JPS61268585A - 前輪駆動式二輪車 - Google Patents

前輪駆動式二輪車

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JPS61268585A
JPS61268585A JP10684485A JP10684485A JPS61268585A JP S61268585 A JPS61268585 A JP S61268585A JP 10684485 A JP10684485 A JP 10684485A JP 10684485 A JP10684485 A JP 10684485A JP S61268585 A JPS61268585 A JP S61268585A
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gear
oil passage
oil
eccentric cam
crankshaft
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JP10684485A
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安徳 佐藤
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Bridgestone Cycle Co Ltd
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Bridgestone Cycle Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、前輪を駆動するようにした自転車およびオー
トバイ等の二輪車に関するものである。
(従来の技術) 従来の二輪車は後輪駆動式であり、その伝動装置として
は、主にチェン伝動式が多用されており、その変速手段
としては、多段スプロケットに対するチェン掛は替え式
が実用化されている。
また上記以外の変速手段としては、例えば特公昭34−
1722号公報および特開昭54−93754号公報に
開示されたものがあるが、これらはいずれもチェノによ
る後輪駆動方式である。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、近時クロスカントリ−サイクルやマウン
テンサイクル等のスポーツ車として不整地走行に適した
サイクルが要望されている。不整地走行における前輪駆
動方式の有利性は従来から知られているが、上述したよ
うに従来の二輪車は主にチェノによる後輪駆動方式であ
ったため、ハンドルと共にたえず変向する二輪車の前輪
をチェノ伝動方式によって駆動することは非常に困難で
あるという問題点がある。
本発明は上述の問題点を解決するためになされたもので
、クロスカントリ−サイクルやマウンテンサイクル等の
スポーツ車として適している前輪駆動式二輪車を提供す
ることを目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 上述の目的を達成するため本発明においては、二輪車の
伝動系の入力部に可変容積型流体ポンプを設け、前輪に
定容積型流体モータを設け、ハンドルポストにスイーベ
ルジョイントを設け、前記流体ポンプと流体モータとを
スイーベルジョイントを介在する油路により接続して前
輪駆動式二輪車を構成する。
(作 用) 上述のように本発明においては、二輪車の伝動系の入力
部に可変容積型流体ポンプを設け、前輪に定容積型流体
モータを設け、ハンドルポストにスイーヘルジョイント
(油路の回転自在継手)を設け、前記流体ポンプと流体
モータとをスイーベルジツイントを介在する油路により
接続したから、流体(例えば圧力油)を介して前輪を駆
動することができる。
したがって本発明によれば、クロスカントリ−サイクル
やマウンテンサイクル等の不整地走行に適した前輪駆動
式二輪車を容易に得ることができる。
また本発明は、流体を介して伝動するようにしたから、
従来の二輪車で必要としていたスプロケットおよびチェ
ノが全く不用となる。
また可変容積型流体ポンプの吐出容積を無段階に変化さ
せることにより、無段変速が容易に実現でき、しかも騒
音および脈動も小さくすることができる上に、広い範囲
の変速比を容易に得ることできる。
また本発明の流体伝動の二輪車では、車両の駆動力の変
動が直ちに伝動流体の圧力の変化として表われるから、
