JPS61275230A - カゼイン加水分解物からなる平滑筋収縮剤 - Google Patents
カゼイン加水分解物からなる平滑筋収縮剤Info
- Publication number
- JPS61275230A JPS61275230A JP60116000A JP11600085A JPS61275230A JP S61275230 A JPS61275230 A JP S61275230A JP 60116000 A JP60116000 A JP 60116000A JP 11600085 A JP11600085 A JP 11600085A JP S61275230 A JPS61275230 A JP S61275230A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- smooth muscle
- casein
- agent
- hydrolyzed casein
- contraction
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- Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
（イ）産業上の利用分野
本発明は牛由来のカゼイン加水分解物からなる平滑筋収
縮剤に関し、分娩時などにおいて子宮筋の収縮に利用が
期待されるものである。
縮剤に関し、分娩時などにおいて子宮筋の収縮に利用が
期待されるものである。
（ロ） 従来の技術
従来、平滑筋収縮作用物質としてアセチルコリン、ヒス
タミン、セロトニン、プラッディキニン、プロスタグラ
ンジン群などが知られている。特に代表的平滑筋である
子宮筋の収縮作用薬にはオキシトシン、プロスタグラン
ジン、変角製剤などが知られており、分娩時に用いられ
る。また、腸管平滑筋を収縮させるオキシトシンやプロ
スタグラ（ハ）発明が解決しようとする問題点 しかしながら、これらの物質は生体系より採取するかあ
るいは化学的に合成させる方法により得られるため量産
化に限界がある。
タミン、セロトニン、プラッディキニン、プロスタグラ
ンジン群などが知られている。特に代表的平滑筋である
子宮筋の収縮作用薬にはオキシトシン、プロスタグラン
ジン、変角製剤などが知られており、分娩時に用いられ
る。また、腸管平滑筋を収縮させるオキシトシンやプロ
スタグラ（ハ）発明が解決しようとする問題点 しかしながら、これらの物質は生体系より採取するかあ
るいは化学的に合成させる方法により得られるため量産
化に限界がある。
そこで、本発明者らは将来の量産化を目的として平滑筋
収縮能を有する物質について、検討を重ねた結果、牛由
来のカゼインをアルカリプロテアーゼで処理して得られ
たカゼイン加水分解物が平滑筋に対し、収縮作用を有す
ることを認めるに至った。
収縮能を有する物質について、検討を重ねた結果、牛由
来のカゼインをアルカリプロテアーゼで処理して得られ
たカゼイン加水分解物が平滑筋に対し、収縮作用を有す
ることを認めるに至った。
に）問題を解決するための手段
平滑筋収縮作用を有するカゼイン加水分解物を得るには
以下の方法によりおこなう。すなわち、牛由来のカゼイ
ンをアルカリ性プロテアーゼもしくは類似活性を有する
酵素によりｐＨ７〜１０、温度３０〜４０°Ｃ１処理時
間１〜４ ｈｒの範囲の条件で処理されるし好ましくは
ｐＨ７，５、温度３７℃処理時などにより除去して製品
を得ることができる。
以下の方法によりおこなう。すなわち、牛由来のカゼイ
ンをアルカリ性プロテアーゼもしくは類似活性を有する
酵素によりｐＨ７〜１０、温度３０〜４０°Ｃ１処理時
間１〜４ ｈｒの範囲の条件で処理されるし好ましくは
ｐＨ７，５、温度３７℃処理時などにより除去して製品
を得ることができる。
ば市販されている以下の各社製界のものがあげられる。
ブトマイセス ブリセラｘ （５ｔｒｅｐｈｘｎｙｃｅ
ｓ Ｇｒｉｓｅｕａ ）由来の商品名アルカリプロテア
ーゼ（生化学工業社製及びカルビオケム・ベーリンガー
社製）（ホ）作用 また、本物質が平滑筋である例えは子宮平滑筋、腸管平
滑筋、食道系平滑筋、すい、胆道系の平滑筋等に対する
収縮作用は、いづれかの手段、例えば塗布、添加等によ
り本物質と平滑筋を接触させることにより薬理作用を示
すことができる。
ｓ Ｇｒｉｓｅｕａ ）由来の商品名アルカリプロテア
