JPS6120558B2 - - Google Patents

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JPS6120558B2
JPS6120558B2 JP4321477A JP4321477A JPS6120558B2 JP S6120558 B2 JPS6120558 B2 JP S6120558B2 JP 4321477 A JP4321477 A JP 4321477A JP 4321477 A JP4321477 A JP 4321477A JP S6120558 B2 JPS6120558 B2 JP S6120558B2
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JP
Japan
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reaction
general formula
fluorouracil
compound
solvent
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Expired
Application number
JP4321477A
Other languages
Japanese (ja)
Other versions
JPS53135987A (en
Inventor
Masakatsu Kaneko
Bunji Shimizu
Yorio Arakawa
Tsuneo Baba
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sankyo Co Ltd filed Critical Sankyo Co Ltd
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Priority to DK478177A priority patent/DK149818C/en
Priority to CH1318477A priority patent/CH642974A5/en
Priority to CH2395/84A priority patent/CH650006A5/en
Priority to GB44960/77A priority patent/GB1541185A/en
Priority to FR7732748A priority patent/FR2369296A1/en
Priority to NL7711911A priority patent/NL7711911A/en
Priority to DE19772748562 priority patent/DE2748562A1/en
Priority to US05/847,452 priority patent/US4248999A/en
Publication of JPS53135987A publication Critical patent/JPS53135987A/en
Priority to DK441680A priority patent/DK155331C/en
Priority to CH800481A priority patent/CH643272A5/en
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Description

【発明の詳細な説明】[Detailed description of the invention]

本発明は一般式 を有する新規な5―フルオロウラシル誘導体に関
するものである。 上記式中、R1及びR2は同一又は異つて、水素
原子又はβ―D―グルコピアノシル基を示す。但
し、R1及びR2が同一で水素原子を示す場合は除
く。 さらに説明を加えると、前記一般式()におい
て、R1およびR2は同一の式 を有する基を表わすかあるいはR1およびR2のう
ちの一方が上記一般式()を有する基を表わし、
他方が水素原子を表わす。 本発明によつて得られる前記一般式()を有す
る5―フルオロウラシル誘導体は新規な化合物で
あり、すぐれた制がん作用を表わす医薬として有
用な化合物である。 従来、異項環塩基と糖類が酸素原子を介して結
合したO―配糖体化合物は、酸及びアルカリに対
して不安定であり、特に糖部分の保護基を完全に
除去したO―配糖体が単離された例は見当らな
い。 本発明者等は副作用の少ない制がん剤の開発を
目的として5―フルオロウラシル誘導体に関する
巾広い研究を行なつた結果、前記一般式()を有
する5―フルオロウラシルのO―配糖体化合物が
すぐれた制がん作用を示し、しかも低毒性である
ことを見い出して本発明を完成した。 本発明によつて得られる前記一般式()を有す
る具体的化合物を以下に記載する。 (1) O2―(β―D―グルコピラノシル)―5―
フルオロウラシル (2) O4―(β―D―グルコピラノシル)―5―
フルオロウラシル (3) O2,O4―ビス(β―D―グルコピラノシ
ル)―5―フルオロウラシル 本発明による新規化合物()は以下に示す方法
によつて製造することができる。 上記式中、R3はホルミル、アセチル、n―プ
ロピオニル、n―ブチリル、イソブチリルのよう
な脂肪族アシル基あるいはベンゾイル、p―ニト
ロベンゾイル、p―メチルベンゾイル、p―メト
キシベンゾイルのような芳香族アシル基などの糖
類水酸基の保護基として用いられるアシル基を示
し、R4は芳香環にニトロ基、塩素、臭素のよう
なハロゲン原子、メトキシのようなアルコキシ基
又はメチレンジオキシのようなアルキレンジオキ
シ基を置換分として有するか有しないペンジル基
などの還元反応によつて除去することができるピ
リミジン核に存在する水酸基の保護基を示し、M
は1価の銀、1価およびHgCl,HgBrのような
2価の水銀、CuCl,CuBrのような2価の銅、ナ
トリウム、カリウムのようなアルカリ金属などの
異項環塩基と糖類を縮合してO―配糖化合物を製
造する反応に用いられる金属イオンを示し、Xは
塩素、臭素のようなハロゲン原子を示す。 その製法としては一般に5―フルオロウラシル
金属塩化合物とハロゲン糖類を縮合させ、得られ
たO―配糖体化合物よりピリミジン核および糖類
の水酸基の保護基を除去する反応を適宜組合せて
行なうものであるが、前述の反応式に従つて以下
に各工程について詳しく説明を加える。 第1工程は前記一般式()を有するO―配糖体
化合物を製造する工程で、一般式()を有する5
―フルオロウラシル金属塩を一般式()を有する
ハロゲノピラノース誘導体と縮合反応させる工程
である。 本工程の反応を実施するに当つて、縮合反応は
一般式()を有する化合物を溶剤の存在下で一般
式()を有する化合物と接触させることによつて
行なわれる。使用される溶剤としては本反応に関
与しなければ特に限定はないが、トルエン、キシ
レンなどの芳香族炭化水素類、ジメチルホルムア
ミド、ジメチルアセトアミドなどの脂肪酸ジアル
キルアミド類、ジメチルスルホキシドのようなジ
アルキルスルホキシド類、ヘキサメチルホスホロ
アミドのようなリン酸アミド類、ニトロメタンの
ようなニトロアルカン類およびアセトニトリルの
ようなニトリル類が好適である。反応温度には特
に限定はないが、通常は0乃至150℃で行なわ
れ、一般に非極性溶剤を用いる場合には100乃至
150℃、極性溶剤を用いる場合には室温付近で反
応させるのが好ましい。反応時間は主に反応温度
および使用する溶剤などによつて異なるが、約5
分間乃至30時間である。 なお本反応において、前記一般式()を有する
金属塩のかわりに、溶剤の存在下で 一般式 (式中、R4は前述したものと同意義を示す。) を有する化合物にシアン化第2水銀、酸化水銀、
炭酸銀、酸化銀、過塩素酸銀、炭酸第2銅、炭酸
カドミウムなどを加えて加熱しながら前記一般式
()を有するハロゲノピラノース誘導体を加える
方法によつても実施することができる。 反応終了後、本工程の目的化合物()は常法に
従つて反応混合物から採取される。例えば反応混
合物より不溶物を別した後、減圧下で溶剤を留
去し、残留物を酢酸エチルのような有機溶剤を用
いて抽出する。抽出液を水洗し乾燥した後、抽出
液より溶剤を留去して残留物にエタノールのよう
な有機溶剤を加えて放置し、析出した結晶を取
することによつて得ることができる。 第2工程は前記一般式()を有する化合物を製
造する工程で、一般式()を有する化合物よりピ
リミジン核部分の水酸基の保護基を還元反応によ
つて除去する工程である。 本工程の反応を実施するに当つて、反応は一般
式()を有する化合物を溶剤の存在下で還元剤と
接触させることによつて行なわれる。使用される
還元剤としては、一般にベンジル基などの保護基
の除去に用いられるものであれば特に限定はない
が、水素およびパラジウム―炭素などの接触還元
触媒が好適である。使用される溶剤としては本反
応に関与せず原料化合物()を溶かすものであれ
ば特に限定はないが、メタノール、エタノールな
どのアルコール類、テトラヒドロフラン、ジオキ
サンなどのエーテル類が好適である。反応温度に
は特に限定はないが、通常は室温付近で好適に行
なわれる。反応時間は通常、1当量の水素を吸収
するまで反応させる。 反応終了後、本工程の目的化合物()は常法に
従つて反応混合物から採取される。例えば反応混
合物より不溶物を別した後、減圧下に溶剤を留
去して残留物にエタノールのような有機溶剤を加
えて放置し、析出した結晶を取することによつ
て得ることができる。 第3工程は本発明の目的化合物である一般式
()を有する。O2―(β―D―グルコピラノシ
ル)―5―フルオロウラシル誘導体を製造する工
程で、一般式()を有する化合物より糖部分の水
酸基のアシル保護基を除去する工程である。 本工程の反応を実施するに当つて、反応は一般
式()を有する化合物を溶剤の存在下でアンモニ
アまたはアルカリ金属アルコキシドなどの塩基と
接触させることによつて行なわれる。使用される
塩基としてはアンモニア;ナトリウムメトキシ
ド、ナトリウムエトキシドあるいはカリウムtert
―ブトキシドなどが好適である。使用される溶剤
としては本反応に関与しなければ特に限定はない
が、メタノール、エタノール、tert―ブタノール
などのアルコール類およびこれらのアルコール類
とテトラヒドロフラン、ジオキサンなどのエーテ
ル類、塩化メチレン、クロロホルムなどのハロゲ
