JPS6136682A - 真空熱処理炉の真空ドア開閉装置 - Google Patents
真空熱処理炉の真空ドア開閉装置Info
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- JPS6136682A JPS6136682A JP15626984A JP15626984A JPS6136682A JP S6136682 A JPS6136682 A JP S6136682A JP 15626984 A JP15626984 A JP 15626984A JP 15626984 A JP15626984 A JP 15626984A JP S6136682 A JPS6136682 A JP S6136682A
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- vacuum
- cavity
- door
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
この発明は真空熱処理炉の真空ドア開閉装置に関する。
〈従来の技術〉
一般に真空熱処理炉は(1)無酸化状態で正確な温度に
加熱できる、(2)省エネルギーに役立つ、(3)炉の
寿命が長い、(4)無公害である等、優れた効果がある
ことから、安価な量産部品の熱処理に利用されるように
なってきた。
加熱できる、(2)省エネルギーに役立つ、(3)炉の
寿命が長い、(4)無公害である等、優れた効果がある
ことから、安価な量産部品の熱処理に利用されるように
なってきた。
現在、この真空熱処理炉には準備室、加熱室、冷却室か
らなる3真空室容器と2真空ドアで構成した連続真空熱
処理炉と、加熱室、冷却室からなる2真空室容器と1真
空ドアで構成したセミ連続真空熱処理炉とがよく知られ
ている。
らなる3真空室容器と2真空ドアで構成した連続真空熱
処理炉と、加熱室、冷却室からなる2真空室容器と1真
空ドアで構成したセミ連続真空熱処理炉とがよく知られ
ている。
そしてそれぞれの真空ドアは相互の真空室容器の差圧に
よって完全に密閉されており、被熱物の移送時には相互
の真空室容器の圧力をほぼ同圧にして真空ドアを開放し
なければならない。もし多少とも差圧がある状態で無理
に開放すると、相互の真空室容器内の圧力が急激に同圧
になろうとするため、真空シール材(例えば0リング)
が真空ドアから外れたり、切断したり、過度の場合は加
熱室を破損するおそれがある。
よって完全に密閉されており、被熱物の移送時には相互
の真空室容器の圧力をほぼ同圧にして真空ドアを開放し
なければならない。もし多少とも差圧がある状態で無理
に開放すると、相互の真空室容器内の圧力が急激に同圧
になろうとするため、真空シール材(例えば0リング)
が真空ドアから外れたり、切断したり、過度の場合は加
熱室を破損するおそれがある。
このため、従来加熱室、冷却室へそれぞれ真空圧力調節
計が付設され、両室が同圧になるように設定されている
が、真空圧力調節計の切断差にバラツキがあり、正確に
同圧に合わせることが困難である0例えば冷却室を成る
圧力に復圧させ、加熱室における被処理材の真空加熱の
終了を待機している間に、気温などの影響で冷却室の圧
力が変動することがある。そのときに加熱室がタイムア
ツプして真空圧力調節計の設定値まで復圧して真空ドア
を開放しようとすると、実際には差圧が生じているため
上記同様の事故が発生する。
計が付設され、両室が同圧になるように設定されている
が、真空圧力調節計の切断差にバラツキがあり、正確に
同圧に合わせることが困難である0例えば冷却室を成る
圧力に復圧させ、加熱室における被処理材の真空加熱の
終了を待機している間に、気温などの影響で冷却室の圧
力が変動することがある。そのときに加熱室がタイムア
ツプして真空圧力調節計の設定値まで復圧して真空ドア
を開放しようとすると、実際には差圧が生じているため
上記同様の事故が発生する。
この点から、一方の真空室容器の圧力が他方の真空室容
器の圧力変動に応じて同圧となったとき同圧信号を発す
るように構成し、自動的に真空ドアを開放する装置を真
空熱処理炉へ組込むことが要望されている。また搬入ド
ア、搬出ドア等も同様に稼動口の天候(気圧条件)、真
