JPS6112039Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は食器洗い機に関するもので、その目的
とするところは洗浄ノズルとすすぎノズルとを１
本の同一回転軸に取付け、噴射回転することので
きるノズル軸受構造を有する装置を得ようとする
ものである。

以下本考案の実施例を添付図面により説明す
る。１は食器洗い機本体、２は本体１内に設置さ
れた洗浄槽、３は洗浄水を循環させるポンプ、４
は下部洗浄ノズル、５は上部洗浄ノズル、６は下
部すすぎノズル、７は上部すすぎノズルである。
８は洗浄ノズル用軸受で、上下の洗浄ノズル５，
４共同型のものが用いられている。９は洗浄槽２
底面に設けた第１フイルター、１０は洗浄槽２下
方を２重底にするために設けた上底板１１の中央
に嵌合装着した第２フイルター、１２は食器か
ご、１３は一端をポンプ３に接続した上部洗浄ノ
ズル用吐出パイプ、１４は本体内側と洗浄槽２と
の間に配設した給水パイプで、下端は機外のライ
ンポンプと連通している。１５，１５は一端を給
水パイプ１４に接続した機内用連結パイプであ
る。１６は洗浄ノズル軸受８内に一体形成したＬ
字状のパイプで、下方側端部１７はＯリング１８
を介在してすすぎ水を供給する連結パイプ１５と
接続している。１９はＬ字状のパイプ１６の上端
部、２０はすすぎノズル用軸受で、下端外周部２
１は洗浄用ノズル軸受８上端部と螺合し、かつ下
端開口周縁部にはＯリング２２を介してＬ字状の
パイプ１６、上端部１９が接続されている。尚、
洗浄槽内の上部ノズル軸受部も上記と同様の接続
構造が採られている。

上記のような構成を採つたので、洗浄ノズル用
軸受８上端を覆うようにしてすすぎノズル用軸受
２０で洗浄ノズル４上部が押えられて固定され、
ポンプ３で加圧され洗浄水は洗浄用ノズル軸受８
内においてＬ字状のパイプ１６の外周より洗浄ノ
ズル４へ、またすすぎ水は機外ポンプで加圧され
Ｌ字状のパイプ１６を介してすすぎノズル用軸受
２０へ給水される。

本考案は上記のような構成及び作用を有するの
で洗浄ノズル軸受を二重パイプ構造の一体成形と
することができ、かつノズル軸受は同型部品を上
方と下方とに共用化でき、金型費の削減ができ、
またＬ字状のパイプの上下両先端部についてはＯ
リングによる水漏れ防止構造となつているので確
実な防水効果を得ることができる。またすすぎノ
ズル軸受底部が洗浄ノズル軸受の上部フタとして
の作用を兼ねており、部品の合理化を推進するこ
とができる等の効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は食器洗い機横方向断面図、第２図は本
考案による食器洗い機の要部拡大断面図である。 ４……下部洗浄ノズル、５……上部洗浄ノズ
ル、６……下部すすぎノズル、７……上部すすぎ
ノズル、８……洗浄ノズル用軸受、１６……Ｌ字
状パイプ、２０……すすぎノズル用軸受。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 洗浄水を機内の循環用のポンプにより洗浄ノズ
   ルに送り、すすぎ水を機外ポンプによりすすぎノ
   ズルに送る構造を有する食器洗い機において、同
   一回転軸に洗浄ノズルとすすぎノズルを設け、前
   記洗浄ノズルにおける軸受の内部にＬ字状のパイ
   プを一体形成し、このＬ字状のパイプの下方側端
   部は機外ポンプに接続し、端部はＯリングを介し
   てすすぎノズル用軸受の下端開口周縁部と接続
   し、かつすすぎノズル用軸受の下端外周面と前記
   洗浄ノズル用軸受上端部とを螺合したことを特徴
   とする食器洗い機。