ン化炭化水素類、ベンゼン、トルエン、キシレン
などの芳香族炭化水素類等の有機溶剤との混合溶
剤が好適であり、無水の条件で実施するのが好ま
しい。反応温度には特に限定はないが、通常は−
30乃至50℃で行なわれ、特に0℃乃至室温付近で
反応させるのが好ましい。反応時間は主に反応温
度によつて異なるが、通常2乃至20時間位であ
る。 反応終了後、本発明の目的化合物()は常法に
従つて反応混合物から採取される。例えば反応混
合物より減圧下に溶剤を留去し、残留物を少量の
無水メタノールに溶かしクロロホルムを加えて析
出した沈澱を取することによつて得ることがで
きる。 第4工程は前記一般式()を有する化合物を製
造する工程で、一般式()を有する化合物より糖
部分の水酸基のアシル保護基を除去する工程であ
る。 本工程の反応の反応条件および後処理法は前述
した第3工程の反応の場合と同様である。 第5工程は本発明の目的化合物である一般式
()を有するO2―(β―D―グルコピラノシル)
―5―フルオロウラシル誘導体を製造する別工程
で、一般式()を有する化合物よりピリミジン核
部分の水酸基の保護基を還元反応によつて除去す
る工程である。 本工程の反応の反応条件および後処理法は前述
した第2工程の反応の場合と同様である。 第6工程は前記一般式()を有するO―配糖体
化合物を製造する工程で、一般式()を有する5
―フルオロウラシル金属塩を一般式()を有する
ハロゲノピラノース誘導体と縮合反応させる工程
である。 本工程の反応の反応条件は前述した第1工程の
反応の場合と同様であるが、一般式()を有する
金属塩のかわりに、溶剤の存在下で5―フルオロ
ウラシルにシアン化第2水銀、酸化水銀、炭酸
銀、酸化銀、過塩素酸銀、炭酸第2銅、炭酸カド
ミウムなどを加えて加熱しながら前記一般式()
を有するハロゲノピラノース誘導体を加える方法
によつても実施することができる。 反応終了後、本工程の目的化合物()は常法に
従つて前述した第1工程と同様な後処理法を用い
て反応混合物から採取される。 第7工程は本発明の目的化合物である一般式
(XI)を有するO2,O4―ビス(β―D―グルコピラ
ノシル)―5―フルオロウラシル誘導体を製造す
る工程で、一般式()を有する化合物より糖部分
の水酸基のアシル保護基を除去する工程である。 本工程の反応の反応条件および後処理法は前述
した第3工程の反応の場合と同様である。 第8工程は前記一般式()を有するO―配糖
体化合物を製造する工程で、一般式(XII)を有する
5―フルオロウラシル金属塩を一般式()を有す
るハロゲノピラノース誘導体と縮合反応させる工
程である。 本工程の反応の反応条件は前述した第1工程の
反応の場合と同様であるが、一般式(XII)を有する
金属塩のかわりに溶剤の存在下で 一般式 (式中、R4は前述したものと同意義を示す。) を有する化合物にシアン化第2水銀、酸化水銀、
炭酸銀、酸化銀、過塩素酸銀、炭酸第2銅、炭酸
カドミウムなどを加えて加熱しながら前記一般式
()を有するハロゲノピラノース誘導体を加える
方法によつても実施することができる。 反応終了後、本工程の目的化合物()は常法
に従つて前述した第1工程と同様な後処理法を用
いて反応混合物から採取される。 第9工程は前記一般式()を有する化合物を
製造する工程で、一般式()を有する化合物よ
りピリミジン核部分の水酸基を還元反応によつて
除去する工程である。 本工程の反応の反応条件および後処理法は前述
した第2工程の反応の場合と同様である。 第10工程は本発明の目的化合物である一般式
()を有するO4―(β―D―グルコピラノシ
ル)―5―フルオロウラシル誘導体を製造する工
程で、一般式(XI)を有する化合物より糖部分の
水酸基のアシル保護基を除去する工程である。 本工程の反応の反応条件および後処理法は前述
した第3工程の反応の場合と同様である。 第11工程は前記一般式()を有する化合物を
製造する工程で、一般式()を有する化合物よ
り糖部分の水酸基のアシル保護基を除去する工程
である。 本工程の反応の反応条件および後処理法は前述
した第3工程の場合と同様である。 第12工程は本発明の目的化合物である一般式
()を有するO4―(β―D―グルコピラノシ
ル)―5―フルオロウラシル誘導体を製造する別
工程で、一般式()を有する化合物よりピリミ
ジン核部分の水酸基の保護基を還元反応によつて
除去する工程である。 本工程の反応の反応条件および後処理法は前述
した第2工程の場合と同様である。 以上の各工程において得られた目的化合物は必
要ならば常法、例えば再結晶法、カラムクロマト
グラフイーあるいは再沈澱法によつてさらに精製
することができる。 本発明の前記一般式()を有する5―フルオロ
ウラシル誘導体は、薬理試験によりいずれも顕著
な制がん作用を示すが、次に制がん作用に関する
薬理試験の結果を例示する。
The present invention is based on the general formula This invention relates to a novel 5-fluorouracil derivative having the following. In the above formula, R 1 and R 2 are the same or different and represent a hydrogen atom or a β-D-glucopianacyl group. However, cases where R 1 and R 2 are the same and represent a hydrogen atom are excluded. To explain further, in the general formula (), R 1 and R 2 are the same formula or one of R 1 and R 2 represents a group having the above general formula (),
The other represents a hydrogen atom. The 5-fluorouracil derivative having the general formula () obtained by the present invention is a novel compound, and is a compound useful as a medicine that exhibits excellent anticancer activity. Conventionally, O-glycoside compounds in which a heterocyclic base and a saccharide are bonded via an oxygen atom are unstable to acids and alkalis. There have been no cases where the body has been isolated. The present inventors conducted extensive research on 5-fluorouracil derivatives with the aim of developing anticancer drugs with fewer side effects, and as a result, the O-glycoside compound of 5-fluorouracil having the general formula () above was found to be excellent. The present invention was completed based on the discovery that it exhibits anticancer activity and low toxicity. Specific compounds having the general formula () obtained by the present invention are described below. (1) O 2 -(β-D-glucopyranosyl)-5-
Fluorouracil (2) O 4 -(β-D-glucopyranocil)-5-
Fluorouracil (3) O 2 , O 4 -bis(β-D-glucopyranosyl)-5-fluorouracil The novel compound () according to the present invention can be produced by the method shown below. In the above formula, R 3 is an aliphatic acyl group such as formyl, acetyl, n-propionyl, n-butyryl, isobutyryl, or an aromatic acyl group such as benzoyl, p-nitrobenzoyl, p-methylbenzoyl, p-methoxybenzoyl. R4 represents an acyl group used as a protective group for a hydroxyl group of a sugar such as a nitro group, a halogen atom such as chlorine or bromine, an alkoxy group such as methoxy, or an alkylene dioxy group such as methylenedioxy in the aromatic ring. M
