JPS61164534A

JPS61164534A - トング

Info

Publication number: JPS61164534A
Application number: JP652785A
Authority: JP
Inventors: 素史竪川
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1985-01-17
Filing date: 1985-01-17
Publication date: 1986-07-25

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】「産業上の利用分野」この発明は両端にそれぞれ直角方向に異る角度の保持部
を有し、軸部にスライダーを設けて、１本で両端を使用
可能にしたトングに関するものである。

「従来の技術」従来のトングには、アイストング，シユガートング，も
しくはパン等をはさむ保持部が平板状のトングは有るも
のの、それらのどれもが保持部の形状は多少異るも、１
本のトングでは一対の保持部に限定され基本的には全く
同じであり、しかもその用途は、保持部が一対故にほと
んど限定されている場合が多かつた。

又従来のトングは、板状のもの、さいころ状のもの、氷
塊等ゴツゴツしたものを保持する場合には、ほとんど問
題無く用いられるが、調理等の際、丸味を帯びたもの、
例えばタマゴ、イモ類、トマト等はその形状から保持が
難かしく、そのため調理の際にはほとんどトングが用い
られなかつた。

特に一例として、日常極めて多くのタマゴが用いられて
いるのに、タマゴを湯の中から取り出す時など、少い力
で確実に保持できるトングは皆無であつた。

「発明が解決しようとする問題点」本発明は以上の欠点に鑑み、１本のトングの両端に保持
部を設けることにより２種類の異る形状の保持部を得る
ことができ、より多くの異つた形状のものの保持を可能
にし、しかも一例では、保持部を環状にすることで丸味
を帯びたものに対し、少い接触面積と少い力で、大きな
保持面積と確実な保持が出来るトングを得ることを目的
とする。

「問題を解決するための手段」１）、一方の任意形状の保持部（例えば環状、平板状、
波板状、ノコギリ状の歯を有するもの）（１）（２）と
、同じ条件を有する他方の保持部（３）（４）を、開口
方向が直角方向に角度を異ならせ、適意の間隔を設ける
。

２）、中央部に透孔（円形、長円形、だ円形、なめらか
な内周面を有する長方形、その他これらに類する形状の
透孔であり、その大きさは長方向が保持部の横巾より小
さいものとする）を有する平板状、コイン状、スリーブ
状、もしくはリング状の任意材質のスライダー（６）を
別体に設ける。

３）、別体に設けたスライダー（６）の透孔（５）を貫
通し前記１）の双方の保持部を、弾力を有する４本の軸
体（７）（８）（９）（１０）（線材、パイプ、その他
直角方向に弾力を有する材料）にて、保持部（１）と（
２）及び（３）と（４）がそれぞれトングとして機能す
るように、公知の技術をもつて連結する。

本発明は以上の構成よりなる。

「作用」スライダーを任意の方向にスライドさせると保持部の膨
張部にて止まると同時に他方の保持部が軸体の弾性によ
り開口し、使用状態となる。

反対側の保持部を用いる場合には、スライダーをスライ
ドさた他方へ移動させれば、前記の保持部はスライダー
の孔により閉じ、それと同時に直角方向に異る角度を持
つて反対側の保持部が開き、使用状態となる。

なお、スライダーに設ける透孔の形状を長方向と短方向
からなる孔（長円、だ円、長方形、その他これに類する
形状）に設けておけば、スライダ一側の保持部の閉じ具
合をより確実なものにすることができ、開口側の保持部
の機能を増加させる効果を得られる。

以上のごとく極めて単純な構造の内に、７本のトングで
両端の保持部を使用することができるので、それぞれに
異る形状に設けておけば、スライダーの移動だけで、極
めて多種の形状をなす食料品、その他のものを保持する
ことが可能となる。

さらに一実施例として、保持部を環状に設けることによ
り、たまご、いも類、その他保持部の環状より大きい丸
味を帯びたものに対して、第２３図のごとく、少い接触
面と少い力で、大きな保持面積と確実な保持が得られる
こととなる。

