JPS61253279A - 小型船舶の船体構造 - Google Patents
小型船舶の船体構造Info
- Publication number
- JPS61253279A JPS61253279A JP9469685A JP9469685A JPS61253279A JP S61253279 A JPS61253279 A JP S61253279A JP 9469685 A JP9469685 A JP 9469685A JP 9469685 A JP9469685 A JP 9469685A JP S61253279 A JPS61253279 A JP S61253279A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hull
- rigidity
- frp
- cross
- section
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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- Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この発明は小型船舶の船体構造の改良に関するものであ
る。
る。
(従来技術)
従来、船体は外板の内側に所定の間隔でフレームが取付
けられてなり、これによって外板自体の剛性および船体
の剛性が保たれるようにしている。
けられてなり、これによって外板自体の剛性および船体
の剛性が保たれるようにしている。
FRP製の船舶においても、フレームの寸法は多少小さ
くなっているが、基本的には同一の構造(フレームによ
る補強構造)となっている。
くなっているが、基本的には同一の構造(フレームによ
る補強構造)となっている。
小型船舶においては、船内空間が小さいためにとくに船
内空間の最大限の利用が要求されるが、外板から船内に
フレームが突出しているために、例えば内装材の取付け
や壁面物入れの設置等の船内空間の利用に際してはこの
フレームが大きな障害となる。
内空間の最大限の利用が要求されるが、外板から船内に
フレームが突出しているために、例えば内装材の取付け
や壁面物入れの設置等の船内空間の利用に際してはこの
フレームが大きな障害となる。
(発明の目的)
この発明は、このような従来の課題の解決のためになさ
れたものであり、船体の剛性は充分に確保しながら船内
空間が最大限に利用できる構造を提供するものである。
れたものであり、船体の剛性は充分に確保しながら船内
空間が最大限に利用できる構造を提供するものである。
(発明の構成)
この発明は、FRP@の船体において、船体外板をFR
P製板により芯材を挟み付けたサンドインチ構造にする
とともに、船体横断面において船体はV形船底と中間部
が両側に突出した船側板とデツキとからなる閉断面に形
成しているものである。このように船体外板自体を剛性
の大きな構造にするとともに、横断面形状を円形に近い
形状にすることにより剛性を向上させてフレームを設け
る必要をなくし、これによって船内空間が最大限に利用
できるようにしたものである。
P製板により芯材を挟み付けたサンドインチ構造にする
とともに、船体横断面において船体はV形船底と中間部
が両側に突出した船側板とデツキとからなる閉断面に形
成しているものである。このように船体外板自体を剛性
の大きな構造にするとともに、横断面形状を円形に近い
形状にすることにより剛性を向上させてフレームを設け
る必要をなくし、これによって船内空間が最大限に利用
できるようにしたものである。
(実施例)
第1図および第2図において、船体10はデツキ1と船
底板2と上部船側板3と下部船側板4との各船体外板に
より横断面においてm断面に形成されている。上記各船
体外板はそれぞれFRP製の外側板81と内側板82と
でプラスチックの発泡材からなる芯材8を挟み付けたサ
ンドイッチ構造に構成され、これによって外板自体が剛
性の優れた構造となっている。また船体横断面において
船底板2はV形に形成され、上部船側板3および下部船
側板4は互いの接合部(船側の中間部)が両側に突出し
た形状に形成されている。そしてその突出部に防舷材3
0が取付けられている。
底板2と上部船側板3と下部船側板4との各船体外板に
より横断面においてm断面に形成されている。上記各船
体外板はそれぞれFRP製の外側板81と内側板82と
でプラスチックの発泡材からなる芯材8を挟み付けたサ
ンドイッチ構造に構成され、これによって外板自体が剛
性の優れた構造となっている。また船体横断面において
船底板2はV形に形成され、上部船側板3および下部船
側板4は互いの接合部(船側の中間部)が両側に突出し
た形状に形成されている。そしてその突出部に防舷材3
0が取付けられている。
上記防舷材30は船側の最も突出した部分に取付けられ
、これによって防舷材としての機能を良好に発揮すると
ともに、防舷材30に加えられた外力はそれぞれ傾斜し
ている船側板3゜4を介して船体全体に伝達されるよう
にし、防舷材30に加えられる外力に対して強度的に有
利な構成としている。またV形の船底および中央部が突
出した船側からなる全体的に円形に近い断面形状のため
に船体表面積が小さく、船体として最小の部材で最大の
剛性を発揮させることができるようにしている。
、これによって防舷材としての機能を良好に発揮すると
ともに、防舷材30に加えられた外力はそれぞれ傾斜し
ている船側板3゜4を介して船体全体に伝達されるよう
にし、防舷材30に加えられる外力に対して強度的に有
利な構成としている。またV形の船底および中央部が突
出した船側からなる全体的に円形に近い断面形状のため
に船体表面積が小さく、船体として最小の部材で最大の
剛性を発揮させることができるようにしている。
また船底板2の中央部は、外側板81が肉厚に構成され
て外側に突出し、内側板82との間に空間が形成されて
キール20が構成されている。船底板2の下側にはスト