is the condensation of sugars with heterocyclic bases such as monovalent silver, monovalent and divalent mercury such as HgCl and HgBr, divalent copper such as CuCl and CuBr, and alkali metals such as sodium and potassium. represents a metal ion used in the reaction to produce an O-glycoside compound, and X represents a halogen atom such as chlorine or bromine. The manufacturing method generally involves condensing a 5-fluorouracil metal salt compound with a halogen sugar, and then carrying out an appropriate combination of reactions in which the pyrimidine nucleus and the protecting group for the hydroxyl group of the sugar are removed from the resulting O-glycoside compound. , Each step will be explained in detail below according to the above-mentioned reaction formula. The first step is a step of producing an O-glycoside compound having the general formula (), and is a step of producing an O-glycoside compound having the general formula ().
- This is a step in which a fluorouracil metal salt is subjected to a condensation reaction with a halogenopyranose derivative having the general formula (). In carrying out the reaction of this step, the condensation reaction is carried out by bringing the compound having the general formula () into contact with the compound having the general formula () in the presence of a solvent. The solvent used is not particularly limited as long as it does not participate in this reaction, but aromatic hydrocarbons such as toluene and xylene, fatty acid dialkylamides such as dimethylformamide and dimethylacetamide, and dialkyl sulfoxides such as dimethyl sulfoxide are used. , phosphoric acid amides such as hexamethylphosphoramide, nitroalkanes such as nitromethane and nitriles such as acetonitrile are preferred. There is no particular limitation on the reaction temperature, but it is usually carried out at 0 to 150°C, and generally at 100 to 150°C when using a nonpolar solvent.
It is preferable to carry out the reaction at 150°C, or around room temperature when a polar solvent is used. The reaction time varies mainly depending on the reaction temperature and the solvent used, but it is about 5
The duration ranges from minutes to 30 hours. In this reaction, instead of the metal salt having the general formula (), in the presence of a solvent, the general formula (In the formula, R 4 has the same meaning as described above.) Mercury cyanide, mercury oxide,
While adding silver carbonate, silver oxide, silver perchlorate, cupric carbonate, cadmium carbonate, etc. and heating, the general formula
It can also be carried out by adding a halogenopyranose derivative having (). After the reaction is completed, the target compound () of this step is collected from the reaction mixture according to a conventional method. For example, after separating insoluble materials from the reaction mixture, the solvent is distilled off under reduced pressure, and the residue is extracted using an organic solvent such as ethyl acetate. It can be obtained by washing the extract with water and drying it, distilling off the solvent from the extract, adding an organic solvent such as ethanol to the residue, allowing it to stand, and collecting the precipitated crystals. The second step is a step of producing a compound having the general formula (), in which the protecting group for the hydroxyl group in the pyrimidine core portion is removed from the compound having the general formula () by a reduction reaction. In carrying out the reaction in this step, the reaction is carried out by bringing the compound having the general formula () into contact with a reducing agent in the presence of a solvent. The reducing agent used is not particularly limited as long as it is generally used for removing protective groups such as benzyl groups, but hydrogen and catalytic reduction catalysts such as palladium-carbon are suitable. The solvent to be used is not particularly limited as long as it does not participate in this reaction and dissolves the raw material compound (), but alcohols such as methanol and ethanol, and ethers such as tetrahydrofuran and dioxane are suitable. The reaction temperature is not particularly limited, but it is usually suitably carried out around room temperature. The reaction time is usually such that the reaction is carried out until one equivalent of hydrogen is absorbed. After the reaction is completed, the target compound () of this step is collected from the reaction mixture according to a conventional method. For example, it can be obtained by separating insoluble matter from the reaction mixture, distilling off the solvent under reduced pressure, adding an organic solvent such as ethanol to the residue, allowing it to stand, and collecting the precipitated crystals. The third step is the general formula of the target compound of the present invention.
