JPS6142283B2 - - Google Patents

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JPS6142283B2
JPS6142283B2 JP11608477A JP11608477A JPS6142283B2 JP S6142283 B2 JPS6142283 B2 JP S6142283B2 JP 11608477 A JP11608477 A JP 11608477A JP 11608477 A JP11608477 A JP 11608477A JP S6142283 B2 JPS6142283 B2 JP S6142283B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は多用途自動制御系に関し、特に各種工
業機械、設備、設置等の自動制御に適用され、信
頼度と制御効果が極めて高い多用途自動制御系に
関するものである。
従来、工業用自動制御系において、各種電子
式、油圧式、空圧式等の自動制御装置が提供さ
れ、広く応用されているが、空圧式と油圧式自動
制御装置は、制御信号の伝達距離が短く、信号の
伝送に時間の遅延が発生し、更に、信号の伝達に
配管が必要であると共に、検出し得る物理量変数
が少い。また、各種演算が容易でない、計器、儀
器等の工事費用が高くつく等欠点がある。電子式
制御装置は油圧式と空気圧と違つて、信号の伝達
距離が長く、信号の伝送に時間の遅れが起らない
上に、配線によつて信号の伝送が達成でき得、ま
た、検出し得る物理量変数が多く、各種演算も容
易であり、かつ計器等の設備費用も安価である利
点が有り、その制御特性は空圧式と油圧式制御装
置と比べて優れているので、現在産業界において
大いに期待されている自動制御装置である。然し
ながら、このように期待されている電子式自動制
御装置には電気配線が複雑で、故障が多く、かつ
故障の発生は多くは突発性であり、予じめ防止す
ることが困難で、一旦故障が起きると、故障の原
因を発見しにくいので、信頼性が低いと共に、製
造、使用、保守が困難であり、設置費用も高い。
また、電動機による駆動力は小さく、応答速度も
遅い等の欠点があつた。従つて電子式自動制御装
置は末だ広く採用されていないのが現状である。
本発明の主なる目的は、多種多様の制御対象の
自動調節、プロセス制御及びサーボ機構に適用さ
れ得る汎用型自動制御系を提供するものである。
本発明のもう一つの目的は、制御対象の回転速
度、直線速度、トルク、出力、功率、電圧、電
流、周波数、流量、温度、湿度、圧力、液面、変
位置、角度等あらゆる物理量に対し有効な制御が
行えるようにした多用途自動制御系を提供するも
のである。
本発明の更にもう一つの目的は、信号伝達距離
が長く、信号の伝達に時間の遅れが無く、配線に
よつて信号を伝送し得て、かつ検出し得る物理量
の変数が多く、各種演算も容易に行い得、また、
計器の設置費用が安い多用途自動制御系を提供す
るものである。
本発明の更にもう一つの目的は、構造が強固
で、寿命が長く、故障が少く、配線が簡単である
と共に、信頼性が高く、コストが安く、かつ製
造、使用と保守が極めて容易である多用途自動制
御装置を提供するものである。
本発明の更にもう一つの目的は、構成部材の構
造が簡単で、入手し易く、かつその大部分が現在
使用されている各種制御部品を直接利用でき得る
多用途自動制御系を提供するものである。
本発明の更にもう一つの目的は、電流の強弱変
化または可逆式電動機、空気圧あるいは油圧等任
意一種を動力の媒体として採用し、有効的な自動
制御効果を為し得る自動制御系を提供するもので
ある。
本発明のその他の目的及び特徴は、下記添附図
面を参照しながら詳細に述べられる説明によつて
明白になるであろう。
第1図は一般に使用されているフイードバツク
自動制御系の基本構成を示すブロツクク線図で、
符号01は制御対象、02は検出部、03は信号
変換部、04は比較部、05は制御部をそれぞれ
示す。このような基本構成を有する制御系では、
検出部02によつて制御対象01より出力(即ち
制御量)を検出し、信号変換部03にフイードバ
ツクし、制御量と一定の関係を有する物理量に変
換して比較部04に入力し、こゝにおいて所定の
目標値と比較した後、その偏差量を入力信号(即
ち動作信号)とし、制御部05に入力して操作量
となし、これによつて制御対象01を制御し、そ
の制御量を所定の目標値に調節する。
第2図は本発明による自動制御系の一実施例を
示す説明図で、その基本構成は第1図に示すブロ
ツク線図で示したフイードバツク制御系と別に異
なるところがない。すなわち、制御対象01、検
出部02、信号変換部03、比較部04及び制御
部05の5基本要素を含むが、この発明制御系に
おいては、比較部04と制御部05の構成及びそ
の制御方式は新規独特なもので、後で詳しく述べ
る。
この制御系において、制御対象01より出力さ
れた制御量は検出部02によつて検出され、電流
形態の信号で信号変換部03にフイードバツクさ
れる。この電流形態のフイードバツク信号はこの
変換部03において増幅器31で増幅され、バラ
ンシングモータ32に入力され、回転運動に転換
される。この回転運動は減速歯車装置33で減速
された後、比較部04である制御スイツチの回動
腕41に伝動され、回動腕41の制御量の変化に
対応する回動運動を行わせ、この比較部04にお
いて予じめ設定された目標値に該当する回動角度
値と比較した後、その偏差信号を以つて制御信号
とし、これにより制御スイツチ04の接点を開閉
