JPS6133974Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は場所の広狭を問わず例えば、遊園
地、デパート屋上、或は遊休地を利用してゴルフ
を満喫しようとすることを目的とするものであ
る。

従来のゴルフ場は広大な場所を不当に占有し、
その上各種設備を備えているので、入場するには
相当の費用もかかり、一般的ではなかつた。

ところが、この考案は之等の欠点を除去し、場
所の広狭を問わず家族的な団欒の場所を提供せん
とするものである。今その一実施例を図面につい
て詳述すると、１，１′は平板であつて、木製或
は合成樹脂製板で厚薄を問わないけれども、強靭
なものを必要とするから両側は必要に応じて人工
芝も可なるものであつて、該平板１，１′の中央
部を山形状に隆起させたマウンド２，２′を設け
てその上面を平板１，１′と同様に木製又は合成
樹脂製として絨たん又は人工芝等を取りつける。
３は溝であつて、平板１，１′の長平方向に対し
て直角に形成すると共に該溝３に接続した傾斜板
１１を前記マウンド２′の下方に設けて該平板
１′に連接する。４は受孔であつて、前記溝３内
に設け、該受孔４に連通させた傾斜通路５を前記
マウンド２′の下面の該傾斜板１１上に沿わせて
その口端を前記平板１′上の球孔６に対向させ
る。７は側枠であつて、平板１，１′及びマウン
ド２，２′の周縁に設けるが、平板１のボール８
側には側枠を取外す場合がある。９は障害物であ
つて、前記マウンド２上に設けてボールの進行に
変化を与える１０はボール止め板である。

この考案は以上のように構成されているので、
ボール８をクラブで平板１上のボール８の位置か
らマウンド２と２′との間の溝３内にあるの受孔
４を目がけてクラブでインパクトすると、受孔４
にはいれば、ボール８は通路５の傾斜に沿つて口
端から直線方向に転動して球孔６内にはいるので
標準の成績が得られる。若し、受孔４を外れて溝
３内のみにはいると、傾斜板１１に沿つて転動し
ながらボール側枠の側にそれて球孔６にはいるこ
とができずホール・インの機会を得られないので
ある。又ボールがマウンド２′上の障害物９にあ
たればボールの進行方向も異なるのである。この
ようにして何人はが一組となつて競技することが
できるし、又１人でも上記の打球方法を行いうる
ものである。

以上のように平板１，１′の中央部に山形状に
隆起させたマウンド２，２′の中程に溝３を設
け、該溝内に受孔４を形成し、該受孔４に連通し
た傾斜通路５をマウンド２′の下面の傾斜板１１
上に沿わせてその口端を他方の平板１′上の球孔
６に対向させたので、不当に広い場所を占有する
ことなく遊園地、デパート屋上等を利用して屋外
の健全なスポーツを男女を問わずたのしみうるは
勿論ゴルフとビリヤードの面白味と楽しみとを兼
ねた遊戯具の特異性がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本案遊戯具の一部切欠斜視図、第２図
は同上の側面図、第３図は本案遊戯具の平板およ
びマウンド上に絨たんを敷いた一実施例を示す説
明図である。 １，１′……平板、２，２′……マウンド、３…
…溝、４……受孔、５……一通路、６……球孔、
１１……傾斜板。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 １ 両側を適当な幅員と長さを有する平板１，
   １′として、その中央部を山形状に隆起させた
   マウンド２，２′の中程に溝３を形成し、前記
   マウンド２′の下方部には該溝３に連略させた
   傾斜板１１を前記平板１′に接続し、かつ、該
   溝３内に受孔４を設け、前記受孔４に連通させ
   た傾斜通路５を前記マウンド２′の下面の傾斜
   板１１上に沿わせてその口端を前記平板１′上
   の球孔６に対向させたゴルフ遊戯具。 ２ 平板１，１′及びマウンド２，２′の表面に絨
   たんを設けている実用新案登録請求の範囲第１
   項記載のゴルフ遊戯具。 ３ 平板１及びマウンド２，２′の周縁の一部を
   残して他を側枠７にて囲繞している実用新案登
   録請求の範囲第１項記載のゴルフ遊戯具。 ４ マウンド２′上に障害物を取りつけている実
   用新案登録請求の範囲第１項記載のゴルフ遊戯
   具。