Has (). This is a process for producing O 2 -(β-D-glucopyranosyl)-5-fluorouracil derivatives, in which the acyl protecting group of the hydroxyl group of the sugar moiety is removed from the compound having the general formula (). In carrying out the reaction of this step, the reaction is carried out by bringing the compound having the general formula () into contact with a base such as ammonia or an alkali metal alkoxide in the presence of a solvent. Bases used include ammonia; sodium methoxide, sodium ethoxide or potassium tert.
-Butoxide and the like are preferred. The solvent to be used is not particularly limited as long as it does not participate in this reaction, but alcohols such as methanol, ethanol, and tert-butanol, and combinations of these alcohols and ethers such as tetrahydrofuran and dioxane, methylene chloride, chloroform, etc. A mixed solvent with an organic solvent such as a halogenated hydrocarbon or an aromatic hydrocarbon such as benzene, toluene, or xylene is suitable, and it is preferable to carry out the reaction under anhydrous conditions. There is no particular limitation on the reaction temperature, but it is usually −
The reaction is carried out at a temperature of 30 to 50°C, and preferably at a temperature of 0°C to room temperature. The reaction time varies mainly depending on the reaction temperature, but is usually about 2 to 20 hours. After completion of the reaction, the target compound () of the present invention is collected from the reaction mixture according to a conventional method. For example, it can be obtained by distilling off the solvent from the reaction mixture under reduced pressure, dissolving the residue in a small amount of anhydrous methanol, adding chloroform, and collecting the precipitate. The fourth step is a step of producing a compound having the general formula (), and is a step of removing the acyl protecting group of the hydroxyl group of the sugar moiety from the compound having the general formula (). The reaction conditions and post-treatment method for the reaction in this step are the same as in the case of the reaction in the third step described above. The fifth step is the general formula of the target compound of the present invention.
O 2 -(β-D-glucopyranosyl) with ()
This is a separate process for producing -5-fluorouracil derivatives, in which the protecting group for the hydroxyl group in the pyrimidine core is removed from the compound having the general formula () by a reduction reaction. The reaction conditions and post-treatment method for the reaction in this step are the same as in the case of the reaction in the second step described above. The sixth step is a step of producing an O-glycoside compound having the general formula (), and is a step of producing an O-glycoside compound having the general formula ().
- This is a step in which a fluorouracil metal salt is subjected to a condensation reaction with a halogenopyranose derivative having the general formula (). The reaction conditions for the reaction in this step are the same as those in the first step described above, but instead of the metal salt having the general formula (), mercuric cyanide is added to 5-fluorouracil in the presence of a solvent. While adding mercury oxide, silver carbonate, silver oxide, silver perchlorate, cupric carbonate, cadmium carbonate, etc. and heating, the general formula ()
It can also be carried out by a method of adding a halogenopyranose derivative having the following. After the reaction is completed, the target compound () of this step is collected from the reaction mixture using a conventional method and a post-treatment method similar to that of the first step described above. The seventh step is the general formula of the target compound of the present invention.
A process for producing an O 2 , O 4 -bis(β-D-glucopyranosyl)-5-fluorouracil derivative having (XI), in which the acyl protecting group of the hydroxyl group of the sugar moiety is removed from the compound having the general formula (). It is. The reaction conditions and post-treatment method for the reaction in this step are the same as in the case of the reaction in the third step described above. The eighth step is a step of producing an O-glycoside compound having the general formula (), in which a 5-fluorouracil metal salt having the general formula (XII) is subjected to a condensation reaction with a halogenopyranose derivative having the general formula (). It is. The reaction conditions for the reaction in this step are the same as those in the first step described above, but in the presence of a solvent instead of the metal salt having the general formula (XII). (In the formula, R 4 has the same meaning as described above.) Mercury cyanide, mercury oxide,
While adding silver carbonate, silver oxide, silver perchlorate, cupric carbonate, cadmium carbonate, etc. and heating, the general formula
It can also be carried out by adding a halogenopyranose derivative having (). After the reaction is completed, the target compound () of this step is collected from the reaction mixture using a conventional method and a post-treatment method similar to that of the first step described above. The ninth step is a step of producing a compound having the general formula (), and is a step of removing the hydroxyl group of the pyrimidine core from the compound having the general formula () by a reduction reaction. The reaction conditions and post-treatment method for the reaction in this step are the same as in the case of the reaction in the second step described above. The 10th step is the general formula of the target compound of the present invention.
This is a process for producing an O 4 -(β-D-glucopyranosyl)-5-fluorouracil derivative having (), in which the acyl protecting group of the hydroxyl group of the sugar moiety is removed from the compound having the general formula (XI). The reaction conditions and post-treatment method for the reaction in this step are the same as in the case of the reaction in the third step described above. The 11th step is a step of producing a compound having the general formula (), and is a step of removing the acyl protecting group of the hydroxyl group of the sugar moiety from the compound having the general formula (). The reaction conditions and post-treatment method in this step are the same as those in the third step described above. The twelfth step is the general formula of the target compound of the present invention.
In a separate process for producing the O 4 -(β-D-glucopyranosyl)-5-fluorouracil derivative having the formula (), the protecting group for the hydroxyl group in the pyrimidine core is removed from the compound having the general formula () by a reduction reaction. It is a process. The reaction conditions and post-treatment method in this step are the same as those in the second step described above. The target compound obtained in each of the above steps can be further purified, if necessary, by conventional methods such as recrystallization, column chromatography, or reprecipitation. All of the 5-fluorouracil derivatives of the present invention having the general formula () have shown remarkable anticancer activity in pharmacological tests.Next, the results of pharmacological tests regarding anticancer effects will be exemplified.