させ、制御部05の電気回路を制御し、さらにこ
の回路に設けたリレー51、電磁制動装置52等
の関連作用により、エネルギ供給源53より動力
を得た駆動機構54(この実施例では可逆式モー
タを採用している)を制御し、正、逆回転もしく
は回転を停止させ、この駆動機構54で駆動され
る減速歯車装置55を介して制御対象01に対し
フイードバツク制御を行い、自動的に制御対象0
1の制御量を目標値に調節する。また、制御部0
5が或る原因で所定の動作範囲を越した場合駆動
機構54の運動を即時に停止させる安全装置56
が減速装置55または駆動機構54に設けられて
いる。
更に一そう具体的に述べると、第2図に示す本
制御系は蒸気タービンの回転速度を制御する一例
を示し、この実施例において、検出部02は蒸気
タービン01の出力軸に連動された速度計用発電
機(タコメータ発電機)を採用している。制御対
象01の制御量(出力量)はこの小型発電機02
で検出され、電気信号に変換された後、信号変換
部03にフイードバツクされる。こゝにおいて上
記電気信号は増幅器31で増幅された後、小型バ
ランシングモータ32に入力され、このバランシ
ングモータ32を駆動し、検出された上記制御量
と対応する回転運動を行わせる。
上記モータ32が回転すると、これに伝動され
る減速歯車装置53は比較部04である制御スイ
ツチの回動腕41を駆動し、モータ32の回転運
動に対応する回動運動を行わせ、この回動腕41
の回動運動で制御スイツチ04の接点に対し選択
的に開閉動作を行わせる。
上記制御スイツチ(比較部)04は、回動腕4
1と、絶縁性または電気接触部に絶縁体を設けた
円盤42と、この円盤42上に上記回動腕41を
中心として左右対称的に設けた一対の円弧形導体
43a,43bより構成される。回動腕41は前
述した如くバランシングモータ32のの駆動され
る減速歯車装置33の出力軸331に連動され、
回動腕41の先端は電気接点411が絶縁体を介
して(回動腕41が導体である場合)設けられて
あり、この接点411は腕41の回動運動に従つ
て円盤42上の一対の導体43a,43bの上面
と接触しながら円滑な摺動運動ができるように構
成されている。導体43a,43bの間には間隙
gを有する絶縁部が有り、この絶縁gは導体43
a,43bと同じ平面にあり、その両側にある両
導体43a,43bと共に円弧形軌道を形成し、
接点411がギヤツプgを中心に右または左にこ
の円弧形軌道上を円滑な摺動ができるようにして
ある。前記導体43a,43bは各々導線によつ
て制御部05のリレー51に接続されている。ま
た、回動腕41の接点411は導線によつて可逆
式モータ54に接続されている。
尚、制御部05は、リレー51と、電磁制動装
置52と、エネルギ供給源53と、駆動機構54
と、減速歯車装置55と、安全装置56とを含
む。
リレー51は一対の電磁コイル511a,51
1bによつてそれぞれ接点512a,512bの
ON―OFFを制御する2個のリレー51a,51
bより構成される。これらリレー51a,51b
のコイル511a,511bの一端は各々導線に
よつて制御スイツチ04の弧形導体43a,43
bに接続され、他の一端は導線で各々安全スイツ
チ56a,56bに接続され、リレー51a,5
1bの接点512a,512bの一端は導線によ
つて各々エネルギ供給源であるバツテリ53の
正、負側に、他端は導線によつて各々電磁制動装
置52の正、負側に接続されている。
この実施例において、駆動機構54は前述の如
く正、逆回転可能な直流モータを使用し、電流の
流れの方向を変化することによつてモータの回転
の方向を変化させるようにしたものである。この
モータ54の正、負両極は導線によつて各々制御
スイツチ04の回動腕41と電源バツテリ53
a,53bを直列して連結する導線に接続され
る。モータ54の出力軸は歯車系により構成され
る減速歯車装置55と連結され、歯車装置55の
最終歯車551を以つて制御対象01を制御す
る。上記最終歯車551はこの実施例においては
蒸気調節弁11を制御するラツク111と噛合つ
ており、ラツク111の先端には弁体112が設
けられてある。
蒸気タービン12の回転速度は蒸気調節弁11
を以つてその水蒸気吐出量の具合を調節すること
によつて一定値に制御される。そして調節弁11
の調節は最終歯車551でラツク111を伝動し
弁体112を前後に移動させることによつて達成
する。
安全装置56は2個の安全スイツチ56a,5
6bより構成され、その役目は制御系統の電気回
路を制御し安全を計るものである。この安全装置
56はラツク111が前後移動し或る原因で所定
の移動範囲を越した場合、自動的に電源を切つて
制御装置05の制御動作を停止させるように構成
されている。また、この安全装置56は必要に応
じて制御対象01の適宜な位置、もしくは後で述
べる制御部05の可変抵抗器の両端に設けること
もできる。
この実施例において、安全スイツチ56a,5
6bはラツク111と関連して作動する位置に設
けてある。このラツク111には作動突起113
が設けてあり、前記一対の安全スイツチ56a,
56bの間に位置している。安全スイツチ56
a,56bはそれぞれ先端に接点561a,56
1bを有する可動腕562a,562bを具備
し、各可動腕562a,562bはそれぞれ支点
軸563a,563bを中心に回動自在に枢着さ
れ、常時ばね564a,564bに附勢されて接
点561a,561bがそれぞれこれらと対応す
る2個の固定接点点565a,565bと接触す
るように構成してある。そして歯車551に駆動