空熱処理炉の設置場所(海抜)等により真空圧調節計の
設定値を変更する必要がある。
器の圧力変動に応じて同圧となったとき同圧信号を発す
るように構成し、自動的に真空ドアを開放する装置を真
空熱処理炉へ組込むことが要望されている。また搬入ド
ア、搬出ドア等も同様に稼動口の天候(気圧条件)、真
空熱処理炉の設置場所(海抜)等により真空圧調節計の
設定値を変更する必要がある。
〈発明の目的〉
この発明は上記にかんがみてなされたものであって、そ
の目的は冷却室の圧力を所定値に設定し、加熱室の圧力
が該設定圧力に到達したとき真空ドアを開放する真空熱
処理炉の真空ドア開閉装置を提供することである。
の目的は冷却室の圧力を所定値に設定し、加熱室の圧力
が該設定圧力に到達したとき真空ドアを開放する真空熱
処理炉の真空ドア開閉装置を提供することである。
〈発明の要旨〉
圧力変動に応動するダイヤプラムで区画された一方の空
洞部を管路で加熱室へ連通し、他方の空洞部を管路で冷
却室へ連通し、雨空洞部が同圧になると同圧信号を発す
る差圧スイッチと、制御盤と、真空ドア開閉装置とを回
路接続したものである。
洞部を管路で加熱室へ連通し、他方の空洞部を管路で冷
却室へ連通し、雨空洞部が同圧になると同圧信号を発す
る差圧スイッチと、制御盤と、真空ドア開閉装置とを回
路接続したものである。
〈実施例〉
以下、この発明の実施例を示す第1〜5図にもとづいて
構成および作動態様を説明する。
構成および作動態様を説明する。
イ)構成
第1図に示す11は差圧スイッチであって、該差圧スイ
ッチ11は上段ケース12と下段ケース13に分れてお
り、気密的にボルト締めされている。12.1は上段ケ
ース12内に形成した第1空洞部で管路15をへて加熱
室1へ連通している(第3図参照)。この第1空洞部1
2.1内には上段ケース12と下段ケース13とによっ
て周縁が固定された軽量なダイヤフラム12.2が上下
動可能に内挿されている。13.1は下段ケース13内
に形成した第2空洞部で管路16をへて冷却室6へ連通
している(第3図参照)。13.2は第2空洞部13.
1へ連通ずる第3空洞部で接点13.3が内挿されてい
る。
ッチ11は上段ケース12と下段ケース13に分れてお
り、気密的にボルト締めされている。12.1は上段ケ
ース12内に形成した第1空洞部で管路15をへて加熱
室1へ連通している(第3図参照)。この第1空洞部1
2.1内には上段ケース12と下段ケース13とによっ
て周縁が固定された軽量なダイヤフラム12.2が上下
動可能に内挿されている。13.1は下段ケース13内
に形成した第2空洞部で管路16をへて冷却室6へ連通
している(第3図参照)。13.2は第2空洞部13.
1へ連通ずる第3空洞部で接点13.3が内挿されてい
る。
13.4は接点13.3へ接続した中継端子で下段ケー
ス13へ固定されている。この中継端子13.4とリレ
ー制御盤32、真空ドア開閉装置33、復圧ガス管路3
4Aへ配設した復圧弁34とはそれぞれ導通可能に結線
されている。
ス13へ固定されている。この中継端子13.4とリレ
ー制御盤32、真空ドア開閉装置33、復圧ガス管路3
4Aへ配設した復圧弁34とはそれぞれ導通可能に結線
されている。
したがってWIIl空洞部12.1の圧力が第2空洞部
13、1の圧力よりも低い場合、ダイヤフラム12.2
は差圧により降下しないが、加熱室1へ復圧ガスが導入
されて同圧になるとダイヤスラム12.2は自重降下し
て接点13.3へ当接し、その同圧信号をリレー制御盤
32で処理し、加熱室lへ導入中の復圧ガスを復圧弁3
4で止めると同時に、真空ドア開゛閉装置33が作動し
て真空ドア5が開放される。
13、1の圧力よりも低い場合、ダイヤフラム12.2
は差圧により降下しないが、加熱室1へ復圧ガスが導入
されて同圧になるとダイヤスラム12.2は自重降下し
て接点13.3へ当接し、その同圧信号をリレー制御盤
32で処理し、加熱室lへ導入中の復圧ガスを復圧弁3
4で止めると同時に、真空ドア開゛閉装置33が作動し
て真空ドア5が開放される。
また第2図に示す差圧スイッチ21は他の実施例であっ
て、上段ケース22、中段ケース23、下段ケース24
に分れており、気密的にボルト締めされている。22.
