JPS61287895A - セイリング装置 - Google Patents

セイリング装置

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Publication number
JPS61287895A
JPS61287895A JP60130668A JP13066885A JPS61287895A JP S61287895 A JPS61287895 A JP S61287895A JP 60130668 A JP60130668 A JP 60130668A JP 13066885 A JP13066885 A JP 13066885A JP S61287895 A JPS61287895 A JP S61287895A
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JP
Japan
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batten
socket
sail
sailing
mast
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Pending
Application number
JP60130668A
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English (en)
Inventor
トーマス・ジー・ニシムラ
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Izumi Cosmo Co Ltd
Original Assignee
Izumi Cosmo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は風力推進装置、特に使用者が帆を手動で操作し
て、帆船又は車輌を操縦、コントロールする小型帆船(
ウォータークラフト)又は氷上、陸上用乗物に関係する
(従来の技術とその問題点) セイルボード(1本マストで三角帆の、座席のない平型
ヨツト)のような小型帆船、氷上ボート又は大型のスケ
ートボードのような陸上乗物用のセイル(帆)が開発さ
れていて、その場合マスト又ハスバー(円柱)をユニバ
ーサルジヨイントで、セイラー(使用者)が立つセイル
ボード又はそのほかの床板(プラットフォーム)上に担
持している。一般には三角形をした帆をこのマストに張
り、ライシュボーン(鳥の胸骨)に似たブーム(帆桁)
がマストから後方へのびている。セイルはブームのカー
ブした2個のアーム(腕木)間に展張する。
セイルの輪郭は、セイルのクルー(帆耳)をブームの後
部にとめるアウトフセール(帆をはる索)と、セイルの
タック(縦帆の前下隅)をマストのボットム(底部)に
とめるダウンフォール(おろし索)によって予めセット
する。大型で精巧なセイリング(帆走)装置の場合とは
異って、セイルボード又は類似タイプのクラフトの操縦
、コントロールとなると、セイラーが手でブームを動か
してセイルを操作したり、或はマストが乗っているセイ
ルボード、又はそのほかのタイプの船体、プラットフォ
ームやセイルに対して、セーラーが自分の体重のかかる
場所をうまく選定して行っている。
単純化したリギン(索具)を備えた上記方法のセイルボ
ード又は類似タイプのクラフトを建造するにあたっては
、クラフトの重量を減少させることと、建造コストの低
減が重要課題である。更にマストを真直に支持しなけれ
ばならないセイラーは、セイルボード及びその他の大型
で精巧なタイプの帆船で使用している代表的なライン(
索)やリギンをつけたところで調整、操作するために手
をフリーにすることはできない。しかし通常のセイルボ
ードのセイルとリギンの構造を簡略化するだけでは、セ
イルボード向の風力を推進源とするセイルの効率には従
来から限界があった。例えば周知のセイルボードにあっ
ては、セイルのラフ(縦帆の前縁)とマストのこれに隣
接する後部との接合部に乱流のウェイタ(航跡)が発生
して、これがセイルへの空気流を一撹乱して、セイルの
効率を低下させることになる。更にセイルが風をふくん
だとき、セイルに対して普通風上をむいて位置するセイ
ラーからみて、マストは側方の風下の方へ曲げられるだ
けでなく、アフト(船尾)の方へも曲げられることにな
る。このマストが曲がる結果、船の縦方向(フォアアン
ドアフト)にもセイルに張力がかかって、セイルは平ら
な効率の悪い翼の形になる。更にマストも船尾の方向へ
曲がるので、クルーからヘッド(頂上)までの距離が減
少して、リーチ(帆縁)がフォールオフ(風下にそれる
)する。セイルが平らになると、ラフの風下側に高圧が
発生して、一層負の空気力学的モーメントを生じてセイ
ル効率が更に低下する。
従って構造が簡単でコントロールも容易な上、風を一杯
にふくんだときでもセイルが空気力学的に効率のよい形
状を維持することのできる軽量帆船向セイリング(帆走
)システムを提供するのが本発明の目的である。
セイルラフとマストの接合部に発生する乱流を減少させ
る手段はすでに提案されている。例えば鼻形の長くのび
たスリーブを丸型のマストにかぶせて、このスリーブの
中ヘセイルを巻きこむのである。この種のスリーブはセ
イル効率を若干改善するものの、マスト重量を著しく増
大するのでこの方法は好ましくない。このタイプのスリ
ーブを備えたセイリングシステムの1例は米国特許第4
149482号に開示されている。
更にマストのために生ずる乱流航跡を減少させるための
試みとして、マストの断面をA型に作って平らにした側
面が後方へ広がるようにしたものがある。このマストで
セイルを担持して、ラフがマストの片側から他の側へ動
くようにすれば、セイルは常にマストの風下側に位置す
るようになる。
このタイプのマストがもつ明らかな欠点は構造が複雑な
ことである。更にマストの風上側での乱流が除去されて
いないことである。このタイプのマストの構造は米国特
許第8882810  号に開示されている。
マストによって生ずる乱流を減少させる今1つの努力は
、外部フラップをつけるか、マストとセイルのラフ間に
長くのびたフェアリング(流線型の構造)をつけること
である。フェアリングは実際上リジド(硬直)である上
マストの全高に及ぶために、セイリングシステムの重量
が著しく増大する。かかるフェアリングは米国特許第2
561253号、4388888号に開示されている。
更にマストの前面と側面上に垂直方向に数列の突起をつ
けて、マストのために生ずる引っ張り(ドラッグ)と風
力抵抗を減少させる試みもなされている。この突起があ
るために、マストを通過する空気は乱れのある境界層の
形に分離され、この層が理論上再びセイルに付着して、
そのためにマストとセイル間で引きはなされた空気流は
通常のマストで生ずるのにくらべて少ないという。本例
は米国特許第8866558号に開示されている。
