JPS6119930B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6119930B2
JPS6119930B2 JP13189482A JP13189482A JPS6119930B2 JP S6119930 B2 JPS6119930 B2 JP S6119930B2 JP 13189482 A JP13189482 A JP 13189482A JP 13189482 A JP13189482 A JP 13189482A JP S6119930 B2 JPS6119930 B2 JP S6119930B2
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JP
Japan
Prior art keywords
cylinder
piston
slide
case
piston plate
Prior art date
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Application number
JP13189482A
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English (en)
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JPS58142243A (ja
Inventor
Hatsubaado Yonkaazu Edowaado
Raian Jeemuzu
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Data Packaging Corp
Original Assignee
Data Packaging Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Data Packaging Corp filed Critical Data Packaging Corp
Publication of JPS58142243A publication Critical patent/JPS58142243A/ja
Publication of JPS6119930B2 publication Critical patent/JPS6119930B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01FMEASURING VOLUME, VOLUME FLOW, MASS FLOW OR LIQUID LEVEL; METERING BY VOLUME
    • G01F11/00Apparatus requiring external operation adapted at each repeated and identical operation to measure and separate a predetermined volume of fluid or fluent solid material from a supply or container, without regard to weight, and to deliver it
    • G01F11/02Apparatus requiring external operation adapted at each repeated and identical operation to measure and separate a predetermined volume of fluid or fluent solid material from a supply or container, without regard to weight, and to deliver it with measuring chambers which expand or contract during measurement
    • G01F11/021Apparatus requiring external operation adapted at each repeated and identical operation to measure and separate a predetermined volume of fluid or fluent solid material from a supply or container, without regard to weight, and to deliver it with measuring chambers which expand or contract during measurement of the piston type
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01LCHEMICAL OR PHYSICAL LABORATORY APPARATUS FOR GENERAL USE
    • B01L3/00Containers or dishes for laboratory use, e.g. laboratory glassware; Droppers
    • B01L3/02Burettes; Pipettes
    • B01L3/021Pipettes, i.e. with only one conduit for withdrawing and redistributing liquids
