JPS6144721B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6144721B2
JPS6144721B2 JP52104272A JP10427277A JPS6144721B2 JP S6144721 B2 JPS6144721 B2 JP S6144721B2 JP 52104272 A JP52104272 A JP 52104272A JP 10427277 A JP10427277 A JP 10427277A JP S6144721 B2 JPS6144721 B2 JP S6144721B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
turret
fish meat
pocket
fish
pockets
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP52104272A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5359064A (en
Inventor
Ii Deyuton Edowaado
Goobii Jatsuku
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sea-Pac Inc
Original Assignee
Sea-Pac Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sea-Pac Inc filed Critical Sea-Pac Inc
Publication of JPS5359064A publication Critical patent/JPS5359064A/ja
Publication of JPS6144721B2 publication Critical patent/JPS6144721B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65BMACHINES, APPARATUS OR DEVICES FOR, OR METHODS OF, PACKAGING ARTICLES OR MATERIALS; UNPACKING
    • B65B25/00Packaging other articles presenting special problems
    • B65B25/06Packaging slices or specially-shaped pieces of meat, cheese, or other plastic or tacky products
    • B65B25/061Packaging slices or specially-shaped pieces of meat, cheese, or other plastic or tacky products of fish

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Basic Packing Technique (AREA)
  • Wrapping Of Specific Fragile Articles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は魚のかん詰製造機、特に魚肉を送りシ
ユートに降下させ回転タレツトの周縁の周りの計
量ポケツト内にこの魚肉を充填し、この計量ポケ
ツト内の魚肉を次に圧縮し、かんの形状に形成し
て次にこの魚肉をかんの中に排出する魚のかん詰
製造方法及びかん詰製造機に関するものである。
この種の機械は魚のかん詰業界では好適に使用
されているが、かん詰製造業者にとつて著るしく
重要な幾多の欠点がある。
まず第1にこれ等の機械は同時に唯1個しかか
ん詰を製造できない。機械によつて行なわれる順
次の作動には別々の時間が必要であり、従つてこ
れ等の工程に必要な時間の長さによつて生産量は
定まる。従つて生産を増大するためには機械の数
を増大し、付属装置も増大する必要がある。
第2に、かん詰の品質は非常に重要であり、特
に固体状のまぐろのかん詰の場合に重要である。
かん詰にしたまぐろの品質の等級はもとの魚肉の
最初からの魚肉の寸法や割合によつて大きく決定
される。それぞれ固体状の魚肉が優位を占めてい
る固体状のかん詰にしたまぐろは一般に最高級の
製品である。固体状のかん詰のまぐろでは品質が
優れていることは外観によつて決定され、魚肉の
厚肉が垂直の粒状魚肉と共にかん詰にされている
ものが最上のものであり、この厚肉は圧力によつ
て歪曲せず、細片及び浮んでいる粒状魚肉が最も
少ないことである。この理由のため、かん詰を行
なう圧力が低く、かん詰を行なう間魚肉が細分化
しないよう機械を作動させるのが非常に望まし
い。
米国特許第2543133号に開示されている機械で
は計量ポケツトに達するシユート内に魚肉が不所
望に細分化することが多い。このシユートは必然
的に寸法が制約を受ける。これは計量ポケツトの
寸法に関連するからである。またシユートの壁と
魚肉との間に大きな摩擦力が存在する。魚肉をシ
ユートに押下げるラムはこの大きな摩擦力に打勝
つため対応して魚肉に大きな力を作用させる必要
があり、この力のため魚肉を歪曲し、圧潰し、破
砕し、外観を損ない、かん詰の品質を劣化させ
る。
第3に自動かん詰製造機を使用する場合、かん
当りの魚肉の重量を制御することは重要なことで
ある。法規上はラベルに表示した重量に虚があつ
てはならないことになつているが、24個のかんの
半分の平均重量で表示されることもあり、かん詰
の各かん毎に表示されることもある。自動かん詰
製造機の場合には、かん当りの重量の若干の変化
は本来的に生ずるものである。これ等の法規に適
合するためにはかんの中の平均重量がラベルに表
示した重量を十分に上まわるように、即ち各かん
が少なくともラベルに表示した重量を表示するよ
うに機械をセツトする。機械の重量の制御が十分
でないと比較的大きな重量変化がかん毎に生じ、
多くのかんが著るしく超過した魚肉を有するよう
になる。このような超過を生ずるとかん詰製造業
者には損失であり、またこの超過の料金を顧客が
支払うなら顧客にも損失になる。
上述の機械においては、各計量ポケツトに同一
の容積の魚肉を充填し、この魚肉をできるだけ均
一に圧力で押圧することによつてかん当りの密度
と重量とを一定にして重量の制御を行なつてい
る。この圧縮力は送りシユート内の往復ラムによ
つて供給される。
上述したように送りシユートと魚肉との間には
摩擦力が存在し魚肉をシユートに送るラムによつ
てこの摩擦力に打勝つ必要がある。操業中、この
摩擦抵抗はある程度変化する。変化する摩擦抵抗
に打勝つためと、計量ポケツト内に魚肉を圧縮す
るためとの両方にこのラムの力を使用するから、
摩擦力の変化によつて圧縮力の変化を生じ、これ
は魚肉の重量の制御に悪影響を及ぼす。摩擦抵抗
に打勝つため使用されるラムの力のラムの全部の
力に対する割合が大きくなればなるほど、魚肉の
重量の制御は不完全になる。
送りシユートの寸法的制約を必然的に有するこ
の種の機械は摩擦力が著るしく大きく、従つて重
量の制御が不完全である。
ラムの全部の力を増大し、摩擦力に打勝つに必
要な力のラムの全部の力に対する割合を小さくす