又大型帆船のセイルの通風(ドラフト)を選択的に変化
させて、その時々の帆走條件に適した曲率をセイルがも
つようにする試みがある。このようなタイプのセイル設
計の1つに、垂直に隣接したセイルパネルの接合部に沿
ってバッテン(帆をぴんと張るために帆の中に入れる薄
板)をいれ、このバッテンの後端にローラーを担持させ
て、上端がセイルの頂上に、下端をブームに担持したウ
エンチ(wench )上でスプール(巻いた)したリ
ーチロープを受けるようにして、リーチロープ上のダウ
ンフォール(おろし索)を加減して、バッテンの曲率が
変化できるようにする。このタイプのセイル構造の実施
例は米国特許第2561258号に示してある。
又別のどちらかといえば大型帆船用のセイル曲率を選択
的に変化させる試みでは、上下のアームをマストの上下
位置から後方へのばし、上下アームの後端部をセイルの
中間部分と組み合わせて、セイルを側方へ拘束する方法
がある。この場合上下アームから横断して外方へのばし
て、マスト上で組みあった長いヴエーン(翼)の後方エ
ツジへ押しつける目的で輪郭用アーム(コンタ−リング
アーム)を使用する。このときヴエーンはセイルのラフ
を受ける。上下のアームから外側方へ突出したコンタ−
リングアームの距離がセイルのそり(キャンバ−)をコ
ントロールする。この種のやや複雑な構造のセイリング
装置は、セイルボードのような軽量のクラフトには不適
当なことが判ろう。このタイプの例は米国特許第488
8888号に開示してある。
本発明が関係するタイプの軽量クラフト、例えばセイル
ボードは、普通レーシング用と波のり(ウェーブジャン
ピング)用に使用されているものである。その場合フー
トストラップ(足をかけるひも)をボード上の固定位置
に設けて、セイラーの足をボードに固定する。このこと
は波のり時に特に大切なことである。何故なら波のり中
も、時としてボードが水から全く離れて空中で垂直にな
り、一方セイルの方は水平になった時でも、セイラーは
足をこの固定具でボードに固定し、両手はしっかりブー
ムをにぎっていることになる。このセイルボードの欠点
としては、一度空中に出ると、セイラーは足の位置をか
えることができず、従って空気中での足の力学的位置が
理想から外れる結果になることである。更に各個人にあ
った多数の足の固定具をセイルボードにつけねばならぬ
ことになる。又通常の多くのブームでは、セイラーは手
の垂直位置を余り変えることができなくて、その結果と
してセイルの作用力の中心に対して、セイラーの体重位
置が可変になる範囲が制限を蒙ることになる。このこと
は波のり時特に意義が深くて、若しセイラーが体をセイ
ルの作用力の中心近くに位置することができれば、セイ
ルボードと一緒に前方へ投げ出されることはなく、セイ
ルを翼のように使用して高く飛び上ることも可能になる
従ってクラフトの上に立っているセイラーが両足をボー
ドにつけたままで、両足位置をボードに対して意のまま
に簡便に移動できるような軽量クラフト用のセイリング
装置を提供するのが本発明の目的である。
、(問題点を解決するための手段) 先に述べた目的、更にこれ以外の目的も本発明に則って
、複数個の長くのびたフレキシブルなバッテンを、マス
トに担持したセイルと関連して使用すれば達成できる。
各バッテンの前端はマストに対して側方へ旋回するのに
適したソケット内へはめこむ。ソケットには後方へのび
たサイドフランジがあって、これがお互に集ってソケッ
トの後方に狭いギャップ(間隙)を形成し、これに対応
するバッテンがすぼりとはまる。そのときフレキシブル
な織物製の蝶番を用いてバッテンの前端をソケットに付
属させる。織物製蝶番には中央にループ状の部分があっ
てこれがソケットのギャップを通ってソケット内部にま
で達し、バッテンの前端の周囲をかこんで、マストに向
ってバッテンが前方へ動くのを制限する。この蝶番はバ
ッテンが前へ動くのを制限する一方、同時にソケット内
部で、バッテンが撓曲している程度と側方への方向に応
じて、ソケットフランジ間で側方へのバッテンの転移を
可能にする。又セイルのリーチ部にバッテンの後方への
動きを拘束すると共にバッテンに圧縮荷重をかけて、バ
ッテンを側方へ曲げる手段を付属させる。バッテンが撓
曲した状態になると、ソケットの風下側にあるソケット
フランジの内面と、ソケットの風」二側にあるソケット
フランジの後端がバッテンの前方部に曲げモーメントを
与えて、バッテンのその部分の曲率を増大する。
バッテンの曲率はセイル輪郭を決定するので、このよう
な構造をとると高いキャンバ−(、J:、反り)比が得
られて、セイルの最大のドラフトがラフ近傍前方に位置
することになって、セイルの輪郭が効率の高い空気力学
的な形状をおびるようになる。
本発明を別の観点からみると、セイルのラフ部分が比較
的大きなソック(ふくれた部分)状になり、これがマス
ト、ソケット及びバッテンの前方部と組み合う。従って
バッテンに圧縮荷重がかかるとバッテンはラフの風下側
の曲率を決定する。
ラフの風上側ではソケットは実際上フラットパネルとな
ってマストから接線的に後方へのびて、セイル後方部に
ソックがついている位置まで達する。
このようにしてソックが通常のセイルボードと類似のク
ラフト用セイルにくらべて高効率の非対称の空気具の形
を定めることになる。
本発明を更に別の観点からみると、セイルの全長にわた
ってリーチから前方へのびた対応するバラテンポケット
内にバッテンが配置してある。ポケットの前端は対応す
るソケットの後方ギャップと通じているために、バッテ
ンはソケットギャップを通してソケット内部へ容易にそ
う人できる。
バッテンポケットは中間部分をフレキシブルな材料で作
り、ポケットが各種の長さのバッテンを収納してバッテ
ン上にかかる圧縮荷重を維持できるよう伸縮自在にする
本発明を又別の観点からみれば、セイルで推進する本体
又はそのほかの構造体上にマストを担持して、本体がそ
れに乗ったセイラーを支える役目を果している。本体に
は足の固定具があり、セイラーは足をこの中へ入れて本
体に足をアンカーする。固定具は本体に沿って移動調節
が可能なためにセイラーは自分の足を本体に対して自由
な位置におくことができる。又固定具には足が入るひも
と、このひもに接続してひもから下へさがったスライド
と、トラックに沿って滑動自在にスライドを受け入れて
ガイドする本体に沿ってのびたトラック(通路)とが付
属する。
本発明を又別な面から見れば、足の固定具のひもは垂直
軸のまわりに旋回自在なため、セイラーは本体に足をの
せた位置で角度が自由に変えられる。更に本発明ではセ
イラーが容易に使用できるように、足の入るひもを外観
上標準的な角度位置へもどす手段が付属している。
本発明を又別な見地から見るときは、あたかもセイルボ
ードを波のりに使用する時のように、ブームを航空機の
翼のように側方へ配置している。
(実施例) 以下、添付の図面に基づき本発明の詳細な説明する。
第1図は本発明のセイリングシステムを、セイルボード
装置20を有する帆船(ウォータークラフト)として具
