JPS6115541Y2 - - Google Patents

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JPS6115541Y2
JPS6115541Y2 JP19784181U JP19784181U JPS6115541Y2 JP S6115541 Y2 JPS6115541 Y2 JP S6115541Y2 JP 19784181 U JP19784181 U JP 19784181U JP 19784181 U JP19784181 U JP 19784181U JP S6115541 Y2 JPS6115541 Y2 JP S6115541Y2
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JP
Japan
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insulator
long
stem
insulators
horn
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JP19784181U
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JPS58101425U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は長幹碍子を使用した2連長幹碍子装置
に関するものである。
砂漠地域における送電線路用碍子装置の碍子に
は、砂の付着あるいは目づまりにより電気的絶縁
性能の低下を防止するため、笠形状を砂の付着し
にくい、通常エアロ笠と呼ばれる流線形とした長
幹碍子が一般的に多く採用されている。
また、碍子装置は河川、鉄道および道路等を横
断する場合、あるいは送電電圧が132kV以上とも
なると一相当たりの電線が2乃至4導体またはそ
れ以上と増加するので強度および安全上の問題か
ら碍子装置は2連碍子連とするのが一般的であ
る。
従来の2連長幹碍子装置としては、例えば第1
図、第2図および第3図に示した380kV用2連長
幹碍子装置のように、3本の長幹碍子1を直角リ
ンク2でもつて直列に連結した2連の長幹碍子連
3の上部をそれぞれクレビスアイ4と他の連結金
具を介して鉄塔アーム5の下端に送電線路方向に
所定の間隔でもつて取付けるとともに下部をそれ
ぞれクレビスアイ6を介して三角形状の碍子連ヨ
ーク7で連結し、この碍子連ヨーク7の中央部下
端には、4個の懸垂クランプ8を正方形配列に連
結した略I字状の導体ヨーク9を連結金具でもつ
て碍子連ヨーク7と直角に結構成した懸垂装置が
知られている。
尚、この懸垂装置には、この他長幹碍子を電気
的に防護するため、長幹碍子1相互を連結する直
角リンク2には中間部ホーン10が、塔体側のク
レビスアイ4にはアース側ホーン11が、ヨーク
側のクレビスアイ6にはライン側ホーン12がそ
れぞれアーキングホーンとしてボルト・ナツトで
取付けられるが、各ホーンの形状はいずれも招弧
特性が良好でアークジエツトを碍子から速かに遠
ざけるとともに外側にむけて固定させるため、第
4図に示すように鉄棒またはパイプを馬締形とし
たホーン本体13の円周中央部に直角リンク2あ
るいはクレビスアイ(4または6)と連結するL
字形の連結脚14を設けたものであり、碍子装置
へのホーン取付けにあたつては第3図に示すよう
にホーン本体13の開口部と連結脚14とを結ぶ
線分が送電線路に対し直角方向に延在するよう取
り付けるものである。
ところが、第1図、第2図および第3図に示す
従来の装置では、例えば送電線建設時において電
線を碍子装置に取付ける作業の際、作業者が上方
から誤まつて落下させたスパナ等の工具が下方の
碍子装置にあたるなど不慮の事故により2連中の
片方の碍子連の長幹碍子が破壊すると第5図に示
すように、碍子連ヨーク7が回転して電線15が
ヨークの回転分だけ落下するためその衝撃で残存
碍子連Aには、断連側碍子連Bに接近しようとす
る慣性曲げモーメントとともに数倍に増大された
衝撃引張荷重とが合成されて働くところへ、さら
に破断側碍子連Bが1連当り約300Kgある自重と
数千Kgある電線重量により下方に引張られて落下
する際、破断側碍子連Bの中間部ホーン10また
は長幹碍子1のキヤツプ金具が残存碍子連Aの長
幹碍子1の笠部に激突するのでその衝撃曲げ荷重
により第6図に示すように、残存碍子連Aの長幹
碍子1をも瞬時に破壊させて電線および碍子装置
の落下、ひいては電線および碍子装置の落下によ
り地上作業者の人身事故あるいは鉄塔の倒壊等2
次的大事故をも引起すという欠点があつた。
本考案の2連長幹碍子装置は前述の欠点を解消
した新規な碍子装置であり、少なくとも2本の長
幹碍子を直列に連結した長幹碍子連を2連並列に
配置し、且つ、各長幹碍子の両端にアーキングホ
ーンを取付けてなる2連長幹碍子装置において、
並列する各碍子連における長幹碍子相互の連結部
分に配設した中間部ホーンのそれぞれの連結脚
を、碍子連のそれぞれの軸線を含む平面内で相互
に対向させた2連長幹碍子装置である。
以下、本考案の2連長幹碍子装置を実施例によ
り説明する。
第7図、第8図および第9図は本考案の380kV
用2連長幹碍子装置で、3本の長幹碍子1を直角
リンク2でもつて直列に連結した2連の長幹碍子
連3の上部をそれぞれクレビスアイ4と他の連結
金具を介して鉄塔アーム5の下端に送電線路方向
に所定の間隔をもつて取付けるとともに下部をそ
れぞれクレビスアイ6を介して三角形状の碍子連
ヨーク7で連結し、この碍子連ヨーク7の中央部
下端には、4個の懸垂クランプ8を正方形配列に
連結した略I字状の導体ヨーク9を連結金具でも
つて碍子連ヨーク7と直角に連結する。
次に第10図に示すように、鉄棒またはパイプ
を馬締形としたホーン本体13を2個所定の間隔
で上下に平行に配置した状態で、開口部に対し実
質的に90゜をなすホーン本体13のそれぞれの円
周部分が、連結棒16のほぼ中央部に直角リンク
2との連結部17を突出させ、“ト”の字形の連
結脚14により相互に連結した中間部ホーン10
を、第7図に示すように2連の長幹碍子連3に取
付ける際、各碍子連の並列するアーキングホーン
の連結棒16が互にむかい合うように長幹碍子1
相互を連結する直角リンク2にボルト・ナツトで
取付ける。
また、鉄塔側のクレビスアイ4とヨーク側のク
レビスアイ6にはそれぞれ第11図に示すように
鉄棒またはパイプを馬締形としたホーン本体13
の開口部に対し実質的に90゜をなすホーン本体1
3の円周上の位置にL字形の連結脚14を取付け
たアース側ホーン11あるいはライン側ホーン1
2を中間部ホーン10と同様、各碍子連の並列す
る2連の長幹碍子連3に取付ける際、並列するア
ーキングホーン(11または12)の連結脚14
が互にむかい合うように取付けて構成される。
尚、アース側ホーン11とライン側ホーン12
の連結脚14の向きは実施例では美観上の理由か
ら中間部ホーン10と同一としたが、第1図およ
び第2図に示した従来の装置と同様、送電線と直
角方向に設けてもよく、そのむきは特にこだわら
ない。
本考案の2連長幹碍子装置は前述の構成とした
ため、第12図に示すように不慮の事故により2
連中の片方の碍子連が破壊して瞬間的に破断側碍
子連Bが残存側碍子連Aに倒れても破断側碍子連
Bの中間部ホーン10は残存側碍子連Aの長幹碍
子1に激突する前に互いに対向する中間部ホーン
10の連結棒16相互の衝突および/または連結
棒16とホーン本体13との衝突により碍子連同
士の直接の衝突が阻止されるうえ、中間部ホーン
10を比較的径の細い鉄棒またはパイプで形成す
ることによつて、衝突時における各ホーン相互の
変形によつて瞬間的衝撃曲げ荷重を吸収すると言
う緩衝機能をもたせることができ、さらにはその
反発力で破断誕碍子連Bを反対側に押し返すので
残存側碍子連Aの破壊および碍子装置および電線
の落下を防止できるものである。
次に第13図および第14図に示す実施例は、
第7図に示した実施例の碍子連ヨークを逆L字状
の碍子連ヨーク17に置き換え、この逆L字状の
碍子連ヨーク17の両側下端には、2個の懸垂ク
ランプ8を両端に連結した三角形状の導体ヨーク
18の中央上部を逆L字状の碍子連ヨーク17と
直角になるように連結金具を介在してそれぞれ連
結構成した装置に適用したものであつて、中間部
ホーン10も2本の長幹碍子1にまたがる1体製
のものでなく第11図に示したアース側ホーン1
1あるいはライン側ホーン12と同様の形状とし
て2分割したもので、適用する碍子装置は長幹碍
子連が2連で構成された碍子装置であればその構
造に制限はなく、また中間部ホーンの形状も長幹
碍子連に取り付けられた際並列する中間部ホーン
の連結脚の少なく共1本が長幹碍子連の軸線相互
間で互にむき合うように取付けられれば制限はな
い。
以上説明したように、本考案の2連長幹碍子装
置は、並列する2連の長幹碍子連に取付ける中間
部ホーンの連結脚を長幹碍子の軸線相互間で互に
むき合う構成としたため、不慮の事故により2連
中の平方が破断しても破断側碍子連の中間部ホー
ンまたは長幹碍子のキヤツプが残存側碍子連の長
幹碍子に直接衝突するのを、中間部ホーンの連結
棒によつて確実に阻止することができることに加
え、中間部ホーンはその形状に基づく緩衝機能を
有しているため瞬間的曲げ荷重を吸収してやわら
げ且つ押し返すので残存碍子連の破断により電線
および碍子装置の落下ひいては電線および碍子装
置の落下により地上作業者の人的事故あるいは鉄
塔の倒壊等2次的大人故をも防止でき産業の発展
に寄与するところ大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の380kV用2連長幹碍子装置の正
面図、第2図はその側面図、第3図はそのイ−
イ′方向の矢視断面図、第4図はそのアーキング
ホーンの斜視図、第5図は破断した碍子連が落下
する際残存碍子連に衝突した時の状態図、第6図
はその衝突により残存碍子連が破断した時の状態
図、第7図は本考案の380kV用2連長幹碍子装置
の正面図、第8図はその側面図、第9図はそのロ
−ロ′方向の矢視断面図、第10図はその中間部
ホーンの斜視図、第11図にアース側ホーンおよ
びライン側ホーンの形状の説明図、第12図は破
断した碍子連が落下する際、残存側碍子連に衝突
した時の状態図、第13図は本考案の他の実施例
の正面図、第14図はその側面図である。 1……長幹碍子、2……直角リンク、3……長
幹碍子連、4……クレビスアイ、5……鉄塔アー
ム、6……クレビスアイ、7……碍子連ヨーク、
8……懸垂クランプ、9……略I字状の導体ヨー
ク、10……中間部ホーン、11……アース側ホ
ーン、12……ライン側ホーン、13……ホーン
本体、14……連結脚、15……電線、16……
連結棒、17……逆L字状の碍子連ヨーク、18
……三角形状の導体ヨーク、A……残存側碍子
連、B……破断側碍子連。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 少なくとも2本の長幹碍子を直列に連結した長
    幹碍子連を2連平列に配置し、且つ各長幹碍子の
    両端にアーキングホーンを取付けてなる2連長幹
    碍子装置において、並列する各碍子連における長
    幹碍子相互の連結部分に配設した中間部ホーンの
    それぞれの連結脚を、碍子連のそれぞれの軸線を
    含む平面内で相互に対向させたことを特徴とする
    2連長幹碍子装置。
JP19784181U 1981-12-28 1981-12-28 2連長幹碍子装置 Granted JPS58101425U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19784181U JPS58101425U (ja) 1981-12-28 1981-12-28 2連長幹碍子装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19784181U JPS58101425U (ja) 1981-12-28 1981-12-28 2連長幹碍子装置

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Publication Number Publication Date
JPS58101425U JPS58101425U (ja) 1983-07-09
JPS6115541Y2 true JPS6115541Y2 (ja) 1986-05-14

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ID=30111045

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19784181U Granted JPS58101425U (ja) 1981-12-28 1981-12-28 2連長幹碍子装置

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Families Citing this family (2)

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JPH0310571Y2 (ja) * 1985-08-08 1991-03-15
JPH0310573Y2 (ja) * 1985-08-08 1991-03-15

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JPS58101425U (ja) 1983-07-09

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