ることにより、重量の制御に及ぼす可変摩擦力の
作用を減らすことができる。しかし、このように
すると、魚肉を損傷する可能性が増大する。更に
ラムの力が増大すれば各かんに詰めるべき魚肉の
たんぱく質の量のような重量制御に関する他の要
素に悪影響を及ぼす。
魚肉には著るしく多いたんぱく質含有流体を有
するが、魚肉に圧力を加えた時この流体は魚肉か
ら押出される。ラムの力を増大することは魚肉に
加える圧縮力を増大することである。圧縮力が過
大になると、この流体はシユート又は計量ポケツ
ト内に押出され失なわれ、かん詰になつた製品は
ラベルに表示した重量に合わなくなる。このよう
な場合には、かんに魚肉を補つてやる必要があ
る。その結果、かん当りの魚肉の重量の制御を改
善するためのラムの力の増大は効果としてかえつ
て悪影響を及ぼす。
上述したところから明らかなように、従来の技
術によれば、同時に唯1個しかかん詰を製造する
に過ぎないため、生産能力が小さい欠点があり、
しかも魚肉を動かす時の圧力によつて魚肉が損傷
し細片となり、品質を低下させる欠点があり、更
に機械による魚肉の重量の制御が十分でないため
かん詰のラベルの重量表示と実際の重量とが合致
しない欠点がある。
本発明の目的はこれ等従来の技術の欠点を除去
し、生産能力を著しく増大し、同時に良好な重量
制御によつて高品質のかん詰を製造することがで
き、魚肉が含む液体の損失が少なく、歩留りが増
大するかん詰の製造方法及びかん詰製造機を得る
にある。
本発明においては、単一のかんに充填するのに
必要な魚肉の2倍の長さと2倍の重量とを有する
魚肉を2個の並べたポケツトに同時に充填するこ
とによつて、従来のものに比し、一度に2倍に生
産量を増大することができる。
またこれにつれてこのポケツトに魚肉を送るべ
き送りシユートの断面積が2倍になる。送りシユ
ートの断面積が大きいことは魚肉を通すために必
要とする力が少なくてすみ、2個の並べたポケツ
ト内に魚肉を強制的に入れるにも一定の力で済む
利点がある。このためポケツト内に充填する魚肉
の損傷を減少させることができるから、小片に破
砕された魚肉が少なくなり高品質のかん詰を得る
ことができる。
また上述したように魚肉を押圧する力が一定の
力で済むから、魚肉の重量制御が容易となり、か
ん詰のラベルに表示した重量との誤差が少ないか
ん詰を得ることができる。また不必要に魚肉から
液体を押し出さないから、栄養分や味を失なうこ
となく、歩留りを高めることができる。
図面につき本発明を説明する。
図面には本発明の好適な実施例を示し、特に第
1図において、この魚かん詰製造機は共通軸線の
周りに回転するよう取付けた1対の回転自在のタ
レツト11,12を具える。タレツト11は等間
隔に離間した3個の魚収容ポケツト13と、隣接
するポケツトの各対間の開口14とを具える。タ
レツト12は6個の等距離に離間した魚収容ポケ
ツト15を周縁に有する。タレツトを第1図に示
すように位置させると、タレツト12の1個おき
のポケツト15はタレツト11のポケツト13に
軸線方向に一線になり、タレツト12の他のポケ
ツト15はタレツト11の開口14に一線にな
る。
3個の操作ステーシヨンをこのタレツトの周縁
の周りに離間する。第1ステーシヨン即ち送りス
テーシヨン16は送りシユート17と、往復容積
刃18とを具え、この刃18は送りシユート17
の端部とタレツト11,12の周縁との間に移動
する。タレツトの間に内外に移動するようタレツ
トの軸線に平行な軸線に回動分割刃19を取付
け、ステーシヨン16でポケツトに送られた魚を
切断する。
第2操作ステーシヨン20に形成プランジヤ2
1を設け、タレツト12のポケツト15の内外に
タレツト12の半径方向に往復動するようこの形
成プラランジヤ21を取付ける。タレツトの軸線
に平行な線に沿つて往復動するよう取付けたノツ
クアウトプランジヤ22を軸線方向にタレツト1
2のポケツト15とタレツト11の配列した開口
14とに通るよう動かしかん23内に魚を排出し
開口14とポケツト15からこのプランジヤを送
出する。
第3ステーシヨン24は第2ステーシヨンと同
一であり、タレツト11の形成プランジヤ25と
ノツクアウトプランジヤ26とを有し、タレツト
の配列したポケツトに通してこのプランジヤ26
を動かしタレツト11のポケツトから他のかん2
3内に魚を排出する。
所要に応じ、第4操作ステーシヨン27を設け
る。このステーシヨンはタレツトの配列したポケ
ツトの内外にタレツトの半径方向に動き得るロツ
クプランジヤ28を具え、タレツトを回転しない
ようロツクする。タレツトが第1〜第3ステーシ
ヨンにある間にタレツトの割出駆動装置が十分タ
レツトをロツクしない場合、この第4ステーシヨ
ンは必要である。
この装置は更にコンベヤベルト30を具え、こ
のベルト30により魚の腰部を送りシユート17
に送給し、魚の腰部は側開口31からシユート内
に入る。魚切断刃32を側開口31を横切つて下
方に移動するよう位置させ、シユート内に送られ
る魚を切断する。魚はシユートを下つてラム33
によりタレツトに向う。垂直に移動するタンパ3
4によつて魚肉が送りシユート内に入るのを容易
にする。
第2図に示すように、この機械にモータ35を
適切に配置し、機械のフレームに回転するよう取
付けた主軸36をこのモータにより駆動する。第
2図に示す確動カム37は種々のカムの例示であ
り、主軸36と共に回転するようこのカムを取付
け種々の素子を作動させるのにこのカムを使用す
る。カム37の表面上のカム軌道38でカムロー
ラ39は移動し、このカムローラの主軸36の軸
線に接近及び離間する移動により、このカムロー
ラを取付けたカム従動アーム40を動かす。
2個の割出駆動ユニツト42,43の入力軸4
1に主軸36を連結する。軸55は割出駆動ユニ
ツト42の出力軸であり、この軸55にはタレツ
ト11とかんスター56をスプライン連結してい
る。軸55と同軸の軸57は割出駆動ユニツト4
3の出力軸であり、タレツト12をスプライン連
結している。固定共通軸線の周りに回転するよう
この機械のフレームに軸55,57を適切に支承
する。
図示の割出駆動ユニツト42の機能は出力軸5
5を回転しタレツト11を前進させることであ
り、主軸36の各完全な1回転毎にかんスター5
6を2回づつ60゜回転することであり、このよう
な回転は主軸36が180゜回転中に起る。割出駆
動ユニツト43によつて出力軸57を回転し、主
軸36の各完全な1回転毎に60゜づつ前進させ
る。このような回転は主軸36の90゜の回転中に
起る。主軸36の単一回転の残りの部分の間、割
出ユニツトによつてその割出位置に軸55,57
を保持する。上述したような間欠的な段歩前進を
行なわせるための割出駆動ユニツトは市販され入
手でき、ここには説明を省略する。例えば、本発
明に使用する割出駆動ユニツトはアメリカ合衆
国、ミズリー州のフアグソン・マシン・コンパニ
ーから市販されている。
静止ハウジング58によつてタレツト11,1
2を包囲する。タレツトの面に隣接する対向する
端板59,60をハウジングに設ける。弓形壁6
1によつてタレツトの周縁の一部を覆い、残りの
周縁には清掃の目的で露出したままにする。ハウ
ジング58を機械のフレームに適当に固着する。
第3図にかん案内62を機械及びハウジング5
8に固定する関係に取付け、このかん案内62に