体化したものである。装置20はボード22と、ユニバ
ーサルジヨイント26でボード上に固定したマスト、又
はスパー(帆柱)24からなっている。本発明に則って
製作されたセイル28は、マスト24の中間部から後方
へのびたブーム29と一緒にマスト24にとりつけであ
る。複数個のフレキシブルなバッテン80がセイル28
に設けられているポケット31を通ってのびており、こ
れに対応するソケット32と組み合う。ソケット32は
マスト24のまわりに旋回可能なように作り、バッテン
に圧縮力がかかったとき、セイルを空気力学的に効率の
よい形に保つように、バッテンの前端に曲げモーメント
をあたえる。使用時セイラーはボード22上に立って、
ブーム29をつかんでマストを真直ぐな位置に保つと共
に、セイルを操作して舵をとったり、或は又セイルボー
ド装置20の効果をコントロールする。
再び第1図を参照すると、ボード22は代表的な長さが
約3〜4m、代表的な巾が約1/2〜3/4 mの長手
の形状に作る。ボードの前後端にはテーパーをつけるが
、希望に応じてアフト(船尾)を丸めてもかまわない。
本技法の標準としてはボードをがん丈で軽い、耐水性材
料、例えば発泡プラスチック又はファイバーグラス組成
物で作るのが理想である。スケグ(船尾の突出部)33
がボード22の後部の下側から垂れ下っている。
図では示していないが、ダガーボード(垂下竜骨)をボ
ード22の中間から下向きにのばしてボードの方向的な
安定性を向上させることもできる。本発明では図面で示
したボード22以外の形のボードも考慮すると共に、ボ
ード22を小型の水、陸用クラフトに用いているプラッ
トフォーム又はボデー(本体)で代用することも考えて
いる。
第2〜4図ではボード22のアフト(船尾)部分に複数
個の足の固定装置34がボードに対して縦方向及び、又
はある角度をなして随時、選択的な位置がとれるように
担持されている。それぞれの足の固定具には、四角な平
たいベース38上にアーチ形をしたひも36がついてい
る。ひも、36のサイズと形はセイラーの足がうまく入
るように選定し、理想的には足を入れたとき気持ちよい
弾性のある材料で作って、形をセイラーの足の断面プロ
フィールにマツチするようにする。植こみボルト40を
ベース38の中−央部から一般に角形をしたスライド(
滑子)44の上部壁42の中央にあけたこれにフィツト
する孔に通して下へのばす。
ボルト40のためにひも36とベース38はスライドに
対して一緒に回転する。第2図から更に詳しく判る通り
、スライド44は長くのびたトラック(通路)46の滑
路内にぴったりはまるサイズと形にする。トラックの滑
路から上向きにトラックの上面まで狭いスロットをつけ
てボルト40用のすき間を設ける。第1図に示したよう
に一般にボード22に関して長手方向に、1個のトラッ
クを実際上ボードのセンターラインに沿って縦方向に、
他のトラック(複数)をこれの両側に配置する。このよ
うに配置することで、ボードの何れの側に立つときでも
足をうまく固定するのに、3個の固定具34があるだけ
で十分ということになる。
あるセイルボードでは、セイラーの足に十分なアンカー
位置を確保するのに、少くとも8〜10個の固定装置を
つけることも珍しいことではない。
トラック46をボード22と一体につくってもよいし、
或は別々に作ってからボードの上面48に作った適当な
スロット内に担持して、トラックの上面が実際上第2図
に示す通り上面48と一致するようにしてもよい。又別
に作ったトラック46をボード22に適当な方法、例え
ば適当な接着剤又は固定具、例えばねじ(図示せず)で
固定することもできる。若しトラック46をボード22
と一体物に作る場合には、各トラックの一端に凹み50
を作り、トラック内にスライド44をはめこんだり、或
はトラックからスライドを外したりできるようにするの
が理想的である。凹みはスライドの形にマツチした長方
形にするのが一般的である。スライド44を相手のトラ
ック46に組み合わしたら、プラグ52を用いて凹みを
うめて、スライドが不注意でトラックから外れるのを防
止する。
本発明によれば、足の入るひもの開口部が外観上ボード
22の長手方向に直角な位置にくるように固定具34を
作る。このことは第2.4図に示す通りスライド44の
下側にあけたスロット56内に、コイルスプリング54
をいれることで達成できる。コイルスプリングの内端を
、ねじ40の下端部に横断してあけたクリアランスホー
ル(ガタのある孔)に通し、外端はスライドの側壁58
に貫通してあけたクリアランスホールに通し、側壁58
の外壁に作った浅いスロット内へいれて、スプリングの
外端を保持すると共に、トラック46内に生じた滑路ヘ
スプリングがはさまるのを防止する。従ってセイラーは
足を廻すだけで、スプリング54の抵抗に打ち勝ってボ
ード22に対するひも36の配置を容易に変更できるこ
とが判ろう。しかしセイラーの足がこの固定具から抜け
ると、自動的にコイルスプリング54がもとの第1図に
示した配置までひもをもどすことになる。
ひもの外観上の配置がコイルスプリング54の構造を変
更することでかえられることは勿論である。
コイルスプリング54は外観上ひも36をある選定した
位置におくだけでなく、更にねじ40の下端をスライド
44と組み合った状態に保つのにも役立つ。スプリング
54とスライドの下面間に平らなワッシャー60を介入
させて、スライド下面に対する実際上ベアリング面の役
目を果させる。
操作に当っては、セイラーが足を動かすだけでひも36
は簡単にトラック46に沿ってスライドして、角度まで
が変った位置になる。希望する縦方向の位置と角度を占
めたあとは、ボード22の上面48にのっかっているセ
イラーの足の力でその位置に保たれる。ひもの位置は、
ボード22とセイラーが空中にあるとき、すなわち波の
り中でも望み通りに変えられることが判ろう。
又若し希望するなら、ひも36が下部にあるスライドに
対して回転することなしに対応するトラック46に沿っ
て滑動できるように製作することも可能である。この目
的のためには、ベース38をトラック46内を移動する
スライド44にピン又はそのほかの方法で固定すればよ
い。こうすると固定具34の構造は若干簡単になる。
、第1図に示す通り、マスト24の下端をボード22上
にユニバーサルジヨイント26で担持することは本業務
に関係する者には周知である。ユニバーサルジヨイント
は実際上ピボット的な拘束力のない、復元性のある部材
として図示してあるために、マストはセイラーによって
何れの配置にも倒すことができるし、セイラーが支持し
ないときにはボード上に横にすることもできる。ユニバ
ーサルシタインド26をゴム又はそのほかの弾性のある
材料で作るのが好ましい。ユニバーサルジヨイント26
は又ボールとソケットからなるほかの形式(図示せず)
、又はジンバル(計器等を水平に保つ装置)(図示せず
)形式に作ることも可能である。但し本発明の精神と範
囲から逸脱しないようにすることは勿論である。