「実施例」以下図面に於て説明する。

第１図ないし第６図は、両端に環状の保持部（１）（２
）（３）（４）を有する一実施例であり、保持部（１）
（２）に対し他方の保持部（３）（４）は略９０度の角
度を有し、弾性を有する４本の軸体（７）（８）（９）
（１０）により、それぞれ連結されているトング本体に
、別体に設けた、略中央部に任意形状の（図面に於ては
だ円形の実施例が示されている）透孔（５）を有するス
ライダー（６）の該透孔をもつて、前記トング本体の軸
体に滑動自在に設けられているものである。

本図面に於てスライダー（６）はコイン状に示されてい
るが、第１４図ないし第１７図に示すように、スリーブ
状もしくはリング状に設けることも考えられる。

又、透孔の形状についても第１８図ないし第２２図に示
すようなものが考えられ、特に透孔が長方向と短方向に
より構成されればその効果をより高めることができる。

第７図ないし第１１図に示すものは、一方の保持部を板
状にした実施例であり、他に波板状、わん曲面を有する
もの、水切りのための小孔を設けたもの、網状のもの、
ノコギリ状もしくはそれに類するすべり止めを有するも
の等も考えられる。

「発明の効果」本発明は従来からのトングの、１本のトングには一対の
保持部という固定観念を極めて単純な構造にて打ち破り
、両端にそれぞれ形状の異る保持部を設けることが可能
であり、それにより１本のトングにて数多くの異る種類
のものを保持することが出来、しかも一例に於て、保持
部を環状に設けることで、従来のトングでは保持が難か
しかつたタマブ等の丸味を帯びたものに対しても、第２
３図に示すごとく、少い接触面積し力で、大きな保持面
積と確実な保持が可能となり、斬新なイメージとあいま
つて、トングの使用範囲を極めて拡大する効果を有する
ものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の１実施例を示す斜視図、第２図はスラ
イダーを移動させた場合の使用状態を示す斜視図、第３
図は正面図、第４図は側面図、第５図は平面図、第６図
は底面図、第７図は異る実施例を示す斜視図、第８図は
正面図、第９図は側面図、第１０図は平面図、第１１図
は底面図、第１２図、第１３図はコイン状のスライダー
、第１４図、第１５図はスリーブ状のスライダー、第１
６図、第１７図はリング状のスライダーを示す正面図お
よび平面図、第１８図ないし第２２図はスライダーに設
けた透孔の実施例、第２３図は使用状態を示す斜視図で
ある。１，２，３，４：環状の保持部　５：スライダーの透孔
　６：スライダー　７，８，９，１０：軸体１１：板状
の保持部　１２：スリーブ状のスライダー　１３：リン
グ状のスライダー１４：タマゴ

Claims

【特許請求の範囲】１）、それぞれに２本の軸体を有するか、もしくは別体
に設けた軸体を公知の技術で設けることが可能な任意形
状をなす一対の保持部（１）、（２）に対し、直角方向
の角度を設けた他方の同じく任意形状をなす一対の保持
部（３）、（４）を適意の間隔に位置せしめ、別体に設
けた略中央に透孔（５）を有する薄板状、スリーブ状も
しくはリング状のスライダー（６）の該透孔を貫通し、
保持部（１）の軸体（７）を保持部（３）の一方の軸体
と、軸体（８）を保持部（４）の一方の軸体と連結し、
保持部（２）の軸体（９）を保持部（３）の他方の軸体
と、軸体（１０）を保持部（４）の他方の軸体と連結し
、それぞれの保持部（１）と（２）及び（３）と（４）
が軸体の弾性により、スライダー（６）の位置しない側
に適度の開口角を有し機能するごとく構成されたトング
。２）、保持部を板状にしたことを特徴とする、特許請求
の範囲第１項記載のトング。３）、すくなくとも一方の保持部を環状にしたことを特
徴とする、特許請求の範囲第１項および第２項いずれか
に記載のトング。４）、スライダーに設けた透孔の形状を長方向と短方向
からなる孔にしたことを特徴とする、特許請求の範囲第
１項ないし第３項いずれかに記載のトング。５）、軸体を弾性を有する線材にしたことを特徴とする
、特許請求の範囲第１項ないし第４項いずれかに記載の
トング。