JPS61241640A - ろ過捕集形粒子状物質濃度測定方法及びその装置 - Google Patents

ろ過捕集形粒子状物質濃度測定方法及びその装置

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JPS61241640A
JPS61241640A JP8414985A JP8414985A JPS61241640A JP S61241640 A JPS61241640 A JP S61241640A JP 8414985 A JP8414985 A JP 8414985A JP 8414985 A JP8414985 A JP 8414985A JP S61241640 A JPS61241640 A JP S61241640A
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tape
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JP8414985A
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Inventor
Ryoichi Ishikawa
良一 石川
Takeshi Ishitobi
毅 石飛
Someyoshi Arai
新井 染吉
Masaki Mori
正樹 森
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Denka Co Ltd
DKK Corp
Original Assignee
DKK Corp
Denki Kagaku Kogyo KK
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N15/00Investigating characteristics of particles; Investigating permeability, pore-volume or surface-area of porous materials
    • G01N15/06Investigating concentration of particle suspensions
    • G01N15/0606Investigating concentration of particle suspensions by collecting particles on a support
    • G01N15/0618Investigating concentration of particle suspensions by collecting particles on a support of the filter type

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Dispersion Chemistry (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
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  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、大気中又は工場煤煙等に含まれるダスト濃度
測定に用いられるろ過捕集形粒子状物質濃度測定方法及
びその装置に関するものである。
(従来の技術) 第5図は、従来のこの種測定装置の一例、即ち火力発電
所等の煙道に接続されて煤煙を監視する測定装置の要部
を示す図で、20は筐体、21は煙道に接続される加熱
配管、22はろ過捕集部、23は吸引ポンプへの接続配
管、24はβ線検出部で、β線源25及びガイガミ」う
計数管等のβ線検出器26より成る。27は繰出用リー
ル、28はガラス繊維等より成るテープ状ろ紙、28は
巻取用リールである。
繰出用リール27から間欠的に繰出されるテープ状ろ紙
2日の停止時に、β線検出部24においてテープ状ろ紙
28を透過したβ線の強度を測定した後、テープ状ろ紙
28を繰出してβ線を透過せしめた個所をろ過捕集部2
2内に導入停止せしめ、吸引ポンプ(図示していない)
を作動せしめて煙道からの試料を一定時間、一定流量で
吸引し、テープ状ろ紙28の中、β線の透過強度を測定
した個所において、吸引試料中のダストをろ過捕集する
。吸引試料中のダストの捕集後、テープ状ろ紙28を逆
