JPS6142912Y2 - - Google Patents
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- JPS6142912Y2 JPS6142912Y2 JP1980185535U JP18553580U JPS6142912Y2 JP S6142912 Y2 JPS6142912 Y2 JP S6142912Y2 JP 1980185535 U JP1980185535 U JP 1980185535U JP 18553580 U JP18553580 U JP 18553580U JP S6142912 Y2 JPS6142912 Y2 JP S6142912Y2
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- strainer
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- salt water
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Landscapes
- Electrolytic Production Of Non-Metals, Compounds, Apparatuses Therefor (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は上下水等の水処理施設において、主と
して殺菌あるいは酸化剤として用いられる次亜塩
素酸溶液を生成する塩水電解装置の系統中に生じ
る固形物を除去する装置に関するものである。
して殺菌あるいは酸化剤として用いられる次亜塩
素酸溶液を生成する塩水電解装置の系統中に生じ
る固形物を除去する装置に関するものである。
従来、原塩や並塩等の塩に水を希釈して作つた
塩水を電解すると溶解水や塩に含まれているカル
シウムやマグネシウム等の硬度成分と、水中の炭
酸ガスあるいは電解によつて生じる水酸化ナトリ
ウム等が反応して炭酸カルシウム、炭酸マグネシ
ウムあるいは水酸化カルシウム、水酸化マグネシ
ウム、その他微少金属化合物のスケールが生成さ
れ、電解装置系統の電解槽や循環槽の壁面や電極
面あるいは配管ラインに付着して故障原因となつ
ている。そこで前もつて硬度成分を除去するた
め、電解槽の前に硬水軟化装置を設ける方式もあ
るが、コスト高となるうらみがある。特に塩とし
て原塩を用い希釈水として地下水を用いた場合、
スケール付着することが多く、それが槽壁面や電
極面あるいは配管ラインに付着したスケールはあ
る程度の厚みになると剥離するものもあり、その
大きさは面積が2〜3cm2で厚さ数100μから1mm
に及ぶものもある。剥離した固形物は沈殿して槽
底に貯まつりたり、流速が早いと液中に混合して
移送されるが、配管の曲管部に堆積して配管の通
路を狭少化あるいは閉塞したり、電解槽内では陰
陽極間の電極間距離が一般的に2〜5mmと狭いた
め液通路を塞ぐことによる種々のトラブルが生じ
電解装置の故障の原因の一つとなつていた。本考
案は上記の問題点を解決するためになされたもの
である。
塩水を電解すると溶解水や塩に含まれているカル
シウムやマグネシウム等の硬度成分と、水中の炭
酸ガスあるいは電解によつて生じる水酸化ナトリ
ウム等が反応して炭酸カルシウム、炭酸マグネシ
ウムあるいは水酸化カルシウム、水酸化マグネシ
ウム、その他微少金属化合物のスケールが生成さ
れ、電解装置系統の電解槽や循環槽の壁面や電極
面あるいは配管ラインに付着して故障原因となつ
ている。そこで前もつて硬度成分を除去するた
め、電解槽の前に硬水軟化装置を設ける方式もあ
るが、コスト高となるうらみがある。特に塩とし
て原塩を用い希釈水として地下水を用いた場合、
スケール付着することが多く、それが槽壁面や電
極面あるいは配管ラインに付着したスケールはあ
る程度の厚みになると剥離するものもあり、その
大きさは面積が2〜3cm2で厚さ数100μから1mm
に及ぶものもある。剥離した固形物は沈殿して槽
底に貯まつりたり、流速が早いと液中に混合して
移送されるが、配管の曲管部に堆積して配管の通
路を狭少化あるいは閉塞したり、電解槽内では陰
陽極間の電極間距離が一般的に2〜5mmと狭いた
め液通路を塞ぐことによる種々のトラブルが生じ
電解装置の故障の原因の一つとなつていた。本考
案は上記の問題点を解決するためになされたもの
である。
次に本考案の実施例を図面によつて説明する。
第1図は従来の循環型塩水電解装置の系統図を示
し、塩水をポンプ16で電解槽15と循環槽17
間を循環させ次亜塩素酸溶液を生成させる。第2
図は第1図の電解装置に本考案の固形物除去装置