されるラツク111が予じめ設定されたある上、
下限の位置を越した場合は、上記作動突起113
がばね564aまたは564bを抗して可動腕5
62aまたは562bを外方向に向かつて押圧
し、可動腕562aまたは562bは支点軸56
3aまたは563bを中心に回動し、接点561
aまたは561bを接点565aまたは565b
から離間させて、制御電気回路を開路状態にさせ
る。従つてモータ54の回転が停止し、減速歯車
装置55を介して伝動されるラツク111は停止
し、それ以上移動することがないので、調整弁1
12は所定限界内の位置から越すことがなく、装
置及び制御系全体の安全が保証される。尚、上記
安全スイツチ56a,56bの接点561a,5
61bはそれぞれ導線で電磁コイル51a,51
bに、また接点565a,565bは同じく導線
で電源53a,53bの正側と負側に接続されて
いる。
尚、前記減速歯車装置55の最終歯車551に
は電磁制動装置52が設けられてあり、前述した
ように減速歯車装置55を制動し、進んでモータ
54の回転を停止させるものである。この制動装
置52は2個のリレー51a及び51bの各接点
512aと512b間に直列され、制御量が目標
値にある時、すなわち、制御スイツチ04の回動
腕41の接点411がギヤツプg間にある時は、
制動装置52は電磁作用によつて歯車551を介
してモータ54の回転を停止させるが、制御量が
目標値から離れた時、すなわち回動腕41の接点
411が円弧形導体43a,43bの何れかと接
触した時は、制動装置52はリレー51aまたは
51bの接点512aまたは512bがコイル5
11aまたは511bの電磁作用で開放状態と成
つて制動電気回路が開路に成るので、歯車551
に対する制動作用が消失し、モータ54は回転す
ることができる。この実施例では制動装置52を
減速歯車装置55の最終歯車に設けてあるが、歯
車装置55の主動歯車552またはモータ54の
出力軸上に設けることも、ブレーキモータを使用
することもできることは勿論である。
第3図は前記制御系の電気制御回路を示し、電
源53a→モータ54→制御スイツチ04の接点
43a→リレー51aのコイル511a→安全ス
イツチ56a→電源53aより可逆式モータ54
の正回転制御回路αを構成し、電源53b→安全
スイツチ56b→リレー51bのコイル511b
→制御スイツチ04の接点43b→モータ54→
電源53bよりモータ54の逆回転制御回路βを
構成し、また、電源53b→リレー51bの接点
512b→電磁制動装置52→リレー51aの接
点512a→電源53a→電源53bよりモータ
54の制動制御回路7を構成する。(上記矢印は
電流の方向を示す。) 第4図は前記本発明のフイードバツク自動制御
系のブロツク線図を示す。この図から明らかなよ
うに、この制御系の駆動機構は可逆式モータ54
を使用しており、また、制御対象01は減速歯車
55によつて制御される。
以下第2図及び第4図に従つてこの発明による
制御系の作用状態について詳しく説明する。
制御対象01より発生した制御量(この実施例
においては蒸気タービンの回転速度)は検出部0
2によつて検出され、電流形態の信号で信号変換
部03にフイードバツクされる。このフイードバ
ツク信号は制御量の変化に伴つて変化するである
が、信号変換部に送られると増幅器31によつて
増幅され、バランシングモータ32に入力されて
回転運動に変換される。この回転運動は減速歯車
装置33によつて減速された後、比較部である制
御スイツチ04の回動腕41に伝動され、回動腕
41を前記検出された信号と対応してギヤツプg
を中心に左または右方向へ回動させるのである。
この回動により回動腕41の接点411がギヤツ
プgを離れて導体43aまたは43bと接触する
と、前記モータ正回転制御回路α或いは逆回転制
御回路βが閉路と成ると同時に、リレー51aま
たは51bはコイル511aまたは511bの励
磁作用で接点511aまたは511bを接触状態
から解放させ制動制御回路γが開路となるので、
モータ54は正回転または逆回転し、減速歯車装
置55を介して制御対象01の蒸気調節弁11を
適宜に調節し、これによつて制御量すなわち蒸気
タービン01の回転速度を目標値に回復させる。
制御量が目標値に戻ると、再び検出部02と信
号変換部03の検出及び変換作用によりフイード
バツクされた信号がモータ32の回転運動とな
り、制御スイツチ04の回動腕41を回動させ、
回動腕41の接点411は導体43aまたは43
bから離れて再び絶縁性ギヤツプgの位置に戻
る。回動腕41がギヤツプgに戻ると、制御スイ
ツチ04は導通しないので、モータ正回転制御回
路αと逆転制御回路βは開路になるので、モータ
54は回転を停止すると同時に、リレー51a,
51bの接点512a,512bがコイル511
a,511bの消磁作用で再び接触状態となり、
制動制御回路γが閉路となるので、電磁制動装置
52は電磁作用によつて減速歯車装置55に対し
制動作用が働き、モータ54は惰性で更に回転す
ることが無く、確実かつ有効的にモータ54を制
動することができる。従つて、調節弁11は適当
な位置に保持され、制御対象01の制御量を一定
の目標値内に抑制することができる。
この発明において、制御対象01の制御量の変
動の範囲は、前記2個の導体43aと43b間の
絶縁性ギヤツプgによつて決定される。このギヤ
ツプgの大きさは任意に選定でき得ると共に、制
御スイツチ04の導体43a,43bに対する選
択的開閉動作は極めて確実、速かであるので、迅