1は上段ケース22内に形成した第1空洞部で管路15
をへて加熱室1へ連通している(第3図参照)。この第
1空洞部22.1内には上段ケース22と中段ケース2
3により周縁が固定された軽量な第1ダイヤフラム22
.2が上下動可能に内挿されている。23.1は中段ケ
ース23内に形成した第2空洞部で管路16をへて冷却
室6へ連通している(第3図参照)。23.2は第2空
洞部23.1へ連通ずる第3空洞部で接点23.3が内
挿されている。23.4は接点23.3と接続する中継
端子で中段ケース23へ固定されている。 24.1は
下段ケース24内に形成した第4空洞部で、この第4空
洞部24.1は下段ケース24に形成した第5空洞部2
4.3と、管路17、管路15をへて加熱室lへ連通し
ている。そしてこの第4空洞部24.1内には中段ケー
ス23と下段ケース24により周縁を固定され、第1ダ
イヤフラム22.2と等重量の第2ダイヤフラム24.
2が上下動可能に内挿されている。また第5空洞部24
.3には接点24.4が内挿されている。24.5は接
点24.4と接続する中継端子で下段ケース24へ固定
されている。上記中継端子23.4,24゜5とり一一
制御盤32、真空ドア開閉装置33、復圧ガス管路34
Aへ配設した復圧弁34とはそれぞれ導通可能に結線さ
れている。
て、上段ケース22、中段ケース23、下段ケース24
に分れており、気密的にボルト締めされている。22.
1は上段ケース22内に形成した第1空洞部で管路15
をへて加熱室1へ連通している(第3図参照)。この第
1空洞部22.1内には上段ケース22と中段ケース2
3により周縁が固定された軽量な第1ダイヤフラム22
.2が上下動可能に内挿されている。23.1は中段ケ
ース23内に形成した第2空洞部で管路16をへて冷却
室6へ連通している(第3図参照)。23.2は第2空
洞部23.1へ連通ずる第3空洞部で接点23.3が内
挿されている。23.4は接点23.3と接続する中継
端子で中段ケース23へ固定されている。 24.1は
下段ケース24内に形成した第4空洞部で、この第4空
洞部24.1は下段ケース24に形成した第5空洞部2
4.3と、管路17、管路15をへて加熱室lへ連通し
ている。そしてこの第4空洞部24.1内には中段ケー
ス23と下段ケース24により周縁を固定され、第1ダ
イヤフラム22.2と等重量の第2ダイヤフラム24.
2が上下動可能に内挿されている。また第5空洞部24
.3には接点24.4が内挿されている。24.5は接
点24.4と接続する中継端子で下段ケース24へ固定
されている。上記中継端子23.4,24゜5とり一一
制御盤32、真空ドア開閉装置33、復圧ガス管路34
Aへ配設した復圧弁34とはそれぞれ導通可能に結線さ
れている。
したがって第1空洞部22.1.第4空洞部24.1の
圧力が第2空洞部23.1の圧力よりも低い場合、第1
ダイヤプラム22.2は差圧により浮上中であり、第2
グイヤフラム24.2は差圧および自重により降下して
接点24.4八当接し、その同圧信号をリレー制御ff
132が処理しようとするが、接点23.2から同圧信
号が未着であるため信号処理しない、その後復圧ガスが
加熱室lへ導入されて第1空洞部22.1と第2空洞部
23.1とが同圧になると、第1ダイヤフラム22.2
が自重降下して接点23.3八当接し、その同圧信号が
リレー制御@32へ入るため、該リレー制御盤32は両
者の同圧信号を処理し、加゛熱室1へ導入中の復圧ガス
を復圧弁34で止めると同時に、真空ドア開閉装置33
が作動して真空ドア5が開放される。
圧力が第2空洞部23.1の圧力よりも低い場合、第1
ダイヤプラム22.2は差圧により浮上中であり、第2
グイヤフラム24.2は差圧および自重により降下して
接点24.4八当接し、その同圧信号をリレー制御ff
132が処理しようとするが、接点23.2から同圧信