この圧力の変化に応じて可変容積型流体ポンプの吐出量
を制御するようにすれば、自動変速も容易に実現できる
(実施例) 以下、図面について本発明の詳細な説明する。
図中1は自転車の前輪、2はフロントフォーク、3はハ
ンドル、4はヘッドパイプ、5はメインパイプ、6は立
パイプ、7 (第3図参照)はハンガパイプ、8はクラ
ンク軸、9はクランクアーム、10はクランクペダル、
11はバックホーク、12はチェノステー、13は後輪
、14は前輪ハブ軸である。
本実施例においては、円盤状に形成した可変容積型油圧
ポンプAをクランク軸8を中心として自転車の伝動系の
人力部に取り付けると共に、定容積型油圧モータBを前
輪ハブ軸14を介して自転車の伝動系の出力部に取り付
け、さらにヘッドパイプ4内にスイーベルジョイント(
油路の回転自在継手) 80を設け、クランク軸8を中
心に装置した油圧ポンプAと前輪ハブ軸14に取り付け
た前記油圧モータBとの間を吐出側油路81と吸入側油
路82によりスイーベルジョイント80を介して接続す
る。
なおこの油路81.82はそれぞれメインパイプ5とフ
ロントボーク2内に設ければよい。また立バイブロの内
部はオイルタンクとして利用すると都合がよい。
第2図〜第6図は、前記した可変容積型油圧ポンプAお
よびそれに付属する偏心カムの偏心制御装置C1ならび
にそれと共働する自動変速作動装置りのそれぞれ好適な
一実施態様を示すものである。
すなわち16は円盤状のポンプケースで、外側の中心孔
17は第3図に示すようにクランクアーム9のボス部9
aに嵌合し、内側の中心孔18は後述する外側偏心カム
の回転を許容し得る径をもっている。
そしてこのポンプケース16内には、中心軸であるクラ
ンク軸8に対して放射状に複数組(本実施例では8組)
のプランジャ型吸排装置が配置されている。すなわち1
9はシリンダ孔、20はプランジャ、21は各プランジ
ャ20の内側端部に回転自在に担支したカムフォロワ、
22はプランジャ20を常に内側に向って押圧するコイ
ルばねである。また23はポンプケース16の外周部に
リング状に設けた吸入側油路で、この油路23は第3図
に示すようにパイプ、24によって立バイブロ内に設け
たオイルタンク25と連通させである。また26はポン
プケース16の外周部に吸入側油路23と並設した吐出
側油路で、これらの油路23,26はそれぞれ前記各シ
リンダ孔19と逆止弁27.28を介して連通しである
。27は吸入側の逆止弁で、28は吐出側の逆止弁であ
り、それぞれボール27a + 28aとコイルばね2
7b、28bとによって構成されている。また第2図に
示す油路29は漏洩した油を吸入側油路23に戻すため
のものである。
また30はクランク軸8にキー31により固定した内側
偏心カムで、この内側偏心カム30はポンプケース16
の外部に位置する円板部32を介して内側内歯々車33
と一体に形成しである。34は内側偏心カム30と回転
自在に嵌合した外側偏心カムで、この外側偏心カム34
はポンプケース16の外面と前記円板部32との間に位
置する突片35(第4図参照)と一体に形成してあり、
この突片35と揺動および摺動自在に嵌合する切欠溝3
6を有する円板部37と一体に外側内歯々車38を形成
し、この外側内歯々車38は、前記内側内歯々車33と
同一歯数および同一ピッチ径として、内側内歯々車33
に対して同心的に回転自在に嵌合して並設する。
なお第4図の実施例では、突片35の円形端部が切欠溝
36と線接触するのみであるから、この接触面積を大き
くするには第5図に示すように、突片35と切欠溝36
との間に摺動駒39を介挿すればよい。
また40はクランク軸8に対して回転自在に嵌合した中
心歯車で、41はこの中心歯車40と前記一方の内歯々
車38とにそれぞれ噛合する固定歯車で、この歯車41
はハンガパイプ7に突設したブラケット42により回転
自在に枢支されている。43は中心歯車40と前記他方
の内歯々車33とにそれぞれ噛合する揺動歯車で、クラ
ンク軸8に回転自在に基部を嵌合したアーム44の遊端
部に回転自在に枢支されている。またこのアーム44の
基部には歯車45が形成してあり、この歯車45と噛合
する扇形歯車46が偏心操作レバー47と一体に形成さ
れており、その中間部が軸47aを介してフレームに固
定されている。そしてこれらの歯車装置によって偏心カ
ムの偏心制御装置Cを構成している。
また偏心操作レバー47は第6図に示すように、自動変
速作動装置りを構成する油圧シリンダ48内のピストン
49と結合したピストンロンド50の先端部と連結され
