JPS6128340B2 - - Google Patents

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JPS6128340B2
JPS6128340B2 JP13740676A JP13740676A JPS6128340B2 JP S6128340 B2 JPS6128340 B2 JP S6128340B2 JP 13740676 A JP13740676 A JP 13740676A JP 13740676 A JP13740676 A JP 13740676A JP S6128340 B2 JPS6128340 B2 JP S6128340B2
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JP
Japan
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glove
tube
ring
sleeve
surgeon
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JP13740676A
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Pii Honshii Maaku
Daburyu Honshii Jooji
Pii Honshii Richaado
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Publication of JPS5363789A publication Critical patent/JPS5363789A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は外科用手袋包装および外科用手袋着用
が極めて便利でかつ該手袋着用操作中に外側手袋
表面が不慮に汚染する心配をなくすため前記手袋
包装と共に用いるように設計された簡単な装置に
関する。
現在外科用手袋を着用するのに用いられている
やり方は密閉包装の内側表面および特にこの中に
収容された外側表面が如何なる他の表面とも接触
することが無いように殺菌した手袋の入つた前記
包みが注意深く開かれることが必要である。これ
が開かれると、手袋はそのそで口部分の大部分を
裏返し、すなわち内側を外にして次次に配置され
る。手袋を着用する時は、前記裏返し表面のみに
触れるように1つの手袋の折りたたまれたそで口
部分をつかむ。従つて触れられた表面は手袋の内
側表面のみに該当する。包みから手袋を取出した
のちに、助手が両手の指をもつて前記手袋のそで
口部分をつかみそで口を拡げるためにできる限り
大きくこの開口部を拡げる。次に手袋はその開口
部が外科医の手の方に向けられるように幾分垂直
に保持される。この場合間違いなく垂れた手袋の
指が隣接する外側手袋表面以外の如何なる表面に
も接触しないように注意しなければならない。外
科医は次に手袋の指の中に彼の指が完全に這入る
ように試みながら拡げられた開口内に彼の手を力
強く押入れる。助手は外科医の手が手袋の指先ま
で到達するのに必要な押入れ力に抗する力を提供
するために手袋のそで口部分を強固に把み続けな
ければならない。外科医の手が指先に到達する瞬
間に助手は手袋のつかみを離してそで口部分を外
科医の手首の周囲に密接にスナツプ嵌めしなけれ
ばならない。同一の手順が第2の手袋の着用にも
準用される。
瞭らかに、この手順は不慮の汚染のおそれを含
み、特に破れた手袋を手術中に交換しなければな
らないときに発生する危険な緊急時にその可能性
が強い。そのうえ、この着用法は上記に必要な技
倆をもつた助手の手助けが必要である。さらに、
手を完全に手袋内に挿入することは極めてむづか
しいから、手袋の内側表面は手袋表面を外科医の
手と潤滑するために多量に粉末を施さなければな
らない。この粉末掛け動作は通常手袋の外側表面
への粉末付着を生ぜしめる。この結果、外科医は
外科的負傷に粉末粒が付着することは内部器官お
よび組織を悪化させかつ後続する手術の治療に悪
影響を与えるから手袋についた粉末を清掃するの
に殺菌拭具を用いなければならない。
ラテツクス手袋の使用者が誰の助力も得られな
いような場合には、汚染を避けるために外側表面
に触れないように注意しなければならない。これ
は、着用者が一方の手でもつて他方の手を容易に
挿入できるように手袋を拡げなければならないた