号が未着であるため信号処理しない、その後復圧ガスが
加熱室lへ導入されて第1空洞部22.1と第2空洞部
23.1とが同圧になると、第1ダイヤフラム22.2
が自重降下して接点23.3八当接し、その同圧信号が
リレー制御@32へ入るため、該リレー制御盤32は両
者の同圧信号を処理し、加゛熱室1へ導入中の復圧ガス
を復圧弁34で止めると同時に、真空ドア開閉装置33
が作動して真空ドア5が開放される。
第3図は第1図に示す差圧スイッチ11を組込んだセミ
連続真空熱処理炉を示し、lは図示しない管路で真空排
気源、復圧ガス源へ連通した加熱室、2は加熱室lの入
口側に配設した搬入ドア、3は加熱室l内に装設した加
熱炉、3.1は加熱炉3を構成する断熱材からなるドア
付きの炉体、3゜2は炉体3.1内に配設した発熱体で
ある。4は被処理材を収容したトレイTの移送ローラ、
5は加熱室lの出口側に配設した真空ドア、6は加熱室
1へ連設し1図示しない管路で真空排気源、復圧源へ連
通した冷却室、7は冷却室6の上部へ配設したガス攪拌
ファン、8は冷却室6内へ貯留した常温焼入れ油、9は
冷却室6へ配設した常温焼入れ油8のオイル・アジテー
タ、lOは冷却室6の出口側に配設した搬入ドアである
。
連続真空熱処理炉を示し、lは図示しない管路で真空排
気源、復圧ガス源へ連通した加熱室、2は加熱室lの入
口側に配設した搬入ドア、3は加熱室l内に装設した加
熱炉、3.1は加熱炉3を構成する断熱材からなるドア
付きの炉体、3゜2は炉体3.1内に配設した発熱体で
ある。4は被処理材を収容したトレイTの移送ローラ、
5は加熱室lの出口側に配設した真空ドア、6は加熱室
1へ連設し1図示しない管路で真空排気源、復圧源へ連
通した冷却室、7は冷却室6の上部へ配設したガス攪拌
ファン、8は冷却室6内へ貯留した常温焼入れ油、9は
冷却室6へ配設した常温焼入れ油8のオイル・アジテー
タ、lOは冷却室6の出口側に配設した搬入ドアである
。
30は冷却室6内の圧力を調整する真空調圧制御装置、
31は真空ドア開閉装置30で作動される復圧弁であっ
て、復圧ガス管路31Aへ配設されている。
31は真空ドア開閉装置30で作動される復圧弁であっ
て、復圧ガス管路31Aへ配設されている。
なお、上記差圧スイッチ11.21は加熱室lと冷却室
6とを同圧にして真空ドア5を開放する場合に使用する
事例を説明したが、この差圧スイッチ11.21は搬入
ドア2、搬出ドアlOを大気圧状態で開放する場合にも
使用可能である。
6とを同圧にして真空ドア5を開放する場合に使用する
事例を説明したが、この差圧スイッチ11.21は搬入
ドア2、搬出ドアlOを大気圧状態で開放する場合にも
使用可能である。
例えば差圧スイッチ11を使用して搬入ドア2を開放す
る場合は、第1空洞部12.1を加熱室lへ連通させ、
第2空洞部13.1を外気へ開放しておく、こうすると
加熱室l内が減圧状態のときダイヤプラム12.2は浮
上中で、復圧ガスが復圧弁34から加熱炉l内へ導入さ
れて大気圧状S(同圧)になるとダイヤフラム12.2
が自重降下して接点13.3へ当接し、その同圧信号を
リレー制W盤32で処理し、加熱室lへ導入中の復圧ガ
スを復圧弁34で止めると同時に、図示しない搬入ドア
開閉装置′が作動して搬入ドア2が開放される。
る場合は、第1空洞部12.1を加熱室lへ連通させ、
第2空洞部13.1を外気へ開放しておく、こうすると
加熱室l内が減圧状態のときダイヤプラム12.2は浮
上中で、復圧ガスが復圧弁34から加熱炉l内へ導入さ
れて大気圧状S(同圧)になるとダイヤフラム12.2
が自重降下して接点13.3へ当接し、その同圧信号を
リレー制W盤32で処理し、加熱室lへ導入中の復圧ガ
スを復圧弁34で止めると同時に、図示しない搬入ドア
開閉装置′が作動して搬入ドア2が開放される。
また差圧スイッチ21を使用して搬出ドア10を開放す
る場合は、第1空洞部22.1、第4空洞部” 24.
