JPS61250630A - 雷撮影装置における年月日などの同時記録方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明は発生日時を雷放電の撮影と同時（二同−フィル
ム上（−記録できる撮影方法に関するものである。

（従来技術およびその問題点） 送電線における事故の６０％以上は雷によるものであっ
て、その被害の割合は送電々圧が上昇する５二伴って増
加し、例えば５００　ｋＶ級送送電線おいては９０％以
上にも達する。従って近い将来建設が予定されている１
ｏｏｏｋＶ級送電を含めて安定な電力供給の確保のため
（二は、現在推論の含まれる部分の多い雷の性質を更（
＝解明して適切な耐雷設計が施されることが必要である
。そのためには雷放電のカメラを用いた写真撮影による
放電径路その他の観測は極めて重要であり、また雷放電
の発生日時を年月日Ｃ二とゾまらず時・分・秒に至るま
で同時に記録することは、雷電流の測定結果或いは送電
線事故との対応を取る上で特（二重要な事項である。

しかし従来においては雷放電発生時刻を時計を見てノー
ト（；記録したり、カメラと別（＝設けた日時記録装置
Ｃ二より記録したりする以外に方法がなかった。しかし
このような方法では、記録と撮影フィルムとの照合保管
等の完全を期することは困難であり、特（−撮影が長期
間に亘って記録数が多くなる程その困難は増大する。ま
たこのような人為的な方法では面倒であるばかりでなく
、記録の誤記や照合ミスを伴い、時Ｃ二は照合不能にな
る場合さえ発生する。また無人観測の場合には上記のよ
うな方法を全く採用できないことから、雷電流の測定な
どとの時間的対応をとることは不可能である。

そこで最近発売されている時計装置を内蔵してフィルム
上に直接年月日を同時記録するカメラの使用が考えられ
ている。し、かしすべてのカメラがこのような機能を備
えているものではないため、雷観測（：適したカメラの
選択（−大きな制約を生ずるばかりか、雷観測に必要と
され年月日のみならず時分秒まで記録できるものはない
。

本発明は従来のように時計装置をカメラ内（二内蔵させ
ることなく、必要な計時精度を備えた時計装置を使用し
て雷放雷現象の撮影と同時（二、同一フィルム上（二手
・月・日・時・分・秒など必要とする時間記録を記録で
きる方法を提供し、雷観測の一層の充実化を図りつるよ
う（二したものである。

〔発明の方法〕

（発明の概要） 本発明はカメラなどの撮影装置とは別に設置した時計装
置に撮影時照明を与えて、その像を反射鏡と接写レンズ
および半透明鏡と、撮影装置のレンズを介してフィルム
面上に投射し、半透明鏡を介して同時に入射する雷放電
像と共に同時撮影するよう（ニしたものである。そして
撮影のため（二選ばれたカメラの大小、フィルム幅など
に左右されることなく、自由に必要とする表示精度、更
には撮影番号など必要とする日時記録を同時記録できる
ようにして、前記欠点即ち撮影フィルムと日時記録のデ
ータの照合や、保管の困難や、発生時刻記録の不正確さ
などの従来方法の諸欠点を一掃したものである。

〔実施例〕

（構成） 第１図は本発明の一実施装置例であって、図（＝おいて
（１）はカメラ、（１ａ）はモータドライブ機構、（２
）はそのレンズ、（３）は時計装置収容容器、（３ａ）
はその窓、（４）はデジタル表示蒔計装置、（５）は時
計装置の照明用発光ダイオード、（６）は鏡筒、（７）
は反射鏡、（８）は接写レンズ、（９）は半透明鏡（ハ
ーフミラ−）、α０は落雷検知器であって、例えば撮影
環境の明暗検知器とアンテナの誘起電圧による襲雷検知
器などからなり、これらＣ二より落雷を検知してカメラ
のモータドライブ機構（１ａ）と発光ダイオード（５）
の発光制御を行う。