め、至難のわざである。
本発明の手袋包みおよび装置は外科医が助手を
使わずかつ手袋の外側に少しも粉末を付けずに迅
速かつ容易に外科用手袋の着用を可能ならしめ
る。本発明の装置は1つの室内に低圧を発生させ
る手袋膨張手段を含む。本発明の外科用手袋包装
はこの室への開口部にかぶせて配置される。該室
内の低圧はその見掛けが、膨らんだ牛の乳房の形
となるように該室内で手袋を大いに膨張する。こ
のように手袋が膨張された状態で手袋の拡げられ
た開口部が外科医の手に向けられ、これによつて
手は困難なく手袋の指の先端まで間違いなく容易
に嵌入される。手袋の中に手が完全に納まつたと
き外科医の手をわずかに捩ると前記室内の圧力を
大気圧に復元して直ちに外科用手袋をはね戻して
緊密に手の周囲に付着させ外科医の手を包む。こ
の時点で、外科医は手袋の嵌つた手を前記室内に
押入れる。このわずかな前進運動によつて前記室
内の空気圧が増大してそで口部分が手袋包装から
外れるのを助ける。手袋包装から手袋が外れる
と、外科医はその後はただこの装置から彼の手袋
を着けた手を抜出せばよい。
この手順は次に、第2手袋を収納した手袋包装
は、まだ手袋を嵌めていない方の手で前記開口部
に亘つて装置に容易に配置できるから第2手袋に
ついて反覆される。しかし、これとは別にそれぞ
れの手に用いられる個別の手袋膨張装置もまた、
手袋の着用に先立つて各装置において膨張された
包装した手袋と共に使用できる。
この手袋膨張装置は一対の出入運動可能なチユ
ーブを含み両チユーブ間に滑り密閉関係が提供さ
れかつ外側チユーブはその一端が閉鎖されてい
る。特別に設計された包装内の手袋が内側チユー
ブの開口部にかぶせて配置される。内側チユーブ
が外側チユーブから引出されると、両チユーブ間
で形成された室内に低圧が発生されて手袋を膨張
する。
出入運動する両チユーブ間の滑り密閉関係は、
外側チユーブの末端に伸長状態で一端が固定され
従つて他端が内側チユーブの外側円筒表面に対し
て伸縮可能である巾広のゴムバンドのような円筒
形弾性バンドによつて提供される。
従つて本発明は外科医が他の助力を必要とせず
に外科医用手袋を着用し得る簡単かつ容易な手法
を可能ならしめるものである。
そのうえ、本発明は外科医用手袋のような可撓
性の道具を膨張する簡単かつ廉価な装置を提供す
ると共に出入運動する円筒間に簡単廉価であるが
極めて効率の高い空気密閉関係を提供する。
本発明はまた上記装置上で膨張するようにしか
も殺菌手袋の出荷および保管に便利な手段として
使用できるように設計された便利な外科医用手袋
を提供する。
もし着用する手袋に小孔があるなどの理由で欠
陥があればこの手袋は膨張しないであろう。よつ
て、小孔の存在は直ちに明瞭に発見される。
本発明の他の目的および利点は附図と関連して
の以下に述べる本発明の詳細説明によつて容易に
明瞭となるであろう。
第1図に示すように、ここに示す手袋膨張装置
は一対の出入運動可能なチユーブ11および13
を含む。外側チユーブ13はその底部に固定され
た板15をもちこれによつてチユーブ13の端部
を気密状態に閉鎖している。チユーブ11および
13は任意適当な剛性材料で作られるが、アクリ
ルのような透明可塑性材料を用いることが好適で
ある。出入式チユーブ11および13ならびに板
15は手袋膨張手段を形成しかつ台17上に支持
される。板15の底縁は台17の支持板19上に
乗り該支持板19に取付けられたブラケツト21
と当接する。チユーブ13の前端は水平支持板1
9に取付けられた垂直に延びる壁23上に載せら
れる。壁23はチユーブ13の外側円筒形表面の
周囲に嵌るように形付けられた凹所24が設けら
れて、チユーブ13の受け台を提供する。壁23
は板15の寸法と関連して釣合わされその様態は
チユーブ1および13の軸線が、板15の配置さ
れているチユーブ11および13の後端よりも高
い位置に配置された壁23上に乗るチユーブ11
および13の前端に対し水平から約15〜20゜の或
る角度で傾斜されるように決められる。このこと
は板15が垂直方向から傾斜されなおブラケツト
21の立上り壁が同じ角度で垂直方向に対して傾
斜されるから、板15の背部がブラケツト21の
壁と合致当接して乗ることを意味する。
外科用手袋を収容したパツケージは第1図にお
いてて内側出入チユーブの前端に取付けた状態で
示されている。第2図および第3図で明示するよ
うに、手袋パツケージ25はリング27を含み、
該リングは厚紙で造られ或はスチレンまたは高密