速かつ高度な精確さで制御量を所定の目標値内に
維持することができる。
以上は可逆式モータ54で駆動される減速歯車
装置55によつて制御対象01に対し機械式の制
御を行う実施例について説明したが次の実施例で
は、第5図に示す如く、電流の強弱変化で以つて
制御対象01を制御する系統について説明する。
すなわち、この制御系の基本構成は減速歯車装置
55の出力側に一部が切欠された環状可変抵抗器
57を設けた点を除いては前記実施例と同じであ
る。減速歯車装置55の最終歯車551には先端
の電気接点が可変抵抗器57の接触部上の一個所
と接触する接触棒552が設けられてあり、この
接触棒552は歯車551の正、逆回転に従つて
その接点端を可変抵抗器57と接触しながら左右
摺動できるように成つており、この摺動によつて
接触棒552の接触端から可変抵抗器57の電流
入力端までの距離を歯車551の回動に対応して
変化させて可変抵抗器57の抵抗値を変化させる
のである。従つて、制御対象01を制御する電流
を供給する電源53′→可変抵抗器57→接触棒
552→制御対象01→電源53′より構成され
る電気制御回路δを流れる電流値が抵抗値の変化
に対応して変化し、直接電気方式によつて制御さ
れ得る制御対象01に対しフイードバツク制御を
行うことができる。
この実施例において安全スイツチ56a,56
bは可変抵抗器57の両端部に設けられてある。
そして接触棒552が或る原因で所定の運動範囲
すなわち可変抵抗器57上に設定された上、下限
の二位置の何れ一方を越した場合、接触棒553
はばね564aまたは564bを抗して可動腕5
62aまたは562bを外方に向かつて押圧し、
接点561aまたは561bと接点565aまた
は565bとの接触状態を解放させ、制御電気回
路αまたはβを開路にさせると共に、制動回路γ
を閉路にさせて(第3図参照)、制動作用が働
き、制御部05全体の制御動作を停止させる。制
御動作が停止すると、最終歯車551の回転運動
が停止するので、接触棒552はその位置に停止
したまゝ可変抵抗器57の任意一端から脱離する
ことが無く、制御装置全体に対し安全作用を果す
ことができる。
第6図は前記の可変抵抗器57を用いて電流の
大きさを調節することによつて制御対象01に対
し自動制御を行うようにした制御系を示すブロツ
ク線図である。
前記二実施例における制御部05の駆動機構5
4は直流可逆式モータを使用しているが、交流電
源による交流可逆式モータを使用することもでき
る。尚、上記駆動機構54は電気によるモータを
用いたものであるが、下記の如く油圧または空気
圧による電磁式パイロツトバルブ及びシリンダー
または隔膜弁の組合せによつて制御対象を制御す
ることもできる。第7図乃至第10図はこの流体
圧力機構を応用した制御系の実施例を示すもので
ある。
第7図において、説明を単純化にする為、制御
対象01はやはり蒸気タービンにした。この実施
例において、前記と異なる点は、制御部05に前
記可逆式モータ54の代りに流体圧力を工作媒体
とした電磁式パイロツトバルブ54Aを使用し、
かつ前記減速歯車装置55の代りに隔膜弁55A
を使用した点である。その他は全部前記実施例と
同じであるので、同じ部材または同じ作用を有す
る部分は同一符号で示しその説明を省略する。
電磁式パイロツトバルブ54Aはシリンダー状
本体541を有し、この本体541には流体入口
542、出口543と戻り口544が設けられて
あり、その内孔には両端がピストン部545a,
545bに形成されてあるピストン545が摺動
自在に収納され、両端に各々頭部547a,54
7bを有するピストンロツド54bの両端は本体
541の両端を貫通して外側に突出し、その端部
にはソレノイドコイル549a,549と復帰ば
ね548a,548bが設けられている。パイロ
ツトバルブ54Aが作用していない時は、一端の
ピストン部545bは出口543を閉鎖し、他端
のピストン部545aは圧力平衡の役割を果す。
そしてソレノイド549aに電流が流れて電磁作
用が起ると、頭部547aとソレノイド549a
の吸引力でピストンロツド546がソレノイド5
49a側に吸引されて出口543を開放し、入口
542と出口543が互いに連通する。また、他
方のソレノイド549bに電流が流れて電磁作用
が起ると、ピストンロツド546がソレノイド5
49b側に吸引されて出口543と戻り口544
が連通する。
前記流体入口542と戻り口544はそれぞれ
導管Pによつて流体圧力供給源53Aの高圧側と
低圧側に接続され、出口543は導管Pによつて
隔膜弁55Aの入力側に接続されている。隔膜弁
55Aの内部には隔膜551Aが設けられてあ
り、その出力側は作動桿552が取付けられてあ
る。作動桿552の隔膜弁55A内にある端部に
は復帰ばね553が設けられてあり、桿552の
外端は前記ラツク111に連結されている。この
ラツク111は制動歯車13と噛合つており、歯
車13には電磁制動装置52が設けられてある。
また、ラツク111の下方適宜個所には前記安全
スイツチ56a,56bを含む安全装置56が設
けられてある。
尚、前記ソレノイド549a,549bはそれ
ぞれリレー51のコイル511a,511bと電
源53の間に直列して接続され、その電気回路は
第8図に示す通りである。また、上記制御系のブ
ロツク線図は第9図に示す通りである。
第10図はパイロツトバルブの流体圧によつて
制御対象を制御する他の実施例を示すものであ
る。この実施例において、パイロツトバルブ54
Bは流体の入口542、2個の出口543a,5
43b及び2個の戻り口544a,544bを設