ており、シリンダ48は自転車フレーム51に対して揺
動自在に枢支されている。52はシリンダ48内に挿入
したピストン49の戻し用コイルばねで、このばね52
の反対側の圧力室53と、前記油圧ポンプAの吐出側油
路26とを第3図に二点鎖線で示すように、フレキシブ
ルホース54によって連通させると共に、コイルばね5
2側の空室55を例えばオイルタンク25と、第3図に
二点鎖線で示すようにフレキシブルホース56で連通し
て漏洩した油をオイルタンク25に戻すようにしである
また第7図および第8図は、自転車の前輪ハブ軸14に
嵌装して前輪ハブ57を駆動する定容積型油圧モータB
の一実施例を示すもので、これは一対の歯車からなる歯
車式油圧モータである。この歯車式油圧モータは、一方
の歯車58を他方の歯車59より径を大きくすると共に
、この大径の歯車58の中心部にギヤケース60と一体
に形成した軸筒61を設け、この軸筒61を前輪のハブ
軸14に嵌合してナツト62により固定すると共に、大
径の歯車58の出力軸63を前輪のハブ57と一方向ク
ラッチ64を介して連結しである。65はギヤケース6
0とボルト66によって結合するギヤケース本体、67
はギヤケース本体65に設けた圧力側凹欠部、68はそ
の圧力側油路、69は排油側凹欠部、70は戻り桐油路
である。
また第8図に示す71は軸筒61と歯車58の内周面に
介挿したニードルローラ、72は軸筒61の周面に刻設
した油溜り用の環状溝、73はシールリング、74はボ
ールベアリング、75は出力軸63とギヤケース本体6
5の軸孔間に介挿したニードルローラ、76はその軸孔
の内周面部刻設した油溜り用の環状溝、77は出力軸7
3に嵌装したシールリングである。
前記環状溝72.76には漏洩した油が溜るから、環状
溝72内の油は軸筒61内およびギヤケース60内に設
けた油路(図示せず)を介して前記戻り桐油路70に導
くようにし、環状溝76内の油はギヤケース本体65内
に設けた油路(図示せず)を介して戻り桐油路70に導
くようにする。
第9図はヘッドパイプ4内に設けるスイーベルジョイン
ト(油路の回転自在継手)80の一例を示すもので、8
3はジヨイントケースであり、このジヨイントケース8
3は中空円筒形状で、その内周面に2個の環状溝84.
85が形成してあり、これら環状溝84.85は油圧ポ
ンプAと接続する油路81.82と連結しである。86
はジヨイントケース83内に回転自在に嵌合する丸棒状
の回転体で、この回転体86には2本の油路87.88
が設けてあり、これらの油路87.88の下部開口はそ
れぞれ油圧モータBと接続する油路81.82と連結し
である。そしてこの回転体86の下端部はフロントフォ
ーク2と固定してあり、上端部は連結ピン89を介して
ハンドルボスト3aと結合しである。なお90はOリン
グ、91は座金である。
ジヨイントケース83はヘッドパイプ4内に固定するか
、またはヘッドパイプ4と一体に形成してもよい、そし
てジヨイントケース83と接続した油路81.82は、
第1図に示すようにメインパイプ5内に設ければよく、
回転体86と接続した油路81゜82は第1図に示すよ
うにフロントフォーク2内に設ければよい。なお第7図
に示すようにフロントフォーク2内を二分して油路81
.82を形成することもできる。
上述のようにして第1図に示すように、油圧ポンプAの
吐出側油路26をメインパイプ5内の吐出側油路81を
介してヘッドパイプ4内のスイーベルジョイント80に
導き、さらにフロントフォーク2内の油路81を介して
油圧モータBの圧力側油路68に接続すると共に、油圧
モータBの戻り側油路70をフロントフォーク2内の油
路82を介してヘッドパイプ4内のスイーベルジョイン
ト80に導き、さらにパイプ5内の吸入側油路82を介
して油圧ポンプAの吸入側油路23に接続する。
つぎに上述のように構成した本実施例の作用を説明する
。第1図に示す自転車のペダル10を踏んでクランク軸
8を回転すると、第2図および第3図に示すように、ク
ランク軸8とキー31を介して固定した内側偏心カム3
0がクランク軸8と一体に回転する。カム30が回転す
ると、これと一体に形成した内側内歯々車33が第6図
の矢印Eの方向に回転するから、これと噛合している揺
動歯車43がアーム44が静止していれば矢印Fの方向
に回転する。この歯車43が回転すれば、これと噛合し
ている中心歯車40が矢印Gの方向に回転するから、こ
の中心歯車40と噛合している固定歯車41が矢印Hの
方向に回転し、その結果この固定歯車41と噛合してい