度ポリエチレンのような剛性可塑材から成形する
こともできる。薄い不浸透性の弾性材料で造られ
た従来の外科用手袋29が手袋29の外側表面を
覆う薄い可撓かつ不浸透性の透明スリーブ31と
共にリング27上に取外し可能に取付けられる。
スリーブ31の外壁はその一端においてリング2
7に密閉結合されている。スリーブ31の他端は
スリーブ31が手袋の外側表面を完全に包囲する
袋を形成するように密封閉鎖されることが好まし
い。第2図におよび第3図に示すようにスリーブ
31の口部の外側表面はリング27の内側円筒壁
に密閉されている。しかし、スリーブ31はスリ
ーブの口部の内側表面をリング27の外側表面に
対し密閉することによつてリングに取付けても良
い。スリーブ31は極めて薄く、可撓性をもつ可
塑材薄膜から造ることができる。
第2図および第3図に示すパツケージの実施例
は外科用手袋のそで口部分の端末にビードを設け
た手袋用に設計されている。外科用手袋のそで口
はリングの端壁のまわりに拡げられ、なお参照番
号33で示された手袋のビードはリング27の円
筒壁まわりに延びる円形溝35内に嵌る。手袋2
9のそで口はリング27の末端のまわりに拡げら
れるから該そで口はリング27と緊密に嵌合し、
これによつてリング27まわりに密閉されたスリ
ーブ31は手袋29の外側表面を完全に包囲して
その殺菌性を保護する。
手袋29およびスリーブ31は保管および移送
のためにまとまりのよい、便利な包装を提供する
ためにリング27の壁によつて形成された円筒内
に折たたまれる。該包装は適当な外包みをもつて
密閉され、この外包みは包装が手袋膨張装置に配
置される前に取除かれ、このように包装された手
袋は適当な識別「右」および「左」が付けられ
る。密閉された包装の内容物は本技術分野におい
て公知のような通常の方法で酸化エチレンガスで
殺菌される。
第4図および第5図に示されたリング包装の別
種実施例は手袋のそで口端にビードを具えていな
い手袋に使用されるように設計されている。この
実施例において、リング27はその外側表面のま
わりに延びるうね部37をもち、なお手袋29の
スリーブはリングの末端のまわりにかつうね部3
7の上に拡げられる。通常のゴムバンドのような
弾性バンド39がリング27に手袋のそで口端を
固定するために配設される。該ゴムバンドは手袋
29のそで口部分が周囲に拡げられたリング27
から反対側でうね37によつて形成された肩部と
当接して手袋のそで口部分の周りに配置される。
第6図および第7図に明示するように、チユー
ブ11の前端或は口部は手袋パツケージ25を取
付けるためにチユーブ11の口部において直径を
減じた部分41を有している。部分41はチユー
ブ11の口部に面した肩部45を形成するように
チユーブ11の口部に隣接して直径を増した内側
壁部分43をもつ段付の内側筒壁を具えている。
小径開口部の構造は、半径方向に延びる壁41a
を形成するためにリングをチユーブ11の主胴部
11aを形成する塑性チユーブ部の末端に接着す
ることによつて提供されるのが好適である。次に
一方が他方の中に嵌合する2つのチユーブ状リン
グは半径方向に延びる壁に接着され、外側チユー
ブ状リングよりも軸方向の長さが短い内側チユー
ブ状リングによつて提供される肩部45を有する
小径部分41を形成する。リング27の外側円筒
形表面は気密状態を形成するために肩部45と当
つて円筒壁部分43内に十分緊密に嵌るように設
計されている。気密状態はゴムガスケツトによつ
て構成され、該ガスケツトはチユーブ11の外側
に接着されかつリング27の外側リムまわりに撓
曲するために内壁部分43を越えて約1/4インチ
延びる。小径端部分41の直径はリング包装45
の直径と同様に外科医の手が挿入できるに足る大
きさであれば良く、手が内側チユーブ11内に最
初に挿入されると第9図に示すように手袋を着用
するための幾分閉じた正常位置に保持される。チ
ユーブ11の口部における直径が減じられるた
め、手袋のそで口を拡げなければならない一方
で、同時に、チユーブ11の内側で一度手袋の着
用を容易にするべく外科医の手の撓曲を可能にす
るようチユーブ11の内部にもたせる大径の量が
最小化される。
チユーブ11の外側円筒壁上でチユーブ11の
後端に近くに第7図および第8図に示すようにチ
ユーブ11の周りに円形状に配置された弧形部品
51が接着されている。弧形部品51は外側チユ
ーブ13の内側円筒壁と滑り嵌合を作る。弧形部
品51間のすき間は溝を形成しこの中に軸方向に