けた本体541と、本体541内に摺動自在に嵌
合され両端にピストン部545a,545bを有
するピストン545と、このピストン545の両
端にピストンと一体に連設され、両自由端がそれ
ぞれ本体541の端壁を貫通して外部に突出し、
端末にそれぞれ頭部547a,547bを有する
ピストンロツド546と、このピストンロツド5
46の両外端部に設けたソレノイド549a,5
49bと、このソレノイド549a,549bと
本体541間に設けた2個の復帰ばね548a,
548bより構成される。上記ソレノイド549
a,549bに電流が流れていない時は、ピスト
ン545の両端545a,545bはそれぞれ出
口543a,543bを閉鎖しているが、ソレノ
イドの一方549aが励磁された時は、頭部54
9aとソレノイド549aの吸引力でピストンロ
ツド546がソレノイド549a側に吸引されて
出口543a,543bを開放し、入口542と
出口543aを連通させると共に戻り口544b
と出口543bを連通させる。また、ソレノイド
549bが励磁されると、ピストンロツド546
がソレノイド549b側に吸引されて出口543
a,543bを開放し、出口543bと出口54
3aとをそれぞれ入口542と戻り口544aと
連通させる。
前記パイロツトバルブ54Bの二側の出口54
3aと543bはそれぞれ導管Pを介してシリン
ダー55Bの両端部の流体出入口556a,55
6bに接続されている。シリンダー55Bの内部
にはピストン551Bが設けられてあり、そのピ
ストンロツド552の外端は前記蒸気調節弁11
のラツク111に連結されてある。このラツク1
11は前記と同様に電磁制動装置52によつて制
動される制動歯車13と噛合つている。
また、パイロツトバルブ54Bの入口542と
戻り口544a,544bはそれぞれ導管Pによ
つて流体圧力供給源53Bに接続されている。
この実施例の電気回路は前記実施例、すなわち
第8図に示す電気回路と同じである。また、この
実施例による制御系のブロツク線図は第11図に
示す通りである。
以下、流体圧力を工業媒体として使用するパイ
ロツトバルブによつて構成される前記二実施例の
制御系の操作情態について説明する。
制御対象01より送り出された制御量は検出部
02によつて検出され、電気信号となつて信号変
換部03にフイードバツクされる。こゝでフイー
ドバツク信号は増幅器31で増幅された後バラン
シングモータ32に送られて回転運動に変換され
る。この回転運動は減速歯車装置33で減速され
た後比較部04の回動腕41に伝達され、回動腕
4は検出信号と対応する回動を行い、接点411
は導体43aまたは43bと接触し、電源53→
制御スイツチの回動腕41→導体43a→安全ス
イツチ56a→リレーのコイル511a→パイロ
ツトバルブのソレノイド549a→電源53の正
方向制御電気回路α′、または、電源53→パイ
ロツトバルブのソレノイド549b→リレーのコ
イル511b→安全スイツチ56b→導体43b
→制御スイツチの回動腕41→電源53の逆方向
制御電気回路β′が閉路状態になると同時に、電
源53→リレーの接点512a→電磁制動装置5
2→リレーの接点512b→電源53より構成さ
れる制動電気回路γ′が開路状態になり、パイロ
ツトバルブ54Aはピストンロツド546がソレ
ノイド549aまたは549bの電磁力の吸引作
用で入口542と出口543を連通させ、または
出口543と戻り口544を連通させる。従つて
圧力流体は流体供給源53Aから隔膜弁55A内
に導入され、隔膜551をばね553を抗して膨
脹させてラツク111を右方向に移動させ、また
は、復帰ばね553と隔膜551Aの復原力でラ
ツク111を左方向に移動させて、蒸気調節弁1
1に対しこれに対応する調節を行い、これによつ
て制御対象01の制御量を目標値内に制御するの
である。以上は第7〜9図に示す隔膜弁55Aを
使用した制御系の実施例について説明したが、第
10〜11図に示す如く隔膜弁55Aの代りにシ
リンダー55Bを使用した実施例においては、電
磁式パイロツトバルブ54Bはピストン545の
ソレノイド549aまたは549bの作用による
変位で流体入口542と出口543aとを、出口
543bと戻り口544bとを連通させ、或は入
口542と出口543bと、また出口544aと
戻り口544aとを連通させる。すると、圧力流
体は供給源53Bよりパイロツトバルブ54Bと
出入口556aを経てシリンダー55Bの高圧側
(図示左方)に導入されるので、ピストン551
Bは右方向へ前進移動し、ピストン55Bの低圧
側(図示右方)の流体はシリンダー55Bの出入
口556bよりパイロツトバルブ54Bを経て流
体供給源53Bに回流し、または、圧力流体は供
給源53Bよりパイロツトバルブ54Bと出入口
556Dを経てシリンダー55Bの高圧側(図示
右方)に導入されてピストン551Bを左方向に
押圧移動させ、シリンダー55Bの低圧側(図示
左方)の流体は出入口556aよりパイロツトバ
ルブ54Bを経て流体供給源54Bに回流して、
リツク111をピストン551Bの往復動によつ
て前後移動させ、制御対象01に対して制御を行
つて、制御量を目標値に維持させるのである。
上記のように自動調節が行われて制御量が目標
値内に回復すると、制御スイツチ04の回動腕4
1は検出部02と信号変換部03の作用で導体4
3aまたは43bから離れて絶縁ギヤツプgの位
置に戻り、制御スイツチ04は開路状態になる。
すると正方向及び逆方向の制御電気回路α′と
β′が共に開路状態になり、ソレノイド549a
