送る機能を有する前記第
１の認識手段である。

判別回路１４は、パターンマツチング回路１３から送ら
れた候補文字コードから判断して、その文字が文字パタ
ーンによる認識に適しているか、或いは文字の特徴によ
る認識に適しているかを判別し、判別結果により候補文
字をマツチング回路１６か、認識回路１０ａへ送る判別
手段である。即ち、例えば線密度の少ない簡単な文字で
ある場合には認識回路１０ａへ、綿密度が多い複雑な文
字である場合にはマツチング回路１６へというように分
類する。

パターンメモリ１５は、文字パターンを記憶する記憶手
段で、前記第２の辞書メモリである。

マツチング回路１６は、判別回路１４から送られる候補
文字コー・ドに基いてパターン辞書メモリ１５の対応す
るカテゴリの文字パターンを読み出し、１文字切出回路
６ａから送られる文字パターンとのマツチングをとる機
能を有する前記第２の認識手段である。

また前記第３の認識手段は、従来例で説明したと同様に
文字の特徴によって認識するもので、認識回路１０ａに
よって特徴抽出回路７より抽出した文字の特徴と、判別
回路１４がら送られる候補文字コードに基いて辞書メモ
リ８の対応するカテゴリの文字の特徴を読み出して認識
する。

このような構成及び機能を有するので、認識処理の方法
を第２図のフローチャートによって説明する。

■まず帳票１上の文字が読み取られて画像メモリ５に記
憶された画像データは、１文字切出回路６ａによって１
文字が切り出されて分類パターンマツチング回路１３に
送られる。

■分類パターンマツチング回路１３は分類パターン辞書
メモリＩ２より文字の線密度、線方向の値等を読み出し
てマツチングを行い、複数の候補文字コードを一致度の
順に判別回路１４に送る。

■判別回路１３は送られた候補列に基いて、その文字を
パターン認識をした方が適当か、文字の特徴で認識した
方が適当かを判別して、候補文字コードをマツチング回
路１６．または認識回路１０ａへ送る。例えば、複雑な
漢字の場合にはパターンマツチングによる認識が適当で
あるのでマツチング回路１６へ、仮名、記号、数字、或
いは簡単な漢字の場合には文字の特徴による認識が適当
であるので認識回路１０ａへ判別信号が送られる。

■マツチング回路Ｉ６に複数の候補文字コードが送られ
ると、パターン辞書メモリ１５の対応するカテゴリの文
字パターンが読み出されて、１文字切出回路６ａから送
られる文字データとマツチング回路１６で順次マツチン
グされ、−成度の高い文字が候補文字として後処理部１
１ａへ送られる。

■認識回路１０ａに複数の候補文字コードが送られると
、辞書メモリ８から対応する文字の特徴が読み出され、
１文字切出ロ路６ａから送られる文字データの特徴が特
徴抽出回路７より取り出されて、認識回路１０ａで認識
され一致度の高い文字が候補文字として後処理部１１ａ
へ送られる。

■後処理部１１ａに送られた候補文字は所定値で篩に掛
けられて更に一致度の高い候補文字だけが出力する。

このようにしてまず第１段階で文字を分類パターンによ
って分類して、第２段階で分類された文字に適した認識
方法によって認識を行うので、認識速度が速く、また認
識率を高めることができる。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明によれば、認識速度を高め、
しかも認識率を向上させることができるという効果があ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による実施例を示すブロック図、第２図
は第１図のフローチャート、 第３図は従来方法を示すブロック図である。 図において、 ４．４ａは主制御部、　　　５は画像メモリ、６．６ａ
は１文字切出回路、 ７は特徴抽出回路、　　　８は辞書メモリ、９．９ａは
フォーマント情報メモリ、 １０、１０ａは認識回路、　比１１ａは後処理部、１２
は分類パターン辞書メモリ、 １３は分類パターンマツチング回路、 １４は判別回路、　　　　１５はパターン辞書メモリ、
１６はマツチング回路を示す。 寮Ｉ酊 図面の浄書（内容に変更なし） Ｊｖ−３町 手続補正書（□）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 媒体上に記された文字に光を照射し、該照射した光の反
   射光より得られた該文字の画像データを認識する文字認
   識装置であって、該文字の複雑度に応じて前記画像デー
   タを分類する第１の認識手段と、該第１の認識手段によ
   って分類された画像データを、文字パターンによって認
   識する第２の認識手段、及び文字の特徴によって認識す
   る第３の認識手段と、前記第１の認識手段により分類さ
   れた画像データを第２、第３の認識手段の何れによって
   認識するかを判別する判別手段とを備えることを特徴と
   する文字認識装置。