    • B01L3/0217Pipettes, i.e. with only one conduit for withdrawing and redistributing liquids of the plunger pump type
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N35/00Automatic analysis not limited to methods or materials provided for in any single one of groups G01N1/00 - G01N33/00; Handling materials therefor
    • G01N35/10Devices for transferring samples or any liquids to, in, or from, the analysis apparatus, e.g. suction devices, injection devices
    • G01N35/1065Multiple transfer devices

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はピペツタ、すなわちピペツト装置に関
する。これは所定量の液体例えば試薬などを分注
するための装置として研究所などにおいて分析
用、各種試験用として広く使用されている。
(従来の技術) 各種の形式のピペツタが提案され、使用されて
いる。
(発明が解決しようとする問題点) 従来の小型のピペツタの多くは円筒形のケース
の上端から操作ボタンが突出し、これを押下げる
ことによつてピストンがシリンダ内を下降して分
注が行なわれるようになつている。この形式のも
のは操作ボタンを操作する指が疲れやすいという
問題点がある。この形式のもののうちケースの下
端に複数のシリンダを設け、操作ボタンを押下げ
ることによつて同時に複数対象物に対して分注を
行い得るようにしたものも提案されているが、復
帰ばねのばね力をシリンダの数に伴つて増加させ
る必要があり、従つて操作が特に困難となる。
シリンダ内でのピストンの往復運動のために動
力装置を利用する形式のものも知られているが、
装置全体が大型化し、構造も複雑である。
従来のピペツタはケースの垂直下方にシリンダ
が延びており、これは分注される対象物例えば試
験管、ウエル等を目視することが不便であるとい
う問題点もある。
本発明は上述した従来の技術によるピペツタの
問題点を解決することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本発明によれば、支持壁と支持壁頂端付近の指
の入る大きい開口とを有するケースと、前記開口
より下方の位置でケース内に取付けられケースの
下端から下方に延長する少くとも1つのシリンダ
と、前記開口より下方の位置でケースに取付けら
れシリンダの軸線に平行に往復運動可能なピスト
ン板と、ピストン板に取付けられてシリンダ内に
延びてピストン板の往復運動に伴つてシリンダの
軸線方向に運動する少くとも1つのピストンと、
前記開口に整合してケースに取付けられピストン
板の往復運動経路に対して鋭角をなす経路に沿つ
て往復運動する指作動のスライドと、該スライド
とピストン板とに形成されて互に係合してスライ
ドの運動をシリンダ内のピストンの運動に変換す
る傾斜面と、ケースに取付けられピストン板に連
結されて使用者に触覚でピストンがシリンダ内で
選択された量だけ移動したことを指示する装置と
を含むピペツタが提供される。
本発明の一態様によれば、支持壁と支持壁頂端
付近の指の入る大きい開口とを有するケースと、
前記開口より下方の位置でケース内に取付けられ
ケースの下端から下方に延長する複数の互に平行
なシリンダを有するブロツクと、前記開口よる下
方の位置でケースに取付けられシリンダの軸線に
平行に往復運動可能なピストン板と、ピストン板
に取付けられてそれぞれのシリンダ内に延びてピ
ストン板の往復運動に伴つてシリンダの軸線方向
に運動する複数のピストンと、前記開口に整合し
てケースに取付けられピストン板の往復運動経路
に対して鋭角をなす経路に沿つて往復運動する指
作動のスライドと該スライドとピストン板とに形
成されて互に係合してスライドの運動をシリンダ
内のピストンの運動に変換する傾斜面と、ケース
に取付けられピストン板に連結されて使用者に触
覚でピストンがシリンダ内で選択された量だけ移
動したことを指示する装置と、それぞれのシリン
ダの下端に滑動的に取けられたチツプ等の充填管
と、ピストン板に連結され下端にフランジを有し
てシリンダに沿つて滑動可能であつてピストン板
が最下方位置をとるときにシリンダに取付けられ
た充填管を離脱せしめるストリツパ板とを含む、
ピペツタが提供される。
望ましくは前述触覚によつて指示する装置は、
ケース内に固定的に取付けられた柱と、ピストン
板に支持されてピストン板の往復運動に伴つて該
柱に沿つて運動する従動子と、該従動子に形成さ
れてピストン板の往復運動に伴つて柱に係合して
スライドに対する荷重を変化せしめることによつ
てピストンの移動量を指示する段部とを含む、も
のとする。
(作 用) ケースの上端から突出する操作ボタンを有しな
いで、ケースの支持壁頂端付近の大きい開口に指
を入れて、指作動スライドを操作することによつ