マスト24は上向きの方向にテーパーをつけるのが理想
であって、荷重特に曲げ荷重に耐える性能を著しく低下
することなしにマストを中空構造にして軽く作るのが好
ましい。
先に述べた通りハンドル部材72でもってブーム29を
構成すれば、セイラーは自分の手の垂直位置を随意に変
えることができることに注目されたい。その結果セイラ
ーはセイルの作用中心点の位置に関して体重の中心位置
を選択的に変更できることになり、このことはボードセ
イリングの時に重要である。又例えばセイルボードで波
のりをする時には、セイラーは自分の体重をセイルの作
用中心に出来るだけ接近させて、セイルを羽根のように
使用して高く飛びあがれるようになることが好ましい。
若しセイラーの体重がセイルの作用中心から余り離れて
いると、セイラーとセイルボードは一緒に前方へ投げ出
されることになろう。
第1図に示したハンドル部材72に類似した部材が、ほ
かのタイプのセイルボードによる帆走、例えば図示して
いないがリジド(硬直)な固定翼タイプの帆走にも応用
できることが判ろう。
次に第1図と第5〜8図では、セイル28をマスト24
に張ったところが示してある。すなわちセイルは若干側
方のプロフィールが楕円形になっていて、ブーム部材6
6.68の側面間に位置している。ほかのタイプのセイ
ルを使用することも可能である。セイル28のラフ部分
はマスト24上に組み合ったかなり大型のソック(ふく
れた部分)80から形成されている。ソック8oは水平
方向に弦状になった幅をもち、この幅は実際上マスト直
径よりも大である。第1図に示す通り、ソック80の後
方エツジ82は実際上直線状にヘッドからセイルの足ま
でのびている。このようにソックの弦状をした部分の巾
はセイルの高さに従って変化し、セイルの中間点あたり
に最大中が位置するようにする。セイルのヘッド(頂上
)と、リーチ(横帆の縦縁)に隣接するソックの弦状巾
は最小で5〜6インチ、一方ラフの大部分に沿った部分
の巾は少くともそれに隣接するマスト直径の5倍あるの
が好ましい。このことはセイルの弦状巾の少くとも1/
4にわたってのびているセイルヘッドの弦状巾について
一般にあてはまること゛である。開口部84をソック8
0の前端部に作って、ブーム部材66と68の前端をマ
ストに固定するためのアタッチメント用アレンジメント
70を収容する。ソック80のトップは密閉して、例え
ばセイラーがマストを倒したときソックへの水の侵入を
防止すると共に、マストのトップをこれでおさえる。セ
イルヘッドをマストのトップに固定するのに更にほかの
手段が使用できることも業界で周知の通りである。
セイルのタック部分をマスト24の下端に固定するの番
こダウンフォール(おろし索)86を使用する。本技術
分野では周知の通り、ダウンフォールはセイルのタック
部に担持した補強用のはと目金具、すなわちグロメット
(素環)(図示せず)へむすびつけたロープすなわちラ
イン(索)である。ラインの反対の端末はクリート(止
索栓)88に結ぶか、マスト24の下部に担持したプー
リー(滑車)(図示せず)に接続する。ダウンフォール
を調節するとラフにかかる張力が変り、その結果セイル
の通風、すなわちキャンバ−(反り)が変る。ダウンフ
ォールを調節するとマストの曲率まである程度変る。
第1図を更に参照すれば、セイル28のクルー(帆耳)
を下部ブーム部材68の後部につけるのに下部のアウト
フォール(出し網)90がついている。図示する通り、
下部のアウトフォールはライン状でクルーを貫通したグ
ロメット92を通って、クリート(耳形素止め)94、
又はブーム部材68上の適当な手段へ止める。図示して
いないがプーリーをアウトフォール90と組み合わせて
使用して、アウトフォールに張力をかけるとき、機械的
な利益が得られるようにする。下部のアウトフォールの
方は風そのほかの条件に対して事前に調節しておいて、
実際に帆走をする前に希望するドラフトとセイル曲率か
えられるようにすることはこれ又本技術分野では周知の
ことである。
第5.6図に示す通り、セイル28のソック部80は2
個の互に離れたパネル又は単一の連続パネルから成って
いて、これらがマストのまわりにのびてセイルの後部1
01に固定してある。以下に詳細に説明する通り、ソッ
クは3次元の空気翼を形成しているが、セイルの後部1
01は1枚のパネルから作って重量をへらすようにする
。下部の補強パネル102はタックとクルー間でセイル
の足に沿ってのばし、この間に作用する張力荷重へのセ
イルの耐久性が増大するようにするのが理想である。本
発明では更にリーチ補強パネル104があって、セイル
めヘッドとクルー間に直線状にのびて、セイルのこの部
分にかかる引っばり荷重に直接耐えるようになっている
。理想的にはパネル104はヘッドとクルー間にかかる
引っばり荷重に耐えるのに必要な幅より広くとることは
なく、従って第1図に示した通り、パネル104の後部
エツジはセイル28の実際の後端エツジの前方に位置し
ている。その結果セイル重量が必要以上に重くなること
はない。又脚部の強化パネル102とリーチ補強パネル
104の両方を、ステイツチング(縫合)又はそのほか
の周知手段でセイル28に接続できることが判ろう。
複数個のバッテン30をセイル28に沿って長手方向に
のびたバッテンポケット31内に通してこれに対応する
バッテンソケット32と組みあわせる。その際バッテン
はうすくで長くのび、強度があってフレキシブルな上、
外観が平らな社料で作り、更に相当程度の圧縮と曲げ荷
重にも耐える一方、極めて軽いことが要求される。この
ような材料の1例にファイバーガラスをあげることがで
きる。バッテンの厚みと巾は全長にわたって均一にする
か、又はバッテンにテーパーをつけて、バッテンが全長
にわたって耐える曲げ荷重の変化に応じてバッテンの断
面モジュールが変るようにしてもよい。
バッテンが理想的におさまるポケット31とはバッテン
がきっちり入る寸法に作ったもののことである。ポケッ
トはセイルの弦に沿ってのびてソック(ふくれた部分)
80の内部をつきぬける。
ソック80内へのびたポケット部分はセイル28とは無
縁に作る。セイルの後部101に沿ってのびるポケット
部もセイルとは独立して作って縫合又はそのほかの方法
でセイルに止める。或は又ポケット31の後方部のパネ
ルの片側をセイル28そのものに4作り、ポケットの他
の側を、第6図の106が示す通りのクロス(織物)の
ストリップ(布片)その他のセイル材料で作ってセイル
に縫合等の手段でとめてもよろしい。
第5〜8図に示したバッテンソケット32はセイルの風
下側にあるラフの曲率決定に役立つ。ソケットはバッテ
ンの前端に曲げモーメントをあたえて、バッテンの形状
をきめると共に、セイルの風下側に希望する空気力学的
に効率のよい輪郭を与える。セイルボード装置20に使
用したバッテンソケット32のそれぞれは実際上同じ形
と構造をもっているので、唯一個のバッテンについてだ
け詳述することにする。従ってここでのべる説明はほか
の各ソケットに適用できるものである。