ライプ21が形成され、また船底板2と下部船側板4と
の接合部にもチャイン29が形成されている。また船底
板2の内側には左右対称に突起23が形成され、その上
にFRP製の床板22が取付けられ、この床板22が強
度部材として利用されている。すなわち、この床板22
と両船底板2とキール20とによって三角形の閉断面構
造が形成され、これによって船底中央部の剛性が^めら
れ、また船体全体としてもとくに船の長さ方向の剛性が
向上されている。
て外側に突出し、内側板82との間に空間が形成されて
キール20が構成されている。船底板2の下側にはスト
ライプ21が形成され、また船底板2と下部船側板4と
の接合部にもチャイン29が形成されている。また船底
板2の内側には左右対称に突起23が形成され、その上
にFRP製の床板22が取付けられ、この床板22が強
度部材として利用されている。すなわち、この床板22
と両船底板2とキール20とによって三角形の閉断面構
造が形成され、これによって船底中央部の剛性が^めら
れ、また船体全体としてもとくに船の長さ方向の剛性が
向上されている。
船体10の船首部には垂直の船首壁5が形成され、船尾
部には垂直の船尾壁6が形成され、これらの間に隔壁7
によって仕切られた船室80が形成されている。各船室
80には、デツキ1の中央部に形成された運転席13内
の開口部70からステップ71により出入りすることが
できるようにしている。また、船底板2と床板22との
間に形成された船底区画には氷収納タンク25が配置さ
れている。
部には垂直の船尾壁6が形成され、これらの間に隔壁7
によって仕切られた船室80が形成されている。各船室
80には、デツキ1の中央部に形成された運転席13内
の開口部70からステップ71により出入りすることが
できるようにしている。また、船底板2と床板22との
間に形成された船底区画には氷収納タンク25が配置さ
れている。
船首部の船首壁5の前側には支持板9が前方に傾斜して
形成され、ここにアンカー90を引上げて係止するよう
にし、その上方にはデツキ1の延長部としてグレーチン
グ91が設けられ、ここから雨水等が落下して支持板9
上の汚れを流すことができるようにしている。また船尾
部の船尾壁6の後側には、第3図に示すように人が船に
乗り降りするためのステップ16が形成され、ここに燃
料タンク12が搭載されるとともに、その後方に一対の
船外機11が取付けられている。この構成においては、
燃料タンク12は、船尾壁6によって船室80と隔離さ
れた位置に配置されているために、燃料の臭いが船室8
0内に入り込まないという利点がある。
形成され、ここにアンカー90を引上げて係止するよう
にし、その上方にはデツキ1の延長部としてグレーチン
グ91が設けられ、ここから雨水等が落下して支持板9
上の汚れを流すことができるようにしている。また船尾
部の船尾壁6の後側には、第3図に示すように人が船に
乗り降りするためのステップ16が形成され、ここに燃
料タンク12が搭載されるとともに、その後方に一対の
船外機11が取付けられている。この構成においては、
燃料タンク12は、船尾壁6によって船室80と隔離さ
れた位置に配置されているために、燃料の臭いが船室8
0内に入り込まないという利点がある。
第4図(A)は船長を10分割する垂直分割線(第1図
参照)のNo、5における断面、第4図(B)はN00
7の断面をそれぞれ示し、また第4図(C)の右側は垂
直分割線No、10における内側面、左側は外側面それ
ぞれ示し、第4図(D)の左側はN003の断面、右側
はNo、1における断面を示している。これら各部の断
面形状から明らかなように、船室80内はフレームが設
けられていないために、船内空間が最大限に利用され、
船内スペースが非常にゆったりとしている。しかも前記
のように、外板自体がナンドイッチ構造であるためにそ
れ自体の剛性が大きく、また船体断面形状が円形に近い
形状であるために、船体全体としての剛性も充分である
。
参照)のNo、5における断面、第4図(B)はN00
7の断面をそれぞれ示し、また第4図(C)の右側は垂
直分割線No、10における内側面、左側は外側面それ
ぞれ示し、第4図(D)の左側はN003の断面、右側
はNo、1における断面を示している。これら各部の断
面形状から明らかなように、船室80内はフレームが設
けられていないために、船内空間が最大限に利用され、
船内スペースが非常にゆったりとしている。しかも前記
のように、外板自体がナンドイッチ構造であるためにそ
れ自体の剛性が大きく、また船体断面形状が円形に近い
形状であるために、船体全体としての剛性も充分である
。
さらにサンドインチ構造の外板では断熱効果が優れてい
るために、船室内を冷暖房する場合にその費用が少なく
てすむという利点もある。また船を停泊させた状態で船
室を使用したいという要求もあり、この場合船は通常の
家屋と異なり外気の影響を受けやすいが、上記のような
断熱性の優れた船体外板で囲まれた船室では、船室内が
蒸し風呂のようになる等の弊害はなく、快適な居住性が
得られる。なお、防舷材30に対応する部分の船内には
棚等を設け、これらによって防舷材30に加えられる外
力に対する補強を行うようにすることが好ましい (発明の効果) 以上説明したように、この発明はFRPIの船体におい
て、船体外板をFRP製板で芯材を挟み付けたサンドイ
ンチ構造にするとともに、船体横断面において船体はV
形船底と中間部が両側に突出した船側板とデツキとから
なるvIJ断面に形成したものであり、船体の剛性は充
分に確保しながら船内空間を最大限に利用でき、また断
熱性の優れた壁構造を有する船室が形成されるようにし
たものである。
るために、船室内を冷暖房する場合にその費用が少なく
てすむという利点もある。また船を停泊させた状態で船
室を使用したいという要求もあり、この場合船は通常の
家屋と異なり外気の影響を受けやすいが、上記のような
断熱性の優れた船体外板で囲まれた船室では、船室内が
蒸し風呂のようになる等の弊害はなく、快適な居住性が