【表】【table】

【表】 従つて前記一般式()を有する化合物は各種の
がん疾患に対して制がん剤として有用である。そ
の投与形態としては例えば静脈内注射による非経
口投与または錠剤、カプセル剤、顆粒剤、散剤、
シロツプ剤などによる経口投与をあげることがで
きる。その使用量は症状、年令、体重などによつ
て異なるが、通常は成人に対して静脈内注射の場
合には1日量5〜50mg/Kgであり、経口投与の場
合には1日量200〜2000mgであり、1乃至4回に
分けて投与することができる。 次に製造例をあげて本発明をさらに具体的に説
明する。 製造例 1 O2―(β―D―テトラ―O―アセチルグルコ
ピラノシル)―O4―ベンジル―5―フルオロ
ウラシル O4―ベンジル―5―フルオロウラシル銀塩1.95
g(6.1mmole)を無水キシレン(水素化カルシ
ウムで脱水後、蒸留したもの)100mlに懸濁さ
せ、加熱還流して共沸下に水分を除去するために
約10mlを留去し放冷後、2.51g(6.1mmole)の
2,3,4,6―テトラアセチル―α―D―グリ
コピラノシル ブロミドを加えて5分間還流す
る。反応終了後、析出した不溶物を去し減圧下
に溶媒を留去して得られたカラメル状残留物を酢
酸エチル30mlに溶かし、5%重曹水20mlで1回、
水20mlで2回洗つた後、水層をさらに15mlの酢酸
エチルで抽出し、有機層を合せて無水硫酸マグネ
シウムで乾燥し、浴剤を減圧下に留去して得たカ
ラメルを15mlのエタノールに溶かして放置し白色
結晶を得る。この結晶をさらにエタノール15mlお
よびベンゼン4mlの混合溶剤で再結晶し、融点
140〜141℃を有する目的化合物1.986gを得る。 さらに、母液を濃縮乾固した後、シリカゲルを
用いるカラムクロマトグラフイーに付し、クロロ
ホルムで溶出する分画を分離精製し、結晶化させ
て上記の目的化合物274mgを得る。 元素分析値 C25H27O11N2Fとして 計算値 C,54.55;H,4.94;N,5.09; F,3.45 実測値 C,54.34;H,5.08;N,5.04; F,3.30 紫外線吸収スペクトル λ0.1N−HClinMe
OH
naxnm
(ε):264(5200);λMeOH naxnm(ε):264
(5100);λ0.1N−NaOHinMeOH naxnm
(ε):265
(5500)。 製造例 2 O2―(β―D―テトラ―O―アセチルグルコ
ピラノシル)―5―フルオロウラシル O2―(β―D―テトラ―O―アセチルグルコ
ピラノシル)―O4―ベンジル―5―フルオロウ
ラシル550mg(1mmole)を無水メタノール30mlに
溶かし還元反応容器内を乾燥窒素ガスで置換後、
10%パラジウム―炭素100mgを注意して加え常温
撹拌下に常圧で水素ガス24mlを吸収させる。反応
終了後、ふたたび窒素ガスで置換して触媒を別
後、液を減圧下に濃縮乾固して得られた結晶性
残渣を無水エタノール45mlに加熱して溶かし冷蔵
庫中に一夜放置して析出した結晶を取すると、
白色結晶として目的化合物373mgを得る。この結
晶の融点を測定すると、140〜142℃で溶け、197
〜212℃で着色分解する。 元素分析値 C18H21C11N2Fとして 計算値 C,46.96;H,4.60;N,6.09; F,4.13 実測値 C,47.23;H,4.90;N,5.73; F,3.95 紫外部吸収スペクトル λMeOH nax nm(ε):
266
(6200) 製造例 3 O2―(β―D―グルコピラノシル)―5―フ
ルオロウラシル O2―(β―D―テトラ―O―アセチルグルコ
ピラノシル)―5―フルオロウラシル460mg
(1mmole)を無水メタノール25mlに溶かし氷冷下
に乾燥アンモニアガスを飽和してそのまま4時間
放置後、冷蔵庫中に一夜放置する。反応終了後、
減圧下に溶剤を留去し、少量の無水メタノールに
溶かしてクロロホルム10mlを加えて析出した粉末
状物質を取すると、目的化合物307mgを得る。
この粉末の融点を測定すると、103〜109℃で一部
溶け、116〜119℃で発泡分解する。 元素分析値 C10H13O7N2F・CH3OH ・NH3・H2Oとして 計算値 C,36.77;H,6.17;N,11.70; F,5.29 実測値 C,36.0.;H,5.73;N,12.07; F,5.38。 紫外部吸収スペクトル λ0.02M−Shosphate buffer(PH6.86)max
nm(ε):268(7000) 製造例 4 O2,O4―ビス(β―D―テトラ―O―アセチ
ルグルコピラノシル)―5―フルオロウラシル よく乾燥したアセトニトリル50mlに2,3,
4,6―テトラアセチル―α―D―グルコピラノ
シル ブロミド4.11g(10mmole)を溶かし、5
―フルオロウラシル銀塩2.17g(10mmole)を加
えて室温で30時間撹拌する。反応終了後、析出し
た不溶物を去し、液を減圧下に濃縮乾固し、
無色カラメル3.93gを得る。このカラメルをシリ
カゲルを用いるカラムクロマトグラフイーに付
し、1%のメタノールを含むクロロホルムを展開
溶媒として分離精製し、得られた分画をエタノー
ルより結晶化すると、融点183〜190℃を有する白
色結晶として目的化合物1.342gを得る。 元素分析値 C32H39O20N2Fとして 計算値 C,48.61;H,4.97;N,3.54; F,2.40 実測値 C,46.66;H,5.08;N,3.74; F,2.24 紫外部吸収スペクトル λH+inMeOH nax
nm:
265;λMeOH naxnm(ε):265(6800);λ
OH−inMeOH naxnm:267。 製造例 5 O2,O4―ビス(β―D―グルコピラノシル)
―5―フルオロウラシル O2,O4―ビス(λ―D―テトラ―O―アセチ
ルグルコピラノシル)―5―フルオロウラシル
790mg(1mmole)を無水メタノール50mlに懸濁さ
せて氷水で冷却しながら乾燥アンモニアガスを通
じて飽和し、密栓をして5℃で一夜撹拌する。反
