JPS61250977A - コネクタ接触子の構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 雌側コネクタおよびＩＣソケット等の接触子の構造であ
って、この接触子を２接触片で構成し、雄側接触子との
接触部の断面をＶ字状に形成して、一方の接触片を移動
可能にし、コネクタの挿抜力を低減せしめた。

〔産業上の利用分野〕

本発明は、雌側コネクタの接触子の構造に係り、とくに
電気的接触特性が良好で、挿抜力を低減したコネクタ接
触子の構造に関する。

近年、電子機器内に収容されるユニットは高密度実装に
伴なって、各ユニット間、装置間を接続するコネクタは
多極化の傾向にあることは周知である。ところがコネク
タの極数が５０〜１００程度になると、従来の雌側のコ
ネクタの接触子では挿抜力が数１０ｋｇにもなることが
あるので、挿抜力を低減した雌側のコネクタの接触子の
出現が強く要望されている。

〔従来の技術〕

第３図は、従来の雌側コネクタの接触子を説明する斜視
図で、同図（ａ）は片持接触子、（ｂ）〜（ｄ）は挟持
形接触子、（ｅ）は丸形接触子である。

図において、第３図（ａ）〜（ｅ）はいずれも弾性を有
する金属たとえば燐青銅等を成型したものであり、（８
１は一端が接触片で他端が端子で、端子側は合成樹脂成
型品からなる図示しない雌側コネクタ本体に植設される
構造となっている。

第３図（ｂ）〜ｆｄ）は、一端が挟持接触片で他端が端
子を形成しており、端子側は合成樹脂成型品等からなる
図示しない雌側コネクタ本体に植設されるのが一般的な
構造である。

第３図（ｅ）は、丸形の接触子で接触側の円周に複数の
切欠きを設け、その先端を中側へ絞った構造である。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上記従来の雌側コネクタの接触子の構造にあっては、雄
側接触子との接触部が大きな接触力を保持した状態で挿
抜されるので、コネクタの極数が５０〜１００程度にな
ると、従来の雌側のコネクタの接触子では挿抜力が数１
０ｋｇにもなるので、挿抜作業能率が悪く、機器に損傷
の恐れがある等の問題点があった。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は、上記の問題点を解決して挿抜力を低減したコ
ネクタの接触片の構造を提供するものである。

すなわち、コネクタの雄側接触子に対応する雌側接触子
６を、弾性体部材で第１の接触片６１と第２の接触片６
２を対向せしめた２つの接触片で構成し、　前記第２の
接触片６２を第１の接触片６１より長くして、その先端
に突出部６２１を設けて、第１の接触片６１に対し開閉
動作が可能に形成し、前記第１の接触片６１の先端部と
、第２の接触片６２の第１の接触片６１の先端部に対応
する部分の断面をＶ字状に形成し、前記雄側接触子と４
点で接触するようにしたことによって解決される。

〔作用〕

この雌側コネクタの接触子の構造は、対向する２接触片
で構成し、この２接触片の内の１つの接触片を移動可能
にして、挿抜時に移動可能な第２の接触片６２を移動し
て挿抜力のかからない無接触状態で挿抜できる。

〔実施例〕

第１図は、上記発明の一実施例を説明する図で、同図（
ａ）は斜視図、（ｂ）は平面図、（Ｃ）は接触部の断面
図、（ｄ）は挿抜時の断面図、（ｅ）は接触状態の断面
図である。

第１図（ａ）は、接触子６の斜視図で、弾性を有する金
属たとえ゛ば燐青銅板等からなり、第１の接触片６１と
第２の接触片６２を対向せしめるよう形成し、第２の接
触片６２を第１の接触片６１より若干長くして、その先
端に突出部６２１を形成する。そして第１の接触片６１
の先端部と、第２の接触片６２の第１の接触片６１の高
さに対応する部分との断面が、対向するＶ字状に折り曲
げ、さらに第２の接触片６２の開閉動作を容易ならしめ
るため、その突出部６２１を含む先端部を外側に若干の
角度で折り曲げたものである。そして端子６３は接触片
と反対側にほぼ９０°に折り曲げたものである。

