JPS6135027Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この考案は主としてもなかアイスクリームに用
いるもなか皮に関するものであつて、菓子を製造
する分野で利用されるものである。

（従来の技術・問題点） ２枚の皮体を組合せたもなか皮は種々の形状の
ものが知られているが、２枚の皮体のずれを防止
する為の配慮はなされていなかつた。

（問題点を解決する為の手段） この考案は、対応する凹部を設けた２枚の皮体
を組合せたもなか皮において、両皮体の凹部の口
縁部に凹凸嵌合部を設けて構成してある。

前記凹部の数は一つでも複数でもよく、またそ
の形状は問わない。また前記凹凸嵌合部は環状の
凸条又は溝が一般的であるが、凸条又は溝を断続
的に設けたものとしてもよい。

（考案の作用） この考案における凹凸嵌合部は、２枚の皮体の
ずれを防止する作用を有すると共に、凹部への充
填物が流動性を有する場合（例えばアイスクリー
ムが溶けた場合）に、内容充填物が凹部外へ浸み
出るのと防止する作用を有する。

以下この考案の実施例を図面に基いて説明す
る。

（実施例 １） この実施例のもなか皮１は、対応する６個の凹
部２が設けられた２枚の皮体３，３ａを組合せて
なり、前記一方の皮前３の凹部２の口縁部に凸条
４が環状に設けてあり、他方の皮体３ａの凹部２
の口縁部には、前記凸条４と嵌合する溝５が環状
に設けてある。

（実施例 ２） 第３図に示す実施例は、第１図の実施例と同様
に２枚の皮体３，３ａには凹部２が２列に設けて
あり、その一方の列においては皮体３に凸条４を
設けて皮体３ａの溝５と嵌合させると共に、他方
の列においては皮体３に溝５を設けて皮体３ａの
凸条と嵌合させてある。

この実施例によれば、２枚の皮体３，３ａは同
一形状となるので、一種類の皮体を用意すれば足
りることとなる。

（考案の効果） この考案によれば、２枚の皮体に凹凸嵌合部を
設けたので、２枚の皮体の位置を正確に合せるこ
とが容易となり、しかもずれるおそれがない。ま
た凹凸嵌合部によつて、凹部の充填内容物の外へ
の流出が未然に防止されるので、アイスクリーム
等が溶けた場合にも漏出するおそれがなく、食し
やすいもなかアイスクリームを得ることができ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案実施例の平面図、第２図は同
じく第１図のＡ−Ａ断面図、第３図は他の実施例
における第１図のＢ−Ｂに相当する位置の断面図
である。 １……もなか皮、２……凹部、３，３ａ……皮
体、４……凸条、５……溝。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 １ 対応する凹部を設けた２枚の皮体を組合せた
   もなか皮いおいて、両皮体の凹部の口縁部に凹
   凸嵌合部を設けたもなか皮。 ２ 凹凸嵌合部は凸条又は溝とした実用新案登録
   請求の範囲第１項記載のもなか皮。 ３ 凹部は複数個とした実用新案登録請求の範囲
   第１項記載のもなか皮。