JPS6126396Y2 - - Google Patents

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JPS6126396Y2
JPS6126396Y2 JP8531081U JP8531081U JPS6126396Y2 JP S6126396 Y2 JPS6126396 Y2 JP S6126396Y2 JP 8531081 U JP8531081 U JP 8531081U JP 8531081 U JP8531081 U JP 8531081U JP S6126396 Y2 JPS6126396 Y2 JP S6126396Y2
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JP
Japan
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screen
casing
blades
buffer plate
outlet
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JP8531081U
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JPS57196197U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は例えば、抄紙機に供給するための抄
紙原料等から所定径以上の固形物を取く除くこ
と、かつ原料中繊維の均等な分散を目的とするス
クリーン装置に関する。
従来のこの種のスクリーン装置としては、一例
として第1図に示すように構成されたものが知ら
れている。すなわち、図中1はケーシングで、そ
の上側部には流入口2が、またその下側部には流
出口3がそれぞれ設けられている。このケーシン
グ1の内部には円筒状のスクリーン4が取り付け
られている。このスクリーン4には全周にわたつ
て例えば孔(またはスリツト)5が形成されてい
る。また、ケーシング1の中心には図示しない駆
動装置よつて回転される回転軸6が設けられてい
る。この回転軸6には複数のブレード7が間隔的
にかつスクリーン4の内面に位置させられて取り
付けられている。なお、ブレード7の長さはスク
リーン4の上下方向長さと略同じ長さとされてい
〓〓〓〓〓
る。そして、流入口2からスクリーン4内に流入
してきた抄紙原料はスクリーン4の孔5を介して
スクリーン4の外側にブレード7によつて押し出
され、流出口3から図示しない供給ラインを経て
抄紙機に供給される。このとき、抄紙原料に含ま
れている所定径以上の固形物はスクリーン4の孔
5を通過することができず、そのまま直接あるい
は回転するブレード7によつてかき落されて下部
にたまり、そして定期的に固形物排出口8から排
出されるようになされている。
しかしながら、従来のこのようなスクリーン装
置にあつては、スクリーン4の外側に直接流出口
3が設けられているから、ブレード7が流出口3
と対向する個所を通過する際に、ブレード7によ
つて押し出される抄紙原料が特に流出口3近くで
は流体同志の干渉も少なく、ブレード7の影響を
うけ、流出口3から流出され、このため比較的大
きい脈動が発生し、そしてこの脈動が供給ライン
を介して抄紙機にまで伝達され、ひいては湿機匹
厚さに周期的な変動を発生させるという欠点があ
つた。この傾向は特にヘツドボツクス自体にエア
クツシヨンを有しないヘツドボツクスを用いた場
合に顕著であつた。また、スクリーン4にはいわ
ゆる目詰まりが生じるが、スクリーン4の上部か
ら下方に向かうにつれて固形物濃度が高くなり、
目詰まり状態を頻発する傾向にあり、このため精
選効率が低下するという欠点があつた。
この考案は上記事情に鑑みてなされたもので、
脈動を減衰させることができ、また精選効率を良
くすることができるスクリーン装置を提供するこ
とを目的とする。
以下、この考案の一実施例について第2図ない
し第5図を参照して説明する。図中11は略円筒
状になされたケーシングで、その側部上部には流
入口12が設けられており、またその側部中間部
には全周にわたつて流体通路部13が設けられて
おり、さらにこの流体通路部13の側部下部には
流出口14が設けられている。ケーシング11の
内部には円筒状のスクリーン15が同心的に配置
されている。このスクリーン15には全周にわた
つて、例えば孔(またはスリツト)16が形成さ
れている。スクリーン15はケーシング11の流
体通路部13との間には、バツフアプレート17
が配置されている。このバツフアプレート17の
流出口14に相対する部位以外の部分には複数
(この実施例の場合3つ)の開口18が間隔的に
形成されている。そして、スクリーン15とバツ
フアプレート17との間およびバツフアプレート
17とケーシング11の流体通路部13との間に
は空間19,20がそれぞれ形成されている。
また、ケーシング11の中心には回転軸21が
設けられており、この回転軸21は図示しない駆
動機構によつて回転させるようになされている。
スクリーン15の内面近傍には4つの長ブレー
ド22と4つの短ブレード23とが鉛直方向に延
びて互いにかつ周方向に間隔的に配置されてい
る。また、これら長ブレード22および短ブレー
ド23は回転軸21にアーム24を介して取り付
けられている。なお、長ブレード22はスクリー
ン15の上下方向長さと略同じ長さであつて、ス
クリーン15と対向するように設けられている。
また短ブレード23はバツフアプレート17の開
口18の上下方向長さと略同じ長さであつて、開
口18と対向するように設けられている。なお、
25はケーシング11の下部に設けられた固形物
排出口である。
次に、上記構成のスクリーン装置の作用につい
て説明する。流入口12からスクリーン15内に
流入してきた抄紙原料はスクリーン15の孔16
を介して空間19内に流入し、そしてバツフアプ
レート17の開口18を介して空間20内に流入
した後、流出口14から図示しない供給ラインを
経て抄紙機に供給される。
このとき、回転するブレード22,23によつ
て発生する脈動の振動数は短ブレード23を設け
た部分だけブレードの数が増すことにより高くな
る。また、抄紙原料が空間19からバツフアプレ
ート17の開口18を介して空間20に流入して
ケーシング11の流体通路部13に衝突し、また
抄紙原料が空間20を流れる際に複数の開口18
から流出された抄紙原料が互いに衝突し、さらに
空間20を第3図中矢印で示すように両方向に流
れる抄紙原料が流出口14に流入する際、ここで
互いに衝突し、これらの結果脈動の振幅が減少す
る。このように脈動の振動数が増し、また脈動の
振幅が減少することにより、脈動が減衰し、従つ
て湿紙匹厚さの周期的な変動が減少する。なお、
高周波部分はスクリーン以降のエア系統によつて
〓〓〓〓〓
減衰されることは周知のことである。
他方、抄紙原料に含まれている所定径以上の固
形物はスクリーン15の孔16を通過することが
できず、孔16に留まるが、この固形物の滞留が
比較的少ないスクリーン15の上部では、長ブレ
ード22のみが作動し、また固形物の滞留が比較
的多くなるスクリーン15の下部では長ブレード
22の他に短ブレード23も作動し、目詰り除去
作用が倍加し、スクリーンプレートの実稼働面積
が増大する。従つてスクリーン15の精選効率と
併せて精選能力も非常に良くなる。また、動力の
面からみた場合、必要な部分すなわちスクリーン
15の下半分のみを短ブレード23にて作動させ
ているから、動力に無駄を生じないことを確認し
ている。これは省エネルギーを考える上で大きな
長所である。なお、ブレード22,23によつて
スクリーン15内に戻された固形物は下方へと流
れて固形物排出口25から定期的に排出される。
以上説明したようにこの考案によるスクリーン
装置によれば、ケーシングの流出口に相対する部
位以外に開口を有するバツフアプレートをケーシ
ングとスクリーンとの間に配置するとともに、ス
クリーンの内面近傍に複数の長ブレードと複数の
短ブレードとを互い違いに配置させて回転させる
構成であるから、回転するブレードによつて発生
する脈動の振動数が高くなり、また液体の衝突に
より脈動の振幅が減少し、これらの結果脈動が減
衰し、ひいては湿紙匹厚さの周期的な変動を減少
させることができる。また、固形物の滞留が少な
いスクリーン上部では長ブレードのみが作動し、
固形物の滞留が多いスクリーン下部では長、短ブ
レードが作動するから、スクリーンの精選効率と
併せて精選能力も非常に良くすることができ、ま
た駆動能力を有効に利用することができる等の効
果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のスクリーン装置の一例を示す縦
断面図、第2図はこの考案によるスクリーン装置
の一実施例を示す縦断面図、第3図は第2図の
−線に沿う断面図、第4図はそのバツフアプレ
ートを示す斜視図、第5図はそのプレードを示す
斜視図である。 11……ケーシング、12……流入口、13…
…流体通路部、14……流出口、15……スクリ
ーン、17……バツフアプレート、18……開
口、19,20……空間、21……回転軸、22
……長ブレード、23……短ブレード。 〓〓〓〓〓