ーゼ（生化学工業社製及びカルビオケム・ベーリンガー
社製）（ホ）作用 また、本物質が平滑筋である例えは子宮平滑筋、腸管平
滑筋、食道系平滑筋、すい、胆道系の平滑筋等に対する
収縮作用は、いづれかの手段、例えば塗布、添加等によ
り本物質と平滑筋を接触させることにより薬理作用を示
すことができる。
以下、実施例により本発明を具体的に説明する。
（へ）実施例
５ｕｂｔｉ１ｉｓ、生化学工業製）７＋１１９を添加し
、３７℃で２時間反応させる。その後、反応液を１５分
間１００℃にて加熱処理し、沈澱物を遠心又は口過によ
り除去して製品を得る。また、要すれば沈澱物を除去し
た反応生成物を、更にセファデックスＧＩＯなどによる
ゲルー過により脱塩を行なう。こうして水１ｒｎｌ中に
加水分解物２０萼を含む水溶液を得ることができる。
、３７℃で２時間反応させる。その後、反応液を１５分
間１００℃にて加熱処理し、沈澱物を遠心又は口過によ
り除去して製品を得る。また、要すれば沈澱物を除去し
た反応生成物を、更にセファデックスＧＩＯなどによる
ゲルー過により脱塩を行なう。こうして水１ｒｎｌ中に
加水分解物２０萼を含む水溶液を得ることができる。
実施例２゜
次に、本発明の平滑筋収縮作用を有するカゼイン加水分
解物の平滑筋収縮活性を測定するために、次の実験を行
った。
解物の平滑筋収縮活性を測定するために、次の実験を行
った。
（実験１゜）ラット子宮筋収縮
７〜１１週齢のウィスター系ラットより摘出した２、５
〜３．５ ａｍの子宮筋を夏目製作新製（商品名、アイ
ソトニック トランスデユーサ−ＫＮ−２５９） に
接続し１ｆの分銅による張力をかける。子宮筋は２７℃
に保温した５ｒｎｌのｄｅ Ｊａｌａｎ等張液（ＮａＣ
１１５２ｍＭ。
〜３．５ ａｍの子宮筋を夏目製作新製（商品名、アイ
ソトニック トランスデユーサ−ＫＮ−２５９） に
接続し１ｆの分銅による張力をかける。子宮筋は２７℃
に保温した５ｒｎｌのｄｅ Ｊａｌａｎ等張液（ＮａＣ
１１５２ｍＭ。
ＫＧ ５．６ｍＭ、 ＣａＣｌ２０，４ｍｖｌ、 Ｎａ
ＨＣｏ３６．ＯｍＭ、 ｇｌｕｃｏｓｅ２．８ｍＭ）中
に浸し、ポンプにより通気を行った。
ＨＣｏ３６．ＯｍＭ、 ｇｌｕｃｏｓｅ２．８ｍＭ）中
に浸し、ポンプにより通気を行った。
こうして３０分間安定化させた後、２５〜１００μでの
実施１により得られたカゼイン加水分解物を含む液（２
０■／−）を添加後、筋収縮をレコーダーで記録した。
実施１により得られたカゼイン加水分解物を含む液（２
０■／−）を添加後、筋収縮をレコーダーで記録した。
その結果を第１図に示す。
第１図（１）は本発明カゼイン加水分解物で２５閣の子
宮筋が１２ｍ１収縮（したがって子宮筋の実際の長さは
１３７になる）したことを示す。また＋２Ｌ （３）は
約６■収縮したことを示している。一方、カゼイン添加
の（４）は全く収縮が認められなかった。以上のように
本発明カゼイン加水分解物には子宮筋収縮作用が認めら
れる。
宮筋が１２ｍ１収縮（したがって子宮筋の実際の長さは
１３７になる）したことを示す。また＋２Ｌ （３）は
約６■収縮したことを示している。一方、カゼイン添加
の（４）は全く収縮が認められなかった。以上のように
本発明カゼイン加水分解物には子宮筋収縮作用が認めら
れる。
（実験２．）ラット回腸収縮
実験１と同様に、７〜１１週齢のウイスターラッ０αｔ
Ｏ，２ｆ ／ ｌ、ＭｇＧ４０．１ ｆ ／ ｌ、Ｎ
ａ ＨＣＯ３Ｌｏｔ／ｌ、ＮａＨ２ＰＯ４０，０５ｇ／
Ｖ、ｇｌｕｃｏｓｅｌ、Ｏｇ／Ｖ） 中に浸し、ポン
プにより通気を行った。１００ ＪＬｔの本発明による
カゼイン加水分解物を含む液（２０＃／−）を添加後、
筋収縮をレコーダーで記録した。その結果を第２図に示
す。
Ｏ，２ｆ ／ ｌ、ＭｇＧ４０．１ ｆ ／ ｌ、Ｎ
ａ ＨＣＯ３Ｌｏｔ／ｌ、ＮａＨ２ＰＯ４０，０５ｇ／
Ｖ、ｇｌｕｃｏｓｅｌ、Ｏｇ／Ｖ） 中に浸し、ポン
プにより通気を行った。１００ ＪＬｔの本発明による
カゼイン加水分解物を含む液（２０＃／−）を添加後、
筋収縮をレコーダーで記録した。その結果を第２図に示
す。
第２図（１）は本発明カゼイン加水分解物で２５ｍの回
腸が２．５ｍ収縮したことを示す。
腸が２．５ｍ収縮したことを示す。
一方、カゼイン添加の（２）は全く収縮が認められなか
つた。以上のように本発明カゼイン加水分解物には回腸
収縮作用が認められる。
つた。以上のように本発明カゼイン加水分解物には回腸
