JPS6124478Y2 - - Google Patents

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JPS6124478Y2
JPS6124478Y2 JP1978115330U JP11533078U JPS6124478Y2 JP S6124478 Y2 JPS6124478 Y2 JP S6124478Y2 JP 1978115330 U JP1978115330 U JP 1978115330U JP 11533078 U JP11533078 U JP 11533078U JP S6124478 Y2 JPS6124478 Y2 JP S6124478Y2
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JP
Japan
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lock
pivot pin
lock hook
lever
swivel bracket
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JP1978115330U
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JPS5532229U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、船体に取付けられるスターンブラケ
ツトに推進翼およびこれを駆動するエンジンを備
えたスイベルブラケツトを枢支し、船の繋留時や
浅瀬走行時などに必要に応じてスイベルブラケツ
トを後方へチルトアツプさせるようにした船外機
におけるリバースロツク機構に関するものであ
る。
前記のような船外機は、船の後進走航時にスイ
ベルブラケツトがチルトアツプしないようにロツ
クすると共に、船の前進走航時にスイベルブラケ
ツトに装着された部材が障害物に衝突した場合の
一定以上の衝撃力でスイベルブラケツトをチルト
アツプさせるようにしたリバースロツク機構を備
えている。しかし、従来のリバースロツク機構、
例えば、米国特許第3785329号明細書、米国特許
第3835807号明細書に記載されているものでは、
前記の一定以上の衝撃力でスイベルブラケツトが
チルトアツプされる際のロツクバネによる低抗モ
ーメントは、上記チルトアツプされる最後まで次
第に強大になるように設定されているものである
から、リバースロツクの設定点が明確にならない
という問題があつた。
本考案は、このような問題の解決を目的とする
ものである。
本考案は、前述した目的を達成するために、船
体に取付けられるスターンブラケツトに、推進翼
およびこれを駆動するエンジンを備えたスイベル
ブラケツトを枢支し、スイベルブラケツトを後方
へチルトアツプさせるようにした船外機におい
て、スイベルブラケツトに、ロアアームを介して
ロツクアームを枢支ピンで枢支し、このアームの
枢支ピン上方部に形成した衝止部と枢支ピンとの
間に、これらの間を移動自在にロツクフツクを挿
通し、前記枢支ピンの他側方の前方でロツクフツ
クとロツクアームとを回動可能に連結ピンで連結
し、ロツクフツクの前記枢支ピン側の後方にロツ
クフツクを連結ピン回りに時計方向に付勢して前
記衝止部に衝止するロツクばねを連結し、ロツク
フツクの連結ピン側端部下方に突出させた係合部
をスターンブラケツトに設けたチルテイングレバ
ーと係脱可能に係合させ、前記ロツクフツクのロ
ツクアームとの連結部側にリンクを介してリバー
スロツクレバーを連結するように構成し、しか
も、これらの構成を、リバースロツクレバーの操
作により、あるいは、船外機が前進走航中にスイ
ベルブラケツトが障害物に衝突する際前記チルテ
イングレバーを介してロツクフツクの係合部にか
かる前記衝突の衝撃力の反力により、ロツクフツ
クが、まずロツクばね力の連結ピン回りの所定の
モーメントに抗して連結ピンの回りに反時計方向
に枢支ピンに衝止するまで回動し、さらに枢支ピ
ンを支点とするロツクばねの枢支ピン回りの、前
記モーメントより小さいモーメントに抗して同方
向に回動することにより、前記係合部の、チルテ
イングレバーとの係合が解除されるように形成し
た船外機のリバースロツク機構である。
以下、図面を参照して本考案の一実施例を具体
的に説明する。
第1図において、符号1はスイベルブラケツト
で、このブラケツト1は、下方に推進翼2を有す
る駆動部3に設けられ、駆動部3の上方には前記
推進翼2を駆動するエンジン部4が設けられてい
る。前記スイベルブラケツト1の上部前方に突出
するアツパーアーム5が枢軸6でスターンブラケ
ツト7に枢着され、このブラケツト7が船体に取
付けられた状態で、スイベルブラケツト1が後方
へチルトアツプできるようになつている。また、
符号8はリバースロツク機構で、後述するように
構成されている。
リバースロツク機構8は、第2図、第3図に示
すように、スイベルブラケツト1に設けた前方に
突出するロア・アーム9に枢支ピン10でロツク
アーム11の後端が枢着され、このロツクアーム
11には、その枢支ピン10より上方前方に衝止
部12が形成されている。そして、ロツクフツク
13が前記枢支ピン10と衝止部12との間に、
これらに衝止可能に挿通され、この挿通部の前側
端部でロツクフツク13とロツクアーム11とが
回動可能に連結ピン14で連結され、ロツクフツ
ク13の前記挿通部後側端部にロツクばね15の
下端部が引掛けられ、このばね15の上端部がス
イベルブラケツト1に設けたばね係止部材16に
