JPS61183104A - 二酸化塩素を発生させる方法 - Google Patents

二酸化塩素を発生させる方法

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JPS61183104A
JPS61183104A JP60205141A JP20514185A JPS61183104A JP S61183104 A JPS61183104 A JP S61183104A JP 60205141 A JP60205141 A JP 60205141A JP 20514185 A JP20514185 A JP 20514185A JP S61183104 A JPS61183104 A JP S61183104A
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    • C01B11/02Oxides of chlorine
    • C01B11/022Chlorine dioxide (ClO2)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 この発明は二酸化塩素の製造工程に関する。
従来の技術 二酸化塩素はいろいろな工程で使用されるが、水処理、
脱臭等の分野で殺菌を目的として多く使用される。用途
はいろいろな理由で増え続けている。二酸化塩素ガスは
圧縮されたとき不安定であるので、二酸化塩素は工場で
製造してから、使用のため必要なとき必要な場所へ出荷
することは望ましくなく、現場で製造することが必要で
ある。
二酸化塩素発生装置については、従来から各様の形式が
あるが、大半の装置は各様の構造のm長いガラスもしく
はプラスチックのコラムを使用している。例えば、米国
特許第4,013,761号及び第3.502,443
号にはこの形式のものが開示されている。
従来からあるこれらコラム式の二酸化塩素発生装置の欠
点として、装置が大型でかさばることがあげられる。製
造工程に使用される原料の計測に化学式の供給ポンプが
必要とされるからである。
また、この種の二酸化塩素発生装置の欠点として、二酸
化水素を製造するため使用される原料が混合に不適当で
あることがあげられる。
この出願の出願人に譲渡された米国特許第4,247.
531@ r二酸化塩素製造装置及び方法」においては
、二酸化塩素が比較的高濃度の二酸化塩素前駆物質(亜
塩素酸の金i塩が望ましい)の水溶液と酸化剤(塩素ガ
スが望ましい)とを瞬時に反応させることによって製造
される。
この装置により、二酸化塩素発生については大幅に単純
化されるとともに、反応装置も小型化され、しかも二酸
化塩素の産出量が増えた。反応はベンチュリ式の真空源
と接続された混合及びドエル予混合室を有する小さな発
生装置内で行なわれる。比較的高濃度の亜塩素酸の金属
塩水溶液と酸化剤とを、例えばベンチュリ式の抽出器を
経て流入する水等の流体によって希釈する前に、予混合
室で混合かつ反応させ、その結果発生した二酸化塩素が
貯蔵場所もしくは使用場所に送られる。比較的高濃度の
亜塩素酸の金属塩水溶液と酸化剤とが即時に反応するた
めには、反応物は、反応領域に入る前であろうと反応領
域にあろうと、反応の消失効果を生じるような量の水等
の希釈剤で希釈しないことが重要である。前述の米国特
許第4,247.531号には亜塩素酸の金属塩水溶液
の濃度が約10%を越えるか、10%以下に幾分希釈さ
れた場合、良好な結果が得られることが記載されている
。亜塩素酸の金属塩溶液は、最初の段階と反応領域にあ
るときは、従来の約1%の亜塩素酸の金属塩水溶液より
も濃度を高くすることが重要である。
比較的高濃度の亜塩素酸の金属塩と塩素ガスとを、米国
特許第4,247,531号に記載された二酸化i素発
生装置で反応させると、金属塩化物が固形となって、発
生装置の予混合室の塩素入口部に堆積する傾向がある。
後述の反応式に示した通り、塩化ナトリウムは亜塩素酸
の金属塩と塩素とを反応させたときの副産物である。流