よつて空のかん23を6葉かんスター56に送給
する。このかんスターは普通のように作動して空
のかんを次々にとり、ハウジング板59の外部の
周りにこれ等のかんを運びかん案内に落下させ
る。かんスター56は軸55に固着されているか
ら、主軸36の各完全な1回毎にかんスターはタ
レツト11と共に2個づつ60゜回転しこれにより
60゜回転するごとにかんをとり排出する。
第4図に示すように、ハウジング58の端板5
9の中心開口によつてローラ65のための軸受面
64を形成する。タレツト11によつて支持した
計量シユー66にローラ65を支持する。軸受面
64の軸55の軸線からの距離は軸受面の長さに
わたり一定であるが送りステーシヨン16に隣接
する側では変化し増大する。ローラ65に掛合す
るよう位置する容積カム67をレバーアーム68
に取付け、ハウジング板59に69においてこの
レバーアーム68を枢着する。ハウジング板60
に枢着した同様のレバーアーム71(第5図参
照)の方にレバーアーム68の下端の横板70を
突出し、タレツト12によつて支持した計量シユ
ー上のローラにレバーアーム71の上端の容積カ
ム72を掛合する。ハウジング部材74に螺着し
た調整ねじ73を横棒70に圧着し、タレツトの
軸線から所要距離に容積カム67、72を同時に
位置させる。
ハウジング板59に2個の円形開口25を設
け、その直径をかんの直径にほぼ等しくする。一
方の開口を操作ステーシヨン20に他方の開口を
操作ステーシヨン24に位置させる。
ハウジング板60は50と同様であり、開口
と、ハウジング板59の対応する開口75と軸受
面64とに一線の中心ローラ軸受面とを設ける。
第5及び8図に示すように、タレツト11に周
縁から半径方向内方に延在する3個の溝孔81を
設け、これ等溝孔をタレツトの周縁の周りに等距
離に離間すると共に、半径方向に摺動する計量シ
ユー66のための案内路を形成する。タレツト1
2にも6個の計量シユー66のための6個の溝孔
を形成する。かん23より僅かに小さい曲率半径
の外側突端82を各計量シユー66に設け、かん
23の高さより僅かに薄く、タレツトの厚さに等
しい厚さに外側突端82を形成する。溝孔81内
の外方に向く段部84にシユーの内方に向く肩部
83を掛合することによつてタレツトの軸線に向
けシユーが内方に動くのを限定する。従つて各タ
レツトが回転して計量シユー66を送りステーシ
ヨン16にもたらす際、調整自在の容積カム67
と72とをローラ65に掛合して、タレツトの軸
線から所要距離で計量シユーを外方に押圧する。
タレツトが回転して計量シユーが送りステーシヨ
ンから離れると、ローラ65は容積カムを離れて
ハウジング板上の軸受面64に掛合し、溝孔の段
部84につき当るまでシユーを内方に動かす。
各溝孔81と計量シユー66とはタレツト11
の周縁にポケツト13を形成し、このポケツトに
は軸55の軸線に平行な軸線と、タレツトの周縁
の矩形側開口とを設け、この側開口の寸法をかん
23の直径と高さより僅かに小さくする。
第5図において送りシユート17をハウジング
壁61に貫通し、送りシユートの排出端をタレツ
トから十分離して容積刃18をその間で動かし得
るようにする。第8図に示すように、内部で往復
動するよう適当な静止案内(図示せず)内に取付
けた容積刃に作動アーム86を設けてクランク8
7に連結する。主軸36上のカム37の回転によ
つて軸88をその固定軸線の周りに揺動させる。
このような運動を例えば傘歯車89,90を通じ
てクランク軸91に伝え、容積刃に所要の往復運
動を行なわせる。カム37の回転によつてタレツ
ト11,12の組合せた幅より僅かに長い距離に
わたり容積刃18を動かすようこの駆動伝動を行
なうようにする。
第5図において、作動ステーシヨン24には形
成プランジヤ25を設け、このプランジヤをタレ
ツト11の半径方向に移動するようハウジングの
ボス95内に取付ける。プランジヤ25の凹形内
面96は計量シユー66の凹形外面82に相補的
形状である。形成プランジヤ25の作動アーム9
7をベルクランク98に連結し、このベルクラン
ク98をハウジング部材99に枢着する。リンク
100をベルクランク98からレバー101まで
延在し、このレバー101を機械のフレームに1
02において枢着し、このレバー101のカム従
動部103をカム105のカム軌道104に掛合
し、主軸36にこのカム105を固着する。駆動
軸即ち主軸36の各回転毎に、形成プランジヤ2
5を強制的にポケツト13に押込み、カン23の
形状に魚肉を形成し、次にプランジヤをポケツト
から後退させ、タレツト11を回転するようカム
104とこの駆動伝動装置を設計する。駆動リン
ク106をベルクランク98に連結し、この駆動
リンク106によつて同様のリンクを作動させ、
形成プランジヤ25の移動に同期してプランジヤ
21をタレツト12のポケツトの内外に動かす。
タレツトの半径方向に動くようロツクプランジ
ヤ28を同様に取付け、主軸36上のカム107
の回転に応答して上と同様の駆動伝動によつてロ
ツクプランジヤ28を作動させる。プランジヤ2
8が内方に動くと、テーパ側部108,109が
両タレツトの溝孔81に掛合し、タレツトを心決
めし回転しないようロツクする。
第5及び6図において、タレツトの軸線に直角
なタレツト間の平面内で第7及び8図に示す両極
端位置間に移動するよう分割刃19をハウジング
部材111に110において枢着する。このよう
な移動を行なうためハウジングの壁に112に示
す溝孔を設ける。タレツト12の面12aを肩部
12bから外方に切除し、タレツト11の隣接面
も同様に切除し、両者間に分割刃19を動かし得
るようにする。計量シユー66の面66aも同様
に肩部66bから外方に切除し、タレツト面と同
一高さにして刃19が両者間に動き得るようにす
る。主軸36上のカム113の回転によつて分割
刃を作動させ、枢着したカム従動レーバー114
とリンク115との作用によつて分割刃へのこの
運動は与えられる。
孔板116を分割刃19と同様の形状にし、こ
の孔板を分割刃19と共に回動するよう軸110
上に取付ける。ハウジングの端板59の内側を切
除し、端板59とタレツト11の隣接面との間に
孔板が動き得るようにする。
第7図から明らかなように、タレツトの軸線に
平行な方向に往復動するよう作動ステーシヨン2
0でのノツクアウトプランジヤ22をハウジング
板60上の案内カラー117に取付ける。シユー
66の面82と形成プランジヤ25の面96とに
合う直径をプランジヤ22の前面118が有する
ようにする。容積刃の作動に関連する主軸36上
のカム119を関連させる。このカムと、リンク
と歯車とを設計するに当り、タレツトとハウジン
グの壁59との組合せた厚さより僅かに長いスト
ロークでノツクアウトプランジヤが動くように設
計する。線図的に示すように、同一のカム118
によつてノツクアウトプランジヤ22を往復動さ
せる。
第9〜11図において、垂直に延びる側板12
1、122間にコンベヤベルト30を配置し、駆
動ローラ123の周りに延在し、コンベヤベルト
の上部横板を送りシユートの側開口31に隣接さ
せる。カム125によつて生じ、一方クラツチ1
26によつてベルトに伝えられるカム従動レバー
124の運動に応動して、駆動ローラ123をベ
ルトが前進する方向に周期的に回転させる。
ほぼ水平なタンパ34を側開口31の底部の上
