JPS6116464Y2 - - Google Patents

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JPS6116464Y2
JPS6116464Y2 JP1614783U JP1614783U JPS6116464Y2 JP S6116464 Y2 JPS6116464 Y2 JP S6116464Y2 JP 1614783 U JP1614783 U JP 1614783U JP 1614783 U JP1614783 U JP 1614783U JP S6116464 Y2 JPS6116464 Y2 JP S6116464Y2
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JP
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temperature
valve body
outlet
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guide hole
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JP1614783U
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JPS59123763U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、温度の変化により全長を伸縮する
感温体によつて弁体を移動させ高温流体と常温流
体の流れの方向を変えるように形成した感温型流
量分配弁に関する。
歯車変速装置等多数の歯車を使用する歯車列を
潤滑する場合は、使用する潤滑油の温度範囲を定
め、ほぼ一定の粘性を維持させることが運転の経
済である。潤滑油は、温度の上昇と共に著しく粘
性を低下する。そのため加圧されてそれ自体の温
度上昇をきたす外に歯車列を潤滑して持込む熱に
より高い温度となつた潤滑油は、一度放熱させて
冷却する必要がある。従来例におけるこれら高温
潤滑油の放熱は、車輛搭載用の潤滑ポンプライン
では、潤滑後の潤滑油を送液するリターンパイプ
を走行する車輛の空気流れによつて行い、定置型
の潤滑油装置では、水冷による強制放熱で行われ
ている。しかし前者では放熱効果が一定せず潤滑
油を一定の温度範囲に維持することは難しく、ま
た後者では、潤滑油の温度を調節するために冷却
水の温度を調節しなければならない問題点を有し
ている。この考案は、これらの欠点や問題点を解
決した常温高粘度の潤滑油を潤滑ラインへ送液
し、高温潤滑油は放熱ラインへ送液するように温
度の変化により自動的に切換え、常に一定の温度
範囲にある潤滑油を潤滑ラインへ送液する潤滑用
の感温型流量分配弁を提供することを目的とする
ものである。
この考案は図示の実施例に基づいて詳細に説明
する。
第1図はこの考案に係る感温型流量分配弁の縦
断面図である。図中1は本体、2は入口、3は冷
却側出口、4は潤滑側出口、5は感温型すべり弁
体、6は安全弁用のリフト弁体、7はコイルスプ
リング、8は止め栓である。本体1には、入口2
と同軸線上に連接して流体導孔9とこの流体導孔
9に連接して入口弁座10を設けると共に、この
入口弁座10の軸線と直交する軸線上にすべり弁
体導孔11を形成し、さらにすべり弁体導孔11
と連接してリフト弁体導孔12を設け、このリフ
ト弁体導孔12に連接して潤滑側出口4を設けて
形成する。またすべり弁体導孔11と直交する軸
線上に当該すべり弁体導孔11に開口する出口弁
座を有する出口導孔14と、この出口導孔14に
連接して冷却側出口3を設けて形成する。
またすべり弁体導孔11と同一軸線上に形成す
るリフト弁体導孔12は、すべり弁体導孔11よ
りも直径を大きく形成し、すべり弁体導孔11と
の連接部に入口弁座10と連通するバイパス導孔
15を形成し、同時に、バイパス導孔15を形成
する壁肉のリフト弁体導孔12側の周面にリフト
弁座16を形成する。また入口2と同軸線上に形
成した入口弁座10と冷却側出口3と同軸線上に
形成した出口弁座13はすべり弁体導孔11への
開口径に差を設けて形成し、出口弁座13を入口
弁座10よりも小さく形成すると共に開口位置を
バイパス導孔15の反対方向つまり第1図におけ
る上方にずらして設け、入口弁座10と出口弁座
13は入口弁座10の上半部において向い合い、
入口弁座10の下半部は出口弁座13の下縁に連
接する周壁面と向い合うように形成する。つまり
入口弁座10はバイパス導孔15と連通するが、
出口弁座13は周壁面17を設けてバイパス導孔
15とは連通しないように形成する。
感温型すべり弁体5は感温性が高い熱膨脹性ワ
ツクスを封入した感温部5aと熱膨脹性ワツクス
の体積膨脹を変位量に変換するピストン部5bを
一体の棒状に形成し、その外径はすべり弁体導孔
11と滑合するように定め、同時に、ピストン部
5bに径をしぼつて形成した流路溝18を設けて