入する乾燥状態の塩素ガスの付近に亜塩素酸の金属塩が
あると、金属塩化物に還元される。反応装置に入る乾燥
状態のガスの速度は比較的高速なので、金属塩化物は乾
燥して結晶状態となり、結果として塩素ガスの流れを妨
げることになる。従って、この発明を実施する場合は、
塩素ガスに反応物を過度に希釈させて反応に消失効果を
発生させない程度の山の抽出水を含ませる。このように
抽出水を含ませれば、予混合室の塩素入口部に金属塩化
物を発生させないことができる。
この発明による二酸化塩素を発生させる方法は、比較的
高濃度の亜塩素酸の金属塩の水溶液と塩素ガスとをほぼ
瞬時に反応させ得る大きさの反応領域内でほぼ瞬時に反
応させる段階を含み、塩素ガスは反応物を過度に希釈さ
せて反応に消失効果を発生させない程度の量の抽出水を
含有する。塩素ガスに抽出水を含ませたことにより、予
混合室の塩素入口部に金属塩化物を堆積させないことが
できる。
目   的 従って、この発明の目的は比較的高濃度の亜塩素酸の金
属塩の水溶液と塩素ガスとを反応させることによって二
酸化塩素を発生させる方法を提供することである。
この発明の別の目的は、比較的高濃度の亜塩素酸の金属
塩の水溶液と塩素ガスとをほぼ瞬時に反応させ得る大き
さの反応領域内で反応させるとともに、発生した二酸化
塩素を迅速に採取することのできる二酸化塩素を発生さ
せる方法を提供することである。
この発明のさらに別の目的は、比較的高濃度の亜塩素酸
の金属塩の水溶液と抽出水を含有する塩素ガスとを反応
させて二酸化塩素を発生させる方法を提供することであ
る。
その他の目的は以下の説明と図面から次第に明らかにな
るであろう。
発明の概要 前述及びその他の目的はこの発明の実施によって達成さ
れる。主要な観点から見ると、この発明による二酸化塩
素を発生する方法は、 (1)比較的高濃度の亜塩素酸の金属塩の水溶液と塩素
ガスとをほぼ瞬時に反応させ得る大きさの反応領域内で
ほぼ瞬時に反応させる段階と、(2)金属塩化物の堆積
を防止するために、ベンチュリから吸入される希釈流体
によって、発生した二酸化塩素を前記反応領域から連続
的に吸引採取する段階とから成り、前記塩素ガスは反応
物を過度に希釈させて反応に消失効果を発生させない程
度の量の抽出水を含有し、かつ前記反応領域内における
堆積を防止するために、前記希釈流体の総置は両反応体
の流量に相応されることを特徴と1運のように、この発
明は比較的高濃度の亜肴素酸の金属塩の水溶液と、好ま
しくは塩素ガスである酸化剤とを、はぼ瞬時に反応させ
得る大きさの反応領域内でほぼ瞬時に反応させることに
よって、二酸化塩素を発生させる方法を提供する。この
発明により反応領域に至る塩素入口部に固形の金属塩化
物を堆積させないことができる。反応はベンチュリ式の
真空源と接続された混合及びドエル子混合室を有する小
さな発生装置内で行なわれる。比較的高濃度の亜塩素酸
の金属塩水溶液と塩化ガスを、例えばベンチュリ式の抽
出器を経て流入する水等の流体によって希釈する前に、
予混合“室で混合かつ反応させ、その結果発生した二酸
化塩素が貯蔵場所もしくは使用場所に送られる。塩素ガ
スは反応物を希釈させて反応に消失効果を発生させない
程度の量の抽出水を含有する。塩素ガスに抽出水を含ま
せたことにより、予混合室の塩素入口部に金属塩化物を
堆積させないことができる。
実施例 本発明によれば、二酸化塩素を発生させるための方法が
提供される。この方法においては、■字形予混合室を有
する真空抽出器からなる反応容器を用いる。■字形予混
合室は低圧領域、即ちベンチュリ式のスロート部の下流
側と連通している。
■字形予混合室はベンチュリスロートに垂直な丁字形の
部位の対向端に設けられた亜塩素酸の金属塩の水溶液及
び塩素ガスのための入口手段と、該入口手段と連通しか
つベンチュリスロートの下流の低圧領域に通じる出口ま
で延設されるドエル室内あるいは接触領域とを有し、亜
塩素酸の金属塩及び塩素の二酸化塩素反応生成物との混
合のためにベンチュリ中を吸引されている水と混和され
る。
このシステムには塩素を予混合室に導入するパイプに抽