第１図（ｂ）は、第１図（ａｌで説明した接触子６の平
面図である。

第１図（Ｃ）は、接触子６の第１の接触片６１の先端部
分における接触部の断面図で、その断面が７字状で対向
している。

第１図＋ｄｌは、第１図（ａ）で説明した接触子６の、
開閉可能な第３の接触片６２を矢印Ａ方向に弾性に抗し
て移動させると、第１の接触片６１から離れるので、雄
側接触子８は接触片に接触することな（挿入できる。

第１図（ｅ）は、雄側接触子８が挿入し終わった状態で
、第２の接触片６２を現状に復帰させると、ａ。

ｂ、ｃおよびｄ点すなわち４点で接触する。

第２図は、本発明の詳細な説明する断面図で、第１図と
同等の部分については同一符合を付している。

図において、合成樹脂成型品からなり複数の接触片挿入
孔１０１を形成した雌コネクタ本体１０に、接触子６を
挿入した状態で、雌コネクタ本体１０の上面に絶縁体材
料からなり、接触片挿入孔１０１に対応する接触子挿入
孔９１と、突出部挿通孔９２を設けた可動カバー９を摺
動自在に付設する。

そして可動カバー９を矢印Ａ方向に接触片の弾性に抗し
て移動せしめると、接触子６の開閉可能な第２の接触片
６２が矢印Ｃ方向に押されて、第１図（ｄ）の挿抜時の
平面図の如くなる。この状態で合成樹脂成型品からなり
、導電性金属からなる複数の雄側接触子８を植設した雌
形コネクタ本体７を挿入すれば、容易に挿入できる。そ
して可動カバー９を現状に反帰（Ｂ方向に移動）せしめ
ると、第２の接触６２が矢印り方向に戻り、第１図（Ｑ
ｌの接触状態の平面図の如く４点接触する。

そして雄コネクタ本体７を、雌コネクタ１０から抜く時
は可動カバー９を挿入時と同様に矢印Ａ方向に移動して
、接触子６の挟持力を無くした状態で抜けば良い。

なお、本実施例の接触子６をコネクタに使用して説明し
たが、コネクタに限らずＩＣソケット等にも適用が可能
である。

〔発明の効果〕

以上の説明から明らかなように、本発明によれば挿抜力
が低減し挿抜作業が容易に行なえるので、多極接触子の
コネクタの実現が可能となるとともに、接触特性が良好
となり信頼性の向上に極めて有効である。

【図面の簡単な説明】

第１図は、上記発明の一実施例を説明する図で、同図（
ａ）は斜視図、（ｂ）は平面図、（Ｃ）は接触部の断面
図、（ｄ）は挿抜時の断面図、（ｅ）は接触状態の断面
図、第２図は、本発明の詳細な説明する断面図、第３図
は、従来の雌側コネクタの接触子を説明する斜視図で、
同図（ａｌは片持接触子、（ｂ）〜（ｄ）は挟持形接触
子、（ｅ）は丸形接触子である。 図において、１歯片持接触子、２．３．４は挟持形接触
子、５は丸形接触子、６は接触子、７は雄コネクタ本体
、８は雄側接触子、９は可動カバー、１０は雄コネクタ
本体、６１は第１の接触片、６２は第２の接触片、６３
は端子、９１は接触子挿入孔、９２は突出部挿通孔、１
０１は接触片挿入孔、６２１は突出部、をそれぞれ示す
。 ＃丸１６６軒視品 、（Ｑ） 挿ｇｇ＋ｎ断面１）　　　　梓肪状肝４軸図（ｄ＞　　
　　　　　　　　　　　（ｅ）不発月９の−尖一オρフ
ツツ１フキフ７寛高子第１図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 コネクタの雄側接触子に対応する雌側接触片（６）を、
   弾性体部材で第１の接触片（６１）と第２の接触片（６
   ２）を対向せしめた２つの接触片で構成し、前記第２の
   接触片（６２）を第１の接触片（６１）より長くして、
   その先端に突出部（６２１）を設けて、第１の接触片（
   ６１）に対し開閉動作が可能に形成し、前記第１の接触
   片（６１）の先端部と、第２の接触片（６２）の第１の
   接触片（６１）の先端部に対応する部分の断面をＶ字状
   に形成し、 前記雄側接触子と４点で接触するようにしたことを特徴
   とするコネクタ接触子の構造。