形成する。
またリフト弁体6は有底筒状に形成し、その外
径をリフト弁体導孔12と滑合するように定める
と共に、底部に感温型すべり弁体5とわずかに遊
嵌する潤滑側流体導孔19を形成し、底部外面を
平滑に仕上げ、リフト弁座16と接触する平弁座
20に形成する。またスプリング7はリフト弁体
6をリフト弁座16に相互面圧を設けて押圧する
ように開巻バネに形成し、リフト弁体6の内周面
を案内としてセツトするように形成する。
次に本体1に感温型すべり弁体5を設けた場合
の各部の相関関係について説明する。
本体1のすべり弁体導孔11に感温型すべり弁
体5とその頭端部5cから挿嵌し、感温部5aの
底部を止め栓8に係止する。この場合使用する潤
滑油の温度範囲をあらかじめ定め、常温時と上限
温度におけるピストン部5bの変位量を設定す
る。この変位量によつて、流路溝18の位置と溝
巾を定める。すなわち溝巾は、常温時における流
路溝18の下縁が出口弁座13の上縁と一致し、
流路溝18の下縁から頭端部5c迄の周面が出口
弁座13を全閉するように形成する。この状態で
は頭端部5cはリフト弁座16の上方に位置し、
入口弁座10の下半部はバイパス導孔15および
潤滑側流体導孔19と連通するように形成する。
またピストン部5bの変位量が最大に達したとき
流路溝18の下縁が出口弁座13の下縁と一致
し、同時に流路溝18の上縁も出口弁座13の上
縁のわずか上方に位置するように形成する。この
状態では流路溝18の溝巾は出口弁座13を全開
すると共に入口弁座10の上半部と重合し、流体
導孔9と出口導孔14は最大の流路面積をもつて
連通するように形成する。
一方リフト弁体導孔12にリフト弁体を挿嵌
し、その平面座20をリフト弁座16に当接させ
コイルスプリング7で潤滑ポンプラインの安全運
転圧力に相当する初期荷重をもつて押圧してセツ
トする。またピストン部5bの変位量が最大時に
ピストン頭端部5cはリフト弁体6の底部に設け
た潤滑側流体導孔19を通貫してわずかに底部内
側に突出るように形成する。しかして、感温型す
べり弁体5のピストン部5bが最大の変位量をも
つて位置した状態では、入口2から導入された高
温潤滑油は流体導孔9を通り入口弁座10の上半
部から流路溝18とすべり弁体導孔11の内周面
で形成される流路を通り出口弁座13を経て出口
導孔14から冷却側出口3へ送液され、潤滑油側
出口4へは、リフト弁体6の底部に設けた潤滑側
流体導孔19と感温型すべり弁体5のピストン頭
端部5c近部の外周面とのわずかな遊嵌代から洩
れる潤滑油のみが送られる。
この状態で冷却ラインの流体抵抗が増し、管路
内圧力が安全運転圧力以上に増加した場合には、
入口弁座10の下半部と連通するバイパス導孔1
5に導入された流体圧により、リフト弁体6をコ
イルスプリング7の抵抗力に打勝つて、平弁座2
0が感温型すべり弁体5のピストン頭端部5cの
わずか下方に位置する迄押下げ、潤滑油を潤滑側
流体導孔19から潤滑側出口4へバイパスさせ
る。また潤滑油温度が基準温度の下限迄下つた状
態では、感温型すべり弁体5のピストン部5bは
上方に移動し、流路溝18の下縁が出口弁座13
の上縁と一致して出口弁座13を全閉する。同時
にピストン頭端部5cはリフト弁座16の上方迄
移動し、リフト弁体6の潤滑側流体導孔19を全
開する。従つて、入口2から導入された潤滑油は
入口弁座10からリフト弁体6の潤滑側流体導孔
19を通り潤滑側出口4へ送液される。また、基
準温度範囲の中間温度では、入口2から導入され
た潤滑油は冷却側出口3と潤滑側出口4へ分配さ
れ、冷却ラインで放熱された潤滑油と、歯車列を
潤滑した高温潤滑油がポンプ内で混合し常に一定
の温度範囲の潤滑油が歯車列を潤滑する。この実
施例ではピストン部5bの変位量に多少の差異が
あつても感温型すべり弁体5に無理な力が作用し
ない利点を有する。
次の他の実施例について説明する。第1の実施
例における感温型すべり弁体5のピストン頭端部
5cはリフト弁体6の潤滑側流体導孔19にわず
かに遊嵌代を設けて挿嵌して全閉し、同時にピス
トン部5bの流路溝18が入口弁座10と出口弁
座13を連通するように形成した。第2の実施例
においては、ピストン部5bの最大変位位置を明
確にすると同時に潤滑側流体導孔19の全閉状態
を完全にするため、第3図に示すように、リフト
弁体6の潤滑側流体導孔19とわずかに遊嵌する
挿嵌部21と、この挿嵌部21の突出縁を径を大
きく形成しリフト弁体6の平面座20とわずかな
巾代で面接触して弁座面を形成するすべり弁体弁
座22を設け、さらに、このすべり弁体弁座22
の反対側に同一形状のすべり弁体出口弁座23を
設け、このすべり弁体出口弁座23の内側縁から
ピストン部24と感温部25を設けて感温型すべ
り弁体26に形成する。
一方この感温型すべり弁体26を内蔵する本体
1は、入口弁座10の上縁と出口弁座13の下縁
を同一線上に来るように設けて形成し、この部分
に、すべり弁体出口弁座23と面接触して弁座面
を形成する本体弁座27を、すべり弁体導孔11