または549bは消勢されるので、ピストン54
5はばね548aまたは548bの復帰力で元の
位置に戻つて出口543または出口543a,5
43bを閉鎖すると共に、制動電気回路γ′はリ
レー51aと51bの接点512a,512bが
接触状態に戻つて閉路状態になる。従つて、電磁
制動装置52は電磁作用で歯車13を制動し、ラ
ツク111は即時に停止し、制御対象01の制御
量を目標値に維持することができる。
第12図は制御スイツチの他の実施例を示す。
この実施例において制御スイツチ04′は、前記
導体43a,43bの代りに一部または全部が電
気抵抗部材43a′,43b′に形成した可変電気抵
抗器を採用し、回動腕41′が回動した時、回動
腕41′の接点411′と抵抗部材43a′または4
3b′との接触位置の関係によつて、この制御スイ
ツチ04を経てリレー51とソレノイド549
a,549bに流れる電流の大きさを変化させ
て、可逆式駆動機構54または54A,54Bの
速度を制御し、進んで制御量の変動を有効的に制
御することができる。
前記のように構成された自動制御装置の用途は
極めて広範囲に亘り、枚挙にいとまがない。前記
各実施例においては蒸気タービンの回転速度を制
御対象として説明したが、以下電流、電圧及び温
度を制御対象とした制御例について説明する。
第13図は本発明制御系を電流の制御に応用し
た例を示すもので、前記実施例に該当する部分は
同じ符号で表わし、その説明を省略する。図から
明らかに、制御対象01は直流電流である。この
電流は可変抵抗器57経て負荷側に送られて仕事
をするのである。もし、入力された電流値が変動
して所定の目標値から離れた場合、分流器21で
分流された電流もこれに対応して変動し、この電
流は信号変換部03の電気入力信号として増幅器
31で増幅された後、バランシングモータ32に
入力され、モータ32の回転運動に変換されて、
減速歯車装置33を介して制御スイツチ04の回
動腕41を左または右方向に回動させ、前記制御
部05のリレー51、駆動機構54、電磁制動装
置52、減速歯車装置55等の関連作用で可変抵
抗器57の抵抗値を前記電流の変動に応じて適値
に調節し、可変抵抗器57を経て流れる電流を目
標値に維持するように自動制御するのである。
この応用例において、元来制御部05の構成部
材である可変抵抗器57はこゝでは制御対象01
と成り、分流器21は検出部02であり、増幅器
31、バランシングモータ32と歯車装置33は
信号変換部03、制御スイツチ04は比較部、そ
の他は制御部05である。そして、このように構
成された制御系のブロツク線図は第6図に属す
る。
第14図は本発明を電圧の制御に応用した場合
の説明図であつて、制御対象の交流電圧が変動を
生じた時、その変動値は電流の形態で整流器に2
2送られて直流電気信号に変換された後、分流器
23を経て信号変換部03に送られてモータ32
の回転運動に変換され、制御スイツチ04の回動
腕41を駆動し、この回動腕41は正回転または
逆回転制御電気回路を制御し、制御部05のこれ
に対応する閣連動作によつて最終歯車551を伝
動し、この歯車551と噛合うラツク552を介
して接触棒553を移動させ、この接触棒553
と可変変圧器11Aとの接触位置を変化させて、
可変変圧器11Aの出力側の電圧をこの位置の変
動に対応して変化させ、予じめ設定された目標値
の電圧に調節するのである。
この場合、可変変圧器11Aは制御対象01に
該当し、整流器22と分流器23は検出部02、
増幅器31、バランシングモータ32と歯車装置
33は信号変換部03、制御スイツチ04は比較
部、リレー51、電磁制動装置52、エネルギ供
給源53、可逆式モータ54、減速歯車装置55
と安全装置56は制御部05である。この制御系
のブロツク線図は第4図と同じである。
第15図は温度制御に応用した例を示し、11
Bは蒸気調節弁、12Bは熱交換器で水タンク1
21と蒸気パイプ122より構成される。調節弁
11Bは蒸気パイプ122の入口側に設けられて
あり、水タンク121の温水出口側には温水の温
度を検出する電位差計またはバイメタル等の検出
装置02が設けられてある。また、03は信号変
換部、04は比較部、05は制御部、551は最
終歯車、552はラツク、56は安全スイツチを
各々示す。
冷水は矢印に示す如く熱交換器12B内に導入
され、蒸気パイプ122内に導入された蒸気と熱
交換を行つた後、冷水は温水と成つて温水出口よ
り排出される。この場合、温水の温度は出口に設
けられた検出装置02によつて検出され、電気信
号となつて信号変換部03に送られ、こゝで更に
回転角度の機械運動量に変換された後、制御スイ
ツチ04の回動腕41をこの角度運動に対応して
回動させる。従つて、この制御スイツチ04によ
つて制御される制御部05を介して歯車551と
ラツク552を伝動して蒸気調節弁11Bを調節
することによつて、蒸気の供給量を適宜調節し、
これによつて熱交換器12Bから出る温水の温度
を予じめ設定された目標値の温度範囲内に維持す
るのである。この制御系のブロツク線図は第4図
の型式に属する。
以上列挙した各応用例においては、制御部05
の駆動機構54は可逆式モータを採用した例につ
いて説明したが、実際応用に際してはこの可逆式
モータに代つて第7図または第10図に示す如く
圧力流体を作動媒体とした流体駆動機構を採用し
ても同じ作用と効果が得られることは明らかであ
る。
本発明の制御系は前述の構成と作用を有し、可
逆式モータまたは可逆式流体圧力駆動機構によつ
てあらゆる回転速度、線速度、角度変位、トル