方に垂直に離間し、このタンパの第1部分127
を側開口の横方向に延在し側開口31に隣接する
送りシユート17の頂部を形成する。また第2部
分128を送りシユートから外方にその横方向に
延在しコンベヤベルト30の上方に置く。ヨーク
129によつて一体に動くよう2個の部分を互に
取付ける。これ等部分を水平に離間し両者の間に
溝孔130を残す。ヨーク129を垂直支柱13
1に取付け、スリーブ132内で垂直に動くよう
この支柱を拘束し、リンク133によつてこの支
柱をカム従動レバー134に連結する。主軸36
の各回転毎にカム135の回転によつてタンパ3
4を上下動させる。
溝孔130を通じて送りシユートの側開口31
を横切り回動するよう魚切断刃32を軸136に
固着する。クランクアーム137も軸136に固
着し、主軸36上のカム140によつて作動する
ようリンク138によつてカム従動レバー139
にクランクアーム137を連結する。
ロツド141によつてラム33を摺動ブロツク
142に連結する。摺動ブロツク142とベルク
ランク144の一端とをリンク143によつて枢
着し、ベルクランク144をフレームに145に
おいて枢着し、このベルクランク144のカム従
動ローラ146を開放カム147の面に掛合させ
る。ベルクランク144の延長アーム148を空
気シリンダ150のピストン棒149に連結す
る。一定圧力源151から空気シリンダ150に
空気圧を供給する。カム147の凹面152がカ
ム従動ローラ146に隣接する位置にカム147
が回転すると、ベルクランク144は空気シリン
ダ150内の空気圧の力を受けて反時針方向に回
転し、ピストン33を左に動かす。空気シリンダ
150内の空気を一定圧力に維持するから、ラム
33のストロークの長さに関さず、ラム33は送
りシユート内の魚に一定の力を与える。カム14
7を連続的に回転することによつて外面153を
ローラ146に掛合させ、クランク144を時針
方向に回転し、ラムを第9図に示す位置に後退さ
せる。
第5図及び8図に示すように、送りシユート1
7の上壁と底壁との対向する内面161,162
をテーパにし、送りシユートの側開口31からタ
レツト11,12に延長するにつれて僅かに拡開
させる(第5図参照)。また送りシユートの側壁
の対向する内面163,164も同様にテーパに
する(第8図参照)。その結果、送りシユートの
矩形断面はタレツトに向けその全長に沿い寸法を
増大する。このテーパ角を十分に大きくし、付着
を生じないようにすると共に、あまり大き過ぎな
いようにしてラムとシユートとの間の間隙内に魚
肉が押出されないようにする。所要に応じ、シユ
ートをテーパの代りに段付きにし寸法を増大させ
てもよい。
図面に示す目的のため、種々の作動カムを有す
る主軸36を機械の作動部に対して異なる物理的
位置に示した。またカムを作動機構に連結する簡
単化したリンクを図示した。実際の機械では、単
一軸36の共通軸線上でカムを回転し、上述のよ
うな結果を得るため普通の運動伝動リンクを採用
する。所要に応じ、主軸36に2個又は3個以上
の平行軸を設け、普通の歯車又はチエーン駆動に
よつて一体にこれ等平行軸を駆動し、駆動すべき
素子に密接して種々のカムを設けてもよい。
作 動 この機械の作動の順序を第13図に明示する。
この図面は主軸36の1回転中の機械の種々の構
成部材の作動を示す。
零基準点では、各タレツトの空のポケツトが頂
度送りステーシヨンに回転し終つている。これ等
のポケツト及び側開口は一線をなして単一組合ポ
ケツトを形成しており、魚肉の進入をさまたげな
い。コンベヤ30によつて新しい魚肉が送られる
と、タンパ34は下降し魚肉刃が下降し、魚肉を
切断し送りシユート17の側開口を閉じる。ロツ
クカム107を使用する時はこれによりタレツト
ロツクを作動させロツクプランジヤ28を各タレ
ツトのポケツトに入れ、タレツトを割出し回転し
ないようロツクする。
シリンダ150内の空気圧によつてラム制御カ
ム147によりラム33を動かし、ラムをシユー
ト内の魚肉の柱に掛合させ、ラムシリンダ内の空
気圧によつて定まる圧力によりラムにより魚肉を
強制的にシユートに降しタレツト内に入れる。魚
肉はもともと組成が均一であるから、空気作動ラ
ムからの一定の力を使用して、作動各サイクル毎
にタレツトポケツト内に魚の均一な密度及び重量
を生ずる。送りシユート内の魚の最初の量と、充
填中のラムのストロークの長さが変化しても均一
になる。
魚肉を強制的にタレツトのポケツトに入れた
後、容積刃のカム37が容積刃18をポケツトの
入口と送りシユートとの間に入れ魚肉の柱を切断
し、組合せたポケツト内に単一の魚肉を形成す
る。この魚肉の重量と長さとは単一のかん23に
充填するに必要な寸法の2倍である。
この時、タレツトロツクプランジヤ28を後退
させる。割出駆動ユニツト42,43により両タ
レツト11,12を同時に60゜づつ前進させ、両
方の充填されたポケツトを第2ステーシヨン20
にもたらす。この時間中、カム113によつて分
割刃19をポケツト間に降下させ、タレツトの60
゜回転の終りに充填内方位置で刃を静止させる。
刃と、回転するタレツトポケツトの相対運動によ
つて魚肉を明確に切断しポケツト内で分割し、単
一かん23に充すに必要な寸法に等しい長さと重
量とを有する魚を各ポケツト内に収容する。同時
に、孔板116がタレツト11と端板59との間
に降下する。
割出駆動ユニツト42により60゜の前進角だけ
タレツト11を動かし、充填されたポケツト13
を第3ステーシヨン24に位置させる。
これ等の順次のタレツトの回転期間中、タンパ
34を上昇させ、魚肉刃32を上方に動かし側開
口を送りシユートに開く。コンベヤ30を作動さ
せて新しい魚肉をシユート17内に前進させ、次
の作動サイクルのため魚の柱を供給する。タンパ
34を下降させ、魚肉刃32を下方に揺動させ魚
肉を切断し、再びシユートの側部を閉じる。
上述したように、作動の完全なサイクルを開始
するに当り、機械の先行する作動サイクルの結
果、各タレツトの充填されたポケツトは第2ステ
ーシヨン20と第3ステーシヨン24とのおのお
のに位置している。
形成カム105により形成プランジヤ21と2
5とを作動させ、これ等プランジヤを第2及び第
3ステーシヨンの充填されたポケツトの側開口に
入れ、魚を充填すべきかん23より直径が僅かに
小さい円筒状に魚肉を圧縮する。タレツト12の
ポケツト15内に魚を形成した時、ノツクアウト
プランジヤ22と分割刃19との間にこの魚肉は
閉じこめられ、ポケツトから軸線方向に押出され
ないように保持される。同様に、タレツト11の
ポケツト13内の魚肉も同一の目的で分割刃19
と孔板116との間に閉じこめられる。分割刃1
9と孔板116とを後退させ、ノツクアウトカム
119によつて2個のノツクアウトプランジヤ2
2,26をポケツト内に入れ、待機するかんの中
に円筒状の圧縮された魚肉を強制的に入れる。こ
の圧縮された円筒状の魚肉よりもタレツト11の
孔14と端板59の孔75とは僅かに大きいか
ら、魚肉が形成ポケツトからかんに移動するのは
さまたげられない。
ノツクアウトプランジヤと形成プランジヤとは
タレツトから後退し、タレツトは次に前進する。
かんスター56を共に回転するようタレツト11
に連結するから、かんスターは120゜回転する。
60゜づつ回転する毎に、かんはそこから抜け、次
の作動サイクルのため空のかんを取上げる。