ソケット32にはマストの隣接部分の曲率に相当した曲
げをもつアーチ状の前方部分110が付属していて、こ
れでマストに対して均一に乗っかった形になっている。
ソケットの前方部分110はマストの周囲の一部、好ま
しくは120の範囲で沿ってのびる゛ようにする。ソケ
ットの前方部110をこのように作ると、それに対応す
るバッテン80の曲率の程度と曲率の方向に応じて、ソ
ケットがマストのまわりで側方へ旋回可能になることは
次に説明する通りである。
ソケット32には更にカーブしたフランジ112があっ
て、ソケットの前方6部110の各側方エツジから後方
へのびている。フランジ112は外方へ凸であって、前
方部110から後方へ行くにつれて、ソケット後方で垂
直方向に狭いギャップ114ができるように互にフラン
ジが接近する。フランジ112の曲率は、ラフの風下側
にあるソック80の隣接部分の最適希望曲率に合致する
ように作るのが理想的である。
ソケット32は軽量であるがリジド、又は実際上リジド
で耐衝撃性のある材料で作るのが好ましく、この事は又
マストのまわりを自由にソケットが旋回できるようにマ
スト24を作るときのマストの材料ともマツチしている
。この要求を満す可能性のある材料としては、例えばポ
リ塩化ビニール及びポリカーボネートであるが、ソケッ
ト32がこれ以外の材料で製作できることも御理解願い
たい。又ソケット32の高さをバッテン30の前方部の
巾に等しくとって、以下に詳細に説明する通り、バッテ
ンが側面へ出っばらないようにするのが好ましいが、こ
のために不当な重量が本発明に付加するようではいけな
い。
バッテン30の前端部はソケット32につけたこれに密
にフィツトする蝶番118内へさしこんで蝶番にバッテ
ン前方端の台座の作用をさせると共に、ソケットフラン
ジ112の内面内で、バッテンがまげられる程度と方向
に応じて、バッテンが前後に動けるようにする。更に第
6.7図からよく判る通り、蝶番118は2個の長くの
びた軽量材の層120 、122から作るのが理想であ
るが、実際はダルコン(商標)織布又はそのほかの適当
なポリエステルのような伸縮に耐える織物を、横断して
走る縫目124 、126に沿って縫合して、中央に2
重厚みになったループ128を作り、これがギャップ1
14を通って前方のソケット32の中空になった内部に
まで達してバッテン30の前端部とそれに対応するポケ
ット31を受けるようにする。蝶番層120はソケット
フランジ112の内面と重なり、ご方蝶番層122はソ
ケットフランジの外面と重なる。両蝶番層を、両蝶番層
にあけたガタ孔と、ソケットフランジにあけたこれにマ
ツチする孔にリベット129を通してソケットフランジ
に固定する。
ソケットフランジ112の後方エツジは丸めて、まわり
にのびた蝶番層122を裂いたり損傷しないようにする
。又両蝶番層120と122は全側方エツジに沿って一
緒に縫合して、ソケットフランジ112をつつみこみ、
バッテンポケット31の前部130を2個の蝶番層に固
定して、ポケットの前方部分がループ128の一部とし
て作用するようにするのが好ましい。或いはここに述べ
たように構成する代りに、ポケット31の前方部が、丁
度縫目124と126の直前まできて、ループ128の
実際上全長をオーバーラツプせずに終らせるようにする
こともできる。
次に第8図に於て、蝶番を互に垂直方向に文えるために
ライン136が上下に隣接した蝶番118間をつないで
いるのが分る。ライン136の上下両端はソケット32
内部、すなわち蝶番のループ部128の内部に位置する
蝶番層の部分にあたる蝶番! 120 、122の上下
のへりを貫通して通ったグロメット138を通してのば
すのが好ましい。従ってライン136は、バッテンポケ
ット31と、対応するソケット32が一線上にくるのを
助ける。最上部の蝶番118は、対応するライン136
でマスト24の頭上部分に支持することもできる。
本発明に必須という訳ではないが、セイルソック80の
風下側の輪郭をスムーズにする目的でフェアリング(整
形、空気抗力を減するために機体の外形を整えること)
140を使用することもできる。これがよく判る第6〜
8図では、フェアリング140をうすくて長くのびたフ
レキシブルな部材で製作し、これでマスト24の前部の
周辺をかこんで、蝶番層120と122をソケットに固
定するのに用いたのと同じリベット129でソケット3
2のフランジ112に固定する。フェアリングの巾はソ
ケット32の高さに等しくとる。マスト24の前方周辺
にまでフェアリング140をのばすと、フェアリング1
40がソケット32をマストにつき合わして支持する。
しかし圧縮荷重がバッテン30にかかっている間は、ソ
ケット32はマストに押しつけられているのでこれは不
用である。図から判る通り、フェアリングには一尾部(
テイル)142があって、これがリベット129からソ
ケットギャップ(間隙)114の少し後方位置まで後方
へのびている。セイルソック80の風下部分では、フェ
アリング140のためにマスト24から連続したスムー
ズな表面がソケットフランジ112に沿い、バッテン3
0の前方部分、すなわちバッテンに後方が隣接したソケ
ット32に沿ってのびている。セイルソック80の風下
側にこのようなスムーズな輪郭をつけることで、セイル
28のこの部分に乱流が発生する可能性をフェアリング
が減少させることは容易に理解されるところである。
第7図に於て、バッテンポケット31の前方部分130
を、蝶番ループ128から後方へフェアリング140の
後端エツジの僅か後方位置までのばして、中間にあるポ
ケット部分148と交わらしめる。ポケット部分は弾性
のある材料で作って、ポケットが長さの異なるバッテン
を受けいれて、バッテンの長さに沿って圧縮荷重を受け
るようにするのが好ましい。ポケット中間部分148は
縫合又はその他の適当な手段によってポケットの前方部
分180の後部に付属させる。ポケットの中間部分14
8の後端はバッテンポケット81ののびた後方部分15
0の前端に縫合するか或は付属させる。第5.6図に示
す通り、バッテン部150の後端はバッテン30後端の
僅か前方で終らせる。
次に第5.6図に於て、セイルの風下側で、セイル28
のリーチ部分にのびたストラップ(索)156を固定す
る。ひも156は縫合、その他の手段でセイルに固定す
る。ひも156は対応するバッテンポケット31と一直
線になるように取付けて、バッテンの後端に巻いてのば
し、セイルの風上側にあるバッテンポケット31に固定
したバックル(締金)158と組み合わせる。ひもは適
当にひきしめて、バッテン30上に希望した圧縮荷重が
かかるようにして、バッテンに希望曲率をあたえる。
そのときひも156の代りにほかの手段を使ってバッテ
ンに圧縮荷重があたえられることも明らかである。例え
ばグロメット(図示せず)をセイルにあけた開口部に担
持し、第2のグロメット(図示せず)をポケットセフシ
ロン106の後部でこれと一直線上に配置し、次で1本