の軸線と直交して形成する。
しかして感温型すべり弁体26が最大変位にあ
るとき、すべり弁体弁座22がリフト弁体6の潤
滑側流体導孔19を全閉し、同時に本体弁座27
を全開して潤滑油を冷却側出口3に送液し、常温
時の最少長さを持つ状態では、すべり弁体出口弁
座23本体弁座27を全閉すると同時に、すべり
弁体弁座22がリフト弁体6の潤滑側流体導孔1
9を全開し、潤滑油を潤滑側出口4に送液する。
この第2の実施例のものでは、弁座面の全閉全開
が確実に行われると共にピストン部24の最大変
位量がわずかに大きくなつてもリフト弁体6を押
下げるのみで、弁座面の全閉状態は変らない実益
を併有する。
この考案は上述の実施例に基づいて実用新案登
録請求の範囲のように構成したので、温度の変化
によつて自動的に流量が分配され、常に一定の温
度範囲にある流体を得ることが可能となる。また
設定温度の上限、下限では、その温度の流体のみ
を送液することができる。また設定温度の上限に
おいても管内圧力が高まれば、設定温度の上限で
全閉されている出口孔を開く安全弁を設けてある
ので温度と圧力に対応し得る実益ある感温型流量
分布弁の提供が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る感温型流量分配弁の縦
断面図、第2図はバイパス導孔部の拡大説明図、
第3図は他の実施例におけるバイパス導孔部の拡
大説明図、第4図はその感温型流量分配弁の縦断
面図である。 符号の説明、1……本体、2……入口、3……
冷却側出口、4……潤滑側出口、5,26……感
温型すべり弁体、5a……感温部、5b,24…
…ピストン部、5c,25……ピストン頭端部、
6……リフト弁体、7……コイルスプリング、8
……止め栓、9……流体導孔、10……入口弁
座、11……すべり弁体導孔、12……リフト弁
体導孔、13……出口弁座、14……出口導孔、
15……バイパス導孔、16……リフト弁座、1
7……周壁面、18……流路溝、19……潤滑側
流体導孔、20……平弁座、21……挿嵌部、2
2……すべり弁体弁座、23……すべり弁体出口
弁座、27……本体弁座。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 1個の入口と2個の出口を有する本体内に、温
    度の変化によつて伸長、縮少し、設定温度の上限
    で一方の出口を全閉すると共に他方の出口を全開
    し、設定温度の下限で一方の出口を全開し同時に
    他方の出口を全閉する感温型弁体を設けると共
    に、設定温度の上限で全閉する一方の出口に、感
    温型弁体で全閉される出口孔を設けた弁体と、該
    弁体を設定圧力の上限で下降させ、感温型弁体に
    よる出口孔の全閉を解くように形成したコイルス
    プリングとを有する安全弁を設けたことを特徴と
    する感温型流量分配弁。
JP1614783U 1983-02-08 1983-02-08 感温型流量分配弁 Granted JPS59123763U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1614783U JPS59123763U (ja) 1983-02-08 1983-02-08 感温型流量分配弁

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JP1614783U JPS59123763U (ja) 1983-02-08 1983-02-08 感温型流量分配弁

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JPS59123763U JPS59123763U (ja) 1984-08-20
JPS6116464Y2 true JPS6116464Y2 (ja) 1986-05-21

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JP1614783U Granted JPS59123763U (ja) 1983-02-08 1983-02-08 感温型流量分配弁

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100783370B1 (ko) 2006-04-26 2007-12-07 주식회사 한 에너지 시스템 차압유량조절밸브
FR2955167B1 (fr) * 2010-01-13 2012-02-10 Mark Iv Systemes Moteurs Sa Dispositif de vanne a tiroir et circuit comprenant une telle vanne

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JPS59123763U (ja) 1984-08-20

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