JPS6117654A - 小径丸太を利用した合掌梁の造成方法 - Google Patents
小径丸太を利用した合掌梁の造成方法Info
- Publication number
- JPS6117654A JPS6117654A JP13745984A JP13745984A JPS6117654A JP S6117654 A JPS6117654 A JP S6117654A JP 13745984 A JP13745984 A JP 13745984A JP 13745984 A JP13745984 A JP 13745984A JP S6117654 A JPS6117654 A JP S6117654A
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- Japan
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- gassho
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- center
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Rod-Shaped Construction Members (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
豊かな森林と大木を育てるため、植林して15年程で、
間引きして切り倒された杉、檜等の間伐材は、利用範囲
が少ないため山に放置されていることが多い。
間引きして切り倒された杉、檜等の間伐材は、利用範囲
が少ないため山に放置されていることが多い。
本発明はこの間伐材等比較的小径丸太を建物の構造部で
ある合掌梁に使用し、構造強度が高く、しかも安価な住
宅等を提供することを目的としだものである。
ある合掌梁に使用し、構造強度が高く、しかも安価な住
宅等を提供することを目的としだものである。
梁等両端が支持されている横架材は外力を受ける方向に
中央部がアーチ形、又は、弓状に張り出した方が積雪、
風圧等の等分布荷重に対し一般的に構造強度が高くなる
。
中央部がアーチ形、又は、弓状に張り出した方が積雪、
風圧等の等分布荷重に対し一般的に構造強度が高くなる
。
小径丸太の年輪の略中心部で年輪に直角、且、長さ方向
に切断した平角材、板材は材長の中央部が年輪の中心側
へ弓状に張り出し、湾曲する性質がある。これは年輪の
中心部分が年輪の他の部分に比較して硬質であり木材の
乾燥により軟質部分がより多く収縮し、材長の中央部が
年輪の中心側へ弓状に湾曲する状態になるものである。
に切断した平角材、板材は材長の中央部が年輪の中心側
へ弓状に張り出し、湾曲する性質がある。これは年輪の
中心部分が年輪の他の部分に比較して硬質であり木材の
乾燥により軟質部分がより多く収縮し、材長の中央部が
年輪の中心側へ弓状に湾曲する状態になるものである。
本発明はこの弓状に湾曲する性質を利用し、所要長さ寸
法を有する部材で年輪の中心部を上向きにした複数の平
角材又は板材を重ね、釘又はボールトで固定し弓状に張
り出した同一梁成の重ね梁を形成して合掌梁に使用する
もので、大きい梁間に対しても高強度が得られる。
4 本発明を図面について説明すると第1図は小径丸太の年
輪中心部Cに於いて点線で示したように年輪に直角、且
、材長り方向に切断すれば、第2図の如く2分割された
半割材4の両端部は乾燥収縮により切断面の反対側に反
りS1反対に材長りの中央は弓状に年輪中心側に張り出
した状態となる。
法を有する部材で年輪の中心部を上向きにした複数の平
角材又は板材を重ね、釘又はボールトで固定し弓状に張
り出した同一梁成の重ね梁を形成して合掌梁に使用する
もので、大きい梁間に対しても高強度が得られる。
4 本発明を図面について説明すると第1図は小径丸太の年
輪中心部Cに於いて点線で示したように年輪に直角、且
、材長り方向に切断すれば、第2図の如く2分割された