転せしめ、試料中のダストを捕集した個所を再びβ線検
出部24に導入停止せしめ、試料中のダストの捕集個所
にβ線を透過せしめてその透過強度を測定する。然ると
きは、試料中のダスト濃度C(mg/Cm3)は次式か
ら求められる。
上式おいて、 A:ろ紙における試料捕集面積(cm2)JL:質量吸
収係数(C用2/IIIg)Q:ろ過捕集部22におけ
る試料の通過流量(cm”/m1n) t:試料捕集時間(win) Io:試料捕集前におけるβ線の透過強度■ :試料捕
集後におけるβ線の透過強度環境大気中の浮遊粒子状物
質の濃度測定装置の中、β線の減衰量から濃度を求める
従来装置もまた、上記とほぼ同様の構成である。
(本発明が解決しようとする問題点) 特に火力発電所等の煙道から採取される試料には、ダス
トの他、□亜硫酸ガス、二酸化窒素等の酸性ガス及び炭
化水素、ミスト、水分等が含まれ、これらが測定対象た
るダストと共にろ紙に捕集ぎれるので、第5図に示した
従来の測定装置によってダスト測定を行うときは測定誤
′差を免れることが出来ない。           
 ′又、日本工業規格(JIS ) Z−8808に定
められた排ガス中に含まれるダスト濃度の測定法におい
ては、測定精度を向上せしめるために、ろ紙あ取′扱い
を次のように定めている。即ち、煤爆め捕集前における
ろ紙を105°Cないし110℃で十分乾燥し、デシケ
ータ中において室温まで冷却して秤量す゛る。但し、排
ガス温度が100℃以上の場合□は、予”め、ろ紙が排
ガス温度におい七恒量となるまで加熱し、デシケータ中
において室温まで冷却して秤量する。次比、煤燐を捕集
したろ□紙については、原則として105°Cないし1
10℃で1時間乾燥した後、デシケータ中において室温
まで冷却秤量する。又、必要に応じて硫黄酸化物等の補
正を行うとされている。
然しながら、このようなろ紙の取扱いは多くの手数と時
間を要し、又、必要があれば硫黄酸化物等の補正を行う
とあるが、その具体方法は示されていない。
(問題点を解決するための手段及び作用)上記従来の諸
欠点を除き、簡単容易な構成取扱いで、正確な測定を行
い得るろ過捕集形粒子状物質濃度測定方法及びその装置
を実現するために、本発明□者等は、環境大気を試料と
して次のような方法でガラス繊維より成番ろ紙の酸性ガ
ス吸着特性を調査した。即ち、環境大気を第1段のろ紙
に通しでダスト等を捕集し、この第1段のろ紙を通った
試料を第1段のろ紙と同様材質の第2段のろ紙に−し°
て、゛第2段のろ紙の重量の増加状態を測定した。
第1図は、この測定結果を示す曲線図で、横軸はろ過抽
集時間t、縦軸はガス吸着量W(p−g/m3)、曲線
a、b、c及びdは、1日、24時間中における互に異
なる時間帯毎のガス吸着量を示すものであるが、前記の
ように、試料は第1段のろ紙を通った後、第2段のろ紙
を通るので、試料に含まれるダスト、ミスト及び水分等
のほとんどは第1段のろ紙に捕集され、第2段のろ紙に
おいては試料に含まれる酸性ガスが吸着捕集されるが、
第2段のろ紙に吸着捕集される酸性ガスの量は、試料に
含まれる酸性ガスの濃度に応じて異なることとなる。第
1図の曲線aは酸性ガス濃度が最も低く、b、  c及
びdの順序で逐次高い場合を示している。そして各曲線
ともに時刻tsにおいて飽和、又は、はぼ飽和状態に達
し、時刻ts以降においては、何れの時間帯においても
酸性ガスの吸着が進まず、又は、はとんど進まず、した
がって、第2段のろ紙の重量、即ち、酸性ガスの吸着量
Wはts時刻以降一定、又は、はぼ一定に保たれる。
上記測定結果を検討すると、第1段のろ紙においてもダ
スト等の捕集と共に酸性ガスもまたろ紙に吸着されるが
、その吸着量は第1図のts時刻に対応する時刻以後飽
和状態に達し、第1段のろ紙に吸着されなかった酸性ガ
スが第2段のろ紙に吸着され、ts時刻以降飽和状態に
達する。
本発明は、このようなガラス繊維より成るろ紙における
酸性ガスの吸着特性に着目してなされたもので、従来の
ように試料をろ過する前の新しいろ紙における透過β線
の強度を基準とし、試料のろ過によるダスト捕集後の厚
さ増加に基づく透過β線の減衰量の増加からダスト濃度
を求める代りに、ガラス繊維より成る第1段のろ紙に試
料を通してダスト等を十分に捕集し、このダスト等を十
分に除いた試料を第1段のろ紙と同材質の第2段のろ紙
に通し、試料に含まれる酸性ガスを飽和するまで第2段
のろ紙に吸着せしめた後、これにβ線を透過せしめてそ