ク、力、電圧、電流、周波数、流量、温度、圧
力、液面等の物理量を所定の目標値に精確かつ有
効的に自動制御することができ得ると共に、操作
が簡単で安定性が良く、応答性が迅速、制御精度
が高く、また構造が強固で、保守も容易である等
種々な利点を有するので、極めて実用価値のある
発明である。
以上挙げたのは単に本発明に依る自動制御系の
実施例と応用例であつて、この発明を限定するも
のではない、この分野の技術を知つている者は、
この発明の精神に基づいて種々な変更設計及びそ
の他の用途に応用することができ得ることは明ら
かである。そしてこれらの変更設計と応用はこの
発明の特許請求の範囲内に包含されるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は一般のフイードバツク制御系の基本形
式を示すブロツク線図、第2図は本発明による自
動制御系の実施例を示す略示図、第3図は本発明
による自動制御系の制御部の電気回路図、第4図
は本発明による自動制御系のブロツク線図、第5
図は本発明による自動制御系に可変抵抗器を設け
た実施例を示す要部説明図、第6図は第5図に示
す制御系のブロツク図、第7図はこの発明による
制御系に圧力流体式駆動機構を用いた実施例を示
す略示図、第8図は第7図に示す実施例の主要電
気回路図、第9図は第7図に示す制御系のブロツ
ク線図、第10図は流体駆動機構を用いた自動制
御系の他の実施例を示す略示図、第11図は第1
0図に示す制御系のブロツク線図、第12図は制
御スイツチの他の実施例を示す平面図、第13図
は本発明制御系を電流の制御に応用した例を示す
説明図、第14図は本発明制御系を電圧の制御に
応用した例を示す説明図、第15図は本発明制御
系を温度の制御に応用した例を示す説明図。 図において、01…制御対象、02…検出部、
03…信号変換部、31…増幅器、32…バラン
シングモータ、33…減速歯車装置、04…制御
スイツチまたは比較部、41…回動腕、05…制
御部、51,51a,51b…リレー、52…電
磁制動装置、53,53A,53B…エネルギ供
給源、54…駆動機構、54A,54B…電磁式
パイロツトバルブ、55…減速歯車装置、56,
56a,56b…安全スイツチ、57…可変抵抗
器、54A,54B…パイロツトバルブ、55A
…隔膜弁、55B…油圧シリンダー。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 制御対象と、 制御対象よりの制御量を検出し、それを電流形態
    のフイードバツク信号に変換させる検出部と、前
    記検出部より検出された電気的フイードバツク信
    号を受けて増幅させた後この信号をバランシング
    モータに送り、前記フイードバツク信号と対応す
    る回転角度の変位に変換させる信号変換部と、 この信号変換部のバランシングモータによつて減
    速歯車装置を介して上記回転角度と対応する回動
    を行い、検出量と制御目標値とを比較し、その偏
    差量に基づいて制御部の正または逆方向運動操作
    電気回路を選択的に開閉させて制御部の操作を制
    御する実質上制御スイツチである比較部と、 一対のリレー、一対の安全スイツチ、電磁制動装
    置、エネルギ供給源、駆動機構及びこれ等諸部材
    と関連する制御電気回路より構成され、制御スイ
    ツチの前記制御電気回路に対する選択的開閉動作
    により、前記リレー、電磁制動装置の作用を経
    て、駆動機構をフイードバツク信号に対応して正
    方向または逆方向の回転運動または直線運動をさ
    せ、または運動を停止させて、直接または歯車装
    置を介して制御対象に対し自動制御を行つて、制
    御量を目標値に維持するように構成した制御部
    と、 から成る多用途自動制御系。 2 検出部は制御対象の制御量を検出し電気信号
    となつて信号変換部に送る検出手段である特許請
    求の範囲第1項の自動制御系。 3 信号変換部は、検出部で制御対象より検出し
    た電気信号を受けてそれを増幅する増幅器と、増
    幅器より出力した電流を入力してこのフイードバ
    ツク信号に対応する機械的回転運動に変換させる
    バランシングモータと、このバランシングモータ
    の出力を減速した後、前記比較部である制御スイ
    ツチの回動腕を伝動する減速歯車装置とから成る
    特許請求の範囲第1項記載の自動制御系。 4 比較部は実質上制御スイツチであり、固定円
    盤と、枢支端が正、逆回動自在に前記バランシン
    グモータに駆動される減速歯車装置の出力軸に直
    結され、かつ先端に絶縁材を介して電気接点を設
    けた自由端が円盤上で摺動自在に設けられた回動
    腕と、絶縁材を介して前記回動腕を中心に左右対
    称になるように固定円盤上の前記回動腕の接点の
    円形運動軌跡上の位置に設置された一対の円弧形
    導体より構成され、前記一対の円弧形両導体の回
    動腕先端側の対向する両先端の間には目標値を設
    定する絶縁性ギヤツプが設けられてあり、制御対
    象の制御量が目標値にある時は、回動腕の先端接
    点が両導体間の絶縁ギヤツプの間に位置して制御
    スイツチと制御部を結ぶ正逆方向操作電気回路を
    開路にさせると共に、制動制御電気回路を閉路に
    させて駆動機構を停止させ、制御量が目標値から
    離れた時は、回動腕は前記バランシングモータに