掛けられて、ロツクフツク13を連結ピン14を
中心に時計回転方向に付勢している。
前記ロツクフツク13の前側端部下方には係合
部17が突出され、この係合部17は、スイベル
ブラケツト1に枢軸6を支点とする時計回り方向
の力が作用したとき、スターンブラケツト7に設
けたチルテイングレバー18より受ける反力によ
つて連結ピン14回りに反時計方向に回転するよ
うな関係に位置するように、該レバー18に前上
方から係脱可能に係止され、このレバー18の後
方には前記突起9の前端に形成したロツクアーム
受部19が対向している。また、前記スイベルブ
ラケツト1のアツパーアーム5にはリバースロツ
クレバー20がピン21で枢着され、リバースロ
ツクレバー20の後端部に連結されたロツクリン
ク22が前記連結ピン14に連結されている。
以上のように構成されたリバースロツク機構
は、通常時には第2図に示すように、ロツクばね
15のばね力でロツクフツク13がロツクアーム
11の衝止部12に衝止され、ロツクフツク13
はロツクばね15によつて第2図の矢印に示すよ
うに時計方向に偏倚され、係合部17にチルテイ
ングレバー18との係合方向に回動力が与えられ
ており、また、前進時には、チルテイングレバー
18とスラスト受部19との係合によりスイベル
ブラケツト1が反時計方向に回転するのを阻止し
ている。従つて、船の前進走航時は勿論、後進走
行時もスイベルブラケツト1が後方に回動するの
をロツクしている。
このロツク状態で、船の前進走航中に駆動部3
が障害物に衝突してこれに衝撃力が加わると、チ
ルテイングレバー18を介してロツクフツク13
の係合部17に第3図に矢印で示す反力Fが作用
する。この反力によつてロツクフツク13に、連
結ピン14回りに反時計方向の回転モーメントが
発生し、第3図の矢印Aに示す反時計方向に回動
力が作用し、ロツクばね15のばね力に抗して、
ロツクフツク13が枢支ピン10に衝止するまで
まず回動し、第3図に示す状態となる。この状態
では、係合部17の後方のチルテイングレバー1
8との係合面に枢軸6とチルテイングレバー18
の中心を結ぶ線に対して前側に角度θができるだ
けロツクフツク13が回動しているので、このフ
ツク13は、さらに反力Fの上向きの分力sinθ
によつて枢支ピン10を支点として回動し、その
係合部17がチルテイングレバー18から外れて
スイベルブラケツト1が後方に回動するのであ
る。
ところで、ロツクフツク13の上記反力Fによ
る回動モーメントは、反力Fの係合部17の作用
点の連結ピン14からの距離と、ロツクばね15
のロツクフツク13への作用点である連結ピン1
4からの距離との比がきわめて小さいから、非常
に大なることを要するが、ロツクフツク13が第
3図の状態になつて枢支ピン10を支点として回
動するようになると、上記したように該フツクに
作用する上向きの力Fsinθが可成り小さくなる
が、その作用点の枢支ピン10からの距離が、前
記の場合とは逆にロツクばね15の作用点の枢支
ピン10からの距離より大となつてこれらの比が
反力Fに係合部17に作用しているときの上記比
より非常に大となるようになつているから、船の
前進走行時に駆動部3が障害物に衝突した際のロ
ツクフツク13の係合部の、チルテイングレバー
18よりの反力による離脱には、該反力の所定値
まではロツクばね15の、連結ピン14を中心と
した大なる抵抗モーメントを受け、所定値以上で
はロツクばね15の枢支ピン10を支点とした小
さな抵抗モーメントを受けて容易に行われること
になり、従つて、リバースロツクの設定を、明確
にすることができる。
また、第2図に示すロツク状態で、リバースロ
ツクレバー20の前端部を押下げると、このレバ
ー20が回動し、ロツクリンク22および連結ピ
14を介してロツクフツク13およびロツクアー
ム11が枢支ピン10を中心として回動し、ロツ
クフツク13の係合部17がチルテイングレバー
18から外れてスイベルブラケツト1のチルトア
ツプが可能になる。
以上説明したように本考案は、スイベルブラケ
ツト1に枢支ピン10でロツクアーム11を枢支
し、このアーム11に設けた衝止部12と枢支ピ
ン10との間に移動自在にロツクフツク13を挿
通し、このロツクフツク13を、ロツク状態では
ロツクばね15で前記衡止部12に支持してスタ
ーンブラケツト7に設けたチルテイングレバー1
8に係合させ、船の前進走航時に駆動部3が障害
物に衝突した場合には、その反力によつて、ロツ
クフツク13を、まずロツクばね15の連結ピン
14回りの所定のモーメントに抗して連結ピン1
4回りに反時計方向に回動させて枢支ピン10に
衝止し、さらにこのピン10を支点とするロツク
ばね15の、枢支ピン10回りの前記モーメント
より小さいモーメントに抗して同方向に回動さ
せ、チルテイングレバー18との係合より解除す
るようにしたので、船の前進走行時に駆動部が障
害物に衝突した場合のロツクフツク13の係合部
のチルテイングレバー18よりの反力による離脱
は、該反力の所定値まではまずロツクばね15
の、連結ピン14を中心とした大なる抵抗モーメ
ントを受け、所定値以上ではさらにロツクばね1
5の、枢支ピン10回りの小さな抵抗モーメント
を受けて容易に行われることになり、従つて、リ
バースロツクの設定が明確になり、しかも、前記
ロツクアーム11、ロツクフツク13は板金製と
することができる簡単な構成であり、かつこれら
とピン類を主要部とする簡単な構造で、小型であ
りながら、通常時には確実にスイベルブラケツト
1のロツクができるリバースロツク機構を提供で
きるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のリバースロツク機構を備えた