1を冷却室6へ連通させ、第2空洞部23.1を外気へ
開放しておく、こうすると冷却室6内が減圧状態のとき
第1ダイヤフラム22.2は浮上中であるが、第2ダイ
ヤフラム24,2は降下して接点24.4へ当接し、同
圧信号をリレー制御盤32が処理しようとするが、接点
23.3から同圧信号が未着であるため信号処理しない
。そして復圧ガスが復圧弁31から冷却室6内へ導入さ
れて大気圧状態(同圧)になると第1ダイヤフラム22
.2が自重降下して接点23.3へ当接し、その同圧信
号がリレー制御盤32へ入るため、該リレー制御盤32
は両者の同圧信号を処理し、冷却室6へ導入中の復圧ガ
スを復圧弁31で止めると同時に、図示しない搬出ドア
開閉装置が作動して搬出ドア10が開放される口)作動
態様 つぎに上記のような構成からなる真空熱処理炉における
定常状態の作動態様を説明する。
る場合は、第1空洞部22.1、第4空洞部” 24.
1を冷却室6へ連通させ、第2空洞部23.1を外気へ
開放しておく、こうすると冷却室6内が減圧状態のとき
第1ダイヤフラム22.2は浮上中であるが、第2ダイ
ヤフラム24,2は降下して接点24.4へ当接し、同
圧信号をリレー制御盤32が処理しようとするが、接点
23.3から同圧信号が未着であるため信号処理しない
。そして復圧ガスが復圧弁31から冷却室6内へ導入さ
れて大気圧状態(同圧)になると第1ダイヤフラム22
.2が自重降下して接点23.3へ当接し、その同圧信
号がリレー制御盤32へ入るため、該リレー制御盤32
は両者の同圧信号を処理し、冷却室6へ導入中の復圧ガ
スを復圧弁31で止めると同時に、図示しない搬出ドア
開閉装置が作動して搬出ドア10が開放される口)作動
態様 つぎに上記のような構成からなる真空熱処理炉における
定常状態の作動態様を説明する。
あらかじめ、搬入ドア2、真空ドア5、搬出ドア10等
がそれぞれ閉鎖されており、加熱室ll内は所定の真空
圧(例: 0.1 Torr)に減圧され、加熱炉3内
へ移送したトレイT1内の被処理材(例:30M435
鋼)が所定温度(例:850℃)に加熱されている。そ
して冷却室6内は真空にした後真空調圧制御装置30に
より作動する復圧弁31で任意の設定圧力(例: 10
0 Torr)へ復圧されている。この設定圧力は真空
調圧制御装置30で設定する。その後上記被処理材の真
空加熱がタイムアツプすると冷却室6内に貯留中の常温
焼入れ油8で油焼入れするために加熱室l内を復圧弁3
4で復圧させる。このとき差圧スイッチ11の第1空洞
部12.1内の圧力(加熱室l内の圧力と同じ)が第2
空洞部13.1内の圧力(冷却室6内の圧力と同じ)よ
りも低い場合、ダイヤフラム12.2は差圧により浮上
中である。その後第1空洞部12.1内が100 To
rrへ復圧されて第2空洞部13.1と同圧になると、
ダイヤプラム12.2は自重降下して接点13.3へ当
接する。これにより差圧スイッチllからの同圧信号を
リレー制御盤32が処理して、加熱室lへ導入中の復圧
ガスを復圧弁34で止めると同時に、真空ドア開閉装置
33が作動して真空ドア5が開放される。
がそれぞれ閉鎖されており、加熱室ll内は所定の真空
圧(例: 0.1 Torr)に減圧され、加熱炉3内
へ移送したトレイT1内の被処理材(例:30M435
鋼)が所定温度(例:850℃)に加熱されている。そ
して冷却室6内は真空にした後真空調圧制御装置30に
より作動する復圧弁31で任意の設定圧力(例: 10
0 Torr)へ復圧されている。この設定圧力は真空
調圧制御装置30で設定する。その後上記被処理材の真
空加熱がタイムアツプすると冷却室6内に貯留中の常温
焼入れ油8で油焼入れするために加熱室l内を復圧弁3
4で復圧させる。このとき差圧スイッチ11の第1空洞
部12.1内の圧力(加熱室l内の圧力と同じ)が第2
空洞部13.1内の圧力(冷却室6内の圧力と同じ)よ
りも低い場合、ダイヤフラム12.2は差圧により浮上
中である。その後第1空洞部12.1内が100 To
rrへ復圧されて第2空洞部13.1と同圧になると、
ダイヤプラム12.2は自重降下して接点13.3へ当