出水を導入するための手段が含まれる。
この丁字形予混合室は市場で容易に入手できるので本方
法で使用してはいるが、第2図の実施例で示すような構
造のものも用いることができる。
この構造のものも、その主本体部に導入口と導入管が設
けられ、更に主本体部に接触領域が設けられる。予混合
室は生成された二酸化塩素を除去しかつそれを貯蔵場所
あるいは使用場所に搬送するための抽出器と連通されて
いる。
本発明の二酸化塩素発生システムは添附図面を参照すれ
ば、最も良く理解できる。すなわち、第1図に示す実施
例において、100は二酸化塩素発生装置の全体を示す
。図示の発生装置100は適当な手段(図示せず)によ
り取付板23に取着されている。システムは抽出器11
と予混合室20との組合せからなって発生装置100を
形成している。
抽出器11は、同抽出器11内を通過する水45により
生成した二酸化塩素を導入するための入口12を有する
。水に溶解した二酸化塩素は矢印へにて示されている。
この溶液は濃縮された形で、近くに配置された伯の配管
(図示せず)を介して水あるいは他の処理材料、例えば
下水処理装置の廃棄物中に排出される。濃縮された最終
生成物は抽出器出口67の存する矢印Aにより示される
発生袋fll 00には、規制領域あるいはベンチュリ
スロート63が設けられており、ベンチュリスロート6
3の下流には、これと連通ずる低圧領域65が形成され
ている。さらに、詳細な説明は以下に述べる。
抽出器11にはT字形予混合室20が連通されており、
この予混合室20は所望により取付板23のみに取付け
られるか、あるいは図示の如くスロートの下方に取付け
られているが、常時、低圧領域65と直接連通している
。この予混合室20は予備反応室とも呼ばれる。
予混合室20は反応物を導入するための入口41.31
を有する。各入口はそれぞれ逆止弁41A、31Aによ
って外部から遮断されている。予混合室20は接触領域
21と出口61を更に有する。出口61は抽出器11の
低圧領域65と連通している。
亜塩素イオン源18は導管28によりロタメータ16を
介して入口41に連結されている。塩素ガス源15も同
様にして導管29、及びロタメータ15を介して入口3
1に連結されている。抽出水源50は導管51及び入口
31のすぐ上流側のロタメータ53を介して、導管51
に連結されている。逆止弁52は導管51上に設けられ
ている。
第1図に示す実施例においては、上記2種類の反応物は
図示の如く水平に配設された1字形の横長部の反対側の
端部から内方に移動されるが、反応物がどの側から導入
されるかについては上記に限定されるものではない。
第2図は第1図に示す予混合室の別実施例を示す。第2
図の実施例において、301は二酸化塩素発生装置全体
を示し、同発生装置301は図示しない適当な手段によ
って取付板23に取着されている。第2図の予混合室は
、逆F字形状に形成されている。第1図と同様の部材は
、同一番号で示し、ある事項についてはその説明を省略
する。
第2図の実施例は予混合室80に特徴を有し、接触領域
71は混合室内の位置を示し、その領域において、反応
を抑制するために十分な水の存在しない状態で導入され
た成分28.29が混合され、反応の結果、二酸化塩素
が形成される。
塩素ガスと高濃度の塩化ナトリウム水溶液との反応はあ
る程度過去に利用されていた。この方法は、英国特許第
2,131,447号、同第2,388,204号及び
同第2.043.284号に開示されている。
しかしなから、これらの方法においては加圧塩素ガスを
利用し、システムから二酸化塩素ガス生成物を希釈及び
/又は遊離させるために空気又は不活性ガスを用いてい
る。塩素ガス加圧供給システムはその安全性の問題から
今日ではほとんど用いられていない。このシステムは現
在デマンドレギュレータに置き変わりつつある。更に、
これらの方法には、高価でかつメンテナンスの問題を有
する大型の反応塔または複雑な再循環ポンプシステムが
含まれる。これらの方法は全て二酸化塩素の過剰生産の