のライン(図示せず)で2個のグロメット間とバッテン
の端末を周知の方法で接続してもよい。
バッテン30を第5〜7図に示した程度まで撓曲すると
、風下のソケットフランジ112の内面と、風上のソケ
ットフランジの後端が相互に横方向に作用し合って、バ
ッテンの隣接部分をひきとめて、その結果その位置にあ
るバッテンに側方へのモーメントが生ずる。その結果バ
ッテン30の前端は実際上バッテンのそのほかの部分よ
りも強くカーブする。バッテン30の曲率はセイル28
のラフ部分の輪郭を決定するので、本発明では、セイル
にかかる最大のドラフトがかかる場所はセイルに隣接し
たソケット32になる。その結果セイル28は通常のセ
イルボードによる帆走のと゛きよりも一層効率のよい空
気力学的な形をとることになる。
第5.6図に示した程度までバッテン3oに圧縮荷重を
かけると、セイルソック8oの風上側はのびて平らな直
線状になって、マスト24がらソックの後端82までが
接線的に後方へのびた平たい形になる。その結果、セイ
ル28の前方部はソック80でなったように、通常のセ
イルの方法通リフラットな2次元の形になるよりは、バ
ッテン30で非対称の3次元の形に保たれる。その結果
ソック80はセイル断面がフラットなときよりも、実際
上効率の良い空気力学的な形をとるようになる。若し希
望するならソック80はセイル28の弦(コード)の長
さ一杯までのばせるので、セイル全体が効率の良い3次
元の2重面の翼を作るようになる。
セイル28の作用角度を変えるとき、例えば左舷から右
舷へ切りかえるとき、風圧はセイルの反対側にかかって
、このためにバッテン30は第5〜7図に示したのとは
反対側へ撓曲する。バッテン30の撓曲に変化がおこる
と、ソケット32はマスト24のまわりに、第5〜7図
に示した図に対して反時計方向に自由に旋回して、バッ
テンの前端はソケット32の反対側フランジ112にの
しかかることになる。このことがおこるとセイル28の
断面プロフィールは図示した像の丁度鏡像となって表れ
る。
上にものべた通り、セイルが風をはらむと、マスト24
はセイラーから見て側方とアフト方向へまがる。このマ
ストが曲がることでセイルのラフに沿って引っばり荷重
が生じ、これとセイルのコードに沿って作用する引っば
り荷重とがセイルを平らにして、有効な空気翼の形が消
失する。しかし圧縮荷重がかかったバッテン30はコー
ド方向にかかる張力に抗し、従ってセイルが平らになる
のにも抗して、非対称で空気力学的に効率の良い形を保
つが、このことは類似のセイルボードで使用するセイル
では不可能なことであった。
゛  第9図は本発明の別の好ましい具体例を示したも
のであって、バッテンソケット82は前方を円形170
に工作して、マスト24′の周囲に密にはめたものであ
って、ソケットはマストのまわりを自由に旋回できる。
ソケット32には又カーブしたフランジ172があって
、円形部170の反対側から接線的に後方へ互に接近し
乍らのびて、ソケットの後部で上向きのギャップ114
を構成する。ソケット3−2の構造ににせでフランジ1
70もセイルラフの風下にむけて希望する最適曲率で先
細りにする。ソケット32と関連して用いた蝶番118
の代りに、バッテン30の前部をアーチ型をした台座1
74で押える。台座はソケットフランジ170間をつな
ぐと共に後方に向って凹になっている。台座174はバ
ッテン80が前へ動くのを防止すると共に、バッテンが
ギャップ114に関してピボット運動すると、ソケット
32内でバッテンが自由に横運動をするのを可能にする
。従って台座174は実際上光にのべた蝶番118と同
じ作用をすることが判ろう。
これは”必須ではないが、バッテンポケット(図示せず
)をセイル28と関連させて使用して、バ通ずるように
するのが好ましい。このように作ったバッテンポケット
(図示せず)は、バッテンがポケットに沿って前方へス
ライド(図示せず)したとき、バッテン30の前端がギ
ャップ114と組み合うのを助ける。以上のべた相違点
以外は、第9図に示した帆走システムを、実際上第1〜
8図の先に説明した帆走システムと同じように作るのか
理想的である。従って第9図に示した帆走システ゛ムの
ほかのコンポーネントについてはここに繰返し説明を加
えない。しかし第9図に示した帆走システムは先に第1
〜8図で示した帆走システムと同じ利点を備えている。
第10.11図は本発明の別の具体例を示したものであ
って、バッテン30は全長に沿って平らに作る代りにバ
ッテン全長の中間点182で90ひねって、後方部分を
垂直よりはむしろ水平に保つ。
こうするとバッテンのアフト部分180の側方断面のモ
ジ−ラスが増大する。ここで後部190を硬くすると、
バッテンはセイルを希望曲率に、特にセイルのリーチセ
クションで希望曲率に保てるようになる。
第10図に示す通り、バッテン30のひねった部分18
2はバッテンの相当の長さにわたるので、バッテンのこ
の部分が弱くならずに、曲げと圧縮荷重に耐えられるよ
うになる。バッテン3oは強じんでフレキシブルな上輪
量な物質、例えばポリカーボネートで作るのが好ましい
第11図で軽量、耐水性で更に圧縮荷重に耐えるフオー
ム(発泡体)、その他類似物質からなる長くのびた補強
部材184を、バッテン後部セフシラン180の上下面
に接着又はほかの手段で固定して、バッテンの重量を著
しくは増大しないで、垂直方向のバッテンの後部セクシ
ョンの硬直性を増大している。補強部材184の断面を
三角形にして、セイルの平らな平面とバッテン30の後
部セクション180の側方エツジ186間でスムーズに
変るようにするのが好ましい。ここでバッテンポケット
188の大きさを適当にすれば、三角形をした補強部材
184と一緒にバッテンの後方セクション180もぴっ
たり収容できることが判ろう。
−先に説明した通り、本発明はフレキシブルなマストが
ついたクラフトで特に有利に使用できるのであるが、バ
ッテン30、ソケット32、拡大したソック80を具備
した本−発明は、実際上リジドなマストのある帆走シス
テムの空気力学的効率を改善するものである。これら及
びこれ以外の本発明の帆走システムのコンポーネントは
、リジドなマストにあげた帆の形を非対象で空気力学的
に高効率の形状にするのに効果がある。
本発明が関係する業務に熟練した者には明かなように、
発明の精神又は特性から逸脱することなしに上に述べた
のとは異る形態にも具体化できる。
以上説明した各種帆走システムの具体化とコンポーネン
トは、あらゆる点からみてこれを例示と考えて、これを
もって何らかの制限を加えるものとは考えるべきではな
く、本発明の範囲はあくまでも前記特許請求の範囲で述
べる通りである。
【図面の簡単な説明】
第1図はセイルボードに組みこんだ本発明のセイリング
装置の透視図である。 第2図は第1図に示した本発明の一部断面の拡大図であ
って実際上第1図を2〜2線で切断したときの足の位置
が調節可能になった足の固定装置を特に示したものであ
る。 第3図は第2図に示した足の位置が調節可能になった足