半割材4の両端部は乾燥収縮により切断面の反対側に反
りS1反対に材長りの中央は弓状に年輪中心側に張り出
した状態となる。
2分割された丸太の断面は半円形となり、根元に近い部
分は大きく、末口部分は小さいため、この半割材を複数
重ねた状態で釘打ち、又はボールトを貫通して締め付け
ても重ね梁Wの左右及び中央共、同一の梁成りにするこ
とは困難である。梁成りを同一にして施工を容易にする
ため、第3図に示すように半割丸太の根元側を材長り方
向の切断面28と平行に反対側の円形部を太鼓落し27
状に除去すると共に中間と末口側の小さい部分は補強板
の厚さの段差12に除去して、材長り方向の切断面28
と夫々平行にした平行面26を形成し、この平行面26
には第7図のように補張板1Bを打ち付けて曲線状部材
にの厚さを同一にすれば末日3側の断面強度の補強にな
る゛と共に、第11図の重ね梁Wの形成時、釘16打ち
、ボールトロ締め付けの作業が容易に能率よく施工でき
る。
分は大きく、末口部分は小さいため、この半割材を複数
重ねた状態で釘打ち、又はボールトを貫通して締め付け
ても重ね梁Wの左右及び中央共、同一の梁成りにするこ
とは困難である。梁成りを同一にして施工を容易にする
ため、第3図に示すように半割丸太の根元側を材長り方
向の切断面28と平行に反対側の円形部を太鼓落し27
状に除去すると共に中間と末口側の小さい部分は補強板
の厚さの段差12に除去して、材長り方向の切断面28
と夫々平行にした平行面26を形成し、この平行面26
には第7図のように補張板1Bを打ち付けて曲線状部材
にの厚さを同一にすれば末日3側の断面強度の補強にな
る゛と共に、第11図の重ね梁Wの形成時、釘16打ち
、ボールトロ締め付けの作業が容易に能率よく施工でき
る。
第12図は重ね梁Wの両端部に欠込み15を有する接続
部材8に連接し、両面より添板17を当て、重ね梁Wと
接続部材8を一体に釘16打ち固定して合掌梁Gを形成
したものである。屋根面の凹凸をさけるため各合掌梁G
の曲線状況、梁成り等、同一であることが肝要である。
部材8に連接し、両面より添板17を当て、重ね梁Wと
接続部材8を一体に釘16打ち固定して合掌梁Gを形成
したものである。屋根面の凹凸をさけるため各合掌梁G
の曲線状況、梁成り等、同一であることが肝要である。
従って重ね梁Wの曲線及び接続部材8の取付角度等は作
業床に点線で示す形定規29を設定して各部材が同位置
にあるよう配置して、釘16、ボールトロ等で固定し、
各部材が変形もしくは移動しないようにする必要がある
。
業床に点線で示す形定規29を設定して各部材が同位置
にあるよう配置して、釘16、ボールトロ等で固定し、
各部材が変形もしくは移動しないようにする必要がある
。
第14図は重ね梁Wの上に直線材30を配置し両面より
添板17を当て釘16打ち固定して重ね梁Wと直線材8
0を一体に固定したものである。
添板17を当て釘16打ち固定して重ね梁Wと直線材8
0を一体に固定したものである。
第16図は本発明による合掌梁Gを木造2階建の小屋組
に使用し、屋根裏空間を2階としたもので従来の施工方
法により柱11の上に2階梁10を架構し、根太32、
床板9を打付け2階床を造成して作業床とし、合掌梁G
を対立させ下部は接続部材8と2階梁10をボールトロ
で固定すると共に上部は対立する合掌梁Gの接続部材8
をボールトロで固定すると同時に連結板18で接続する
。
に使用し、屋根裏空間を2階としたもので従来の施工方
法により柱11の上に2階梁10を架構し、根太32、
床板9を打付け2階床を造成して作業床とし、合掌梁G
を対立させ下部は接続部材8と2階梁10をボールトロ
で固定すると共に上部は対立する合掌梁Gの接続部材8
をボールトロで固定すると同時に連結板18で接続する
。
合掌梁Gの上には公知の方法により母屋22を掛は渡し
野地板23を打ち付は任意の屋根葺き材24を施工した
ものである。
野地板23を打ち付は任意の屋根葺き材24を施工した
ものである。
第17図は合掌梁Gを対立させた上部の施工状況を示し
合掌梁Gの接続部材8の下部は点線で示す仮受材33の