タレツト型魚かん詰製造機の作動速度は1個の
かんを取上げるここに説明したものであつても、
また一度に2個のかんを取上げるものであつて
も、適正な順序で行なう種々の工程を逐行するた
めの時間の長さによつてもともと制約を受ける。
送りステーシヨンでは、魚肉をシユートに装入す
るため、魚肉を切断するため、ラムを後退させる
ためそしてシユートを開くため時間を要する。
本発明の場合には、単一作動サイクルで2倍の
容積の魚肉をポケツト内に充填するから、2倍の
容積の魚肉をコンベヤベルトにより送給し送りシ
ユートに入れなければならない。しかし、このよ
うな魚肉を送るには全作動サイクルの比較的僅か
な部分を使用するに過ぎないから、これは機械の
速度には重要な制約とはならない。また、本発明
のタンパ34の作動によつて送りシユートを短時
間で適正迅速に充填しこのような作動を確実に行
なうことができる。
タンパの先方でコンベヤベルト上に魚肉を堆積
し、上昇位置に達した時タンパ部128の高さに
ほぼ等しいか、或は若干超過する高さに層を形成
する。この層をコンベヤベルトによつて前進させ
ると、この前進中上昇しているタンパ部128の
前端縁は過剰分を除去して層の高さを定め魚肉の
層をタンパの下に前進させる。コンベヤの作動と
作動との間の時間にタンパ部128は下方に動
き、送りシユートに達する以前に、コンベヤ上で
魚肉を予め圧縮し、魚肉が送りシユートに達する
際、層の中に空隙が最少になるようにする。コン
ベヤベルトが次に前進する以前にタンパを上昇さ
せ、タンパ部128の下を魚肉が容易に通過し得
るようにする。同時にタンパ部127を上昇さ
せ、送りシユートへの開口を拡大し、魚肉の層の
前端縁を送りシユートに容易に前進させることが
できる。コンベヤは再び停止し、タンパを下方に
動かす。従つて両タンパ部を再び層上に下方に押
圧する。この時魚肉刃32を作動させ、魚肉の層
を切断する。タンパによる魚肉の層のこの圧縮に
よつて刃による魚肉の明確な切断を容易にする。
タンパ部127の底面を2つの理由によりタン
パ部128の底面上で若干垂直にする。その理由
の第1はこのように垂直に配列することにより魚
肉の層が下のタンパ部128から下のタンパ部1
27まで前進する時、この層がぶら下ることがな
いようにすることである。第2の理由は、シユー
ト内の魚肉に加わる下向きの力はタンパ部128
によつて生ずる再圧縮力により小さくなり、切断
後、魚肉はラム33によつて一層容易に移動でき
るからである。またタンパ部127がその下降位
置にある時、このタンパ部の底面は送りシユート
の頂部のレベルの僅か下にあり、魚肉の切断した
部分はぶら下ることなく、ラム33によつて送り
シユートを下方に下る。
シユートを通じて縦方向に魚肉をポケツト内に
強制的に入れるには1サイクル中に著るしい時間
を必要とする。ラムによつて魚肉を圧力下に保持
しながら、ポケツトとシユートとの間で魚肉を切
断し次にラムを後退させる。しかし、ラムが動く
必要がある距離は、2個の軸線方向に配列したポ
ケツトを有する場合と単一のポケツトを有する機
械に対して同一であるから、本発明において付加
的な時間を必要とする操作のこの部分は切断だけ
である。それは容積刃は2倍の距離を切らなけれ
ばならないからである。しかしこの付加的時間は
非常に僅かであり、下に置かれた大型のシユート
を通じて魚肉を動かすのに必要な時間を減少する
ことによつて相殺される以上である。
ステーシヨン20,24では、2個の形成プラ
ンジヤをポケツト内に入れ、魚肉を形成するため
には単一かん詰製造機と同一の時間が必要であ
る。本発明におけるノツクアウトプランジヤを同
時に動かすには単一かん詰製造機におけるより一
層長いストロークが必要である。しかしこの作用
は比較的短かい持続時間であり得るから操作のサ
イクルに対する全時間はあまり影響を受けない。
タレツトの回転に関する限り、本発明は単一か
ん詰製造機の場合に比較し一層長い作動サイクル
を必要とする。即ちタレツト11を付加的に60゜
回転する時間が必要になる。しかし、本発明では
形成と排出との利用される時間は同一長さであ
り、しかもタレツトを付加的に60゜回転するため
全作動サイクルに対し時間の1/3を増大するだけ
で毎分当りのかんの製造を2倍にすることができ
る。
このように生産を著るしく増大することの他
に、本発明によれば、著るしく損傷を少なくして
魚をかん詰にすることができる。この一般形式の
機械では、送りシユートの断面積と寸法とは第1
2図に示すようにポケツトとかんとの面積と寸法
とに関係する。従来単一かん詰製造機では、送り
シユートの面積はポケツトの入口面積に等しく、
シユートの高さと幅とはかんの直径と高さとにそ
れぞれほぼ等しい。このようなシユートの周縁の
長さはかんの直径の2倍とかんの高さの2倍との
和にほぼ等しい。
本発明では、送りシユート17の断面積がポケ
ツトの組合せ全面積に等しく、送りシユートの高
さと幅とが単一のかんの直径と高さの2倍とにそ
れぞれ等しい。送りシユートの周縁の長さはかん
の直径の2倍とかんの高さの4倍との和にほぼ等
しい。
所定のかん寸法、例えば(個々のかん製造家の
需要に応じて)直径76.2mm(3インチ)、高さ
25.65mm(11/4インチ)の注文で魚肉をパツクする のに直径76.64mm(37/16インチ)、高さ25.59mm (13/16インチ)の標準寸法のかんに対し、本発明 シユートは2倍の断面を有するが、単一ポケツト
及びかんのため使用する従来の送りシユートより
約30%長い周縁を有する。このことは重要なこと
であり、それは、魚肉をラムによつてシユート内
に緊密にコンパクトにした時、シユートを通して
魚肉を押すために著るしい力が要るからである。
これは魚肉とシユートの壁との間の摩擦から来る
引張力があるからである。摩擦抵抗は一般にシユ
ートの周縁の長さに正比例するからである。
一層良好な重量の制御と良質なかん詰の確保は
本発明によれば2つの方法で達成される。その第
一はテーパ付シユートの使用によつて魚肉をポケ
ツト内で圧縮するためラムの力の大部分を使用す
ることができる。従つて魚肉の柱を動かしてこの
柱の端部がポケツト内にある時、ラムの力によつ
て魚肉をポケツト内に圧縮しシユートの壁に向け
外方に拡開する。次のサイクルで魚肉の柱を再び
前進させた時このラムの力は前進にさからう力に
打勝つことが必要である。しかし、シユートには
テーパがあるから、最初の抵抗に打勝つや直ち
に、魚肉の柱は拡張した寸法のシユート内に前進
し、抵抗が減るから容易に迅速に移動し、遂に魚
肉の柱はポケツト内に入り前進は停止する。ラム
の力により魚肉をポケツト内に圧縮する。魚肉の
柱はシユートの壁に向け外方に拡開する。しかし
この時シユートに沿つて魚肉は殆んど動かないか
ら、打勝つべき抵抗は殆んどない。。
第2に、本発明のシユートの断面積は大きいか
ら実質的に重量は良好になり品質も確保される。
標準寸法のかんに対して上述のことを実施する
と、シユートの周縁の長さと、前進に対する抵抗
は従来のシユートに比較し約30%大きくなる。同
時に、魚肉の柱の端部のラムの力はこの区域の2
倍にわたり分散している。その結果、所定の全ム
ラ力に対し、本発明シユート内の魚肉の柱の単位
面積当りの圧力は従来のシユートの場合の約半分
になる。そのため、同一の効果を得るために本発
明では全ラム力は30%増しの抵抗に打勝つため30