てピペツタを操作することができるから、ケース
を安定して把持することができ、しかも比較的大
きい操作力が得られるから安定した且つ高い精度
の操作を行うことができ、作業能率も高い。多数
のシリンダを設けた、いわゆる多チヤンネルピペ
ツタとして特に有利に使用することができる。
指作動スライドの往復運動経路とピストンに連
結されるピストン板の往復運動経路とが鋭角をな
して交るようにすることにより、シリンダピスト
ンの軸線を鉛直線に対して傾斜したものとするこ
とができ、取扱上好ましい。
充填管、例えば使い棄てのチツプをシリンダの
下端に滑動的に取付け、該充填管内のみが液体の
吸引および排出に関与するようにすることは公知
であるが本発明においてもこのようにすることが
望ましい場合もある。
(実施例) 本発明の目的と利点とを明らかにするための例
示とした実施例並びに図面について説明する。
図に示すピペツタ10はピストルの握りの形状
のケース20を有し、ケース20はベース22と
カバー24とによつて広い細い室26を形成し、
室26内に装置の各種部を取付ける。室26内の
主部品として、複数のシリンダ30を有するシリ
ンダブロツク28と、シリンダ30内に延長する
それぞれのピストン34を支持するピストン板3
2と、指作動のスライド36とがある。触覚的指
示装置38はピペツタの作動時に作業者に触覚的
な信号を生ずる。この装置には更にシリンダに滑
動的に取付けた使い棄ての充填管(チツプ)42
を離脱せしめるためのストリツパ板40と、スラ
イドの連動を制限してストリツパ板40の作動を
制御するレリーズボタン44とを有する。
各部は以下に詳述する。
ベース22は主部品の組立台を形成し、支持壁
50と、前部フランジ52と後部フランジ54と
を有し、フランジ52,54は上方に約10゜の角
度で僅に拡がり、ケースのピストンの握りの形状
を形成する。フランジ56はベースの頂縁を形成
し、底縁58にはフランジ、ムリ等がない。
カバー24はベース22に対してほゞ面対称で
あり、前壁60、前フランジ62、後フランジ6
4、頂部フランジ66を有する。カバー24の下
縁にフランジ68を凹凸状として設け、ブロツク
28のシリンダ30を後述する通りに支持する。
ケースを通しねじ69によつて閉鎖した時にベー
ス22とカバー24の各フランジは互に接触して
室26を囲む。ベースとカバーに指の入る大きい
開口すなわち操作孔70,72を設けてスライド
36を係合させ、スライド36はピペツタの引金
を形成する。
室26の下部に取付けたシリンダブロツク28
には多数の平行のシリンダ30が形成される。シ
リンダ30の下方のテーパしたノズハル74が室
23から外方に延長し、カバー24のフランジ6
8に形成した半円のスロツト76に整合する。シ
リンダは板78と一体に形成され、各シリンダ頂
部は第3図に示す如く板78に形成した座に係合
するO―リング80をそれぞれ支持する。板78
に面接触するリテーナ82によつてO―リング8
0は所定位置に保持される。板78とリテーナ8
2とは室26内でベース22とカバー24の対向
したフランジの対88,90によつて保持され
る。ベース22とカバー24に浅い凹み92を設
け、第2図、第3図に示す如く板78、リテーナ
82の長縁を保持する。
室26に取付けたピストン板32は室内で第4
〜6図に矢印100で示す方向に往復運動する。
板32にはシリンダ装置の板78とリテーナ82
に平行のフランジ103,105によつて下部チ
ヤンネル102が形成され、チヤンネル102は
ピストン34を支持し、第2図、第3図に示すピ
ストン34はそれぞれシリンダ内に延長する。板
32の前面106に形成したスロツト104がカ
バー24の側壁60の内面に形成したリブ108
に係合して板32の往復運動を案内する。
ピストン板32の上縁110はスロツト104
の中心線に対して約35゜の傾きの傾斜面を限定す
る。上縁110には第2図、第3図に示す如くチ
ヤンネル112とを形成し、チヤンネル112は
指作動スライド36の下縁114に形成したチヤ
ンネル113に係合してスライド36とピストン
板32との間の作動結合を保ち、スライドの動き
をピストン板に伝達する。下線114、チヤンネ
ル113は同様にスライド36に形成された傾斜
面を限定する。ピストン板の上縁110とスライ
ド36の下縁とを段型とすることによつて、両者
の結合部はベースとカバーの開口70,72に露
出しない。第4図〜第6図に示すように、ピスト
ン板は開口から見えない。
ピストン34はピストン板32の一体部分とし
て形成することもでき、別の部品として後ピスト
ン板に取付けることもできる。図示の例ではピス
トンは別に製造され、夫々頂部にカラー120を
有し、ピストン板32のフランジ103に形成し
た凹み122に係合する。
ピストン板32の主パネルにほゞ長方形の開口
130を形成して触覚的指示装置38を収容す
る。装置38はU型スライド132を有し、これ
が開口130内を往復運動する。スライド132
の側縁134が開口130の側縁に係合する。開
口130の右側(第2図)に沿つて形成したボス
136に圧縮ばね140が係合し、スライド13
2を第4〜6図の左方に押す。ベース22の壁部
50に取付けた柱142がスライド132の経路
を横切つて突出し、スライド132がばね140
によつて左方に動く寸法を制限する。柱142は
スライド132の左端面146に接触する。
ピストン板32が矢印100で示す方向に往復