上に乗せクサビ34で高さを調整したのち対立する合掌
梁の凹溝14に込み栓21を差し込み、高さの微調整を
行ない、連結板18で釘16を打って固定する。
合掌梁Gの接続部材8の下部は点線で示す仮受材33の
上に乗せクサビ34で高さを調整したのち対立する合掌
梁の凹溝14に込み栓21を差し込み、高さの微調整を
行ない、連結板18で釘16を打って固定する。
第18図は合掌梁G下部の゛固定方法を示し、2階梁l
Oの凹溝14に桟木20を嵌め2階梁の上端より突出し
た桟木20に合掌梁Gの接続部材8の凹溝14を嵌めて
左右に移動しないよう合掌1.0の下部位置を定置し、
2階梁10と接続部材8をボールトロで固定する。
Oの凹溝14に桟木20を嵌め2階梁の上端より突出し
た桟木20に合掌梁Gの接続部材8の凹溝14を嵌めて
左右に移動しないよう合掌1.0の下部位置を定置し、
2階梁10と接続部材8をボールトロで固定する。
第19図は曲面状屋根35の左側に風圧Fが加わり、又
は右側のよう、に積雪Uの荷重が載荷された場合、合掌
梁Gは外側へ弓状に湾曲しているため高強度を発揮する
。
は右側のよう、に積雪Uの荷重が載荷された場合、合掌
梁Gは外側へ弓状に湾曲しているため高強度を発揮する
。
第20図は重ね梁Wの上に直線材30を乗せ添板17に
て固定して直線状屋根36を形成し、直線状屋根36の
左側に風圧Fが加わり、又は右側のように積雪U荷重が
載荷された場合、第19図同様この外力に対し、曲線状
部材Kが弓状に湾曲しているので、゛高強度を発揮する
ものである。
て固定して直線状屋根36を形成し、直線状屋根36の
左側に風圧Fが加わり、又は右側のように積雪U荷重が
載荷された場合、第19図同様この外力に対し、曲線状
部材Kが弓状に湾曲しているので、゛高強度を発揮する
ものである。
尚本発明は合掌梁の外に第20図のように2階梁等の水
平梁25としても使用できる。
平梁25としても使用できる。
本発明は前記のように小径丸太1を利用して、外側へ弓
状に張り出した合掌梁Gは風圧F、積雪U荷重に対し高
強度が得られると共に、利用範囲の少ない間伐材等小径
丸太を利用しているので住宅等を安価に提供できる。
状に張り出した合掌梁Gは風圧F、積雪U荷重に対し高
強度が得られると共に、利用範囲の少ない間伐材等小径
丸太を利用しているので住宅等を安価に提供できる。
第1図は小径丸太の斜視図、第2図は小径丸太を縦に2
分割した状態を示す斜視図、第3図は段差方向断面図、
第6図はA−A指尖方向断面図、第7図は段差部に補強
板を打ち付けた斜視図、第8図はF’、F’指指刀方向
断面図第9図はE−〆指刀方向断面図、第10図はD
−D’指指刀方向断面図第11図は平角材を積み重ねボ
ールト締めした断面図、第12図は合掌梁の正面図、第
13図は合掌梁の平面図、第14図は合掌梁の上を直線
とした正面図、第15図開平面図、第16図は合掌梁を
取り付けた建物の断面図、第17図は合掌の取付状況を
示す上部詳細図、第18図は合掌梁の取付は状況を示す
下部詳細図、第19図は曲面状屋根に外力を受けた状態
を示す説明図、第20図は直線状屋根に外力を受けた状
態を示す説明図である。 C・・・年輪中心 L・・・材長 D・・・梁成
β’−Ji0I′ITB・・・梁巾 F・・・風圧
U・・・積雪 S・・・反りK・・・曲線状部材
G・・・合掌梁 IF・・・1階2F−2階 w
−M ね梁 T−曲1に%痴4x1・・・小径丸太
2・・根元側 3・・・末口4・・・半割材 5
・・・平角材 6・・・ボールト7・・・接着材
8・・・接続部材 9・・・床板10・・・2階梁
11・・・柱 12・・・段差13・・・補
強板 14・・・凹溝 15・・・欠込み16
・・・釘 17・・・添板 18・・・連結板
19・・・基礎 20・・・桟木 21・・・込
み栓22・・・母屋 23・・・野地板 24・・
・屋根葺き材25・・・水平梁 26:・・平行面
27・・・太鼓落し28・・・切断面 29・・・形
定規 30・・・直線材32・・・根太 33・・