の透過強度IOを測定し、次でこの第2段のろ紙に新し
い試料を通してダスト等を十分に捕集せしめた後、これ
にβ線を透過せしめてその透過強度Iを測定し、前記β
線の透過強度Ioとの比からダスト濃度を求めることを
特徴とするものである。
即ち、本発明においてもダスト濃度Cは、で与えられる
が、上式におけるIOはダスト等を含まず酸性ガスを飽
和状態にまで吸着したろ紙を透過したβ線の強度であり
、又、■はこのろ紙に更にダスト等を十分に捕集せしめ
た場合における透過β線の強度であるから、酸性ガスの
影響を受けることはない。
第2図は、本発明方法の実施に好適な測定装置の一例の
要部を示す図で、lはガラス繊維より成るテープ状ろ紙
、2及び3はその巻取及び繰出用リールで、共通の支持
筺体4に内装されている。
5はダスト等のろ過捕集部で、第1段のろ過捕集器6、
第2段のろ過捕集器7、第1段及び第2段のろ過捕集器
6及び7を直列に連結する連結管8より成る。9.10
.11及び12はテープ状ろ紙lの導入導出窓で、従来
同様の構成によって開閉可能に形成しである。即ち、テ
ープ状ろ紙lの移動時には窓9ないし12が開放し、テ
ープ状ろ紙lを静止せしめてダスト等の捕集を行う際に
はろ紙を挾んで閉成し、ろ過捕集器6及び7内を密閉す
るように形成しである。13は試料導入管で、例えば、
火力発電所の煙道(図示していない)等に接続される。
14は吸引ポンプ(図示していない)への接続管、15
及び18は開閉弁、17はβ線検出部で、従来同様、β
線源18及びテープ状ろ紙の通路を介してβ線源と対向
せしめたβ線検出器18(例えば、ガイガミュラ管より
成る)を以て形成しである。
尚、ダスト等の捕集部5を形成する第1段及び第2段の
ろ過捕集器6及び7は試料温度に応じた温度に保持し得
るように共通の筺体に内装すると共に、試料温度に応じ
てこの筐体を加熱及び保温し−l〇− 得るように構成し、かつ、第1段及び第2段のろ過捕集
器6及び7をテープ状ろ紙1の移動方向に適宜一定間隔
を隔てて設け、ダスト等のろ過捕集部5及びβ線検出部
17の間隔もまたテープ状ろ紙の移動方向に適宜一定間
隔を隔てて固定して設けである。又、支持筺体4は、テ
ープ状ろ紙lの移動方向に一定距離だけ往復移動し得る
ように構成しである。
テープ状ろ紙1の送りを停止し、ダスト等のろ過捕集部
5における第1段及び第2段のろ過捕集器6及び7の各
窓9ないし12を閉成してろ過捕集器6及び7内を密閉
すると共に、開閉弁15及び16を開き、吸引ポンプを
作動せしめて試料導入管13、開閉弁15、第1段のろ
過捕集器6、連結管8、第2段のろ過捕集器7、開閉弁
18及び接続管14を介して試料をダスト等のろ過捕集
部5に流入流出せしめると、第1段の密閉ろ過抽集器6
内に停止しているろ紙によって試料がろ過され、試料に
含まれているダスト、酸性ガス、炭化水素、ミスト及び
水分等のすべてがろ紙に捕集される。
然しなから、試料に含まれる酸性ガスは、前記のような
ろ紙の特性によって一定量が吸着捕集された後は、それ
以上の量が吸着捕集されることなく、試料と共に連結管
8を介して第2段の密閉ろ過捕集器7内に流入し、捕集
器7内に停止しているろ紙部分に吸着捕集される。この
場合にも前記のようなろ紙の吸着特性によって試料の採
取時間帯に応じた飽和量以上には酸性ガスが吸着捕集さ
れることなく、試料と共に開閉弁1B、接続管14及び
吸引ポンプを介して排出される。
第3図は、本発明の作動説明図で、上記の吸着作動はA
図(符号は第2図と同じ)の実線個所に支持筺体4が位
置した状態で行われ、B図において斜線を施すと共に符
号DOを付した○印は、第1段の捕集器6内においてダ
スト等を捕集したろ紙部分、符号DI を付した○印は
試料に含まれた酸性ガスのみを飽和状態にまで吸着捕集
したろ紙部分である。
次に、吸引ポンプを停止せしめ開閉弁15及び16を閉
じ、窓9ないし12を開放してテープ状ろ紙1を図面に
向って右方向に一定の長さく例えば第3図CのS)だけ
送ると共に、第3図Aの点線図示のように支持筐体4を
図面に向って右方向に一定の距離(例えば第3図CのT
)だけ移動せしめて、酸性ガスのみを飽和状態にまで吸
着捕集したろ紙部分(符号D1を付したO甲部分)をβ
線検出部17内に導入停止せしめて、透過β線の強度I
Oを測定する。この測定後、第3図りのように支持筺体
4を前回とは逆方向(図面に向って左方向)に距離Tだ
け移動せしめると、符号D1を付したO甲部分が第1段
のろ過捕集器6内に導入停止せしめられる。この状態で
