JPS6120943Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は照明スタンドを付けたインテリアとし
ても用いることができる照明スタンド付金庫に関
する。

従来、一般的に金庫は外観が画一的なものであ
り、部屋に置いても他の家具類と異和感を有して
おり、またそのめに目立つてしまい、金庫の存在
箇所が他人にもすぐに認識されてしまう虞れがあ
つたところである。

そこで、本考案は係る点に着目してなされたも
ので、外観としては金庫と判別できずにインテリ
アとして部屋の中で他の調度品とも調和し、しか
も通常時には照明スタンドとしての機能も十分に
果すことができるという照明スタンド付金庫を提
供するもので、その要旨とするところは直方体を
した筐体と、該筐体の各側周壁面の任意の一枚を
開閉自在とした扉と、その扉に前面を向けて筐体
内に収納された適宜金庫と、照明手段とを備えた
照明付金庫において、前記筐体の各側周壁面には
各々同一の凸模様を設け、かつ筐体の上面に照明
スタンドを立設してなることを特徴とする照明ス
タンド付金庫に存する。

次に、本考案の実施の一例を図面を参照しなが
ら説明する。

図中１は本考案に係る照明スタンド付金庫本体
であり、この照明スタンド付金庫本体１は筐体２
を有している。

この筐体２は木板等の適宜板材を用いて直方体
に形成されているもので、各側板３，３……の表
面には各々同一の凸模様４，４……が設けられて
いる。又、この筐体２は裏面に銅等の補強板５が
裏打ちされており、各コーナーにも同効材による
補強用のコーナーカバー６が取り付けられてい
る。

この筐体２の側板３，３……のうち任意の一枚
は裏側から蝶番７によつて開閉自在とされた扉体
となつており、その扉体の底面奥方には指掛け用
の凹部８が形成されている。

又、この扉体の遊端部分には磁性体の金属片、
あるいは永久磁石が取付けられているもので、そ
の当接部分に設けられた磁石と対応して軽い作動
でも確実に閉じることができるようになつてい
る。

更に、この筐体２内には適宜金庫９が収容され
ており、この金庫９は扉体に前方が向くようにな
つている。

尚、筐体２は分解、組立が自在で、需要者が各
自でボルトやナツトを用いて組み立て作業を行う
ことができるようになつている。

一方、筐体２の上面には照明スタンド１０が立
設されている。この照明スタンド１０のポール１
１は下端にねじ山が刻設されており、筐体２の天
板にしつかりと固定されるものとなつている。

このポール１１は更に略中央部で二分されてお
り、高さ調節が自由に行えるようになつているも
ので、先端には電球が設けられポール１１内には
コードが挿通されている。

本考案に係る照明スタンド付金庫は上記の如く
構成されている。

金庫を収納した筐体の各側周壁面に各々同一の
凸模様を設けたことによつて、一見してフロアス
タンドの基台であるかの如く観取でき、また扉が
どの面か判別できないことも相俟つて外観からは
金庫と認織できず、また、照明スタンドを筐体の
外部上面に立設させたことによつて、通常時はフ
ロアスタンド等の一種のインテリアとして使用で
きる結果、本願考案は違和感なく他の調度品と調
和できるという効果を呈するもので、他人に金庫
の存在箇所が直ぐに認織されるといつた不都合を
解消できるものである。

このように、本考案は優れた利点を有してお
り、本考案を実施することはその実益的価値は甚
だ大なるものがある。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の実施の一例を示すもので、第１
図は本考案に係る照明スタンド付金庫の斜視図、
第２図は同縦断面図、第３図は扉を開いた状態の
筐体の斜視図である。 １……照明スタンド付金庫本体、２……筐体、
３……側板、４……凸模様、５……補強板、６…
…コーナーカバー、７……蝶番、８……凹部、９
……金庫、１０……照明スタンド、１１……ポー
ル。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 直方体をした筐体と、該筐体の各周壁面の任意
   の一枚を開閉自在とした扉と、その扉に前面を向
   けて筐体内に収納された適宜金庫と照明手段とを
   備えた照明付金庫において、前記筐体の各側周壁
   面には各々同一の凸模様を設け、かつ筐体の上面
   に照明スタンドを立設してなることを特徴とする
   照明スタンド付金庫。