・仮受材 34・・・クサビ35・・・曲面状屋根36
・・・直線状屋根第1t!! 笛3rl!J 第4図 第5図 第6図 第7図 第11図 第12図 第13図 第14図 第16図 第17図 第19図 27F
分割した状態を示す斜視図、第3図は段差方向断面図、
第6図はA−A指尖方向断面図、第7図は段差部に補強
板を打ち付けた斜視図、第8図はF’、F’指指刀方向
断面図第9図はE−〆指刀方向断面図、第10図はD
−D’指指刀方向断面図第11図は平角材を積み重ねボ
ールト締めした断面図、第12図は合掌梁の正面図、第
13図は合掌梁の平面図、第14図は合掌梁の上を直線
とした正面図、第15図開平面図、第16図は合掌梁を
取り付けた建物の断面図、第17図は合掌の取付状況を
示す上部詳細図、第18図は合掌梁の取付は状況を示す
下部詳細図、第19図は曲面状屋根に外力を受けた状態
を示す説明図、第20図は直線状屋根に外力を受けた状
態を示す説明図である。 C・・・年輪中心 L・・・材長 D・・・梁成
β’−Ji0I′ITB・・・梁巾 F・・・風圧
U・・・積雪 S・・・反りK・・・曲線状部材
G・・・合掌梁 IF・・・1階2F−2階 w
−M ね梁 T−曲1に%痴4x1・・・小径丸太
2・・根元側 3・・・末口4・・・半割材 5
・・・平角材 6・・・ボールト7・・・接着材
8・・・接続部材 9・・・床板10・・・2階梁
11・・・柱 12・・・段差13・・・補
強板 14・・・凹溝 15・・・欠込み16
・・・釘 17・・・添板 18・・・連結板
19・・・基礎 20・・・桟木 21・・・込
み栓22・・・母屋 23・・・野地板 24・・
・屋根葺き材25・・・水平梁 26:・・平行面
27・・・太鼓落し28・・・切断面 29・・・形
定規 30・・・直線材32・・・根太 33・・
・仮受材 34・・・クサビ35・・・曲面状屋根36
・・・直線状屋根第1t!! 笛3rl!J 第4図 第5図 第6図 第7図 第11図 第12図 第13図 第14図 第16図 第17図 第19図 27F
Claims (1)
- 年輪の略中心部で年輪に直角、且、長さ方向に切断した
所要長さを有する平角材、又は、板材で、年輪の中心部
を上向にした曲線状部材を上下に複数重ねて配置し、釘
、ボールト等で固定して、重ね梁を形成し、この重ね梁
の両端部は欠込みを有する接続部材に連接し、両面より
添板を当て、重ね梁及び接続部材を一体に釘打ち固定し
てなる小径丸太を利用した合掌梁の造成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13745984A JPS6117654A (ja) | 1984-07-03 | 1984-07-03 | 小径丸太を利用した合掌梁の造成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13745984A JPS6117654A (ja) | 1984-07-03 | 1984-07-03 | 小径丸太を利用した合掌梁の造成方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6117654A true JPS6117654A (ja) | 1986-01-25 |
Family
ID=15199095
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13745984A Pending JPS6117654A (ja) | 1984-07-03 | 1984-07-03 | 小径丸太を利用した合掌梁の造成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6117654A (ja) |
-
1984
- 1984-07-03 JP JP13745984A patent/JPS6117654A/ja active Pending
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