可能性及び非常に危険で爆発性のガス状二酸化塩素の取
扱いに問題がある。これらの方法は米国特許第4,24
7,531号に開示された工程に従って得られた非常に
速やかな反応速度を達成していない。ところが、本発明
を適用することによって、安全で耐爆発性の二酸化塩素
発生方法が達成される。本発明によるベンチュリ又は他
の吸引装置を備える丁字形予混合器を用いることによっ
て、発生する負圧が全ての溶液と共に全ての発生した二
酸化塩素を吸引する。本装置には抽出水及び塩素ガスが
同時に導入される。これにより、仮に負圧発生源が停止
あるいは負圧管が破損しても全ての二酸化塩素発生工程
が停止するといった完全性の特徴が付加されている。こ
れにより、二酸化塩素の過剰生成が防止され、爆発の危
険性を軽減する。更に、本発明は本出願人に付与された
米国特許第4,247,531号に開示された発明に対
する改良を提供する。本発明においては、金属塩化物が
予混合室への塩素入口部に堆積するのを防止するために
塩素ガス流に抽出水を含有させている。
反応物は抽出器からの水を混合する前あるいは使用場所
へ供給されるに伴って希釈される前に、予混合すること
によって、二酸化塩素への高い変換率が高効率で得られ
る。この高変換率は以下の限定されない実施例を参照す
れば最もよく理解される。この実施例において示される
本発明の工程は、希釈水で希釈される前に高濃度の亜塩
素酸の金属塩の水溶液と塩素ガスを瞬時に予反応させる
ことが必要である。
本発明の工程による二酸化塩素発生の化学反応式は以下
の通りである。
C12+ 2 N a CfJ 02 →2CJI 0
2+2NaCjl CfJO2+H20→CfJ02 ・H20本実施例で
は水45が負圧形成希釈剤として示されているが、二酸
化塩素と反応しないが相溶性のある流体も用いることが
できる。
しかして、窒素等の不活性ガスを用いて反応生成物、主
として二酸化塩素を短期貯蔵場又は実際の利用場所に除
去することができる。
第2図の実施例において、螺合部69は本発明の範囲内
において、他の手段、例えば反応物の供給源からの蝋付
管に予混合室80の雌ねじ部69を螺合させることも含
まれる。逆止弁31A及び41Aも用いられる。
第2図において、成分として例えば高濃度の亜塩素酸金
属塩の水溶液はボート28に導入され、入口管68を介
して予混合室80に送られる。該成分は塩素と共に予混
合室80の一部を介して接触領域、すなわち全ての反応
物が混合、反応して二酸化塩素を生成する領域に移動さ
れる。この接触領域71は抽出器へ、出口61より上流
側で用いられている反応物の入口部より下流側に配置さ
れている。
理解を容易にするために第2図には示されていないが、
第1の実施例と同様にロタメータ又は他のバルブを用い
ることができる。
以上に記載のように、水45又は他のある流体は接触領
域からの二酸化塩素を抽出器内を移動させるために用い
られる。いうまでもなく、二酸化塩素とは反応しないが
相溶性を有する他の流体(液体又は気体)も用いること
ができる。例えば、水蒸気又は窒素が用いられる。移動
流体45の流速は、反応物のある供給速度に対して移動
流体が生成物の堆積を防止しつつ生成する全ての二酸化
塩素を除去しつる速度である。かくして、最も安価かつ
たぶん最も使用しやすい流体である水の場合には、その
流速はほとんど全ての二酸化塩素を排出及び吸収しうる
速度である。この速度は室温において二酸化塩素の水に
対する溶解度が約2,900ppmであることがわかっ
ているので、容易に設定することができる。更に、本発
明の前実施例における作動可能な負圧範囲は約5〜30
インチ水銀柱の範囲内であることも設定された。従って
、抽出器内を流れる流体の流速を調整して生成する二酸
化塩素を除去することはいわゆる当業者の技術の範囲内
のことである。
入口管の長さを増すことによって予混合室の形を変更す
ることは、反応物同志が入口管の領域では互いに離れて
いるので、全く無益なことである。
接触領域の長さをある所まで増すことは有益となる。す
なわち、この工程に伴う高変換率は反応物を希釈する量