を配設した系統図である。塩水の電解液はポンプ
1で送液し、電解槽2で電気分解され次亜塩素酸
溶液を生成し、循環槽3に一時貯留し、さらにポ
ンプ1で循環され、次亜塩素酸溶液濃度を効率よ
く高めるのである。電解系統中、槽壁面や電極面
あるいは配管ラインに生成付着しその後剥離した
固形物の除去装置を固形物貯留箇所あるいは通路
閉塞によりトラブルを生じ易い箇所に設置するの
がよく、第2図では循環槽3底部のホツパーの傾
斜部及び電解槽2入口配管部に配置した。もちろ
ん電解槽底部に循環槽底部と同様なホツパー形状
にして、その斜面部に刺針ストレーナ6を底面に
貯留筒5を設置してもよい。固形物除去装置は固
形物の刺針ストレーナ6とパルプ4を介して刺針
ストレーナ6によつて阻止され、沈降した固形物
を沈積する貯留筒5からなつている。刺針ストレ
ーナ6は電解液流にほぼ対向して配置すれば阻止
固形物は流速で圧着されるのでその捕捉は確実に
なる。刺針ストレーナ6の構造は第3図、4図、
6図に示されるような種々のものが適している。
第3図は多孔を有する板7に多数の針金状の針杆
8を不均一な高さの山形状に配設したもの、第4
図は板10に不均一な高さである山形状に細径パ
ルプ9の多数束を嵌入したもの、第5図は第4図
の各細径パイプの切口を斜方向にしたもの、第6
図は板12にポーラスな円筒14に嵌入し、円筒
の周面に針金状の針杆11を不均一な高さに配設
したものである。刺針ストレーナ6の下方には第
7図に示すようにパルプ4を介してスケール貯留
筒5が螺着されている。本考案は上記のように構
成されているので、第3図、4図のように送液中
の図形物は刺針ストレーナ6の山形状(この形状
に限定するものでなく、凸凹形状でもよい)の不
均一な高さの針杆群あるいは細径パイプ群によつ
て阻止されるが、その阻止部の面がフラツトでな
いため固形物が流速により圧着されても常に隙間
が生じ電解液の流動を阻害することはない。もち
ろん針杆間に進入する微細な固形物もあるが、こ
れら微細固形物は多孔板7を通過する大きさに穿
孔してある。また第5図のように細径パイプ群の
切口を斜方向にすればその入口面積がパイプ断面
積よりも大になるため、端部に折出しやすい傾向
のある付着物による入口の狭少化を和らげること
ができる。次に刺針ストレーナ6によつて阻止さ
れた固形物は積層し適当な量になると自重で落下
し、また刺針ストレーナ6によらずに直接的に沈
殿した固形物は、通常開かれている弁4を通つて
貯留筒5に堆積される。貯留筒5は次亜塩素酸溶
液の分解を捉進する紫外線の透過の防止措置を施
した透明あるいは半透明で内部の堆積固形物の状
態が観察できるものが適している。貯留筒5を取
り外すとき、電解運転中であろうとなかろうとい
つでもパルプ4を閉じて、螺着部を外せば行なえ
る。
第1図は従来の循環型塩水電解装置の系統図を示
し、塩水をポンプ16で電解槽15と循環槽17
間を循環させ次亜塩素酸溶液を生成させる。第2
図は第1図の電解装置に本考案の固形物除去装置
を配設した系統図である。塩水の電解液はポンプ
1で送液し、電解槽2で電気分解され次亜塩素酸
溶液を生成し、循環槽3に一時貯留し、さらにポ
ンプ1で循環され、次亜塩素酸溶液濃度を効率よ
く高めるのである。電解系統中、槽壁面や電極面
あるいは配管ラインに生成付着しその後剥離した
固形物の除去装置を固形物貯留箇所あるいは通路
閉塞によりトラブルを生じ易い箇所に設置するの
がよく、第2図では循環槽3底部のホツパーの傾
斜部及び電解槽2入口配管部に配置した。もちろ
ん電解槽底部に循環槽底部と同様なホツパー形状
にして、その斜面部に刺針ストレーナ6を底面に
貯留筒5を設置してもよい。固形物除去装置は固
形物の刺針ストレーナ6とパルプ4を介して刺針
ストレーナ6によつて阻止され、沈降した固形物
を沈積する貯留筒5からなつている。刺針ストレ
ーナ6は電解液流にほぼ対向して配置すれば阻止
固形物は流速で圧着されるのでその捕捉は確実に
なる。刺針ストレーナ6の構造は第3図、4図、
6図に示されるような種々のものが適している。
第3図は多孔を有する板7に多数の針金状の針杆
8を不均一な高さの山形状に配設したもの、第4
図は板10に不均一な高さである山形状に細径パ
ルプ9の多数束を嵌入したもの、第5図は第4図
の各細径パイプの切口を斜方向にしたもの、第6
図は板12にポーラスな円筒14に嵌入し、円筒
の周面に針金状の針杆11を不均一な高さに配設
したものである。刺針ストレーナ6の下方には第
7図に示すようにパルプ4を介してスケール貯留
筒5が螺着されている。本考案は上記のように構
成されているので、第3図、4図のように送液中
の図形物は刺針ストレーナ6の山形状(この形状
に限定するものでなく、凸凹形状でもよい)の不
