JPS6122623Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はロボツト玩具の構造に関し、とくに胴
部で分割し、夫々走行玩具等に形態変化する構造
を提供するものである。

以下図に示す一実施例について本考案を説明す
ると、１はロボツト玩具の胴部で、該胴部１にた
いして腰部２を接離自在に形成し、胴部１から上
の部分と、腰部２から下の部分に分けてこれを切
離すことによつて図示の如く夫々ジエツト飛行機
等の乗物玩具、走行玩具等に形態変化できるよう
に構成する。またこれらは第２図の如く一定の間
隔をおいて接離自在に連係するため、可とう性帯
部材３を設け、同帯部材３の一端を腰部２の一側
に着脱自在に連結し、他端は胴部１内に設けた巻
上装置７に連係する。

一方頭部４にはその顔面側を覆うための蓋体５
を設け、同蓋体５は前面側と後方に回動自在に装
設し、これを軸受するため頭部４の両側には水平
の軸受６を形成する。この蓋体５はスプリングに
よつて常時開方向に附勢し、その一側に係止爪８
を設け、同係止爪８にたいする係止フツク９を胴
部１内に摺動自在に配設し、その一端を腰部２の
収納端に対向しておく。また上記腰部２に連なる
脚部１０は伸縮自在に形成し、また腕部１１には
フアンジエツト等の所要の意匠を形成し、夫々回
動自在に形成しておく。

以上の様な構成により常時は、胴部１と腰部２
を結合しておけば第１図の如くロボツト玩具とし
て遊ぶことができる。つぎに胴部１と腰部２を切
り離すと、夫々胴部１から上の部分はフアンジエ
ツトを具えた飛行機、もしくはヘリコプター等の
乗物玩具、また腰部２から下はジエツト機等の乗
物玩具として別個の玩具として遊ぶことができ
る。この状態で頭部４の蓋体５をスプリングに抗
して回動してフツク９にて係止しておけば顔面を
覆うことができる。つぎに胴部１内の可とう性帯
部材３を導出してその端部に腰部２を連係し、ゼ
ンマイ動力等によつて巻上装置７を駆動すると、
可とう性帯部材３を巻き込むと共に胴部１の下部
に腰部２を自動的にくり込むことができる。

しかして第３図の如く腰部２のくり込み端にお
いて上記係止フツク９の突出端を押圧し、係止爪
８の係止を解除し、蓋体５をスプリングによつて
復帰させ、またこれと同時に脚部１０の引込状態
を解除する解除機構を作動することもできる。こ
の様にして可とう性帯部材３のくり出し、くり込
み操作と共に、先に分解してできた二つの乗物玩
具を自動的に一体的に結合し、元のロボツト玩具
として復帰させることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例を示すロボツト玩具
の斜視図、第２図は同じく分解組立中の斜視図、
第３図は同じくロボツト玩具の側面図である。 同図中、１……胴部、２……腰部、３……可と
う性帯部材、４……頭部、５……蓋部、７……巻
上装置、８……係止爪、９……係止フツク。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 互いに分離形成された胴部と腰部とを可とう性
   帯部材を介して一定の間隔をおいて接離自在に連
   係するとともに、頭部に願面を覆う蓋体を回動自
   在に設け、該蓋体をスプリングによつて顔面の後
   方位置に付勢しておく一方、上記胴部内には係止
   フツクを摺動自在に設けるとともに、該係止フツ
   クの一端は上記胴部と腰部との離間時に上記スプ
   リングに抗して蓋体が顔面を覆う位置で上記蓋体
   に設けた係止爪に係止可能に設けられるととも
   に、上記係止フツクの他端は腰部に対向し、上記
   胴部と腰部との部合時に腰部は上記係止フツクの
   他端を押圧して係止フツクと係止爪との係止を解
   除させることを特徴とする形態変化ロボツト玩
   具。