接する。これにより差圧スイッチllからの同圧信号を
リレー制御盤32が処理して、加熱室lへ導入中の復圧
ガスを復圧弁34で止めると同時に、真空ドア開閉装置
33が作動して真空ドア5が開放される。
ついでトレイTlを移送ローラ4により冷却室6内へ移
送し、直ちに図示しない昇降手段により常温焼入れ油8
へ浸漬し、被処理材は所定雰囲気圧力(100Torr
)下で油焼入れされる。
送し、直ちに図示しない昇降手段により常温焼入れ油8
へ浸漬し、被処理材は所定雰囲気圧力(100Torr
)下で油焼入れされる。
ついで真空ドア5を閉鎖して加熱炉1内を大気圧状態へ
復圧後搬入ドア2を開放し、つぎの被処理材(例: S
UJ 2鋼)を収容したトレイT2を加熱炉l内へ搬入
すると同時に搬入ドア2を閉鎖して加熱室l内を所定真
空圧(例: 0.I Torr)へ減圧しつつ真空加熱
する。一方、冷却室6内を大気圧状態へ復圧後、搬出ド
ア10を開放し、トレイT1を所定レベルへ上昇後移送
ローラ4により炉外へ搬出する。その後搬出ドア10を
閉鎖し、真空にした後真空調圧制御装置30により復圧
弁31を作動させて冷却室6内を所定の設定圧力(例:
250Torr) ヘ復圧させる。
復圧後搬入ドア2を開放し、つぎの被処理材(例: S
UJ 2鋼)を収容したトレイT2を加熱炉l内へ搬入
すると同時に搬入ドア2を閉鎖して加熱室l内を所定真
空圧(例: 0.I Torr)へ減圧しつつ真空加熱
する。一方、冷却室6内を大気圧状態へ復圧後、搬出ド
ア10を開放し、トレイT1を所定レベルへ上昇後移送
ローラ4により炉外へ搬出する。その後搬出ドア10を
閉鎖し、真空にした後真空調圧制御装置30により復圧
弁31を作動させて冷却室6内を所定の設定圧力(例:
250Torr) ヘ復圧させる。
なお、上記差圧スイッチ11を使用してSCM435鋼
、SUJ 2鋼を数種の雰囲気圧力下で真空油焼入れし
たところ、第4.5図に示すように100 Torrで
焼入れした場合、焼入れひずみが最小になることがわか
った。
、SUJ 2鋼を数種の雰囲気圧力下で真空油焼入れし
たところ、第4.5図に示すように100 Torrで
焼入れした場合、焼入れひずみが最小になることがわか
った。
なお、構造用炭素鋼、炭素工具鋼、合金工具鋼等の焼入
れひずみを最小限に抑えることができる真空油焼入れ時
の雰囲気圧力は概ね6oo〜5゜O,300〜200丁
orrであることがわかった。
れひずみを最小限に抑えることができる真空油焼入れ時
の雰囲気圧力は概ね6oo〜5゜O,300〜200丁
orrであることがわかった。
〈発明の効果〉
上記のとおり、この発明に係る差圧スイッチを真空熱処
理炉へ組込むことにより、例えば加熱室と冷却室との圧
力が同圧になったとき直ちに真空ドアが開放されるため
、従来のような不具合が解消できる。また冷却室内の圧
力(真空油焼入れ時の雰囲気圧力)は被処理材毎に真空
調圧制御装置で任意に設定できるため、適正な焼入れが
たさが得られ、また焼入れひずみが最小限に抑えられる
という効果を奏する。
理炉へ組込むことにより、例えば加熱室と冷却室との圧
力が同圧になったとき直ちに真空ドアが開放されるため
、従来のような不具合が解消できる。また冷却室内の圧
力(真空油焼入れ時の雰囲気圧力)は被処理材毎に真空
調圧制御装置で任意に設定できるため、適正な焼入れが
たさが得られ、また焼入れひずみが最小限に抑えられる
という効果を奏する。
図はこの発明の実施例を示し、第1図は差圧スイッチの
断面図、第2図は他の差圧スイッチの断゛面図、第3図
は第1図に示す差圧スイッチを組込んだ真空熱処理炉の
概要説明図、第4.5図はSCM435鋼、SUJ Z
鋼の焼入れひずみ状況を示すヒストグラフである。 1・・・加熱室、5・・・真空ドア、6・・・冷却室、
11・・・差圧スイッチ、12.1・・・一方の空洞部
(第1空洞部) 、 12.2・・・ダイヤフラム、1
3.1・・・他方の空洞部(第2空洞部)、15.16
・・・管路、3o・・・真空調圧制御装置、31.34
・・・復圧弁、32・・・リレー制御盤、33・・・真
空ドア開閉装置。 特 許 出 願 人 第1図 第2図 F1 パフ ♂ヨ コ !