%増しになるが、魚肉の柱の単位面積当りの圧力
は従来のシユートの約65%に過ぎない。抵抗に有
効に打勝つため全ムラ力が50%増大しても魚肉の
柱の単位面積当りの圧力は従来のものに比較し約
75%に過ぎない。単位面積当りの圧力が低いから
水分が押出されず魚肉も損傷しない。更に、単位
面積当りの圧力が小さいから魚肉の柱を外方に拡
開する力も小さく、従つて打勝つべき抵抗も小さ
い。
魚肉の柱の端部の単位面積当りの圧力が低いこ
とによつて更に次の利点がある。即ち圧力が低い
と、魚肉の柱の端部がラムに付着する傾向が少な
く、ラムの戻り行程で魚肉が引戻されることもな
い。このような引戻しは勿論望ましくない。これ
は魚肉を破損し外観を悪くするからである。シユ
ートの内壁をテーパにすることによつて魚が引戻
されるのを防止することができる。これは魚肉の
柱が一層断面積の小さい部分に戻されないようテ
ーパ付壁が魚肉の柱を支えるからである。
ラムによつて作用する単位面積当りの力が少な
くなると、ポケツト内の魚肉の密度は若干少なく
なる。これを補正するため、容積制御カム67,72
を調整してポケツツトの容積を増大し、密度の小
さいコンパクトな魚肉の十分な容積を生ぜしめ、
ポケツト内に希望する重量の魚肉が得られる。
ここに説明した本発明の特定の実施例ではタレ
ツト11上に3個のポケツトと、タレツト12上
に6個のポケツトとを有するが、これよりポケツ
トの数を多くしても少なくしてもよい。例えばタ
レツト11に2個のポケツトを設け、タレツト1
2に4個のポケツトを設けることができる。この
場合、作動の一サイクルにタレツト12は第2ス
テーシヨン20まで90゜回転し、タレツト11は
第3ステーシヨン24まで180゜回転する。この
ような回転によつて、充填されたポケツトの配列
を必要なだけ解除し、同時に空のポケツトを充填
のため送りステーシヨンに動かす。或はタレツト
11上に4個のポケツトを設け、タレツト12に
8個のポケツトを設けてもよい。この場合、作動
の一サイクルで、タレツト12は45゜回転し、タ
レツト11は90゜回転する。充填されたポケツト
の配列を外し空のポケツトを送りステーシヨンに
動かす。しかし、ポケツトの数を減らすと、タレ
ツトの回転のために必要なサイクルの時間を加え
る必要がある。ポケツトの数を増大すると、回転
のために必要な時間を減らすことになるが、操作
ステーシヨンの間隔が密接することによつて、密
接する作動部片を嵌着するため設計上の困難が増
大する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明装置の原理を説明する回転タレ
ツトとその周縁の操作ステーシヨンとの分解斜視
図、第2図は本発明装置のタレツトと駆動機構と
の断面図、第3図は第2図の矢3―3の方向に見
た側面図、第4図は第2図の矢4―4の方向に見
た側面図、第5図は第2図の矢5―5の方向に見
た側面図、第6図は第2図の矢6―6の方向に見
た側面図、第7図は第3図の矢7―7の方向の断
面図、第8図は第3図の矢8―8の方向に見た線
図、第9図は本発明装置の作動機構を示す線図、
第10図は第9図の機構の平面図、第11図は第
10図の11―11線上の断面図、第12図は本
発明装置のシユートと従来のシユートとの比較を
示す線図、第13図は本発明装置の各部の作動順
序を示す時間チヤート図である。 11,12……タレツト、13……ポケツト、
14……開口、15……ポケツト、16……第1
ステーシヨン又は送りステーシヨン、17……送
りシユート、18……往復容積刃、19……回動
分割刃、20……第2操作ステーシヨン、21,
25……形成プランジヤ、22,26……ノツク
アウトプランジヤ、23……かん、24……第3
ステーシヨン、27……第4ステーシヨン、28
……ロツクプランジヤ、30……コンベヤベル
ト、31……側開口、32……魚切断刃、33…
…ラム、34……タンパ、35……モータ、36
……主軸、37……カム、38……カム軌道、3
9……カムローラ、40……カム従動アーム、4
1……入力軸、42,43……割出駆動ユニツ
ト、55,57……軸、56……かんスター、5
8……静止ハウジング、59,60……端板、6
1……弓形壁、62……かん案内、64……軸受
面、65……ローラ、66…計量シユー、67…
…容積カム、68……レバーアーム、70……横
棒、71……レバーアーム、72……容積カム、
73……調整ねじ、74……ハウジング部材、7
5……円形開口、81……溝孔、82……外側突
端、83……肩部、84……段部、86……作動
アーム、87……クランク、88……軸、89,
90……傘歯車、91……クランク軸、95……
ボス、96……凹形内面、97……作動アーム、
98……ベルクランク、99……ハウジング部
材、100……リンク、101……レバー、10
3……カム従動部、104……カム軌道、10
5,107……カム、108,109……テーパ
側部、111……ハウジング部材、112……溝
孔、113……カム、114……カム従動レバ
ー、115……リンク、116……孔板、117
……案内カラー、118……前面、119……カ
ム、121,122…側板、123……駆動ロー
ラ、124……従動レバー、125……カム、1
26……一方クラツチ、127……第1部分、1
28……第2部分、129……ヨーク、130…
…溝孔、131……垂直支柱、132……スリー
ブ、133……リンク、134……カム従動レバ
ー、135……カム、136……軸、137……
クランクアーム、138……リンク、139……
カム従動レバー、140……カム、141……ロ
ツド、142……摺動ブロツク、143……リン
ク、144……ベルクランク、145……フレー
ム、146……カム従動ローラ、147……開放
カム、147……延長アーム、149……ピスト
ン棒、150……空気シリンダ、151……空気
圧源、152……凹面、153……外面、16
1,162,163,164……内面。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 単一のかんに充填するのに必要な魚肉の2倍
    の長さと2倍の重量とを有する筒形の単一魚肉を
    形成し(a)、次にこの単一魚肉を輪切りにして単一
    のかんに充填するのに必要な長さと重量とをそれ
    ぞれ有する筒形の2個の魚肉に2分割し(b)、これ
    等筒形の2個の魚肉の軸線をこの軸線に直角方向
    に平行にずらし(c)、これ等2個の魚肉をそれぞれ
    その軸線方向に圧縮して前記かんの形状に形成し
    (d)、圧縮されたこれ等2個の魚肉にそれぞれ一線
    に開いたかんを位置させ(e)、次にこれ等2個の魚
    肉をそれぞれ前記かん内に押圧する(f)これを特徴
    とする魚のかん詰製造方法。 2 前記工程(d)で前記2個の魚肉を同時に圧縮し
    形成し、前記fの工程で2個の魚肉を同時にそれ
    ぞれ前記かんに押圧する特許請求の範囲第1項に
    記載の方法。 3 単一のかんに充填するのに必要な魚肉の2倍
    の長さと2倍の重量とを有する筒形の単一魚肉を
    形成する工程(a)において、 (a1) 一方向には前記長さの2倍に等しい寸法
    と、他の方向には前記かんの直径に等しい寸
    法とを有する四辺形の横断面の魚肉の柱にな