の流体の実質的不存在下で反応物が予混合され、それに
より反応が抑制されるという反応物の能力によるもので
あって、瞬間的な反応に要する長さを越えて接触領域の
長さを増すことは不必要である。かくして、変換率は混
合に際して露出表面積を増し、反応領域中で反応物の移
動を抑制するために作用する充填物の存在又は不存在に
依存するが、本発明によれば変換率が約72%〜約97
%が適用可能である。この変換率は用いる水のI)Hが
高く、及び/又は二酸化塩素の生成率が低い場合におい
て、従来のカラム型反応器を用いた場合の約40%の変
換率に相当する。
本発明に用いる装置がpHが中性の希釈水を用いて二酸
化塩素高変換率を得る場合には、従来の約89%の二酸
化塩素変換率に比べ、本発明では約97%の変換率が達
成される。本発明の一例によれば、約25重量%の亜塩
素酸の金属塩水溶液を約1〜約50ガロン/時の速度で
流し、少量の抽出水と含有する塩素ガスと反応させる。
本発明の装置の予混合室は、約1インチ以下ないし3フ
イ一ト以上の長さの接触領域を含むことができる。しか
し、もし発生装置の能力すなわち二酸化塩素生成量17
2〜2 ton/日の能力を達成するのに必要でなけれ
ば、きわめて大きな予混合室を使用することは、無益で
ある。なぜならばほとんど通常の要求は長さが約4〜1
2インチ(10〜301)以下、幅が約1/2〜372
インチ(1,3〜3.81)の接触領域を有する予混合
室によって満足されうる。例えば4インチ(10CIR
)ピース、3/4インチ(1,8cIR)スケジュール
40の小径ビーズ充填のPVCからなるT字形予混合室
を用いて、塩化ナトリウム1ボンド(450g)に対し
て塩素ガス172ボンド(226g)の供給比でもって
行なった場合、二酸化塩素の生産量150ボンド(67
,5図g)7日で97〜98%の変換率すなわち収納率
が得られる。
本発明の予混合室は反応を抑制するために十分反応物を
希釈しうる他の流体と混合する前に反応物同志を反応さ
せる段階が与えられるように設計される。出願人の知見
によれば、従来のカラム型反応器は、大量の希釈液(通
常は水)の存在下に反応物を導入し、二酸化塩素が堆積
しうろことを防止している。出願人による研究の結果、
抽出器によって生成物を除去することによって、限定分
の二酸化塩素の堆積が実質的に防止されうろことが判明
した。更に、本発明を適用することにより、高変換率が
達成できる。これについては、米国特許第4,013,
761号、第3欄、第55行を参照されたい。
第1.2図に示すように、抽出器11は入口61を有す
る。この人口61は予混合室からの出口でもある。これ
は、この発明においては、抽出器11と予混合室が隣接
しているからである。
抽出器11はノズル63を有する水平な入口部12を有
する。ノズル63の先端部は入口61のほぼ中央部上方
に位置するとともに入口61に対して垂直である。ノズ
ル63の先端部の下流側には、この先端部から拡散器も
しくは出口67が取付けられている。希釈もしくは分散
された生成物は抽出器11から図示へ方向に配設された
貯留タンクへと排出される。
なお、予混合室に取付は得る寸法を有し、生成物を排出
し得るものであれば、どのような抽出器でも使用できな
くなる。
この発明において、反応体として使用される亜塩素酸の
金属塩(以下メタルクロライドと称す)は水溶性である
。好ましい金属塩としては、亜塩素酸リチウム、亜塩素
酸ナトリウム、亜塩素酸カリウム等のアルカリ金属塩お
よび亜塩素酸カルシウム、亜塩素酸バリウム、亜塩素酸
マグネシウム等のアルカリ土金属塩がある。そして最も
よいのは亜塩素酸のアルカリ金属塩(アルカリメタルク
ロライド)の中の亜塩素酸ナトリウムである。
この発明の主な特徴は、従来の技術に比べて、使用され
るメタルクロライド水溶液の濃度が高いことである。メ
タルクロライド水溶液の濃度が比較的高いこと、および
塩素ガスが加水分解されていないことによって、反応が
ほぼ瞬時に起る。従来技術においては、塩素は水に溶解
