JPS6117267B2 - - Google Patents
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- JPS6117267B2 JPS6117267B2 JP3496481A JP3496481A JPS6117267B2 JP S6117267 B2 JPS6117267 B2 JP S6117267B2 JP 3496481 A JP3496481 A JP 3496481A JP 3496481 A JP3496481 A JP 3496481A JP S6117267 B2 JPS6117267 B2 JP S6117267B2
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- phenol
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- steel
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- Expired
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Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はLPG、LNG船等のタンク支持台およ
び水平移動防止の摺動部に設けられる耐圧断熱材
として用いられる荷重支持材に関するものであ
る。
び水平移動防止の摺動部に設けられる耐圧断熱材
として用いられる荷重支持材に関するものであ
る。
従来、荷重支持材は布あるいは紙繊維を含浸さ
せたフエノール積層材が用いられている。これは
フエノール積層材の圧縮強さがASTM測定法に
よれば1500〜2600Kg/cm2と非常に強度で他の各種
プラスチツクス、例えばポリアミド樹脂の注型ナ
イロンであれば900〜1300Kg/cm2、ポリアセタール
であれば1270Kg/cm2、ABSであれば550Kg/cm2であ
るのと比べて優つているからである。ところが、
このフエノール積層材は限界まで圧縮されれば第
1図中イの応力歪曲線にあらわす×印の様に割れ
てしまつて支持材としての役割を全く成し得なく
なつてしまう欠点があり、また摩擦係数が例えば
ナイロンが0.2(最大値)であるのに対しフエノ
ールが0.4(最大値)と高いことや層に平行な荷
重に対するせん断強さはナイロンが700Kg/cm2であ
るのに対しフエノールが200Kg/cm2と低いこと等の
問題点があるので、サイズを大きくするか個数を
増加するかのいずれかの方法により高負荷に耐え
る設計が成されていた。
せたフエノール積層材が用いられている。これは
フエノール積層材の圧縮強さがASTM測定法に
よれば1500〜2600Kg/cm2と非常に強度で他の各種
プラスチツクス、例えばポリアミド樹脂の注型ナ
イロンであれば900〜1300Kg/cm2、ポリアセタール
であれば1270Kg/cm2、ABSであれば550Kg/cm2であ
るのと比べて優つているからである。ところが、
このフエノール積層材は限界まで圧縮されれば第
1図中イの応力歪曲線にあらわす×印の様に割れ
てしまつて支持材としての役割を全く成し得なく
なつてしまう欠点があり、また摩擦係数が例えば
ナイロンが0.2(最大値)であるのに対しフエノ
ールが0.4(最大値)と高いことや層に平行な荷
重に対するせん断強さはナイロンが700Kg/cm2であ
るのに対しフエノールが200Kg/cm2と低いこと等の
問題点があるので、サイズを大きくするか個数を
増加するかのいずれかの方法により高負荷に耐え
る設計が成されていた。
しかしながらフエノール積層材のサイズを大き
くしたり個数を増すことは経済的な制約があつて
容易に実施し得ない欠点があり、またLPG、
LNG船の耐圧断熱として用いる場合には、摺動
部の変形を抑えるため断熱材に働く応力が弾性域
の範囲内で、且つ1〜2%の変形を越えない範囲
内の荷重をベースに設計しなければならないとい
う制約を受ける欠点があつた。
くしたり個数を増すことは経済的な制約があつて
容易に実施し得ない欠点があり、またLPG、
LNG船の耐圧断熱として用いる場合には、摺動
部の変形を抑えるため断熱材に働く応力が弾性域
の範囲内で、且つ1〜2%の変形を越えない範囲
内の荷重をベースに設計しなければならないとい
う制約を受ける欠点があつた。
本発明は全く新規な荷重支持材を堤供すること
により上記の欠点を除去することを目的とするも
のである。
により上記の欠点を除去することを目的とするも
のである。
以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明す
る。第2図はLPG、LNG船等のタンクとその支
持部の概略断面図を現わし図中1は甲板、2はタ
ンク、3は該タンク2の支持台である。この支持
台3に用いられる本発明に係る荷重支持材を第3
図及び第4図に示す。
る。第2図はLPG、LNG船等のタンクとその支
持部の概略断面図を現わし図中1は甲板、2はタ
ンク、3は該タンク2の支持台である。この支持
台3に用いられる本発明に係る荷重支持材を第3
図及び第4図に示す。
第3図は方形の荷重支持材4で、例えばポリア
ミド樹脂の一つである注型ナイロンからなる方形
柱状体5と該柱状体5の側面周囲に密着して鋼製
柱状枠6を覆つて構成されており、場合によつて
はスチフナ7を該鋼製柱状枠6に設けて、鋼製柱
状枠6が荷重をうけても変形しないよう剛性をも
たせる。
ミド樹脂の一つである注型ナイロンからなる方形
柱状体5と該柱状体5の側面周囲に密着して鋼製
柱状枠6を覆つて構成されており、場合によつて
はスチフナ7を該鋼製柱状枠6に設けて、鋼製柱
状枠6が荷重をうけても変形しないよう剛性をも
たせる。
第4図は円柱形の荷重支持材8で第3図に示し
たものと同じく、注型ナイロンからなる円柱形柱
状体9と該柱状体9の側面周囲に密着してこれを
覆う鋼製柱状枠10とから構成されている。この
円柱形の鋼製柱状枠10はフープテンシヨンで強
度を持つたのでスチフナ7は不用である。
たものと同じく、注型ナイロンからなる円柱形柱
状体9と該柱状体9の側面周囲に密着してこれを