応終了後、減圧下に溶剤を留去し無水メタノール
を加えて留去する操作を2回くりかえした後、無
水メタノール5mlに溶かしクロロホルム40mlを加
えて析出した白色沈澱を取し、クロロホルムで
洗浄、乾燥すると、融点110〜113℃(分解)を有
する白色粉末として目的化合物320mgを得る。 元素分析値 C16H23O12N2F ・CH3OH・2H2O 計算値 C,39.08;H,5.98;N,5.36; F,3.64 実測値 C,39.28;H,5.64;N,5.60; F,3.57。 紫外部吸収スペクトル λ0.02N−Phosphate buffer(PH6.86)max
nm(ε):266(5800) 製造例 6 O4―(β―D―テトラ―O―アセチルグルコ
ピラノシル)―O2―ベンジル―5―フルオロ
ウラシル 2―ベンジル―5―フルオロウラシル銀塩4.91
g(15mmole)を乾燥キシレン220mlに懸濁して
加熱還流後、水分を除去するために20mlのキシレ
ンを留去し、2,3,4,6―テトラアセチル―
α―D―グルコピラノシル ブロミド6.17g
(15mmole)を加えて5分間加熱還流する。反応
終了後、析出した灰黄色の不溶物を去し、減圧
下に溶媒を濃縮乾固し、残留物を酢酸エチル100
mlに溶かし5%重曹水70mlで1回、水70mlで2回
洗つた後、水層を50mlの酢酸エチルで順次抽出し
て有機層を合せて無水硫酸マグネシウムで乾燥
し、溶剤を減圧下に留去して得たカラメル状物質
をエタノールに溶かしてイソプロピルエーテルを
加え、析出した結晶を取して乾燥すると、融点
95〜96℃を有する白色結晶として目的化合物
5.795gを得る。 元素分析値 C25H27O11N2Fとして 計算値 C,54.54;H,4.94;N,5.09; F,3.26 実測値 C,54.33;H,4.92;N,4.70; F,3.26。 紫外部吸収スペクトル λ0.1N−HClinMe
OH
nax nm
(ε):270(7200);λMeOH nax nm(ε):270
(7100);λ0.1N−MaOHinMeOH nax
nm(ε):270
(8300)。 製造例 7 O4―(β―D―テトラ―O―アセチルグルコ
ピラノシル)―5―フルオロウラシル O4―(β―D―テトラ―O―アセチルグルコ
ピラノシル)―O2―ベンジル―5―フルオロウ
ラシル5.795g(10.5mmole)を蒸留したテトラ
ヒドロフラン130mlに溶かし、還元反応容器内を
窒素ガスで置換して10%パラジウム―炭素526mg
を注意して加え、常温常圧下で水素ガス254mlを
吸収するまで撹拌し、次いでパラジウム―炭素52
mgを窒素ガスで置換してから加えてさらに水素ガ
ス14mlを吸収させる。反応終了後、窒素ガスで置
換して触媒を去し、液を減圧下に濃縮乾固し
て得た結晶性残渣に無水エタノールを加えて結晶
を取すると、融点154〜155℃を有する目的化合
物4.318gを得る。 元素分析値 C18H21O11N2Fとして 計算値 C,46.96;H,4.60;N,6.09; F,4.13。 実測値 C,46.87;H,4.67;N,5.93; F,3.94。 紫外部吸収スペクトル λMeOH nax nm(ε):
288
(4200) 製造例 8 O4―(β―D―グルコピラノシル)―5―フ
ルオロウラシル O4―(β―D―テトラ―O―アセチルグルコ
ピラノシル)―5―フルオロウラシル2.3g
(5mmole)を無水メタノール125mlに溶かし、氷
冷下に乾燥アンモニアガスを飽和し、そのまま6
時間撹拌し、さらに冷蔵庫中に一夜放置する。反
応終了後、減圧下に溶剤を留去し、さらに無水エ
タノールを加えて留去する操作をくりかえし、生
成したゲル状物質を取して乾燥すると、融点
114〜115℃を有する白色粉末状物質として目的化
合物1.40gを得る。 元素分析値 C10H13O7N2F ・1/2H2Oとして 計算値 C,39.87;H,4.68;N,9.30; F,6.31。 実測値 C,39.36;H,5.02;N,9.31; F,6.13。 紫外部吸収スペクトル λ0.02M−Phosphate
buffer(PH6.86)max nm(ε):286
(4600) 製造例 9 O2―ベンジル―O4―(β―D―グルコピラノ
シル)―5―フルオロウラシル 製造例6で得られたO4―(β―D―テトラ―
O―アセチルグルコピラノシル)―O2―ベンジ
ル―5―フルオロウラシル550mgを無水メタノー
ル100mlに溶かし、室温で乾燥アンモニアガスを
飽和し密栓後、2時間撹拌する。反応終了後、減
圧下に溶剤を留去してカラメル410mgを得る。こ
れを分取用シリカゲルプレートを用いる薄層クロ
マトグラフイーに付し、10%のメタノールを含む
クロロホルムを展開溶剤として分離精製し、薄層
クロマトグラフイーで単一のスポツトを与えるカ
ラメルとして目的化合物310mgを得る。 製造例 10 O4―(β―D―グルコピラノシル)―5―フ
ルオロウラシル O2―ベンジル―O4―(β―D―グルコピラノ
シル)―5―フルオロウラシル310mgを無水メタ
ノール20mlに溶かし、10%パラジウム―炭素50mg
を加えて常温常圧下に水素ガスを通じながら撹拌
する。5分後に触媒を去し、減圧下に溶剤を留
去して得られたカラメルをエタノールに溶かして
放置し析出した結晶を取すると、白色粉末とし
て目的化合物を得る。このものの物性は製造例8
で得られたものと一致する。
[Table] Therefore, the compound having the above general formula () is useful as an anticancer agent for various cancer diseases. The administration form includes, for example, parenteral administration by intravenous injection, tablets, capsules, granules, powders, etc.