断面図、第2図は他の差圧スイッチの断゛面図、第3図
は第1図に示す差圧スイッチを組込んだ真空熱処理炉の
概要説明図、第4.5図はSCM435鋼、SUJ Z
鋼の焼入れひずみ状況を示すヒストグラフである。 1・・・加熱室、5・・・真空ドア、6・・・冷却室、
11・・・差圧スイッチ、12.1・・・一方の空洞部
(第1空洞部) 、 12.2・・・ダイヤフラム、1
3.1・・・他方の空洞部(第2空洞部)、15.16
・・・管路、3o・・・真空調圧制御装置、31.34
・・・復圧弁、32・・・リレー制御盤、33・・・真
空ドア開閉装置。 特 許 出 願 人 第1図 第2図 F1 パフ ♂ヨ コ !
Claims (1)
- 圧力変動に応動するダイヤフラムで区画された一方の空
洞部を管路で高真空圧状態に減圧される加熱室へ連通し
、他方の空洞部を管路で低真空圧状態に減圧される冷却
室へ連通し、前記2つの空洞部内が同圧になると同圧信
号を発する差圧スイッチと、制御盤と、真空ドア開閉装
置とを回路接続したことを特徴とする真空熱処理炉の真
空ドア開閉装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15626984A JPS6136682A (ja) | 1984-07-26 | 1984-07-26 | 真空熱処理炉の真空ドア開閉装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15626984A JPS6136682A (ja) | 1984-07-26 | 1984-07-26 | 真空熱処理炉の真空ドア開閉装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6136682A true JPS6136682A (ja) | 1986-02-21 |
JPH0154634B2 JPH0154634B2 (ja) | 1989-11-20 |
Family
ID=15624119
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15626984A Granted JPS6136682A (ja) | 1984-07-26 | 1984-07-26 | 真空熱処理炉の真空ドア開閉装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6136682A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6978623B1 (ja) * | 2021-03-26 | 2021-12-08 | 株式会社ノリタケカンパニーリミテド | 加熱炉の搬送装置 |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5123167A (ja) * | 1974-08-20 | 1976-02-24 | Tokico Ltd | Seiryusochi |
JPS5466108A (en) * | 1977-10-25 | 1979-05-28 | Ibm | Magnetic disk |
JPS554710A (en) * | 1978-06-22 | 1980-01-14 | Toppan Printing Co Ltd | Cassette disc |
JPS5744266A (en) * | 1980-08-27 | 1982-03-12 | Canon Inc | Magnetic sheet cassette device |
JPS6040581A (ja) * | 1983-08-15 | 1985-03-02 | Hitachi Ltd | 円盤状記録媒体収納筐体 |
JPS6035367U (ja) * | 1983-08-19 | 1985-03-11 | 三洋電機株式会社 | ディスク駆動装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6035367B2 (ja) * | 1980-12-24 | 1985-08-14 | 三井東圧化学株式会社 | 芳香族ポリエステルアミドの製造方法 |
-
1984
- 1984-07-26 JP JP15626984A patent/JPS6136682A/ja active Granted
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5123167A (ja) * | 1974-08-20 | 1976-02-24 | Tokico Ltd | Seiryusochi |
JPS5466108A (en) * | 1977-10-25 | 1979-05-28 | Ibm | Magnetic disk |
JPS554710A (en) * | 1978-06-22 | 1980-01-14 | Toppan Printing Co Ltd | Cassette disc |
JPS5744266A (en) * | 1980-08-27 | 1982-03-12 | Canon Inc | Magnetic sheet cassette device |
JPS6040581A (ja) * | 1983-08-15 | 1985-03-02 | Hitachi Ltd | 円盤状記録媒体収納筐体 |
JPS6035367U (ja) * | 1983-08-19 | 1985-03-11 | 三洋電機株式会社 | ディスク駆動装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0154634B2 (ja) | 1989-11-20 |
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