JPS6144543Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は上記実用新案登録請求の範囲に記載さ
れたように構成され、アウタピラーの下部はリン
フオースの下部とにより第１箱形空間を形成され
ているので、インナピラーをアウタピラーの下方
まで必要とせず、したがつてインナーピラーが小
形軽量となりコストが安くなるものである。

以下、本考案の一実施例について具体的に説明
する。

第１図〜第４図において、アウタピラー１は第
１図に示すように上部２をコ字形断面状に形成
し、下部３を平板状に形成し、この下部３の左端
４を折り曲げている。リンフオース５は第２図に
示すように上部６をコ字形断面状に形成され、中
間部７を平板状に形成し、この中間部７の差端８
を折り曲げて上部６の一辺に連続させている。ま
た、リンフオース５の下部９は第２図手前に突出
するよう形成され、中央に凹部１０を有してい
る。このリンフオース５はアウタピラー１に溶着
され、上部６をアウタピラー１の上部２に挿入さ
れ、下部９をアウタピラー１の下部３に溶着さ
れ、第４図に示すように下部９と下部３と左端４
とにより下方が開口された第１箱形空間１１が形
成されている。インナピラー１２は第３図に示す
ようにかぎ形断面状の上部１３と同上部１３に連
続するかぎ形断面の下部１４とからなり、下部１
４には溶組用穴１５が設けられている。そして、
インナピラー１２は第４図に示すように、上部１
３をアウタピラー１の上部２とリンフオース５の
上部６とにより形成される開口を塞ぐように溶着
して、閉断面を形成し、下部１４をリンフオース
５の中間部７、差端８および下部９の上辺に溶着
して上記閉断面に連通する第２箱形空間１６を形
成している。よつて、リンフオース５の下部９と
アウタピラー１とにより第１箱形空間１１が形成
されてアウタピラー１の下部３が補強されるの
で、インナピラー１２をアウタピラー１の下部３
まで延長する必要がないので、インナピラー１２
が軽量となり、コスト低減される。なお、アウタ
ピラー１の中間部はインナピラー１２とリンフオ
ース５とにより補強され十分な強度を有してい
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の実施例のアウタピラー１の斜
視図、第２図は上記一実施例のリンフオース５の
斜視図、第３図は上記一実施例のインナピラー１
２の斜視図、第４図は上記一実施例の斜視図であ
る。 １：アウタピラー、５：リンフオース、１１：
第１箱形空間、１２：インナピラー、１６：第２
箱形空間。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 上部をコ字形断面状に形成したアウタピラー、
   上部を上記コ字形断面内に挿入されるようコ字形
   断面状に形成し下部を上記アウタピラーの下部と
   により第１箱形空間を形成させるように成形され
   たリンフオース、上部で上記アウタピラーの上部
   と上記リンフオースの上部とによる開口を塞いで
   閉断面を形成させ下部と上記リンフオースの中間
   部とにより上記閉断面に連通すると共に上記第１
   箱形空間に隣接しかつ同第１箱形空間より上方に
   存する第２箱形空間を形成させるインナーピラー
   を有することを特徴とする車両のフロントピラー
   構造。