延びる案内棒53が配置される。案内棒53は外
側チユーブ13の内側円筒壁に接着されかつ内側
チユーブ11の外側円筒壁と滑り嵌合をつくる。
よつて、弧形部分51を収容するため外側チユー
ブ13の外側円筒表面と案内棒53との間にすき
間が提供される。
丸棒55が内側チユーブの後端近くに内側チユ
ーブの直径に亘つて該チユーブ内に取付けられて
いる。該丸棒は使用者がその手を外科用手袋内に
挿入したのちに包装から該手袋を離すために装置
を使用する動作において外側チユーブに対する内
側チユーブの操作のために用いられかつ上記動作
中に下記のように手袋および外科医の手に対する
内側チユーブの所望の姿勢を維持する助けとな
る。
第7図,第8図,第10図および第11図に明
示するように、巾広の円形弾性バンド57が、そ
の部分がチユーブ13の前端を越えて外方に延び
るようにチユーブ13の外側円筒表面にその前端
において接着される。バンド57はチユーブ13
の前端を越えて外方に延びるゴムバンド57の末
端がその直径を減じかつチユーブ11の外側円筒
表面と係合しこれによつてチユーブ13の口部ま
たは前端においてチユーブ11とチユーブ13と
の間に滑り気密状態を提供するように拡張位置に
取付けられている。第7図に示すように、チユー
ブ11がチユーブ13内に全部入つた状態では、
弾性バンド57はチユーブ13の前端を囲つて巻
かれかつチユーブ11を、通常は外側表面である
弾性バンドの表面と係合する。内側チユーブ11
が第9図に示すように外側チユーブ13から引出
され、弾性バンド57は展開されかつゴムバンド
57の内側表面は、第9図,第10図,第11図
に示すようにチユーブ11の外側円筒表面と係合
しこの場合チユーブ13の口部においてチユーブ
11のまわりに気密丈態が維持されている。
動作について述べれば、チユーブ11,13お
よび基板15の組立体は第1図に示すように台1
7上に配置され、なお外科医用手袋を収容したリ
ング包装は第1図および第7図に示すように肩部
45と当ててチユーブ11の口部内に配置され
る。次にチユーブ11はチユーブ13から引出さ
れ、これによつてチユーブ11と13との間、お
よびリング27とチユーブ11の口部との間の滑
に気密状態の結果としてチユーブ13内の圧力は
減少される。この減少した圧力の結果、空気はチ
ユーブ11の口部内にリング27から流入してチ
ユーブ11および13内に形成された室内に手袋
29およびスリーブ31を吸引しかつ第9図に示
すようにスリーブ31および手袋29を膨張す
る。内側チユーブ11は弧形部品51を案内棒5
3の末端を過ぎて十分離れて引出され、なお内側
チユーブ11は弧形部品51の1部分を案内棒と
軸方向に整列させこれによつて内側チユーブ11
を引出し位置に固定するるように回転される。膨
張されかつ拡張された手袋を介して作用するチユ
ーブ11および13内に発生した低減空気圧力は
内側チユーブに力を作用して手袋をチユーブ13
内に引戻し弧形部品51を案内棒53と当接保持
する。このように手袋を膨張すれば、外科医はリ
ング27およびチユーブ11の口部を通してその
手を膨張された外科医用手袋29内に容易にかつ
完全に挿入できる。手袋29は外科医の手よりも
大きい寸法に膨張されるから、外科医の手は手袋
内へ極めて容易に十分深く挿入される。次に外科
医は、その指で棒55を把捉ししたがつて所望の
向きにチユーブ11に対して彼の手を手袋内に位
置させるまで彼の手を前方に押し続ける。次に外
科医はチユーブ13に対してチユーブ11をその
最初の角度位置に回転し、前記位置において案内
棒53は弧形部品51間のすき間と整合してお
り、この時点でチユーブ13内の低減圧力は手袋
29内に収納された外科医の手と共にチユーブ1
1を十分挿入された位置に向けて引戻す。この時
点において外科医は手袋のそで口がリングから引
離され外科医の手首に付着するまで棒55を把捉
して内側チユーブを前方に押込む。事実、そで口
は、外科医がその手をチユーブ内で前方に押込む
とリングから離れて手首に付着するのは、この作
用がチユーブ13内の圧力を大気圧以上にさせし
たがつて手袋29のそで口とそで口が取付けられ
たリング27との間に圧力を作用するからであ
る。この空気圧力は撥音を伴いながら手袋のそで
口をリングから解放し外科医の手首に付着させ
る。もし棒55が存在しなければ、外側チユーブ
13に対する内側チユーブ11の回転は外科医が
彼の手を開き位置に撓曲してチユーブ11と係合