後次亜塩素酸によって加水分解されており、加水分解さ
れていない塩素ガスは使用されていない。したがって、
従来の方法においては、反応領域に塩素は存在しない。
そして、従来技術におけるメタルクロライド水溶液の濃
度は約1重社%オーダーである。一方、この発明におい
ては、メタルクロライドの濃度は約5ないし35重量%
の範囲で使用可能であり、好ましい範囲は約10ないし
25重間%である。反応器内において、メタルクロライ
ドの濃度が約5重量%以下であると、反応性が低下し、
その濃度が約1重量%以下であると反応速度が著しく低
下する。
塩素ガスに対するメタルクロライド水溶液の比率はほぼ
化学量論比であることが望ましいが、一般的に反応を完
全にするためには、塩素ガスを過剰にするのが望ましい
。なお、この過剰塩素ガスは発生器からの排出物内に含
まれる。
上記のように、この発明においては、二酸化塩素がメタ
ルクロライドの濃度水溶液と塩素ガスとの瞬間的な反応
によって発生される場合において塩素ガスは抽出水を含
有している。この抽出水の存在によって、塩素ガスを予
混合室に導入するための入口に固体金属塩化物が堆積さ
れるのが防止される。塩素ガスに含まれる抽出水の適量
は塩素ガス用の入口に固体金属塩化物の堆積を防止しう
る量であるが、反応体を極度に希釈して反応速度を遅ら
せる程のmであってはならない。塩素ガス中の抽出水の
聞は、塩素ガス1g当り約0.3ないし10.0gを広
い範囲で使用できるが、適量は約0.5ないし5.0g
である。
反応体(濃厚メタルクラロイド水溶液および抽出水を含
む塩素ガス)の供給速度は種々の因子によって左右され
る。この供給速度は予混合室の大きさ、予混合室の密封
状態、抽出器の容量及びメタルクロライド水溶液の濃度
に依存する。この発明の実施による典型的な反応におい
ては、25重量%の亜塩素酸ナトリウムの水溶液が使用
されている。そして、その供給速度は1時間当り0.1
ないし50ガロン((1,38ないし19ON)である
抽出水を含む塩素ガスの供給速度は塩素換算で毎時約1
/2ボンド(226g)を供給し得る1である。この量
は予混合室に供給される溶液中の亜塩素酸ナトリウムの
供給量が毎時1ボンド(450g)である場合に対応す
る量である。
この発明をよりよく理解してもらうために以下に特定の
実施例を示す。なお、これらの実施例は発明の説明のた
めの例であり、発明の範囲を制限するものではない。
例  1 311.5g/flの亜塩素酸ナトリウム水溶液を18
8.5#d!/分の供給速度で二酸化塩素発生のための
反応容器内に導入した。同時に、塩素ガスを同容器内に
23g/分の割合で導入した。抽出水は塩素ガス供給ラ
インに30m/分の割合で供給された。その供給位置は
塩素ガス供給ラインと反応容器のチェック弁との連結部
に近い上流側である。
そして、発生器を5分間作動させた後、発生器から出る
生成物を採取して次のような方法で分析した。その方法
はエイ・ダブリュー・ダブリュー・エイ・ジャーナル(
AWWA  Journal ) 、第76巻、第1号
(1984)に発表されたアイータ(^1cta)、ロ
ハーツ(Roberts)およびヘルナンデス(Her
nandeZ)による方法である。その結果、生成物の
成分は二酸化塩素1117.5al!J/j) 、亜塩
素酸イオン14.6rIIg/N 、塩素酸イオン6.
7q/41及び塩素3,2■/jであった。従って、二
酸化塩素の収率は98.3%である。次に、発生器をさ
らに48時間作動させた。この場合、塩素ガス用の入口
に固体金属塩化物の堆積は生じなかった。次に、上記と
同様の見られ、塩素供給速度が見られ、塩素供給速度が
徐々に低下した。
例  2 抽出水の供給量を代えて、例1の操作を数回繰り返した
。その結果を以下の表に示す。
表 1    23        10.5      
 0.46        95.62    23 
       22.0       0.96   
     97.03    23        5
0.0       2.17        97.