の固定具を3〜3で切断した拡大断面図である。 第4図は第3図に示した足の位置が調節可能になった足
の固定具を、実際上4〜4線で切断したときの一部断面
を示す拡大図である。 第5図は第1図に示した本発明を実際上5〜5線で切断
したところを示す拡大、断面図で、一部の成分(コンポ
ーネント)は判り易いように省いである。 第6図は第5図に類似した本発明の一部断面を示す拡大
図である。 第7図は第6図に示した本発明の−”部所面を示す拡大
図である。 第8図は本発明のバッテンとバッテンソケットを示すた
め、一部所面を拡大して示した透視図である。 第9図は第6図類似のバッテンソケットの好ましい具体
例を示す一部断面図である。 第10図は本発明に従って製作したバッテンの好ましい
具体例を示す側面図である。 第11図は第10図のバッテンを11〜11線からみた
拡大断面図である。 20・・・セイルボード装置、   22・・・ボード
、24・・・マスト又はスパー、 26・・・ユニバーサルシヲィント、 28・・・セイル、29・・・ブーム、30・・・バッ
テン、31・・・バッテンポケット、   32・・・
ソケット、34・・・足の固定具、      36・
・・ひも、38・・・ベース、40・・・ボルト、44
・・・スライド、46・・・通路、  54・・・コイ
ルスプリング、66.68・・ブーム部材、 70・・・アタッチメント用アレンジメント、80・・
・ソック、86・・・ダウンフォール、88・・・クリ
ート、   90・・・アウトフォール、118・・・
蝶番、  120 、122・・・軽量材の層、136
・・・ライン、138・・・グロメット、140・・・
フェアリング、 180・・・バッテン後部セクション、184・・・補
強部材。 特許出願人  トーツス・ジー・ニジムラ泉株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 マストを備えた本体を推進するセイリング装置が、 (A)マスト上に支持できるセイルと、 (B)マストと協同して、マストに対してソケットを側
    方へ旋回可能にする前方部と、 この前方部から後方へのび、互に接近して後方にギャッ
    プを構成するサイドフランジとからなる最少1個のソケ
    ットと、 (C)セイルに沿ってのび、ソケットギャップを通って
    ソケット内までのびた前方部分を備えたフレキシブルな
    バッテンと、 (D)バッテンがリーチの方へ長手運動するのを拘束す
    る後方手段と、 (E)バッテンがラフに向って長手運動するのを拘束す
    ると共に、同時にバッテンの前端部がセイルの受ける作
    用力の角度に応じて、ソケットに対して側方へ移動する
    のを可能とし、その際前方の拘束手段が後方の拘束手段
    と共同してバッテン部に圧縮荷重をあたえるような前方
    手段とからなることを特徴とするセイリング装置。 2 セイルのラフ部分がマストとソケット上で組み合っ
    たソックを規定し、このソックがセイルに沿って相当距
    離にわたって後方へのび、そのためにセイルのソック部
    が非対称の空気翼を構成した特許請求の範囲第1項記載
    のセイリング装置。 3 セイルのソックがラフから後方へ、少くともセイル
    の水平長さの1/4にわたってのびて、実際上セイルの
    全高に及ぶ特許請求の範囲第2項記載のセイリング装置
    。 4 セイルがリーチ領域に補強手段を備え、この補強手
    段が実際上クルーとセイルヘッド間の直線に沿ってのび
    た特許請求の範囲第1項記載のセイリング装置。 5 補強手段がセイルと一体物に作られた特許請求の範
    囲第4項記載のセイリング装置。 6 ソケットの前方部分が、隣接するマスト部の形と一
    致してアーチ状になった特許請求の範囲第1項記載のセ
    イリング装置。 7 ソケットのサイドフランジがソケットの前方部から
    後方へのびる方向にアーチ状になって、サイドフランジ
    の外面にその全長にわたって凸の曲率を形成した特許請
    求の範囲第6項記載のセイリング装置。 8 ソケットの前方部分が実際上マストをとりまくよう
    になった特許請求の範囲第1項記載のセイリング装置。 9 ソケットの前方部分が実際上円形になった特許請求
    の範囲第8項記載のセイリング装置。 10 ソケットのサイドフランジがアーチ状になっての
    び、サイドフランジの全長にわたって凸表面を形成した
    特許請求の範囲第8項記載のセイリング装置。 11 複数個のソケットと、セイルのラフの高さに沿っ
    て本ソケットをある間隔で支持する手段とからなるセイ
    リング装置。 12 後方の拘束、手段が調節可能であって、バッテン
    の隣接端部に選択的に荷重がかけられるようになった特
    許請求の範囲第1項記載のセイリング装置。 13 前方の拘束手段がソケットのサイドフランジ間に
    あるソケットを横切って側方へのびたクロス部材を備え
    た特許請求の範囲第1項記載のセイリング装置。 14 クロス部材がソケットのサイドフランジに付属し
    た特許請求の範囲第13項記載のセイリング装置。 15 クロス、部材がアーチ状をして、バッテンの前端
    部へ凹形をした台座面を提供する特許請求の範囲第13
    項記載のセイリング装置。 16 前方の拘束手段がソケットのギャップからソケッ
    ト内部までのびたフレキシブルなループのある蝶番から
    なり、本ループがバッテンの前端部を受けてバッテンが
    前方へ運動するのを拘束する一方、バッテン前端の側方
    への拘束は実際上自由になっている特許請求の範囲第1
    項記載のセイリング装置。 17 バッテンの前端部がラフに沿った方向へ動くのを
    拘束する手段をループが備えた特許請求の範囲第16項
    記載のセイリング装置。 18 バッテンを受け入れるためのバッテンポケットを
    備えると共に、バッテンポケットには蝶番のループと通
    じた前端部がある特許請求の範囲第16項記載のセイリ
    ング装置。 19 ソケットに隣接するバッテンポケットの部分が弾
    性をもっていて、各種の長さのバッテンを収容できるよ
    うになった特許請求の範囲第18項記載のセイリング装
    置。 20 バッテンを収容するバッテンポケットを備え、バ
    ッテンポケットにソケットのサイドフランジが規定する
    ギャップと通じた前端部がある特許請求の範囲第1項記
    載のセイリング装置。 21 バッテンポケットの部分がフレキシブルな手段か
    らなっていて、バッテンポケットが各種の長さのバッテ
    ンを受け入れられるようになった特許請求の範囲第20
    項記載のセイリング装置。 22 ソケットのサイドフランジの外表面と、ソケット
    から後方へのびるバッテンの部分とに重なるフェアリン
    グ手段からなり、本フェアリング手段が実際上ソケット