船外機の概略側面図、第2図は本考案の一実施例
のリバースロツク機構を示す一部を切欠いた側面
図、第3図は同作動説明図である。 1……スイベルブラケツト、2……推進翼、3
……駆動部、4……エンジン部、5……アツパー
アーム、6……枢軸、7……スターンブラケツ
ト、8……リバースロツク機構、9……ロア・ア
ーム、10……枢支ピン、11……ロツクアー
ム、12……衝止部、13……ロツクフツク、1
4……連結ピン、15……ロツクばね、16……
ばね係止部材、17……係合部、18……チルテ
イングレバー、19……スラスト受部、20……
リバースロツクレバー、21……ピン、22……
ロツクリンク。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 船体に取付けられるスターンブラケツトに、推
    進翼およびこれらを駆動するエンジンを備えたス
    イベルブラケツトを枢支し、スイベルブラケツト
    を後方へチルトアツプさせるようにした船外機に
    おいて、スイベルブラケツトに、ロアアームを介
    してロツクアームを枢支ピンで枢支し、このアー
    ムの枢支ピン上方部に形成した衝止部と枢支ピン
    との間に、これらの間を移動自在にロツクフツク
    を挿通し、前記枢支ピンの他側方の前方でロツク
    フツクとロツクアームとを回動可能に連結ピンで
    連結し、ロツクフツクの前記枢支ピン側の後方に
    ロツクフツクを連結ピン回りに時計方向に付勢し
    て前記衝止部に衝止するロツクばねを連結し、ロ
    ツクフツクの連結ピン側端部下方に突出させた係
    合部をスターンブラケツトに設けたチルテイング
    レバーと係脱可能に係合させ、前記ロツクフツク
    のロツクアームとの連結部側にリンクを介してリ
    バースロツクレバーを連結するように構成し、し
    かも、これらの構成を、リバースロツクレバーの
    操作により、あるいは、船外機が前進走航中にス
    イベルブラケツトが障害物に衝突する際前記チル
    テイングレバーを介してロツクフツクの係合部に
    かかる前記衝突の衝撃力の反力により、ロツクフ
    ツクが、まずロツクばね力の連結ピン回りの所定
    のモーメントに抗して連結ピンの回りに反時計方
    向に枢支ピンに衝止するまで回動し、さらに枢支
    ピンを支点とするロツクばねの枢支ピン回りの、
    前記モーメントより小さいモーメントに抗して同
    方向に回動することにより、前記係合部の、チル
    テイングレバーとの係合が解除されるように形成
    したことを特徴とする船外機のリバースロツク機
    構。
JP1978115330U 1978-08-23 1978-08-23 Expired JPS6124478Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1978115330U JPS6124478Y2 (ja) 1978-08-23 1978-08-23

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JP1978115330U JPS6124478Y2 (ja) 1978-08-23 1978-08-23

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Publication Number Publication Date
JPS5532229U JPS5532229U (ja) 1980-03-01
JPS6124478Y2 true JPS6124478Y2 (ja) 1986-07-22

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ID=29066864

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JP1978115330U Expired JPS6124478Y2 (ja) 1978-08-23 1978-08-23

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3785329A (en) * 1972-07-12 1974-01-15 Outboard Marine Corp Combined reverse lock and swivel bracket holding mechanism
US3835807A (en) * 1973-08-06 1974-09-17 D Kueny Shallow water drive link control

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3785329A (en) * 1972-07-12 1974-01-15 Outboard Marine Corp Combined reverse lock and swivel bracket holding mechanism
US3835807A (en) * 1973-08-06 1974-09-17 D Kueny Shallow water drive link control

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JPS5532229U (ja) 1980-03-01

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