得られる。なお、防舷材30に対応する部分の船内には
棚等を設け、これらによって防舷材30に加えられる外
力に対する補強を行うようにすることが好ましい (発明の効果) 以上説明したように、この発明はFRPIの船体におい
て、船体外板をFRP製板で芯材を挟み付けたサンドイ
ンチ構造にするとともに、船体横断面において船体はV
形船底と中間部が両側に突出した船側板とデツキとから
なるvIJ断面に形成したものであり、船体の剛性は充
分に確保しながら船内空間を最大限に利用でき、また断
熱性の優れた壁構造を有する船室が形成されるようにし
たものである。
第1図はこの発明の実施例を示す縦断面図、第2図はそ
の垂直分割aNo、5およびN008における船体外板
の断面図、第3図は船尾部の斜視図、第4図は(A)は
垂直分割線No、5、(B)はNO,7、(C)はNo
、10.(D)はNo。 3とN001におけるそれぞれ断面図である。 1・・・デツキ、2・・・船底板、3・・・上部船側板
、4・・・下部船側板、5・・・船首壁、6・・・船尾
壁、7・・・隔壁、8・・・芯材、20・・・キール、
22・・・床板、3゜・・・防舷材、80・・・船室、
81・・・外側板、82・・・内側板。 特許出願人 ヤマハ発動機株式会社代 理 人
弁理士 小谷悦司同 弁理
士 長1)正向 弁理士 板谷康
夫第 4 図 第 4 図 第 4 図 (ご2 第4図
の垂直分割aNo、5およびN008における船体外板
の断面図、第3図は船尾部の斜視図、第4図は(A)は
垂直分割線No、5、(B)はNO,7、(C)はNo
、10.(D)はNo。 3とN001におけるそれぞれ断面図である。 1・・・デツキ、2・・・船底板、3・・・上部船側板
、4・・・下部船側板、5・・・船首壁、6・・・船尾
壁、7・・・隔壁、8・・・芯材、20・・・キール、
22・・・床板、3゜・・・防舷材、80・・・船室、
81・・・外側板、82・・・内側板。 特許出願人 ヤマハ発動機株式会社代 理 人
弁理士 小谷悦司同 弁理
士 長1)正向 弁理士 板谷康
夫第 4 図 第 4 図 第 4 図 (ご2 第4図
Claims (1)
- 1、FRP製の船体において、船体外板をFRP製板に
より芯材を挟み付けたサンドイツチ構造にするとともに
、船体横断面において船体はV形船底と中間部が両側に
突出した船側板とデツキとからなる閉断面に形成してい
ることを特徴とする小型船舶の船体構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60094696A JPH0798508B2 (ja) | 1985-05-01 | 1985-05-01 | 小型船舶の船体構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60094696A JPH0798508B2 (ja) | 1985-05-01 | 1985-05-01 | 小型船舶の船体構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61253279A true JPS61253279A (ja) | 1986-11-11 |
JPH0798508B2 JPH0798508B2 (ja) | 1995-10-25 |
Family
ID=14117346
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60094696A Expired - Lifetime JPH0798508B2 (ja) | 1985-05-01 | 1985-05-01 | 小型船舶の船体構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0798508B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015012197A1 (ja) * | 2013-07-24 | 2015-01-29 | ヤンマー株式会社 | レジャー用の小型船舶 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1749822B1 (en) | 2005-08-05 | 2008-10-15 | Hybrigenics S.A. | Novel cysteine protease inhibitors and their therapeutic applications |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55114677A (en) * | 1979-02-27 | 1980-09-04 | Yamaha Motor Co Ltd | Small-sized boat made of fiber reinforced plastic |
-
1985
- 1985-05-01 JP JP60094696A patent/JPH0798508B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55114677A (en) * | 1979-02-27 | 1980-09-04 | Yamaha Motor Co Ltd | Small-sized boat made of fiber reinforced plastic |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015012197A1 (ja) * | 2013-07-24 | 2015-01-29 | ヤンマー株式会社 | レジャー用の小型船舶 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0798508B2 (ja) | 1995-10-25 |
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