    のサイドフランジの曲率と、セイルの風下側にあるバッ
    テン前端部の曲率に一致した特許請求の範囲第1項記載
    のセイリング装置。 23 フェアリング手段がソケットの2個のサイドフラ
    ンジに沿ってのびてマストを取りまき、更にソケットに
    固定されている特許請求の範囲第22項記載のセイリン
    グ装置。 24 使用者を支持するための改善された本体と; 本体に担持した使用者が足を入れるのに適した固定具と
    を備え、足の固定具の位置が本体にそって選定できるよ
    うになった特許請求の範囲第1項記載のセイリング装置
    。 25 足の固定具には足の入るひもと、足の入るひもが
    さがったスライドと、スライドを滑動自在に収容し、ト
    ラックに沿ってスライドが滑動できるようにガイドする
    本体に沿ってのびたトラックとを具備した特許請求の範
    囲第24項記載のセイリング装置。 26 スライドに対して足の入るひもを回転自在にする
    ための手段を備えた特許請求の範囲第25項記載のセイ
    リング装置。 27 足の入るひもの角度を外観上標準位置にもどす手
    段を備えた特許請求の範囲第26項記載のセイリング装
    置。 28 バッテンがエッジが垂直になった前部セクション
    と、エッジが水平になった後部セクションとを具備した
    特許請求の範囲第1項記載のセイリング装置。 29 バッテンの前後のセクションが中間部にひねりの
    あるセクションで互に接続してある特許請求の範囲第2
    8項記載のセイリング装置。 30 バッテンの後部セクションの上下面の少くとも1
    つに沿って配置された、長くのびた軽量の補強部材を有
    する特許請求の範囲第28項記載のセイリング装置。 31 使用者を支える軽量のセイリングクラフトの本体
    につける足の固定具が、 (A)使用者が足を入れる足とめのひもと、(B)足と
    めのひもから下ったスライドと、(C)本体に沿っての
    びて、滑動自在にスライドを受け入れると共にこれをガ
    イドして、スライドと足とめのひもがトラックに沿って
    動けるようになったトラックとからなることを特徴とす
    る固定具。 32 足止めのひもが平らで長くのびたベース部材に固
    定されて上部がアーチ状になったひもからなり、スライ
    ドがベース部材から下にさがった特許請求の範囲第31
    項記載の足の固定具。 33 トラックに対して足止めのひもを回転自在に保つ
    手段を有する特許請求の範囲第31項記載の足の固定具
    。 34 トラックに対して足止めひもを外観上角度的に標
    準配置につける手段を有する特許請求の範囲第33項記
    載の足の固定具。 35 スパー上に担持可能で、選択的に輪郭がコントロ
    ール可能な空気翼が (A)スパー上で組み合った比較的大きなソックがつい
    て、更にスパー上に支持可能になったセイルを具備し、
    本ソックがセイルに沿って弦状に、スパーの巾の少くと
    も6倍の距離を保ってソックの全高にわたって後方への
    びたセイルと、 (B)スパーに沿ってある間隔で配置した複数個のソケ
    ットが、 スパーと協同関係を保ちつつ、セイルの形に応じてスパ
    ーに対して側方へソケットが旋回するのを可能にする前
    方部分と; この前方部分から後方へのびて、ソケットの後方にギャ
    ップを規定し、このギャップが一般にスパーの長手方向
    に側方へのびたサイドフランジと;(C)セイルに沿っ
    てののび、前端がソケット後部のギャップを通ってのび
    てソケット内に位置した複数個のフレキシブルなバッテ
    ンと; (D)バッテンがスパー方向へ動くのを拘束すると共に
    、バッテンの前方部分がセイルへの作用角度に応じて、
    ソケットフランジ間にあるソケット内で側方へ移動する
    のを許容する前方手段と;(E)セイルに対してバッテ
    ン上に圧縮荷重をかけて、バッテンを全長にわたってア
    ーチ状にして、このアーチ状がセイルソックの風下側の
    曲率を決定すると共に、ソックをタウト(ぴんと張った
    状態)状にして、その結果ソックが非対称で2重面の空
    気翼を決定する手段とからなることを特徴とする空気翼
    。 36 セイルが、セイルのリーチ領域に補強手段を備え
    、この補強手段が実際上クルーとセイルのヘッド間にの
    びる直線路にそってのびた特許請求の範囲第35項記載
    の空気翼。 37 ソケット前方部がアーチ状をして、スパーの隣接
    部分の断面形状に一致した特許請求の範囲第35項記載
    の空気翼。 38 ソケットの前方部が実際上スパーを取り巻いてい
    る特許請求の範囲第37項記載の空気翼。 39 ソケットのサイドフランジがソケットの前方部分
    から後方へアーチ状になってのびて、サイドフランジの
    全長に沿ってのびた凸の外面を規定する特許請求の範囲
    第35項記載の空気翼。 40 前方の拘束手段がアーチ状をして後方へ凹になっ
    た部材からなり、この部材がソケットのサイドフランジ
    間にあるソケットを横切って側方へのび、これに対応す
    るバッテンの前端部分に凹になった台座表面を構成した
    特許請求の範囲第35項記載の空気翼。 41 前方の拘束手段が対応するソケットのギャップか
    ら前方へのびるフレキシブルなループのある蝶番手段か
    らなり、本ループが対応したバッテンの前端部分を受け
    ると共に、バッテンがスパー方向へ前進運動するのは拘
    束するが、バッテンの前端が側方へ動くことは実際上拘
    束しない特許請求の範囲第41項記載の空気翼。 42 対応するバッテンを収容するバッテンポケットを
    備えると共に、バッテンポケットには対応する蝶番手段
    のループと通じあった前端部がある特許請求の範囲第4
    1項記載の空気翼。 43 バッテンポケットにはフレキシブルな部分があっ
    て、これがためバッテンポケットが長さの異るバッテン
    を収容できるようになった特許請求の範囲第42項記載
    の空気翼。 44 ソケットのサイドフランジの外表面と、ソケット
    から後方へのびた対応するバッテンの一部に重ったフレ
    キシブルなフェアリング手段からなり、本フェアリング
    手段がソケットのサイドフランジの曲率と、セイルの風
    下側でバッテンの後方に隣接した部分の曲率に実際上一
    致する特許請求の範囲第35項記載の空気翼。 45 フェアリング手段にマストの周囲までのびて、ソ
    ケットのサイドフランジに固定された中央部分が付属す
    る特許請求の範囲第44項記載の空気翼。
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