させることによつて実施されなおチユーブ11は
回転を遂行させるよう十分小さく造られなければ
ならない。反面、このことは特に大きい手をもつ
人に対し手が手袋に挿入されるとき手の正常な撓
曲動作の妨げとなり得る。よつて、棒55は内側
チユーブ11を十分大きく造ることもでき、装置
使用者の最も大きい手を収納するために5インチ
の直径をもたせる。
さらに、棒55があるために他の極めて重要な
機能を提供する。外科医が手をチユーブ11に挿
入し棒55を把むとき、彼はチユーブ11がチユ
ーブ13内に再挿入されている時間中に、チユー
ブ11およびリング27に対して手袋29の決め
られた位置を決定する。もし棒55がそこに無け
れば、弧形部品51間と案内53とが整合する位
置まで内側チユーブ11が回転し戻されるとき
に、チユーブ13内側の低減圧力は手袋をはめた
手がチユーブ13に進入するよりも速かにチユー
ブ11をチユーブ13内に引入れこれによつて外
科医の手首まわりから手袋のそで口を解き放しリ
ング27からのそで口の効果的な離反を妨げるこ
とになる。これに反し、外科医が彼の手をチユー
ブ11がチユーブ13内に引戻されるよりも速か
に或は深く移動すれば、手袋のそで口をリング2
7の前縁まわりに拘捉させてこの動作中そで口が
離反するのを防止する。外科医の手袋を着用した
手によつて棒55を把むことは、内側チユーブ1
1に対するきまつた位置に手袋を着用した手を維
持しこの結果、チユーブ13内の増加された圧力
をして手袋のそで口をリング27から離反させ効
果的に外科医の手に付着せしめる。そで口がリン
グから離反されかつ外科医の手首に撥発付着され
たのちに外科医は第10図に示すように手袋着用
の手をチユーブ11およびリング27から引抜
く。
第12〜14図に示す手袋膨張装置の実施例に
おいて、弧形部品51は省略されておりその代り
別のシステムが、手袋が膨張されたのちに内側チ
ユーブ11を引出しまたは伸長位置に保持するた
めに用いられている。本実施例において、53a
で示す案内棒53の1つは他の案内棒53よりも
その軸方向が短く造られているから、この案内棒
の前端はチユーブ13のほぼ中央部に終る。チユ
ーブ13はその好ましい長さは10インチであるか
ら、案内棒53はその後端を板15に終らせた状
態で約5インチの長さとなる。他の案内棒53は
案内棒53aよりもチユーブ13の口部に近く約
2インチにその前端を置く状態で約7インチの軸
方向長さに造られる。案内棒53aの半径方向の
厚さは他の案内棒のそれよりも大きく造られ、実
施例においてはその厚さは1/8インチである。案
内棒53aと反対側の案内棒は本実施例では約1/
16インチ厚さに造られ、なお他の2つの案内棒は
それぞれ約3/32インチの厚さをもつ。案内棒の厚
さはゆるい滑り嵌合が案内棒とチユーブ11の外
側円筒表面との間に提供されるように選定され
る。チユーブ11と案内棒53および53aとの
間に約1/16インチの遊隙を設けることが好適であ
る。この遊隙は対向する案内棒の厚さの総計を約
3/16インチに等しくさせることによつて達成され
る。
案内棒53aはチユーブ11および13の透明
な可塑材料を透してはつきり見えるように赤色の
ような際立つた色彩を施される。他の3ケの案内
棒53はチユーブ11および13と同一の透明な
可塑材料で造られる。
本実施例において、手袋は第6〜8図に示す実
施例について上述したことと全く同様にして膨張
される。しかし、チユーブ11が引出された後は
内側チユーブ11はチユーブのわずかな扛起によ
つてその伸長または引込位置に保持されるから、
チユーブ11の後端は第13図および第14図に
示すように案内棒53aの前端に着座する。内側
チユーブのこの扛起は案内棒と内側チユーブ11
との間の1/16インチの遊隙によつて許容される。
内側チユーブを扛起しかつその後端を案内棒53
aの前端と着座させた状態で、膨張された手袋を
介して作用するチユーブ11および13内の低減
された圧力は内側チユーブ11に力を作用してチ
ユーブ11の後端を案内棒53aの前端と着座保
持させる。このようにして、内側チユーブ11は
外科医の手が何時でも挿入できるように手袋を膨
張した状態で伸長または引込位置に維持される。
外科医がその手を挿入したのちは、彼はただ棒5
5を握りこの棒を一方の側に動かして案内棒53
aから内側チユーブを解除するだけでよく、これ
によつてチユーブ11は、第6〜8図の実施例に
ついて上述した様にチユーブ13内に再挿入され
る。