る外側内歯々車38が矢印■の方向に回転する。そして
この場合歯車43と41の回転は全く同一であるから、
結局内側内歯々車33と外側内歯々車38は一体的に回
転する。
外側内歯々車38が回転すれば、第4図または第5図゛
に示す円板部37が矢印Iの方向に回転し、その結果切
欠溝36(第5図の場合は摺動駒39を介して)と係合
している突片35が同じく矢印■の方向に回転する。し
かして突片35と外側偏心カム34は一体に形成しであ
るから、結局外側偏心カム34と内側偏心カム30とは
ほぼ一体的に回転する。ここでほぼ一体向と説明したの
は、第4図の仮想線で示すように突片35が約90度回
転した時、円板部37は角度θ(本実施例では約6°)
だけ回転おくれを生じるからである。しかしながら18
0°および360°の回転位相では、突片35と円板部
37は完全に回転角度が一致するから、内側偏心カム3
0と外側偏心カム34とは一体的に回転すると考えて差
し支えない。なお前記した角度θを小さくするには、内
側偏心カム30の偏心量を必要最小限度に設定すればよ
い。
また偏心カム30.34の合成偏心度を変化させるには
、第6図に示す偏心操作レバー47を、例えば矢印Jの
方向に操作する。すると扇形歯車46が軸47aを支点
として矢印にの方向に回動し、これと噛合する歯車45
を矢印Gの方向に回転させ、その結果歯車45と一体の
アーム44を矢印りの方向に回動させる。しかしてこの
場合クランク軸8が静止しているとすれば、内側内歯々
車33も静止しているから、アーム44が矢印りのよう
に回動すると、揺動歯車43が矢印Fの方向に自転しつ
つ矢印りの方向に公転する。このため中心歯車40が矢
印Gの方向に回転し、その結果、固定歯車41を矢印H
の方向に回転させると共に、これと噛合する外側内歯々
車38を矢印lの方向に回転させる。この場合前述した
ように内側内歯々車33は静止しているから、結局内側
内歯々車33に対して外側内歯々車38が所定の角度回
動することになる。すなわち内側偏心カム30に対して
外側偏心カム34が回動することになる。
第2図および第3図は、カム30.34の合成偏心度が
最大の状態を示すものであるから、この状態から外側偏
心カム34が内側偏心カム30に対して回動ずれば、合
成偏心度は次第に小さくなる。
そして第2図に示すように、内側偏心カム30の偏心度
を11とし、内側偏心カム30に対する外側偏心カム3
4の偏心度を2.とした場合、1.=1゜に設定すれば
、外側偏心カム34が内側偏心カム30に対して、合成
偏心度最大の状態から180°回動ずれば、合成偏心度
はゼロになる。
すなわちこの合成偏心カム30.34の偏心度は、第2
図および第3図に示す最大偏心状態から、偏心量をゼロ
の状態まで任意に設定することができる。
なお上述の偏心操作の説明は、クランク軸8が静止して
いる場合について説明したが、この偏心操作はクランク
軸8が回転中においても、前述した静止状態の場合と全
く同様に行なわれるものである。
上述したようにクランク軸8の回転によって内側偏心カ
ム30と外側偏心カム34とがほぼ一体的に回転すると
、外側偏心カム34とコイルばね22の作用によって接
触しているカムフォロワ21を介して各プランジャ20
が各シリンダ孔19内を第2図の矢印M、Nのようにカ
ムの作用によって往復動する。
すなわちプランジャ20が矢印Mの方向に動くときは、
逆止弁27を介して吸入側油路23より油がシリンダ孔
19内に入り、プランジャ20が矢印Nの方向に移動す
る時は逆止弁28を介して圧力油が吐出側油路26に押
し出される。そしてクランク軸8が1回転すれば、各プ
ランジャ20がそれぞれlサイクル作動するため、各プ
ランジャ20の吐出油が吐出側油路26に流出する。
この流出した油は、メインパイプ5内の吐出側油路81
およびヘッドパイプ4内のスイーベルジョイント80内
の油路87と、フロントフォーク2内の油路81と、さ
らに第7図に示す油圧モータBの圧力側油路68を介し
て圧力側凹欠部67に入る。このため大径の歯車58は
第7図の矢印Oの方向に回転し、小径の歯車59は矢印
Pの方向に回転する。
大径の歯車58の回転は第8図の一方向クラッチ64を
介して前輪ハブ57に伝えられるから、これによって自
転車を走行させることができる。
なお歯車58.59が上述のように回転すれば、排油側
凹欠部69を介して戻り側油路70に油が流出し、この
流出した油はフロントフォーク2内の吸入側油路82、