    駆動されて左または右に回動してその先端接点が
    前記一対の円弧形導体の一方に接触して前記制御
    部の正、逆方向操作電気回路を閉路にさせると共
    に、制動電気回路を開路にさせるように構成した
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項の自動制
    御系。 5 制御スイツチの固定円盤の上面に設けた一対
    の円弧形導体上の一部を可変抵抗器に形成し、回
    動腕の先端接点の上記導体の可変抵抗器部に対す
    る接触位置の変化により、この導体を経て操作電
    気回路に流れる電流値を変化させるように構成し
    たことを特徴とする特許請求の範囲第4項記載の
    自動制御系。 6 制御部は、動力またはエネルギを駆動機構に
    供給して動作させる動力供給源と、前記動力供給
    源より供給する動力を受けて作動し、制御対象に
    対し制御を行う駆動機構と、前記制御スイツチの
    制御によつて駆動機構の運動を制動する電磁制動
    装置と、前記電磁制動装置と駆動機構の動作を制
    御する一対のリレーと、駆動機構が制御対象に対
    する制御操作が所定上、下限運動範囲を越した場
    合に、電源を切つて制御系全体の安全を計る一対
    の安全スイツチと、制御スイツチと制御部の前記
    各構成部材の間に配線され、制御スイツチの作動
    に応じて駆動機構を正方向に操作させる正方向操
    作電気回路と、駆動機構を逆方向に操作させる逆
    操作電気回路と、駆動機構の前記正、逆操作電気
    回路が開路に成つた時に閉路と成つて電磁作用に
    よつて駆動機構を制動する制動電気回路とから成
    る制御電気回路より構成される特許請求の範囲第
    1項の自動制御系。 7 制御部の駆動機構は直流または交流可逆式モ
    ータである特許請求の範囲第6項の自動制御系。 8 制御部のエネルギ供給源は直流または交流電
    源である特許請求の範囲第6項の自動制御系。 9 制御部の可逆式モータの出力側には減速歯車
    装置が設けられてあり、この減速歯車装置の最終
    歯車はラツク・ピニオン等の伝動装置を介して制
    御対象の調節機構に対して調節動作を行うように
    した特許請求の範囲第1項及び第6項の自動制御
    系。 10 制御部の減速歯車装置の伝動末端には、こ
    の歯車装置の最終歯車に設けた接触棒と接触し、
    この接触棒の最終歯車の回動に伴なう接触位置の
    変化によつて抵抗値が変化する可変抵抗器を設
    け、この可変抵抗器を経て流れる電流量を上記抵
    抗値の変化に対応して変化させ、この電流の強弱
    の変化によつて制御対象に対し制御を行うように
    した特許請求の範囲第9項の自動制御系。 11 制御部の駆動機構は流体の流路が変更でき
    る圧力流体式の電磁式パイロツトバルブであり、
    このバルブには両端にピストンロツドを有するピ
    ストンが摺動自在にバルブのシリンダー内に収納
    され、ピストンロツドの両外端部にはそれぞれソ
    レノイド装置が設けられてあり、前記正または逆
    操作電気回路の制御によつて対応するソレノイド
    の一方を励磁させ、電磁力作用でピストンロツド
    を正方向または逆方向に移動させて、流体の出入
    口を制御し、流体の流動方向を変化させるように
    した特許請求の範囲第1項及び6項の自動制御
    系。 12 制御部の動力供給源は圧縮空気である特許
    請求の範囲第11項の自動制御系。 13 制御部の動力供給源は圧力液体である特許
    請求の範囲第11項の自動制御系。 14 制御部の電磁式パイロツトバルブの下流側
    には油圧シリンダーが設けられてあり、このシリ
    ンダーはパイロツトバルブの制御によつてシリン
    ダー内のピストンを正方向または逆方向に移動さ
    せて、ピストンロツドに連結したラツクとピニオ
    ン等の連動装置を介して制御対象の調節装置を調
    節制御するように構成した特許請求の範囲第11
    項の自動制御系。 15 制御部の電磁式パイロツトバルブの下流側
    には隔膜弁が設けられてあり、この隔膜弁はパイ
    ロツトバルブの制御によつて流体圧力を送入また
    は排出することにより隔膜を膨脹または元状に回
    復させ、この隔膜に突設した作動杆の外端に連結
    したラツク・ピニオン等の連動装置を介して制御
    対象の調節装置を調節制御するように構成した特
    許請求の範囲第11項の自動制御系。 16 制御部のシリンダーまたは隔膜弁を介して
    電磁式パイロツトバルブによつて駆動され前後移
    動するラツクは制動用歯車と噛合つており、制動
    電気回路が閉路に成つて電磁制動装置が電磁作用
    を起した時は、前記制動用歯車が制動装置に制動
    されてラツクの運動を停止させ、制御操作を即時
    停止させるように構成した特許請求の範囲第14
    または15項の自動制御系。 17 制御部の安全スイツチは制御対象の調節機
    構部に関連的に設けたことを特徴とする特許請求
    の範囲第6項の自動制御系。 18 制御部の安全スイツチは最終歯車側に設け
    た可変抵抗器の両端部に設けたことを特徴とする
    特許請求の範囲第10項の自動制御系。
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