Oral administration such as syrup can be given. The dosage varies depending on symptoms, age, body weight, etc., but the usual daily dose for adults is 5 to 50 mg/Kg for intravenous injection, and the daily dose for oral administration. The dose is 200 to 2000 mg and can be administered in 1 to 4 divided doses. Next, the present invention will be explained in more detail with reference to manufacturing examples. Production example 1 O 2 -(β-D-tetra-O-acetylglucopyranosyl)-O 4 -benzyl-5-fluorouracil O 4 -benzyl-5-fluorouracil silver salt 1.95
g (6.1 mmole) was suspended in 100 ml of anhydrous xylene (dehydrated with calcium hydride and then distilled), heated to reflux, distilled off about 10 ml to remove water azeotropically, and left to cool. Add 2.51 g (6.1 mmole) of 2,3,4,6-tetraacetyl-α-D-glycopyranosyl bromide and reflux for 5 minutes. After the reaction was completed, the precipitated insoluble materials were removed and the solvent was distilled off under reduced pressure. The resulting caramel-like residue was dissolved in 30 ml of ethyl acetate, and dissolved once with 20 ml of 5% sodium bicarbonate solution.
After washing twice with 20 ml of water, the aqueous layer was further extracted with 15 ml of ethyl acetate, the organic layers were combined and dried over anhydrous magnesium sulfate, and the caramel obtained by distilling off the bath agent under reduced pressure was mixed with 15 ml of ethanol. Dissolve and leave to obtain white crystals. These crystals were further recrystallized with a mixed solvent of 15 ml of ethanol and 4 ml of benzene, and the melting point was
1.986 g of the target compound having a temperature of 140-141°C is obtained. Furthermore, after concentrating the mother liquor to dryness, it is subjected to column chromatography using silica gel, and the fraction eluted with chloroform is separated and purified and crystallized to obtain 274 mg of the above-mentioned target compound. Elemental analysis value C 25 H 27 O 11 N 2 F Calculated value C, 54.55; H, 4.94; N, 5.09; F, 3.45 Actual value C, 54.34; H, 5.08; N, 5.04; F, 3.30 Ultraviolet absorption spectrum λ 0.1N-HClinMe
OH
nax nm
(ε): 264 (5200); λ MeOH nax nm(ε): 264
(5100);λ 0.1N-NaOHinMeOH nax nm
(ε):265
(5500). Production example 2 O 2 -(β-D-tetra-O-acetylglucopyranosyl)-5-fluorouracil After dissolving 550 mg (1 mmole) of O 2 -(β-D-tetra-O-acetylglucopyranosyl)-O 4 -benzyl-5-fluorouracil in 30 ml of anhydrous methanol and purging the inside of the reduction reaction vessel with dry nitrogen gas,
Carefully add 100 mg of 10% palladium-carbon and absorb 24 ml of hydrogen gas at normal pressure while stirring at room temperature. After the reaction was completed, the catalyst was removed by purging with nitrogen gas again, and the liquid was concentrated to dryness under reduced pressure. The resulting crystalline residue was heated and dissolved in 45 ml of absolute ethanol and left in the refrigerator overnight to precipitate. When you take the crystal,
373 mg of the target compound is obtained as white crystals. When the melting point of this crystal was measured, it melted at 140-142℃, 197
Color decomposes at ~212℃. Elemental analysis value as C 18 H 21 C 11 N 2 F Calculated value C, 46.96; H, 4.60; N, 6.09; F, 4.13 Actual value C, 47.23; H, 4.90; N, 5.73; F, 3.95 Ultraviolet absorption Spectrum λ MeOH nax nm(ε):
266
(6200) Production example 3 O 2 -(β-D-glucopyranocil)-5-fluorouracil O 2 -(β-D-tetra-O-acetylglucopyranosyl)-5-fluorouracil 460mg
Dissolve (1 mmole) in 25 ml of anhydrous methanol, saturate with dry ammonia gas under ice cooling, and leave for 4 hours, then leave in the refrigerator overnight. After the reaction is complete,
The solvent was distilled off under reduced pressure, the mixture was dissolved in a small amount of anhydrous methanol, and 10 ml of chloroform was added to remove the precipitated powder, yielding 307 mg of the target compound.
When the melting point of this powder is measured, it partially melts at 103-109°C and foams and decomposes at 116-119°C. Elemental analysis value C 10 H 13 O 7 N 2 F・CH 3 OH ・NH 3・H 2 O Calculated value C, 36.77; H, 6.17; N, 11.70; F, 5.29 Actual value C, 36.0.; H, 5.73; N, 12.07; F, 5.38. Ultraviolet absorption spectrum λ0.02M−Shosphate buffer (PH6.86) max
nm(ε): 268 (7000) Production example 4 O 2 , O 4 -bis(β-D-tetra-O-acetylglucopyranosyl)-5-fluorouracil Add 2,3 to 50ml of well-dried acetonitrile.
Dissolve 4.11 g (10 mmole) of 4,6-tetraacetyl-α-D-glucopyranosyl bromide,
- Add 2.17 g (10 mmole) of fluorouracil silver salt and stir at room temperature for 30 hours. After the reaction, the precipitated insoluble matter was removed, and the liquid was concentrated to dryness under reduced pressure.
3.93 g of colorless caramel are obtained. This caramel was subjected to column chromatography using silica gel, separated and purified using chloroform containing 1% methanol as a developing solvent, and the resulting fraction was crystallized from ethanol, resulting in white crystals with a melting point of 183-190°C. 1.342 g of the target compound was obtained. Elemental analysis value as C 32 H 39 O 20 N 2 F Calculated value C, 48.61; H, 4.97; N, 3.54; F, 2.40 Actual value C, 46.66; H, 5.08; N, 3.74; F, 2.24 Ultraviolet absorption Spectrum λ H+inMeOH nax
nm:
265;λ MeOH nax nm(ε):265(6800);λ
OH-inMeOH nax nm:267. Production example 5 O 2 , O 4 -bis(β-D-glucopyranosyl)
-5-Fluorouracil O 2 , O 4 -bis(λ-D-tetra-O-acetylglucopyranosyl)-5-fluorouracil
790 mg (1 mmole) was suspended in 50 ml of anhydrous methanol, saturated with dry ammonia gas while cooling with ice water, sealed with a stopper, and stirred overnight at 5°C. After the reaction, the solvent was distilled off under reduced pressure, and anhydrous methanol was added and distilled off, which was repeated twice. Dissolved in 5 ml of anhydrous methanol and added 40 ml of chloroform to collect the precipitated white precipitate, washed with chloroform, On drying, 320 mg of the target compound are obtained as a white powder with a melting point of 110-113° C. (decomposition). Elemental analysis value C 16 H 23 O 12 N 2 F ・CH 3 OH・2H 2 O Calculated value C, 39.08; H, 5.98; N, 5.36; F, 3.64 Actual value C, 39.28; H, 5.64; N, 5.60 ; F, 3.57. Ultraviolet absorption spectrum λ0.02N−Phosphate buffer (PH6.86) max
nm(ε): 266 (5800) Production example 6 O 4 -(β-D-tetra-O-acetylglucopyranosyl)-O 2 -benzyl-5-fluorouracil 2-benzyl-5-fluorouracil silver salt 4.91
g (15 mmole) was suspended in 220 ml of dry xylene and heated to reflux. 20 ml of xylene was distilled off to remove water, and 2,3,4,6-tetraacetyl-
α-D-glucopyranosyl bromide 6.17g
(15 mmole) and heated under reflux for 5 minutes. After the reaction, the precipitated gray-yellow insoluble matter was removed, the solvent was concentrated to dryness under reduced pressure, and the residue was dissolved in ethyl acetate 100%.