    るよう前記魚肉を形成し、 (a2) 前記魚肉の柱の一端に圧力を加えて前記
    魚肉の柱をその縦方向に動かし、 (a3) 前記魚肉の柱の一端に圧力を加え続けた
    まま前記魚肉の柱の他端の移動を停止し、 (a4) 前記魚肉の柱の他端の付近で前記魚肉の
    柱を切断して前記単一のかんに充填するのに
    必要な魚肉の長さの2倍の長さを有し必要な
    魚肉の重量の2倍の重量の塊を形成する特許
    請求の範囲第1項に記載の方法。 4 (a) 共通軸線の周りに回転でき互に隣接する
    円板状の第1タレツトと第2タレツトとを具
    え、魚肉を充填するため両方の前記タレツトの
    周縁から中心に向け形成したポケツトを両方の
    前記タレツトに設け、 (b) 両方の前記タレツトの前記ポケツトが前記共
    通軸線に平行に一線をなす第1位置にある時、
    これ等ポケツトに対向する位置にある閉じた円
    筒の送りシユートを設け、前記魚肉が前記ポケ
    ツトに入ることができるよう前記ポケツトが前
    記送りシユートに一線になつた時前記ポケツト
    の入口端に位置する排出端を前記シユートに設
    け、 (c) 前記第1タレツトの前記ポケツトを前記第1
    位置から離間した第2位置に動かすと共に前記
    第2タレツトの前記ポケツトを前記第2位置に
    比較し一層第1位置から離間した第3位置まで
    前記第1位置から動かすように前記第1タレツ
    トと前記第2タレツトとを相対的に回転する動
    力駆動装置と、 (d) 前記動力駆動装置によつて両方の前記タレツ
    トを相対的に回転する前、前記共通軸線に垂直
    な平面内で前記ポケツトとポケツトとの間で前
    記魚肉を切断する刃と、 (e) 切断した前記魚肉を希望する形状に形成する
    ため前記ポケツト内に移動でき前記第2位置及
    び第3位置にそれぞれ設けた形成プランジヤ
    と、 (f) 前記第1タレツト及び前記第2タレツトがそ
    れぞれ前記第2位置及び第3位置にそれぞれあ
    る時、他方のタレツトの前記ポケツトに一線を
    なすようそれぞれのタレツトに貫通して設けた
    開口と、 (g) 前記開口と前記ポケツトとが一線をなした時
    その軸線方向にこれ等開口とポケツトとを通つ
    て前記魚肉を押圧すことができるよう前記第2
    位置と前記第3位置とにそれぞれ設けたノツク
    アウトプランジヤとを具えることを特徴とする
    魚のかん詰を製造するかん詰製造機。 5 前記第1位置から前記第2位置及び第3位置
    に同時に前記ポケツトが動くよう両方の前記タレ
    ツトを回転させる間に前記刃を作動させる特許請
    求の範囲第4項に記載のかん詰製造機。 6 前記ポケツトを等間隔に離間して前記タレツ
    トに設け、前記第2タレツトの前記ポケツトの数
    より多い数のポケツトを前記第1タレツトに設
    け、前記第1タレツトの選択したポケツトに前記
    第2タレツトの開口が一線をなすようにし、前記
    第1タレツトと前記第2タレツトとの前記ポケツ
    トが前記第1位置に隣接して互に一線をなす時、
    前記第1タレツトと前記第2タレツトとの他の前
    記ポケツトが前記第2位置と第3位置とに隣接す
    るよう前記第1位置、第2位置及び第3位置を互
    に離間した特許請求の範囲第4項に記載のかん詰
    製造機。 7 両方の前記タレツトの前記ポケツトを前記第
    1位置から前記第2位置に動かすよう両方の前記
    タレツトを一体に動かし、次に前記第1タレツト
    が静止している間に前記第2タレツトの前記ポケ
    ツトが前記第2位置から前記第3位置に動くよう
    前記第2タレツトを動かす特許請求の範囲第6項
    に記載のかん詰製造機。
JP10427277A 1976-09-01 1977-09-01 Method of producing canned food and apparatus therefor Granted JPS5359064A (en)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US05/719,415 US4116600A (en) 1976-09-01 1976-09-01 Solid pack tuna canning machine

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5359064A JPS5359064A (en) 1978-05-27
JPS6144721B2 true JPS6144721B2 (ja) 1986-10-04

Family

ID=24889987

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10427277A Granted JPS5359064A (en) 1976-09-01 1977-09-01 Method of producing canned food and apparatus therefor

Country Status (3)

Country Link
US (1) US4116600A (ja)
JP (1) JPS5359064A (ja)
IT (1) IT1083748B (ja)

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IT1178584B (it) * 1984-10-18 1987-09-09 F M C Food Machinery Italy Spa Macchina per il taglio, la formatura e l'inscatolamento di carne, pesce ed affini
IT1247499B (it) * 1991-04-19 1994-12-17 Fmc Food Machinery Italy Spa Macchina per tagliare, formare e inscatolare pesce, carne ed affini
US5199241A (en) * 1991-12-30 1993-04-06 Sea-Pac, Inc. Can star drive for solid pack tuna canning machines
US5887413A (en) * 1997-08-04 1999-03-30 Luthi Machinery & Engineering Co., Inc. Solid pack fish canning machine
US5887414A (en) * 1997-11-17 1999-03-30 Luthi Machinery & Engineering Co., Inc. Solid pack fish canning machine
IT1319531B1 (it) * 2000-12-13 2003-10-20 Fmc Italia S P A Macchina inscatolatrice
IT1319530B1 (it) * 2000-12-13 2003-10-20 Fmc Italia S P A Macchina per inscatolare un prodotto alimentare come tonno e affini