ヘッドパイプ4内のスイーベルジョイント80の油路8
8、およびメインパイプ5内の油路82を介して油圧ポ
ンプA内の吸入側油路23に戻される。
上述の作動中漏洩した油は前記した油路29および環状
溝72.76と、それに連通ずるケース内の油路(図示
せず)を介して吸入側油路にそれぞれ戻されるから、油
が外部に流失するおそれはない。
また前記したように立バイブロ内にオイルタンク25を
設けて、このオイルタンク25と油圧ポンプAの吸入側
油路23とを連通させておけば、たとえ流失油が多少あ
っても、オイルタンク25内から補給されるため、この
装置は長期間にわたって無給油で使用することができる
また本実施例の油圧モータBは、軸封装置として2個の
シールリングを使用するのみであるから、歯車58の回
転摩擦抵抗を小さくして伝動効率を高めることができる
なお歯車58を大径とし、歯車59を小径としたのは、
出力軸63と一体の歯車58は、ハブ軸14に嵌装する
と共に、ハブ57に動力を伝えるためにある程度の径を
必要とする上に、油圧ポンプAのクランク軸8の1回転
における吐出量には設計上限界があるため、油圧モータ
Bの1回転における排油量をあまり大きくできないから
、片方の歯車59の径を小さくしたのである。
このようにすれば、装置全体を小型化できる上に、外観
形状も向上するという利点がある。
また油圧ポンプへの吐出量と、油圧モータBの排油量と
の比が、クランク軸8の回転に対する駆動輪の回転を決
定するため、この比率は各自転車に適した比率に設定し
なければならない。例えば油圧ポンプAの最大吐出容積
を1回転につき45ccとし、油圧モータBの排油容積
を1回転につき15ccと設定すれば、この自転車は偏
心カムの最大偏心待に、クランク軸の1回転により駆動
輪を3回転させることができる。
したがってこの自転車は前述した偏心カムの偏心操作に
よって、カムの偏心度を加減すれば、それによって油圧
ポンプAの吐出量を増減し、クランク軸の回転に対する
駆動輪の回転比を、前記した最大回転比以内においてゼ
ロまで無段に変速することが可能である。すなわち、ク
ランク軸の回転数;駆動輪の回転数を、例えば、1:3
から理論的には1:Oまでの範囲で無段階に変速するこ
とができる。
つぎに本実施例の自動変速作動装置りの作用を説明する
。前述した偏心操作レバー47の操作は勿論従来から行
われている手動操作によっても実施できるが、第6図に
示す本実施例のように自動変速作動装置りを有するもの
では、油圧ポンプAの吐出側油路26の油圧がフレキシ
ブルホース54を介してシリンダ48内の圧力室53に
作用する。
自転車を走行させるにはペダルを踏んでクランク軸8を
回転させるが、この場合油圧ポンプAの吐出側油路26
内に発生する油圧はクランクアーム1による回転トルク
の大小に比例して増減する。
すなわち自転車の駆動抵抗力が大きい場合は圧力室53
に作用する油圧が高くなり、駆動抵抗力が小さい場合は
圧力室53に作用する油圧が低くなる。
したがって今標準(変速比の中間点)となる変速比状態
の時に第6図に示すように、ピストン49が作動範囲の
中間点にあり、その時の圧力室53に作用している油圧
によるピストン49の推力とコイルばね52のばね反力
とが釣合い状態にあるように設定すれば、標準状態より
駆動力が増大した場合は、圧力室53内の油圧が高くな
るためピストン49およびピストンロッド50が矢印Q
の方向に移動する結果、前述したように偏心カム30.
34による合成カムの偏心度が小さくなる。したがって
油圧ポンプAの吐出量が減少す゛る結果、油圧モータB
を介して駆動する前輪1のクランク軸8に対する回転倍
率が自動的に低下する。すなわちクランクペダル10が
重くなれば自動的に低倍率の変速比になるわけである。
また逆に前記した標準状態より駆動力が減少した場合、
すなわちペダルが軽くなれば、シリンダ48内の圧力室
53の油圧が低くなるため、ピストン49およびピスト
ンロッド5oが第6図の矢印Rの方向へ移動する結果、
偏心カム30.34による合成カムの偏心度が大きくな
ると共に、油圧ポンプAの吐出量が増大する。このため
油圧モータBを介して駆動する前輪1のクランク軸8に
対する回転倍率が自動的に高くなる。すなわち、クラン
クペダル10が軽くなれば自動的に高倍率の変速比にな
る。
したがって本発明によれば、自転車を容易に無段変速で
、しかも自動変速を可能にすることができるのである。
なお上述のように本発明においては、メインパイプ5の
油路81.82と、フロントフォーク2内の油路81.