、第1段及び第2段のろ過捕集器6及び7の各窓9ない
し12を閉成すると共に、開閉弁15及び18を開放し
て吸引ポンプを作動せしめると、流入試料に含まれるダ
スト等は符号DI を付したろ紙部分に捕集されるが、
このろ紙部分は、既に酸性ガスが飽和状態にまセ吸着捕
゛集されているから、流入試料に含まれる酸性ガスはD
1部分に吸着捕集されることなくろ紙を通って第2段の
ろ過捕集器7に入り、ここでろ紙に飽和するまで吸着捕
集される(D202部分)。
上記の捕集を終った後、吸引ポンプを停止せしめ開閉弁
15及び16を閉じ窓9ないし12を開いて、第3図E
のように支持筺体4を図面に向って右方向へ距離Tだけ
移動せしめ、D1部分をβ線検出部17内に導入停止せ
しめて透過β線の強度Iを測定し、前記■0とIとから
酸性ガスの影響を受けないダスト濃度を求めることが出
来る。
次に、テープ状ろ紙1を第3図Fに示すように図面に向
って右方向へ長さSだけ送ると、D2部分がβ線検出部
17に導入され、D2部分におけるβ線の透過、強度■
0が測定され、第3図Gに示すように支持筺体4を左方
向へ距離Tりは移動せしめ、第1段のろ過捕集器6にお
いてろ紙1のD2部分にダスト等を捕集すると共粁、D
3部分に酸性ガスを吸着捕集せしめた後、第3図Hに示
すように支持筺体4を右方向へ距1IIITだけ移動せ
しめてD2部分におけるβ線の透過強度Iを測定し、前
記と同様に■0とIとから酸性ガスの影響のないダスト
濃度を求める。更に、第3図■に示すように、支持筺体
4を固定したままテープ状ろ紙1を右方向へ距離Sだけ
移動せしめてD3部分におけるβ線の透過強度IOを測
定し、以下、前記と同様の繰返しにより試料中のダスト
濃度を順次測定することが出来る。
以上は、テープ状ろ紙lの移動経路に沿って図面に向っ
て右からβ線検出部17、第1段のろ過捕集器6及び第
2段のろ過捕集器7の順序で配設した場合を例示したが
、第4図Aに示すように、第1段のろ過捕集器6と第2
段のろ過捕集器7の配設順序を入れ換えても、本発明を
実施することが出来る。尚、第4図Aにおける他の符号
は第2図と同様である。
この場合には第4図Bに示すように、テープ状ろ紙1の
Do部分おいて酸性ガス及びダスト等を捕集すると共に
、D1部分において酸性ガスを捕集した後、第4図Cに
示すように支持筺体4を右方向へ距1lllTだけ移動
せしめて、D1部分におけるβ線の透過強度Toを測定
し、第4図りに示すようにテープ状ろ紙1を左方向へ距
離Sだけ送ると共に、支持筺体4を左方向へ距離Tだけ
移動せしめてろ紙1のD1部分にダスト等を捕集せしめ
、D2部分に酸性ガスを捕集せしめた後、第4図Eに示
すように、ろ紙lを右方向へ長さSだけ送ると共に、支
持筺体4を右方向へ距離Tだけ移動せしめてD1部分に
おけるβ線の透過強度■を測定し、前記Io及び工から
ダスト濃度を求める。以下、同様に、第4図Fに示すよ
うにろ紙1を長さSだけ左方向へ送ってD2部分におけ
るβ線の透過強度Ioを測定し、第4図Gに示すように
ろ紙lを左方向に長さSだけ送ると共に、支持筺体4を
左方向へ距離Tだけ移動せしめてD2部分にダスト等を
捕集せしめ、D3部分に酸性ガスを捕集せしめた後、第
4図Hに示すようにろ紙lを右方向へ長さSだけ送ると
共に、支持筺体4を右方向へ距離Tだけ移動せしめてD
2部分におけるβ線の透過強度Iを測定する。
本発明装置を実用に供するに当っては、長期間に亙るダ
スト濃度の監視が主目的となる場合が多いから、測定開
始後における最初の測定結果に誤差が含まれていたとし
ても測定装置の暖機時間内における一時的な誤差とみな
し得るので、実際測定に際しては、第3図又は第4図に
おけるBないしEの過程を省いて第3図又は第4図にお
けるFないしHの過程の単純な繰返しによって目的を達
することが出来る。
又、本発明装置においては、開閉窓9ないし12を例え
ば電磁駆動形量閉窓を以て形成すると共に、開閉弁15
及び16を電磁開閉弁を以て形成し、テープ状ろ紙1の
巻取り、巻戻し、支持筺体4の前進後退、開閉窓9ない
し12の開閉、開閉弁15及び1Bの開閉、β線の強度
測定等をプログラム信号によって制御することにより、
測定を自動化することが可能である。
(本発明の効果) 本発明においては、ガラス繊維より成るろ紙における酸
性ガスの吸着捕集特性を利用し、試料に含まれる酸性ガ
スを飽和状態にまで吸着捕集せしめたろ紙におけるβ線
の透過強度と、このろ紙に試料ガスを通して試料に含ま