US6622458B2 (en) * 2001-11-27 2003-09-23 Atlas Pacific Engineering Company High speed fish canning method and apparatus
US7735303B2 (en) * 2007-03-08 2010-06-15 Atlas Pacific Engineering Company Method and apparatus for filling tuna cans with consistent premium tuna cake appearance
FR2932774B1 (fr) * 2008-06-18 2010-09-17 Sarl Prima Daniel Procede d'emboutement de saucisson de matiere alimentaire,et dispositif destine destine a la mise en oeuvre de ce procede
ES2361894T3 (es) * 2008-12-31 2011-06-24 John Bean Technologies S.P.A. Máquina y procedimiento para el enlatado de atun y similares.
DE102009038208A1 (de) * 2009-08-20 2011-02-24 Vemag Maschinenbau Gmbh Liniensynchronsisierung
US11117688B2 (en) * 2017-04-28 2021-09-14 John Bean Technologies S.P.A. Apparatus and method for filling containers with a shaped foodstuff product

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3124469A (en) * 1964-03-10 Method of packing fish in containers
US2037724A (en) * 1930-05-31 1936-04-21 American Can Co Fish canning machine
US2041060A (en) * 1934-01-15 1936-05-19 George D Gardner Can filling machine
US2630390A (en) * 1948-07-17 1953-03-03 Eben H Carruthers Method of packing fish materials in containers and products produced thereby
US2542133A (en) * 1948-08-03 1951-02-20 Gorby Jack Apparatus and method for canning fish
US2926095A (en) * 1953-04-20 1960-02-23 Keystone Packing Machine Corp Method and apparatus for canning fish
US3164857A (en) * 1962-03-06 1965-01-12 Continental Can Co Fish canning control apparatus
US3501890A (en) * 1966-11-07 1970-03-24 Hunt Co J B Method and apparatus for packaging compressible material
US3585925A (en) * 1969-05-28 1971-06-22 Bemis Co Inc Compression packing
US3700386A (en) * 1969-11-12 1972-10-24 Int Machinery Corp Apparatus for canning fish

Also Published As

Publication number Publication date
US4116600A (en) 1978-09-26
IT1083748B (it) 1985-05-25
JPS5359064A (en) 1978-05-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3347176A (en) Method and apparatus for making patties
JPS6144721B2 (ja)
CN205040529U (zh) 多功能一体包馅机
US2166486A (en) Cigarette apparatus
US4166140A (en) Method of canning fish
US3433647A (en) Process for producing fish steaks
US4138050A (en) Wiener stick applicator
CN215958140U (zh) 一种勺子型糖果成型机
US4828863A (en) Method and apparatus for supplying a uniform amount of a loose food material
US3129546A (en) Butter cutting and packaging machine
US3271834A (en) Machines for stamping tablets of substances having a pasty consistency
US1689879A (en) Machine relating to the production of candy
US1692559A (en) Candy-making machine
US1891830A (en) Can filling machine
US2669378A (en) Machine for packing a predetermined weight of bulk product
US3181957A (en) Tuna packer
US3941538A (en) Apparatus for forming edible rings
US2431489A (en) Candy preforming machine
US2765829A (en) Pineapple sizer having compressed air ejecting means
US2695484A (en) Machine for packaging articles in tubes
US5887413A (en) Solid pack fish canning machine
US1891870A (en) Can filling machine
US2969026A (en) Candy extruding machine
CN113940384B (zh) 一种勺子型糖果成型工艺及成型设备
US3434515A (en) Pineapple slice coring and loading machine