JPS6111993Y2 - - Google Patents

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JPS6111993Y2
JPS6111993Y2 JP15066380U JP15066380U JPS6111993Y2 JP S6111993 Y2 JPS6111993 Y2 JP S6111993Y2 JP 15066380 U JP15066380 U JP 15066380U JP 15066380 U JP15066380 U JP 15066380U JP S6111993 Y2 JPS6111993 Y2 JP S6111993Y2
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coil
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は単相同期電動機、とくに自始動機能を
備えた回転界磁形単相同期電動機に関するもので
ある。
従来この種の同期電動機は、永久磁石を有する
回転子と、単相交流によつて磁界を発生するコイ
ルを有する固定電機子とを含み、この電機子は、
同コイルを一方の方向の極性に励磁する向きに伝
流を流す第1の整流手段と、同コイルを他方の方
向の極性に励磁する向きに電流を流す第2の整流
手段と、回転子の回転に応動して第1および第2
の整流手段のいずれか一方に単相交流を接続する
切換手段とを含むものである。この切換手段は、
回転子の回転軸に固定されたカム手段と、これと
摺動して両者の間に第1の接点を形成する第1お
よび第2のバネならびに第2のバネとの間に第2
の接点を形成する第3のバネを含む接点手段とか
らなる。たとえば2極単相同期電動機の場合、回
転子が1回転するうち一方の180゜回転では第1
の接点が閉成して第2の接点は開放し、これによ
つて第1の整流手段に交流電源を接続し、回転子
の他方の180゜回転では第2の接点が閉成して第
1の接点は開放し、これによつて第2の整流手段
に交流電源を接続するようにカム手段が構成され
ている。このような構成はたとえば本出願人によ
る昭和55年10月9日提出特許願(1)に記載されてい
る。
このような構成は、同期電動機を自始動させる
場合単相交流の両半波成分のうち回転子を一方の
方向に回転させる向きの成分のみをコイルに流す
ようにしている。しかし電源投入時点においてコ
イルが発生するであろう磁界とまさに平衡するよ
うな磁界を発生する回転位置に回転子が停止して
いた場合に、電源を投入すると、回転子の永久磁
石の作る磁界とコイルが電源投入時点で発生した
磁界とが反発または吸引し合う状態となり、回転
子は回転を開始することができない。このような
状態を回転子が磁気的な「死点」にあるという。
本考案は、このような従来技術による磁気的な
死点に基づく自始動不能を生ずることのない自始
動可能な回転界磁形単相同期電動機を提供するこ
とを目的とする。
以下、添付図面を参照して本考案による同期電
動機の実施例を詳細に説明する。
第1図は本考案を2極単相同期電動機に適用し
た例の動作原理を示す模式図である。図面におい
てこの電動機は、コイル10を有する2極の固定
電機子12と、2極の永久磁石14および非磁性
体部材16からなり界磁を発生する回転子18
と、回転子18を電機子12の両極間で回転可能
に軸受(図示せず)に支持する回転軸20と、軸
20上に固定されたカム22および外部に固定さ
れたスイツチ24からなる切換手段26とを有す
る。
スイツチ24は3枚の接点板バネ28,30お
よび32を絶縁部材34および36で電気的に分
離して構成され、バネ34とバネ28および32
との間に接点38および40をそれぞれ形成す
る。バネ30は電源スイツチ42を介して単相交
流電源44の一方の端子46に接続され、バネ2
8は図示の向きの極性のダイオード48を介して
コイル10の一方の端子50に接続され、バネ3
2はダイオード48とは反対方向の極性に接続さ
れたダイオード52を介して同じ端子50に接続
されている。コイル10の他方の端子54は電源
44の他方の端子56に接続されている。
カム22は第2A図〜第3B図から明瞭にわか
るように、その円周のほぼ180゜近くにわたつて
展開する第1の突起100と、その円周の他のほ
ぼ180゜近くにわたつて展開する第2の突起10
2とを有し、第2の突起102のレベルは第1の
突起100のレベルより高く設けられている。両
突起はそれぞれ円周上平行な別軌道上を回転運動
し、第1の突起100は両軌道にまたがり、第2
の突起102は一方の軌道にのみ存在し第1の突
起100の上に重なるように周設されると共に両
突起はカムの円周の一部104aおよび104b
において重ならないように配置されている。
接点板バネ28はその先端28aが第1図に示
すような形状をとり、カム22の突起102と摺
動して第2A図〜第3B図において左方に持ち上
げられるように構成されている。バネ30の先端
30aも第1図に示すような形状をとり、カム2
2の突起100と摺動して第3A図に示すように
接点38でバネ28を同図の左方へ持ち上げるよ
うに構成されている。各バネ28,30および3
2は常時同図の右方にバイアスされていて、バネ
32は固定されたストツパ106で限界されてい
る。またバネ28は根本においてバネ30と重な
つているが、先端28aの位置では横にずれるよ
うに曲げられて突起102の軌道上に臨ませてあ
る。したがつてカム22の回転位置が第2A図お
よび第3A図に示す位置にあるときは接点38が
メークし、接点40がブレークする。またカム2
2が第2B図および第3B図に示す回転位置にあ
るときは接点38が開放し、接点40が閉成す
る。
次に動作を説明する。たとえば回転子18が第
1図または第2A図および第3A図に示す回転位
置にあるときにスイツチ42を閉成すると仮定す
る。以下、この時の回転子18の回転位置を初期
位置として説明を行なう。この時、接点38が閉
じているので電源44の一方の端子46からスイ
ツチ42、接点38およびダイオード48を介し
てコイル10へ電流が流れる。かりにこの電流を
電源44の半サイクルとする(第4図)。交流電
源44の波形が次の半サイクルで反転すると電流
はダイオード48で阻止されて、コイル10へは
流れない。したがつてカム22が第3A図の位置
からほぼ90゜近く回転するまでの間は第4図に示
すように正の半波の交流のみがコイル10に供給
されるので、回転子18は矢印200の方向に回
転を開始する。初期位置から90゜以上回転子18
が回転すると、第3B図に示すように接点38が
開放し、接点40が閉成するので、電源44の端
子46にはダイオード52が接続される。したが
つて交流電源44の負の半サイクルがコイル10
に供給され、回転子18はさらに回転される。し
たがつて回転子18の回転が加速される。このよ
うにして起動、加速後、回転子18の回転位置と
交流電源の波形周期とが同期する状態(第4図で
は回転角450゜以降)に達すると、回転子18は
電源44の周波数に対応する回転数を越えて負荷
に平衡するまで加速されていく。
ところで回転子18が第1図における水平方
向、すなわち電機子12の極60および61とそれぞ
れS極またはN極がまさに対向する位置で停止し
ていたとする。このときスイツチ42を閉じて電
源44を投入したとしても、コイル10の作る磁
界は回転子18の永久磁石14の作る磁界と平衡
し、すなわち反発または吸引力がバランスする状
態(これを死点にあるという)にあり、回転子1
8は回転を開始することができない。
このような事態を避けるため本考案によれば、
回転子18がこのような死点にあるときは、コイ
ル10にいずれかの向きの交流半波も流れ得るよ
うにし、かつ電機子12の両極の発生する磁界が
不平衡となるようにする。このため、カム22の
両突起100および102間のギヤツプ104a
および104bは、その位置にバネ30の先端3
0aがきたときに両接点38および40が3点接
触してダイオード48および52がともに電源4
4に接続されるようになされている。また電機子
18の両極60および61には第1図に示すよう
にギヤツプ66を設けて極60または61の主磁束よ
り実質的に90゜位相が遅れた磁界を発生するよう
にくま取りコイル68が装着されている。(なお
同図では極61に対するくさ取りコイルとそのギ
ヤツプは表示されていない。)。このコイル68は
たとえば裸銅環からなる巻数1回のコイルであ
る。
死点で停止していた回転子18が始動する場合
を考える。このとき接点板バネ28および30の
各先端28aおよび30aはカム22のギヤツプ
104aまたは104bの位置にあるので、接点
38および40はともに閉成状態にある。したが
つてスイツチ42を閉じると単相交流の両半波が
いずれかのダイオード48または52を通してコ
イル10に供給される。極60および61にはそ
れぞれくま取りコイル68が設けられているの
で、極60または61に発生する磁界より実質的
に90゜位相の遅れた磁界が同コイル68内を流れ
る短絡電流により発生する。たとえば回転子18
のN極が極60と対向して停止している状態でス
イツチ42を閉じ、極60にS極が電源44によ
り発生したとしよう。この極60の発生する磁界
だけでは回転子18は回転しないが、これにより
位相や遅れてコイル68によりN極が発生するの
で回転子18は矢印200の方向に回転すること
になる。次の瞬間からはカム22により接点38
が開放して接点40のみが閉成するので回転子1
8は同方向200へ回転し始めることになる。ま
たスイツチ42の閉成時、極60がN極になつたと
すると、これより位相が遅れてコイル68に生ず
るN極により回転子18は矢印200と反対の方
向へ若干回転する。次の瞬間、カム22により接
点38が閉成して接点40が開くので、極60はS
極となり順次正常の切換動作すなわち始動が行な
われることになる。なおくま取りコイル68はこ
のような磁気的な不平衡状態を発生させれば十分
であるので、回転子18の回転方向に対して極60
または61の中心のいずれの側に設けてもよい。
本考案の原理は多極の単相同期電動機にも適用
できる。第5図および第6図は4極単相同期電動
機の実施例を示す。回転子18が4極の永久磁石
であり、これに対応して切換手段26のカム22
は2組の第1の突起100aおよび100bと、
2組の第2の突起102aおよび102bとを有
し、それぞれの突起がほぼ90゜近くにわたつて回
転子18の円周方向に展開している点が第1図の
実施例と相違する。なお第1図の要素と同様の要
素は同じ参照符号で示されている。4極の実施例
でも、回転子18の死点位置、すなわちカム22
のギヤツプ104a〜104dにおいて両接点3
8および40が閉成し、かつくま取りコイル68
によつて遅れ磁界を極60および61に発生させるよ
うに構成されている。
本考案はこのように構成したことにより、自始
動可能な単相同期電動機における磁気的な死点を
なくすことができる。
以上本考案につき好適な実施例を挙げて種々説
明したが、本考案はこの実施例に限定されるもの
ではなく、考案の精神を逸脱しない範囲内で多く
の改変を施し得るのはもちろんのことである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を2極単相同期電動機に適用し
た実施例を示す模式図、第2A図、第2B図、第
3A図および第3B図は第1図に示す電動機に使
用するための説明図、第4図は第1図の電動機の
始動状態を示す波形図、第5図および第6図は本
考案を4極単相同期電動機に適用した実施例を示
す図である。 10……コイル、12……電機子、18……回
転子、22……カム、24……スイツチ、26…
…切換手段、28,30,32……接点板バネ、
68……くま取りコイル、104a〜104d…
…ギヤツプ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 永久磁石を有する回転子と、 単相交流によつて磁界を発生するコイルを有す
    る固定電機子とを含み、該電機子は、 該コイルを一方の方向の極性に励磁する向きに
    電流を流す第1の整流手段と、 該コイルを他方の方向の極性に励磁する向きに
    電流を流す第2の整流手段と、 該回転子の回転に応動して第1および第2の整
    流手段のいずれか一方に単相交流を接続する切換
    手段とを含む自始動可能な回転界磁形同期電動機
    において、 前記切換手段は、前記回転子の永久磁石の各極
    が前記電機子の両極のいずれかと対向する回転位
    置にあるときは前記第1および第2の整流手段の
    双方に単相交流を接続し、 前記電機子の極はそれぞれ、該極を通る磁界の
    一部についてその位相を実質的に90゜遅らせるよ
    うに配置したくま取りコイルを含むことを特徴と
    する自始動可能な回転界磁形単相同期電動機。
JP15066380U 1980-10-21 1980-10-21 Expired JPS6111993Y2 (ja)

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JP15066380U JPS6111993Y2 (ja) 1980-10-21 1980-10-21

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15066380U JPS6111993Y2 (ja) 1980-10-21 1980-10-21

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Publication Number Publication Date
JPS5772789U JPS5772789U (ja) 1982-05-04
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JP15066380U Expired JPS6111993Y2 (ja) 1980-10-21 1980-10-21

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GB0227976D0 (en) * 2002-11-29 2003-01-08 Shaw Thomas M Rotating Electrical Machine

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JPS5772789U (ja) 1982-05-04

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