本発明による上述の装置は殺菌外科用手袋を汚
染のおそれなくかつ補助者の手を借りずに外科医
が極めて迅速にしかも容易に着用することを可能
にする。さらに、手袋のこの容易かつ効率的な着
用は極めて簡単な装置と便宜な手袋包装とによつ
て達成される。
上述の説明は本発明の実施例について行つた
が、本発明の特許請求の範囲の要旨ならびに範囲
を逸脱することなく多種の変形を実施することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明装置の斜視図で装置に外科用手
袋包装が取付けられており本装置によつて膨張準
備完了状態を示し;第2図本発明の外科用手袋包
装の1実施例の斜視図;第3図は第2図の線3―
3に沿つてとられた部分断面図で外科用手袋包装
の立面図;第4図は本発明による外科用手袋包装
の別種実施例の分解斜視図;第5図は第4図の線
5―5に沿つてとられた部分断面図で第4図の手
袋包装の立面図;第6図は膨張されるべき手袋パ
ツケージを有する本発明による手袋膨張装置の分
解図で;第7図は手袋膨張装置の部分断面図で膨
張れるべき手袋パツケージが装置に取付けられて
いる状態;第8図は第7図の線8―8に沿つてと
られた断面図;第9図は手袋膨張装置の部分切断
立面図で手袋が装置の室内で膨張された状態を示
し;第10図は本発明による手袋膨張装置の部分
立面図で、手袋内に外科医の手が入れられた後の
装置の1作動点を示し;第11図は膨張装置の滑
り気密状態を示す拡大断面図;第12図は本発明
による手袋膨張装置の別種実施例の外方部分のみ
の部分切断立面図、第13図は第12図の組立て
状態の手袋膨張装置の部分切断立面図でその作動
の1点を示し;第14図は第13図の線14―1
4に沿つてとられた断面図である。 11:内側チユーブ、13:外側チユーブ、1
5:板、17:台、19:支持板、21:ブラケ
ツト、23:壁、25:手袋パツケージ、27:
リング、29:外科用手袋、30:そで口、3
1:スリーブ、32:そで口の自由部分、33:
ビード、35:円形溝、37:うね部、39:弾
性バンド、41:小径部分、41a:壁、43:
内壁部分、45:肩部、51:弧状部分、53,
53a:案内棒、55:丸棒、57:弾性バン
ド。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 硬い材料からなるリングと、弾性材料からな
    る手袋とを備え、前記リングが前記手袋のそで口
    を囲み、前記そで口が嵌脱自在に前記リングの外
    側表面に前記リングの端を繞つて拡張される自由
    部分を備え、さらに不浸透性かつ可撓性のスリー
    ブが前記リングに前記手袋の外側表面を覆つて設
    けられることを特徴とする手袋パツケージ。 2 前記手袋のそで口の自由端がビードを具備す
    るように形成され、前記リングの外側表面に溝を
    設け、前記ビードが前記溝内に配置されているこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の手
    袋パツケージ。 3 うね部が前記リングの円筒外側表面に形成さ
    れ、前記そで口が、前記うね部を越えて延びかつ
    周囲に前記そで口が拡張された前記リングの縁と
    反対側上で前記うね部に隣接して前記リングの外
    側表面に前記そで口を保持している前記そで口の
    周囲に延びる弾性バンドにより所定位置に保持さ
    れている特許請求の範囲第1項に記載の手袋パツ
    ケージ。 4 前記リング内に前記手袋を包囲する包装材料
    をさらに含み、前記手袋の表面が前記包装材料内
    で殺菌されていることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項ないし第3項のいずれかに記載の手袋パ
    ツケージ。
JP13740676A 1976-11-17 1976-11-17 Method of and device for wearing gloves Granted JPS5363789A (en)

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JP6005300B2 (ja) * 2013-12-13 2016-10-12 寺本 勝哉 手袋自動装着装置

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