れるダスト等を吸着捕集せしめた際のβ線の透過強度と
の比からダスト濃度を求めることにより、酸性ガスの影
響を除いて精度高く、正確な測定が可能で、又、第1段
及び第2段のろ過捕集器6及び7の設置間隔に応じてテ
ープ状ろ紙1のダスト捕集部分DI 、 D2等の間隔
が定まるから、第1段及び第2段のろ過捕集器の間隔を
適当に狭めることにより、ろ紙の使用量を少なくするこ
とが出来、更に、第1段及び第2段のろ過捕集器間隔に
対応する比較的短かいテープの移動(第3図及び第4図
におけるS)は、テープの正逆方向の送りによって行い
、ダスト等の捕集部5とβ線検出部17との間隔に対応
する比較的長いテープの移動(第3図及び第4図のT)
は、支持筺体4の前進後退によって行うように構成しで
あるので、往復の移動距離を正確に保つことが可能で、
したがって、酸性ガスのみを捕集した部分へのダスト等
の捕集、酸性ガスの捕集部分におけるβ線の透過強度の
測定及びダスト等の捕集後の部分におけるβ線の透過強
度の測定等を行う場合の位置関係を正確に保ち得るから
、長期に亙って正確なダスト濃度の監視が可能であり、
更に、測定の全過程も比較的簡単容易で、測定を自動化
した場合には、前記のように、第3図及び第4図におけ
るFないしHの過程を繰返し制御する単純なシーケンス
制御で目的を達し得るから、制御信号の発生装置の構成
を簡潔ならしめることが出来る。
本発明方法及び装置は、排ガス中のダスト濃度測定に特
に有効であるが、この他、環境大気中の浮遊粒子状物質
の濃度測定、ディーゼル・エンジンの排ガスに含まれる
粒子状物質の濃度測定或は液体中に懸濁している粒子状
物質の濃度測定等に実施して効果甚だ大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明方法の原理説明のための曲線図、第2
図は、本発明装置の一例について、その要部を示す図、
第3図は、その作動説明図、第4図は、本発明装置の他
の例の作動説明図、第5図は、従来装置の一例について
、その要部を示す図で、l:テープ状ろ紙、2及び3:
リール、4:支持筺体、5:ダスト等のろ過捕集部、6
:第1段のろ過捕集器、7:第2段のろ過捕集器、8:
連結管、9ないし12:開閉窓、13:試料導入管、1
4:吸引ポンプへの接続管、15及び16:開閉弁、1
7:β線検出部、18:β線源、18:β線検出器、2
0:筺体、21:加熱配管、22:ろ過捕集部、23:
接続管、24:β線検出部、25:β線源、26:β線
検出器、27繰出用リール、28:テープ状ろ紙、28
:巻取用リールである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ガラス繊維より成る第1段のろ紙に試料を通して
    試料に含まれるダスト等を十分に捕集せしめた後、この
    試料を前記ろ紙と同材質の第2段のろ紙に通して試料に
    含まれる酸性ガスを飽和状態にまで吸着捕集せしめ、こ
    れにβ線を透過せしめてその強度Ioを測定し、次で前
    記第2段のろ紙に新しい試料を通して試料に含まれるダ
    スト等を十分に捕集せしめた後、これにβ線を透過せし
    めてその強度Iを測定し、前記β線の透過強度Io及び
    Iの比から試料に含まれるダスト濃度を求めることを特
    徴とするろ過捕集形粒子状物質濃度測定方法。
  2. (2)テープ状ろ紙の送り方向に適宜間隔を隔てて設け
    られ、連結管を介して互に直列に接続されると共に、各
    側壁にテープ状ろ紙の導入導出せしめられる開閉窓を設
    けた第1段及び第2段のろ過捕集器より成るダスト等の
    捕集部と、前記第1段のろ過捕集器に開閉弁を介して接
    続された試料導入管と、前記第2段のろ過捕集器に開閉
    弁を介して接続された吸引ポンプへの接続管と、前記ダ
    スト等のろ過捕集部との間にテープ状ろ紙の送り方向に
    適宜間隔を隔てて設けられ、テープ状ろ紙を介して対向
    せしめたβ線源及びβ線検出器より成るβ線検出部と、
    前記ダスト等のろ過捕集部及びβ線検出部を通過するテ
    ープ状ろ紙の巻取り及び繰出用リールを支持し、テープ
    状ろ紙の送り方向に前進後退可能に構成した支持体とよ
    り成ることを特徴とするろ過捕集形粒子状物質濃度測定
    装置。
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