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上部に流入口が下側部に流出口がそれぞれ設け
    られたケーシングと、該ケーシングの内部に軸線
    が鉛直になるように配置されかつ前記ケーシング
    の流入口から流入する液体中の所定径以上の固形
    物の通過を阻止する円筒状のスクリーンと、前記
    ケーシングと前記スクリーンとの間に設けられか
    つ前記ケーシングの流出口に相対する部位以外に
    開口を有するバツフアプレートと、前記スクリー
    ンの上下方向長さと略同じ長さであつて前記スク
    リーンの内面に位置して周方向に間隔的にかつ鉛
    直方向に延びて設けられているとともに、該スク
    リーンの軸線を中心として回転可能になされた複
    数の長ブレードと、前記バツフアプレートの開口
    の上下方向長さと略同じ長さであつて前記スクリ
    ーンの内面で前記バツフアプレートの開口に対応
    しかつ前記長ブレードの相互間にそれぞれ位置し
    て鉛直方向に延びて設けられているとともに、前
    記スクリーンの軸線を中心として回転可能になさ
    れた複数の短ブレードと、前記複数の長ブレード
    と前記複数の短ブレードとを一体的に回転させる
    駆動機構とからなることを特徴とするスクリーン
    装置。
JP8531081U 1981-06-10 1981-06-10 Expired JPS6126396Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8531081U JPS6126396Y2 (ja) 1981-06-10 1981-06-10

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8531081U JPS6126396Y2 (ja) 1981-06-10 1981-06-10

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57196197U JPS57196197U (ja) 1982-12-13
JPS6126396Y2 true JPS6126396Y2 (ja) 1986-08-07

Family

ID=29880599

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8531081U Expired JPS6126396Y2 (ja) 1981-06-10 1981-06-10

Country Status (1)

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JP (1) JPS6126396Y2 (ja)

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JPS57196197U (ja) 1982-12-13

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