82との受は渡しが、ヘッドパイプ4内のスイーベルジ
ョイント80を介して行われるから、自転車の走行に支
障を与えることはない。すなわちハンドル3を変向すれ
ば、ハンドルボスト3aと連結ピン89を介して連結し
た回転体86がフロントフォーク2と共に回転するが、
この回転体86の油路87.88の側方開口部は、ジヨ
イントケース83内に設けた環状溝84.85と常に連
結しているため、油流を妨げることはない。
すなわち本発明によれば、従来非常に困難であった二輪
車の前輪駆動を、簡単な装置で無理なく実現することが
できる。
また第1O図は本発明を小型エンジン付の自転車とした
実施例を示すもので、92は小型エンジン、93はその
出力軸に設けた駆動プーリ、94はクランク軸8に設け
た従動プーリ、95はこれらプーリ93、94間に掛は
渡した■ベルトである。
このように本発明は動力駆動用二輪車としても応用する
ことができ、この場合も前記したように前輪1を駆動輪
として自動無段変速が可能であるから、本発明の利用範
囲はきわめて広いと言うことができる。
(発明の効果) 上述のように本発明においては、二輪車の伝動系の入力
部に可変容積型流体ポンプを設け、前輪に定容積型流体
モーフを設け、ハンドルポストにスイーベルジョイント
(油路の回転自在継手)を設け、前記流体ポンプと流体
モータとをスイーベルジョイントを介在する油路により
接続したから、流体(例えば圧力油)を介して前輪を駆
動することができる。
したがって本発明によれば、クロスカントリ−サイクル
やマウンテンサイクル等の不整地走行に適した前輪駆動
式二輪車を容易に得ることができるというすぐれた効果
が得られる。
また本発明は、流体を介して伝動するようにしたから、
従来の二輪車で必要としていたスプロケットおよびチェ
ノが全く不用となる。
また可変容積型流体ポンプの吐出容積を無段階に変化さ
せることにより、無段変速が容易に実現でき、しかも騒
音および脈動も小さくすることができる上に、広い範囲
の変速比を容易に得ることができる。
また本発明の流体伝動の二輪車では、車両の駆動力の変
動が直ちに伝動流体の圧力の変化とじて表われるから、
この圧力の変化に応じて可変容積型流体ポンプの吐出量
を制御するようにすれば、自動変速も容易に実現できる
という多くの利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す自転車の側面図、 第2図はその可変容積型油圧ポンプの一実施例を示す縦
断正面図、 第3図はその縦断側面図、 第4図は第3図のIV−IV線による断面図、第5図は
第4図の変形例図、 第6図は第3図のVl−Vl線による一部断面で示す背
面図、 第7図は定容積型油圧モータの一実施例を示す縦断正面
図、 第8図は第7図の■−■線による断面図、第9図はスイ
ーベルジョイントの一例を示す断面図、 第10図は本発明の他の実施例を示す小型エンジン併用
型自転車の側面図である。 1・・・前輪2・・・フロントフォーク3・・・ハンド
ル     4・・・ヘッドパイプ5・・・メインパイ
プ   6・・・立パイプ7・・・ハンガパイプ   
8・・・クランク軸9・・・クランクアーム  10・
・・ペダル!3・・・後輪       14・・・前
輪ハブ軸80・・・スイーベルジョイント 81、82・・・油路 A・・・可変容積型油圧ポンプ B・・・定容積型油圧モータ C・・・偏心制御装置   D・・・自動変速作動装置
第5図 第8図 65(ギイケースAレーリ 第9図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、二輪車の伝動系の入力部に可変容積型流体ポンプを
    設け、前輪に定容積型流体モータを設け、ハンドルポス
    トにスイーベルジョイントを設け、前記流体ポンプと流
    体モータとをスイーベルジョイントを介在する油路によ
    り接続してなる前輪駆動式二輪車。
JP10684485A 1985-05-21 1985-05-21 前輪駆動式二輪車 Pending JPS61268585A (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4935074U (ja) * 1972-06-28 1974-03-28

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4935074U (ja) * 1972-06-28 1974-03-28

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