覆う鋼製柱状枠10とから構成されている。この
円柱形の鋼製柱状枠10はフープテンシヨンで強
度を持つたのでスチフナ7は不用である。
次に発明の原理を説明して、荷重支持材を上記
の如くポリアミド樹脂の柱状体と鋼製柱状枠とで
構成した理由を述べる。
の如くポリアミド樹脂の柱状体と鋼製柱状枠とで
構成した理由を述べる。
全ての材料は圧縮荷重が作用すると横方行に膨
張する傾向を示す(縦方向の変形量に対する横膨
張の量は材料のポアソン比によつて決まる)。従
つて横膨張を抑制すれば必然的に縦方向の変形
(縮み量)も小さくなる。第5図は模型図で、横
方向の変形を完全に剛体11によつて抑制した円
筒の中にこれと密着した材料12を挿入して圧縮
荷重Pを加えたところであるが、この場合、材料
の縦弾性係数をE、体積をVとすると剛体により
横方向の変形を抑えることにより見掛け上の縦弾
性係数(E)は次式に示すように大きくなる。
張する傾向を示す(縦方向の変形量に対する横膨
張の量は材料のポアソン比によつて決まる)。従
つて横膨張を抑制すれば必然的に縦方向の変形
(縮み量)も小さくなる。第5図は模型図で、横
方向の変形を完全に剛体11によつて抑制した円
筒の中にこれと密着した材料12を挿入して圧縮
荷重Pを加えたところであるが、この場合、材料
の縦弾性係数をE、体積をVとすると剛体により
横方向の変形を抑えることにより見掛け上の縦弾
性係数(E)は次式に示すように大きくなる。
=(1−V)/(1−2V)(1+V)E
これは材料12の周囲を完全に拘束した場合には
見掛け上の縦弾性係数(E)は理論上無限大になるこ
とを示している。本発明の一実施例が鋼性柱状枠
6,10を用いるのは材料12の周囲を完全に拘
束するためであり、この材料12としてポリアミ
ド樹脂の一つである注型ナイロンを用いるのはポ
アソン比が0.5に近く、第1図中ロの応力歪曲線
にあらわす様に塑性域を含めた圧縮強度が鋼材と
同等程度の非常に高い強度を有し、高応力下にあ
つてはフエノール積層材イに比べて塑性域での変
形量が大きいもののフエノール積層材イのように
割れてしまうことがないからである。
見掛け上の縦弾性係数(E)は理論上無限大になるこ
とを示している。本発明の一実施例が鋼性柱状枠
6,10を用いるのは材料12の周囲を完全に拘
束するためであり、この材料12としてポリアミ
ド樹脂の一つである注型ナイロンを用いるのはポ
アソン比が0.5に近く、第1図中ロの応力歪曲線
にあらわす様に塑性域を含めた圧縮強度が鋼材と
同等程度の非常に高い強度を有し、高応力下にあ
つてはフエノール積層材イに比べて塑性域での変
形量が大きいもののフエノール積層材イのように
割れてしまうことがないからである。
以上本発明の荷重支持材によれば、1個でかな
りの高負荷に耐え得るので個数を少なくして実施
できるので経済的であり、設計上の制約も少な
い。
りの高負荷に耐え得るので個数を少なくして実施
できるので経済的であり、設計上の制約も少な
い。
第1図は応力歪曲線をあらわす図、第2図はタ
ンクとその支持部の概略断面図、第3図及び第4
図は本発明の一実施例を示し、第3図は方形の荷
重支持材の斜視図、第4図は円柱形の荷重支持材
の斜視図、第5図は発明の原理を説明するための
模型図である。 4,8……荷重支持材、5,9……柱状体、
6,10……鋼製柱状枠。
ンクとその支持部の概略断面図、第3図及び第4
図は本発明の一実施例を示し、第3図は方形の荷
重支持材の斜視図、第4図は円柱形の荷重支持材
の斜視図、第5図は発明の原理を説明するための
模型図である。 4,8……荷重支持材、5,9……柱状体、
6,10……鋼製柱状枠。
Claims (1)
- 1 1ポリアミド樹脂からなる柱状体の側面をこ
れに密着する鋼製柱状枠で覆つたことを特徴とす
る荷重支持材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3496481A JPS57148647A (en) | 1981-03-10 | 1981-03-10 | Supporting material for load |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3496481A JPS57148647A (en) | 1981-03-10 | 1981-03-10 | Supporting material for load |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57148647A JPS57148647A (en) | 1982-09-14 |
JPS6117267B2 true JPS6117267B2 (ja) | 1986-05-07 |
Family
ID=12428822
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3496481A Granted JPS57148647A (en) | 1981-03-10 | 1981-03-10 | Supporting material for load |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS57148647A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01163060A (ja) * | 1987-12-21 | 1989-06-27 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 高曲げ吸収エネルギー鋼管 |
CN105711736B (zh) * | 2014-12-03 | 2017-10-27 | 江南造船(集团)有限责任公司 | A型独立液货舱穹顶绝缘的安装方法 |
-
1981
- 1981-03-10 JP JP3496481A patent/JPS57148647A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57148647A (en) | 1982-09-14 |
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