24    23        75.0     
  3.26        96.75    23
        93.0       4.04  
      96.95     23       
  112.0         4.87     
     97.5上記1〜6のいずれの操作において
も、塩素供給用入口に固体塩化ナトリウムの堆積はなか
った。
このように、この発明は比較的高濃度のメタルクロライ
ド水溶液と塩素ガスとを瞬時に反応させることによって
二酸化塩素を発生させる方法を提。
供するものである。この反応は減圧源(好ましくはベン
チュリ)と連結された混合及びドエル予混合室を有する
発生器内で行なわれる。メタルクロライド水溶液と塩素
ガスは予混合室内で混合されて反応に供される。そして
、発生した二酸化塩素はベンチュリ抽出器を通じて供給
される水もしくはその他の流体によって希釈されて貯留
槽等へ排出される。この方法の特徴は塩素ガスが抽出水
を含有することである。そして、その量は反応体の反応
性を減殺しない範囲において、反応体を十分に希釈し得
る量である。塩素ガス中に抽出水を含ませたことによっ
て、塩素ガス用の入口への金属塩化物の堆積が防止され
る。
なお、発明の範囲は上記実施例によって制限さるもので
はなく、特許請求の範囲の記載によって決定される。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に使用される第1実施例における装置
の断面図、第2図はこの発明に使用される第2実施例に
おける装置の断面図である。 出願人  リオ・リング・ケミカル・カンパニー・イン
コーホレーテッド

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)a、約5ないし35重量%の亜塩素酸の金属塩を
    含有する比較的高濃度の亜塩素酸の金属塩の水溶液と塩
    素ガスとをほぼ瞬時に反応させ得る大きさの反応領域内
    でほぼ瞬時に反応させる段階と、b、金属塩化物の堆積
    を防止するために、ベンチュリから吸入される希釈流体
    によって、発生した二酸化塩素を前記反応領域から連続
    的に吸引採取する段階とから成り、前記塩素ガスは1g
    当り0.3ないし10.0gの抽出水を含有し、かつ前
    記反応領域内における堆積を防止するために、前記希釈
    流体の流量は両反応体の流量に相応されることを特徴と
    する二酸化塩素を発生させる方法。
  2. (2)亜塩素酸の金属塩の濃度が約10ないし25重量
    %であることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    二酸化塩素を発生させる方法。
  3. (3)前記塩素ガスが1g当り約0.5ないし5.0g
    の抽出水を含有することを特徴とする特許請求の範囲第
    2項記載の二酸化塩素を発生させる方法。
  4. (4)前記亜塩素酸の金属塩が亜塩素酸のアルカリ金属
    塩であることを特徴とする特許請求の範囲第3項記載の
    二酸化塩素を発生させる方法。
  5. (5)前記亜塩素酸のアルカリ金属塩が亜塩素酸リチウ
    ム、亜塩素酸カリウムもしくは亜塩素酸ナトリウムであ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第4項記載の二酸化
    塩素を発生させる方法。
  6. (6)前記希釈流体が水であることを特徴とする特許請
    求の範囲第5項記載の二酸化塩素を発生させる方法。
  7. (7)前記反応領域がT字形の反応容器であり、前記亜
    塩素酸の金属塩の水溶液及び抽出水を含む塩素ガスがそ
    れぞれ対向する端部から導入されることを特徴とする特
    許請求の範囲第4項記載の二酸化塩素を発生させる方法
  8. (8)前記希釈流体が水であることを特徴とする特許請
    求の範囲第7項記載の二酸化塩素を発生させる方法。
  9. (9)前記反応領域が逆F字形の反応容器であり、前記
    亜塩素酸の金属塩の水溶液及び抽出水を含む塩素ガスが
    その一端から導入されることを特徴とする特許請求の範
    囲第4項記載の二酸化塩素を発生させる方法。
  10. (10)前記希釈流体が水であることを特徴とする特許
    請求の範囲第9項記載の二酸化塩素を発生させる方法。
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