すれば、スライド132の面146は柱142に
沿つて滑動する。面146に段部148を形成す
る。スライドがピストン板と共に下方に動く時に
段部148は柱142に接触してピストン板の下
方運動に対する抵抗となる。圧縮ばね140は可
撓性であり、段部148が柱に接触した時にスラ
イドは更に右に動くことができ、ピストン板の下
方運動を禁止することはない。このとき、ピスト
ン板の特定位置を使用者に知らせる触覚的信号が
生ずる。即ち、使用者は柱142と段部148と
による信号を受けてピストン34のシリンダ30
内での排出量を知る。信号の利用方法はピペツタ
の作動説明の時に述べる。
指作動スライド36は握り開口162付きの平
板160を有し、開口162はベースとカバー2
2,24の開口70,72の形状に対応する。開
口162を囲むフランジ164が使用者の指を保
護する。スライド36は室26内で第4〜6図の
矢印166に示す通りに往復運動する。スライド
36の下縁114はピストン板32の上縁と同様
に段つきとし、下縁114に形成したチヤンネル
113がピストン板32の上縁110のチヤンネ
ル112に係合する。
スライド36の上縁174にスロツト176が
設けられ、これがベース22に形成したリブ17
7に係合してスライドを保持し、スライドの運動
を矢印166の往復運動に限定する。スライド3
6の後部のボス178に圧縮ばね180が係合
し、ばね180はベース22のチヤンネル179
内に収容され、スライドを第4〜6図の左方に押
す。スライドをばね力に抗して第5,6図の右方
に押せば、スライドとピストン板との斜面の係合
によつてピストン板は室26内で下方に動く。
レリーズボタン44が室26の頂部に、ベース
とカバー間を延長するピン190によつてピポツ
ト支持される。ボタン44はほゞケースの縁部形
状と合致する2個の腕199,194を有してい
る。腕192に取付けた柱198(第2図)に係
合する短い圧縮ばね196がペグ193に接触し
てボタン144を第4〜6図の時計方向に押圧し
て第5図、第6図の位置を保つ。ボタンの腕19
4に止め202(第4図)を設けてスライド36
の上部後縁に取付けた突出部204の経路に突出
させる。止め202は第4図、第5図の状態にお
いてスライドをばね180の力に抗して引込める
限度を定める。ボタン44の腕192を押してボ
タンを反時計方向にばね196に抗して押せば、
止め202は突出部202の経路外に動き、スラ
イドを第6図に示す全引込位置まで動かすことが
できる。
ストリツパ板40がピストン板32の下部に支
持され、これは矢印100に示す方向に板32と
共に往復運動する。ストリツパ板40はほゞ長方
形であり、上縁に沿うフランジ220がピストン
板32の底部裏側に係合する。ストリツパ板のタ
ブ222(第2図)をピストン板に形成したスロ
ツトに接着等によつて固着する。スリツパ板40
の前面に、シリンダ30の側面に対応する複数の
曲面溝224を設ける。溝224の縁部が板78
及びリテーナ82の側縁に形成したノツチ内を滑
動する。第2図に板78のノツチは示していな
い。ストリツパ板の下縁の脚230に浅いノツチ
232を設けてシリンダ28のノズル部74を囲
む。ストリツパ板40が下方に動く時に脚230
は取外可能のチツプ42に係合してチツプをノズ
ル74から取外す。
本発明のピペツタは研究所での各種の誌験実験
を行なうための多ウエル板のウエルに試薬などの
液体を分注するために使用するに適している。使
用者はピペツタのピストル銃把型のケースを保持
し、2本の指、例えば示指と中指又は中指と無名
指とをケース20の開口70,72に通しスライ
ド36に接触させる。掌はケースを囲みベースと
カバーの縁部54,64に接触し、全ケースを銃
把と同様に保持し、拇指は裏側に延長させる。通
常は使い棄て形式のチツプ42を各シリンダのノ
ズル74に取付ける。ピペツタの各チツプが空虚
の時に使用者はスライド36の形成する引き金を
引く。スライド36は右に動きピストン32は下
に動いてピストン34は所要寸法だけシリンダ内
に入る。この状態で使用者は触覚的指示装置の肩
部148が柱142に接触した抵抗を感ずる。こ
の状態を第5図に示す。肩部148が柱142に
接触して抵抗を生じた時にシリンダ内のピストン
排出量が特定の所要容積となるように特定のノツ
チ148を有するスライド132を選択する。ス
ライド132がその位置まで動けば、使用者はチ
ツプ42の下端をピペツタに吸込むべき液体内に
ひたす。スライドを放せばスライドはばね180
の力によつて第4図に示す状態に戻り、ピストン
34はシリンダ28内で上方に運動し、負圧を生
じて溶液をチツプ42内吸込む。
次に使用者はピペツタを保持してチツプ42の
下端を分注すべきウエルの列に一致させる。使用
者はスライド36を右に動かし、触覚的指示装置
の肩部148を柱142に接触させる。この操作
によつてチツプ42内の液体はウエル内に分注さ
れる。完全にチツプ42内の液体を排出するため
には、使用者はスライド36を十分右方に動か
し、肩部148が柱142を通過するようにす
る。ばね140は圧縮される。第5図に示す如
く、肩部148が柱142に接触した時は止め2
02は突出部204にまだ接触せず、更にスライ
ドを右に動かすことが可能である。スライドを右
に動かし、突出部204を止め202に接触さ
せ、チツプ内の液体を十分に排出させる。上述の
手順を繰返して全部の列のウエルを充填する。
使用者がチツプ42を廃棄する時はレリーズボ
タン44をばね196に抗して押し、止め202
を突出部204の経路外とする。ボタン44を押
せばスライドを第6図に示す右端位置まで動かす
ことができ、ストリツパ板の脚230はチツプ4
2の上縁に接触してチツプをノズル74から離脱
させる。
上述した通り、本発明は各種の利点が得られ
る。第1に、ぱね以外のほとんどすべての部品は
合成樹脂の射出成型で製造でき、機械加工部分は
ほとんどない。そのため、各部品の製造原価は比
較的安価になる。第2に、ピペツタは小型で取扱
容易であり、使用上の不快感はない。ピペツタの
ケースは掌の中にうまく収まり、1本の手で保持
して疲労することなく使用される。銃把形の底部
から短いチツプ42が延長するケース構造によつ
て、使用者はチツプとウエルを整合させるのが容
易である。シリンダの配置によつてチツプが銃把
の底部から僅に前方に傾いた形状となるため、使
用者はチツプのウエルに対する位置ぎめをするの
が容易である。シリンダはケースの垂直軸線に対
して約20゜の傾きとする。この装置はシリンダの
充填排出と同じストロークで使い棄てのチツプの
離脱を行うことができる。さらに、確実な止めに
よつてチツプの不時の離脱を防止する。レリーズ
ボタン44を押すことは、ピペツタを保持する手
の拇指によつて行つてもよく、他方の手を使用す
ることもできる。
本発明の他の重要な利点は充填操作間の精細な
制御であり、スライドとピストン板との角度関係
によつてピストン板の往復運動寸法に対してスラ
イドの動く方法が著しく大きい。好適な例では、
ピストン板とスライドとの係合角度はピストン板
の動きの方向に対して約55゜とする。このため、
スライドのストロークとピストンのストロークの
比は2:1以上となる。スライドストロークが大
きいため、使用者は溶液を吸込む時にシリンダ内
のピストンの動きを正確に制御することを可能に
する。
上述実施例は多チヤンネル形式すなわち多数の
シリンダを有する形式のものであるが、単一のシ
リンダを有するものとしてもよい。
(発明の効果) ケースの上端から突出する操作ボタンを有しな
いで、ケースの支持壁頂端付近の大きい開口に指
を入れて、指作動スライドを操作することによつ
てピペツタを操作することができるから、ケース
を安定して把持することができ、しかも比較的大
きい操作力が得られるから安定した且つ高い精度
の操作を行うことができ、作業能率も高い。多数
のシリンダを設けた、いわゆる多チヤンネルピペ
ツタとして特に有利に使用することができる。
指作動スライドの往復運動経路とピストンに連
結されるピストン板の往復運動径路とが鋭角をな
して交るようにすることにより、シリンダピスト
ンの軸線を鉛直線に対して傾斜したものとするこ
とができ、取扱上好ましい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による多チヤンネルピペツタの
側面図、第2図は第1図のピペツタの展開図、第
3図は第1図の3―3線に沿う拡大断面図、第4
図はピペツタのカバーを除去し休止位置を示す側
面図、第5図は第4図と同様であるがスライドを
第1の位置まで動かした状態を示す側面図、第6
図は第4図と同様であるがスライドをチツプ排出
位置に引いた状態を示す側面図である。 10……ピペツタ、20……ケース、30……
シリンダ、32……ピストン板、34……ピスト
ン、36……指作動スライド、38……触覚的指
示装置、40……ストリツパ板、42……チツ
プ、70,72……開口、110,112……ピ
ストン板の傾斜面、114,113……スライド
の傾斜面、180……ばね(押圧装置)、230
……ストリツパ板のフランジ、44……レリーズ
ボタン、202……止め、142……柱、132
……スライド(従動子)、148……段部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 支持壁と支持壁頂端付近の指の入る大きい開
    口とを有するケースと、前記開口より下方の位置
    でケース内に取付けられケースの下端から下方に
    延長する少くとも1つのシリンダと、前記開口よ
    り下方の位置でケースに取付けられシリンダの軸
    線に平行に往復運動可能なピストン板と、ピスト
    ン板に取付けられてシリンダ内に延びてピストン
    板の往復運動に伴つてシリンダの軸線方向に運動
    する少くとも1つのピストンと、前記開口に整合
    してケースに取付けられピストン板の往復運動経
    路に対して鋭角をなす経路に沿つて往復運動する
    指作動のスライドと、該スライドとピストン板と
    に形成されて互に係合してスライドの運動をシリ
    ンダ内のピストンの運動に変換する傾斜面と、ケ
    ースに取付けられピストン板に連結されて使用者
    に触覚でピストンがシリンダ内で選択された量だ
    け移動したことを指示する装置とを含むことを特
    徴とするピペツタ。 2 前記シリンダの下端にチツプ等の充填管が滑
    動的に取付けられ、ピストン板には、下端にフラ
    ンジを有してシリンダに沿つて滑動可能であつて
    ピストン板が最下方の位置をとるときにシリンダ
    に取付けられた充填管を離脱せしめるストリツパ
    板が連結されている、特許請求の範囲第1項記載
    のピペツタ。 3 前記ケース内には、スライドに作動的に係合
    してスライドを押圧してピストンをシリンダ内の
    上方の第1の位置に向つて押圧する押圧装置が設
    けられ、該押圧装置に抗してスライドを運動せし
    めることによりピストンが正常排出位置である第
    2の位置に運動せしめられる、特許請求の範囲第
    1項記載のピペツタ。 4 前記シリンダの下端にはチツプ等の充填管が
    滑動的に取付けられ、ピストン板には、下端にフ
    ランジを有してシリンダに沿つて滑動可能であつ
    てピストンが第2の位置を越えて最下方位置に運
    動せしめられたときにシリンダに取付けられた充
    填管を離脱せしめるストリツパ板が設けられてい
    る、特許請求の範囲第3項記載のピペツタ。 5 スライドがストリツパ板を作動せしめる位置
    まで運動することを選択的に防止する止め部材が
    設けられている、特許請求の範囲第4項記載のピ
    ペツタ。 6 支持壁と支持壁頂端付近の指の入る大きい開
    口とを有するケースと、前記開口より下方の位置
    でケース内に取付けられケースの下端から下方に
    延長する複数の互に平行なシリンダを有するブロ
    ツクと、前記開口より下方の位置でケースに取付
    けられシリンダの軸線に平行に往復運動可能なピ
    ストン板と、ピストン板に取付けられてそれぞれ
    のシリンダ内に延びてピストン板の往復運動に伴
    つてシリンダの軸線方向に運動する複数のピスト
    ンと、前記開口に整合してケースに取付けられピ
    ストン板の往復運動経路に対して鋭角をなす経路
    に沿つて往復運動する指作動のスライドと、該ス
    ライドとピストン板とに形成されて互に係合して
    スライドの運動をシリンダ内のピストンの運動に
    変換する傾斜面と、ケースに取付けられピストン
    板に連結されて使用者に触覚でピストンがシリン
    ンダ内で選択された量だけ移動したことを指示す
    る装置と、それぞれのシリンダの下端に滑動的に
    取付けられたチツプ等の充填管と、ピストン板に
    連結され下端にフランジを有してシリンダに沿つ
    て滑動可能であつてピストン板が最下方位置をと
    るときにシリンダに取付けられた充填管を離脱せ
    しめるストツパ板とを含む、ピペツタ。 7 前記ケース内にはスライドに作動的に係合し
    てスライドを押圧してピストンをシリンダ内で上
    方に押圧する押圧装置が設けられている、特許請
    求の範囲第6項記載のピペツタ。 8 前記指示する装置が、ケース内に固定的に取
    付けられた柱と、ピストン板に支持されてピスト
    ン板の往復運動に伴つて該柱に沿つて運動する従
    動子と、該従動子に形成されてピストン板の往復
    運動に伴つて柱に係合してスライドに対する荷重
    を変化せしめることによつてピストンの移動量を
    指示する段部とを含む、特許請求の範囲第6項記
    載のピペツタ。
JP13189482A 1982-02-16 1982-07-28 ピペツタ Granted JPS58142243A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
US34887682A 1982-02-16 1982-02-16
US348876 1982-02-16

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Publication Number Publication Date
JPS58142243A JPS58142243A (ja) 1983-08-24
JPS6119930B2 true JPS6119930B2 (ja) 1986-05-20

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ID=23369948

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JP13189482A Granted JPS58142243A (ja) 1982-02-16 1982-07-28 ピペツタ

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JP (1) JPS58142243A (ja)
DE (1) DE3224077A1 (ja)
FR (1) FR2521724B1 (ja)
GB (1) GB2115719B (ja)
HK (1) HK90288A (ja)
NL (1) NL8203189A (ja)

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DE3224077C2 (ja) 1989-12-14
GB2115719A (en) 1983-09-14
JPS58142243A (ja) 1983-08-24
FR2521724B1 (fr) 1988-03-25
GB2115719B (en) 1985-06-19
GB8301724D0 (en) 1983-02-23
FR2521724A1 (fr) 1983-08-19
DE3224077A1 (de) 1983-08-18
HK90288A (en) 1988-11-18
NL8203189A (nl) 1983-09-16

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