JPS6110210Y2 - - Google Patents

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JPS6110210Y2
JPS6110210Y2 JP8667179U JP8667179U JPS6110210Y2 JP S6110210 Y2 JPS6110210 Y2 JP S6110210Y2 JP 8667179 U JP8667179 U JP 8667179U JP 8667179 U JP8667179 U JP 8667179U JP S6110210 Y2 JPS6110210 Y2 JP S6110210Y2
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JP
Japan
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piston
sample liquid
movable piece
lever
pump
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JP8667179U
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JPS564859U (ja
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  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
  • Automatic Analysis And Handling Materials Therefor (AREA)
  • Reciprocating Pumps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は複数個の径の異なるピストンポンプを
使用して、希釈液と試料液を所望比率で採取し、
混合して希釈する自動希釈装置における試料液採
取ポンプ駆動装置に関するものである。
従来、血液中の赤血球、白血球数の計数に際し
て、血液を500倍、50000倍に生理食塩水を用いて
希釈し、計測作業に入つているが、精度上、一度
に50000倍に希釈することはせず、希釈装置を用
いて先ず、500倍希釈液を作り、その一部を更に
100倍にうすめ、50000倍希釈血液を得ている。又
希釈する生理食塩水量は10c.c.とし、希釈される血
液量は500倍の場合、0.02c.c.、100倍の場合は0.1
c.c.採取する方法が一般的である。
その装置は安価に製作するために、第1図に示
すように、モーターの回転をクランク軸等により
往復運動に変換された可動片1上に、10c.c.、0.1
c.c.、0.02c.c.用の径の異なるピストンポンプ、2,
3,4を設置し、それらのポンプのピストンを可
動片に貫挿させ、その貫挿したピストンには可動
片を挾んで上下にナツトa,bを取りつけてピス
トンの遊び量を調節してピストンポンプの採取量
10c.c.,0.1c.c.,0.02c.c.を設定し、各ピストンを可
動片の上下動作により操作させるようになされて
いる。希釈液5はコツク6を介して主ポンプ室
2′内に吸入され、試料液は導入管7を介して補
助ポンプ室3′又は4′(希釈倍率に応じ3又は4
を動作させる)内に吸入する。次にコツクを切換
えて、主ポンプ2及び補助ポンプ3又は4内に吸
入された液を可動片の戻り動作により外部導入管
7内に排出し、導入管7の先端より、設定された
比率で混合した希釈試料液を取り出すものであ
る。このような装置は既に特公昭52−34068号公
報に開示されている。しかし、このような装置で
は希釈液量と試料液量との間に大きな差がある場
合、ピストン径の大小の差だけでは所望倍率の調
節が不可能であり、又可動量にバラツキがある場
合、後述する如く、所望の希釈倍率が得られない
欠点を有するものである。
本考案は以上のような欠点に鑑み、試料液採取
ポンプのピストンの移動量を、希釈液採取ポンプ
のピストンの移動量に対して所望の比率に縮少し
て移動させうるように、第2図に示すように可動
片1と試料液採取ポンプ4のピストンとの間にレ
バー8を介在させたものである。このレバーの一
端9は可動片1に軸支され、他端10は固定支点
になつていて、試料液採取ポンプのピストンは、
このレバー8の固定支点10と可動片側支点9と
の間において、所望比率に応じて移動させて連結
させられるようになつている。すなわち、固定支
点とピストンとの距離lと、固定支点と可動片側
支点との距離Lとの比を調節できるようにピスト
ンがレバーに連結される。第2図においてa,b
はレバー8を挾んで、試料液採取ポンプピストン
に取付けたナツトであつて、このナツトとレバー
との間の遊び距離を加減して試料液採取量の微量
調整を行なうものである。
上記のように、試料液採取ポンプのピストンを
可動片よりレバーを介して操作することによつ
て、希釈液量と試料液量との間に大きな差のある
場合、試料液採取ポンプのピストン移動量を上記
公知の希釈装置に比してl/L比に縮少させるこ
とができるので、装置を簡単に小型化することが
できる特長を有するものである。
又以下に述べるように、可動片の移動量にバラ
ツキがあつても所望の希釈倍率が得られる。
試料液採取ポンプのピストンを操作するに当
り、次のA,B,Cの3つの場合について説明す
る。
Aは試料液採取ポンプのピストンの移動量をレ
バー比l/Lのみにて行ない、ピストンはレバー
に固定し、ナツトa,bの遊びによつては調整し
ない場合、 Bはl/Lの比にて粗調整を行ない、ナツト
a,bにて微調整を行なう場合、 Cは第1図に示す従来の可動片のナツトのみに
よつて調整を行なう場合とする。
上記A,B,Cによる希釈液量10c.c.採取、試料
液量0.02c.c.採取(1/500採取)の数値関係を例示
する。
希釈液採取ポンプのピストン径 2.0cm 試料液採取ポンプのピストン径 0.2cm 可動片の移動量 3.18cm の場合、従来のCの方法では (1) 可動片移動量が正常(3.18cm)の場合、試料
液採取ポンプのピストンの移動量は0.64cmとな
る。
希釈液量…π×(2.0/2)×3.18=10.0c.c. 試料液量…π×(0.2/2)×0.64=0.0201c.c. 希釈倍率…10.0/0.0201)=497倍 (2) 可動片移動量にバラツキのある場合、0.1cm
多くなると、試料液採取ポンプのピストン移動
量は0.64cm+0.1cmとなり、この場合、 希釈液量…π×(2.0/2) ×(3.
18 +0.1)=10.3c.c. 試料液量…π×(0.2/2) ×(0.
64 +0.1)=0.0232c.c. 希釈倍率…10.3/0.0232=444倍 正常の場合とバラツキ後の希釈倍率間には497
−444=53倍の違いを生ずる。
本考案のAの場合、L/l比を計算上5.00とし
て求める。
(1) 可動片移動量が正常の場合 希釈液量…π×(2.0/2)×3.18=10.0c.c. 試料液量…π×(0.2/2)×3.18/5.0
0=0.0200c.c. 希釈倍率…10.0/0.0200=500倍 (2) 可動片移動量が0.1cm多くなつた場合、 希釈液量…π×(2.0/2) ×(3.
18 +0.1)=10.3c.c. 試料液量…π×(0.2/2) × (3.18+0.1/5.00)=0.0206c.c. 希釈倍率…10.3/0.0206=500倍 このAの場合は可動片移動量に0.1cmのバラツ
キがあつても希釈倍率には変化がない。
本考案のBの場合、L/l比が4.80になつたと
仮定すると、ナツトa,bの遊びは計算上0.025
cmとなる。
(1) 可動片移動量が正常の場合、 希釈液量…π×(2.0/2)×3.18=10.0c.c. 試料液量…π×(0.2/2) ×(3
.18/4.80 −0.025)=0.0200c.c. (2) 可動片移動量が0.1cm多くなると 希釈液量…π×(2.0/2) ×(3.
18 ×0.1)=10.3c.c. 試料液量…π×(0.2/2) × (3.18+0.1/4.8−0.025)=0.0207 希釈倍率…10.3/0.0207=498倍 このBの場合、可動片移動量に0.1cmのバラツ
キが生じても希釈倍率が正常の場合とバラツキ後
で500−498=2僅が2倍の違いである。
以上の数値比較にても分かるように、可動片移
動量0.1cmの違いで、希釈倍率に従来の方法
(C)ではかなりの誤差を生ずるが、本考案
(A,B)では全く同じ又はかなりその差が小さ
くなり、可動片移動量と試料液採取ポンプのピス
トン移動量の差が大きい程、本考案によれば誤差
が少なく、良好となる。又、前例において、可動
片移動時間を10秒とすると、A,B,Cにおける
試料液採取ポンプのピストンの動いている時間は
次のようになり、その時間内に約0.02c.c.を採取す
る。
従来のCの方法 0.64/3.18×10秒=2.1秒 本考案のA 3.18/3.18×10秒=10秒 本考案のB 3.18−0.025/3.18×10
秒=9.92秒 すなわち、従来の方法にては、2秒にて0.02c.c.
採取し、梃子作用のレバーを利用した本考案では
10秒にて0.02c.c.を採取するので、試料液採取速度
が遅くなり、(1行程時間は10秒にて同一)試料
液のピストン或いはシリンダへの付着又は吸引陰
圧が小さくなる等により、精度の向上がはかれ
る。又それらの精度向上により可動片のバラツキ
が少なくなり、希釈倍率の調整が容易になる等、
実用上大なる効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のピストンポンプ式試料採取の自
動希釈装置の概要構成図、第2図は本考案よる自
動希釈装置の概要構成図である。 1……可動片、2,3,4……ピストンポン
プ、a,b……ピストンの遊び調節用ナツト、6
……切換コツク、7……試料液吸入、兼混合希釈
液排出管、8……梃子レバー、9……可動片側支
点、10……固定支点。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 径の異なるピストンポンプのピストンを往復運
    動する可動片によつて駆動して希釈液および試料
    液を採取し、混合して希釈する自動希釈装置にお
    いて、試料液採取ポンプのピストンを、一端を可
    動片に軸着させ、他端を固定支点となした梃子式
    レバーに取付け、かつ試料液採取ポンプのピスト
    ンには、レバーを挾んでピストンの遊び調整用ナ
    ツトを取付けてなる自動希釈装置における試料液
    採取ポンプ駆動装置。
JP8667179U 1979-06-25 1979-06-25 Expired JPS6110210Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP8667179U JPS6110210Y2 (ja) 1979-06-25 1979-06-25

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8667179U JPS6110210Y2 (ja) 1979-06-25 1979-06-25

Publications (2)

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JPS564859U JPS564859U (ja) 1981-01-17
JPS6110210Y2 true JPS6110210Y2 (ja) 1986-04-02

Family

ID=29319915

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JP8667179U Expired JPS6110210Y2 (ja) 1979-06-25 1979-06-25

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JP2010539453A (ja) * 2007-09-10 2010-12-16 オーソ−クリニカル・ダイアグノスティックス・インコーポレイテッド 少量の液体の吸引及び分配

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