均一な高さの針杆群あるいは細径パイプ群によつ
て阻止されるが、その阻止部の面がフラツトでな
いため固形物が流速により圧着されても常に隙間
が生じ電解液の流動を阻害することはない。もち
ろん針杆間に進入する微細な固形物もあるが、こ
れら微細固形物は多孔板7を通過する大きさに穿
孔してある。また第5図のように細径パイプ群の
切口を斜方向にすればその入口面積がパイプ断面
積よりも大になるため、端部に折出しやすい傾向
のある付着物による入口の狭少化を和らげること
ができる。次に刺針ストレーナ6によつて阻止さ
れた固形物は積層し適当な量になると自重で落下
し、また刺針ストレーナ6によらずに直接的に沈
殿した固形物は、通常開かれている弁4を通つて
貯留筒5に堆積される。貯留筒5は次亜塩素酸溶
液の分解を捉進する紫外線の透過の防止措置を施
した透明あるいは半透明で内部の堆積固形物の状
態が観察できるものが適している。貯留筒5を取
り外すとき、電解運転中であろうとなかろうとい
つでもパルプ4を閉じて、螺着部を外せば行なえ
る。
固形物除去は従来定期点検時に行つていたので
トラブルを防ぐためにも定期点検の期間を短かく
せざるを得なかつたが、本考案の除去装置を設置
すれば固形物を常時取り外すことができるので電
極間の狭少化や配管ラインの閉塞等により生ずる
トラブルを未然に防ぐことができると共に定期点
検を伸ばすことができ、なによりも維持管理がし
やすくなつた。
トラブルを防ぐためにも定期点検の期間を短かく
せざるを得なかつたが、本考案の除去装置を設置
すれば固形物を常時取り外すことができるので電
極間の狭少化や配管ラインの閉塞等により生ずる
トラブルを未然に防ぐことができると共に定期点
検を伸ばすことができ、なによりも維持管理がし
やすくなつた。
第1図は従来の循環型塩水電解装置の系統図、
第2図は本考案の循環型塩水電解装置の系統図、
第3図、4図、6図は刺針ストレーナの断面図、
第5図は第4図の細径パイプの先端切断図、第7
図は固形物貯留部の断面図である。 図において、1はポンプ、2は電解槽、3は循
環槽、4はパルプ、5は貯留筒、6は刺針ストレ
ーナ、7,10,13は板、8,11は針杆、9
は細径パイプ、12は固形物、14は多孔円筒を
示す。
第2図は本考案の循環型塩水電解装置の系統図、
第3図、4図、6図は刺針ストレーナの断面図、
第5図は第4図の細径パイプの先端切断図、第7
図は固形物貯留部の断面図である。 図において、1はポンプ、2は電解槽、3は循
環槽、4はパルプ、5は貯留筒、6は刺針ストレ
ーナ、7,10,13は板、8,11は針杆、9
は細径パイプ、12は固形物、14は多孔円筒を
示す。
Claims (1)
- 塩水電解装置において、塩水電解に際して生成
する固形物を除去するため、電解槽や循環槽等の
槽底部や配管の局所に多孔質の基板に長短多数の
針杆を立設して密に有する刺針ストレーナを設
け、かつその直下方に固形物貯留筒を設けること
を特徴とする固形物除去装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1980185535U JPS6142912Y2 (ja) | 1980-12-25 | 1980-12-25 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1980185535U JPS6142912Y2 (ja) | 1980-12-25 | 1980-12-25 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57111864U JPS57111864U (ja) | 1982-07-10 |
JPS6142912Y2 true JPS6142912Y2 (ja) | 1986-12-05 |
Family
ID=29986672
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1980185535U Expired JPS6142912Y2 (ja) | 1980-12-25 | 1980-12-25 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6142912Y2 (ja) |
-
1980
- 1980-12-25 JP JP1980185535U patent/JPS6142912Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57111864U (ja) | 1982-07-10 |
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