After washing once with 70 ml of 5% sodium bicarbonate solution and twice with 70 ml of water, the aqueous layer was sequentially extracted with 50 ml of ethyl acetate, the organic layers were combined and dried over anhydrous magnesium sulfate, and the solvent was removed under reduced pressure. The caramel-like substance obtained by distillation is dissolved in ethanol, isopropyl ether is added, the precipitated crystals are collected and dried, and the melting point
Target compound as white crystals with 95-96℃
Obtain 5.795g. Elemental analysis value as C 25 H 27 O 11 N 2 F Calculated value C, 54.54; H, 4.94; N, 5.09; F, 3.26 Actual value C, 54.33; H, 4.92; N, 4.70; F, 3.26. Ultraviolet absorption spectrum λ 0.1N-HClinMe
OH
nax nm
(ε): 270 (7200); λ MeOH nax nm(ε): 270
(7100);λ 0.1N-MaOHinMeOH nax
nm(ε):270
(8300). Production example 7 O 4 -(β-D-tetra-O-acetylglucopyranosyl)-5-fluorouracil 5.795 g (10.5 mmole) of O 4 -(β-D-tetra-O-acetylglucopyranosyl)-O 2 -benzyl-5-fluorouracil was dissolved in 130 ml of distilled tetrahydrofuran, and the inside of the reduction reaction vessel was replaced with nitrogen gas. 10% palladium-carbon 526mg
was carefully added and stirred at room temperature and pressure until 254 ml of hydrogen gas was absorbed, then palladium-carbon 52
After replacing mg with nitrogen gas, add it and absorb an additional 14 ml of hydrogen gas. After the reaction, the catalyst was removed by purging with nitrogen gas, and the liquid was concentrated to dryness under reduced pressure. Absolute ethanol was added to the obtained crystalline residue to collect the crystals, and the target compound with a melting point of 154-155°C was obtained. Obtain 4.318g. Elemental analysis value: Calculated value as C 18 H 21 O 11 N 2 F: C, 46.96; H, 4.60; N, 6.09; F, 4.13. Actual measurements: C, 46.87; H, 4.67; N, 5.93; F, 3.94. Ultraviolet absorption spectrum λ MeOH nax nm(ε):
288
(4200) Production example 8 O 4 -(β-D-glucopyranocil)-5-fluorouracil O 4 -(β-D-tetra-O-acetylglucopyranosyl)-5-fluorouracil 2.3g
(5 mmole) was dissolved in 125 ml of anhydrous methanol, saturated with dry ammonia gas under ice cooling, and then
Stir for an hour and leave in the refrigerator overnight. After the reaction is completed, the solvent is distilled off under reduced pressure, and then anhydrous ethanol is added and distilled off. The gel-like substance produced is taken and dried, and the melting point
1.40 g of the target compound are obtained as a white powder having a temperature of 114-115°C. Elemental analysis value C 10 H 13 O 7 N 2 F ・1/2H 2 O Calculated value C, 39.87; H, 4.68; N, 9.30; F, 6.31. Actual measurements: C, 39.36; H, 5.02; N, 9.31; F, 6.13. Ultraviolet absorption spectrum λ0.02M−Phosphate
buffer (PH6.86) max nm(ε): 286
(4600) Production example 9 O 2 -benzyl-O 4 -(β-D-glucopyranosyl)-5-fluorouracil O 4 -(β-D-tetra-) obtained in Production Example 6
Dissolve 550 mg of O-acetylglucopyranosyl)-O 2 -benzyl-5-fluorouracil in 100 ml of anhydrous methanol, saturate the solution with dry ammonia gas at room temperature, seal the solution, and stir for 2 hours. After the reaction is completed, the solvent is distilled off under reduced pressure to obtain 410 mg of caramel. This was subjected to thin layer chromatography using a preparative silica gel plate, separated and purified using chloroform containing 10% methanol as a developing solvent, and 310 mg of the target compound was obtained as a caramel, giving a single spot by thin layer chromatography. get. Production example 10 O 4 -(β-D-glucopyranosyl)-5-fluorouracil Dissolve 310 mg of O 2 -benzyl-O 4 -(β-D-glucopyranosyl)-5-fluorouracil in 20 ml of absolute methanol, and add 50 mg of 10% palladium-carbon.
and stir while passing hydrogen gas under room temperature and normal pressure. After 5 minutes, the catalyst was removed and the solvent was distilled off under reduced pressure. The resulting caramel was dissolved in ethanol and allowed to stand, and the precipitated crystals were collected to obtain the desired compound as a white powder. The physical properties of this product are Production Example 8
matches what was obtained.

Claims (1)

【特許請求の範囲】 1 一般式 (式中、R1及びR2は同一又は異つて、水素原
子又はβ―D―グルコピラノシル基を示す。 但し、R1及びR2が同一で水素原子を示す場合
は除く。)を有する5―フルオロウラシル誘導
体。
[Claims] 1. General formula (In the formula, R 1 and R 2 are the same or different and represent a hydrogen atom or a β-D-glucopyranosyl group. However, this excludes cases where R 1 and R 2 are the same and represent a hydrogen atom.) Fluorouracil derivatives.
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JP4321477A Granted JPS53135987A (en) 1976-10-28 1977-04-15 5-fluorouracil derivative

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US7271153B2 (en) 2001-06-20 2007-09-18 Kissei Pharmaceutical Co., Ltd. Nitrogenous heterocyclic derivatives, medicinal compositions containing the same, medicinal uses thereof, and intermediates therefor

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JPS53135987A (en) 1978-11-28

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