（作用および効果） カメラ（１）の撮影レンズ（２）は撮影距離が無限大（
：設定される。発生した雷放電による光は半透明鏡（９
）と落雷検知器αｌ（二より、シャッタが開かれた状態
（二あるカメラ（１）の撮影レンズ（２）を介してフィ
ルム面に結像されて雷放電像の記録が行われる。一方こ
れと同時（＝落雷検知器顛は例えば雷放電（二もとづく
光の検知Ｃ二より起動してその出力（＝より発光ダイオ
ード（５）を点灯して時計装置（４）のデジタル表示面
（＝照明を与える。そしてこれにより得られた像は反射
鏡（７０ニより９０度方向を変えられると同時に、左右
反対像となって接写レンズ（８）ｌ：、入射する。そこ
で今接写レンズ（８）と時計装置（４）の表示面との距
離を接写レンズ（８）の焦点距離と等しく運行 定すれば、接写レンズ（８）を通過したものは平光線／
ＪＸ となり、カメラ（１）の撮影レンズ（２）から見ると無
限遠に時計装置（４）の表示面が存在するのと同様にな
る。この平行光線は更（二半透明鏡（９）（二より９０
度向きを変えられると同時に、再び左右反転が行わ°れ
て正立正像になり、撮影距離が無限大（二設定されたカ
メラ（１）の撮影レンズ（２）を通ってフィルム面Ｃ二
結像され、同時（二結像された雷放電像と共に同時記録
が行われる。そして落雷検知器αυは雷放電の終了と同
時に、再び出力を送出して発光ダイオード（５）を滅灯
させると同時に、カメラ（１１のモータドライブ機構（
ｌａ）を制御してフィルムを巻取り次の撮影に備える。

なおこの場合フィルム面の結像のフォーカスを正しくす
る条件は、時計装置（４）と接写レンズ（８）の距離だ
けで決定される。また接写レンズ（８）と撮影レンズ（
２）との距離は、フィルム面の中（＝占める時計装置（
４）の表示面の面積によって決定される。従って雷放電
像と時計装置表示面の結像の位置、それぞれの結像の大
きさを適当（二選定することにより、例えば第２図に示
すような雷放電像Ａと年・月・日・時・分・秒までの計
時表示像Ｂが同時（二人ったフィルムを得ることができ
る。このため従来の年月日などの別記録方法にもとづく
雷放電の撮影フィルムとの照合の困難や記録の保管困難
などの欠点を一挙Ｃ：解決できる。

またカメラと時計装置は別箇で、必要とする分解能に応
じた像の大きさや、計時精度など（二応じてカメラや時
計装置を自由に選定できるので、観測の精度を上げるこ
とができる。

実験によれば、半透明鏡（９）Ｎ＝おける正面景色（落
雷および背景）の透過光量を５〜１０％、時計装置（４
）からの反射光量を５０％程度にしておくこと（二より
、景色と時計装置の露光量のバランスがとり易くなり、
よい撮影結果が得られることが判った。また半透明鏡（
９）の時計装置（４）の表示面が写る場所に、例えば光
透過性のないテープを貼付して正面景色からの光が透過
しないようにすることにより鮮明な時間記録が得られる
ことが判った。

（変形例） 以上本発明な一実施装置例について説明したが、第１図
中の点線図示の位置に時計装置（４）を位置させれば、
反射鏡（７）を省略できる。たゾしこの場合（：は時計
の像は左右反転像になる。また時計装置（４）の表示面
の照明量を加減して正面景色とのバランスをうまくとれ
ば、第３図（第１図と同一符号部分は同等部分を示す）
Ｃ二示すよう（＝、半透明鏡（９）と反射鏡（７）を省
略して直鏡筒（６）と接写レンズ但）のみで実施できる
。また被写体の明るさと時計装置の照明の明るさのバラ
ンスを適当（＝選ぶことにより、落雷以外の如何なる被
写体の撮影にも適用できる。また照明用発光ダイオード
の制御を手動（＝よるンヤッタの開閉と連動して行って
もよい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施装置偶因、第２図は撮影結果の
一例図、第３図は本発明の変形実施装置偶因である。 （１）・・・・カメラ、　　（１ａ）・・・・モータド
ライブ機構、（２）・・・・撮影レンズ、　（３）・・
・・時計装置収容容器、（３ａ）・・・・その窓、　（
４）・・・・時計装置、（５）・・・・照明用発光ダイ
オード、　（６）・・・・鏡筒、（７）・・・・反射鏡
、　（８）・・・・接写レンズ、（９）・・・・半透明
鏡、　Ｑｌ・・・・落雷検知器。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 撮影装置と別箇に設置した時計装置の表示面を襲雷と同
   時に照明し、その像を撮影装置のフィルム面上に結像さ
   せて、同一フィルム上に入射結像する外界の被写体像と
   共に、同時記録することを特徴とする雷撮影装置におけ
   る年月日などの同時記録方法。