収縮作用が認められる。
（ト）発明の効果
豊富に存在する牛由来のカゼインを原料として、アルカ
リプロテアーゼで処理することにより本発明カゼイン加
水分解物が得られるため、平滑筋収縮剤としての量産化
を可能ならしめ大巾なコストダウンを可能にすることが
できる。
リプロテアーゼで処理することにより本発明カゼイン加
水分解物が得られるため、平滑筋収縮剤としての量産化
を可能ならしめ大巾なコストダウンを可能にすることが
できる。
第１図は本発明カゼイン加水分解物によるラット子宮筋
の収縮図を示し、縦軸に収縮した長さく肩）を示し、（
１）は本発明カゼイン加水分解物（２０即／−）を１０
０μｌ添加、（２）は同５０μｌ、（３）は同２５μＪ
、 ｆ４）はコントロールとしてカゼイン４０ｔｘｙ
／ｍｌを１００μｌを添加したときの収縮図を示す。 第２図は本発明カゼイン加水分解物による回腸の収縮図
を示し、縦軸に収縮した長さく■）を示し、（１）は本
発明カゼイン加水分解物（２０ｕ／ｍｊ）を１００．ｃ
＆、（２）はコントロールとしてカゼイン（４０＋＋１
ｇ／ ｙｎｌ ）を１００μｌを添加したときの収縮図
を示す。
の収縮図を示し、縦軸に収縮した長さく肩）を示し、（
１）は本発明カゼイン加水分解物（２０即／−）を１０
０μｌ添加、（２）は同５０μｌ、（３）は同２５μＪ
、 ｆ４）はコントロールとしてカゼイン４０ｔｘｙ
／ｍｌを１００μｌを添加したときの収縮図を示す。 第２図は本発明カゼイン加水分解物による回腸の収縮図
を示し、縦軸に収縮した長さく■）を示し、（１）は本
発明カゼイン加水分解物（２０ｕ／ｍｊ）を１００．ｃ
＆、（２）はコントロールとしてカゼイン（４０＋＋１
ｇ／ ｙｎｌ ）を１００μｌを添加したときの収縮図
を示す。
Claims (1)
- 牛由来カゼインをアルカリプロテアーゼで処理して得ら
れたカゼイン加水分解物からなる平滑筋収縮剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60116000A JPS61275230A (ja) | 1985-05-29 | 1985-05-29 | カゼイン加水分解物からなる平滑筋収縮剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60116000A JPS61275230A (ja) | 1985-05-29 | 1985-05-29 | カゼイン加水分解物からなる平滑筋収縮剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61275230A true JPS61275230A (ja) | 1986-12-05 |
| JPH02327B2 JPH02327B2 (ja) | 1990-01-08 |
Family
ID=14676360
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60116000A Granted JPS61275230A (ja) | 1985-05-29 | 1985-05-29 | カゼイン加水分解物からなる平滑筋収縮剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61275230A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5718741B2 (ja) | 2011-06-24 | 2015-05-13 | カルピス株式会社 | 脳機能改善用ペプチドの酵素的製造方法 |
| US9523109B2 (en) | 2011-06-24 | 2016-12-20 | Calpis Co., Ltd. | Method for enzymatically preparing peptides for use in improvement of brain function |
-
1985
- 1985-05-29 JP JP60116000A patent/JPS61275230A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02327B2 (ja) | 1990-01-08 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |