JPS6119852B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6119852B2 JPS6119852B2 JP57039616A JP3961682A JPS6119852B2 JP S6119852 B2 JPS6119852 B2 JP S6119852B2 JP 57039616 A JP57039616 A JP 57039616A JP 3961682 A JP3961682 A JP 3961682A JP S6119852 B2 JPS6119852 B2 JP S6119852B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- clutch
- spring
- piston
- brake
- service
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000012530 fluid Substances 0.000 claims abstract description 28
- 230000000452 restraining effect Effects 0.000 claims description 12
- 230000002441 reversible effect Effects 0.000 claims description 9
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 3
- 230000000903 blocking effect Effects 0.000 claims 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000002452 interceptive effect Effects 0.000 description 1
- 230000007257 malfunction Effects 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 1
- 230000001629 suppression Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60T—VEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
- B60T17/00—Component parts, details, or accessories of power brake systems not covered by groups B60T8/00, B60T13/00 or B60T15/00, or presenting other characteristic features
- B60T17/08—Brake cylinders other than ultimate actuators
- B60T17/085—Spring loaded brake actuators
- B60T17/086—Spring loaded brake actuators with emergency release device
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Braking Arrangements (AREA)
- Braking Systems And Boosters (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この発明は車両用ブレーキ作動機、特に流体圧
による常用ブレーキ機能と、その常用ブレーキ力
を鎖錠すると共にばねブレーキを追加適用する駐
車ブレーキ機能と、その駐車ブレーキを緩解する
ための手動解錠機能とを具備したブレーキ作動機
に関するものである。
による常用ブレーキ機能と、その常用ブレーキ力
を鎖錠すると共にばねブレーキを追加適用する駐
車ブレーキ機能と、その駐車ブレーキを緩解する
ための手動解錠機能とを具備したブレーキ作動機
に関するものである。
(従来の技術)
米国特許第4018140号の明細書にこの種のブレ
ーキ作動機の一例が開示されている。
ーキ作動機の一例が開示されている。
この作動機には常用ピストン20、回転クラツ
チ59、鎖錠ばね26、抑制ばね64、鎖錠ピス
トン46および緩解用ねじ棒35が含まれ、回転
クラツチ59は常用ピストン20の軸心線上に形
成された可逆動型のねじ孔に係合するねじ棒部と
鎖錠ピストン46の右端に形成されたクラツチ座
66に対応するクラツチ面65とから構成されて
いる。
チ59、鎖錠ばね26、抑制ばね64、鎖錠ピス
トン46および緩解用ねじ棒35が含まれ、回転
クラツチ59は常用ピストン20の軸心線上に形
成された可逆動型のねじ孔に係合するねじ棒部と
鎖錠ピストン46の右端に形成されたクラツチ座
66に対応するクラツチ面65とから構成されて
いる。
常用ピストン20の左室21に第1流体圧が供
給されて常用ブレーキが適用されているとき、鎖
錠ピストン46の右室27の第2流体圧を消圧さ
せると鎖錠ばね26の張力によつて鎖錠ピストン
46は右動し、クラツチ座66はクラツチ面65
に係合し回転クラツチ59は非回転状態になる。
従つてその後室21の圧力が低下しても常用ピス
トン20は左動せず常用ブレーキ力は鎖錠され、
同時に鎖錠ばね26の張力が常用ピストン20に
伝達されてばねブレーキ力が加算されて車両に駐
車ブレーキが適用される。
給されて常用ブレーキが適用されているとき、鎖
錠ピストン46の右室27の第2流体圧を消圧さ
せると鎖錠ばね26の張力によつて鎖錠ピストン
46は右動し、クラツチ座66はクラツチ面65
に係合し回転クラツチ59は非回転状態になる。
従つてその後室21の圧力が低下しても常用ピス
トン20は左動せず常用ブレーキ力は鎖錠され、
同時に鎖錠ばね26の張力が常用ピストン20に
伝達されてばねブレーキ力が加算されて車両に駐
車ブレーキが適用される。
この駐車ブレーキは室27を再加圧することに
よつて緩解されるが、もし圧力源の故障などのた
めに再加圧できない場合には緩解用ねじ棒35を
手動で回転させて鎖錠ピストン46を左動させ鎖
錠ばね26の張力を封殺することによつて駐車ブ
レーキを緩解させることができる。
よつて緩解されるが、もし圧力源の故障などのた
めに再加圧できない場合には緩解用ねじ棒35を
手動で回転させて鎖錠ピストン46を左動させ鎖
錠ばね26の張力を封殺することによつて駐車ブ
レーキを緩解させることができる。
また圧力源が回復して室27が再加圧されたと
き、鎖錠ピストン46は更に左動し緩解用ねじ棒
35は無負荷になるから、復帰ばね37によつて
回転して通常位置に戻り、その後の駐車ブレーキ
作用を妨害することはない。
き、鎖錠ピストン46は更に左動し緩解用ねじ棒
35は無負荷になるから、復帰ばね37によつて
回転して通常位置に戻り、その後の駐車ブレーキ
作用を妨害することはない。
(問題点)
上述した従来技術による作動機においては、適
用されている駐車ブレーキを緩解するために必要
な緩解用ねじ棒35の操作労力が相当大きくなる
と言う問題点がある。
用されている駐車ブレーキを緩解するために必要
な緩解用ねじ棒35の操作労力が相当大きくなる
と言う問題点がある。
その理由はねじ棒35を回転させて鎖錠ピスト
ン46を左動させたとき、常用ピストン20に接
続された基礎ブレーキ機構の残留歪によつて常用
ピストン20および回転クラツチ59も左動し、
クラツチを離脱させるために必要な鎖錠ピストン
46の移動量が大きくなるからである。
ン46を左動させたとき、常用ピストン20に接
続された基礎ブレーキ機構の残留歪によつて常用
ピストン20および回転クラツチ59も左動し、
クラツチを離脱させるために必要な鎖錠ピストン
46の移動量が大きくなるからである。
また手動緩解の際にねじ棒35を強く締め込み
過ぎた場合には、その後室27が再加圧されても
ねじ棒35は無負荷にならないため復帰ばね37
による自動復帰作用が不能になり、その後の駐車
ブレーキが適用されなくなり、甚だ危険である。
過ぎた場合には、その後室27が再加圧されても
ねじ棒35は無負荷にならないため復帰ばね37
による自動復帰作用が不能になり、その後の駐車
ブレーキが適用されなくなり、甚だ危険である。
(技術的課題)
従つて本発明の技術的課題は駐車ブレーキを手
動緩解するために大きな操作労力を必要とせず、
また圧力源が回復した場合には完全に自動復帰す
る構造の手動緩解機構を有するブレーキ作動機を
提供することにある。
動緩解するために大きな操作労力を必要とせず、
また圧力源が回復した場合には完全に自動復帰す
る構造の手動緩解機構を有するブレーキ作動機を
提供することにある。
(技術的手段)
上述の技術的課題を解決するために本発明によ
るブレーキ作動機は (a) 第1流体圧に応じた常用ブレーキ力を発生
し、軸心線上に可逆動型のねじ孔を形成された
非回転型の常用ピストンと、 (b) 常用ピストンのねじ孔に係合するねじ棒と環
状のクラツチ面とを有する回転クラツチと、 (c) 鎖錠ばねと、 (d) 鎖錠ばねより小さい張力を有し、回転クラツ
チが常用ピストンの方向に移動することを抑制
する抑制ばねと、 (e) クラツチ面とクラツチ係合し得るクラツチ座
を有し、第2流体圧を受けて鎖錠ばねの張力を
封殺し、第1流体圧の供給に続いて第2流体圧
が消圧したとき鎖錠ばねに押されてクラツチ係
合を成立させ、回転クラツチを非回転状態にす
ることにより常用ブレーキ力を鎖錠すると共
に、鎖錠ばねの張力を回転クラツチを介して常
用ピストンに伝達してばねブレーキを適用する
非回転型の鎖錠ピストンと、 (f) 回転クラツチの一端に嵌入された推力軸受に
対応する端面と鎖錠ピストンに形成された可逆
動型のねじ孔に係合するねじ部とを有し、第2
流体圧の消圧時に、手動回転によつて端面にて
推力軸受を介して回転クラツチを押圧し鎖錠ピ
ストンを鎖錠ばねの張力に抗して移動させてク
ラツチ係合を離脱させ、常用ブレーキの鎖錠を
解除すると共に、鎖錠ばねの張力により抑制ば
ねを圧縮して鎖錠ピストンを作動機本体に形成
された停止面に当接するまで移動させることに
より、鎖錠ばねの張力の常用ピストンへの伝達
を遮断してばねブレーキを緩解する解錠用押棒
とから構成されている。
るブレーキ作動機は (a) 第1流体圧に応じた常用ブレーキ力を発生
し、軸心線上に可逆動型のねじ孔を形成された
非回転型の常用ピストンと、 (b) 常用ピストンのねじ孔に係合するねじ棒と環
状のクラツチ面とを有する回転クラツチと、 (c) 鎖錠ばねと、 (d) 鎖錠ばねより小さい張力を有し、回転クラツ
チが常用ピストンの方向に移動することを抑制
する抑制ばねと、 (e) クラツチ面とクラツチ係合し得るクラツチ座
を有し、第2流体圧を受けて鎖錠ばねの張力を
封殺し、第1流体圧の供給に続いて第2流体圧
が消圧したとき鎖錠ばねに押されてクラツチ係
合を成立させ、回転クラツチを非回転状態にす
ることにより常用ブレーキ力を鎖錠すると共
に、鎖錠ばねの張力を回転クラツチを介して常
用ピストンに伝達してばねブレーキを適用する
非回転型の鎖錠ピストンと、 (f) 回転クラツチの一端に嵌入された推力軸受に
対応する端面と鎖錠ピストンに形成された可逆
動型のねじ孔に係合するねじ部とを有し、第2
流体圧の消圧時に、手動回転によつて端面にて
推力軸受を介して回転クラツチを押圧し鎖錠ピ
ストンを鎖錠ばねの張力に抗して移動させてク
ラツチ係合を離脱させ、常用ブレーキの鎖錠を
解除すると共に、鎖錠ばねの張力により抑制ば
ねを圧縮して鎖錠ピストンを作動機本体に形成
された停止面に当接するまで移動させることに
より、鎖錠ばねの張力の常用ピストンへの伝達
を遮断してばねブレーキを緩解する解錠用押棒
とから構成されている。
(作 用)
第1流体が供給されて常用ブレーキが適用され
ているとき、第2流体圧を消圧させると、鎖錠ば
ねによつて鎖錠ピストンが移動しクラツチが係合
して回転クラツチは非回転状態になり、常用ピス
トンの移動は拘束される。従つてその後第1流体
圧が低下しても常用ピストンはその位置にとどま
り常用ブレーキ力は鎖錠される。また鎖錠ばねの
張力は鎖錠ピストン及び回転クラツチを介して常
用ピストンに伝達されてばねブレーキ力が加算さ
れ駐車ブレーキが適用される。
ているとき、第2流体圧を消圧させると、鎖錠ば
ねによつて鎖錠ピストンが移動しクラツチが係合
して回転クラツチは非回転状態になり、常用ピス
トンの移動は拘束される。従つてその後第1流体
圧が低下しても常用ピストンはその位置にとどま
り常用ブレーキ力は鎖錠される。また鎖錠ばねの
張力は鎖錠ピストン及び回転クラツチを介して常
用ピストンに伝達されてばねブレーキ力が加算さ
れ駐車ブレーキが適用される。
その後第1流体圧を消圧した後、解錠用押棒を
手動で回転させて押棒の端面によつて推力軸受を
介して回転クラツチを押圧すると、その反力によ
つて鎖錠ピストンは回転クラツチから離れる方向
に移動し、クラツチの係合は離脱し、回転クラツ
チは自由に回転し得る状態になり、常用ブレーキ
力の鎖錠は解除される。またこの作用につづいて
鎖錠ピストンは鎖錠ばねに押されて移動し本体に
形成された停止面に当接するに至る。この場合回
転クラツチは回転しながら抑制ばねを圧縮して移
動するから上述の鎖錠ピストンの移動を拘束する
ことはない。鎖錠ピストンが停止面に当接すると
鎖錠ばねの張力の常用ピストンへの伝達は遮断さ
ればねブレーキも緩解される。
手動で回転させて押棒の端面によつて推力軸受を
介して回転クラツチを押圧すると、その反力によ
つて鎖錠ピストンは回転クラツチから離れる方向
に移動し、クラツチの係合は離脱し、回転クラツ
チは自由に回転し得る状態になり、常用ブレーキ
力の鎖錠は解除される。またこの作用につづいて
鎖錠ピストンは鎖錠ばねに押されて移動し本体に
形成された停止面に当接するに至る。この場合回
転クラツチは回転しながら抑制ばねを圧縮して移
動するから上述の鎖錠ピストンの移動を拘束する
ことはない。鎖錠ピストンが停止面に当接すると
鎖錠ばねの張力の常用ピストンへの伝達は遮断さ
ればねブレーキも緩解される。
(効 果)
上述の通り解錠用押棒の操作は基礎ブレーキ機
構などの残留歪に関係なく単にクラツチ係合を離
脱させるだけであるから、そのねじ込み量は小さ
くて済み操作労力は極めて小さくなる。
構などの残留歪に関係なく単にクラツチ係合を離
脱させるだけであるから、そのねじ込み量は小さ
くて済み操作労力は極めて小さくなる。
また解錠用押棒から手を離すと可逆動ねじの効
果によつて押棒のねじ部は直ちに無負荷になり、
その後の駐車ブレーキ作用を妨害する惧れは全く
なく、前述した問題点は完全に解消される。
果によつて押棒のねじ部は直ちに無負荷になり、
その後の駐車ブレーキ作用を妨害する惧れは全く
なく、前述した問題点は完全に解消される。
(実施例)
付図に示す実施例において、本発明によるブレ
ーキ作動機には常用ピストン1、鎖錠ピストン
2、回転クラツチ3、解錠用押棒4、抑制ばね1
4および鎖錠ばね28が含まれている。
ーキ作動機には常用ピストン1、鎖錠ピストン
2、回転クラツチ3、解錠用押棒4、抑制ばね1
4および鎖錠ばね28が含まれている。
常用ピストン1の左室6には通路6aを経てブ
レーキ制御弁(図示せず)から第1流体圧が給排
される。常用ピストン1は本体5内において回転
することなく滑動し、その右端は基礎ブレーキ機
構を介してブレーキシユー37に接続され、室6
に供給された第1流体圧に応じた常用ブレーキ力
を車輪38の踏面に伝達する。
レーキ制御弁(図示せず)から第1流体圧が給排
される。常用ピストン1は本体5内において回転
することなく滑動し、その右端は基礎ブレーキ機
構を介してブレーキシユー37に接続され、室6
に供給された第1流体圧に応じた常用ブレーキ力
を車輪38の踏面に伝達する。
回転クラツチ3は頭部11とねじ棒8とから構
成され、ねじ棒8は常用ピストン1の軸心に圧入
されたナツト9のねじ孔に係合し、このねじ孔は
可逆動型、即ちリードが長く推力が作用したとき
自転する型式のねじになつている。
成され、ねじ棒8は常用ピストン1の軸心に圧入
されたナツト9のねじ孔に係合し、このねじ孔は
可逆動型、即ちリードが長く推力が作用したとき
自転する型式のねじになつている。
頭部11は抑制ばね14によつて左方に押さ
れ、外周フランジ12は本体5に形成された停止
面に当接し、頭部11の左端には環状のクラツチ
面23が形成されている。
れ、外周フランジ12は本体5に形成された停止
面に当接し、頭部11の左端には環状のクラツチ
面23が形成されている。
鎖錠ピストン2の右室17は通路17aを経て
鎖錠操作弁(図示せず)から第2流体圧が給排さ
れ、左室には鎖錠ばね28が配設されている。鎖
錠ピストン2の右端にはクラツチ片21が固定さ
れ、回転クラツチ3のクラツチ面23にクラツチ
係合し得るクラツチ座22が形成されている。ま
たピストン壁16に打ち込まれたピン24によつ
て鎖錠ピストン2は回転することなく滑動するよ
うになつている。
鎖錠操作弁(図示せず)から第2流体圧が給排さ
れ、左室には鎖錠ばね28が配設されている。鎖
錠ピストン2の右端にはクラツチ片21が固定さ
れ、回転クラツチ3のクラツチ面23にクラツチ
係合し得るクラツチ座22が形成されている。ま
たピストン壁16に打ち込まれたピン24によつ
て鎖錠ピストン2は回転することなく滑動するよ
うになつている。
鎖錠ピストン2の軸心線上には可逆動型のねじ
孔が形成され、このねじ孔に解錠用押棒4のねじ
部33が螺入され、ねじ部33の端面36は回転
クラツチ3の一端に嵌入された推力軸受34に対
応している。
孔が形成され、このねじ孔に解錠用押棒4のねじ
部33が螺入され、ねじ部33の端面36は回転
クラツチ3の一端に嵌入された推力軸受34に対
応している。
なお、前述の抑制ばね14の張力はクラツチ係
合に必要な値に設定され、鎖錠ばね28の張力は
抑制ばね14の張力より大きく設定されている。
合に必要な値に設定され、鎖錠ばね28の張力は
抑制ばね14の張力より大きく設定されている。
次にこのブレーキ作動機の作用について説明す
る。
る。
車両が通常の運転状態にあるとき、室6の第1
流体圧は消圧され、室17には第2流体圧が供給
されている。この状態のとき、付図に示す通り鎖
錠ピストン2は左端位置にあり鎖錠ばね28の張
力は封殺され、クラツチ座22はクラツチ面23
から離脱し回転クラツチ3は自由に回転し得る状
態にある。また室6が無圧であるから常用ピスト
ン1を右方即ちブレーキ位置の方向へ押圧する力
は存在せず車両のブレーキは弛められている。
流体圧は消圧され、室17には第2流体圧が供給
されている。この状態のとき、付図に示す通り鎖
錠ピストン2は左端位置にあり鎖錠ばね28の張
力は封殺され、クラツチ座22はクラツチ面23
から離脱し回転クラツチ3は自由に回転し得る状
態にある。また室6が無圧であるから常用ピスト
ン1を右方即ちブレーキ位置の方向へ押圧する力
は存在せず車両のブレーキは弛められている。
室6に第1流体圧が供給されると、その圧力に
より常用ピストン1は右方に押され、シユー37
は車輪38の路面に押圧されて常用ブレーキが適
用される。このとき常用ピストン1の移動量はシ
ユー37と車輪踏面との間の隙間に相当する移動
量に基礎ブレーキ機構に発生する応力歪に相当す
る移動量が加算された値になる。また常用ピスト
ン1のこの移動中、回転クラツチ3は抑制ばね1
4によつて右方への移動は抑制され、可逆動型の
ねじの効果により回転しながら図示の位置に保持
される。
より常用ピストン1は右方に押され、シユー37
は車輪38の路面に押圧されて常用ブレーキが適
用される。このとき常用ピストン1の移動量はシ
ユー37と車輪踏面との間の隙間に相当する移動
量に基礎ブレーキ機構に発生する応力歪に相当す
る移動量が加算された値になる。また常用ピスト
ン1のこの移動中、回転クラツチ3は抑制ばね1
4によつて右方への移動は抑制され、可逆動型の
ねじの効果により回転しながら図示の位置に保持
される。
上述の通り常用ブレーキ適用後、室17の第2
流体圧を消圧させると、鎖錠ばね28の張力に押
されて鎖錠ピストン2は右動しクラツチが係合し
て回転クラツチ3は非回転状態になり、常用ピス
トン1の移動は拘束される。従つてその後室6の
圧力が洩れなどによつて低下しても常用ピストン
1は左方へ後退することなく、基礎ブレーキ機構
に残留する応力歪によつて常用ブレーキ力は長時
間に亘り機械的に鎖錠される。
流体圧を消圧させると、鎖錠ばね28の張力に押
されて鎖錠ピストン2は右動しクラツチが係合し
て回転クラツチ3は非回転状態になり、常用ピス
トン1の移動は拘束される。従つてその後室6の
圧力が洩れなどによつて低下しても常用ピストン
1は左方へ後退することなく、基礎ブレーキ機構
に残留する応力歪によつて常用ブレーキ力は長時
間に亘り機械的に鎖錠される。
またこのとき鎖錠ばね28の張力は鎖錠ピスト
ン2および回転クラツチ3を介して常用ピストン
1に伝達されてばねブレーキ力が加算され完全な
駐車ブレーキが適用される。
ン2および回転クラツチ3を介して常用ピストン
1に伝達されてばねブレーキ力が加算され完全な
駐車ブレーキが適用される。
室6を無圧にし、室17を再加圧すると、作動
機の各部は図示の位置に戻り駐車ブレーキは弛め
られる。
機の各部は図示の位置に戻り駐車ブレーキは弛め
られる。
流体圧力源の故障などによつて室17が再加圧
できない場合には解錠用押棒4を操作することに
よつて駐車ブレーキは弛められる。
できない場合には解錠用押棒4を操作することに
よつて駐車ブレーキは弛められる。
押棒4をボツクススパナなどの工具により回転
させ、押棒4の端面36にて推力軸受34を押圧
するとその反力によつて鎖錠ピストン2は鎖錠ば
ね28を圧して左動し、クラツチの係合は離脱し
回転クラツチ3は自由に回転し得る状態になる。
従つて常用ピストン1は左動し、基礎ブレーキ機
構に残留していた応力歪は消失し常用ブレーキは
弛められる。
させ、押棒4の端面36にて推力軸受34を押圧
するとその反力によつて鎖錠ピストン2は鎖錠ば
ね28を圧して左動し、クラツチの係合は離脱し
回転クラツチ3は自由に回転し得る状態になる。
従つて常用ピストン1は左動し、基礎ブレーキ機
構に残留していた応力歪は消失し常用ブレーキは
弛められる。
またこの作用に続いて鎖錠ピストン2は鎖錠ば
ね28に押されて右動し本体5に形成された停止
面35に当接する。この場合回転クラツチ3は回
転しながら抑制ばね14を圧縮して右動するから
鎖錠ピストン2の右動を拘束することはない。鎖
錠ピストン2が停止面35に当接すると鎖錠ばね
28の張力は常用ピストン1へ伝達されなくなり
ばねブレーキを弛められる。
ね28に押されて右動し本体5に形成された停止
面35に当接する。この場合回転クラツチ3は回
転しながら抑制ばね14を圧縮して右動するから
鎖錠ピストン2の右動を拘束することはない。鎖
錠ピストン2が停止面35に当接すると鎖錠ばね
28の張力は常用ピストン1へ伝達されなくなり
ばねブレーキを弛められる。
解錠用押棒4からボツクススパナを取り去ると
可逆動型ねじの効果により推力軸受34を押圧す
る力は直ちに消失し、その後の駐車ブレーキは支
障なく行われる。
可逆動型ねじの効果により推力軸受34を押圧す
る力は直ちに消失し、その後の駐車ブレーキは支
障なく行われる。
以上の説明により明らかなように、解錠用押棒
4の操作は基礎ブレーキ機構に残存する応力歪に
関係なく単にクラツチ係合を離脱させるだけであ
るから、その操作労力は極めて小さく、また解錠
用押棒4からボツクススパナを取り去つた後、そ
の後の駐車ブレーキ作用が妨害される惧れは全く
ない。
4の操作は基礎ブレーキ機構に残存する応力歪に
関係なく単にクラツチ係合を離脱させるだけであ
るから、その操作労力は極めて小さく、また解錠
用押棒4からボツクススパナを取り去つた後、そ
の後の駐車ブレーキ作用が妨害される惧れは全く
ない。
付図は本発明の一実施例としてのブレーキ作動
機の断面構造図である。 1……常用ピストン、2……鎖錠ピストン、3
……回転クラツチ、4……解錠用押棒、5……作
動機本体、8……ねじ棒、14……抑制ばね、2
2……クラツチ座、23……クラツチ面、28…
…鎖錠ばね、33……ねじ棒、34……推力軸
受、35……停止面、36……端面。
機の断面構造図である。 1……常用ピストン、2……鎖錠ピストン、3
……回転クラツチ、4……解錠用押棒、5……作
動機本体、8……ねじ棒、14……抑制ばね、2
2……クラツチ座、23……クラツチ面、28…
…鎖錠ばね、33……ねじ棒、34……推力軸
受、35……停止面、36……端面。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 次の各部から成るブレーキ作動機 (a) 第1流体圧に応じた常用ブレーキ力を発生
し、軸心線上に可逆動型のねじ孔を形成された
非回転型の常用ピストン1、 (b) 上記常用ピストンの上記ねじ孔に係合するね
じ棒8と環状のクラツチ面23とを有する回転
クラツチ3、 (c) 鎖錠ばね28、 (d) 上記鎖錠ばねより小さい張力を有し、上記回
転クラツチが上記常用ピストンの方向に移動す
ることを抑制する抑制ばね14、 (e) 上記クラツチ面とクラツチ係合し得るクラツ
チ座22を有し、第2流体圧を受けて上記鎖錠
ばねの張力を封殺し、上記第1流体圧の供給に
続いて上記第2流体圧が消圧したとき上記鎖錠
ばねに押されて上記のクラツチ係合を成立さ
せ、上記回転クラツチを非回転状態にすること
により上記の常用ブレーキ力を鎖錠すると共に
上記鎖錠ばねの張力を上記回転クラツチを介し
て上記常用ピストンに伝達してばねブレーキを
適用する非回転型の鎖錠ピストン2、および (f) 上記回転クラツチの一端に嵌入された推力軸
受34に対応する端面36と上記鎖錠ピストン
に形成された可逆動型のねじ孔に係合するねじ
部33とを有し、上記第2流体圧の消圧時に、
手動回転によつて上記端面にて上記推力軸受を
介して上記回転クラツチを押圧し上記鎖錠ピス
トンを上記鎖錠ばねの張力に抗して移動させて
上記のクラツチ係合を離脱させ、上記の常用ブ
レーキ力の鎖錠を解除すると共に、上記鎖錠ば
ねの張力により上記抑制ばねを圧縮して上記鎖
錠ピストンを作動機本体5に形成された停止面
35に当接するまで移動させることにより、上
記鎖錠ばねの張力の上記常用ピストンへの伝達
を遮断して上記ばねブレーキを緩解する解錠用
押棒4。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US06/243,984 US4361078A (en) | 1981-03-16 | 1981-03-16 | Hydraulic brake actuator having spring-applied back-up brake with manual release means |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57167542A JPS57167542A (en) | 1982-10-15 |
JPS6119852B2 true JPS6119852B2 (ja) | 1986-05-19 |
Family
ID=22920923
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57039616A Granted JPS57167542A (en) | 1981-03-16 | 1982-03-15 | Brake actuator |
Country Status (7)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4361078A (ja) |
JP (1) | JPS57167542A (ja) |
BR (1) | BR8201383A (ja) |
CA (1) | CA1166977A (ja) |
GB (1) | GB2094889B (ja) |
IT (1) | IT1155147B (ja) |
ZA (1) | ZA813983B (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6337419A (ja) * | 1986-08-01 | 1988-02-18 | Hisashi Nagatsuma | キ−入力機能付きコンピユ−タ入力用マウス |
WO2010070813A1 (ja) * | 2008-12-17 | 2010-06-24 | ナブテスコ株式会社 | ブレーキシリンダ装置及びユニットブレーキ |
Families Citing this family (17)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4478319A (en) * | 1983-01-28 | 1984-10-23 | Wabco Westinghouse Compagnia Freni S.P.A. | Spring-applied brake unit for railway vehicle with manual release arrangement |
US4573561A (en) * | 1983-06-23 | 1986-03-04 | Allied Corporation | Drive mechanism |
US4552056A (en) * | 1984-12-24 | 1985-11-12 | Wabco Ltd. | Manual release and automatic reset arrangement for spring-applied/air-released brake |
GB8529473D0 (en) * | 1985-11-29 | 1986-01-08 | Lucas Ind Plc | Adjusters |
US4648493A (en) * | 1985-12-09 | 1987-03-10 | Horton Manufacturing Co., Inc. | Rotational control apparatus |
DE3619948C2 (de) * | 1986-06-13 | 1995-05-18 | Knorr Bremse Ag | Kombinierter Betriebs- und Federspeicherbremszylinder |
DE8904747U1 (de) * | 1989-04-15 | 1989-06-01 | Wexler, Zeev, Hod Hacarmel, Haifa | Pneumatischer oder hydraulischer Drehantrieb für einen Absperrhahn, insbesondere Kugel-Absperrhahn |
US5076401A (en) * | 1990-07-27 | 1991-12-31 | Westinghouse Air Brake Company | Spring-applied, hydraulically released brake actuator having positive clearance slack adjuster mechanism |
US5937974A (en) * | 1997-05-02 | 1999-08-17 | Westinghouse Air Brake Company | Spring applied parking brake actuator having a collet style slack adjuster |
US5984425A (en) * | 1998-01-22 | 1999-11-16 | Wacker Corporation | Spring applied/hydraulically released braking system employing self-resetting override valve |
US6273221B1 (en) | 1998-11-06 | 2001-08-14 | Nexen Group, Inc. | Servo-motor brake |
US6312060B1 (en) | 2000-05-23 | 2001-11-06 | Daimlerchrysler Ag | Dual mode emergency braking apparatus and method of use thereof |
US20070132309A1 (en) * | 2004-02-09 | 2007-06-14 | Volker Knop | Hydraulic vehicle brake |
JP4553123B2 (ja) * | 2004-12-16 | 2010-09-29 | 株式会社アドヴィックス | 常用兼駐車ブレーキ装置 |
DE102007030780A1 (de) * | 2007-07-03 | 2009-01-08 | Continental Automotive Gmbh | Verfahren und Anordnung zum fahrbahnspezifischen Feststellbremsen eines Fahrzeuges |
US7926628B2 (en) * | 2008-06-12 | 2011-04-19 | Wabtec Holding Corp. | Spring-applied parking brake with manual release and reapply |
PL3416847T3 (pl) | 2016-02-18 | 2024-01-22 | Twin Disc, Inc. | Hydrauliczna przystawka odbioru mocy z układem rozłączania hamulca do napędów przemysłowych |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR1119338A (fr) * | 1954-02-17 | 1956-06-19 | Dispositif hydraulique ou pneumatique d'élévation et de retenue | |
US4018140A (en) * | 1974-06-17 | 1977-04-19 | General Signal Corporation | Hydraulic disc brake actuator |
SE392436B (sv) * | 1975-03-03 | 1977-03-28 | Bromsregulator Svenska Ab | Anordning for att uppheva och automatiskt ateruppretta arbetsfunktionen hos en fjederbromsaktuator |
DE2748540C2 (de) * | 1977-10-28 | 1979-06-13 | Knorr-Bremse Gmbh, 8000 Muenchen | Federspeicherbremszylinder mit mechanischer Loseeinrichtung |
DE2800449C3 (de) * | 1978-01-05 | 1980-12-04 | Knorr-Bremse Gmbh, 8000 Muenchen | Schneilösevorrichtung für Federspeicherbremszylinder mit Dämpfungseinrichtung |
-
1981
- 1981-03-16 US US06/243,984 patent/US4361078A/en not_active Expired - Lifetime
- 1981-06-12 ZA ZA813983A patent/ZA813983B/xx unknown
- 1981-10-22 GB GB8131899A patent/GB2094889B/en not_active Expired
- 1981-10-30 CA CA000389089A patent/CA1166977A/en not_active Expired
-
1982
- 1982-03-15 JP JP57039616A patent/JPS57167542A/ja active Granted
- 1982-03-15 BR BR8201383A patent/BR8201383A/pt unknown
- 1982-03-16 IT IT67325/82A patent/IT1155147B/it active
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6337419A (ja) * | 1986-08-01 | 1988-02-18 | Hisashi Nagatsuma | キ−入力機能付きコンピユ−タ入力用マウス |
WO2010070813A1 (ja) * | 2008-12-17 | 2010-06-24 | ナブテスコ株式会社 | ブレーキシリンダ装置及びユニットブレーキ |
JP2010164193A (ja) * | 2008-12-17 | 2010-07-29 | Nabtesco Corp | ユニットブレーキ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
GB2094889B (en) | 1984-07-18 |
BR8201383A (pt) | 1983-01-25 |
GB2094889A (en) | 1982-09-22 |
ZA813983B (en) | 1982-06-30 |
IT8267325A0 (it) | 1982-03-16 |
IT1155147B (it) | 1987-01-21 |
US4361078A (en) | 1982-11-30 |
JPS57167542A (en) | 1982-10-15 |
CA1166977A (en) | 1984-05-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS6119852B2 (ja) | ||
US4364305A (en) | Brake cylinder device combining a pneumatically-applied service brake and a spring-applied parking brake | |
US3994205A (en) | Device for discontinuing and automatically restoring the operational function of a spring brake actuator | |
US4116113A (en) | Spring actuated brake cylinder device with fluid pressure operable release piston lockout means | |
US3647030A (en) | Spring-applied disc brake | |
EP0551397B1 (en) | Disk brake/parking brake | |
US4014414A (en) | Power parking failsafe disc brake | |
US4018140A (en) | Hydraulic disc brake actuator | |
US3782251A (en) | Spring brake with manual release mechanism | |
US4493246A (en) | Brake cylinder with two pistons | |
US4063491A (en) | Device for discontinuing and automatically restoring the operational function of a spring brake actuator | |
US4159754A (en) | Parking brake assembly | |
US3977304A (en) | Spring-loaded brake cylinder for a railway vehicle brake | |
US4478319A (en) | Spring-applied brake unit for railway vehicle with manual release arrangement | |
US20120031717A1 (en) | Brake Actuator | |
HU181319B (en) | Brake lever for automatically adjusting drum brake | |
CS207356B2 (en) | Hydraulic control facility of the vehicle brake | |
US20080251327A1 (en) | Parking Brake System Including A Brake Cylinder | |
US3630093A (en) | Spring brake release means | |
US3955480A (en) | Spring-loaded brake cylinder for an air brake system of a railway vehicle | |
JPH0446789B2 (ja) | ||
US4865164A (en) | Positive shut-off power assisted brakes | |
JP2006200715A (ja) | 常用兼駐車ブレーキ装置 | |
US3392806A (en) | Disk-brake and adjusting means therefor | |
US3485537A (en) | Mechanically and fluid actuatable control device |